JP3189100U - 釣糸巻取機 - Google Patents

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恵一 大垣
恵一 大垣
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【課題】 小型スプールの着脱が容易で、当該小型スプールの着脱を瞬時に行なうことができる釣糸巻取機を提供する。【解決手段】 釣糸巻取機は、釣糸が巻回された大型スプールが着脱可能に取り付けられ、当該大型スプールの回転駆動によって前記釣糸を供給する釣糸供給機構と、前記釣糸が巻き取られる小型スプール45が着脱可能に取り付けられ、前記釣糸供給機構から供給される前記釣糸を、小型スプール45の回転駆動によって当該小型スプール45に巻き取る釣糸巻取機構50と、を備えている。釣糸巻取機構50は、真空吸引によって小型スプール45を吸着保持する吸着治具2を備えている。【選択図】 図11

Description

本考案は、大型スプールに巻回された釣糸を小型スプールに小分けして巻き取るために使用される釣糸巻取機に関する。
従来、この種の釣糸巻取機としては、例えば、特許文献1に開示された構成のものが知られている。特許文献1に開示された釣糸巻取機は、釣糸を供給する釣糸供給機構と、前記釣糸の巻き取りを行なう釣糸巻取機構と、前記釣糸供給機構から供給される前記釣糸を前記釣糸巻取機構に送り出す釣糸送り機構と、を備えている。ここで、前記釣糸供給機構には、前記釣糸が巻回された大型スプールが着脱可能に取り付けられ、当該大型スプールは、モータによって回転駆動される。また、前記釣糸巻取機構は、モータによって回転駆動される回転軸を備えており、当該回転軸には、連結された状態で多数の小型スプールが着脱可能に取り付けられる。そして、前記釣糸供給機構から供給される前記釣糸は、前記多数の小型スプールに順番に小分けして巻き取られる。
しかし、特許文献1に開示された釣糸巻取機では、回転軸に取り付けられた多数の小型スプールの全てに釣糸が巻き取られた後でなければ、作業者は包装、ラベル貼り等の次の工程に移ることができない。そのため、その間、作業者は遊んだ状態となり、作業効率が悪いという問題点がある。
そこで、このような問題点を解消する釣糸巻取機として、例えば、特許文献2に開示された構成のものが提案されている。特許文献2に開示された釣糸巻取機は、釣糸巻取機構に1つの小型スプールを着脱可能に取り付けるようにしたものである。ここで、釣糸巻取機構は、モータによって回転駆動される駆動体と、内蔵したスプリングによって駆動体の方向に付勢された回転可能な押圧体と、を備え、前記駆動体と前記押圧体との間に小型スプールを挟持して回転駆動させるように構成されている。かかる構成の釣糸巻取機によれば、1つの小型スプールに釣糸を巻き取るたびに、作業者は包装、ラベル貼り等の次の工程に移ることができるので、作業者が遊んだ状態となることはなく、作業効率の向上を図ることができる。
特開平9−188475号公報 特開平6−052447号公報
しかし、特許文献2に開示された釣糸巻取機では、小型スプールを釣糸巻取機構に取り付ける際に、一旦、押圧体をスプリングに抗して駆動体から離間させた後、小型スプールを駆動体と押圧体との間に挟持する必要がある。また、釣糸が巻き取られた小型スプールを釣糸巻取機構から取り外す際にも、押圧体をスプリングに抗して駆動体から離間させる動作が必要となる。このように、特許文献2に開示された釣糸巻取機では、小型スプールの着脱が面倒で、当該小型スプールの着脱に時間がかかるという問題点がある。
本考案は、従来技術における前記課題を解決するためになされたものであり、小型スプールの着脱が容易で、当該小型スプールの着脱を瞬時に行なうことができる釣糸巻取機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本考案に係る釣糸巻取機の構成は、
(1)釣糸が巻回された大型スプールが着脱可能に取り付けられ、当該大型スプールの回転駆動によって前記釣糸を供給する釣糸供給機構と、
