JP3189686B2 - レギュレータ回路およびそのレギュレータ回路を用いた多出力スイッチング電源装置 - Google Patents

レギュレータ回路およびそのレギュレータ回路を用いた多出力スイッチング電源装置

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JP3189686B2
JP3189686B2 JP14860596A JP14860596A JP3189686B2 JP 3189686 B2 JP3189686 B2 JP 3189686B2 JP 14860596 A JP14860596 A JP 14860596A JP 14860596 A JP14860596 A JP 14860596A JP 3189686 B2 JP3189686 B2 JP 3189686B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ(パソコン)やファクシミリ等に使用されるレギ
ュレータ回路およびそのレギュレータ回路を用いた多出
力スイッチング電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15には従来のフォワードタイプの多出
力スイッチング電源装置の主要構成を示す回路図が示さ
れている。同図において、トランス2の入力側コイル
(一次コイル)17側には入力電源5とスイッチ素子(同
図ではMOS−FET(電界効果トランジスタ)で形成
されている)6とを有する入力回路10が備えられ、ま
た、トランス2のメイン出力コイル(二次コイル)16側
にはメイン出力電源回路8が、トランス2の出力補助コ
イル(三次コイル)15側にはレギュレータ回路としての
補助出力電源回路9がそれぞれ備えられている。また、
上記スイッチ素子6のオン・オフを制御するパルス幅制
御回路11がスイッチ素子6に接続されている。
【0003】上記メイン出力電源回路8は、メイン出力
コイル16と、チョーク整流回路3と、フィルターコンデ
ンサC1 と、抵抗体R1 と、抵抗体R2 とを有して構成
され、出力側には負荷aが接続される。前記チョーク整
流回路3は、メイン整流ダイオードD1 と、メインフラ
イホイールダイオードD2 と、メインチョークコイルL
1 とを有して構成され、同図に示すように、前記メイン
出力コイル16の出力端側にメイン整流ダイオードD1 の
アノード側が、該メイン整流ダイオードD1 のカソード
側にはメインチョークコイルL1 がそれぞれ直列に接続
され、メイン出力コイル16とメイン整流ダイオードD1
との直列回路にメインフライホイールダイオードD2 が
並列に接続されている。これらメイン整流ダイオードD
1 とメインフライホイールダイオードD2 はトランス2
の一次側からメイン出力コイル16に入力する交流信号を
整流する整流回路として機能する。
【0004】前記入力回路10のスイッチ素子6がオンの
ときにメイン出力コイル16が入力側コイル17の電圧を出
力し、チョーク整流回路3はそのメイン出力コイル16の
出力をメイン整流ダイオードD1 とメインチョークコイ
ルL1 とを介し整流して出力する。このスイッチ素子6
のオン時にメインチョークコイルL1 には通電による電
磁エネルギーが蓄えられ、スイッチ素子6のオフ時に、
このメインチョークコイルL1 の電磁エネルギーが放電
される。
【0005】上記チョーク整流回路3を組み込んだメイ
ン出力電源回路8は、前記の如く、入力回路10のスイッ
チ素子6がオンのときにメイン出力コイル16が入力側コ
イル17の電圧を変換出力し、そのメイン出力コイル16の
出力をチョーク整流回路3が整流してメイン出力電圧V
1 (メイン出力電流I1 )を負荷aに供給している。ま
た、前記スイッチ素子6がオフのときには、スイッチ素
子6のオン時にメインチョークコイルL1 に蓄えられた
電磁エネルギーが負荷aとメインフライホイールダイオ
ードD2 とを通る経路で流れる。
【0006】前記パルス幅制御回路11は、図9の(a)
に示す一定周期Tのオン・オフのパルス信号をスイッチ
素子6に加えてスイッチ素子6をオン・オフさせるもの
で、図15に示す前記メイン出力電源回路8のメイン出力
電圧V1 の分圧検出電圧VXを抵抗体R1 とR2 との直
列接続点Xから検出フィードバック信号として検出し、
メイン出力電圧V1 の安定化を図るためにスイッチ素子
6のオン・オフ制御を次のように行っている。
【0007】例えば、メイン出力電圧V1 が予め定めら
れた電圧(例えば12V)よりも低下しているときには、
その低下量を補償する分だけオン期間のパルス幅tを長
くし(デューティ(t/T)を大きくし)、低下量を補
償してメイン出力電圧V1 の安定化を図る。また、反対
にメイン出力電圧V1 が予め定められた電圧よりも高く
なっているときにはスイッチ素子6のオン期間のパルス
幅を短くしてデューティ(t/T)を小さくし、電圧の
過剰上昇分を除去する方向に補正してメイン出力電圧V
1 の安定化を図る。
【0008】前記補助出力電源回路9は、前記メイン出
力電源回路8とほぼ同様な構成を有し、トランス2の一
次側からの交流入力部であるインバータ部としての出力
補助コイル15と、補助整流ダイオードD3 と補助フライ
ホイールダイオードD4 と補助チョークコイルL2 とを
有するチョーク整流回路4と、フィルターコンデンサC
2 とを有して構成され、出力側には制御IC等の負荷b
が接続されている。前記補助整流ダイオードD3 と補助
フライホイールダイオードD4 とは交流入力を整流する
整流回路として機能している。
【0009】上記同様に、スイッチ素子6のオン時には
出力補助コイル15が入力側コイル17の電圧を変換出力
し、補助出力電源回路9は、出力補助コイル15の出力
を、チョーク整流回路4の補助整流ダイオードD3 と補
助チョークコイルL2 を介して整流しほぼ一定の出力電
流I2 (出力電圧V2 )を負荷bに供給する。また、ス
イッチ素子6のオフ時には、補助チョークコイルL2 の
電磁エネルギーが負荷bと補助フライホイールダイオー
ドD4 とを通る経路で流れる。
【0010】なお、トランス2の出力側の補助出力電源
回路9は、図15に示すように、1個だけ設けられるとは
限らず、必要に応じて、2個以上設けられる場合もあ
る。また、メイン側のチョーク整流回路3は図15に示す
回路構成に限定されるものではなく、例えば図17に示す
ように、メイン出力コイル16にメイン整流ダイオードD
