JPH1080137A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JPH1080137A
JPH1080137A JP8249011A JP24901196A JPH1080137A JP H1080137 A JPH1080137 A JP H1080137A JP 8249011 A JP8249011 A JP 8249011A JP 24901196 A JP24901196 A JP 24901196A JP H1080137 A JPH1080137 A JP H1080137A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置出力の安定化制御を良好に行うスイッチ
ング電源装置を提供する。 【解決手段】 充電制御回路20を設ける。スイッチ素子
4のオン時にコンデンサ2の電圧が設定電圧未満である
ときにはスイッチ素子11がオンし、電源1のエネルギー
がスイッチ素子11とインダクタンス12を通電し、インダ
クタンス12はエネルギーを蓄積する。充電制御回路20は
スイッチ素子4のオフ時にスイッチ素子11をオフしイン
ダクタンス12の蓄積エネルギーをコンデンサ2へ供給す
る。スイッチ素子4のオン時にコンデンサ2の電圧が設
定電圧以上であるときにはスイッチ素子11はオフしたま
までインダクタンス12はエネルギーを蓄積できず、コン
デンサ2の電圧の上昇を抑え、コンデンサ2の電圧を設
定電圧に安定制御する。装置出力の安定化制御を良好に
行える上に装置の回路効率を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパーソナルコンピュ
ータやファクシミリ等の装置に組み込まれるスイッチン
グ電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7にはスイッチング電源装置の主要回
路構成の一例が示されている。同図に示すように、この
スイッチング電源装置はトランス3を有し、トランス3
の一次コイルN1の一端側には直流の入力電源1の正極
側と入力コンデンサ2の一端側がそれぞれ接続され、上
記一次コイルN1の他端側にはメインスイッチ素子(M
OS−FET)4のドレイン側が接続されており、メイ
ンスイッチ素子4のソース側は入力電源1の負極側と入
力コンデンサ2の他端側(グランド側)にそれぞれ接続
されている。また、前記メインスイッチ素子4のゲート
側には該メインスイッチ素子4のスイッチング制御を行
う制御回路5が接続されている。
【0003】前記トランス3の二次コイルN2の出力端
側には整流ダイオード6のアノード側が接続され、この
整流ダイオード6のカソード側には整流ダイオード7の
カソード側とチョークコイル8の一端側がそれぞれ接続
されている。上記チョークコイル8の他端側には出力コ
ンデンサ9の一端側が接続され、出力コンデンサ9の他
端側には前記二次コイルN2の他端側と整流ダイオード
7のアノード側がそれぞれ接続されており、上記出力コ
ンデンサ9に負荷10が並列に接続される。
【0004】上記構成のスイッチング電源装置では、制
御回路5の制御動作によりメインスイッチ素子4がスイ
ッチオンすると、入力電源1のエネルギーを受けた入力
コンデンサ2の充電エネルギーが一次コイルN1とメイ
ンスイッチ素子4を通る経路で通電し、二次コイルN2
は一次コイルN1からのエネルギーを出力する。この二
次コイルN2の出力エネルギーは整流ダイオード6,7
により整流され、チョークコイル8を介し出力コンデン
サ9で平滑されて負荷10へ出力される。
【0005】メインスイッチ素子4のスイッチオフ時に
は、上記メインスイッチ素子4のスイッチオン時の通電
によりチョークコイル8に蓄積されたエネルギーが負荷
10と整流ダイオード7を通る経路で通電し、負荷10にエ
ネルギーが出力される。
【0006】上記のように、図7に示すスイッチング電
源装置は、直流の入力電源1のエネルギーを入力コンデ
ンサ2が受け、この入力コンデンサ2の充電エネルギー
をメインスイッチ素子4のスイッチオン時にトランス3
の二次コイルN2から整流ダイオード6,7とチョーク
コイル8と出力コンデンサ9から成る出力回路14を介し
て整流・平滑し出力エネルギーとして出力するフィード
フォワードコンバータタイプ(フィードフォワード型D
C−DCコンバータタイプ)の回路と成している。
【0007】前記制御回路5は予め定めたスイッチング
周期Tでメインスイッチ素子4をスイッチオンさせると
共に、負荷10へ出力される装置出力電圧VOUT を検出
し、装置出力電圧VOUT が予め定めた値となるようにメ
インスイッチ素子4のスイッチオン期間tを次のように
可変制御してメインスイッチ素子4のスイッチオン・オ
フ動作を制御する。
【0008】例えば、一次コイルN1の巻数をN1 ,二
次コイルN2の巻数をN2 ,メインスイッチ素子4のス
イッチング周期をT,メインスイッチ素子4のスイッチ
オン期間をt,入力電源1の電圧(入力コンデンサ2の
充電電圧)をVINとしたとき、装置出力電圧VOUT は次
式(1)により表される。
【0009】 VOUT =(N2 /N1 )・(t/T)・VIN・・・・・(1)
【0010】上記式(1)に示す一次コイルN1の巻数
1 、二次コイルN2の巻数N2 、メインスイッチ素子
4のスイッチング周期T、入力電源1の電圧VINは予め
定まることから、メインスイッチ素子4のスイッチオン
期間tを可変制御することにより、装置出力電圧VOUT
の安定化制御を行うことが可能である。
【0011】このことから、制御回路5は、上記装置出
力電圧VOUT が予め定めた値よりも低下しているときに
は、その低下量を補償する分だけメインスイッチ素子4
のスイッチオン期間tを長くし(オンデューティ(t/
T)を大きくし)、上記低下量を補償して装置出力電圧
OUT の安定化を図る。反対に、装置出力電圧VOUT
予め定めた値よりも上昇しているときには、その上昇分
を補正する分だけメインスイッチン素子4のスイッチオ
ン期間tを短くし(オンデューティを小さくし)、上記
上昇分を補正して装置出力電圧VOUT の安定化を図る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記スイッ
チング電源装置の入力電源1の電圧VINの大きさは、そ