前記釣糸が巻き取られる小型スプールが着脱可能に取り付けられ、前記釣糸供給機構から供給される前記釣糸を、前記小型スプールの回転駆動によって当該小型スプールに巻き取る釣糸巻取機構と、を備えた釣糸巻取機であって、
前記釣糸巻取機構は、真空吸引によって前記小型スプールを吸着保持する吸着治具を備えていることを特徴とする。
本考案の釣糸巻取機の上記(1)の構成によれば、真空吸引のオン/オフを切り替えるだけで、小型スプールの釣糸巻取機構への取り付け/取り外しを行なうことができる。すなわち、本考案の釣糸巻取機の上記(1)の構成によれば、前記小型スプールの着脱が容易で、当該小型スプールの着脱を瞬時に行なうことができる釣糸巻取機を提供することができる。その結果、大型スプールに巻回された釣糸を前記小型スプールに小分けして巻き取る作業、及び、釣糸が巻き取られた小型スプールに対する包装、ラベル貼り等の作業をさらに効率良く行なうことが可能となる。
本考案の釣糸巻取機の上記(1)の構成においては、以下の(2)〜(5)のような構成にすることが好ましい。
(2)前記釣糸巻取機構は、前記吸着治具が装着される吸引装置をさらに備え、
前記吸着治具は、前記吸引装置に装着される側の第1端面と、前記小型スプールが吸着保持される側の第2端面と、を有する円柱状に形成され、
前記吸着治具の前記第1端面には、前記吸着治具を前記吸引装置に装着したときに装置側吸引孔と連通する円筒状の第1凹部が形成され、
前記吸着治具の内部には、前記第1凹部の周面を起点として前記第2端面の外周部に至る治具側吸引孔が形成されている。
上記(2)の好ましい構成によれば、小型スプールを吸着治具の第2端面に当接させたときに、治具側吸引孔が前記小型スプールのフランジによって塞がれた状態となる。従って、吸引装置の真空吸引をオン状態にして、装置側吸引孔内の空気、並びに、第1凹部及び治具側吸引孔内の空気を吸引することにより、前記小型スプールの前記フランジを吸引して、前記小型スプールを前記吸着治具の前記第2端面に吸着保持することができる。
(3)上記(2)の構成において、前記治具側吸引孔は、前記第1凹部の周面から径方向に延びた後、前記第2端面側に直角に折れ曲がって形成されている。
上記(3)の好ましい構成によれば、治具側吸引孔を、ドリル等を用いた機械加工によって容易に形成することができる。
(4)上記(2)の構成において、前記第2端面には、前記小型スプールのフランジが収容される低背円筒状の第2凹部が形成されている。
上記(4)の好ましい構成によれば、小型スプールを、吸着治具の第2端面に常に正確に位置決めすることができるので、前記小型スプールの回転駆動時に当該小型スプールが偏心して回転することを防止することができる。
(5)上記(2)の構成において、前記釣糸巻取機構は、前記吸着治具の前記第2端面の中央部に突出した状態で装着される軸芯をさらに備えている。
上記(5)の好ましい構成によれば、吸着治具の第2端面を見ることなく、小型スプールの軸筒を軸芯に挿通するだけで、当該小型スプールを前記吸着治具の前記第2端面に正確に取り付けることができる。従って、上記(5)の好ましい構成によれば、小型スプールの釣糸巻取機構への取り付けをさらに迅速に行うことが可能となる。
本考案によれば、小型スプールの着脱が容易で、当該小型スプールの着脱を瞬時に行なうことができる釣糸巻取機を提供することができる。
本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成を示す正面図である。 本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構の構成を示す分解斜視図である。 本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構の構成を示す側面図である。 本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構の構成を示す斜視図である。 本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構に用いられる軸芯を示す斜視図である。 