JP3188237U - ワッシャー付ナット - Google Patents

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賢司 山上
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Abstract

【課題】ナットにワッシャーを分離不能に組み付けて部品管理が容易に行え、装着作業も簡単容易に行えながら、確実強固に緩み止めが行えるワッシャー付ナットを提供する。【解決手段】ナット本体2と、ナット本体2の座面下部にカシメにて回転自由で分離不能に係着されたワッシャー3とからなり、ナット本体2に、その座面に周方向に向かってノコ刃形状を呈する第1カム部23を多数形成すると共に、座面側におけるねじ孔21周りにカシメ用の筒状突片24を下方に一体に突設した。ワッシャー3に、中心部にカシメ止め用の小径係合部31aを有する貫通孔31を形成し、上面には第1カム部23と噛合するノコ刃形状の第2カム部32を周方向に向かって多数形成すると共に、下面には半径方向に向かって円弧状に延びる細かい多数の円弧状ギサ33を形成した。【選択図】図2

Description

本考案は、ボルトと共に被締結体の締結に用いられるワッシャー付ナットに関する。
従来、例えばナットの緩みを防止するワッシャーとしては、例えば図9に示すダブルワッシャー40が知られている。このダブルワッシャー40は、二枚一組のワッシャー41,41から構成され、一般的なナットNの座面と被締結体Xとの間に介装されて用いられるもので、各ワッシャー41,41の内側面にはクサビ状のカム41a,41aが、また外側面には放射状の細かいリブ41b,41bが刻まれた形状となっている。
そして、このダブルワッシャー40及びナットNと、ボルトBを用いて被締結体Xを締結するときには、被締結体XにボルトBを挿通したうえで、このボルトB先端部に、図9で示すように二枚のワッシャー41,41を介在した状態でナットNを締め付けることにより、両ワッシャー41,41の内側面に形成されたカム41a,41a同士の係合によるクサビ効果と、両ワッシャー41,41の外側面に形成されたリブ41b,41bによるナットN座面と被締結体Xへの食付きにより緩みなく固定できるようになされている。
ところで、上記したダブルワッシャー40にあっては、二枚一組で両者は分離可能な構成となっており、また、ダブルワッシャー40は、ナットNに対して個別の独立した構成となっている。そのため、ナットNとダブルワッシャー40をそれぞれ個別に管理保管する必要があるし、しかも、ダブルワッシャー40の使用に際しては、各ワッシャー41,41のカム41a,41aが内側面に位置し、各ワッシャー41,41のリブ41b,41bが該側面に位置するようセット化して、両ワッシャー41,41の組付け間違いがないよう確認しながら使用する必要があった。その上、ダブルワッシャー40とナットNをボルトBに対して個別に装着する必要があるので、その装着作業が面倒で手間がかかり、誤ってダブルワッシャー40やナットNを落としてしまうといったケースも多くなる問題を有していた。
そこで、本考案は、ナットにワッシャーを分離不能に組み付けて部品管理が容易に行え、装着作業も簡単容易に行えながら、しかも、確実強固に緩み止めが行えるワッシャー付ナットの提供を課題とする。
上記した問題を解決するため、本願の請求項1記載の考案は、中心部にねじ孔21を有するナット本体2と、ナット本体2の座面下部にカシメにて回転自由で分離不能に係着されたワッシャー3とからなるワッシャー付ナットであって、ナット本体2には、その座面に周方向に向かってノコ刃形状を呈する第1カム部23が多数形成されると共に、座面側におけるねじ孔21周りにカシメ用の筒状突片24が下方に一体に突設されている一方、ワッシャー3には、中心部にカシメ止め用の小径係合部31aを有する貫通孔31が形成され、上面には上記第1カム部23と噛合するノコ刃形状の第2カム部32が周方向に向かって多数形成されると共に、下面には半径方向に向かって円弧状に延びる細かい多数の円弧状ギサ33が形成されており、このワッシャー3の貫通孔31に、上記ナット本体1のカシメ用の筒状突片24が差し込まれ、その筒状突片24が小径係合部31aにカシメ止めされて、上記ナット本体1にワッシャー3が回転自由で分離不能に係着されていることを特徴とする。
本考案のワッシャー付ナットによれば、ワッシャー3がナット本体2に対し回転自由で分離不能に係着されている一体化されているので、締付けに際し、ワッシャー3とナット本体2とは分離することなく一緒にねじ込むことができる。これにより従来のようにワッシャーやナットを落としたりすることなく簡単容易にかつ迅速にねじ込み作業が行えるし、また、部品点数を減らし部品管理も容易に行える。しかも、締結終了時には、ワッシャー3の下面に形成された円弧状ギサ33による被締結体への食付き効果と、ナット本体2のノコ刃形状の第1カム部23とワッシャー3のノコ刃形状の第2カム部32との係合によるクサビ効果とが得られ、これら両効果の相乗効果により、ワッシャー付ナットを緩みなく確実強固に固定することができる。さらに、ワッシャー3の下面に、特に半径方向に向かって円弧状に延びる細かい多数の円弧状ギサ33が形成されているので、ギサ33の被締結体Xへの係合箇所をできるだけ多く増やすことができ、この独特の形状を採用することにより食付き効果を一層向上させることができる。
本考案に係るワッシャー付ナットの使用状態を示す一部切欠正面図である。縦断面図である。 同ワッシャー付ナットの縦断面図である。 同ナット本体の一部切欠縦断面図である。 同ナット本体の底面図である。 同ワッシャーの正面図である。 同ワッシャーの平面図である。 同ワッシャーの底面図である。 ワッシャー付ボルトの説明図である。 従来の説明図である。
