JP3188162U - リニアガイド及びその循環モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】転動ユニットを素早く装填することができると共にエンドキャップモジュールの構造を簡素化することが可能なリニアガイド及びその循環モジュールを提供する。【解決手段】リニアガイドの循環モジュール3は、スライダーに取付けられるためのものであって、2つの循環ケーシング管と、2つの転動ユニット33と、2つのスペーサー32と、を含む。2つの循環ケーシング管は、スライダーに挿入されると共に、それぞれ少なくとも一部がスライダーの外に露出され、スライダー外に露出される部位には、それぞれ充填口313が形成されている。2つの転動ユニットは、それぞれ2つの充填口を経由して2つの循環ケーシング管内に装着されると共に、循環ケーシング管以外の部位に位置する部分がスライダーに転動可能に設けられる。2つのスペーサーは、2つの充填口を遮蔽するように、それぞれ2つの循環ケーシング管に装着される。【選択図】図7

Description

本考案は、スライドレールに関し、特にリニアガイド(linear guide)及びその循環モジュールに関する。
リニアガイドは、主としてガイドレールと、ガイドレール上にスライド可能に被せ合わせられたスライダーと、を含む。また、スライダー上には、ガイドレールに対向する転動面と、スライドレールとスライダーとの間に介在される転動素子(チェーン式及び非チェーン式の二種類の形式に分けられる)と、転動素子を無限に循環させることが可能な循環モジュールと、スライダーの両端に取付けられる2つのエンドキャップと、が設けられている。エンドキャップは、金属からなると共にその内縁には転動素子を方向転換させるためのレール構造が形成されている。これにより、エンドキャップを介して転動素子を位置決めする効果を達成している。
しかしながら、従来のエンドキャップ構造は複雑過ぎ、金型設計又は金型製造等の生産製造工程に不利となる問題があった。更に、従来のエンドキャップは転動素子を位置決めする役割をも担っていたため、従来のリニアガイドを組み立てる際に様々な不便をもたらす問題があった。
本考案は、転動ユニットを素早く装填することができると共にエンドキャップモジュールの構造を簡素化するのに寄与することが可能なリニアガイド及びその循環モジュールを提供することを課題とする。
本考案に係るリニアガイドは、対向する両側にそれぞれ転動溝が形成されているガイドレールと、ガイドレール上にスライド可能に被せられる組合せ溝が凹設され、組合せ溝の対向する両側部位のそれぞれに、貫通する2つの収容通路が形成されているスライダーと、スライダーの対向する両側部位にそれぞれ装着される2つの循環モジュールであって、隣接する2つの収容通路内に挿入されると共に、それぞれ少なくとも一部がスライダーの外に突出し、スライダー外に突出する部位にそれぞれ充填口が形成されている2つの循環ケーシング管と、それぞれ2つの充填口を経由して2つの循環ケーシング管内に装着されると共に、2つの循環ケーシング管以外の部位に位置する部分がガイドレールとスライダーとの間に転動可能に挟まれる2つの転動ユニットと、2つの充填口を遮蔽するように、それぞれ2つの循環ケーシング管に装着される2つのスペーサーと、をそれぞれ含む2つの循環モジュールと、それぞれガイドレールの対向する両側に位置すると共にスライダーに装着され、それぞれが2つの循環モジュールにおけるガイドレールに対する位置を位置決めすると共に保持する2つの保持器と、それぞれスライダーに装着されると共にガイドレール上にスライド可能に被せられ、2つの循環モジュールにおけるスライダーの外に突出した循環ケーシング管の部位及びスペーサーを覆うと共に、スライダーの外に位置する各転動ユニットの部位が、対応する循環ケーシング管及びスペーサーによって隔離され、各前記転動ユニットに対してそれぞれ間隔を置いて設けられる2つのエンドキャップモジュールと、を含む。