図5のVI−VI線断面図である。 本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構に用いられる吸着治具を示す正面図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構の組立方法を示す一部破断分解側面図である。 本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構を組み立てた状態を示す一部破断側面図である。 本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構への小型スプールの着脱方法を示す一部破断側面図である。 図11に示す釣糸巻取機構の吸着治具周りを拡大して示した一部破断側面図である。 本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構に小型スプールを取り付けた状態を示す斜視図である。 本考案の一実施の形態における釣糸巻取機を使用して、連続的に「仕上げ済みスプール」を製造する方法を示す工程図である。
以下、好適な実施の形態を用いて本考案をさらに具体的に説明する。但し、下記の実施の形態は本考案を具現化した例に過ぎず、本考案はこれに限定されるものではない。
[釣糸巻取機の全体構成]
まず、本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の全体構成について、図1を参照しながら説明する。
図1は、本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成を示す正面図である。
図1に示すように、本実施の形態の釣糸巻取機100は、釣糸35を供給する釣糸供給機構40と、釣糸35の巻き取りを行なう釣糸巻取機構50と、釣糸巻取機構50による釣糸35の巻取り量(巻取り長さ)を計測する釣糸巻取り量計測機構60と、を備えている。ここで、釣糸供給機構40には、釣糸35が巻回された大型スプール30が着脱可能に取り付けられ、当該大型スプール30は、モータ(図示せず)によって回転駆動するようにされている。また、釣糸巻取機構50には、釣糸35が巻き取られる小型スプール45が着脱可能に取り付けられ、当該小型スプール45は、モータ7(図3、図11参照)によって回転駆動するようにされている。また、釣糸巻取り量計測機構60は、釣糸35の送り量(釣糸巻取機構50による釣糸35の巻取り量)を自身の回転変位に基づいて計測するエンコーダ55を備えており、当該エンコーダ55には、釣糸35が巻き回されている。そして、釣糸供給機構40は、大型スプール30の回転駆動によって釣糸35を供給する。また、釣糸巻取機構50は、釣糸供給機構40から供給される釣糸35を、小型スプール45の回転駆動によって当該小型スプール45に巻き取る。大型スプール30及び小型スプール45を回転駆動させる各モータは、釣糸巻取機100のプッシュスイッチ20をプッシュ操作することにより同期して駆動し、エンコーダ55により釣糸35の送り量が、予め設定された値になると停止するようにされている。
釣糸供給機構40と釣糸巻取り量計測機構60との間には、3つのプーリ65a、65b、65cが、この順番で水平に配置されている。2つのプーリ65b、65cは近接して配置されており、当該2つのプーリ65b、65cの下方には後述する別のプーリ65dが配置されている。
釣糸巻取機100は、テンション調整機構99をさらに備えている。テンション調整機構99は、プーリ65b、65cの下方に立設されたシャフト70と、シャフト70に摺動自在に設けられたスライダ75と、スライダ75に取り付けられたプーリ65dと、上方に位置するプーリ80に掛けられた糸85を介してスライダ75に連結された錘(図示せず)と、により構成されている。