以下本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1及び図2は、本考案の緩み止めワッシャーを備えたワッシャー付ナットを示し、このナット1は、中心部にねじ孔21を有するナット本体2と、ナット本体2の座面下部にカシメにて回転自由で分離不能に係着されたワッシャー3とからなる。
ナット本体2は、図3及び図4に示すように多角形状(図では六角形状)で、その下部に円形状の鍔状座部22を有し、鍔状座部22の座面には、周方向に向かってノコ刃形状を呈する第1カム部23が多数形成されると共に、座面側におけるねじ孔21周りにカシメ用の筒状突片24が下方に一体に連設されている。
また、ワッシャー3は、図5〜図7に示すように中心部にカシメ止め用の小径係合部31aを有する貫通孔31を備え、上面には上記第1カム部23と係合するノコ刃形状の第2カム部32が周方向に向かって多数形成されると共に、下面には半径方向に延びる多数の細かい円弧状ギサ33が形成されている。
そして、図2に示すようにワッシャー3の貫通孔31に、上記ナット本体1のカシメ用の筒状突片24が差し込まれ、その筒状突片24が小径係合部31aにカシメ止めされて、上記ワッシャー3にワッシャー3が回転自由で分離不能に係着されている。その場合、ナット本体2の第1カム部23がワッシャー3の第2カム部32を乗り越えて回転できるようにワッシャー3に対しナット本体2が多少上下動可能に係着されている。
また、ナット本体2の第1カム部23とワッシャー3の第2カム部32の傾斜角度は、ボルトBのねじリード角より大きく設定するのがこのましい。これにより、ボルトが緩もうとするとのワッシャーの第2カム部32がナット本体2の第1カム部23を押し上げて離れようとする力が働くが、クサビ効果のためねじピッチ以上は離れることがなくなる。
次に、上記したワッシャー付ナットの作用について説明する。
図1に示すように、上記したワッシャー付ナット1を被締結体Xに挿通されたボルトBにねじ込んで締結する。
このとき、ワッシャー付ナット1の締付けに際し、ワッシャー3はナット本体2に対し一体化されているので、ワッシャー3とナット本体2とは分離することなく一緒にねじ込むことができ、従来のようにワッシャーやナットを落としたりすることなく簡単容易にねじ込み作業が行える。
そして、ワッシャー3が被締結体Xに当接すると、ワッシャー3の円弧状ギサ33が被締結体Xに食付いてワッシャー3はその回転が止まる。その後はナット本体2のみがさらにねじ込まれる。このときナット本体2はその座面に形成された周方向に向かうノコ刃形状の第1カム部23が、ワッシャー3の上面に形成された周方向に向かうノコ刃形状の第2カム部32を滑るように乗り上げながら強くねじ込まれて締結される。これにより、締結終了時には、ナット本体2のノコ刃形状の第1カム部23とワッシャー3のノコ刃形状の第2カム部32との係合によるクサビ効果が得られる。このクサビ効果により、ナット本体2がワッシャー3に対して回転することが確実に阻止される。
以上のように、本考案のワッシャー付ナットによれば、ワッシャー3の下面に形成された円弧状ギサ33による被締結体Xへの食付き効果と、第1カム部23と第2カム部32の係合によるクサビ効果との相乗効果により、ワッシャー付ナットを緩みなく確実強固に固定することができる。
また、ワッシャー3の下面に、特に半径方向に向かって円弧状に延びる細かい多数の円弧状ギサ33が形成されているので、ギサ33の被締結体Xへの係合箇所をできるだけ多く増やすことができ、この独特の形状を採用することにより食付き効果を一層向上させることができる。
なお、上記したワッシャー付ナットのノコ刃形状の第1カム部23とワッシャー3のノコ刃形状の第2カム部32との係合によるクサビ機構と、ワッシャー3の下面に形成された円弧状ギサ33による被締結体Xへの食付き機構とを、たとえば図8に示すようにワッシャー付ボルト1Aにも採用することは可能である。その場合、ボルト1Aの頭部座面にノコ刃形状の第1カム部23Aを形成する一方、上面に第1カム部23Aと係合するノコ刃形状の第2カム部32Aを、また下面に円弧状ギサ33Aを形成した先の実施の形態で説明したワッシャー3と同様のワッシャー3Aを用いて、上記ボルト1Aの頭部座面部分にワッシャー3Aを適宜係着手段(図示せず)により回転自由で分離不能に係着すればよい。
1 ナット
2 ナット本体
21 ねじ孔
23 第1カム部
24 筒状突片
3 ワッシャー
31 貫通孔
31a 小径係合部
32 第2カム部
33 円弧状ギサ
上記した問題を解決するため、本願の請求項1記載の考案は、中心部にねじ孔21を有するナット本体2と、ナット本体2の座面下部にカシメにて回転自由で分離不能に係着されたワッシャー3とからなるワッシャー付ナットであって、ナット本体2には、その座面に周方向に向かってノコ刃形状を呈する第1カム部23が多数形成されると共に、座面側におけるねじ孔21周りにカシメ用の筒状突片24が下方に一体に突設されている一方、ワッシャー3には、中心部にカシメ止め用の小径係合部31aを有する貫通孔31が形成され、上面には上記第1カム部23と噛合するノコ刃形状の第2カム部32が周方向に向かって多数形成されると共に、下面には半径方向に向かって円弧状に延びる細かい多数の円弧状ギサ33が形成されており、このワッシャー3の貫通孔31に、上記ナット本体のカシメ用の筒状突片24が差し込まれ、その筒状突片24が小径係合部31aにカシメ止めされて、上記ナット本体にワッシャー3が回転自由で分離不能に係着されていることを特徴とする。
そして、図2に示すようにワッシャー3の貫通孔31に、上記ナット本体のカシメ用の筒状突片24が差し込まれ、その筒状突片24が小径係合部31aにカシメ止めされて、上記ワッシャー3にワッシャー3が回転自由で分離不能に係着されている。その場合、ナット本体2の第1カム部23がワッシャー3の第2カム部32を乗り越えて回転できるようにワッシャー3に対しナット本体2が多少上下動可能に係着されている。