本考案に係るリニアガイドの循環モジュールは、スライダーに取付けられるためのものであって、スライダーに挿入されると共に、それぞれ少なくとも一部がスライダーの外に露出され、スライダー外に露出される部位にそれぞれ充填口が形成されている2つの循環ケーシング管と、それぞれ2つの充填口を経由して2つの循環ケーシング管内に装着されると共に、2つの循環ケーシング管以外の部位に位置する部分がスライダーに転動可能に設けられる2つの転動ユニットと、2つの充填口を遮蔽するように、それぞれ2つの循環ケーシング管に装着される2つのスペーサーと、を含む。
本考案に係るリニアガイド及びその循環モジュールでは、スペーサーが設けられることによって、循環モジュールがチェーンベルト式転動素子(例えば、ボール又はローラー)又は非チェーン式転動素子を装填しやすくなる。また、循環ケーシング管及びスペーサーを介して転動ユニットを遮蔽する構成としたことによって、エンドキャップモジュールには転動ユニットに応じて関連するレール構造を設ける必要がなく、ひいてはエンドキャップモジュールの生産製造がより簡便となる。
本考案に係るリニアガイドの立体斜視図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 図1のB−B線に沿った断面図である。 本考案に係るリニアガイドの分解図である。 本考案に係るリニアガイドにおいてエンドキャップモジュールを含まない場合の分解図である。 本考案に係るリニアガイドのスライダーを示した図である。 本考案に係るリニアガイドの1組の循環モジュール及び保持器を示した図である。 図5の1組の循環モジュール及び保持器を他の視点から見た図である。 本考案に係るリニアガイドの循環ケーシング管及びスペーサーの分解図である。 本考案に係るリニアガイドの1組の循環モジュールがスライダーに装着された場合の局部断面図である。 本考案に係るリニアガイドの1組の循環モジュール及び保持器がスライダーに装着された場合の局部断面図である。 本考案に係るリニアガイドのエンドキャップモジュールの分解図である。 図10のエンドキャップモジュールを他の視点から見た分解図である。 本考案に係るリニアガイドのエンドキャップモジュールを示した図である。
本考案の特徴及び技術内容をより深く理解することができるように、以下、本考案について図面を参照しながら詳細に説明する。但し、これら図面は本考案の参考と説明のために提供するものに過ぎず、本考案について何ら制限するものではない。
(実施例)
図1及び図2に示すように、本考案の1つの実施例において、リニアガイド100は、ガイドレール1と、スライダー2と、2つの循環モジュール3と、2つの保持器4と、2つのエンドキャップモジュール5と、を含む。2つの循環モジュール3は、スライダー2に挿入される。2つの保持器4は、それぞれ2つの循環モジュール3に設けられる。2つのエンドキャップモジュール5は、スライダー2の対向する2つの取付端面23(図2におけるスライダー2の前端面及び後端面を参照)に固定される。また、上述したスライダー2、循環モジュール3、保持器4及びエンドキャップモジュール5は、ガイドレール1にスライド可能に装着されると共に、ガイドレール1に対してほぼ対称である。
図3に示すように、ガイドレール1はバー状を呈すると共に、ガイドレール1の長手方向がスライド方向Sである。ガイドレール1は、その長手方向に対して垂直な断面がほぼI字形を呈する。具体的には、ガイドレール1の対向する両側面(図2におけるガイドレール1の左側面及び右側面を参照)のそれぞれに、上述したスライド方向Sに対して平行なバー状の転動溝11が凹設して形成されている。転動溝11の両側に接続される表面は、当接面12として構成される。各転動溝11は、底壁111及び2つの荷重側壁112を有する。2つの荷重側壁112は、それぞれ底壁111の対向する両側縁(図2における底壁111の頂縁及び底縁を参照)に接続される。
