JP2812849B2 - 光記憶装置 - Google Patents

光記憶装置

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JP2812849B2
JP2812849B2 JP5041401A JP4140193A JP2812849B2 JP 2812849 B2 JP2812849 B2 JP 2812849B2 JP 5041401 A JP5041401 A JP 5041401A JP 4140193 A JP4140193 A JP 4140193A JP 2812849 B2 JP2812849 B2 JP 2812849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置、光カ
ード装置、光テープ装置等の光記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク装置等の光記憶装置で
は、光記録媒体に光ビームを収斂させることにより、光
スポット内に位置する光記録媒体部分に情報の記録を行
い、その部分より情報の再生を行っている。光記録媒体
は回転あるいは走行しているため、光スポットと光記録
媒体の相対速度は通常かなり大きい。その結果、記録再
生特性が低下する。
【0003】そこで、特開平2−263333号公報に
開示されている光ヘッド装置では、光記録媒体と光ビー
ムの相対速度を小さくするため、電気光学特性を有する
可変位相板、または、AO(音響光学)モジュレーター
に光ビームを通すようにしている。可変位相板、また
は、AOモジュレーターに電気的信号を与えると、光ビ
ームは光記録媒体のトラック方向に振動する。これによ
り、光記録媒体と光ビームの相対速度を小さくできるの
で、記録再生特性が改善される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、可変位相板やAOモジュレーターの振動
周波数の上限が数MHzであるため、記録周波数が10
MHz以上である場合、対応できないという問題点を有
している。
【0005】そこで、光ビームを高周波数で振動させる
ため、写真工業別冊イメージング・パート3、p.28
〜35(電子写真学会、1988年12月20日発行)
に開示されているホログラムスキャナーを利用すること
が考えられる。
【0006】このホログラムスキャナーは、ホログラフ
ィック・グレーティングを同心円上に配置し、これを回
転させる構成であるので、光ビームを一方向に走査で
き、しかも、走査距離を大きくすることができる。この
ため、レーザービームプリンターに適している。
【0007】しかしながら、このホログラムスキャナー
の構成では、走査周波数を高くすることは困難であり、
光磁気ディスク装置等の光記憶装置に応用することは難
しい。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る光
記憶装置は、上記の課題を解決するために、光ビーム
光記録媒体に照射することにより情報の記録または再生
を行う光記憶装置であって、光源と光記録媒体との間の
光路上に配置され、光ビームを回折する回折格子を有す
る回折素子と、回折素子を回転駆動する回転駆動手段と
が備えられており、上記の回折素子では、光ビームの光
路上に位置する回折格子が光記録媒体のトラックの方向
に対して直交する方向に形成されており、回折素子を回
転させることにより、回折した光ビームを光記録媒体の
トラックに沿って振らせ、光記録媒体と光ビームの瞬間
相対速度を小さくすることを特徴としている。
【0009】請求項2の発明に係る光記憶装置は、上記
の課題を解決するために、請求項1の光記憶装置であっ
て、上記の回折素子はディスク形であり、ディスク面に
回折格子が放射状に形成されていることを特徴としてい
る。
【0010】請求項3の発明に係る光記憶装置は、上記
の課題を解決するために、請求項1の光記憶装置であっ
て、上記の回折素子は円筒形であり、円筒面に回折格子
が円筒軸方向に形成されていることを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1の構成によれば、光記録媒体と光ビー
ムの瞬間相対速度が小さいときに、記録または再生を行
えば、正確な記録再生を行うことが可能になる。つま
り、記録再生特性が改善される。しかも、上記の回折素