大型スプール30に巻回された釣糸35は、プーリ65a、65b、65d及び65cにこの順番で掛けられた後、エンコーダ55を経由して小型スプール45に係止される。そして、釣糸巻取機100のプッシュスイッチ20をプッシュ操作することにより、大型スプール30及び小型スプール45が同期して回転駆動し、大型スプール30に巻回された釣糸35が小型スプール45に巻き取られる。エンコーダ55により釣糸35の送り量が所定値になると、即ち、小型スプール45に巻き取られた釣糸35が所定の長さに達すると、大型スプール30及び小型スプール45を回転駆動させる各モータが自動的に停止して、小型スプール45への釣糸35の巻取りが終了する。釣糸35が巻き取られた小型スプール45は、その近傍で釣糸35がカットされて釣糸巻取機構50から取り外された後、包装、ラベル貼り等が行われ、数個単位で小箱に収納されて出荷される。
本実施の形態の釣糸巻取機100の構成によれば、上記のようなテンション調整機構99を備えていることにより、釣糸巻取り時の、大型スプール30と小型スプール45との間の釣糸35を常に一定のテンションに保つことができるので、小型スプール45に巻き取られる釣糸35が緩んでしまうことを防止することができる。
釣糸巻取り量計測機構60と釣糸巻取機構50との間には、3つのプーリ65e、65f、65gがこの順番で配置されている。エンコーダ55を経由して送り出される釣糸35は、プーリ65e、65f、65gにこの順番で掛けられた後、小型スプール45に係止される。ここで、2つのプーリ65f、65gは、小型スプール45の回転軸線に平行な方向(例えば、水平方向)に往復移動する往復移動部材90に取り付けられており、これにより、エンコーダ55を経由して送り出される釣糸35を、小型スプール45のフランジ間で往復させて、当該小型スプール45に均一に巻き取ることができるようにされている。尚、往復移動部材90も、釣糸巻取機100のプッシュスイッチ20をプッシュ操作することによって動作を開始し、小型スプール45に巻き取られた釣糸35が所定の長さに達すると、自動的に停止するようにされている。
[釣糸巻取機構の構成]
次に、本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構の具体的構成について、図2〜図8をも参照しながら説明する。
図2は、本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構の構成を示す分解斜視図、図3は、当該釣糸巻取機構の構成を示す側面図、図4は、当該釣糸巻取機構の構成を示す斜視図、図5は、当該釣糸巻取機構に用いられる軸芯を示す斜視図、図6は、図5のVI−VI線断面図、図7は、当該釣糸巻取機構に用いられる吸着治具を示す正面図、図8は、図7のVIII−VIII線断面図である。
図1〜図4に示すように、釣糸巻取機構50は、吸引装置1と、吸引装置1に取り外し可能に装着され、吸引装置1による真空吸引によって小型スプール45を吸着保持する吸着治具2と、吸着治具2の先端面に取り外し可能に装着され、小型スプール45を吸着治具2に吸着保持する際に、当該小型スプール45の軸筒45aが挿通される軸芯3と、を備えている。
吸引装置1は、釣糸巻取機100のフレーム95に固定される円筒状の装置本体4と、装置本体4内にベアリングによって回転可能に支持され、中心軸に沿って吸引孔5aが形成された略円柱状の吸引ヘッド5と、を備えている。吸引ヘッド5の後端部には、従動プーリ6が固定されている。また、吸引装置1の上方には、駆動プーリ8を有するモータ7が設置されている。そして、従動プーリ6と駆動プーリ8との間にはタイミングベルト9が掛け渡されており、モータ7を駆動させることによって吸引ヘッド5を回転駆動させることができるようにされている。また、吸引ヘッド5の後端には、真空ポンプ26に接続された吸引パイプ10が吸引ヘッド5の回転を妨げない状態で連結されている。ここで、真空ポンプ26は、フットペダルスイッチ25(図1参照)を足で踏むことによって真空吸引をオン/オフ制御することができるようにされている。すなわち、フットペダルスイッチ25を足で踏むことによって真空ポンプ26の真空吸引がオン状態となり、フットペダルスイッチ25を再度足で踏むことによって真空ポンプ26の真空吸引がオフ状態となるようにされている。さらに、吸引ヘッド5の先端面には、低背円柱状の凸部5bが形成されており、当該凸部5bには、吸着治具2を吸引ヘッド5の先端にネジ止め固定するためのネジ孔5c、5dが形成されている。尚、吸引装置1は、耐食性の高いステンレス鋼(SUS304等)で形成され、その表面は鏡面研磨仕上げされている。
