JP3188683U - 杭打ち機 - Google Patents

杭打ち機 Download PDF

Info

Publication number
JP3188683U
JP3188683U JP2013006637U JP2013006637U JP3188683U JP 3188683 U JP3188683 U JP 3188683U JP 2013006637 U JP2013006637 U JP 2013006637U JP 2013006637 U JP2013006637 U JP 2013006637U JP 3188683 U JP3188683 U JP 3188683U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
carrier
leader mast
vibration hammer
press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2013006637U
Other languages
English (en)
Inventor
廣司 冨田
Original Assignee
株式会社 広和
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 広和 filed Critical 株式会社 広和
Application granted granted Critical
Publication of JP3188683U publication Critical patent/JP3188683U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】アンカー用の鋼管杭などを、リーダマストを備えた建設車両を利用して土中に規定された角度で斜めに効率良く打ち込めるようにした杭打ち機を提供する。
【解決手段】傾斜角調整の可能なリーダマスト5をブームで支えた建設車両2と、リーダマストに昇降可能に取り付けたキャリア8、振動ハンマー9及びモータ駆動のキャリア推進装置10を組み合わせた圧入機構7と、振動ハンマーによって打撃される杭20をスライド自在、かつ、振れ止め状態に支える圧入ガイド11を備えさせ、地中に打ち込むアンカー杭20の上端を振動ハンマー9のハンマーヘッドに連結具14を用いて連結し、この杭20を振動ハンマー9で傾斜状態に地中に打ち込むように構成した。
【選択図】図1