子では、光ビームの光路上に位置する回折格子が光記録
媒体のトラックの方向に対して直交する方向に形成され
ており、回折素子を回転させることにより、回折した光
ビームを振らせているので、光ビームを光記録媒体のト
ラックに沿って高速に振らすことができる。これによ
り、データ転送速度が速い場合でも、光記録媒体と光ビ
ームの瞬間相対速度を小さくすることが可能になり、記
録再生データの信頼性が向上する。
【0012】請求項2の構成によれば、上記の回折素子
はディスク形であり、ディスク面に回折格子が放射状に
形成されているので、請求項1の作用に加え、回折素子
の構成が簡素化し、容易に上記の光記憶装置を実現でき
る。
【0013】請求項3の構成によれば、上記の回折素子
は円筒形であり、円筒面に回折格子が円筒軸方向に形成
されているので、請求項2とほぼ同様の作用がある。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図12
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0015】本実施例の光磁気ディスク装置(光記憶装
置)は、図1に示すように、再生クロックを発生させる
再生クロック発生回路114と、記録クロックを発生さ
せる記録クロック発生回路118と、記録クロックに同
期させて記録データを出力する記録データ発生回路10
3と、光ビームを出射する半導体レーザー106(光
源)と、記録データに応じて半導体レーザー106を駆
動する半導体レーザー駆動回路104を備えている。
【0016】半導体レーザー106と光磁気ディスク1
10(光記録媒体)との間の光路上には、光磁気ディス
ク110から半導体レーザー106への戻り光を阻止す
る偏光子120と、光磁気ディスク110からの反射光
を再生系に導くビームスプリッター111と、光ビーム
を光磁気ディスク110のトラックに沿って振らせるデ
ィスク形の回折素子108が配置されている。
【0017】再生系は、検光子121と、再生手段10
9から構成されており、再生手段109は、光検出器1
12と再生回路113から構成されている。
【0018】光磁気ディスク装置は、さらに、回折素子
108を回転させるモーター107(回転駆動手段)
と、記録データ発生回路103からの記録データまたは
再生クロック発生回路114からの再生クロックを切り
換えて出力するスイッチ115と、スイッチからの記録
データまたは再生クロックに応じてモーター107を駆
動するモーター駆動回路105(回転駆動手段)を備え
ている。
【0019】上記の回折素子108は、図2に示すよう
に、その外縁付近に、放射状に形成された多数の溝20
1…(回折格子)を有しており、光ビームが通過する部
分の溝201の方向が光磁気ディスク110のトラック
110aの方向にほぼ直交するように形成されている。
【0020】上記の構成において、半導体レーザー10
6からの光ビームは、偏光子120、ビームスプリッタ
ー111を通り、回折素子108に入射する。
【0021】光ビームが、図3に示すように、回折素子
108の溝201と溝201との間のランド202の左
側部分に入射した場合、光ビームは右に回折し、ランド
202の中央部分に入射した場合、光ビームは真っ直ぐ
進み、ランド202の右側部分に入射した場合、左に回
折する。
【0022】したがって、回折素子108の回転によっ
て、光ビームがランド202を左から右に横切るとき、
光磁気ディスク110上の光ビームスポットは、トラッ
ク110a上を右から左に移動する。
【0023】同様の理由により、光ビームが溝201を
左から右に横切るとき、光磁気ディスク110上の光ビ
ームスポットは、トラック110a上を左から右に移動
する。
【0024】このように、光ビームがランド202とグ
ルーブ201を横切る度に、光ビームスポットは光磁気
ディスク110のトラック110aに沿って左右に1回
振れる。
【0025】このため、トラック110aの移動方向に
光ビームが振れるとき、光磁気ディスクと光ビームの瞬
間相対速度が小さくなる。
【0026】回折素子108の回転速度をN、回折素子
108上の光ビームの半径位置をr、溝201と溝20
1との間隔をdとすると、光ビームの振れの周波数
(F)は、 F=N×2πr/d になる。したがって、N=12000rpm(=200
Hz)、r=50mm、d=2μmの場合、F=31.