図2〜図6に示すように、軸芯3は、円柱状の基端部3aと、基端部3aの径よりも小径に形成され、小型スプール45の軸筒45aが挿通される円柱状の軸芯本体3bと、を備えている。また、軸芯3の内部には、基端部3aの端面から中心軸に沿って、当該軸芯3を吸着治具2の先端面にネジ止め固定するためのネジ孔3cが形成されている。尚、軸芯3は、耐食性の高いステンレス鋼(SUS304等)で形成され、その表面は鏡面研磨仕上げされている。また、軸芯3としては、様々なサイズの小型スプール45に対応させることができるように、基端部3a、軸芯本体3b、ネジ孔3cのサイズの異なる数種類のものが用意されている。
図2〜図4、図7、図8に示すように、吸着治具2は、円柱状に形成されている。吸着治具2の後端面には、吸引ヘッド5の先端部分の形状に合わせて、低背円筒状の凹部2aと、当該凹部2aよりも径が小さくて深さのある円筒状の凹部2bとからなる二段凹部が形成されている。すなわち、吸着治具2を吸引装置1に装着する際に、吸引ヘッド5の先端部分が凹部2aに嵌め込まれ、吸引ヘッド5の先端面に形成された凸部5bが凹部2bに嵌め込まれる。吸着治具2の先端面には、小型スプール45のフランジ45bを収容するための低背円筒状のフランジ収容凹部2cが形成されている。このようなフランジ収容凹部2cを形成しておけば、小型スプール45を、吸着治具2の先端面に常に正確に位置決めすることができるので、小型スプール45の回転駆動時に当該小型スプール45が偏心して回転することを防止することができる。吸着治具2の先端面の中央には、軸芯3の基端部3aを収容するための円筒状の軸芯基端部収容凹部2dが形成されている。また、吸着治具2の内部の中心軸上には、凹部2bと軸芯基端部収容凹部2dに連通して、軸芯3を吸着治具2の先端面にネジ止め固定するネジ11(図9参照)を挿通するためのネジ挿通孔2eが形成されており、ネジ挿通孔2eの凹部2b側には、ネジ11の頭部を収容するためのネジ頭部収容凹部2fが形成されている。また、吸着治具2の内部のネジ挿通孔2eの左右両側には、凹部2bとフランジ収容凹部2cに連通して、吸着治具2を吸引ヘッド5の先端面にネジ止め固定するネジ12、13(図9参照)を挿通するためのネジ挿通孔2g、2hがそれぞれ形成されており、ネジ挿通孔2g、2hのフランジ収容凹部2c側には、ネジ12、13の頭部を収容するためのネジ頭部収容凹部2i、2jがそれぞれ形成されている。また、吸着治具2の内部には、凹部2bの周面を起点として径方向に延びた後、先端面側に直角に折れ曲がってフランジ収容凹部2cの外周部に至る4本の吸引孔2k、2l、2m、2nが形成されている。そして、4本の吸引孔2k、2l、2m、2nは、吸着治具2を吸引装置1に装着することにより、凹部2bを介して吸引ヘッド5の吸引孔5aと連通した状態となる。尚、吸着治具2は、アクリル樹脂(PMMA)、塩化ビニール樹脂(PVC)等を機械加工することによって形成されている。特に、凹部2bの周面を起点として径方向に延びた後、先端面側に直角に折れ曲がってフランジ収容凹部2cの外周部に至る4本の吸引孔2k、2l、2m、2nは、ドリル等を用いた機械加工によって容易に形成することができる。また、吸着治具2としては、様々なサイズの小型スプール45に対応させることができるように、フランジ収容凹部2c、軸芯基端部収容凹部2dのサイズの異なる数種類のものが用意されている。
[釣糸巻取機構の組立方法]
次に、本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構の組立方法について、図9、図10をも参照しながら説明する。
