JP3189408B2 - 引上げ結晶の直径制御方法 - Google Patents

引上げ結晶の直径制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、チョクラルスキ−法
で結晶を引き上げる際において、上軸に設けた重量測定
装置から結晶の直径を算出し制御する方法に関する。特
に上軸が他の物体に接触するために重量測定にノイズが
入り易い場合において、ノイズの影響を除き精度良く結
晶直径を求めこれを的確に制御できるようにした方法に
関する。チョクラルスキ−法は単結晶の製造のために最
も良く利用される方法である。Si、Ge、GaAs、
InP単結晶などをこの方法で引き上げることができ
る。るつぼに原料固体を充填し、これをヒ−タで加熱し
て原料融液とし、上軸の下端に種結晶をつけておきこれ
を原料融液に漬け種付けしてから上軸を回転しながら引
き上げる。種結晶に続いて円柱状の単結晶が成長してゆ
く。この際直径を一定に保持するということが重要であ
る。単結晶の直径を測定するために上軸の上部に重量測
定装置を設置した重量法がある。また原料融液と結晶の
界面を監視して直径を光学的に求める光学法がある。
【0002】Siなどの場合は原料融液の蒸気圧が高く
ないのでそのまま単結晶を引き上げることができる。し
かしGaAsやInPなど原料融液の融点の近傍で蒸気
圧の高い物質を含むものでは単純なチョクラルスキ−法
を使うことができない。AsやPの解離を防ぐために原
料融液の上を液体封止剤で覆い不活性気体で高圧を加え
るようにした液体カプセル法が用いられる。InPの場
合はさらに結晶からのPの解離も無視できないので2重
容器の液体カプセル法が用いられる。この場合上軸の重
量を測定する方法には特別の困難が生ずる。
【0003】
【従来の技術】図1によって高解離圧成分含有化合物半
導体単結晶の製造等に使われる2重容器の液体カプセル
法の概略の構造を説明する。これはInPの成長、Ga
Asの成長に用いることができる。その他II−VI属物質
の成長にも用いることができる。チャンバ1は外容器で
ある。上方から上軸2が回転昇降自在に垂下される。下
方から下軸3が回転昇降自在に設けられる。上軸2と下
軸3は同一直線上に並んでいる。チャンバ1の内部に同
心状に内容器である気密容器4が設けられる。下軸3の
頂点には上方の開口したサセプタ5とるつぼ6が取り付
けられる。るつぼ6の中には原料融液7とこれを覆う液
体封止剤8が入っている。これはたとえばB23 であ
る。下軸3が回転するので原料融液7、液体封止剤8も
回転する。上軸2の下端に種結晶10が取付けてあり、
これを原料融液7に漬け、種付けし回転させながら引き
上げると単結晶9がこれに続いて引き上がる。チャンバ
1の上方の空間に設けたアンプル11の中に高解離圧成
分原料12を収容しておく。アンプル11は蒸気導入管
13によって気密容器4に連通している。
【0004】気密容器4は密封されており、内部には高
解離圧成分原料12の蒸気が存在する。この蒸気圧と、
結晶表面での高解離圧成分の解離圧とが釣り合っている
から結晶表面からの高解離圧成分の解離を防ぐことがで
きる。また原料融液7は液体封止剤8で覆われこれには
高解離圧成分原料の蒸気圧が掛かっているから、原料融
液7からの高解離圧成分の解離も防ぐことができる。気
密容器4には上軸2、下軸3が挿通されるので、挿通部
を気密封止する必要がある。気密容器4の上部には直径
の狭くなった上部頸部14があり、これの上面には上部
受皿15が設けられ、液体封止剤16がここに収容され
る。上軸2は、上部頸部14の中心の開口17を貫いて
いる。開口17から高解離圧成分蒸気が逃げないよう
に、液体封止剤16によって液封するのである。開口1
7は上軸2との間にある程度のクリアランスを持つ。液
体封止剤16がある程度の粘性と表面張力を持つので開