4MHzとなる。
【0027】以上のように、本実施例の回折素子108
を用いると、光ビームをトラック110aに沿って高速
に振らすことが可能になる。これにより、記録周波数が
高い場合でも、記録再生特性を改善することができる。
【0028】以下、本実施例の光磁気ディスク装置の記
録再生について、詳述する。
【0029】記録を行う場合、スイッチ115が記録デ
ータ発生回路103側に切り換えられる。これにより、
記録データに同期して、回折素子108が回転する。し
たがって、記録データに同期して、光ビームは振れる。
モーター107の回転速度は、光ビームの振れの速さが
光磁気ディスク110の線速度にほぼ一致するように、
制御される。
【0030】図4に示すように、光磁気ディスク110
上の位置Pに記録を行う場合、光ビームを位置Pに照射
する。光磁気ディスク110上の位置Pは、同図(a)
から(c)に示すように、光磁気ディスク110の回転
により、x方向、つまり左方向に移動している。光ビー
ムを上述のように振らせていると、光ビームと位置Pと
の相対瞬間速度が小さくなる。その結果、位置Pにおけ
る温度分布Tは、同図(d)に示すように、光ビームを
振らせないときの温度分布T’と比較して、より急峻に
なる。
【0031】閾値温度(Tsh)以上の温度になった部分
では磁化が反転し、記録ドメイン401が形成される。
このとき、上述のように温度分布Tが急峻であるため、
明瞭な境界を有する均一な記録ドメイン401を形成で
きる。すなわち、記録特性を改善できる。
【0032】なお、上記の説明では、回折素子108を
記録データに同期して回転させたが、記録クロックに同
期して回転させてもよい。
【0033】再生を行う場合、半導体レーザー106か
らの光ビームを記録時よりも弱くする。スイッチ115
は再生クロック発生回路114側に切り換えられる。こ
れにより、再生クロックに同期して、回折素子108が
回転する。したがって、再生クロックに同期して、光ビ
ームは振れる。モーター107の回転速度は、光ビーム
の振れの速さが光磁気ディスク110の線速度にほぼ一
致するように、制御される。
【0034】図5に示すように、光磁気ディスク110
上の位置Qにある記録ドメイン401の再生を行う場
合、光ビームを位置Qに照射する。光磁気ディスク11
0上の位置Qは、図5(a)から(c)に示すように、
光磁気ディスク110の回転により、x方向、つまり左
方向に移動する。光ビームを上述のように振らせている
と、光ビームと位置Qとの相対瞬間速度が小さくなる。
その結果、記録ドメイン401からの読み出し信号は、
同図(d)に示すように、大きく急峻になる。換言すれ
ば、高いS/Nが得られる。
【0035】光磁気ディスク110からの反射光は、ビ
ームスプリッター111で反射され、検光子121を通
り、光検出器112に導かれ、光電変換される。こうし
て得られた読み出し信号は、再生回路113に入力さ
れ、振幅検出法やピーク検出法等によってデータが再生
される。
【0036】以上のように、本実施例の光磁気ディスク
では、高いS/Nの読み出し信号が得られるので、再生
データの信頼性が向上する。すなわち、再生特性を改善
できる。
【0037】以上においては、ポジション記録方式の記
録再生について説明したが、エッジ記録方式の記録再生
も行うことができる。
【0038】エッジ記録方式で記録を行う場合も、回折
素子108を記録データまたは記録クロックに同期して
回転させる。モーター107の回転速度は、光ビームの
振れの速さが光磁気ディスク110の線速度に一致する
ように、制御される。
【0039】記録クロックの周期を、図6(a)に示す
ように、tとすると、光ビームは、同図(c)に示すよ
うに、光磁気ディスクのトラック110a上に等間隔S
で並んだ位置P(n)、P(n+1)、…、P(n+
m)を、t毎にジャンプしながら移動する。
【0040】記録データに応じて、光ビームの強度を同
図(b)のように変調すると、強い光ビームが照射され
た位置P(i)の温度が上昇し、記録ドメイン401…
が形成される。ここで、iは{n,n+1,…,n+
m}のいずれかである。このとき、光磁気ディスク11
0上の温度分布Tは、同図(d)に示すように、光ビー
ムを追従させないときの温度分布T’と比較して、より
急峻になる。
【0041】このため、明瞭な境界を有する均一な記録
ドメイン401を形成できる。すなわち、記録特性を改
善できる。
【0042】エッジ記録方式で記録された情報の再生を
行う場合、再生クロックに同期して、回折素子108を
回転させる。したがって、光ビームは、再生クロックに
同期して、振れる。モーター107の回転速度は、光ビ
ームの振れの速さが光磁気ディスク110の線速度に一