図9は、本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構の組立方法を示す一部破断分解側面図、図10は、当該釣糸巻取機構を組み立てた状態を示す一部破断側面図である。
まず、図9、図10に示すように、軸芯3の基端部3aを、吸着治具2の先端面の軸芯基端部収容凹部2dに収容する。この状態で、吸着治具2の後端面側からネジ挿通孔2eにネジ11を挿通し、当該ネジ11を軸芯3のネジ孔3c(図6参照)に螺合させる。これにより、図3、図4、図10に示すように、軸芯本体3bが吸着治具2の先端面から突出した状態で、軸芯3が吸着治具2に装着される。次に、図9、図10に示すように、吸着治具2の後端面の凹部2aを吸引ヘッド5の先端部分に嵌め込む。このとき、吸着治具2の後端面の凹部2bは、吸引ヘッド5の先端面に形成された凸部5bに嵌め込まれた状態となる。この状態で、吸着治具2の先端面側からネジ挿通孔2g、2hにそれぞれネジ12、13を挿通し、当該ネジ12、13を吸引ヘッド5のネジ孔5c、5d(図2参照)にそれぞれ螺合させる。これにより、図3、図4、図10に示すように、軸芯3が装着された状態の吸着治具2が吸引装置1に装着される。以上により、釣糸巻取機構50が組み立てられる。
[小型スプールの着脱方法]
次に、上記のように構成された釣糸巻取機構への小型スプールの着脱方法について、図11〜図13をも参照しながら説明する。
図11は、本考案の一実施の形態における釣糸巻取機の構成要素である釣糸巻取機構への小型スプールの着脱方法を示す一部破断側面図、図12は、図11に示す釣糸巻取機構の吸着治具周りを拡大して示した一部破断側面図、図13は、当該釣糸巻取機構に小型スプールを取り付けた状態を示す斜視図である。
まず、図3、図4、図11、図12に示すように、吸着治具2の先端面に装着された軸芯3の軸芯本体3bに小型スプール45の軸筒45aを挿通して(図3、図4の矢印A参照)、小型スプール45のフランジ45bを吸着治具2の先端面のフランジ収容凹部2cに収容する(図13参照)。そして、このとき、吸着治具2の吸引孔2k、2l、2m、2nは、小型スプール45のフランジ45bによって塞がれた状態となる。次に、フットペダルスイッチ25(図1参照)を足で踏むと、真空ポンプ26の真空吸引がオン状態となり、図11、図12に示すように、吸引ヘッド5の吸引孔5a内の空気、並びに、吸着治具2の凹部2b及び吸引孔2k、2l、2m、2n内の空気が吸引される(矢印C、D、E、F参照)。これにより、吸着治具2の先端面のフランジ収容凹部2c(図3、図4参照)に収容されている小型スプール45のフランジ45bが吸引されて、小型スプール45が吸着治具2の先端面に吸着保持される(取り付けられる)。フットペダルスイッチ25を再度足で踏むと、真空ポンプ26の真空吸引がオフ状態に切り替わり、吸着治具2の先端面と小型スプール45との吸着状態が解除されて、小型スプール45を吸着治具2の先端面から取り外すことが可能となる。
上記のような構成の釣糸巻取機構50を備えた本実施の形態の釣糸巻取機100を使用すれば、真空ポンプ26の真空吸引のオン/オフを切り替えるだけで、小型スプール45の釣糸巻取機構50への取り付け/取り外しを行なうことができる。すなわち、本実施の形態の釣糸巻取機100の構成によれば、小型スプール45の着脱が容易で、当該小型スプール45の着脱を瞬時に行なうことができる釣糸巻取機を提供することができる。その結果、大型スプール30に巻回された釣糸35を小型スプール45に小分けして巻き取る作業をさらに効率良く行なうことが可能となる。また、上記のような構成の釣糸巻取機構50を備えた本実施の形態の釣糸巻取機100を使用すれば、吸着治具2の先端面を見ることなく、小型スプール45の軸筒45aを軸芯3の軸芯本体3bに挿通するだけで、小型スプール45を吸着治具2の先端面に正確に取り付けることができる。従って、小型スプール45の釣糸巻取機構50への取り付けをさらに迅速に行うことが可能となる。
小型スプール45は、釣糸35の巻取作業が行われた後、包装、ラベル貼り等の仕上げ作業が行なわれる。このように、釣糸35が巻き取られ、かつ、仕上げ作業が行われた小型スプール45を、以下、「仕上げ済みスプール」という。