図3及び図4に示すように、スライダー2は、ほぼ長形を呈すると共に、長さがガイドレール1の長さよりも短い。スライダー2には、組合せ溝21が凹設されている。即ち、スライダー2は、その長手方向に対して垂直な断面がほぼ逆U字形を呈すると共に、その組合せ溝21を介してガイドレール1上にスライド可能に被せられる。スライダー2の長手方向は、ガイドレール1の長手方向(即ち、スライド方向S)に対して平行である。組合せ溝21の2つの内側縁とガイドレール1の対向する両側面との間には、循環モジュール3の一部及び保持器4の一部を収容するための間隔(図1Aを参照)が形成されている。
スライダー2がガイドレール1に対してほぼ対称となる構造であるため、以下、スライダー2の片側の部位について説明する。更に詳述すると、組合せ溝21の任意の内側縁について言えば、組合せ溝21の内側縁には、長手方向に沿って位置決め溝211、2つの側部位置決め溝212及び2つの搭載壁213が形成されている。
位置決め溝211と2つの側部位置決め溝212との間には、それぞれ上述した2つの搭載壁213が設けられている。スライダー2をスライド方向Sに対して垂直な任意の断面で見た場合(図1Aを参照)、2つの搭載壁213の垂直二等分線は、位置決め溝211におけるガイドレール1から離れた位置にほぼ垂直に交わる。換言すれば、位置決め溝211と上述した2つの搭載壁213とが転動溝11に対応すると共に、位置決め溝211と転動溝11の底壁111とが互いに向かい合い、2つの搭載壁213のそれぞれと転動溝11の2つの荷重側壁112とが互いに向かい合う。
更に、スライダー2の各搭載壁213から特定の距離だけ離れた箇所には、その長手方向に沿って貫通する収容通路22が形成されている。更に詳述すると、スライダー2をスライド方向Sに対して垂直な断面で見た場合、各搭載壁213の垂直二等分線は対応する収容通路22のほぼ中心を通過する。
図3に示すように、2つの循環モジュール3は、それぞれスライダー2の対向する両側部位(図3におけるスライダー2の左内側縁及び右内側縁を参照)に装着される。2つの循環モジュール3は同一の構造であるため、以下、1つの循環モジュール3及びそれに対応する他の素子構造についてのみ説明し、次いで循環モジュール3がスライダー2に装着される状況について説明する。
図5及び図6に示すように、循環モジュール3は、2つの循環ケーシング管31、2つのスペーサー32及び2つの転動ユニット33を有する。本実施例において、各循環ケーシング管31は、複数の板体から組み立てられて成る構造であるが、説明の便宜上、以下、各循環ケーシング管31を1つの全体と見做して説明する。本実施例において、上述した各転動ユニット33は、チェーンベルト式ローラーを例とするが、転動ユニット33は非チェーン形式又はボール形式であってもよく、制限されない。
更に詳述すると、図7に示すように、各循環ケーシング管31は、直進部311及び直進部311の対向する両端から延在されたほぼU字形を呈する2つの方向転換部312に分けられる。直進部311の長さは、収容通路22の長さよりも若干長い。また、2つの方向転換部312は、その末端が互いに向かい合うと共に両者の間の距離が収容通路22の長さよりも若干短い。2つの方向転換部312のうちの1つの方向転換部312における直進部311に隣接する箇所には、充填口313が形成されている。上述したスペーサー32は、弧形を呈すると共に充填口313を遮蔽するように循環ケーシング管31に装着される。これにより、循環ケーシング管31及びそれに対応するスペーサー32が共同で転動経路を包囲形成すると共に、この転動経路が2つの方向転換部312の末端を介してのみ外部に連通される。
更に、図8に示すように、循環モジュール3の2つの循環ケーシング管31は、それぞれ直進部311を介して、隣接する2つの収容通路22内に挿入されることにより、直進部311の外縁の階段構造を介して円滑に且つしっかりと収容通路22内に装着される。また、各循環ケーシング管31の2つの方向転換部312の末端が、各循環ケーシング管31が取付けられる収容通路22に対応する搭載壁213に位置する。各直進部311における充填口313に隣接する部位は、スライダー2の外に突出すると共に露出される。また、充填口313が形成されている方向転換部312は、当該方向転換部312に隣接するが、充填口313が形成されていない他の方向転換部312の外側に位置する。
