JP3189364U - 工具表面標示構造 - Google Patents

Abstract

【課題】２種類以上のレーザマーキング又は顔料印刷構造により、標示領域に重ねたり交接したりして色差効果を発生させて識別性を高める工具表面標示構造を提供する。【解決手段】工具表面標示構造は、マーキング領域２３及び色料領域２４により形成された重ね構造又は交接設置構造である。重ね構造は、工具の工具表面２１にレーザマーキング方式によりマーキング領域２３を形成した後、マーキング領域２３に転写方式又はスクリーン印刷方式により所望の図形又は数字を色料領域２４で標示する。交接設置構造は、工具の工具表面２１に転写方式又はスクリーン印刷方式により色料領域２４を形成した後、レーザプリント方式により所望の数字又は図形領域を直接除去するか、所望の数字又は図形が残るように残部の色料領域２４を除去し、除去部分にマーキング領域２３を形成する。【選択図】図５

Description

本考案は、工具表面標示構造に関し、特に、２種類以上のレーザマーキング又は顔料印刷構造により、標示領域に重ねたり交接したりして色差効果を発生させて識別性を高める工具表面標示構造に関する。

従来の工具ボックス内には、一般に多種多様な異なる寸法・規格を有するアタッチメントが収納され、各工具用アタッチメントに寸法・規格が標示されているため、ユーザは容易に識別して選択することができる。図１及び図２に示すように、従来の工具表面の標示構造は、大部分のレーザマーキング方式により工具表面１１に直接標示部１２がマーキングされて標示部１２及び工具表面１１に明暗の色差効果を与えるため、ユーザは最適な寸法の工具１０を容易に取り出すことができる。

従来の工具１０の標示方式は、識別効果を提供することができるが、実際に使用する際、レーザマーキングの標示部１２と工具表面１１とが同一の色系に属する上、金属が光反射特性を有するため、広視野角での認識は困難であった。そのため、使用する際に番号が見え易いように、工具を持って見える角度を変えたり近くで見たりしなければならず不便であった。

本考案の目的は、レーザマーキング及び顔料印刷の製作方式により、マーキング領域及び色料領域を形成し、重ねたり交接したりして構成することにより、色差を効果的に利用して工具表面の標示を目立たせ、視覚識別性を高める工具表面標示構造を提供することにある。
本考案のもう一つの目的は、レーザマーキング及び顔料印刷を交互に使用し、例えば、直接的に表示したり、中空部を形成したり、立体文字を形成したりして多種類の標示態様を形成することにより、消費者の好み又は商品の必要に応じて標示スタイルを選択し、商品全体のデザイン性を高めて付加価値を高める工具表面標示構造を提供することにある。

上記課題を解決するために、本考案の第１の形態によれば、マーキング領域及び色料領域により形成された重ね構造又は交接設置構造である工具表面標示構造であって、前記重ね構造は、工具の工具表面にレーザマーキング方式によりマーキング領域を形成した後、前記マーキング領域に転写方式又はスクリーン印刷方式により所望の図形又は数字を色料領域で標示し、前記交接設置構造は、前記工具の工具表面に転写方式又はスクリーン印刷方式により前記色料領域を形成した後、レーザプリント方式により所望の数字又は図形領域を直接除去するか、所望の数字又は図形が残るように残部の色料領域を除去し、前記除去部分に前記マーキング領域を形成し、前記重ね構造及び前記交接設置構造のそれぞれは、直接標示する方式又は中空部を形成する方式により態様を変化させ、前記重ね構造又は前記交接設置構造は、多層の前記色料領域の色差及び位置のずれによりエンボス構造を標示し、前記マーキング領域及び前記色料領域により形成された前記重ね構造又は前記交接設置構造により、前記工具表面の標示により積層又は交接の色差効果を得て識別性を高めることを特徴とする工具表面標示構造が提供される。