1 のカソード側が、該メイン整流ダイオードD1 のアノ
ード側にメインチョークコイルL1 がそれぞれ直列に接
続され、メイン出力コイル16とメイン整流ダイオードD
1 との直列回路にはメインフライホイールダイオードD
2 が該ダイオードD2 のカソード側をメインチョークコ
イルL1 側にして並列に接続されているものもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、図15に
示す回路では、メイン出力電源回路8のメイン出力電圧
V1 の分圧検出電圧をフィードバックして入力回路10の
スイッチ素子6のオン・オフを制御し、このスイッチ素
子6のオン・オフ動作によって補助出力電源回路9がク
ロスレギュレーションされる。
【0012】ところで、メイン出力電源回路8に接続し
た負荷aの抵抗値が大きくなり、軽負荷となったときに
は、メイン出力電圧V1 が増加するので、そのメイン出
力電圧V1 の安定化を図るためのスイッチ素子6のオン
パルス幅が図9の(a)に示すように短くなってデュー
ティ(t/T)が小さくなり、補助出力電源回路9は、
定電流が流れるという条件のもとで、上記の如く、クロ
スレギュレーションされることから、出力電圧V2 が低
下する。
【0013】図10には、補助出力電源回路9の出力電圧
V2 とメイン出力電源回路8のメイン出力電流I1 との
関係が示されており、メイン出力電源回路8のメイン出
力電流I1 が、チョーク整流回路3のチョーク電流がカ
ットオフされるカットオフ電流値よりも低下したときに
は、図9の(c)に示すようにメインチョークコイルL
1 のチョーク電流が不連続となり、クロスレギュレーシ
ョンされた補助出力電源回路9の出力電圧V2 は図10の
実線Aに示すように急激に低下してしまうという問題が
あった。
【0014】上記問題を改善するために、図16に示すよ
うに、補助出力電源回路9のチョーク整流回路4の出力
側にシリーズレギュレータ13を備え付け、前記軽負荷時
における出力電圧V2 の低下を防止する手段を講じたも
のが知られている。シリーズレギュレータ13を備えるこ
とによって、上記軽負荷時における出力電圧V2 の低下
の問題はほぼ回避することができるが、軽負荷時を含め
たどんなときにもシリーズレギュレータ13を通って出力
されるために、シリーズレギュレータ13での電圧損失が
大きく、特に、図11の実線Cに示すようにメイン出力電
源回路8のメイン出力電流I1 がカットオフ電流値以上
であるときにはシリーズレギュレータ13での電力損失が
非常に大きくなるという問題があった。
【0015】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、軽負荷時においてもレギ
ュレータ回路(補助出力電源回路)の出力電圧が低下せ
ず、かつ、レギュレータ回路(補助出力電源回路)の出
力経路上での損失が小さいレギュレータ回路およびその
レギュレータ回路を用いた多出力スイッチング電源装置
を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決する手
段とされている。すなわち、レギュレータ回路の第1の
発明は、交流が入力するインバータ部と、このインバー
タ部に並列に接続されインバータ部に入力した交流信号
を整流する整流回路と、この整流回路の出力端側に直列
に接続されたチョークコイルとを備えたレギュレータ回
路において、前記整流回路の出力側には第1のダイオー
のカソード側に電圧アップ用のコンデンサを直列に接
続した直列回路を設け、この直列回路は電圧アップ用の
ンデンサを前記チョークコイルの入力側にして前記整
流回路に並列に接続されており、この第1のダイオード
と電圧アップ用のコンデンサの直列接続部と、前記チョ
ークコイルの出力側との間にはシリーズレギュレータが
接続されている構成をもって課題を解決する手段として
いる。
【0017】また、レギュレータ回路の第2の発明は、
前記第1の発明の構成を備えた上で、シリーズレギュレ
ータには逆電流を阻止する第2のダイオードが直列に接
続されている構成をもって課題を解決する手段としてい
る。さらに、レギュレータ回路の第3の発明は、前記レ
ギュレータ回路の第1の発明におけるシリーズレギュレ
ータは第1のダイオードに直列に接続され、このシリー
ズレギュレータと第1のダイオードとの直列回路に電圧
アップ用のコンデンサが直列に接続され、この電圧アッ
プ用のコンデンサの直列接続部とチョークコイルの出力
側との間に第2のダイオードが接続されている構成をも
って課題を解決する手段としている。
【0018】さらに多出力スイッチング電源装置の発明
は、トランスの入力側に入力電源とトランスの二次側出
力制御用のスイッチ素子とが設けられ、トランスのメイ
ン出力コイルにはメイン整流回路が並列に接続され、該
メイン整流回路の出力側にはメインチョークコイルが直
列に接続されてトランスの二次側にメイン出力電源回路
が形成されており、また、トランスの出力側には前記メ
イン出力コイルとは別の出力補助コイルが設けられ、こ
の出力補助コイルをインバータ部として前記レギュレー
タ回路の第1〜第3の発明のいずれか1つに記載のレギ
ュレータ回路が設けられている構成をもって課題を解決
する手段としている。
【0019】上記レギュレータ回路の発明において、出
力電圧値がシリーズレギュレータの設定電圧値以上のと
きには、シリーズレギュレータは完全なオフ状態とな
り、そのインバータ部の交流入力信号は整流回路を通
り、さらにチョークコイルを通って負荷側へ出力され
る。出力電圧値がシリーズレギュレータの設定電圧値よ
りも小さくなったときには、シリーズレギュレータが導
通し、整流回路で整流された入力の一方はチョークコイ
ルを通り、他方は電圧アップ用のコンデンサを通りシリ
ーズレギュレータを経由してチョークコイルの出力側
供給され、チョークコイルを通った出力と合流して負荷
に供給される。この動作において、整流回路からの出力
(電流)の一部が電圧アップ用のコンデンサを通ること
で、電圧アップ用のコンデンサに電荷がチャージされて
チョークコイルの入力側の電圧が高められてチョークコ
イルを通る電流量が大きくなり、シリーズレギュレータ
を通る電流量が小さくなり、かつ、シリーズレギュレー
タの電圧は電圧アップ用のコンデンサによって分圧され
てシリーズレギュレータへの印加電圧が低くなり、この
電圧アップ用のコンデンサによるチョークコイル側の電
流増加効果とシリーズレギュレータへの印加電圧の分圧