換言すれば、スライダー2の一端から見た場合、2つの循環ケーシング管31のうちの一方の循環ケーシング管31における充填口313が形成されている方向転換部312は、他方の循環ケーシング管31における充填口313が形成されていない方向転換部312の外側に位置する。即ち、各循環モジュール3の2つの循環ケーシング管31は、交差すると共に交錯配列するようにスライダー2に装着される。
転動ユニット33は、充填口313を経由して循環ケーシング管31内に装填されると共に、2つの方向転換部312のうちの一方の方向転換部312の末端を経由して貫通し、次いで搭載壁213に沿って他の方向転換部312の末端に進入し、最後に充填口313の箇所に戻る。これにより、完全に循環するループが形成される。転動ユニット33の装填が完了した後、上述したスペーサー32が循環ケーシング管31上に装着されることにより、転動ユニット33は、スライダー2の外に露出しないように方向転換部312及びスペーサー32によって遮蔽される。即ち、転動ユニット33は、循環ケーシング管31とスペーサー32の内縁におけるレール構造及びそれに対応する搭載壁213上において循環するように移動することができる。
更に説明すべきことは、各循環モジュール3の2つの循環ケーシング管31におけるスライダー2から突き出ると共にスライダー2と互いに隣接する部位に、それぞれ導油口314が形成されていることである。また、導油口314は、潤滑油を内部に送ることができるように、循環ケーシング管31における転動ユニット33を収容する空間内に連通される。
図1A及び図2に示すように、2つの保持器4は、それぞれ上述した組合せ溝21の2つの内側縁とガイドレール1の対向する両側面との間に挟持されると共に、それぞれ上述した2つの循環モジュール3におけるガイドレール1に対する位置を位置決めすると共に保持する。2つの保持器4は同一の構造であると共に装着される位置も上述したガイドレール1に対して対称であるため、以下、1つの保持器4及びそれに対応する他の素子についてのみ説明し、次いで保持器4がスライダー2に装着される状況について説明する。
図5及び図6に示すように、保持器4は、長形を呈すると共に、長さがスライダー2の長さよりも長い。保持器4は、位置制限部材41、突き当て部材42及び2つの防塵バー43を有する。位置制限部材41は、一体成形の構造であると共に、その長手方向に対して垂直な断面がほぼV字状を呈する。位置制限部材41のV形の外縁は、ほぼ平面状を呈する。
更に詳述すると、位置制限部材41は、バー状の基部411及び2つの側翼部412を含む。2つの側翼部412は、それぞれ基部411の対向する2つの長側縁から傾斜して互いに離れる方向に向かって(図5における基部411の左上方及び左下方を参照)延在形成される。基部411は、ほぼ中央の部位においてその長手方向に沿って条状の取付溝4111が形成されていると共に、取付溝4111の2つの末端に隣接する箇所にそれぞれ1組の係止留め具4112が形成されている。
更に、上述した2つの側翼部412には、それぞれその長手方向に沿って長形の位置制限孔4121が形成されている。また、2つの位置制限孔4121のうち、一方の位置制限孔4121は、取付溝4111に比べて一側に向かって(例えば、図5における上方に位置する位置制限孔4121は、取付溝4111の右側に向かって)ずれるように設けられ、他方の位置制限孔4121は、取付溝4111に比べて反対側の他側に向かって(例えば、図5における下方に位置する位置制限孔4121は、取付溝4111の左側に向かって)ずれるように設けられる。