口17のクリアランスから漏れ出さない。気密容器4の
下方も細頸部18があり、これは、受皿19の液体封止
剤20の中に浸漬している。受皿19の開口26を下軸
3が貫く。開口26を液封するために受皿19と液体封
止剤20を必要とする。
【0005】多くのヒ−タが用いられる。ヒ−タ21は
るつぼ6の下方の周囲に設けられるがこれは原料融液7
を主に加熱する。ヒ−タ22は単結晶9を主に加熱す
る。これは結晶の存在する空間での温度勾配を小さくす
るためである。これにより結晶に熱歪みやこれに基づく
欠陥などが発生するのを防ぐことができる。ヒ−タ23
は上部受皿15の周囲に設けられ液体封止剤16を加熱
しこれを液状に保つ作用がある。液体封止剤16はB2
3 などであるがこれは常温では固体であり、ある程度
の高温にして初めて液体になり封止作用を持つに至る。
ヒ−タ24は下部受皿19の液体封止剤20を加熱しこ
れを液状にして封止剤とする。ヒ−タ25はアンプル1
1の近傍にあり高解離圧成分原料12を加熱しこれを蒸
気とする。蒸気は蒸気導入管13を通って気密容器4に
入る。逆に気密容器4の蒸気がアンプル11に戻ってこ
こで凝固することもある。これは結晶引き上げの原料に
なるのではなく、気密容器4の内部の高解離圧成分の蒸
気圧を制御するためのものである。特公平1−4291
9、特開昭63−307193、特開昭63−2746
91、特開昭63−274690、特開昭63−222
094、特開昭61−183196等にこのような装置
の全体又は一部が開示されている。
【0006】さて引き上げ法による結晶成長の際、直径
を一定にすることが重要である。そのためには現在の直
径を検出しなければならない。光学的にこれを検出する
方法は、結晶と原料融液の界面にできるフュ−ジョンリ
ングの輻射熱が、まわりの融液や結晶からの輻射熱より
も大きいことを利用し、結晶の直径を光学的に求めるも
のである。しかし液体封止剤で原料融液の表面が覆われ
ている場合はフュ−ジョンリングが明確に観察できな
い。図1のように液体封止剤を用いる方法においては光
学的手段で結晶直径を求めることができない。
【0007】重量法は上軸2に取り付けたロ−ドセルの
ような重量測定装置により結晶の直径を求めるものであ
る。これは上軸と結晶の重量の和を求めていることにな
る。これを時間微分すると結晶の重量増加分が分かり、
密度と成長速度が分かっていれば、結晶直径が分かる。
成長速度は上軸と下軸の上下方向への速度によって分か
る。密度は一定値として分かっている。このような微分
重量から結晶直径を求める方法としては例えば、特開平
3−275588がある。これは直径算出の精度を上げ
るために、重量測定値を時間とともに複数個サンプリン
グし最小2乗法を用いて回帰直線を求め、これから結晶
の直径を求める。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】重量測定法は通常の引
き上げ法では満足の行く結果を得ることができるが、2
重容器法の場合上軸がノイズの原因となり正確な測定結
果を与えない。図1において上部受皿15の開口17
を、上軸2が上下に貫いている。開口17にはクリアラ
ンスがある。これが大きいと液体封止剤16が漏れてし
まう。従ってある程度小さくなくてはならない。また上
軸2は時として反りが発生する。このため回転する上軸
2が上部頸部14の開口17に接触することがある。ま
た高解離圧成分が上軸2に付着してゆき付着物が肥大化
しこれが狭い開口17の壁面に接触するということがあ
りうる。上軸2の開口17への接触により重量測定値に
ノイズが入る。このノイズが直径測定の精度を低下させ
る。回転する上軸2が開口壁に当たるのであるから大き
い抵抗力を生じ重量測定装置に対しては大きいノイズと
なる。
【0009】このようなノイズを落とすためには重量信