効果によって、シリーズレギュレータの損失は非常に小
さくなり、出力電圧の低下を抑制し、出力電圧の安定化
を図ると共に、低損失の回路動作を確保する。
【0020】また、上記多出力スイッチング電源装置の
発明においては、トランスの入力側に設けられたスイッ
チ素子がオンのときにトランスは入力側(一次)のコイ
ル電圧を変換出力する。メイン出力電源回路は、前記ス
イッチ素子のオン時におけるトランスのメイン出力コイ
ルの出力をメイン整流回路およびメインチョークコイル
を介してメイン出力電圧として出力する。このメイン出
力電圧を検出フィードバック信号として検出し、例え
ば、メイン出力電圧が低下したときにはその低下分を補
償するようにスイッチ素子のオンパルス幅を長くする
(デューティを大きくする)という如く、スイッチ素子
のオン・オフを制御し、メイン出力電圧の安定化を行
う。
【0021】補助出力電源回路として機能するレギュレ
ータ回路は、通常、前記スイッチ素子のオン時における
トランスの出力補助コイルの出力の全てを整流回路とチ
ョークコイルを介して出力するが、メイン出力電源回路
に接続された負荷が軽負荷となり、メイン出力電圧の安
定化を図るために、スイッチ素子のオンパルス幅が短く
なって補助出力電源回路の出力電圧がシリーズレギュレ
ータの設定電圧値より低下したときには、シリーズレギ
ュレータが導通状態となり、出力補助コイルの出力が、
チョークコイルに流れると共に、チョークコイルの手前
側で分岐して電圧アップ用のコンデンサを通る経路にも
流れ始める。
【0022】このとき、電圧アップ用のコンデンサには
出力補助コイルの出力の通電により電荷がチャージされ
電圧アップ用のコンデンサは電源と同様の作用を示し、
チョークコイルの入力端側の電圧をアップさせ、チョー
ク電流を増大し、チョークコイルの出力端側の電圧、つ
まり、補助出力電源回路の出力電圧がシリーズレギュレ
ータの設定電圧値より低下するのを回避する。すなわ
ち、補助出力電源として機能するレギュレータにおい
て、シリーズレギュレータを動作させるかどうかは、イ
ンバータ部の入力信号のデューティーによって決定して
いるのではなく、補助出力電源回路の出力電圧が、シリ
ーズレギュレータの設定電圧値よりも低下したかどうか
によって決定している。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明における実施形態例
を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実
施形態例の説明において、従来例と同一機能部分には同
一符号を付し、その重複説明は省略する。
【0024】図1には、レギュレータ回路の第1の実施
形態例の主要構成が示されている。同図において、イン
バータ部15は交流の入力部であり、このインバータ部15
に整流ダイオードD3 とフライホイールダイオードD4
によって構成される整流回路が並列に接続されている。
この図1に示す整流回路は整流ダイオードD3 とフライ
ホイールダイオードD4 のカソード側同士が接続された
カソードコモンタイプの回路として形成されているが、
この整流回路は例えば、図6の(a)に示すようなアノ
ードコモンタイプの回路あるいは図6の(b)に示すよ
うな整流ダイオードD3 のアノード側にフライホイール
ダイオードD4 のカソード側を接続したタイプの整流回
路でもよく、インバータ部15の入力信号を整流する整流
回路は図1に示す回路に限定されず、他の様々な形態を
採り得る。
【0025】この整流回路の出力端側にはチョークコイ
ルL2 が直列に接続されている。また、整流回路の出力
側には第1のダイオード21のカソード側に電圧アップ用
のコンデンサ20を接続して成る第1のダイオードと電圧
アップ用のコンデンサ20との直列回路が電圧アップ用の
ンデンサ側をチョークコイルの入力側にしてインバー
タ部15と並列に、つまり、フライホイールダイオードD
4 と並列に接続されている。
【0026】前記第1のダイオード21と電圧アップ用の
ンデンサ20との直列接続部分には第2のダイオード22
のアノード側が接続され、第2のダイオード22のカソー
ド側にはシリーズレギュレータ13の入力側が接続され、
シリーズレギュレータ13の出力側はチョークコイルの出
力側に接続されている。そして、第2のダイオード22の
カソード側と第1のダイオード21のアノード側にはシリ
ーズレギュレータ13に流れる電流を直流化するコンデン
サ24が接続されている。このコンデンサ24は、シリーズ
レギュレータの入力電流を直流に変換することでその実
効値を低減し、シリーズレギュレータの負担を軽減する
機能を持っている。なお、回路の出力側にはフライホイ
ールダイオードD4 と並列にフィルターコンデンサC2
が接続されており、このフィルターコンデンサC2 に並
列に負荷bが接続される。
【0027】この図1に示すレギュレータ回路は、図2
の(a)に示すA方式の整流回路と同図の(b)に示す
B方式の整流回路を兼備し、さらに、シリーズレギュレ
ータ13とコンデンサ24を設けた回路構成となっている。
この実施形態例のレギュレータ回路は図2の(a)に示
すA方式の整流回路の出力電圧よりも同図の(b)に示
すB方式の整流回路の出力電圧が大きい場合に、シリー
ズレギュレータ13の制御によって、A方式とB方式の整
流回路の中間の電圧を出力して出力電圧を安定化するも
のである。本実施形態例におけるレギュレータ回路はA
方式とB方式の整流回路の出力電圧の差が大きいほど制
御範囲が広くなる。
【0028】図3の(b)は前記A方式とB方式の整流
回路に同図の(a)に示す矩形波の交流入力を加え、デ
ューティを変化させたときの出力電圧変化を測定したグ
ラフである。このグラフから分かるように、交流入力の
デューティが小さいときに、A方式とB方式の整流回路
の出力電圧の差が大きくなっており、本実施形態例のレ
ギュレータ回路はA方式の整流回路とB方式の整流回路
の中間の電圧を出力する方式であるので、デューティが
小さい範囲で本実施形態例におけるレギュレータ回路の
制御幅も大きくなる。このような性質を有する本実施形
態例のレギュレータ回路は、例えば、チョークインプッ
ト整流を用いた多出力DC−DCコンバータにおいて、
多出力のうちのメイン出力がチョーク電流連続モードに
なったとき、クロスレギュレートされた補助出力(メイ
ン出力以外の出力)の電圧の低下を抑制するために特に
有効となる。
【0029】図1に示す本実施形態例のレギュレータ回