換言すれば、各位置制限孔4121は、2つの長側壁4123と2つの弧形壁4122とによって包囲される。また、2つの長側壁4123には互いに向かい合う方向にそれぞれバー状の位置制限柱4124が延在形成されている。各側翼部412の2つの位置制限柱4124の末端面同士の距離は、隣接する弧形壁4122の部位の距離よりも短い。更に、2つの側翼部412における基部411から離れた位置には、それぞれ取付バー4125が設けられている。取付バー4125は、幾何学的に側部位置決め溝212と互いに嵌合することができる。
上述した突き当て部材42は、嵌合柱421及び2つの係合柱422を含む。嵌合柱421は、その長手方向に対して垂直な断面がほぼ六角形を呈すると共に、嵌合柱421の対向する両側部位(図5における嵌合柱421の前側及び後側を参照)が幾何学的にそれぞれ位置決め溝211及び取付溝4111に嵌合することができる。2つの係合柱422は、円柱であると共にそれぞれ嵌合柱421の対向する2つの末端面(図5における嵌合柱421の左端面及び右端面を参照)から一体的に延在形成される。
更に、突き当て部材42は、嵌合柱421の一側の部位で位置制限部材41の取付溝4111に嵌合される。2つの係合柱422は、それぞれ上述した2組の係止留め具4112に挟持される。2つの長形の防塵バー43は、2つの側翼部412の基部411から離れた位置に装着(例えば、接着など)されると共に、ほぼ取付バー4125とは反対側に位置する。即ち、2つの長形の防塵バー43は、位置制限部材41のV形の外縁の末端箇所に装着される。
図1A及び図9に加え、適時図5及び図6を参照しながら、以下、保持器4と各素子との組み合わせ関係を大まかに説明する。保持器4とスライダー2との組み合わせにおいては、突き当て部材42の嵌合柱421がスライダー2の位置決め溝211に嵌合されると共に、2つの側翼部412の取付バー4125がそれぞれスライダー2の側部位置決め溝212に嵌合される。保持器4と循環モジュール3との組み合わせにおいては、循環モジュール3の2つの循環ケーシング管31がそれぞれ位置制限部材41の2つの位置制限孔4121に位置制限される。更に言えば、各循環ケーシング管31の2つの方向転換部312の末端のそれぞれが、それに対応する位置制限孔4121の2つの弧形壁4122及び弧形壁4122に隣接する位置制限柱4124の末端面に係止固定され、各搭載壁213上に位置する転動ユニット33が、対応する位置制限孔4121を貫通する。保持器4とガイドレール1との組み合わせにおいては、位置制限部材41のV形の外縁とガイドレール1の転動溝11との間に間隙が確保されると共に、2つの防塵バー43がそれぞれ転動溝11近傍の2つの当接面12に緊密に当接する。
図2に示すように、2つのエンドキャップモジュール5は、それぞれスライダー2の2つの取付端面23に装着されると共に、ガイドレール1上にスライド可能に被せられる。2つのエンドキャップモジュール5は、上述した2つの循環モジュール3におけるスライダー2の外に露出される循環ケーシング管31の部位及びスペーサー32を覆う。また、スライダー2の外に位置する各転動ユニット33の部位が、対応する循環ケーシング管31及びスペーサー32によって隔離され、それぞれ上述した2つのエンドキャップモジュール5と間隔を置いて設けられる。即ち、転動ユニット33は、エンドキャップモジュール5と互いに当接し合っていない。
2つのエンドキャップモジュール5は同一の構造であると共に装着される位置も上述したスライダー2に対して対称であるため、以下、1つのエンドキャップモジュール5及びそれに対応する他の素子構造についてのみ説明し、次いでエンドキャップモジュール5がスライダー2及びガイドレール1に装着される状況について説明する。
図10及び図11に示すように、エンドキャップモジュール5は、蓋体51及び防塵部材52を有する。蓋体51は、非可撓性の構造であると共に硬質材料(例えば、金属など)からなる。防塵部材52は、可撓性の構造であると共に軟質材料(例えば、ゴムなど)からなる。蓋体51及び防塵部材52は、それぞれ単一ユニットの構造である。