のスイッチング電源装置が組み込まれるファクシミリ等
の装置の仕様等に応じて可変し、入力コンデンサ2の充
電電圧V2 も上記入力電源1の電圧VINの可変に応じて
可変する。上記入力電源1の電圧可変範囲(入力コンデ
ンサ2の充電電圧V2 の可変範囲)は予め定まり、その
入力電源1の電圧可変範囲の電圧に対応するように、一
次コイルN1や二次コイルN2の巻数等の回路定数が設
定されスイッチング電源装置が形成される。
【0013】しかしながら、上記入力電源1の電圧可変
範囲(入力コンデンサ2の充電電圧V2 の可変範囲)は
非常に広く、入力コンデンサ2の充電電圧V2 が非常に
大きい場合には、前記制御回路5はメインスイッチ素子
4のオンデューティを非常に小さくしなければならない
が、オンデューティは、回路構成上、予め定まる最小限
のオンデューティ値よりも小さくすることができず、制
御回路5は装置出力の安定化制御を良好に行うことが極
めて困難になるという問題がある。
【0014】また、前記図7に示す回路構成では、入力
電源電圧VINを入力コンデンサ2が受け、この入力コン
デンサ2の電圧(つまり、入力電源電圧VINと同じ大き
さの電圧)を一次コイルN1の巻数N1 に対する二次コ
イルN2の巻数N2 の巻数比(N2 /N1 )で変換した
電圧が二次コイルN2に誘起され、この電圧が整流ダイ
オード7に印加され、整流ダイオード6には二次コイル
N2の逆電圧が印加されることから、整流ダイオード
6,7は予め定まる最大の入力電源電圧VIN(入力コン
デンサ2の充電電圧V2 )に適応できるように逆方向耐
電圧が高い素子を採用することになる。
【0015】このように逆方向耐電圧が高いダイオード
は順方向電圧降下が大きく、ダイオードの通電時にダイ
オードでの電力損失が非常に大きいものであるので、こ
のようなダイオードを用いることによりスイッチング電
源装置の電力損失が非常に大きくなってしまう(回路効
率が悪化する)という問題がある。
【0016】さらに、前記の如く、入力電源電圧V
IN(入力コデンサ2の充電電圧V2 )が大きい場合に
は、メインスイッチ素子4のオンデューティは非常に短
くなる。上記メインスイッチ素子4のオンデューティが
短くなるに従って、メインスイッチ素子4のスイッチオ
ン時にメインスイッチ素子4のドレイン−ソース間に流
れるドレイン電流の実効値が大きくなることから、予め
定まる最大の入力電源電圧VIN時のメインスイッチ素子
4での電力損失が大きくなってしまう(回路効率が悪化
する)という問題がある。
【0017】また、メインスイッチ素子4のスイッチオ
フ時にはメインスイッチ素子4のドレイン−ソース間に
入力電源電圧VIN(入力コンデンサ2の充電電圧)が印
加されることから、予め定まる最大の入力電源電圧VIN
に適応できるように、メインスイッチ素子4には高耐電
圧の素子であることが要求される。
【0018】つまり、高耐電圧の素子がメインスイッチ
素子4として採用されることになる。このような素子は
ドレイン−ソース間の寄生抵抗が大きく、メインスイッ
チ素子4の通電時にメインスイッチ素子4で損失される
電力が大きいので、スイッチング電源装置の回路効率を
悪化させるもう1つの原因になっている。
【0019】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、入力電源の電圧の変動に拘
わらず、入力コンデンサの充電電圧が予め定めた電圧値
となるようにし、入力電源の電圧が大きくなっても、メ
インスイッチ素子のオンデューティ可変制御により装置
出力の安定化制御を良好に行うことができるようにする
と共に、低耐電圧の素子を用いることを可能にして回路
効率を向上させる(電力損失の低減を図る)ことができ
るスイッチング電源装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって前記課題を解決す
る手段としている。
【0021】すなわち、第1の発明は、トランスの一次
側に入力電源と入力コンデンサとメインスイッチ素子を
有し、入力電源のエネルギーを入力コンデンサが受け、
この入力コンデンサの充電エネルギーをメインスイッチ
素子のスイッチオン時にトランスの二次側から出力エネ
ルギーとして出力するフィードフォワードコンバータタ
イプのスイッチング電源装置において、メインスイッチ
素子のスイッチオン時に入力電源のエネルギーを受けて
エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積回路と、メインス
イッチ素子のスイッチオフ時に上記エネルギー蓄積回路
に蓄積されているエネルギーを入力コンデンサへ供給す
るエネルギー供給回路と、入力コンデンサの充電電圧を
検出する電圧検出回路と、この電圧検出回路により検出
された検出電圧に基づき入力コンデンサの充電電圧が予
め定めた値以上である期間は前記エネルギー蓄積回路の
エネルギー蓄積動作を停止させるオフ制御回路とを有す
る構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0022】第2の発明は、上記第1の発明の構成に加
えて、メインスイッチ素子のスイッチオン時に入力電源
からエネルギー蓄積回路へ流れ込む入力電流を検出し、
この検出値に基づき上記入力電流が予め定めた値以上に
なっている期間はオフ制御回路を動作させてエネルギー
蓄積回路のエネルギー蓄積動作を停止させ入力電源から
エネルギー蓄積回路へ流れ込む入力電流を停止させる過
電流防止回路を設けた構成をもって前記課題を解決する
手段としている。
【0023】第3の発明は、上記第1又は第2の発明の
構成に加えて、電圧検出回路の入側にノイズ除去回路が
設けられ、電圧検出回路は入力コンデンサの充電電圧を
ノイズ除去回路を介しノイズが取り除かれた状態で検出
する構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0024】第4の発明は、上記第1又は第2又は第3
の発明を構成するトランスに三次コイルが設けられ、エ
ネルギー蓄積回路は入力電源をエネルギー制御スイッチ
素子とインダクタンス素子を順に通って入力コンデンサ
へ接続する回路と成し、上記エネルギー制御スイッチ素
子は上記三次コイルを電源として動作するドライブ回路
によりスイッチオン・オフ動作が制御されるスイッチ素
子と成し、電圧検出回路はメインスイッチ素子のスイッ