Claims (1)

  1. 中心部にねじ孔21を有するナット本体2と、ナット本体2の座面下部にカシメにて回転自由で分離不能に係着されたワッシャー3とからなるワッシャー付ナットであって、ナット本体2には、その座面に周方向に向かってノコ刃形状を呈する第1カム部23が多数形成されると共に、座面側におけるねじ孔21周りにカシメ用の筒状突片24が下方に一体に突設されている一方、ワッシャー3には、中心部にカシメ止め用の小径係合部31aを有する貫通孔31が形成され、上面には上記第1カム部23と噛合するノコ刃形状の第2カム部32が周方向に向かって多数形成されると共に、下面には半径方向に向かって円弧状に延びる細かい多数の円弧状ギサ33が形成されており、このワッシャー3の貫通孔31に、上記ナット本体1のカシメ用の筒状突片24が差し込まれ、その筒状突片24が小径係合部31aにカシメ止めされて、上記ナット本体1にワッシャー3が回転自由で分離不能に係着されていることを特徴とするワッシャー付ナット。
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CN108180210A (zh) * 2017-12-29 2018-06-19 上海富驰高科技有限公司 一种带有防呆结构防松动金属垫圈及其安装方法
JP2018096489A (ja) * 2016-12-15 2018-06-21 株式会社Mmr技研 ナット、部材固定具及び部材固定構造
CN112534145A (zh) * 2018-08-07 2021-03-19 螺栓工程师有限公司 锁紧垫圈和紧固结构

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