JP3189503B2 - 蒸気吐出装置 - Google Patents

蒸気吐出装置

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JP3189503B2
JP3189503B2 JP15906893A JP15906893A JP3189503B2 JP 3189503 B2 JP3189503 B2 JP 3189503B2 JP 15906893 A JP15906893 A JP 15906893A JP 15906893 A JP15906893 A JP 15906893A JP 3189503 B2 JP3189503 B2 JP 3189503B2
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裕 葛西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室内でスチームサウ
ナ浴を楽しむために設けた蒸気吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に示す様に浴室100に備えられ
た従来の蒸気吐出装置101の蒸気吹出口102は、洗
い場の壁面103に設け床104に向けて蒸気を吹出す
タイプが主流になっている。例えば実開平3−5323
6号公報。その際床104の材質によっては高温蒸気か
ら保護することを目的とした蒸気受け板105を装着し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来技術の蒸気受け板105は、床104に向けて吹出し
た蒸気を単に反射させて床104に当てないようにする
ことで、床面104を高温の蒸気から保護するためのも
のであって、蒸気受け板105で反射した蒸気は直接上
方に跳ね返ってしまうので、蒸気の流れを任意の範囲に
コントロールすることが出来ない。従って蒸気が十分に
浴室内に拡散しないので、浴室100内各所での温度ム
ラが大きく、入浴者Pに不快感を与える使い勝手の悪い
ものであった。又、吐出口102の位置によっては入浴
者Pのいる位置が温まりにくかったり、逆に熱くなり過
ぎたりする等の不都合があった。この状況は蒸気受け板
を装備せず、床に向けて直接蒸気を吐出しているタイプ
のものについても同様である。本発明は、上記従来技術
の床面保護板としての機能に加え、蒸気の流れをコント
ロールする機能を取入れることによって、上記の様な不
都合を解決し快適なスチーム浴を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、請求項1では、浴室内に蒸気吐出口を下向
きにして設け蒸気吐出口の下方に蒸気受け板を設けた蒸
気吐出装置において、蒸気受け板は、蒸気受け面が、垂
直な板状部と接する中央部が上方に膨出し、左右が低く
なり、且つ板状部と接する奥の部分が上方に膨出し、手
前側に低くなり、平面視が略半円状の縁部が最も低くな
った曲面形状を成すことを特徴とする。 請求項2では、
請求項1において、蒸気吐出装置は浴室壁面に対して左
右方向に蒸気吐出口の位置を選択可能とする蒸気吐出口
の選択手段を備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記手段によれば、蒸気吐出口から下向きに吐
出された蒸気は、蒸気受け板の蒸気受け面の曲面に当た
り、曲面に沿って緩やかに下方に方向付けられた流れと
なって緩い角度で洗い場の床面に当り、反射して温風の
軽さとあいまって上方への気流となる対流が発生し、浴
室内が速やかに均一な温度に成る。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例を添付した図面により説
明する。図1は浴室の壁面に取付けた蒸気吐出装置の側
断面図、図2は受け板の見取図、図3は蒸気吐出装置に
受け板を装着した状態の見取図、図4は図3の4−4線
断面図である。図1において1は浴室、2は壁面、3は
洗い場の床面である。洗い場の床面3に臨む壁面2には
蒸気吐出器4を取付け、蒸気吐出器4の下方には蒸気受
け板5が設けられている。
【0007】洗い場の床面3に臨む壁面2下部に孔6を
開けて浴室1内に蒸気供給管7が延出され、この蒸気供
給管7の先端部に蒸気吐出器4の背側に開けた孔8を嵌
着することで蒸気吐出器4を取付けている。蒸気吐出器
4の底部には蒸気吐出口9が設けられ、下方の床面3に
向けて蒸気を吹出す様になっている。この蒸気吐出口9
から吹出される蒸気を前記蒸気受け板5で受ける様にな
っていて、蒸気吐出装置30は、蒸気吐出器4と蒸気受
け板5出構成される。
【0008】蒸気受け板5は、図1〜図4に示す様に蒸
気受け面10が上方に膨出し平面視略半円状の縁部11
が低くなった曲面形状を成す。そして蒸気受け面10は
図4に示す様に内部がリブ12で補強された構造をな
す。又、蒸気受け板5の背部には、図1〜図3に示す様
に垂直な板状の取付け部13が一体に設けられている。
蒸気受け面10は、図2〜図3に示したように、垂直な
板状部と接する中央部10aが上方に膨出し、左右の部
分10b,10bが低くなり、且つ板状部13と接する
奥の部分(中央部10a)が上方に膨出し、手前側部分
10cが低くなり、平面視が略半円状の縁部11が最も
低くり、左右の部分10b,10b、及び手前側部分1
0cからなる縁部11が平面視略半円状の曲面形状を成
す。
【0009】取付部13の上部には、図2に示す様に水
平に長孔14を設け、この長孔14の下にこれより小さ
い取付用の水平な長孔15が設けられている。この長孔
14を前述の蒸気供給管7が挿通し、下の小さな長孔1
5にビス16を通して蒸気受け板5を壁面2に固定して
いる。蒸気受け板5を壁面2に取付けた後、前述の様に