チオン時に上記三次コイルに誘起される電圧を入力コン
デンサの充電電圧として検出し、オフ制御回路は上記電
圧検出回路により検出された検出電圧に基づき入力コン
デンサの充電電圧が予め定めた値以上である期間は前記
ドライブ回路により前記エネルギー制御スイッチ素子を
スイッチオフさせてエネルギー蓄積回路のエネルギー蓄
積動作を停止させる構成をもって前記課題を解決する手
段としている。
【0025】上記構成の発明において、例えば、メイン
スイッチ素子のスイッチオン時に、エネルギー蓄積回路
は入力電源のエネルギーを受けてエネルギーを蓄積し、
メインスイッチ素子のスイッチオフ時にエネルギー供給
回路が、上記エネルギー蓄積回路に蓄積されているエネ
ルギーを入力コンデンサへ供給する。上記入力コンデン
サの充電電圧は電圧検出回路により検出され、オフ制御
回路は、上記電圧検出回路により検出された検出電圧に
基づき入力コンデンサの充電電圧が予め定めた値(充電
設定電圧)以上である期間、前記エネルギー蓄積回路の
エネルギー蓄積動作を停止させる。
【0026】上記のように、入力コンデンサの充電電圧
を検出し、入力コンデンサの充電電圧が予め定めた充電
設定電圧以上である期間、オフ制御回路によりエネルギ
ー蓄積回路のエネルギー蓄積動作を停止させることによ
り、エネルギー供給回路による入力コンデンサへのエネ
ルギー供給動作も停止し、入力コンデンサの充電電圧が
さらに上昇するのが抑制され、また、入力コンデンサの
充電電圧が前記充電設定電圧未満であるときには、入力
コンデンサへのエネルギー供給が行われるので、入力コ
ンデンサの充電電圧を前記充電設定電圧に安定させるこ
とが可能である。
【0027】上記入力コンデンサの充電設定電圧のエネ
ルギーがメインスイッチ素子のスイッチオン時にトラン
スの一次側とメインスイッチ素子に通電すると共に、ト
ランスの二次側から出力エネルギーとして出力されるの
で、入力電源の電圧の変動に拘わらず、予め定まる固定
の電圧・電流がトランスの一次側とメインスイッチ素子
に加えられ、トランスの二次側には予め定まる一定の電
圧エネルギーが供給されることになり、入力電源の電圧
が大きくなっても、メインスイッチ素子の印加電圧やト
ランスの二次側に加えられる電圧は大きくならない。
【0028】このことから、低耐電圧のスイッチ素子を
メインスイッチ素子として採用することが可能である
し、トランスの二次側も低耐電圧の素子により構成する
ことが可能となり、スイッチング電源装置の回路効率の
向上が図れる。
【0029】また、入力電源の電圧の変動に拘わらず、
装置出力の安定化制御をメインスイッチ素子のオンデュ
ーティ可変制御により支障なく行えることになるので、
スイッチング電源装置は予め定めた装置出力を安定して
出力させることが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態例を
図面に基づき説明する。
【0031】図1には第1の実施形態例のスイッチング
電源装置の回路構成が示されている。この図1に示すス
イッチング電源装置が前記図7に示すスイッチング装置
と異なる特徴的なことは、充電制御回路20を設けたこと
であり、充電制御回路20は入力電源1のエネルギーを利
用し入力コンデンサ2の充電電圧V2 が予め定めた値
(充電設定電圧)VCTL となるように入力コンデンサ2
へのエネルギー充電動作を制御する構成を有している。
本実施形態例のスイッチング電源装置は、上記充電制御
回路20により制御された入力コンデンサ2の充電設定電
圧のエネルギーを、メインスイッチ素子4のスイッチオ
ン時に、トランス3の二次コイルN2から出力回路14を
介して負荷10へ出力する構成と成し、前記発明が解決し
ようとする課題の欄で述べた課題を解決できる構成とし
た。上記以外の構成は前記図7の構成と同様であり、そ
の重複説明は省略する。
【0032】前記充電制御回路20はトランス3に設けら
れた三次コイルN3を有し、図1に示すように、上記三
次コイルN3の一端側(B端側)はインダクタンス素子
12の一端側に接続され、インダクタンス素子12の他端側
は入力コンデンサ2の一端側に接続され、入力コンデン
サ2の他端側にはダイオード13のアノード側が接続さ
れ、ダイオード13のカソード側は前記三次コイルN3と
インダクタンス素子12の接続部に接続されている。上記
三次コイルN3とインダクタンス素子12の接続部にはさ
らにエネルギー制御スイッチ素子(MOS−FET)11
のソース側と抵抗体36の一端側がそれぞれ接続されてお
り、エネルギー制御スイッチ11素子のドレイン側と抵抗
体36の他端側は入力電源1の正極側に接続されている。
【0033】前記三次コイルN3のA端側にはダイオー
ド22のアノード側と抵抗体28の一端側と抵抗体30の一端
側がそれぞれ接続され、上記ダイオード22のカソード側
にはスイッチ素子(トランジスタ素子)SW1のコレク
タ側が接続されており、スイッチ素子SW1のベース側
には前記抵抗体28の他端側が接続されている。上記スイ
ッチ素子SW1のエミッタ側には抵抗体27の一端側とス
イッチ素子(トランジスタ素子)SW2のエミッタ側が
それぞれ接続され、上記抵抗体27の他端側は前記エネル
ギー制御スイッチ素子11のゲート側に接続され、上記ス
イッチ素子SW2のコレクタ側はダイオード25のアノー
ド側に接続されており、ダイオード25のカソード側は前
記三次コイルN3のB端側に接続されている。
【0034】前記スイッチ素子SW2のベース側は前記
スイッチ素子SW1のベース側と抵抗体28の接続部に接
続されると共に、ダイオード24のアノード側に接続され
ており、ダイオード24のカソード側は抵抗体32の一端側
とスイッチ素子(トランジスタ素子)SW4のエミッタ
側にそれぞれ接続されている。上記抵抗体32の他端側は
上記スイッチ素子SW4のベース側に接続されると共
に、スイッチ素子(トランジスタ素子)SW3のコレク
タ側に接続されており、スイッチ素子SW3のエミッタ
側は前記三次コイルN3のB端側に接続されている。
【0035】上記スイッチ素子SW3のベース側には、
前記スイッチ素子SW4のコレクタ側とツェナーダイオ
ード26のアノード側と抵抗体31の一端側がそれぞれ接続
され、上記抵抗体31の他端側は前記三次コイルN3のB
端側に接続されている。前記ツェナーダイオード26のカ
ソード側はダイオード23のカソード側に接続され、ダイ
