JP2015113668A - 杭打ち機 - Google Patents
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Abstract
【課題】打ち込み方向が異なるアンカー用の鋼管杭などを、リーダマストを備えた建設車両を利用して土中に規定された角度で斜めに4本同時に効率良く打ち込めるようにすること課題としている。【解決手段】ブーム4に起立姿勢に支持されるリーダマスト5を備えた建設車両2と、リーダマストに取り付けた4本の補助マスト6と、補助マスト6の各々に昇降可能に取り付けたキャリア10、各キャリアに装着された振動ハンマー11及びモータ駆動のキャリア推進装置12を組み合わせた圧入機構9と、振動ハンマー11によって打撃される杭20をスライド自在、かつ、振れ止め状態に支える圧入ガイド13を備えさせ、地中に打ち込む杭20の上端を振動ハンマー11のハンマーヘッドに連結具16を用いて連結し、4本の杭20を振動ハンマー11で同時に傾斜状態に地中に打ち込むように構成した。【選択図】図1
Description
この発明は、油圧ショベルやバックホーなどの建設車両を用いて鋼管杭などの杭を土中に規定された角度で4本同時に、しかも、斜めに効率良く打ち込むことを可能にした杭打ち機に関する。
前記杭打ち機の従来例として、例えば、下記特許文献1、2などに記載されたものがある。特許文献1の杭打ち機は、建設車両のブームに支えられたリーダマストに油圧ブレーカを上下動可能に懸吊し、その油圧ブレーカのフロントヘッドに杭に圧入力を伝える圧入装置と杭を引き抜く引抜装置を選択的に装着するようにしている。
また、特許文献2の杭打ち機は、建設車両のブームの先端部やブーム先端に取り付けられたバケットアームの先端部に逆L字状のアームを取り付け、そのアームの先端部に杭に回転力を加えるモータを取り付けている。
この特許文献2の杭打ち機は、土中に打ち込む杭を、その杭の上端近くをウインチに巻き取られるワイヤーで引くことによって起立させ、その杭の上端にモータを押し付けて打ち込み作業を行う。
特許文献1に記載された杭打ち機は、油圧ブレーカとそれに装着した圧入装置の自重を圧入力として働かせて杭を打ち込む。このため、杭に強い圧入力を加えるのが難しい。特に、杭を斜めに打ち込む要求がある場合、油圧ブレーカと圧入装置の自重が限られている上にリーダマストを傾斜させることで杭に対する自重の伝達ロスも生じるため、作業効率を高め難い。
特許文献2の杭打ち機は、用途が垂直杭の打ち込みに限定される。杭の上端に当接させた油圧モータを介して建設車両の自重を杭に加えることが可能になっているが、杭を斜めに打ち込む用途では杭に建設車両の自重を作用させるのは難しく、杭の打ち込みがまともになされない。
近年、太陽光発電設備の普及が目覚しく、広大な敷地に大規模な発電設備を設置することもなされ出している。その太陽光発電設備を地上に設置する場合、架台を設けてその架台で太陽光発電パネルを支持する方法が採られている。
この場合、架台は、土中にアンカー用の杭を打ち込み、その杭で支える構造が工期の短縮や設置コストの面で有利なことから、その方法が多用される傾向にある。
この方法での杭による架台の支持は、図12に示すように、所定の角度で傾けた4本の杭20を、2本を対にして2組に分け、一方の組の2本が平行、かつ、逆向きとなり、さらに、他方の組の2本も同様に平行、かつ、逆向きとなり、一方の組と他方の組の杭20は90°向きが異なる配置にして架台21に設けた4箇所の杭係合穴21aに通し、これらの杭20を必要深さまで打ち込んで、その杭で架台21を支持する方法が採られている。
このような斜め配置の杭の打ち込みは、油圧ハンマーを作業者が手で抱えて操作し、他の作業者が斜めに支えた杭を抱かかえた油圧ハンマーで打ち込むと言う、作業者の負担が大きくて効率も極めて悪い方法でなされていた。
これは、特許文献1,2に記載されたような従来の杭打ち機では効率的な斜め打ち込みが行えず、杭打ち機を利用するメリットが無かったからにほかならない。