Description

この考案は、油圧ショベルやバックホーなどの建設車両を用いて鋼管杭などの杭を土中に規定された角度で斜めに効率良く打ち込むことを可能にした杭打ち機に関する。
前記杭打ち機の従来例として、例えば、下記特許文献1、2などに記載されたものがある。特許文献1の杭打ち機は、建設車両のブームに支えられたリーダマストに油圧ブレーカを上下動可能に懸吊し、その油圧ブレーカのフロントヘッドに杭に圧入力を伝える圧入装置と杭を引き抜く引抜装置を選択的に装着するようにしている。
また、特許文献2の杭打ち機は、建設車両のブームの先端部やブーム先端に取り付けられたバケットアームの先端部に逆L字状のアームを取り付け、そのアームの先端部に杭に回転力を加えるモータを取り付けている。
この特許文献2の杭打ち機は、土中に打ち込む杭を、その杭の上端近くをウインチに巻き取られるワイヤーで引くことによって起立させ、その杭の上端にモータを押し付けて打ち込み作業を行う。
特開昭57−3920号公報 特開2006−9534号公報
特許文献1に記載された杭打ち機は、油圧ブレーカとそれに装着した圧入装置の自重を圧入力として働かせて杭を打ち込む。このため、杭に強い圧入力を加えるのが難しい。特に、杭を斜めに打ち込む要求がある場合、油圧ブレーカと圧入装置の自重が限られている上にリーダマストを傾斜させることで杭に対する自重の伝達ロスも生じるため、作業効率を高め難い。
特許文献2の杭打ち機は、用途が垂直杭の打ち込みに限定される。杭の上端に当接させた油圧モータを介して建設車両の自重を杭に加えることが可能になっているが、杭を斜めに打ち込む用途では杭に建設車両の自重を作用させるのは難しく、杭の打ち込みがまともになされない。
近年、太陽光発電設備の普及が目覚しく、広大な敷地に大規模な発電設備を設置することもなされ出している。その太陽光発電設備を地上に設置する場合、架台を設けてその架台で太陽光発電パネルを支持する方法が採られている。
この場合、架台は、土中にアンカーとなる杭を打ち込み、その杭で支える構造が工期の短縮や設置コストの面で有利なことから、その方法が多用される傾向にある。
この方法での杭による架台の支持は、図6に示すように、所定の角度で傾けた4本の杭20を、2本を対にして2組に分け、一方の組の2本が平行、かつ、逆向きとなり、さらに、他方の組の2本も同様に平行、かつ、逆向きとなり、一方の組と他方の組の杭20は90°向きが異なる配置にして架台21に設けた4箇所の杭係合穴21aに通し、これらの杭20を必要深さまで打ち込んで、その杭で架台21を支持する方法が採られている。
このような斜め配置のアンカー用杭の打ち込みは、油圧ハンマーを作業者が手で抱えて操作し、他の作業者が斜めに支えた杭を抱かかえた油圧ハンマーで打ち込むと言う、作業者の負担が大きくて効率も極めて悪い方法でなされていた。
これは、特許文献1,2に記載されたような従来の杭打ち機では効率的な斜め打ち込みが行えず、杭打ち機を利用するメリットが無かったからにほかならない。
この考案は、アンカー用の鋼管杭などを、リーダマストを備えた建設車両を利用して土中に規定された角度で斜めに効率良く打ち込めるようにすること課題としている。
上記の課題を解決するため、この考案は、杭打ち機を以下の通り構成した。
即ち、傾斜角調整の可能なリーダマストをブームで支えた建設車両と、前記リーダマストに昇降可能に取り付けたキャリア、そのキャリアに装着された振動ハンマー及びその振動ハンマーを前記キャリアと共にリーダマストに沿って移動させるモータ駆動のキャリア推進装置を組み合わせた圧入機構と、前記リーダマストの下端側に設置されて前記振動ハンマーによって打撃される杭をスライド自在、かつ、振れ止め状態に支える圧入ガイドを備えさせ、地中に打ち込む杭の上端を前記振動ハンマーのハンマーヘッドに連結具を用いて連結し、この杭を前記振動ハンマーで傾斜状態に地中に打ち込むように構成した。
前記キャリア推進装置は、前記リーダマストに沿わせてそのリーダマストの下部に一端を、上部に他端をそれぞれ接続したチェーンと、そのチェーンに噛合させたスプロケットと、前記キャリアに取り付けられて前記スプロケットを回転させる油圧モータと、前記スプロケットとチェーンの噛合状態を保持するアイドルスプロケットを組み合わせたものが好ましい。
また、前記キャリアはリーダマストに案内されるガイドローラを含ませたものが好ましく、前記圧入ガイドを半割ブラケットで構成したものも好ましい。
この考案の杭打ち機は、リーダマストに昇降可能に取り付けたキャリアをモータに駆動されるキャリア推進装置によって推進させ、そのキャリアに装着した振動ハンマーで杭を打つようにしたので、リーダマストが傾斜していても強い圧入力を杭に加えることができ、斜め杭打ちの作業効率を著しく向上させることができる。
また、チェーン、スプロケット、油圧モータ及びアイドルスプロケットを組み合わせたキャリア推進装置を設けたものは、前記チェーンをリーダマストの上端から下端に至らせることによってキャリアをリーダマストのほぼ全長にわたって移動させることができる。推進源としてストロークの長いシリンダなどを使用する必要がないため、杭打ち機の複雑化や大型化を招かずに長尺杭についてもその杭の打ち込みに対応することが可能になる。
このほか、前記キャリアがリーダマストに案内されるガイドローラを含んでいるとキャリアの移動が円滑に安定してなされる。