[仕上げ済みスプールの製造方法]
次に、上記のような構成の釣糸巻取機構50を備えた本実施の形態の釣糸巻取機100を使用して、連続的に「仕上げ済みスプール」を製造する方法について説明する。
仕上げ済みスプールの製造方法は、釣糸巻取機構50の吸着治具2の先端面に小型スプール45を取り付ける工程(スプール取り付け工程)と、釣糸巻取機100により、前記スプール取り付け工程で吸着治具2の先端面に取り付けた小型スプール45に釣糸35を巻き取る工程(釣糸巻取工程)と、前記釣糸巻取工程で釣糸35が巻き取られた小型スプール45を吸着治具2の先端面から取り外す工程(スプール取り外し工程)と、前記スプール取り外し工程で吸着治具2の先端面から取り外した小型スプール45を包装し、ラベル貼り等を行なって、前記仕上げ済みスプールにする工程(仕上げ工程)と、を含んでいる。そして、1個目の仕上げ済みスプールを製造した後に、2個目の仕上げ済みスプールを製造する場合には、1個目の小型スプール45の前記スプール取り外し工程の後に、2個目の小型スプール45の前記スプール取り付け工程を行ない、2個目の小型スプール45の前記釣糸巻取工程を行なっている間に、1個目の小型スプール45の前記仕上げ工程を行なう。
以下、仕上げ済みスプールを製造する具体的方法について、図14をも参照しながら説明する。
図14は、本考案の一実施の形態における釣糸巻取機を使用して、連続的に「仕上げ済みスプール」を製造する方法を示す工程図である。
まず、図3、図4、図11、図12に示すように、吸着治具2の先端面に装着された軸芯3の軸芯本体3bに1個目の小型スプール45の軸筒45aを挿通して(図3、図4の矢印A参照)、1個目の小型スプール45のフランジ45bを吸着治具2の先端面のフランジ収容凹部2cに収容する(図13参照)。この状態で、フットペダルスイッチ25(図1参照)を足で踏み、真空ポンプ26の真空吸引をオン状態にして、1個目の小型スプール45を吸着治具2の先端面に吸着保持させる(取り付ける)(S1)。
次いで、大型スプール30に巻回された釣糸35の先端を1個目の小型スプール45に係止させた後、釣糸巻取機100のプッシュスイッチ20(図1参照)をプッシュ操作する。これにより、大型スプール30及び1個目の小型スプール45が同期して回転駆動し、大型スプール30に巻回された釣糸35が1個目の小型スプール45に巻き取られる。そして、1個目の小型スプール45に巻き取られた釣糸35が所定の長さに達すると、大型スプール30及び1個目の小型スプール45を回転駆動させる各モータが自動的に停止して、1個目の小型スプール45への釣糸35の巻取りが終了する(S2)。1個目の小型スプール45への釣糸35の巻取りが終了したら、釣糸35を、1個目の小型スプール45の近傍でカットして、当該1個目の小型スプール45に係止させる。
次いで、フットペダルスイッチ25(図1参照)を再度足で踏み、真空ポンプ26の真空吸引をオフ状態に切り替えて、1個目の小型スプール45を吸着治具2の先端面から取り外す(S3)。
次いで、上記(S1)と同様にして、2個目の小型スプール45を吸着治具2の先端面に吸着保持させる(取り付ける)(S4)。
次いで、上記(S2)と同様にして、2個目の小型スプール45への釣糸35の巻取りを行ない(S5)、当該2個目の小型スプール45への釣糸35の巻取りを行なっている間に、1個目の小型スプール45の仕上げを行なう(1個目の仕上げ済みスプールを製造する)(S6)。
次いで、上記(S3)と同様にして、2個目の小型スプール45を吸着治具2の先端面から取り外す(S7)。
次いで、上記(S1)と同様にして、3個目の小型スプール45を吸着治具2の先端面に吸着保持させる(取り付ける)(S8)。
次いで、上記(S2)と同様にして、3個目の小型スプール45への釣糸35の巻取りを行ない(S9)、当該3個目の小型スプール45への釣糸35の巻取りを行なっている間に、2個目の小型スプール45の仕上げを行なう(2個目の仕上げ済みスプールを製造する)(S10)。