オード23のアノード側には前記抵抗体30の一端側が接続
されており、抵抗体30の他端側は、前記の如く、三次コ
イルN3のA端側に接続されている。
【0036】本実施形態例に特有な充電制御回路20は上
記のように構成されており、この充電制御回路20を構成
するエネルギー制御スイッチ素子11とインダクタンス素
子12によりエネルギー蓄積回路が構成されており、エネ
ルギー蓄積回路はメインスイッチ素子4のスイッチオン
時にエネルギー制御スイッチ素子11がスイッチオンして
入力電源1のエネルギーがエネルギー制御スイッチ素子
11を介してインダクタンス素子12を流れ、この通電によ
りインダクタンス素子12にエネルギーを蓄積する。
【0037】また、前記インダクタンス素子12とダイオ
ード13によりエネルギー供給回路が構成されており、こ
のエネルギー供給回路はメインスイッチ素子4のスイッ
チオフ時にインダクタンス素子12に蓄積されているエネ
ルギーを入力コンデンサ2へ供給する。前記スイッチ素
子SW1とダイオード22と抵抗体27,28により前記エネ
ルギー制御スイッチ素子11のドライブ回路が構成され、
このドライブ回路は前記三次コイルN3に発生する電圧
を利用しメインスイッチ素子4のスイッチオン・オフ動
作に同期させてエネルギー制御スイッチ素子11をスイッ
チオン・オフ制御する。
【0038】前記ダイオード23とツェナーダイオード26
と抵抗体30により電圧検出回路が構成され、この電圧検
出回路はメインスイッチ素子4のスイッチオン時に三次
コイルN3に誘起される電圧V3 を入力コンデンサ2の
充電電圧V2 として検出する。前記スイッチ素子SW
2,SW3,SW4とダイオード24,25と抵抗体31,32
によりオフ制御回路が構成され、オフ制御回路は、上記
電圧検出回路により検出された入力コンデンサ2の充電
電圧が予め定めた充電設定電圧VCTL 以上である期間、
前記ドライブ回路によりエネルギー制御スイッチ素子11
をスイッチオフし、前記エネルギー蓄積回路のエネルギ
ー蓄積動作を停止させる。
【0039】なお、前記インダクタンス素子12と抵抗体
36により起動回路が構成され、スイッチング電源装置の
電源投入時等、入力コンデンサ2の充電電圧が零電圧又
は非常に低い電圧である場合に、入力電源1のエネルギ
ーが起動回路の抵抗体36とインダクタンス素子12を順に
通って入力コンデンサ2に流れ込み、入力コンデンサ2
を立ち上がらせる。また、入力コンデンサ2の充電エネ
ルギーは、前記の如く、メインスイッチ素子4のスイッ
チオン時にトランス3の二次コイルN2から出力回路14
を介して負荷10へ出力されると共に、本実施形態例で
は、制御回路5の駆動エネルギーとして用いられる。
【0040】以下、本実施形態例に特有な充電制御回路
20の回路動作を図2のタイムチャートに基づき説明す
る。まず、制御回路5の制御動作によりメインスイッチ
素子4のゲート−ソース間に予め定まるスイッチオン駆
動電圧である図2の(a)に示す電圧VCCが印加される
と(時間t1 )、メインスイッチ素子4がスイッチオン
し、入力コンデンサ2の充電エネルギーが一次コイルN
1とメインスイッチ素子4を通って流れ、入力コンデン
サ2の充電エネルギーが二次コイルN2から出力回路14
を介し出力エネルギーとして負荷10へ出力されると共
に、三次コイルN3にはA端側が正極側となる次式
(2)に示す電圧V3 が誘起される。
【0041】 V3 =(N3 /N1 )・V2 ・・・・・(2)
【0042】ただし、上式(2)に示すN1 は一次コイ
ルN1の巻数を示し、N3 は三次コイルN3の巻数を示
し、V2 は入力コンデンサ2の充電電圧を示している。
【0043】つまり、メインスイッチ素子4のスイッチ
オン時の三次コイルN3には一次コイルN1の巻数N1
に対する三次コイルN3の巻数N3 の巻数比(N3 /N
1 )に入力コンデンサ2の充電電圧V2 を乗算した電圧
が誘起される。
【0044】この三次コイルN3の電圧V3 はダイオー
ド22に印加されると共に、抵抗体30とダイオード23とツ
ェナーダイオード26の直列接続体に印加される。このと
き、図2の(c)の時間t1 の状態のように、入力コン
デンサ2の充電電圧V2 が予め定めた充電設定電圧V
CTL 未満である場合には、ダイオード23とツェナーダイ
オード26はスイッチオフ状態を維持し、次に示す回路動
作が行われる。
【0045】この状態のときには、三次コイルN3の電
圧V3 によりダイオード22がスイッチオンすると共に、
三次コイルN3から抵抗体28を介しスイッチ素子SW1
のベース側にベース電流が加えられスイッチ素子SW1
がスイッチオンし、三次コイルN3の電圧V3 のエネル
ギーがダイオード22とスイッチ素子SW1と抵抗体27を
順に通ってエネルギー制御スイッチ素子11のゲート側に
加えられ、エネルギー制御スイッチ素子11がスイッチオ
ンする。
【0046】このエネルギー制御スイッチ素子11のスイ
ッチオン動作により、入力電源1のエネルギーがエネル
ギー制御スイッチ素子11を介し図2の(f)に示すよう
にインダクタンス素子12を通って流れ、この通電により
インダクタンス素子12にエネルギーが蓄積される。
【0047】そして、前記制御回路5の制御動作により
メインスイッチ素子4がスイッチオフすると(時間
2 )、三次コイルN3の電圧V3 は図2の(b)に示
すように極性が反転して三次コイルN3にはA端側が負
極側となる電圧が発生し、この電圧によりダイオード2
2、スイッチ素子SW1がスイッチオフしてエネルギー
制御スイッチ素子11がスイッチオフする。
【0048】上記メインスイッチ素子4とエネルギー制
御スイッチ素子11のスイッチオフ動作により、入力電源
1のエネルギーによるインダクタンス素子12の通電はス
トップする。同時に、ダイオード13がスイッチオンし、
インダクタンス素子12に蓄積されているエネルギーが、
入力コンデンサ2とダイオード13を通る経路で通電し、
上記インダクタンス素子12の蓄積エネルギーが入力コン
デンサ2へ供給され、図2の(c)に示すように、入力
コンデンサ2の充電電圧が上昇する。
【0049】前記制御回路5の制御動作により再びメイ
ンスイッチ素子4がスイッチオンすると(時間t3 )、
前記の如く、入力コンデンサ2の充電電圧V2 に巻数比
(N3 /N1 )を乗算した電圧が三次コイルに誘起さ
れ、三次コイルN3の電圧がダイオード22に印加すると