路においては、出力電圧値がシリーズレギュレータの設
定電圧値よりも大きいときには、シリーズレギュレータ
13は完全なオフ状態にあり、インバータ部15からの電流
は整流回路で整流された後全てチョークコイルL2 側の
経路を通って負荷bに供給され、負荷bに安定した出力
電圧が供給されることになり、シリーズレギュレータの
損失は全く発生しない。
【0030】これに対し、出力電圧がシリーズレギュレ
ータ13の設定電圧値より低下すると、シリーズレギュレ
ータ13は導通し、整流ダイオードD3 とフライホイール
ダイオードD4 の整流回路で整流された電流はチョーク
コイルL2 側と電圧アップ用のコンデンサ20側に分流
し、電圧アップ用のコンデンサ20側に流れる電流は第2
のダイオード22およびシリーズレギュレータ13を通り、
チョークコイルL2 側の電流と合流して負荷bに供給さ
れる。本実施形態例では、電圧アップ用のコンデンサ20
側に電流が流れることで、電圧アップ用のコンデンサ20
に電荷がチャージされ、電圧アップ用のコンデンサ20は
電池のような機能を発揮してチョークコイルL2 の入力
側の電圧を上昇させる。この電圧上昇効果により、チョ
ークコイルL2 に流れる電流が増加し、チョークコイル
L2 には電流が連続モードで流れ(不連続モードによる
通電を防止し)、出力電圧の低下を抑制し、安定した電
圧を負荷bに供給する。
【0031】なお、シリーズレギュレータ13に電流が通
電することにより、シリーズレギュレータ13での損失が
生じるが、本実施形態例では、電圧アップ用のコンデン
サ20を設けたことにより、チョークコイルL2 の入力側
の電圧を高めてチョークコイルL2 に流れる電流を大き
くし、その分、シリーズレギュレータ13側に流れる電流
を小さくすると共に、電圧アップ用のコンデンサ20によ
りシリーズレギュレータ13に印加される電圧を分圧する
ことによりシリーズレギュレータ13の印加電圧も小さく
なるので、これら電圧アップ用のコンデンサ20による電
流の分流効果と電圧の分圧効果によってシリーズレギュ
レータ13での損失は極めて小さなものとなり、これによ
り、インバータ部の交流入力のデューティが小さな範囲
においても、回路損失の小さな安定した出力電圧の供給
が可能となる。
【0032】なお、インバータ部15の交流入力のオフ時
には、オン時の通電によって蓄えられたチョークコイル
L2 の電磁エネルギーが負荷b、第1のダイオード21、
電圧アップ用のコンデンサ20の経路を通って流れ、電圧
アップ用のコンデンサ20にチャージされた電荷が放電さ
れ、インバータ部15からの次のオン信号の入力に備えら
れる。
【0033】図5の(b)は交流入力として図5の
(a)に示すような交流波形を加えたときの本実施形態
例におけるレギュレータ回路の負荷電流特性の一例を示
したグラフである。この負荷電流特性は図4に示すよう
な具体的な回路を用いて測定したもので、交流入力のデ
ューティを0.1 としたときの測定結果を代表例として示
したものである。この特性結果から明らかな如く、本実
施形態例のレギュレータ回路においては、ほぼ0.05A以
上の負荷電流範囲で出力電圧はほぼ一定となっており、
安定した出力電圧の供給が可能であることを実証してい
る。この図5の(b)のグラフでは、負荷電流が0.05A
よりも小さい領域で出力電圧が上昇しているが、これ
は、負荷電流があまりにも小さくなることに起因してチ
ョークコイルL2 に流れる電流が不連続モードになるた
めと考えられ、この不連続モードによる通電状態を解消
するためには、図4の鎖線で示すようにシリーズレギュ
レータ13内のトランジスタのベースとエミッタ間にツェ
ナーダイオード28を設ければよく、このツェナーダイオ
ード28を設けることにより、図5の(b)の鎖線Fで示
す如く、負荷電流の小さい領域で出力電圧をやや増加し
たほぼ一定の電圧に制御可能となることが実証できた。
【0034】前記図5の(b)に示す負荷電流特性は交
流入力のデューティが0.1 のときのデータを代表例とし
て示したが、本実施形態例の回路はインバータ部15の交
流入力のデューティが0.1 以外のときにも、負荷電流が
小さい領域から大きい領域に掛けて広範囲に渡り低損失
の定電圧供給が可能な優れた特性を備えた回路であるこ
とが確認されている。
【0035】なお、前記インバータ部15の交流信号のオ
フ時のフライホイール期間に、チョークコイルL2 の電
磁エネルギーが第1のダイオード21から電圧アップ用の
ンデンサ20側に向けて流れる際、電圧アップ用のコ
デンサ20の電荷チャージによる極性がその電流の流れる
方向の極性となるため、このフライホイール期間におけ
る電流の流れによる電流の減り方が小さくなり、フライ
ホイール期間における回路動作の損失も小さくすること
ができる。
【0036】図7は本発明におけるレギュレータ回路の
第2の実施の形態例を示す。この実施形態例のレギュレ
ータ回路が前記第1の実施形態例の回路と異なること
は、シリーズレギュレータ13を第1のダイオード21のア
ノード側に直列に接続し(第1のダイオード21のカソー
ド側に直列接続したものでもよい)、第1のダイオード
21のカソード側と電圧アップ用のコンデンサ20との直列
接続部と、チョークコイルL2 の出力側との間にカソー
ド側をチョークコイルL2 の出力側にして第2のダイオ
ード22を接続したことであり、それ以外の構成は前記第
1の実施形態例と同様である。
【0037】この第2の実施形態例のレギュレータ回路
においては、出力電圧値がシリーズレギュレータの設定
電圧値以上のときには、インバータ部15からの入力電流
は全てチョークコイルL2 を通って出力されるが、出力
電圧値がシリーズレギュレータの設定電圧値よりも小さ
くなったときには、シリーズレギュレータが導通し、チ
ョークコイルL2 に流れる電流と電圧アップ用のコンデ
ンサ20に流れる電流とに分岐し、電圧アップ用のコンデ
ンサ20に流れた電流は第2のダイオード22を通ってチョ
ークコイルL2 を通った電流と合流して負荷bに供給さ
れる。
【0038】このとき、前記第1の実施形態例と同様
に、電圧アップ用のコンデンサ20は電池として機能し、
チョークコイルL2 の入力側の電圧を高めてチョークコ
イルL2 に流れる電流を増加し、チョークコイルL2 に
連続モードで電流を流して出力電圧を安定供給する。そ
して、インバータ部15の交流入力のオフ時にはチョーク
コイルL2 に蓄えられた電磁エネルギーは負荷b、シリ
ーズレギュレータ13、第1のダイオード21、電圧アッ