号をロ−パスフィルタに通して平滑化するということが
第1に考えられよう。しかし2重容器液体カプセル法の
場合この手法は必ずしも適切ではない。方法の経験で
は、上軸が気密容器の開口に接触して突発的に大きなノ
イズが発生し易い。非定常的な振幅の大きなノイズをロ
−パスフィルタで平滑化しようとすると、これの時定数
を大きくしなければならない。そうすると、結晶直径制
御の位相遅れが著しくなる。的確な直径制御を行うこと
ができない。
【0010】逆に位相遅れを小さくするために、フィル
タのカットオフ周波数を高くしたり、フィルタの次数を
低くしたとすると、直径算出の精度が低下する。この結
果を用いて炉内温度などを制御(例えばPID制御)
し、直径を制御すると、当然直径制御の精度は低い。チ
ョコラルスキ−法において、この結果に基づいて、ヒ−
タの電力の調整によって直径制御を行うと、原料融液の
熱容量がかなり大きいので、直径の制御性は悪いし、安
定性は低いので、結晶成長の持続すら困難となる。また
突然発生する重量ノイズは、算出する結晶直径に急激な
変化を引き起こすので、ヒ−タパワ−をPID制御して
いる場合、ヒ−タパワ−の操作量に大きな変化が起こ
る。これは結晶成長の観点からいえばツインの発生や多
結晶化の原因になるので好ましくない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の直径測定におい
ては、ノイズをロ−パスフィルタで平滑化するのではな
く、ノイズ発生を感知し、ノイズを含む部分のデ−タは
除去して、ノイズを含まないと判定される部分のデ−タ
を用いて結晶の重量を求め、これの数点のデ−タを用い
て微分重量を求める。これから結晶の直径を求めるよう
にする。このために重量測定デ−タが時間的に分割され
ていなければならない。そこで単位測定時間をTm
し、一定サンプリング時間TS ごとにn個のデ−タを得
て(TS =nTm )このサンプリング時間のデ−タがノ
イズを含むか含まないかを判定する。つまりノイズを含
むか含まないかの判定はサンプリング時間毎に行う。ノ
イズの発生周期(発生頻度の逆数)をTN とし、ノイズ
の幅をTW とする。もちろんこれらは確率変数であっ
て、一定値ではない。しかしこれらは平均値を定義でき
るので以後平均値を用いて論じる。これらの大きさの間
には、
【0012】 TN >TS >TW >Tm (1) の関係がある。つまりあるサンプリング時間にはノイズ
が1回入ることもあるし全然入らないこともある。しか
も一つのノイズはサンプリング時間内に消えてしまうと
いう関係にある。ノイズの感知は1サンプリング時間毎
に行う。もしこのサンプリング時間にノイズが含まれる
とすれば、このサンプリング時間のデ−タは捨てる。前
回のデ−タを用いてこの回のデ−タとするのである。
【0013】さてノイズの感知であるが、これはこのサ
ンプリング時間におけるデ−タの標準偏差σまたは分散
(V)を求めこれが予め定めた閾値Hと比較して、閾値
を越えた時、ノイズが発生したと判断するのである。重
量測定デ−タをX(t)とする。時間変数tは単位測定
時間Tm の整数倍の値を表すが簡単のため単にtと書い
ている。k番目のサンプリング時間をTSkとすると、こ
れは(k−1)TS 〜kTS の時刻をさす。この時間で
の平均値をMk とし、分散をVk 、標準偏差をσk とす
ると、 Mk =ΣX(t)/TS (ΣはTsk内) (2) によって定義できる。積算の範囲は前記の時間幅Tsk
ある。分散は、 Vk =Σ{X(t)−Mk2 /TS (ΣはTsk内) (3) によって定義できる。また標準偏差σk は、 σk =Vk 1/2 (4) によって定義できる。これらと予め定めたノイズを判定
するための閾値h、Hとを比較する。つまり、 Vk >h あるいは σk >H であれば、このサンプリング時間にノイズが発生したも