共に、抵抗体30とダイオード23とツェナーダイオード26
の直列接続体に印加する。このとき、図2の(c)の時
間t3 の状態のように、入力コンデンサ2の充電電圧V
2 が充電設定電圧VCTL 以上であるときには、ダイオー
ド23とツェナーダイオード26がスイッチオンする。
【0050】上記ダイオード23とツェナーダイオード26
のスイッチオン動作により、三次コイルN3から抵抗体
30とダイオード23とツェナーダイオード26を順に通って
スイッチ素子SW3のベース側にベース電流が供給され
スイッチ素子SW3がスイッチオンする。同時に、ダイ
オード24がスイッチオンして、三次コイルN3から抵抗
体28とダイオード24と抵抗体32とスイッチ素子SW3を
順に通る経路で電流が通電し、スイッチ素子SW2,S
W4のベース側にベース電流が流れ、スイッチ素子SW
2,SW4がスイッチオンする。
【0051】上記スイッチ素子SW2のスイッチオン動
作によりスイッチ素子SW1はスイッチオフ状態に維持
され、エネルギー制御スイッチ素子11もスイッチオフ状
態に維持される。このように、エネルギー制御スイッチ
素子11がスイッチオフ状態であるときには、入力電源1
のエネルギーによるインダクタンス素子12の通電は行わ
れず、インダクタンス素子12にエネルギーは蓄積されな
い。
【0052】もちろん、メインスイッチ素子4のスイッ
チオン時には入力コンデンサ2の充電エネルギーが、前
記の如く、一次コイルN1とメインスイッチ素子4を通
って流れ、二次コイルN2側から出力エネルギーとして
負荷10へ出力されるので、図2の(c)の時間t4 〜t
5 期間に示すように、入力コンデンサ2の充電電圧は低
下する。
【0053】その後、前記制御回路5の制御動作により
メインスイッチ素子4がスイッチオフすると(時間
5 )、前記の如く、三次コイルN3の電圧極性が反転
し、ダイオード23,24、ツェナーダイオード26がスイッ
チオフすると共に、スイッチ素子SW2,SW3,SW
4がスイッチオフする。このメインスイッチ素子4のス
イッチオフ期間(時間t5 〜t6 )には、インダクタン
ス素子12にエネルギーが蓄積されていないので、インダ
クタンス素子12から入力コンデンサ2へのエネルギー供
給を行うことができず、図2の(c)の時間t5 〜t6
期間に示すように、入力コンデンサ2の充電電圧は増加
しない。
【0054】上記のように、充電制御回路20は、三次コ
イルN3の電圧を利用しエネルギー制御スイッチ素子11
をメインスイッチ素子4のスイッチオン・オフ動作に同
期させてスイッチオン・オフさせ、入力電源1のエネル
ギーを入力コンデンサ2へ充電供給すると共に、三次コ
イルN3の電圧V3 を入力コンデンサ2の充電電圧V2
として検出し、この検出した充電電圧V2 が予め定めた
充電設定電圧VCTL 以上である期間はエネルギー制御ス
イッチ素子11をスイッチオフ状態に維持して、上記入力
コンデンサ2の充電動作を停止させ、入力コンデンサ2
の充電電圧V2を充電設定電圧VCTL に安定させること
ができる。
【0055】上記入力コンデンサ2の充電設定電圧V
CTL には、メインスイッチ素子4の予め定まる耐電圧以
上の電圧がメインスイッチ素子4に印加せず、かつ、整
流ダイオード6,7の予め定まる逆方向耐電圧以上の電
圧が整流ダイオード6,7に印加しないような適宜の電
圧値が設定される。この充電設定電圧VCTL は次式
(3)により示すことができる。
【0056】 VCTL ≒(N1 /N3 )・(V26+VF +VSW3 )・・・・・(3)
【0057】上記式(3)に示すN1 は一次コイルN1
の巻数を示し、N3 は三次コイルN3の巻数を示し、V
26はツェナーダイオード26のスイッチオン駆動電圧を示
し、VF はダイオード23のスイッチオン駆動電圧を示
し、VSW3 はスイッチ素子SW3のスイッチオン駆動電
圧を示している。
【0058】上式に示す一次コイルN1の巻数N1 、三
次コイルN3の巻数N3 、スイッチ素子SW3のスイッ
チオン駆動電圧は予め定められるので、前記設定された
充電設定電圧VCTL が得られるように、ツェナーダイオ
ード26とダイオード23のスイッチオン駆動電圧を決定す
ることにより、充電制御回路20は入力コンデンサ2の充
電電圧V2 を充電設定電圧VCTL に安定させることがで
きる。
【0059】本実施形態例によれば、充電制御回路20を
設け、この充電制御回路20により、入力コンデンサ2の
充電電圧V2 を予め定めた充電設定電圧VCTL に安定さ
せる構成にしたので、入力電源1の電圧VINが可変して
も、入力コンデンサ2の充電電圧V2 を上記充電設定電
圧VCTL に安定させることができる。
【0060】このため、入力電源1の電圧VINの変動に
拘わらず、上記充電設定電圧VCTLの入力コンデンサ2
のエネルギーが、メインスイッチ素子4のスイッチオン
時に、トランス3を介し出力エネルギーとして出力され
ることになるので、制御回路5は、入力電源1の電圧V
INが大きくなっても、メインスイッチ素子4のオンデュ
ーティ可変制御により装置出力の安定化制御を良好に行
うことが可能となり、スイッチング電源装置の装置動作
の信頼性を高めることができる。
【0061】また、入力電源1の電圧VINよりも低い電
圧を入力コンデンサ2の充電設定電圧に設定し、上記の
如く、充電制御回路20により、その充電設定電圧に入力
コンデンサ2の充電電圧を安定させることができるの
で、メインスイッチ素子4のスイッチオフ時にメインス
イッチ素子4のドレイン−ソース間に印加する電圧を低
くすることができるし、上記制御回路5のオンデューテ
ィ可変制御により、メインスイッチ素子4のスイッチオ
ン時にメインスイッチ素子4のドレイン電流の実効値を
小さくすることが可能となる。このことから、低耐電圧
のスイッチ素子をメインスイッチ素子4として採用する
ことができる。
【0062】さらに、前記の如く、入力電源1の電圧V
INの変動に拘わらず、充電設定電圧VCTL の入力コンデ
ンサ2のエネルギーが、メインスイッチ素子4のスイッ
チオン時に、トランス3を介し出力回路4へ供給される
ので、入力電源1の電圧VINが大きくても、出力回路14
を構成する整流ダイオード6,7には予め定まる固定の
逆方向電圧が印加されることになり、逆方向耐電圧が小
さいダイオード(つまり、順方向電圧降下が小さいダイ