用のコンデンサ20のルートで流れ、電圧アップ用のコ
デンサ20に蓄えられた電荷の放電が行われる。
【0039】なお、出力電圧値がシリーズレギュレータ
の設定電圧値より大きいときには、シリーズレギュレー
タはオフ状態を保ち、このため、フライホイール期間に
シリーズレギュレータ13から電圧アップ用のコンデンサ
20への電流が流れないので、電圧アップ用のコンデンサ
20の放電は行われないこととなり、交流入力のオン時に
は、インバータ部15側からの電流は電圧アップ用のコ
デンサ20側に分流せず、全てチョークコイルL2 を通っ
て流れるようになり、シリーズレギュレータの損失は全
く発生しない。
【0040】この第2の実施形態例におけるレギュレー
タ回路も前記第1の実施形態例のレギュレータ回路と同
様に低損失の回路動作でもって、出力電圧の安定供給が
可能となる。
【0041】図8には本発明における多出力スイッチン
グ電源装置の第1の実施形態例の主要構成が示されてい
る。本実施形態例において特徴的な補助出力電源回路9
は図15に示す従来例と同様にチョーク整流回路4と出力
補助コイル15とフィルターコンデンサC2 とを有し、特
徴的なことは電圧アップ用のコンデンサ20と、第1のダ
イオード21と、第2のダイオード22と、シリーズレギュ
レータ13とを備えたことであり、メイン出力電源回路8
に接続された負荷aが軽負荷となったときに補助出力電
源回路9の出力電圧V2 の低下を回避する構成としたこ
とである。この補助出力電源回路9は前述した図1のレ
ギュレータ回路を用いて構成されており、図1のインバ
ータ部15は出力補助コイル15に対応している。なお、メ
イン出力電源回路8の回路構成は図15に示す従来例と同
様である。
【0042】図8に示すように、電圧アップ用のコンデ
ンサ20と第1のダイオード21のカソード側とを直列に接
続し、この直列回路が補助フライホイールダイオードD
4 に電圧アップ用のコンデンサ20を補助チョークコイル
L2 の入力端側にして並列に接続され、電圧アップ用の
ンデンサ20と第1のダイオード21との直列接続部Yに
は第2のダイオード22のアノード側が接続され、第2の
ダイオード22のカソード側と補助チョークコイルL2 の
出力端側との間にはシリーズレギュレータ13が設けられ
ている。そして、第2のダイオード22のカソード側と第
1のダイオード21のアノード側には、シリーズレギュレ
ータ13に流れる電流を直流化するコンデンサ24が接続さ
れている。
【0043】前記シリーズレギュレータ13は、メイン出
力電源回路8の負荷aが軽負荷となり、スイッチ素子6
のオンパルス幅が短くなって補助出力電源回路9の出力
電圧V2 が設定の基準電圧よりも低下したときに該シリ
ーズレギュレータ13側に分岐通電するようにその回路が
構成されている。
【0044】このシリーズレギュレータ13が通電状態の
ときには、スイッチ素子6のオン時に、出力補助コイル
15の出力は、補助チョークコイルL2 を通ると共に、補
助チョークコイルL2 の手前側で分岐して電圧アップ用
のコンデンサ20および第2のダイオード22およびシリー
ズレギュレータ13を通って出力される。この負荷bへの
出力の通電により電圧アップ用のコンデンサ20には電荷
がチャージされ、電圧アップ用のコンデンサ20は電源
(電池)と同様な作用を示し、補助チョークコイルL2
の入力端側の電圧をアップさせる。このことにより、補
助チョークコイルL2 のチョーク電流のフライホイール
期間の減少を抑制することでチョーク電流を増加させ、
補助チョークコイルL2 の出力電圧、つまり、補助出力
電源回路9の出力電圧V2 の低下を回避する。
【0045】また、スイッチ素子6のオフ時には、補助
チョークコイルL2 の電磁エネルギーが負荷bと第1の
ダイオード21と電圧アップ用のコンデンサ20とを通る経
路で流れる。このスイッチ素子6のオフ時に電圧アッ
用のコンデンサ20の電荷が放電され、次のスイッチ素子
6のオン時における電荷のチャージに備える。
【0046】また、メイン出力電源回路8の負荷aが軽
負荷でないとき、つまり、シリーズレギュレータ13が通
電停止状態であるときには、出力補助コイル15の出力の
全てが補助整流ダイオードD3 と補助チョークコイルL
2 とを通る経路で出力される。
【0047】上記の如く、シリーズレギュレータ13が通
電停止状態であるとき、つまり、メイン出力電源回路8
のメイン出力電流I1 がカットオフ電流値以上であると
き、出力電流はシリーズレギュレータ13に流れないた
め、図11の実線Dに示すようにシリーズレギュレータ13
での電力損失はない。また、メイン出力電源回路8のメ
イン出力電流I1 がカットオフ電流値よりも低下してシ
リーズレギュレータ13が通電状態となったときにも、出
力電流は補助チョークコイルL2 とシリーズレギュレー
タ13側とに分岐して流れ、かつ、シリーズレギュレータ
の電圧が電圧アップ用のコンデンサ20によって分圧され
るため、出力電流の全てがシリーズレギュレータ13を流
れる図11の実線Cに示す場合に比べてシリーズレギュレ
ータ13での電力損失は同図の実線Dに示すように小さく
なる。
【0048】次に、補助出力電源回路9の回路動作を簡
単に説明する。図10に示すように、メイン出力電源回路
8のメイン出力電流I1 がカットオフ電流値以上で、補
助出力電源回路9の出力電圧V2 が設定の基準電圧以上
でほぼ安定して出力されているときには、図8に示す補
助出力電源回路9のシリーズレギュレータ13は通電停止
状態である。このシリーズレギュレータ13の通電停止時
には、入力回路10のスイッチ素子6のオン時に、補助出
力電源回路9は、出力補助コイル15の出力をチョーク整
流回路4の補助整流ダイオードD3 と補助チョークコイ
ルL2 を介し整流してほぼ一定の出力電流I2 を負荷b
に供給し、また、スイッチ素子6のオフ時には、補助チ
ョークコイルL2 に蓄えられた電磁エネルギーが負荷b
と補助フライホイールダイオードD4 とを通る経路で流
れる。
【0049】また、図10に示すように、メイン出力電源
回路8の負荷aが軽負荷となり、メイン出力電源回路8
のメイン出力電流I1 がカットオフ電流値以下となっ
て、補助出力電源回路9の出力電圧V2 が実線で示す直
線Aに沿って急激に低下しようとすると、シリーズレギ
ュレータ13が通電状態となり、電圧アップ用のコンデン
サ20および第2のダイオード22およびシリーズレギュレ
ータ13にも図9の(e)に示すように通電が開始され