この発明は、アンカー用の鋼管杭などを、リーダマストを備えた建設車両を利用して土中に規定された角度で斜めに4本同時に効率良く打ち込めるようにすること課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明は、以下の杭打ち機を提供する。
その杭打ち機は、ブームに起立姿勢に支持されるリーダマストを備えた建設車両と、前記リーダマストに取り付けた4本の補助マストと、その補助マストの各々に昇降可能に取り付けたキャリア、各キャリアに装着された振動ハンマー及びその振動ハンマーをキャリアと共に補助マストに沿って移動させるモータ駆動のキャリア推進装置を組み合わせた4組の圧入機構と、各補助マストの下端側に設置されて前記振動ハンマーによって打撃される杭をスライド自在、かつ、振れ止め状態に支える圧入ガイドを有し、
前記補助マストが平面視で90°ピッチをずらして配置され、さらに、平面視で平行配置の2本の補助マストと、同じく平面視で平行配置の他の2本の補助マストがそれぞれ相反する向き、かつ、下端が前記リーダマストに連結される方向に傾斜して配置されており、その補助マストの各々に前記4組の圧入機構が個別に設置され、
地中に方向を異ならせて打ち込む4本の杭の上端を各圧入機構の振動ハンマーのハンマーヘッドに連結具を用いて連結し、この4本の杭を各圧入機構の振動ハンマーで同時に傾斜状態に地中に打ち込むように構成されたものである。
その杭打ち機は、ブームに起立姿勢に支持されるリーダマストを備えた建設車両と、前記リーダマストに取り付けた4本の補助マストと、その補助マストの各々に昇降可能に取り付けたキャリア、各キャリアに装着された振動ハンマー及びその振動ハンマーをキャリアと共に補助マストに沿って移動させるモータ駆動のキャリア推進装置を組み合わせた4組の圧入機構と、各補助マストの下端側に設置されて前記振動ハンマーによって打撃される杭をスライド自在、かつ、振れ止め状態に支える圧入ガイドを有し、
前記補助マストが平面視で90°ピッチをずらして配置され、さらに、平面視で平行配置の2本の補助マストと、同じく平面視で平行配置の他の2本の補助マストがそれぞれ相反する向き、かつ、下端が前記リーダマストに連結される方向に傾斜して配置されており、その補助マストの各々に前記4組の圧入機構が個別に設置され、
地中に方向を異ならせて打ち込む4本の杭の上端を各圧入機構の振動ハンマーのハンマーヘッドに連結具を用いて連結し、この4本の杭を各圧入機構の振動ハンマーで同時に傾斜状態に地中に打ち込むように構成されたものである。
各補助マストは、リーダマストとの間に傾斜角調整機構を設けて傾斜角可変にするのが好ましい。
傾斜角調整機構は、補助マストの長手途中をリーダマストに回動可能に連結し、連結点からずれた位置をリーダマストに支持される油圧シリンダなどで押し引きするようなものでよい。
傾斜角調整機構は、補助マストの長手途中をリーダマストに回動可能に連結し、連結点からずれた位置をリーダマストに支持される油圧シリンダなどで押し引きするようなものでよい。
また、建設車両のブームによるリーダマストの支持(ブームに対するリーダマストの取り付け)は、ブームと前記リーダマストとの間に、ブームに対するリーダマストの連結位置と連結姿勢を変動させる調整機構を設けてリーダマストがブームに対して数十mmの範囲で横移動でき、さらに、垂直軸を支点にして数度の範囲で回転することができ、連結点も150〜200mm程度上下に変動させられるようにしておくのがよい。
このほか、キャリア推進装置は、前記補助マストに沿わせてその補助マストの下部に一端を、上部に他端をそれぞれ接続したチェーンと、そのチェーンに噛合させたスプロケットと、前記キャリアに取り付けられて前記スプロケットを回転させる油圧モータと、前記スプロケットとチェーンの噛合状態を保持するアイドルスプロケットを組み合わせたものが好ましい。
また、前記キャリアは補助マストに案内されるガイドローラを含ませたものが好ましく、前記圧入ガイドを半割ブラケットで構成したものも好ましい。