致するように、制御される。
【0043】記録クロックの周期を、図7(a)に示す
ように、tとすると、光スポットは、同図(b)に示す
ように、光磁気ディスクのトラック110a上に等間隔
Sで並んだ位置P(n)、P(n+1)、…、P(n+
m)を、t毎にジャンプしながら移動する。
【0044】その結果、記録ドメイン401…からの読
み出し信号は、同図(c)に示すように、大きく急峻に
なる。換言すれば、高いS/Nが得られる。このため、
読み出し信号を再生クロックに同期して再生すれば、信
頼性の高い再生データ(同図(d))が得られる。すな
わち、再生特性を改善できる。
【0045】以上の実施例では、回折素子108の溝2
01の断面形状を矩形にしたが、図8〜10に示すよう
に、円形、波形、三角形にしてもよく、光ビームを回折
できれば、いかなる断面形状でもかまわない。
【0046】また、図11に示すように、回折素子10
8の溝201に、ベース108aとは異なる屈折率を有
する部材801を充填するようにしてもよい。
【0047】さらに、図12に示すように、ディスク形
の回折素子108の代わりに、円筒形の回折素子108
を用いてもよい。この場合、回折素子108の内側円筒
面または外側円筒面の少なくともいずれか一方に、光ビ
ームの回折用の溝(回折格子)を円筒軸に沿って形成し
ておく。
【0048】また、以上の実施例では、回折素子108
を透過型にしたが、これを反射型にしてもよい。反射面
は、回折素子108の溝201が形成されている側にあ
っても、その反対側にあってもよい。
【0049】さらに、以上の実施例では、光ビームを記
録データに応じて変調するいわゆる光変調方式の光磁気
ディスク装置について説明したが、外部磁界を変調する
磁界変調方式の光磁気ディスク装置にも応用できる。
【0050】また、光磁気ディスク装置だけでなく、光
磁気カード装置や光磁気テープ装置にも応用できる。
【0051】さらに、コンパクトディスク等の凹凸ピッ
トを有する光ディスク、孔明け型光ディスク、相変化型
光ディスク、フォトクロミック型光ディスクなど、さま
ざまな光記録媒体を用い、光ビームにより記録または再
生を行う光再生装置、光記録装置等の光記憶装置に本発
明を幅広く応用できる。
【0052】それ以上に、光記録媒体の原盤作製時、フ
ォトレジストの露光を本発明に係る光記録装置で行い、
これによってマスター盤を作製し、射出成形、あるいは
密着露光等により複製光記録媒体を作るようにすれば、
信頼性が高い光記録媒体、つまり正確な再生情報が得ら
れる光記録媒体を提供することが可能になる。
【0053】なお、本発明の記録装置によって記録され
た光記録媒体を、従来の再生装置によって再生しても、
高品質の読み出し信号が得られることは言うまでもな
い。
【0054】請求項1の発明に対応する光磁気ディスク
装置は、半導体レーザー106からの光ビームを回転す
る光磁気ディスク110に照射することにより情報の記
録または再生を行う光磁気ディスク装置であって、半導
体レーザー106と光磁気ディスク110との間の光路
上に配置され、光ビームを回折する溝201…を有する
回折素子108と、回折素子108を回転駆動するモー
ター107およびモーター駆動回路105とが備えられ
ており、上記の回折素子108では、光ビームの光路上
に位置する溝201が光磁気ディスク110のトラック
110aの方向に対して直交する方向に形成されてお
り、回折素子108を回転させることにより、回折した
光ビームを光磁気ディスク110のトラック110aに
沿って振らせ、光磁気ディスク110と光ビームの瞬間
相対速度を小さくする構成である。
【0055】したがって、光磁気ディスク110と光ビ
ームの瞬間相対速度が小さいときに、記録または再生を
行えば、正確な記録再生を行うことが可能になる。つま
り、記録再生特性が改善される。しかも、回折素子10
8を回転させることにより、回折した光ビームを振らせ
ているので、光ビームを光磁気ディスク110のトラッ
ク110aに沿って高速に振らすことができる。これに
より、データ転送速度が速い場合でも、光磁気ディスク
110と光ビームの瞬間相対速度を小さくすることが可
能になり、記録再生データの信頼性が向上する。
【0056】請求項2の発明に対応する光磁気ディスク
装置は、請求項1の光磁気ディスク装置であって、上記
の回折素子108はディスク形であり、ディスク面に溝
201…回折格子が放射状に形成されているので、請求
項1の作用効果に加え、回折素子108の構成が簡素化
し、容易に上記の光磁気ディスク装置を実現することが
できる。
【0057】請求項3の発明に対応する光磁気ディスク
装置は、請求項1の光磁気ディスク装置であって、上記