また、前記圧入ガイドを半割ブラケットで構成したものは、杭打ち機に対する杭のセッティングがし易い。
この考案の杭打ち機の一例を示す側面図である。 図1の杭打ち機のリーダマストに取り付けたキャリアとキャリア推進装置と振動ハンマーの側面図である。 図1の杭打ち機のリーダマストに取り付けたキャリアとキャリア推進装置と振動ハンマーを正面側から見た図である。 図1の杭打ち機のリーダマストに取り付けたキャリアと振動ハンマーを図2のIV−IV線に沿って見た図である。 図1の杭打ち機のリーダマストの下端部に取り付けた圧入ガイドの端面図である。 太陽光発電設備の架台をアンカー用の杭で支持した状態を示す斜視図である。
以下、この考案の杭打ち機の実施の形態を添付図面の図1〜図5に基づいて説明する。図1に示した杭打ち機1は、建設車両2と圧入機構7と圧入ガイド11を組み合わせたものになっている。
図示した建設車両2は、ミニ油圧ショベルのショベルとアームを取り外し、油圧シリンダ3で起伏させるブーム4の先端に油圧ショベルのアームに替えてリーダマスト5を取り付けている。
そのリーダマスト5には、ブーム4に取り付けた油圧シリンダ6の出力ロッドが連結されており、油圧シリンダ6で出力ロッドの連結部を押し引きしてリーダマスト5の傾斜角を調整することができる。
また、このリーダマスト5には、押し込み力を加えながら杭20を土中に打ち込む圧入機構7が組みつけられ、さらに、そのリーダマスト5の下端に杭20の長手途中を支える圧入ガイド11が設置されている。
圧入機構7は、図2、図3に詳細に示す通り、リーダマスト5に昇降可能に取り付けられたキャリア8と、そのキャリアに装着した振動ハンマー9と、キャリア8をリーダマスト5に沿ってリーダマストの長手方向に移動させるモータ駆動のキャリア推進装置10を組み合わせて構成されている。
この圧入機構のキャリア8は、ガイドローラ8aを有するものが設けられており、そのガイドローラ8aがリーダマスト5の両側部のガイド溝5aに案内されてキャリア8が安定して円滑に移動できるようになっている。
振動ハンマー9は油圧作動の市販のハンマーである。例示の杭打ち機は、その振動ハンマーとして丸善工業社製のKH−240Vを採用したが、これに限定されるものではない。
キャリア推進装置10は、チェーン10a、スプロケット10b、油圧モータ10c及びアイドルスプロケット10dを組み合わせたもの(図2、図3参照)を設けている。
チェーン10aは、リーダマスト5の上端から下端までの範囲に配置されている。そのチェーン10aの上端は、リーダマスト5に設けた繋留具12(図2,図3参照)に接続され、下端はリーダマスト5の下部に設置した張力調整具13(同じく図2,図3参照)に接続されている。
スプロケット10bは、キャリア8に取り付けられた油圧モータ10cの出力軸に固定されており、そのスプロケット10bをチェーン10aに噛合させている。そして、スプロケット10bの上下(チェーン長手方向の前後)に配置したアイドルスプロケット10dでスプロケット10bに対するチェーン10aの噛合い位置と噛合い角を保持するようにしている。
このように構成した圧入機構7は、油圧モータ10cを駆動するとチェーン10aに対するスプロケット10bの噛合い位置が変動し、キャリア8がリーダマスト5に沿って移動する。
キャリア8の駆動源が油圧モータであるので、キャリア8を強い力で推進させることができ、その力を圧入力として働かせて杭20を効果的に土中に打ち込むことができる。
キャリア8の駆動源は、電動ギヤードモータなどに置き換えてもよいが、減速用のギヤボックス無しでも高い出力を得ることができる油圧モータが好ましい。
圧入ガイド11は、振動ハンマー9によって打撃される杭20をスライド自在、かつ、振れ止め状態に支えるためのものであって、図示のそれは半割ブラケッで構成されている。半割ブラケットは、図5に示すように、2個の半円環11a、11bの片端をピンで回動可能に連結し、半円環の他端側をボルトで切り離し可能に結合させるようにした周知の軸保持具であって、半円環11aを開かせて打ち込み対象の杭20を内側にセットすることができる。
図2、図3の14は、振動ハンマー9の打撃ヘッドに取り付けた連結具(カップリング)である。この連結具14によって杭20の上端が振動ハンマー9の打撃ヘッドに連結される。
以上の如く構成した例示の杭打ち機1は、リーダマスト5を所定の角度で傾け、振動ハンマー9の打撃ヘッドに杭20の上端を連結する。また、その杭20の長手途中を圧入ガイド11でスライド自在に支持し、圧入機構7によりキャリア8に下向きの推進力を加えながら振動ハンマー9を作動させて杭20を土中に打ち込む。
先に述べた、太陽光発電設備用の架台を支持するアンカー杭(鋼管杭)は、50°の角度で傾斜させて土中に打ち込まれる。このような傾きが付与された杭であっても、この考案の杭打ち機を用いれば、強い圧入力を加えて正確に効率良く作業を進行させることができる。
1 杭打ち機
2 建設車両
3,6 油圧シリンダ
4 ブーム
5 リーダマスト
5a ガイド溝
7 圧入機構
8 キャリア
8a ガイドローラ
9 振動ハンマー
10 キャリア推進装置
10a チェーン
10b スプロケット
10c 油圧モータ
10d アイドルスプロケット
11 圧入ガイド
11a,11b 半円環
12 繋留具
13 張力調整具
14 連結具
20 杭
21 架台
21a 杭係合穴