この発明の杭打ち機は、4本の補助マストに昇降可能に取り付けたキャリアをモータに駆動されるキャリア推進装置によって推進させ、そのキャリアに装着した振動ハンマーで杭を打つようにしたので、リーダマストが傾斜していても強い圧入力を杭に加えることができる。
また、打ち込み方向の異なる4本の傾斜杭に対応させた補助マストを4本設け、各補助マストに圧入機構を設置したので、打ち込み方向の異なる4本の傾斜杭を同時に土中に打ち込むことができ、斜め杭打ちの作業効率を著しく向上させることができる。
さらに、建設車両のブームに対してリーダマストを、横移動可能、回転可能、連結点の上下動が可能となるように連結したものは、杭に対する建設車両の位置のずれをブームに対するリーダマストの連結点を変動させて修正することができ、杭打ち機の位置の微調整が不要となって杭打ち機セッティングの作業性が向上する。
このほか、チェーン、スプロケット、油圧モータ及びアイドルスプロケットを組み合わせたキャリア推進装置を設けたものは、前記チェーンを補助マストの上端から下端に至らせることによってキャリアを補助マストのほぼ全長にわたって移動させることができる。推進源としてストロークの長いシリンダなどを使用する必要がないため、杭打ち機の複雑化や大型化を招かずに長尺杭についてもその杭の打ち込みに対応することが可能になる。
また、前記キャリアが補助マストに案内されるガイドローラを含んでいるとキャリアの移動が円滑に安定してなされる。
さらに、前記圧入ガイドを半割ブラケットで構成したものは、杭に対する杭打ち機のセッティングがし易い。
以下、この発明の杭打ち機の実施の形態を添付図面の図1〜図11に基づいて説明する。図1に示した杭打ち機1は、リーダマスト5を有する建設車両2と、リーダマストに支持される計4本の補助マスト6と、各補助マストに具備させる圧入機構9と圧入ガイド13を組み合わせたものになっている。
図示した建設車両2は、ミニ油圧ショベル機のショベルとアームを取り外し、油圧シリンダ3で起伏させるブーム4の先端に油圧ショベルのアームに替えてリーダマスト5を取り付け、さらに、そのリーダマスト5に4本の補助マスト6を取り付けている。
ブーム4に対するリーダマスト5の取り付けは、両者の相対位置と連結姿勢を変動させる相対位置調整機構7を設けて行われている。
相対位置調整機構7は、ブーム4の先端に回動可能に取り付けた連結具7aと、その連結具7aを傾かせる油圧シリンダ7bと、連結具7aにブーム長手方向と直交する向きに取り付けたスライドガイド7cと、そのスライドガイドに設けた長孔に案内されるスライドピン7d(図5参照)と、連結具7aに固定された油圧シリンダ7eと、リーダマスト5の長さと向きを変化させるための構造を組み合わせて構成されている。
スライドピン7dは、リーダマスト5に固定されている。油圧シリンダ7eは、出力ロッドがリーダマスト5に連結されており、この油圧シリンダ7eを作動させることで、リーダマスト5をスライドピン7dと共にスライドガイド7cに沿ってブーム4に対し、数十mm(好ましくは、50mm程度)の範囲で図2の矢視A、B方向に横移動させることができる。
また、リーダマスト5の長さと向きを変化させるためにリーダマスト5を角パイプで構成した主マスト5aとその主マストに上下スライド可能、かつ、回転可能に挿入した円筒の副マスト5bの2者で構成しており、ブーム4に連結される副マスト5bに対して主マスト5aを垂直軸を支点にして数度(例えば図2のθ=10°、θ/2=5°程度)の範囲で回転させることができる。
例示の杭打ち機1は、主マスト5aの副マスト5bに対する回転は、作業者が手動で行うようになっている。また、主マスト5aと副マスト5bの相対回転位置は、ラッチ(図示省略)などを設けて保持できるようにしている。
さらに、副マスト5bをスライドさせてブーム4に対する連結点も150〜200mm程度上下に移動させられるようにしている。なお、副マスト5bをスライドさせて許容上限まで上向きに引き上げると、以後は主マスト5aも一緒になって持ち上げられるようになっている。
