JP3189242B2 - 情報再生方法及び装置 - Google Patents

情報再生方法及び装置

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JP3189242B2 JP08760893A JP8760893A JP3189242B2 JP 3189242 B2 JP3189242 B2 JP 3189242B2 JP 08760893 A JP08760893 A JP 08760893A JP 8760893 A JP8760893 A JP 8760893A JP 3189242 B2 JP3189242 B2 JP 3189242B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度光ディスク装置
を実現する情報再生方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種装置の記録再生方法を図4
(a),(b)で説明する。図4(a)は記録再生装置
を示し、図4(b)はディスク媒体を示す。図4
(a),(b)において、100は半導体レーザ、10
1,102,104はレンズ、103はビームスプリッ
タ、105は検出器、106は記録再生用のレーザ光、
107はディスク媒体からの反射光、108はディスク
媒体、109はトラック、110は記録された領域であ
る。半導体レーザ100からのレーザ光106は、レン
ズ101,ビームスプリッタ103,レンズ102を介
してディスク媒体108に入射して、記録が行われる。
一方、再生する場合は、半導体レーザ100からの光1
06が、レンズ101,ビームスプリッタ103,レン
ズ102を介してディスク媒体108に入射し、ディス
ク媒体108からの反射光107がレンズ102,ビー
ムスプリッタ103,レンズ104を介して検出器10
5に入射して、再生が行われる。
【0003】従来この種装置では、記録再生用のレーザ
光106の強度分布はガウシャン分布であり、ディスク
媒体108上ではほぼ円形で集光されている。その記録
の形態としては、レーザ光106のエネルギーにより、
穴を開けたり、結晶と非晶質状態の相変化を利用するこ
とによって、記録媒体の反射率を変化させて情報を書き
込む場合と、磁気バイアスを記録媒体に加えておき、レ
ーザ光106のオン,オフにより磁化を反転させて情報
を書き込む場合とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記記録の形態のいず
れの場合もディスク媒体108上のレーザ光106は波
長が0.8μm付近である場合は半値幅でせいぜい0.
8μm程度が限界であり記録密度はこの集光ビーム径で
制限されることになる。例えば130mm径のディスク
媒体では、記録されたピットの間隔は最短距離で約1.
5μm程度であり、このようなピットの間隔を再生する
場合には、再生時の信号出力は波形干渉により1/2程
度に低減する。S/N条件より1/2程度の低減が限界
であり、従来のこの種装置では、5.25インチの媒体
で片面の容量は325MBに制限される。
【0005】本発明の目的は、従来の光ディスク装置に
比べ高密度化が可能な情報再生方法及び装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の情報再生方法は、振幅変調信号が加えられ再
生用光源による光ビームを複数方向に回折する超音波偏
向器から同時に発生する複数の回折光の干渉によって形
成される移動干渉縞を記録媒体に入射させ、前記記録媒
体からの反射光を検出器に入射させ、前記検出器に配置
した空間遮蔽板により、前記反射光によって前記検出器
上に形成される移動干渉縞の一部を検出することによっ
て、前記記録媒体に記録された情報の再生を行なうこと
を特徴とするものである。
【0007】叉、本発明の情報再生装置は、再生用光源
と、所定波長の搬送波信号を発生する搬送波信号発生手
段と、前記搬送波信号とは異なる波長の振幅変調用入力
信号を発生する入力信号発生手段と、前記搬送波信号を
前記入力信号により振幅変調する振幅変調手段と、前記
振幅変調手段による振幅変調信号により前記再生用光源
による光ビームを複数方向に回折する超音波偏向器と、
前記超音波偏器による複数回折光を記録媒体上で干渉
させて移動干渉縞が形成されるように前記記録媒体に入
射させる手段と、前記複数回折光の記録媒体からの反射
光を検出器に入射させる手段と、前記検出器に配置した
空間遮蔽板により前記反射光によって前記検出器上に形
成される移動干渉縞の一部を検出する手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【0009】