る。
【0050】この状態においては、スイッチ素子6のオ
ン時に、補助出力電源回路9は、図8に示すように、出
力補助コイル15の出力を、補助チョークコイルL2 に流
すと共に、補助チョークコイルL2 の手前側で分岐して
電圧アップ用のコンデンサ20および第2のダイオード22
およびシリーズレギュレータ13にも流し、電圧アップ用
のコンデンサ20に電荷をチャージさせ、補助チョークコ
イルL2 の入力端側の電圧をアップさせ、補助チョーク
コイルL2 のチョーク電流が減少するのを防止し、出力
電圧V2 が急激に低下する前の電圧とほぼ同じ図10に示
す電圧VS を負荷bに供給する。また、スイッチ素子6
のオフ時には、補助チョークコイルL2の電磁エネルギ
ーが負荷bと第1のダイオード21と電圧アップ用のコ
デンサ20とを通る経路で流れる。
【0051】本実施形態例によれば、補助出力電源回路
9において、電圧アップ用のコンデンサ20と第1のダイ
オード21のカソード側とを直列に接続した直列回路を補
助フライホイールダイオードD4 に電圧アップ用のコ
デンサ20が補助チョークコイルL2 の入力端側にして並
列に接続し、電圧アップ用のコンデンサ20と第1のダイ
オード21との直列接続部Yに第2のダイオード22のアノ
ード側を接続し、第2のダイオード22のカソード側と補
助チョークコイルL2 の出力端側との間にシリーズレギ
ュレータ13を設けたので、メイン出力電源回路8に接続
された負荷aが軽負荷となり、補助出力電源回路9の出
力電圧V2 が急激に低下しようとすると、出力補助コイ
ル15の出力が電圧アップ用のコンデンサ20にも流れ始
め、電圧アップ用のコンデンサ20の電圧により補助チョ
ークコイルL2 の入力端側の電圧がアップし、チョーク
電流の減少が防止され、補助出力電源回路9は、定電圧
の出力電圧V2 (VS )を出力することができる。
【0052】また、本実施形態例では、負荷aの軽負荷
時のスイッチ素子6のオン時だけに出力補助コイル15の
出力がシリーズレギュレータ13を通り、しかも、出力補
助コイル15の出力の一部が分岐して通り、かつ、シリー
ズレギュレータ13の電圧を電圧アップ用のコンデンサ20
が分圧するために、図11の実線Dに示すように、シリー
ズレギュレータ13での電力損失を抑えることができる。
【0053】さらに、シリーズレギュレータ13に第2の
ダイオード22が直列に接続されているので、補助チョー
クコイルL2 の出力側からシリーズレギュレータ13に向
かう逆電流を阻止することができ、シリーズレギュレー
タ13の保護を図ることができ、また、逆電流の耐久電圧
が小さいシリーズレギュレータ13を用いることができ
る。
【0054】次に、多出力スイッチング電源装置の第2
の実施形態例を図12に基づいて説明する。この実施形態
例は、前記多出力スイッチング電源装置の第1の実施形
態例におけるシリーズレギュレータ13を具体化したもの
を示すものである。なお、入力回路10およびメイン出力
電源回路8の回路構成は図8に示す多出力スイッチング
電源装置の前記第1の実施形態例と同様であるため、図
12では省略してある。
【0055】図12に示すように、シリーズレギュレータ
13は、コンデンサ24と、抵抗体25と、トランジスタ27
と、ツェナーダイオード26とを有して構成されている。
ツェナーダイオード26は、本実施形態例では、メイン出
力電源回路8の負荷aが軽負荷となって補助出力電源回
路9の出力電圧V2 がシリーズレギュレータの設定電圧
値よりも低下したときにオンし、トランジスタ27をオン
させるように構成されており、シリーズレギュレータ13
全体を見たときに、シリーズレギュレータ13は、ツェナ
ーダイオード26がオンしてトランジスタ27がオンとなっ
たときに、導通状態となる。
【0056】このシリーズレギュレータ13が通電状態の
ときに、補助出力電源回路9は、前記図8に示す装置の
第1の実施形態例で述べたように、スイッチ素子6のオ
ン時に、出力補助コイル15の出力を補助チョークコイル
L2 に流すと共に電圧アップ用のコンデンサ20および第
2のダイオード22およびシリーズレギュレータ13のトラ
ンジスタ27にも流し、電圧アップ用のコンデンサ20に電
荷をチャージさせ、補助チョークコイルL2 の入力端側
の電圧をアップさせ、チョーク電流が減少されるのを防
止し、図10に示す電圧VS を負荷bに供給する。また、
スイッチ素子6のオフ時に、補助チョークコイルL2 の
電磁エネルギーが負荷bと第1のダイオード21と電圧ア
プ用のコンデンサ20とを通る経路で流れる。本実施形
態例によれば、前記多出力スイッチング電源装置の第1
の実施形態例と同様の優れた効果を奏することができ
る。
【0057】多出力スイッチング電源装置の第3の実施
形態例を図13に基づいて説明する。本実施形態例が前記
図8に示す電源装置の第1の実施形態例と異なる特徴的
なことは、シリーズレギュレータ13が第1のダイオード
21のアノード側に直列に接続されていることである。な
お、入力回路10およびメイン出力電源回路8は前記電源
装置の第1の実施形態例と同様であるため図13では省略
し、その重複説明も省略する。シリーズレギュレータ13
は、前記電源装置の第1の実施形態例同様に、メイン出
力電源回路8の負荷aが軽負荷となって補助出力電源回
路9の出力電圧V2 が設定の基準電圧よりも低下したと
きに通電状態となるようにその回路が構成されている。
【0058】このシリーズレギュレータ13が通電状態の
ときには、スイッチ素子6のオン時に、出力補助コイル
15の出力が、補助チョークコイルL2 を流れると共に、
補助チョークコイルL2 の手前側で分岐して電圧アッ
用のコンデンサ20および第2のダイオード22にも流れ、
前記電源装置の第1の実施形態例同様に、電圧アップ用
のコンデンサ20に電荷がチャージされ、補助チョークコ
イルL2 の入力端側の電圧がアップされ、チョーク電流
の減少が防止され、補助出力電源回路9の出力電圧V2
の低下が回避される。また、スイッチ素子6のオフ時
に、補助チョークコイルL2 の電磁エネルギーが負荷b
とシリーズレギュレータ13と第1のダイオード21と電圧
アップ用のコンデンサ20を通る経路で流れる。
【0059】図13の回路では、シリーズレギュレータ13
が通電状態のとき、スイッチ素子6のオフ時に電圧アッ
プ用のコンデンサ20の電荷が放電される。このため、ス
イッチ素子6のオン時に電圧アップ用のコンデンサ20と