4本の補助マスト6は、平面視でピッチを90°ずらして配置している。また、平面視で平行配置の2本の補助マスト6,6と、同じく平面視で平行配置の他の2本の補助マスト6,6を、それぞれ相反する向き、かつ、下端がリーダマスト5に連結される方向に傾斜させて配置している。
また、その4本の補助マスト6は、リーダマスト5との間に傾斜角調整機構8を設けて傾斜角を調整できるようにしている。図示の傾斜角調整機構8は、各補助マスト6の下端をリーダマスト5に水平支軸8aを用いて回動自在に連結し、さらに、リーダマスト5に油圧シリンダ8bを取り付け、その油圧シリンダ8bの出力ロッドを補助マスト6の長手途中に連結して構成されており、油圧シリンダ8bで出力ロッドの連結部を押し引きすることで補助マスト6の傾斜角を変化させるものになっている。
その4本の補助マスト6対して、杭20に対して押し込み力を加えながらその杭20を土中に打ち込む圧入機構9が個別に設置されている。
各圧入機構9は、図6、図7に詳細に示すように、補助マスト6に昇降可能に取り付けられたキャリア10と、そのキャリアに装着した振動ハンマー11と、キャリア10を各補助マスト6に沿ってリーダマスト5の長手方向に移動させるモータ駆動のキャリア推進装置12を組み合わせて構成されている。
この圧入機構9のキャリア10は、ガイドローラ10aを有するものが設けられており、そのガイドローラ10aが補助マスト6の両側部のガイド溝6aに案内されてキャリア10が安定して円滑に移動できるようになっている。
振動ハンマー11は油圧作動の市販のハンマーである。例示の杭打ち機1は、その振動ハンマーとして丸善工業社製のKH−240Vを採用したが、これに限定されるものではない。
キャリア推進装置12は、チェーン12a、スプロケット12b、油圧モータ12c及びアイドルスプロケット12dを組み合わせたもの(図6、図7参照)を設けている。
チェーン12aは、補助マスト6の上端から下端までの範囲に配置されている。そのチェーン12aの上端は、補助マスト6に設けた繋留具14(図6,図7参照)に接続され、下端は補助マスト6の下部に設置した張力調整具15(同じく図6,図7参照)に接続されている。
スプロケット12bは、キャリア10に取り付けられた油圧モータ12cの出力軸に固定されており、そのスプロケット12bをチェーン12aに噛合させている。そして、スプロケット12bの上下(チェーン長手方向の前後)に配置したアイドルスプロケット12dでスプロケット12bに対するチェーン12aの噛合い位置と噛合い角を保持するようにしている。
このように構成した圧入機構9は、油圧モータ12cを駆動するとチェーン12aに対するスプロケット12bの噛合い位置が変動し、キャリア10が補助マスト6に沿って移動する。
キャリア10の駆動源が油圧モータであるので、キャリア10を強い力で推進させることができ、その力を圧入力として働かせて平面視で90°ピッチで配置される4本の傾斜した杭20を同時に効果的に土中に打ち込むことができる。
キャリア10の駆動源は、電動ギヤードモータなどに置き換えてもよいが、減速用のギヤボックス無しでも高い出力を得ることができる例示の油圧モータが好ましい。
圧入ガイド13は、振動ハンマー11によって打撃される杭20をスライド自在、かつ、振れ止め状態に支えるためのものであって、図示のそれは半割ブラケッで構成されている。
半割ブラケットは、図9に示すように、2個の半円環13a、13bの片端をピンで回動可能に連結し、半円環の他端側をボルトで切り離し可能に結合させるようにした周知の軸保持具であって、半円環13aを開かせて打ち込み対象の杭20を内側にセットすることができる。
図6〜図8の16は、振動ハンマー11の打撃ヘッドに取り付けた連結具(カップリング)である。この連結具16によって杭20の上端が振動ハンマー11の打撃ヘッドに連結される。
以上の如く構成した例示の杭打ち機1は、リーダマスト5を垂直姿勢にして定位置にセットし、そのリーダマストで支えた補助マスト6を所定の角度で傾け、振動ハンマー11の打撃ヘッドに杭20の上端を連結する。