蒸気吐出器4を蒸気供給管7に嵌着して固定している。
【0010】以上の様な構成で蒸気吐出器4の下方に蒸
気受け板5を設けたので、図1の矢印で示す様に蒸気吐
出口9から下向きに吐出された蒸気は、蒸気受け板5の
曲面形状の蒸気受け面10に当たり、曲面に沿って緩や
かに下方に方向付けられた流れとなる。そしてこの方向
付けられた蒸気の流れは、図5の矢印で示す様に緩い角
度で洗い場の床面3に当り、反射して温風の軽さとあい
まって上方への気流となる対流が発生し、入浴者Pを速
やかに温めると共に、図6の矢印で示す蒸気の流れは浴
室1内、特に洗い場の床面3のほぼ全域Dを速やかに均
一な温度に温める。
【0011】又、蒸気受け板5は、前述の様に水平な長
孔15で壁面2に取付けたので、ビス16を絞めつけず
取付部13を保持する程度にしておけば、図7に示す様
に蒸気受け板5を左右方向に多少摺動させることが出来
る。これによって例えば蒸気受け板5を右手方向に少し
摺動させると、蒸気吐出器4から下方に吐出された蒸気
は、図8に示す様に曲面形状の蒸気受け面10の左半面
に当たって矢印に示す様に左手方向に方向付けられた流
れとなる。こうして蒸気受け板5を左右方向に多少ずら
すことにより蒸気吐出器4から吐出された蒸気を蒸気受
け面10の曲面のどこに当てるかの調整を行うことによ
り、蒸気の拡散範囲を任意で設定することが可能であ
る。又、この調整が可能なことより浴室1の左右勝手の
違いによって異なる蒸気受け板を製作する必要もなく、
蒸気吐出口9自体の設定の自由度も大きくなる。
【0012】図9は蒸気吐出器4の別実施例を示す断面
図で、蒸気吐出器4の底部17に左右2箇所に蒸気吐出
口18、19を設け、内側に設けた摺動板20で両蒸気
吐出口18、19の一方を塞ぐ様になっており、両蒸気
吐出口18、19の間に設けた摺動口21から摺動板2
0のノブ22を外に出し、このノブ22を摺動させるこ
とで、蒸気吐出口18、19の一方を選択して、例えば
図9の矢印に示す様に蒸気吐出口18から蒸気を吐出出
来る様になっている。これにより上記実施例と同様に、
蒸気吐出器4から吐出された蒸気を蒸気受け面10の曲
面のどこに当てるかの調整を行うことが出来、蒸気の拡
散範囲を任意で設定することが可能である。尚、この場
合蒸気受け板5は調整出来ない固定式とする。
【0013】
【発明の効果】以上詳述した様に本発明によれば、蒸気
吐出器から下方に吐出された蒸気は、蒸気受け板の蒸気
受け面の曲面に当たり、受け面の曲面は垂直な板状部と
接する中央部が上方に膨出し、左右が低くなり、且つ板
状部と接する奥の部分が上方に膨出し、手前側に低くな
り、平面視が略半円状の縁部が最も低くなった曲面形状
を成すので、曲面に沿って緩やかに、左右の下方に且つ
手前側の下方に方向付けられ、平面視が略半円形の縁部
に案内された流れとなるので、洗い場の床面に直接当た
ることがなく、床面を高温の蒸気から保護することが出
来る 又この下方への緩やかな蒸気の流れは、平面視が
略半円状の縁部が最も低くなった曲面形状なので、緩い
角度で床面に当たって反射し、温風の軽さとあいまって
上方への気流となる対流が発生し、浴室内が速やかに均
一な温度に成り、入浴者に快適なスチームサウナ浴を提
供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】浴室の壁面に取付けた蒸気吐出装置の側断面図
【図2】受け板の見取図
【図3】蒸気吐出器に受け板を装着した状態の見取図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】方向付けられた蒸気の流れを説明する図
【図6】同じく浴室全体が速やかに温められる様子を説
明する図
【図7】蒸気受け板が左右方向に摺動可能なことを示す
【図8】同じくその時の蒸気の流れを説明する図
【図9】蒸気吐出器の別実施例を示す断面図
【図10】従来の蒸気受け板による蒸気の流れを説明す
る図
【符号の説明】
1:浴室 2:壁面 4:蒸気吐出器 5:蒸気受け板 9:蒸気吐出器の吐出口 10:蒸気受け板の蒸気受け面 13:蒸気受け板の取付部 15:取付部の長孔 18、19:蒸気吐出口 22:蒸気吐出口の選択手段 30:蒸気吐出装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−285189(JP,A) 特開 平5−293150(JP,A) 特開 平5−285188(JP,A) 特開 平5−285187(JP,A) 特開 平5−285186(JP,A) 特開 平6−245976(JP,A) 実願 平1−112585号(実開 平3− 53236号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 33/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室内に蒸気吐出口を下向きにして設け
    蒸気吐出口の下方に蒸気受け板を設けた蒸気吐出装置に
    おいて、 前記蒸気受け板は、蒸気受け面が、垂直な板状部と接す
    る中央部が上方に膨出し、左右が低くなり、且つ板状部
    と接する奥の部分が上方に膨出し、手前側に低くなり、
    平面視が略半円状の縁部が最も低くなった曲面形状を成
    す、 とを特徴とする蒸気吐出装置。
  2. 【請求項2】 前記蒸気吐出装置は浴室壁面に対して左
    右方向に前記蒸気吐出口の位置を選択可能とする蒸気吐
    出口の選択手段を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の蒸気吐出装置。
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