オード)を整流ダイオード6,7として用いることがで
きる。
【0063】上記のように、メインスイッチ素子4は低
耐電圧のスイッチ素子により形成でき、また、整流ダイ
オード6,7は順方向電圧降下が小さい素子により形成
できる。それらの素子は電力損失が小さい素子であるこ
とから、メインスイッチ素子4や整流ダイオード6,7
での電力損失を非常に小さく抑えることができる。
【0064】ところで、上記充電制御回路20の回路動作
により入力コンデンサ2の充電電圧の安定化制御が行わ
れる場合に、エネルギー制御スイッチ素子11はほぼ一定
のスイッチング周期TL (本実施形態例では図2の
(e)に示すようにメインスイッチ素子4のスイッチン
グ周期Tの3倍の周期(TL =3T))でスイッチオン
することになる。上記エネルギー制御スイッチ素子11の
スイッチング周波数をfLとし、インダクタンス素子12
のインダクタンス値をL12とし、インダクタンス素子12
の図2の(f)に示すピーク電流値をIP とする場合
に、エネルギー制御スイッチ素子11のスイッチオン動作
毎にインダクタンス素子12に蓄積されるエネルギーE12
は次式(4)により表すことができる。
【0065】 E≒(1/2)・L12・IP 3 ・・・・・(4)
【0066】上式(4)に示すインダクタンス素子12の
ピーク電流値IP は入力電源1の電圧VINから入力コン
デンサ2の充電設定電圧VCTL を差し引いた差分電圧と
インダクタンス素子12のインダクタンス値L12とメイン
スイッチ素子4のオンデューティにより定まるため、入
力電源1の電圧VINが一定の場合、エネルギー制御スイ
ッチ素子11のスイッチオン動作毎にインダクタンス素子
12に蓄積されるエネルギーE12を一定にすることができ
るし、負荷10で消費される電力が変化した場合には、エ
ネルギー制御スイッチ素子11のスイッチング周波数fL
を変化させることにより、必要な電力を供給することが
できる。
【0067】以下、第2の実施形態例を説明する。図3
には第2の実施形態例のスイッチング電源装置の回路構
成図が示され、また、図4には上記図3の回路を構成す
る各構成要素の動作例を示すタイムチャートが表されて
いる。この実施形態例において特徴的なことは、前記第
1の実施形態例の構成に加えて、図3に示す前記電圧検
出回路のツェナーダイオード26と、ダイオード33と、抵
抗体34,35とから成る過電流防止回路を設けたことであ
り、この過電流防止回路によりエネルギー蓄積回路のエ
ネルギー制御スイッチ素子11に該スイッチ素子11の予め
定まる耐電流以上の過電流が通電しないように過電流か
らエネルギー制御スイッチ素子11を保護する構成とし
た。上記以外の構成は前記第1の実施形態例同様であ
り、その重複説明は省略する。
【0068】ところで、前記図1に示す回路構成では、
メインスイッチ素子4と制御スイッチ素子11のスイッチ
オン時に、エネルギー制御スイッチ素子11とインダクタ
ンス素子12には入力電源1のエネルギーの電流(入力電
流)IL が通電し、その電流IL は上記スイッチ素子
4,11のスイッチオン期間に渡り図2の(f)に示すよ
うに上昇し、その電流のピーク電流IP は、前述したよ
うに、入力電源1の電圧VINから入力コンデンサ2の充
電電圧V2 を差し引いた差分電圧ΔVとインダクタンス
素子12のインダクタンス値L12とメインスイッチ素子4
のオンデューティにより定まる。
【0069】例えば、上記入力電源1の電圧VINが非常
に大きい場合、上記差分電圧ΔVが大きくなって上記ピ
ーク電流IP がエネルギー制御スイッチ素子11の耐電流
以上の過電流となってしまうことがある。この場合、過
電流によりエネルギー制御スイッチ素子11が破損する虞
れがある。そこで、本実施形態例では、前記の如く、過
電流防止回路を設け、エネルギー制御スイッチ素子11へ
の過電流の通電を防止する構成とした。
【0070】前記、過電流防止回路は、図3に示すよう
に、前記電圧検出回路のツェナーダイオード26と、ダイ
オード33と、抵抗体34,35とにより構成されており、上
記抵抗体35はエネルギー制御スイッチ素子11とインダク
タンス素子12の間に直列に接続され、この抵抗体35とエ
ネルギー制御スイッチ素子11のソース側の直列接続部に
抵抗体34の一端側が接続されており、抵抗体34の他端側
にはダイオード33のアノード側が接続され、ダイオード
33のカソード側がツェナーダイオード26のカソード側に
接続されている。
【0071】上記抵抗体35は、エネルギー制御スイッチ
素子11、インダクタンス素子12に通電している電流IL
を電圧に変換して検出し、この検出した電圧はツェナー
ダイオード26とダイオード33と抵抗体34の直列接続体に
印加される。メインスイッチ素子4がスイッチオンして
(時間t1 )、図4の(d)に示すように、前記電流I
L が上昇し予め定めた上限電流値ICTL に達すると(時
間t1a)、ツェナーダイオード26とダイオード33がスイ
ッチオンし、ツェナーダイオード26のスイッチオン動作
により、前記第1の実施形態例同様に、スイッチ素子S
W3がスイッチオンする。このことから、スイッチ素子
SW2,SW4もスイッチオンし、前述したように、ス
イッチ素子SW1がスイッチオフしてエネルギー制御ス
イッチ11がスイッチオフする。
【0072】上記のように、エネルギー制御スイッチ素
子11がスイッチオフすると、当然に、エネルギー制御ス
イッチ素子11には電流が流れないので、エネルギー制御
スイッチ素子11への過電流の通電を防止することができ
る。
【0073】すなわち、上記上限電流値ICTL を、エネ
ルギー制御スイッチ素子11の耐電流以下の電流値で、か
つ、入力コンデンサ2の充電を十分に行うことができる
エネルギーをインダクダンス素子12に蓄積させることが
できる適宜の電流値に設定し、上記電流IL がその設定
した上限電流値ICTL に達したときに、前記の如く、エ
ネルギー制御スイッチ素子11をスイッチオフさせること
により、エネルギー制御スイッチ素子11への過電流の通
電を防止することができる。また、エネルギー制御スイ
ッチ素子11のスイッチオン動作毎にインダクタンス素子
12に蓄積されるエネルギーを小さく抑えることができる
ので、エネルギー制御スイッチ素子11のスイッチング周
波数fL が低くなり過ぎるのを防止できる。
【0074】前記上限電流値ICTL は、抵抗体35の抵抗