のとして、このサンプリング時間のデ−タを捨てる。そ
して直前のデ−タをその時刻のデ−タとする。上の不等
式が成り立たない場合はノイズがなかったものとしてこ
のデ−タを採用する。直径を求めるだけなら、重量測定
デ−タの微分を取れば良いのであるから、前記のように
欠けたデ−タを補間する必要はない。
【0014】
【作用】本発明は、重量測定デ−タを一定時間毎に分
散、偏差を計算し、これが一定閾値以上である時はこの
時間のデ−タを捨てることにしている。これによってノ
イズの含まれるデ−タを除去することができる。残った
重量測定デ−タから微分演算によって結晶の直径を求め
ている。ロ−パスフィルタによる方法のように位相遅れ
が著しくて直径制御に支障をきたすということがない。
それゆえ精度の高い直径制御が可能となる。本発明は、
もちろん突発的に発生し長期間持続することなく消えて
しまう低頻度のノイズを対象にしている。もしもこれ以
外に持続性があり高頻度のノイズがあれば従来用いられ
るロ−パスフィルタによるノイズフィルタを用いれば良
い。もし両方のノイズが混在するのであれば、本発明の
装置とロ−パスフィルタを併用すれば良いのである。
【0015】本発明はノイズ発生周期TN より短い時間
をサンプリング時間TS としておりこの時間内での重量
測定デ−タX(t)の分散、偏差が閾値より大きいとき
ノイズが発生したものとする。この方法は非常に簡単に
ノイズの発生を検出できるので極めて直接的で有効であ
る。また本発明ではノイズが含まれるサンプリング時間
のデ−タを捨てるので、ノイズの影響を完全に除去でき
る。ロ−パスフィルタ等によるものではノイズの影響を
平均化するだけで除去することができないのでノイズ対
策としては不完全である。
【0016】問題にしているノイズは、上軸と液体封止
剤を入れた受け皿の開口の接触によって発生するのであ
る。このノイズは当然上軸の回転数より小さい頻度を持
つ。通常のチョコラルスキ−法では上軸の回転数は数r
pmである。つまりノイズの発生周期は多くても数十秒
である。実際にはノイズの頻度は数分に1度の割合であ
る。一方直径測定のサンプリング時間TS は直径制御に
必要な時間応答性から決まるがこれは1分程度で十分で
ある。とくに高速のサンプリングを必要としない。従っ
てTN >TS という条件は満足される。また重量測定の
時間は1秒程度である。また上軸と開口の接触時間は1
秒以上であるから、Tw >Tm という条件も満足され
る。TN /TS が十倍程度以上あれば、ノイズの入った
サンプリング時間にデ−タを除いても、他に多くのノイ
ズの入らないサンプリング時間があるので直径測定デ−
タが欠けるということはなく、直径制御の時間的遅れも
少ない。重量測定デ−タに含まれるノイズの判定方法と
して、分散を挙げたがこの他に相関係数などの指標を用
いることもできる。
【0017】
【実施例】図1の装置を用い、4インチφのGaAs結
晶を成長させた。原料はGaAsの多結晶である。アン
プル11にはAsの固体を収容してある。液体封止剤8
は、B23 を用いている。上軸の引き上げ速度は6m
m/hで、回転速度は3rpmである。上軸の上端に取
り付けてあるロ−ドセルによって重量を測定している。
この重量信号をADコンバ−タを通してデジタル信号に
し、CPUに入力した。重量測定は1秒毎に行った。6
0秒ごとに重量デ−タの平均値と分散を計算した。ただ
しこの時、サンプリング時間内における結晶重量の増加
分を予め補正した分散を計算する。そしてこの分散が3
g以上になるとノイズが発生したものとした。そしてこ
のような場合の60秒間のデ−タは除去した。残ったデ
−タから微分重量と結晶の直径を計算した。この結果を
図2に示す。横軸は時間(h)である。縦軸は結晶の直
径、微分重量である。但し直径はグラフで示したものの