第2のダイオード22とを通る経路に電流を流すことがで
きるが、シリーズレギュレータ13が通電停止状態のとき
には、電圧アップ用のコンデンサ20の電荷が放電されな
いために、電圧アップ用のコンデンサ20はチャージアッ
プのままで出力補助コイル15の出力は電圧アップ用のコ
ンデンサ20を流れることができない。したがって、シリ
ーズレギュレータ13の通電停止状態のとき、つまり、メ
イン出力電源回路8の負荷が軽負荷でないときには、ス
イッチ素子6のオン時に、出力補助コイル15の出力の全
てが補助整流ダイオードD3 および補助チョークコイル
L2 を通る経路で負荷bに供給される。
【0060】本第3の実施形態例によれば、第1のダイ
オード21のアノード側にシリーズレギュレータ13を接続
することによって、前記電源装置の第1の実施形態例同
様の優れた効果を得ることができる。
【0061】なお、本発明は上記各実施形態例に限定さ
れるものではなく、様々な実施の態様を採り得る。例え
ば、シリーズレギュレータ13の回路構成は図12の具体例
に限定されるものではなく、メイン出力電源回路8の負
荷aが軽負荷となり、補助出力電源回路9の出力電圧V
2 が設定基準電圧よりも降下したときに、通電状態とな
って出力補助コイル15の出力を分岐して電圧アップ用の
ンデンサ20を通る経路にも流す回路構成であればよ
い。
【0062】また、上記各実施形態例では、スイッチ素
子6はMOS−FETで形成されていたが、トランジス
タ等の他のスイッチ素子でもよい。そのような場合に
も、上記同様に、メイン出力電圧V1 の安定化を図るた
めに、スイッチ素子のオン・オフ制御が行われる。
【0063】さらに、上記各実施形態例に示したレギュ
レータ回路(補助出力電源回路)9は様々な制御ICの
電源として用いることができ、例えば、図14に示すよう
に、パルス幅制御回路11の電源として使用することも可
能である。
【0064】さらに、上記図1、図4、図8、図12等の
実施形態例では、シリーズレギュレータ13に逆電流を阻
止する第2のダイオード22が直列に接続されているが、
シリーズレギュレータ13の耐久電圧が大きい場合には第
2のダイオード22を省略することができ、また、シリー
ズレギュレータ13に流れる電流を直流化するコンデンサ
24を省略することもできる。
【0065】さらに、上記多出力スイッチング電源装置
の第1および第2の実施形態例では、シリーズレギュレ
ータ13の入力端側に第2のダイオード22を接続したが、
シリーズレギュレータ13の出力端側に第2のダイオード
を該ダイオード22のカソード側を補助チョークコイルL
2 の出力端側にして直列に接続してもよく、上記電源装
置の第1および第2の実施形態例同様に、逆電流を阻止
することができる。
【0066】なお、上記多出力スイッチング電源装置の
各実施形態例では、補助出力電源回路9は1個だけ示さ
れていたが、もちろん、必要に応じて、2個以上設けら
れる場合もある。
【0067】また、メイン出力電源回路8のチョーク整
流回路3が、図17に示すような回路構成である場合に
も、上記電源装置の各実施形態例同様に、補助出力電源
回路9に、電圧アップ用のコンデンサ20と第1のダイオ
ード21とシリーズレギュレータ13と、必要に応じて第2
のダイオード22とを設けることにより、上記電源装置の
各実施形態例同様の優れた効果を得ることができる。
【0068】具体的には、図18(a)および(b)に示
すように、整流ダイオードD3、フライホイールダイオ
ードD4、第1のダイオード21、電圧アップ用のコンデ
ンサ20、第2のダイオード22、シリーズレギュレータ1
3、コンデンサ24を備えた回路構成とすることができ
る。
【0069】まず、図18(a)は、インバータ部15に整
流ダイオードD3とフライホイールダイオードD4によ
って構成される整流回路が並列に接続され、この整流回
路のマイナス側の出力端にチョークコイルL2が接続さ
れ、さらに、整流回路の出力側には第1のダイオード21
のアノード側に電圧アップ用のコンデンサ20を直列に接
続してなる直列回路の電圧アップ用のコンデンサ側をチ
ョークコイルL2の入力側に接続してインバータ部15と
並列に接続されている。
【0070】また、前記第1のダイオード21と電圧アッ
プ用のコンデンサ20の直列接続部分には第2のダイオー
ド22のカソード側が接続され、第2のダイオード22のア
ノード側にはシリーズレギュレータ13の入力側が接続さ
れ、シリーズレギュレータの出力側がチョークコイルL
2の出力側に接続されている。
【0071】さらに、第2のダイオードのアノード側と
チョークコイルL2の出力側との間には、シリーズレギ
ュレータ13に流れる電流を直流化するコンデンサ24が接
続されている。
【0072】次に、図18(b)は、インバータ部15に整
流ダイオードD3とフライホイールダイオードD4によ
って構成される整流回路が並列に接続され、この整流回
路のマイナス側の出力端にチョークコイルL2が接続さ
れ、さらに、整流回路の出力側には第1のダイオード21
のアノード側に電圧アップ用のコンデンサ20を、また、
第1のダイオード21のカソード側にシリーズレギュレー
タ13を直列に接続した直列回路の電圧アップ用のコンデ
ンサ側をチョークコイルL2の入力側に接続してインバ
ータ部15と並列に接続されている。
【0073】また、前記第1のダイオード21と電圧アッ
プ用のコンデンサ20の直列接続部分には第2のダイオー
ド22のカソード側が接続され、第2のダイオード22のア
ノード側がチョークコイルL2の出力側に接続されてい
る。さらに、前記シリーズレギュレータ13と第1のダイ
オード21の直列接続部分とチョークコイルL2の出力側
との間には、シリーズレギュレータ13に流れる電流を直
流化するコンデンサ24が接続されている。
【0074】さらに、上記各実施形態例の多出力スイッ
チング電源装置はフォワードタイプのものを例にして説
明したが、チョークインプット整流を用いる他の方式の
多出力スイッチング電源装置に適用可能である。また、
多出力スイッチング電源装置のメイン出力電源回路8の
出力電圧の安定化制御はパルス幅制御回路のパルス幅制
御によって行ったが、周波数制御方式等の他の制御方式
によって行ってもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明のレギュレータ回路によれば、出
力電圧がシリーズレギュレータの設定電圧値よりも低下
したときには、シリーズレギュレータが導通し、交流入