また、その杭20の長手途中を圧入ガイド13でスライド自在に支持し、圧入機構9によりキャリア10に下向きの推進力を加えながら振動ハンマー11を作動させて4本の杭20を同時に土中に打ち込む。
先に述べた、太陽光発電設備用の架台を支持するアンカー用の杭(鋼管杭)は、50°の角度で傾斜させて土中に打ち込まれる。このような傾きが付与された杭であっても、この発明の杭打ち機を用いれば、強い圧入力を加えて4本を同時に正確に効率良く作業を進行させることができる。
なお、この発明の杭打ち機1を使用して定位置に固定する太陽光発電設備用の架台21は、図10に示すような押え具22を用いて位置決め点に固定し、その状況下で4本の杭の同時杭打ちを実行するのがよい。
押え具22は、2枚の門型プレート22aを90°向きを変えて組み合わせたものであって、図11に示すように、架台21を跨がせたその押え具22の上部にリーダマスト5の下端を被せてリーダマスト5で押え具22を位置決め点に固定する。
上述したように、建設車両のブーム4に対してリーダマスト5を横移動可能、回転可能、連結点の上下動が可能となるように連結したものは、杭に対する建設車両の位置のずれを、建設車両の位置を微調整せずに修正することができるため、このときの作業性(杭打ち機セッティングの作業性)に優れる。
このようにして杭打ち機1を位置決めしたら、図1の位置からリーダマスト5を降下させて押え具22に嵌合させ、各補助マスト6に予めセットした杭20を架台21の杭係合穴21aに挿入し、圧入機構9を作動させて杭打ちを実施する。
1 杭打ち機
2 建設車両
3 油圧シリンダ
4 ブーム
5 リーダマスト
5a 主マスト
5b 副マスト
6 補助マスト
6a ガイド溝
7 相対位置調整機構
7a 連結具
7b,7e 油圧シリンダ
7c スライドガイド
7d スライドピン
8 傾斜角調整機構
8a 水平支軸
8b 油圧シリンダ
9 圧入機構
10 キャリア
10a ガイドローラ
11 振動ハンマー
12 キャリア推進装置
12a チェーン
12b スプロケット
12c 油圧モータ
12d アイドルスプロケット
13 圧入ガイド
13a,13b 半円環
14 繋留具
15 張力調整具
16 連結具
20 杭
21 架台
21a 杭係合穴
22 押え具
2 建設車両
3 油圧シリンダ
4 ブーム
5 リーダマスト
5a 主マスト
5b 副マスト
6 補助マスト
6a ガイド溝
7 相対位置調整機構
7a 連結具
7b,7e 油圧シリンダ
7c スライドガイド
7d スライドピン
8 傾斜角調整機構
8a 水平支軸
8b 油圧シリンダ
9 圧入機構
10 キャリア
10a ガイドローラ
11 振動ハンマー
12 キャリア推進装置
12a チェーン
12b スプロケット
12c 油圧モータ
12d アイドルスプロケット
13 圧入ガイド
13a,13b 半円環
14 繋留具
15 張力調整具
16 連結具
20 杭
21 架台
21a 杭係合穴
22 押え具
Claims (6)
- ブーム(4)に起立姿勢に支持されるリーダマスト(5)を備えた建設車両(2)と、前記リーダマストに取り付けた4本の補助マスト(6)と、その補助マストの各々に昇降可能に取り付けたキャリア(10)、各キャリアに装着された振動ハンマー(11)及びその振動ハンマーをキャリアと共に前記補助マスト(6)に沿って移動させるモータ駆動のキャリア推進装置(12)を組み合わせた4組の圧入機構(9)と、各補助マスト(6)の下端側に設置されて前記振動ハンマー(11)によって打撃される杭をスライド自在、かつ、振れ止め状態に支える圧入ガイド(13)を有し、
前記補助マスト(6)が平面視で90°ピッチをずらして配置され、さらに、平面視で平行配置の2本の補助マスト(6)と、同じく平面視で平行配置の他の2本の補助マスト(6)がそれぞれ相反する向き、かつ、下端が前記リーダマスト(5)に連結される方向に傾斜して配置されており、その補助マスト(6)の各々に前記4組の圧入機構(9)が個別に設置され、