【作用】上記手段により本発明は、進行超音波よりなる
超音波偏向器を振幅変調信号で駆動し、同時に発生する
複数の回折光の干渉によって生ずる移動干渉縞によって
情報の再生を行うことを特徴とする。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図1、図2および図3を用
いて説明する。図1〜図3の部分中、図4の部分と同様
の部分は同一番号を付してその説明を省略する。図1に
おいて、2は超音波偏向器、6は振幅変調器である。7
は正弦波信号発生器であり、周波数は例えば1〜10M
Hz程度である。8は超音波を駆動する振幅変調信号用
の搬送波発生器であり、周波数は100MHz程度であ
る。9は超音波偏向器2から同時に発生する2本の回折
光、10は2本の回折光の干渉によって形成される干渉
縞、1001は検出器105上の干渉縞、11は干渉縞
10が移動する方向、12はディスク媒体108の回転
方向、13はディスク媒体108上のビームパターン、
1301は検出器105上のビームパターンである。
【0011】即ち、正弦波信号発生器7は例えば周波数
が1〜10MHz程度の振幅変調用正弦波信号を発生し
て振幅変調器6へ出力する。また、搬送波発生器8は周
波数が100MHz程度の搬送波信号を発生して振幅変
調器6へ出力する。この振幅変調器6は搬送波発生器8
から入力された搬送波信号を正弦波信号発生器7から入
力された正弦波信号により振幅変調して超音波偏向器2
へ出力する。この超音波偏向器2は振幅変調器6から入
力された振幅変調信号により、半導体レーザ100から
発生したレーザ光ビームを同時に二方向に回折して二つ
の回折光9を発生する。超音波偏向器2から同時に発生
した二つの回折光9はレンズ101,ビームスプリッタ
103,レンズ102を介してディスク媒体108に入
射される。ディスク媒体108は超音波偏向器2から入
射された二つの回折光9に基づく反射光107を発生
し、この反射光107はレンズ102,ビームスプリッ
タ103,レンズ104を介して検出器105に入射さ
れる。しかして、超音波偏向器2から同時に発生する二
つの回折光9の干渉によって形成される干渉縞10によ
って、ディスク媒体108に記録された情報の再生を行
なうことができる。
【0012】超音波偏向器2は図2に示される周波数帯
域14を持ち、搬送波信号が正弦波信号によって振幅変
調されるため、超音波偏向器2を駆動する信号のスペク
タルは図2に示すように搬送波周波数f0 及び上側波帯
信号f0 +fi と下側波帯信号f0 −fi よりなる。こ
こで上側波帯信号f0 +fi は超音波偏向器2の周波数
帯域14外にあるように設定すると、超音波偏向器2を
実質的に駆動する信号は搬送波信号f0 と下側波帯信号
0 −fi になる。この二つの信号に対応して超音波の
回折光も二つとなる。この二つの回折光が干渉すると正
弦波信号の周波数に比例したピッチの干渉縞10が形成
される。また、定在波ではなく進行波の超音波によって
回折された光の干渉では干渉縞10が一定の速度MVa
で移動する。ここで、M=fc/foである。
【0013】このような移動干渉縞10で情報を再生す
る方法を図3(a),(b),(c)を用いて説明す
る。図において、20は空間遮蔽板である。図3(a)
に示すように、記録された情報パターン110において
黒色パターン1101はトラック109の記録情報であ
り、白色パターン1102は隣設トラックの記録情報で
ある。本方法では干渉縞移動速度MVaとディスク媒体
108の回転速度Vdを一致させ、図3(a),(b)
に示すように、干渉縞10の位置と記録情報のパターン
1101の位置を同期させて情報を再生する。両者を同
期させる方法としては、例えば、あらかじめディスク媒
体108上に形成されている情報パターン110を再生
し、その信号出力が最大となるよう超音波偏向器駆動用
の正弦波信号の周波数を調節して、干渉縞10の位置と
記録情報パターン1101の位置を同期させるなどの方
法が考えられる。再生用の検出器105上でも干渉縞1
001は移動するが、図3(c)に示すように、常に最
大ピークの干渉縞のみを空間遮蔽板20を用いて選別す
れば記録情報が1ビット単位で検出できることになる。
ここで、干渉縞の間隔はディスク媒体108上ではサブ
ミクロンから数ミクロンの値であるが、検出器105上
では反射光集光光学系の倍率を大きくすることによっ
て、10μm以上数100μm程度まで拡大することが
可能であり、空間遮蔽板20の透過領域をそのような長
さに設定して容易に高密度記録の再生が可能であった。
実験ではガラス板にクロム蒸着により20ミクロン程度
のスリット部を形成し、高密度記録の信号再生を行なっ
た。