値をR35とし、スイッチ素子SW3、ツェナーダイオー
ド26、ダイオード33の各スイッチオン駆動電圧を
SW3 ,V26,Vf とした場合、次式(5)により表す
ことができる。上記スイッチ素子SW3、ツェナーダイ
オード26の各スイッチオン駆動電圧VSW3 ,V26は前記
第1の実施形態例同様にして定まるので、前記電流IL
を前記設定の上限電流値ICTL に抑えることができるよ
うに、抵抗体35の抵抗値R35やダイオード33のスイッチ
オン駆動電圧Vf が設定され、過電流防止回路が構成さ
れる。
【0075】 ICTL ≒(VSW3 +V26+Vf )/R35・・・・・(5)
【0076】本実施形態例によれば、前記第1の実施形
態例の構成に加えて、過電流防止回路を設け、エネルギ
ー制御スイッチ素子11への過電流の通電を防止する構成
としたので、前記第1の実施形態例同様の効果を奏する
ことができるし、エネルギー制御スイッチ素子11への過
電流の通電を確実に防止することができ、エネルギー制
御スイッチ素子11の保護を図ることが可能である。ま
た、エネルギー制御スイッチ素子11のスイッチング周波
数fL が低くなり過ぎるのを防止できる。
【0077】また、上記のように、エネルギー制御スイ
ッチ素子11の保護を図ることが可能であることから、耐
電流が小さいスイッチ素子をエネルギー制御スイッチ素
子11として採用することができる。
【0078】以下、第3の実施形態例を説明する。この
実施形態例において特徴的なことは、前記第1又は第2
の実施形態例の構成に加えて、図5や図6に示すように
フィルターコンデンサ38により構成されるノイズ除去回
路を設けたことである。それ以外の構成は、前記各実施
形態例同様であり、その重複説明は省略する。
【0079】ところで、メインスイッチ素子4がスイッ
チオンしたとき、三次コイルN3には図2の(b)の点
線に示すようなスパイクノイズが発生する場合がある。
この場合、スパイクノイズが大きいと、前記図1や図3
に示す回路では、ダイオード23とツェナーダイオード26
がスイッチオフ状態でなければならないのにも拘わら
ず、上記スパイクノイズによりダイオード23とツェナー
ダイオード26がスイッチオンしてしまうという誤動作を
生じさせてしまう場合がある。
【0080】そこで、本実施形態例では、図5や図6に
示すように、前記フィルターコンデンサ38を設け、三次
コイルN3の電圧をフィルターコンデンサ38を介しノイ
ズを除去して電圧検出回路である抵抗体30とダイオード
23とツェナーダイオード26の直列接続体に印加させる構
成とした。
【0081】上記フィルターコンデンサ38はダイオード
22のカソード側と三次コイルN3のB端側の間に直列に
接続され、フィルターコンデンサ38とダイオード22のカ
ソード側の直列接続部に前記抵抗体30の一端側が接続さ
れる。上記の如く、フィルターコンデンサ38は三次コイ
ルN3の電圧を受けノイズを除去し、そのノイズが除去
された電圧を電圧検出回路へ加えている。
【0082】本実施形態例によれば、前記各実施形態例
の構成に加えて、フィルターコンデンサ38を設けたの
で、前記各実施形態例同様の効果を奏することができる
上に、メインスイッチ素子4のスイッチオン時に三次コ
イルN3の電圧にスパイクノイズが発生する場合に、フ
ィルターコンデンサ38により上記スパイクノイズが除去
された状態で三次コイルN3の電圧を電圧検出回路へ加
えることができる。このことから、スパイクノイズに起
因した電圧検出回路のダイオード23やツェナーダイオー
ド26の誤動作を確実に回避することができ、スイッチン
グ電源装置の信頼性をより向上させることができる。
【0083】なお、本発明は上記各実施形態例に限定さ
れるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例え
ば、上記各実施形態例では、出力回路14の同期整流器は
整流ダイオード6,7により形成されていたが、図8に
示すように、MOS−FET18,17等、整流ダイオード
6,7以外の素子により形成してもよく、この場合に
も、前記各実施形態例同様の充電制御回路20を設けるこ
とにより、前記各実施形態例同様の効果を奏することが
できる。
【0084】また、エネルギー制御スイッチ素子11はM
OS−FETにより構成されていたが、MOS−FET
以外のトランジスタ素子により構成してもよい。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、エネルギー蓄積回路
と、エネルギー供給回路と、電圧検出回路と、オフ制御
回路とを設け、入力コンデンサの充電電圧を予め定めた
値(充電設置電圧)に安定させる構成にしたので、入力
電源の電圧の変動に関係なく入力コンデンサの充電電圧
を上記充電設定電圧に安定させることができる。このこ
とから、入力電源の電圧の変動に拘わらず、メインスイ
ッチ素子のスイッチオン時に、上記充電設定電圧の入力
コンデンサのエネルギーがトランスの二次側から出力エ
ネルギーとして出力されることになり、入力電源の電圧
が大きくなっても、装置出力の安定化制御を良好に行う
ことが可能となり、スイッチング電源装置の装置動作の
信頼性を高めることができる。
【0086】また、上記の如く、入力コンデンサの充電
電圧を充電設定電圧に安定させる構成にしたので、入力
電源の電圧よりも低めの電圧を充電設定電圧として設定
し、入力コンデンサの充電電圧をその充電設定電圧に安
定させることができる。上記入力コンデンサの充電エネ
ルギーに基づく電圧や電流がメインスイッチ素子に加え
られるので、メインスイッチ素子に印加する電圧を小さ
く抑えることができ、低耐電圧のスイッチ素子をメイン
スイッチ素子として採用することができる。
【0087】また、入力電源の電圧の変動に拘わらず、
トランスの二次側へ供給されるエネルギーの電圧を一定
にすることが可能であるので、入力電源の電圧が大きく
なっても、トランスの二次側へ加えられる電圧は大きく
ならず、耐電圧が小さい素子を用いてトランスの二次側
の回路を構成することができる。
【0088】上記のように、低耐電圧の素子を用いてス
イッチング電源装置を形成することが可能となり、その
ような素子は電力損失が少ないので、スイッチング電源
装置の電力損失を低減させることが可能で回路効率を向
上させることができる。
【0089】過電流防止回路を設けた発明にあっては、