の回折素子108は円筒形であり、円筒面に回折格子が
円筒軸方向に形成されているので、請求項2と同様の作
用効果がある。
【0058】
【発明の効果】請求項1の発明に係る光記憶装置は、以
上のように、光源と光記録媒体との間の光路上に配置さ
れ、光ビームを回折する回折格子を有する回折素子と、
回折素子を回転駆動する回転駆動手段とが備えられてお
り、上記の回折素子では、光ビームの光路上に位置する
回折格子が光記録媒体のトラックの方向に対して直交す
る方向に形成されており、回折素子を回転させることに
より、回折した光ビームを光記録媒体のトラックに沿っ
て振らせ、光記録媒体と光ビームの瞬間相対速度を小さ
くするので、光記録媒体と光ビームの瞬間相対速度が小
さいときに、記録または再生を行えば、正確な記録再生
を行うことが可能になる。つまり、記録再生特性が改善
される。しかも、回折素子を回転させることにより、回
折した光ビームを振らせているので、光ビームを光記録
媒体のトラックに沿って高速に振らすことができる。こ
れにより、データ転送速度が速い場合でも、光記録媒体
と光ビームの瞬間相対速度を小さくすることが可能にな
り、記録再生データの信頼性が向上するという効果を奏
する。
【0059】請求項2の発明に係る光記憶装置は、以上
のように、請求項1の光記憶装置であって、上記の回折
素子はディスク形であり、ディスク面に回折格子が放射
状に形成されているので、請求項1の効果に加え、回折
素子の構成が簡素化し、容易に上記の光記憶装置を実現
できるという効果を奏する。
【0060】請求項3の発明に係る光記憶装置は、以上
のように、請求項1の光記憶装置であって、上記の回折
素子は円筒形であり、円筒面に回折格子が円筒軸方向に
形成されているので、請求項1の効果に加え、回折素子
の構成が簡素化し、容易に上記の光記憶装置を実現でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気ディスク装置を示す概略の
構成図である。
【図2】図1の光磁気ディスク装置の回折素子の部分斜
視図である。
【図3】図1の光磁気ディスク装置における、回折素子
による光ビームの振れを示す説明図である。
【図4】図1の光磁気ディスク装置における、ポジショ
ン記録を示す説明図である。
【図5】図1の光磁気ディスク装置における、ポジショ
ン記録された情報の再生を示す説明図である。
【図6】図1の光磁気ディスク装置における、エッジ記
録を示す説明図である。
【図7】図1の光磁気ディスク装置における、エッジ記
録された情報の再生を示す説明図である。
【図8】図2の回折素子の他の例を示す縦断面図であ
る。
【図9】図2の回折素子のその他の例を示す縦断面図で
ある。
【図10】図2の回折素子のさらにその他の例を示す縦
断面図である。
【図11】図2の回折素子のさらにその他の例を示す縦
断面図である。
【図12】図1の回折素子の他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
105 モーター駆動回路(回転駆動手段) 107 モーター(回転駆動手段) 106 半導体レーザー(光源) 108 回折素子 110 光磁気ディスク(光記録媒体) 110a トラック 201 溝(回折格子)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを光記録媒体に照射することによ
    り情報の記録、再生の少なくともいずれかを行う光記憶
    装置であって、 光源と光記録媒体との間の光路上に配置され、光ビーム
    を回折する回折格子を有する回折素子と、回折素子を回
    転駆動する回転駆動手段とが備えられており、上記の回
    折素子では、光ビームの光路上に位置する回折格子が光
    記録媒体のトラックの方向に対して直交する方向に形成
    されており、回折素子を回転させることにより、回折し
    た光ビームを光記録媒体のトラックに沿って振らせ、光
    記録媒体と光ビームの瞬間相対速度を小さくすることを
    特徴とする光記憶装置。
  2. 【請求項2】上記の回折素子はディスク形であり、ディ
    スク面に回折格子が放射状に形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の光記憶装置。
  3. 【請求項3】上記の回折素子は円筒形であり、円筒面に
    回折格子が円筒軸方向に形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の光記憶装置。
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