地中に方向を異ならせて打ち込む4本の杭の上端を各圧入機構の振動ハンマー(11)のハンマーヘッドに連結具(16)を用いて連結し、その4本の杭を各圧入機構の振動ハンマー(11)で同時に傾斜状態に地中に打ち込むように構成された杭打ち機。 - 前記補助マスト(6)の各々と、前記リーダマスト(5)との間に傾斜角調整機構(8)を設けて前記補助マスト(6)を傾斜角可変にした請求項1に記載の杭打ち機。
- 前記建設車両のブーム(4)と前記リーダマスト(5)との間に、ブームに対するリーダマストの連結位置と連結姿勢を変動させる相対位置調整機構(7)を設置した請求項1又は請求項2に記載の杭打ち機。
- 前記キャリア推進装置(12)を、前記補助マスト(6)に沿わせてその補助マストの下部に一端を、上部に他端をそれぞれ固定したチェーン(12a)と、そのチェーンに噛合させたスプロケット(12b)と、前記キャリア(10)に取り付けられて前記スプロケットを回転させる油圧モータ(12c)と、前記スプロケット(12b)とチェーン(12a)の噛合状態を保持するアイドルスプロケット(12d)を組み合わせて構成した請求項1又は2に記載の杭打ち機。
- 前記キャリア(10)に、前記補助マスト(6)に案内されるガイドローラ(10a)を含ませた請求項1〜請求項4のいずれかに記載の杭打ち機。
- 前記圧入ガイド(13)を、半割ブラケットで構成した請求項1〜請求項5のいずれかに記載の杭打ち機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013258036A JP2015113668A (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | 杭打ち機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013258036A JP2015113668A (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | 杭打ち機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015113668A true JP2015113668A (ja) | 2015-06-22 |
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ID=53527732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013258036A Pending JP2015113668A (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | 杭打ち機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015113668A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105386723A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-03-09 | 黄朝阳 | 长螺旋桅杆可旋转式钻机 |
WO2022097315A1 (ja) | 2020-11-04 | 2022-05-12 | 日本国土開発株式会社 | 杭打ち装置および建設機械 |
-
2013
- 2013-12-13 JP JP2013258036A patent/JP2015113668A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105386723A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-03-09 | 黄朝阳 | 长螺旋桅杆可旋转式钻机 |
WO2022097315A1 (ja) | 2020-11-04 | 2022-05-12 | 日本国土開発株式会社 | 杭打ち装置および建設機械 |
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