従来の工具標示構造を示す斜視図（１）である。 従来の工具標示構造を示す斜視図（２）である。 本考案の一実施形態に係るレーザマーキングを示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る顔料印刷の状態を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る工具標示構造を示す斜視図（１）である。 本考案の一実施形態に係る工具標示構造を示す斜視図（２）である。 本考案の一実施形態に係る工具標示構造を示す断面図（１）である。 本考案の一実施形態に係る工具標示構造を示す断面図（２）である。 本考案の一実施形態に係る工具標示構造を示す部分拡大図である。 本考案の一実施形態に係る工具標示構造を示す平面図である。

以下、本考案の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。

図３、図５及び図７を参照する。図３、図５及び図７に示すように、本考案の一実施形態に係る工具表面標示構造の工具２０の工具表面２１には、レーザマーキング方式によりマーキング領域２３を形成した後、マーキング領域２３に転写方式又はスクリーン印刷方式により、所望の図形又は数字を色料領域２４により標示し、マーキング領域２３及び色料領域２４を重ねて形成する。

図４、図５及び図８を参照する。図４、図５及び図８に示すように、標示する工具表面２１に色料を印刷して色料領域２４を形成した後、レーザプリント方式により所望の数字又は図形領域を直接除去したり、所望の数字又は図形が残るように残部の色料領域２４を除去し、除去部分にマーキング領域２３を形成したりする。このようにマーキング領域２３と色料領域２４とが交接されるように形成してもよい。

図５及び図６を参照する。図５及び図６に示すように、上述の重ね構造又は交接構造であっても、レーザプリント及び顔料印刷を使用することにより、直接表示したり中空を形成する方式などにより態様を変化させることができる。

図９及び図１０を参照する。図９及び図１０に示すように、本考案の一実施形態に係る工具表面標示構造は、多層色料領域２４の色差及び位置ずれによりエンボス効果を発生させ、文字商標を標示するために適用し、その形状様式を商品の必要に応じて調整することができるため、産業上の利用性を備える。

当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。

１０ 工具
１１ 工具表面
１２ 標示部
２０ 工具
２１ 工具表面
２２ 標示部
２３ マーキング領域
２４ 色料領域

上記課題を解決するために、本考案の第１の形態によれば、マーキング領域及び色料領域を重ねるか交接して形成した工具表面標示構造であって、
前記重ねて形成した工具表面標示構造は、工具の工具表面に前記マーキング領域を有し、前記マーキング領域上に前記色料領域を有し、
前記交接して形成した工具表面標示構造は、前記工具の工具表面に前記色料領域を有し、前記色料領域中に前記マーキング領域を有し、
前記重ねて形成した工具表面標示構造又は前記交接して形成した工具表面標示構造には、多層の前記色料領域の色差及び位置ずれを有する、ことを特徴とする工具表面標示構造が提供される。

Claims (1)

1. マーキング領域及び色料領域により形成された重ね構造又は交接設置構造である工具表面標示構造であって、
   前記重ね構造は、工具の工具表面にレーザマーキング方式によりマーキング領域を形成した後、前記マーキング領域に転写方式又はスクリーン印刷方式により所望の図形又は数字を色料領域で標示し、
   前記交接設置構造は、前記工具の工具表面に転写方式又はスクリーン印刷方式により前記色料領域を形成した後、レーザプリント方式により所望の数字又は図形領域を直接除去するか、所望の数字又は図形が残るように残部の色料領域を除去し、前記除去部分に前記マーキング領域を形成し、
   前記重ね構造及び前記交接設置構造のそれぞれは、直接標示する方式又は中空部を形成する方式により態様を変化させ、
   前記重ね構造又は前記交接設置構造は、多層の前記色料領域の色差及び位置のずれによりエンボス構造を標示し、
   前記マーキング領域及び前記色料領域により形成された前記重ね構造又は前記交接設置構造により、前記工具表面の標示により積層又は交接の色差効果を得て識別性を高めることを特徴とする工具表面標示構造。