次いで、上記(S3)と同様にして、3個目の小型スプール45を吸着治具2の先端面から取り外す(S11)。
次いで、上記(S1)と同様にして、4個目の小型スプール45を吸着治具2の先端面に吸着保持させる(取り付ける)(S12)。
以下、同様の工程を繰り返して、複数個の仕上げ済みスプールを製造する。
以上説明した仕上げ済みスプールの製造方法によれば、1個目の仕上げ済みスプールを製造した後に、2個目の仕上げ済みスプールを製造する場合に、1個目の小型スプール45の前記スプール取り外し工程の後に、2個目の小型スプール45の前記スプール取り付け工程を行ない、2個目の小型スプール45の前記釣糸巻取工程を行なっている間に、1個目の小型スプール45の前記仕上げ工程を行なうようにしているので、複数個の仕上げ済みスプールの製造を、作業者が遊んだ状態となることなく、連続して行なうことができる。その結果、釣糸35の巻取作業、包装、ラベル貼り等の仕上げ作業という一連の作業を効率良く行なうことが可能となる。
本考案によれば、小型スプールの着脱が容易で、当該小型スプールの着脱を瞬時に行なうことができる釣糸巻取機を提供することができる。従って、本考案の釣糸巻取機は、大型スプールに巻回された釣糸を小型スプールに小分けして巻き取る作業、及び、釣糸が巻き取られた小型スプールに対する包装、ラベル貼り等の作業の高効率化を図る上で有用である。
1 吸引装置
2 吸着治具
2a、2b 凹部
2c フランジ収容凹部
2d 軸芯基端部収容凹部
2e、2g、2h ネジ挿通孔
2f、2i、2j ネジ頭部収容凹部
2k、2l、2m、2n、5a 吸引孔
3 軸芯
3a 基端部
3b 軸芯本体
3c、5c、5d ネジ孔
4 装置本体
5 吸引ヘッド
5b 凸部
6 従動プーリ
7 モータ
8 駆動プーリ
9 タイミングベルト
10 吸引パイプ
11、12、13 ネジ
20 プッシュスイッチ
25 フットペダルスイッチ
26 真空ポンプ
30 大型スプール
35 釣糸
40 釣糸供給機構
45 小型スプール
45a 軸筒
45b フランジ
50 釣糸巻取機構
55 エンコーダ
60 釣糸巻取り量計測機構
65a、65b、65c、65d、65e、65f、65g、80 プーリ
70 シャフト
75 スライダ
85 糸
90 往復移動部材
95 フレーム
99 テンション調整機構
100 釣糸巻取機

Claims (5)

  1. 釣糸が巻回された大型スプールが着脱可能に取り付けられ、当該大型スプールの回転駆動によって前記釣糸を供給する釣糸供給機構と、
    前記釣糸が巻き取られる小型スプールが着脱可能に取り付けられ、前記釣糸供給機構から供給される前記釣糸を、前記小型スプールの回転駆動によって当該小型スプールに巻き取る釣糸巻取機構と、を備えた釣糸巻取機であって、
    前記釣糸巻取機構は、真空吸引によって前記小型スプールを吸着保持する吸着治具を備えていることを特徴とする釣糸巻取機。
  2. 前記釣糸巻取機構は、前記吸着治具が装着される吸引装置をさらに備え、
    前記吸着治具は、前記吸引装置に装着される側の第1端面と、前記小型スプールが吸着保持される側の第2端面と、を有する円柱状に形成され、
    前記吸着治具の前記第1端面には、前記吸着治具を前記吸引装置に装着したときに装置側吸引孔と連通する円筒状の第1凹部が形成され、
    前記吸着治具の内部には、前記第1凹部の周面を起点として前記第2端面の外周部に至る治具側吸引孔が形成されている、請求項1に記載の釣糸巻取機。
  3. 前記治具側吸引孔は、前記第1凹部の周面から径方向に延びた後、前記第2端面側に直角に折れ曲がって形成されている、請求項2に記載の釣糸巻取機。
  4. 前記第2端面には、前記小型スプールのフランジが収容される低背円筒状の第2凹部が形成されている、請求項2又は3に記載の釣糸巻取機。
  5. 前記釣糸巻取機構は、前記吸着治具の前記第2端面の中央部に突出した状態で装着される軸芯をさらに備えている、請求項2〜4のいずれか1項に記載の釣糸巻取機。
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