【0014】この方法によればトラック109の情報の
みが検出され、隣設トラックの情報は極めて近接されて
いても再生されることはなく、光ディスク媒体の狭トラ
ックピッチ化が図れる。本方法によれば、既に市販され
ている光ディスク媒体の再生も容易であり、メモリにお
ける下位互換性も確保できる。記録媒体としては、既存
の光磁気媒体、相変化媒体などが適用可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ディスク媒体の狭トラックピッチ化が可能なため、高
密度光ディスク装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成説明図である。
【図2】本発明に係る超音波偏向器の周波数帯域および
振幅変調信号のスペクトルの一例を示す特性図である。
【図3】本発明における信号再生方法の一例を示す説明
図である。
【図4】従来の光ディスク装置の記録再生方法を示す構
成説明図である。
【符号の説明】
100…半導体レーザ、101,102,104…レン
ズ、103…ビームスプリッタ、105…検出器、10
6…レーザ光、107…ディスク媒体からの反射光、1
08…ディスク媒体、109…トラック、110…記録
された領域、2…超音波偏向器、6…振幅変調器、7…
正弦波信号発生器、8…搬送波発生器、9…回折光、1
0…干渉縞、1001…検出器上の干渉縞、11…干渉
縞が移動する方向、12…ディスク媒体の回転方向、1
3…ディスク媒体上のビームパターン、1301…検出
器上のビームパターン、14…超音波偏向器の周波数帯
域、20…空間遮蔽板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−265534(JP,A) 特開 平4−362986(JP,A) 欧州特許出願公開418879(EP,A 2) Hidetoshi Tatemic hi and Manabu Yama moto,“Multiplexed holographic storag e onto a moving me dium using acousto −optic diffracted light beams”,SPIE Vol.1732,Holographic s International (1992),pp.345−356 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013 G11B 7/125 - 7/135

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振幅変調信号が加えられ再生用光源によ
    る光ビームを複数方向に回折する超音波偏向器から同時
    に発生する複数の回折光の干渉によって形成される移動
    干渉縞を記録媒体に入射させ、前記記録媒体からの反射
    光を検出器に入射させ、前記検出器に配置した空間遮蔽
    板により、前記反射光によって前記検出器上に形成され
    る移動干渉縞の一部を検出することによって、前記記録
    媒体に記録された情報の再生を行なうことを特徴とする
    情報再生方法。
  2. 【請求項2】 再生用光源と、所定波長の搬送波信号を
    発生する搬送波信号発生手段と、前記搬送波信号とは異
    なる波長の振幅変調用入力信号を発生する入力信号発生
    手段と、前記搬送波信号を前記入力信号により振幅変調
    する振幅変調手段と、前記振幅変調手段による振幅変調
    信号により前記再生用光源による光ビームを複数方向に
    回折する超音波偏向器と、前記超音波偏器による複数
    回折光を記録媒体上で干渉させて移動干渉縞が形成され
    るように前記記録媒体に入射させる手段と、前記複数回
    折光の記録媒体からの反射光を検出器に入射させる手段
    、前記検出器に配置した空間遮蔽板により前記反射光
    によって前記検出器上に形成される移動干渉縞の一部を
    検出する手段とを備えたことを特徴とする情報再生装
    置。
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Hidetoshi Tatemichi and Manabu Yamamoto,"Multiplexed holographic storage onto a moving medium using acousto−optic diffracted light beams",SPIE Vol.1732,Holographics International(1992),pp.345−356

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