10倍の値であり、微分重量はグラフで示すものの2倍
が実際の値である。結晶直径、微分重量ともにばらつき
が少ないということが分かる。
【0018】比較のため同じデ−タに基づき、本発明の
ノイズ除去を行わなかったデ−タから、微分重量と結晶
直径を計算したものを図3に示す。図2と図3は全く同
じ成長に対するデ−タであって、時刻も対応している。
ノイズ除去を行わないものは揺らぎがかなり大きいとい
うことが分かる。重量測定デ−タを微分するのでノイズ
が含まれると揺らぎがより大きくなるのである。本発明
によればノイズを好適に除去することができ結晶の真の
直径の値を精密に測定することができる。従って直径制
御も適切で直径の一定した良好な結晶を引き上げること
ができる。
【0019】
【発明の効果】高解離圧成分ガスを気密容器中に密閉
し、気密容器の上部の開口を上軸が貫くような結晶成長
装置で化合物半導体結晶を引き上げる場合、上軸に取り
付けた重量測定装置によって結晶直径を求めこれを制御
する時、上軸が開口に接触することによる重量測定に対
するノイズを効果的に除去することができる。直径計算
の精度が向上するので、直径制御の精度が向上する。ま
た直径制御のための操作変数の変動が小さくなるので結
晶性をさらに高めることができる。ロ−パスフィルタに
よる手法はノイズを除去することはできず、ノイズの影
響を拡散するだけであるから不正確である。
【図面の簡単な説明】
【図1】2重容器液体カプセル法による結晶引き上げ装
置の全体概略断面図。
【図2】重量測定デ−タから本発明の方法によってノイ
ズを除去した場合の結晶直径の計算デ−タ、微分重量デ
−タを示すグラフ。
【図3】重量測定デ−タからノイズを除去することなく
結晶直径と微分重量を計算したデ−タを示すグラフ。
【符号の説明】 1 チャンバ 2 上軸 3 下軸 4 気密容器 5 サセプタ 6 るつぼ 7 原料融液 8 液体封止剤 9 単結晶 10 種結晶 11 アンプル 12 高解離圧成分原料 13 蒸気導入管 14 上部頸部 15 上部受皿 16 液体封止剤 17 開口 18 下部頸部 19 受皿 20 液体封止剤 21 ヒ−タ 22 ヒ−タ 23 ヒ−タ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C30B 1/00 - 35/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高解離圧元素ガスを封入した気密容器
    と、気密容器を囲むチャンバと、気密容器の内部に設け
    られた原料融液を収容しているるつぼと、気密容器の上
    部の開口を貫きるつぼの上へ垂下されて結晶を引き上げ
    るようにした上軸と、上軸が貫く開口を液体封止剤で封
    止するために気密容器の上部に設けられた受皿と原料融
    液を加熱するヒ−タと、液体封止剤を加熱するヒ−タ、
    高解離圧成分固体を加熱するヒ−タを含み、液体封止剤
    で覆われた原料融液から結晶を引き上げるようにした結
    晶引き上げ装置において、上軸に掛かる重量X(t)を
    単位測定時間Tm 毎に測定し、上軸と開口が接触するこ
    とにより発生するノイズの発生周期TW より長いサンプ
    リング時間TS 毎に重量測定デ−タの分散、標準偏差、
    または相関係数を計算し、これが予め定めた閾値を越え
    るときは、このサンプリング時間の重量測定デ−タを捨
    てることとし、残りのサンプリング時間のデ−タを微分
    することによって結晶の直径を求めこれをヒ−タ電力に
    フィ−ドバックして結晶直径を一定にするように制御す
    ることを特徴とする引上げ結晶の直径制御方法。
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