過電流防止回路が入力電源からエネルギー蓄積回路へ流
れ込む入力電流を検出し、この入力電流が予め定めた値
以上である期間、入力電源からエネルギー蓄積回路へ流
れ込む入力電流を停止させるので、入力電源の電圧が非
常に大きく、予め定まる耐電流以上の過電流がエネルギ
ー蓄積回路へ通電する虞れがある場合に、上記過電流防
止回路の回路動作により、エネルギー蓄積回路への過電
流の通電を防止することが可能であり、エネルギー蓄積
回路の構成要素の保護を図ることができる。また、エネ
ルギー制御スイッチ素子のスイッチング周波数が低くな
り過ぎるのを防止できる。
【0090】また、上記のように、エネルギー蓄積回路
への過電流の通電を防止できるので、低耐電流の素子に
よりエネルギー蓄積回路を構成することが可能となり、
低耐電流の素子は安価であることから、装置コストの低
減を図ることができる。
【0091】ノイズ除去回路が設けられている発明にあ
っては、電圧検出回路は入力コンデンサの充電電圧をノ
イズ除去回路を介しノイズが取り除かれた状態で検出す
ることができるので、ノイズによって誤った入力コンデ
ンサの充電電圧を検出することを回避することができ、
電圧検出回路は正確な入力コンデンサの充電電圧を確実
に検出することができる。このことから、上記電圧検出
回路の正確な検出電圧に基づきオフ制御回路は精度良く
動作を行うことができ、スイッチング電源装置の装置動
作の信頼性をより向上させることが可能となる。
【0092】トランスに三次コイルが設けられ、エネル
ギー蓄積回路はエネルギー制御スイッチ素子を有し、こ
のエネルギー制御スイッチ素子は三次コイルを電源とし
て動作するドライブ回路によりスイッチオン・オフ動作
が制御され、電圧検出回路はメインスイッチ素子のスイ
ッチオン時に三次コイルの電圧を入力コンデンサの充電
電圧として検出する発明にあっては、エネルギー制御ス
イッチ素子のスイッチオン・オフ動作によりエネルギー
蓄積回路の回路動作のオン・オフを制御することができ
るので、エネルギー蓄積回路の回路動作のオン・オフ制
御を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態例を示す回路構成図である。
【図2】図1の回路の各構成要素の動作例を示すタイム
チャートである。
【図3】第2の実施形態例を示す回路構成図である。
【図4】図2の回路の各構成要素の動作例を示すタイム
チャートである。
【図5】ノイズ除去回路を設けたスイッチング電源装置
の一実施形態例を示す回路構成図である。
【図6】ノイズ除去回路を設けたスイッチング電源装置
のその他の例を示す回路構成図である。
【図7】従来例を示す回路構成図である。
【図8】さらにその他の従来例を示す回路構成図であ
る。
【符号の説明】
1 入力電源 2 入力コンデンサ 3 トランス 4 メインスイッチ素子 11 エネルギー制御スイッチ素子 12 インダクタンス素子 38 フィルターコンデンサ N3 三次コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスの一次側に入力電源と入力コン
    デンサとメインスイッチ素子を有し、入力電源のエネル
    ギーを入力コンデンサが受け、この入力コンデンサの充
    電エネルギーをメインスイッチ素子のスイッチオン時に
    トランスの二次側から出力エネルギーとして出力するフ
    ィードフォワードコンバータタイプのスイッチング電源
    装置において、メインスイッチ素子のスイッチオン時に
    入力電源のエネルギーを受けてエネルギーを蓄積するエ
    ネルギー蓄積回路と、メインスイッチ素子のスイッチオ
    フ時に上記エネルギー蓄積回路に蓄積されているエネル
    ギーを入力コンデンサへ供給するエネルギー供給回路
    と、入力コンデンサの充電電圧を検出する電圧検出回路
    と、この電圧検出回路により検出された検出電圧に基づ
    き入力コンデンサの充電電圧が予め定めた値以上である
    期間は前記エネルギー蓄積回路のエネルギー蓄積動作を
    停止させるオフ制御回路とを有することを特徴とするス
    イッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 メインスイッチ素子のスイッチオン時に
    入力電源からエネルギー蓄積回路へ流れ込む入力電流を
    検出し、この検出値に基づき上記入力電流が予め定めた
    値以上になっている期間はオフ制御回路を動作させてエ
    ネルギー蓄積回路のエネルギー蓄積動作を停止させ入力
    電源からエネルギー蓄積回路へ流れ込む入力電流を停止
    させる過電流防止回路を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 電圧検出回路の入側にノイズ除去回路が
    設けられ、電圧検出回路は入力コンデンサの充電電圧を
    ノイズ除去回路を介しノイズが取り除かれた状態で検出
    する構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載のスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 トランスに三次コイルが設けられ、エネ
    ルギー蓄積回路は入力電源をエネルギー制御スイッチ素
    子とインダクタンス素子を順に通って入力コンデンサへ
    接続する回路と成し、上記エネルギー制御スイッチ素子
    は上記三次コイルを電源として動作するドライブ回路に
    よりスイッチオン・オフ動作が制御されるスイッチ素子
    と成し、電圧検出回路はメインスイッチ素子のスイッチ
    オン時に上記三次コイルに誘起される電圧を入力コンデ
    ンサの充電電圧として検出し、オフ制御回路は上記電圧
    検出回路により検出された検出電圧に基づき入力コンデ
    ンサの充電電圧が予め定めた値以上である期間は前記ド
    ライブ回路により前記エネルギー制御スイッチ素子をス
    イッチオフさせてエネルギー蓄積回路のエネルギー蓄積
    動作を停止させる構成としたことを特徴とする請求項1
    又は請求項2又は請求項3記載のスイッチング電源装
    置。
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