力の整流電流はチョークコイル側と電圧アップ用のコ
デンサ側に分流し、電圧アップ用のコンデンサ側に流れ
る電流によって電圧アップ用のコンデンサのチャージ電
荷によりチョークコイルの入力側の電圧が高められる。
この電圧アップ用のコンデンサによるチョークコイル入
力側の電圧アップにより、チョークコイル側に流れる電
流が増加し、チョークコイルに流れる電流が不連続化す
るのを抑制すると共に、チョークコイルに流れる電流が
増加する分だけシリーズレギュレータに流れる電流を少
なくでき、かつ、電圧アップ用のコンデンサによる分圧
効果によりシリーズレギュレータに印加される電圧を小
さくできる結果、回路動作の損失を小さくし、出力電圧
の低下を抑制し、安定した電圧を供給できるという優れ
た効果を奏することができる。
【0076】また、本発明の多出力スイッチング電源装
置は、前記優れた特性を有するレギュレータ回路を補助
出力電源回路として採用しているので、メイン出力電源
回路に接続されている負荷が軽負荷となり、補助出力電
源回路の出力電圧がシリーズレギュレータの設定電圧値
よりも低下したときには、シリーズレギュレータが導通
状態となって、補助出力電源回路は、出力補助コイルの
出力を補助チョークコイルに流すと共に、電圧アップ用
のコンデンサを通る回路にも流し、電圧アップ用のコ
デンサに電荷をチャージさせ、補助チョークコイルの入
力端側の電圧をアップさせ、チョーク電流のカットオフ
を防止し、メイン出力電源回路の負荷の軽負荷時におけ
る補助出力電源回路の出力電圧の低下を回避することが
できる。
【0077】また、本発明のレギュレータ回路および多
出力スイッチング電源装置において、シリーズレギュレ
ータに逆電流を阻止する第2のダイオードが直列に接続
されているものにあっては、シリーズレギュレータの保
護を図ることができ、また、逆電流の耐久電圧が小さい
シリーズレギュレータを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レギュレータ回路の第1の実施形態例を示す回
路図である。
【図2】A方式とB方式の整流回路の回路説明図であ
る。
【図3】図2に示すA方式とB方式の整流回路の交流入
力波形と、その入力波形のデューティに対する出力電圧
の関係を示すグラフである。
【図4】本実施形態例におけるレギュレータ回路の負荷
電流特性を測定した具体的な回路図である。
【図5】図4に示す回路によって測定された負荷電流特
性とそのときの交流入力波形との関係を示す説明図であ
る。
【図6】インバータ部の出力側に設けられる整流回路の
他の構成例を示す回路説明図である。
【図7】レギュレータ回路の第2の実施形態例の回路図
である。
【図8】第1の実施形態例の多出力スイッチング電源装
置の主要構成を示す回路図である。
【図9】同実施形態例における主要構成素子の動作波形
を示すタイムチャートである。
【図10】メイン出力電源回路の出力電流と補助出力電
源回路の出力電圧との関係を示すグラフである。
【図11】メイン出力電源回路の出力電流とシリーズレ
ギュレータでの損失との関係を示すグラフである。
【図12】第2の実施形態例の多出力スイッチング電源
装置を示す説明図である。
【図13】第3の実施形態例の多出力スイッチング電源
装置を示す説明図である。
【図14】その他の多出力スイッチング電源装置の実施
形態例を示す説明図である。
【図15】従来例の多出力スイッチング電源装置を示す
説明図である。
【図16】従来におけるシリーズレギュレータを備えた
補助出力電源回路例を示す回路図である。
【図17】その他のチョーク整流回路を示す回路図であ
る。
【図18】本発明の他の実施形態例の回路図である。
【符号の説明】
2 トランス 3,4 チョーク整流回路 5 入力電源 6 スイッチ素子 8 メイン出力電源回路 9 補助出力電源回路(レギュレータ回路) 11 パルス幅制御回路 13 シリーズレギュレータ 15 出力補助コイル(インバータ部) 20 電圧アップ用のコンデンサ 21 第1のダイオード 22 第2のダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流が入力するインバータ部と、このイ
    ンバータ部に並列に接続されインバータ部に入力した交
    流信号を整流する整流回路と、この整流回路の出力端側
    に直列に接続されたチョークコイルとを備えたレギュレ
    ータ回路において、前記整流回路の出力側には第1のダ
    イオードのカソード側に電圧アップ用のコンデンサを直
    列に接続した直列回路を設け、この直列回路は電圧アッ
    プ用のコンデンサを前記チョークコイルの入力側にして
    前記整流回路に並列に接続されており、この第1のダイ
    オードと電圧アップ用のコンデンサの直列接続部と、前
    記チョークコイルの出力側との間にはシリーズレギュレ
    ータが接続されていることを特徴とするレギュレータ回
    路。
  2. 【請求項2】 シリーズレギュレータには逆電流を阻止
    する第2のダイオードが直列に接続されている請求項1
    記載のレギュレータ回路。
  3. 【請求項3】 シリーズレギュレータは第1のダイオー
    ドに直列に接続され、このシリーズレギュレータと第1
    のダイオードとの直列回路に電圧アップ用のコンデンサ
    が直列に接続され、この電圧アップ用のコンデンサの直
    列接続部とチョークコイルの出力側との間に第2のダイ
    オードが接続されている請求項1記載のレギュレータ回
    路。
  4. 【請求項4】 トランスの入力側に入力電源とトランス
    の二次側出力制御用のスイッチ素子とが設けられ、トラ
    ンスのメイン出力コイルにはメイン整流回路が並列に接
    続され、該メイン整流回路の出力側にはメインチョーク
    コイルが直列に接続されてトランスの二次側にメイン出
    力電源回路が形成されており、また、トランスの出力側
    には前記メイン出力コイルとは別の出力補助コイルが設
    けられ、この出力補助コイルをインバータ部として請求
    項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のレギュレータ
    回路が設けられていることを特徴とする多出力スイッチ
    ング電源装置。
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