Claims (4)

  1. 傾斜角調整の可能なリーダマスト(5)をブーム(4)で支えた建設車両(2)と、前記リーダマスト(5)に昇降可能に取り付けたキャリア(8)、そのキャリア(8)に装着された振動ハンマー(9)及び前記キャリア(8)を前記リーダマスト(5)に沿って移動させるモータ駆動のキャリア推進装置(10)を組み合わせた圧入機構(7)と、前記リーダマスト(5)の下端側に設置されて前記振動ハンマー(9)によって打たれる杭をスライド自在かつ振れ止め状態に支える圧入ガイド(11)を有し、地中に打ち込む杭の上端を前記振動ハンマー(9)のハンマーヘッドに連結具(14)を用いて連結し、この杭を前記振動ハンマー(9)で傾斜状態に地中に打ち込むように構成された杭打ち機。
  2. 前記キャリア推進装置(10)を、前記リーダマスト(5)に沿わせてそのリーダマストの下部に一端を、上部に他端をそれぞれ固定したチェーン(10a)と、そのチェーンに噛合させたスプロケット(10b)と、前記キャリアに取り付けられて前記スプロケットを回転させる油圧モータ(10c)と、前記スプロケット(10b)とチェーン(10a)の噛合状態を保持するアイドルスプロケット(10d)を組み合わせて構成した請求項1に記載の杭打ち機。
  3. 前記キャリア(8)に、前記リーダマスト(5)に案内されるガイドローラ(8a)を含ませた請求項1又は請求項2に記載の杭打ち機。
  4. 前記圧入ガイド(11)を、半割ブラケットで構成した請求項1〜請求項3のいずれかに記載の杭打ち機。
JP2013006637U 2013-11-21 杭打ち機 Expired - Lifetime JP3188683U (ja)

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3188683U true JP3188683U (ja) 2014-01-30

Family

ID=

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015127501A (ja) * 2013-11-29 2015-07-09 株式会社フジワラ ソーラーパネル用ユニット工法
CN114855772A (zh) * 2022-04-22 2022-08-05 江西基业科技集团有限公司 一种斜直桩两用顶打设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015127501A (ja) * 2013-11-29 2015-07-09 株式会社フジワラ ソーラーパネル用ユニット工法
CN114855772A (zh) * 2022-04-22 2022-08-05 江西基业科技集团有限公司 一种斜直桩两用顶打设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN207332754U (zh) 电线杆挖坑立杆一体化装置
JP5520643B2 (ja) ボーリング方法及びボーリング装置
KR20110136209A (ko) 커팅장치
JP2006169942A (ja) 振動併用回転式杭打機および振動併用回転式杭打工法
JP3188683U (ja) 杭打ち機
JP2015113668A (ja) 杭打ち機
JP6738533B2 (ja) コンクリート部材の解体方法
CN218862525U (zh) 一种振动加压式旋挖钻机
KR20130085354A (ko) 나선 말뚝의 파일링 장치
CN211898379U (zh) 灌注桩桩头旋切机构
CN211397444U (zh) 一种分体背负式打桩机
JP2021098963A (ja) 鋼管杭埋設装置
JP5187250B2 (ja) 振動杭打抜機
JP6247457B2 (ja) 建設機械
KR20050032942A (ko) 소형 굴삭기에 장착되는 와이어 쏘 머신
JP3213479U (ja) 杭打機
CN205714213U (zh) 管片拼装机及包括该管片拼装机的掘进机械
JP5111411B2 (ja) 矢板類圧入装置
JP2004143740A (ja) 穿孔機
CN215925966U (zh) 振动桩机
JP2002004280A (ja) 高トルク回転圧入用オーガ
KR102235286B1 (ko) 굴삭기의 유압식 타격 파일드라이버
JP2004278131A (ja) 斜杭施工用杭支持装置
JP4355934B2 (ja) 鋼管杭用切断装置
JP2007016513A (ja) 小作業空間用鋼管圧入装置