蓋体51は、ガイドレール1に組み合わせられる逆U字形の構造である。即ち、蓋体51には、レール口511が形成されている。レール口511の輪郭は、ガイドレール1の断面形状にほぼ対応すると共に、ガイドレール1の断面形状よりも若干大きい。蓋体51は、外端面512、内端面513及び周囲側面514を有する。外端面512及び内端面513は、蓋体51の対向する両端に位置する。周囲側面514は、外端面512と内端面513との間に接続される。更に、蓋体51には、外端面512から貫通する注油孔515が形成されている。また、周囲側面514には、貫通する2つの側面注油孔516が形成されている。蓋体51には、内端面513から収容溝517が凹設して形成されている。
防塵部材52には、油路ブロック521及びこの油路ブロック521の端縁から一体的に延在形成された防塵板522が形成されている。油路ブロック521には、導油経路5211が凹設して形成されている。防塵板522には、塵除け5221が形成されている。塵除け5221の輪郭は、幾何学的にガイドレール1と緊密に組み合わされて互いに接続される。更に詳述すると、上述した導油経路5211には、3つの給油口5212及び2つの排油口5213が形成されている。また、導油経路5211は、油路ブロック521における防塵板522から離れた表面に凹設して形成される。油路ブロック521の表面における導油経路5211の周縁には、導油経路5211をほぼ囲繞する突縁523が突出して設けられている。
図12に加え、適時図10及び図11を参照して説明する。上述した防塵部材52は、蓋体51の収容溝517内に装着(例えば、嵌合など)される。油路ブロック521における防塵板522から離れた表面は、蓋体51の内端面513とほぼ面一である。突縁523は、上述した内端面513から若干突出する。導油経路5211の給油口5212は、それぞれ上述した注油孔515及び側面注油孔516に連通される。また、注油孔515には、ノズル(図示せず)が装着されている。2つの側面注油孔516のそれぞれには、止めネジ(図示せず)が装着されている。
更に、防塵板522の塵除け5221は、蓋体51のレール口511に設けられている。防塵板522と蓋体51とで収容空間53が包囲形成されている。更に言えば、収容空間53は、蓋体51の収容溝517において防塵部材52が設けられていない領域に相当する。
図1B、図2及び図12に示すように、エンドキャップモジュール5がスライダー2の取付端面23に装着された場合、循環モジュール3におけるスライダー2の外に露出される循環ケーシング管31の部位とスペーサー32とが上述した収容空間53内に収容されると共に、スペーサー32及びスペーサー32が装着されている循環ケーシング管31の方向転換部312が防塵板522にほぼ当接する。更に、各保持器4の位置制限部材41におけるスライダー2から突出した部位の末端は、防塵板522に緊密に当接する。防塵部材52の油路ブロック521の突縁523は、スライダー2の取付端面23に間隙なく緊密に当接する。また、導油経路5211の各排油口5213は、各循環モジュール3におけるスライダー2の取付端面23の外に位置する導油口314にそれぞれ接続される。換言すれば、導油経路5211は蓋体51の注油孔515と側面注油孔516及びそれに隣接するそれらの導油口314との間に位置することによって、蓋体51の注油孔515と側面注油孔516及びそれに隣接するそれらの導油口314とが、防塵部材52の導油経路5211を経由して互いに連通される。
上記は本考案の好ましい実施例に過ぎず、本考案の実用新案登録請求の範囲を限定するものではない。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲に基づいて為された均等な変更及び修正は、すべて本考案の範囲に含まれる。
100 リニアガイド
1 ガイドレール
11 転動溝
111 底壁
112 荷重側壁
12 当接面
2 スライダー
21 組合せ溝
211 位置決め溝
212 側部位置決め溝
213 搭載壁
22 収容通路
23 取付端面
3 循環モジュール
31 循環ケーシング管
311 直進部
312 方向転換部
313 充填口
314 導油口
32 スペーサー
33 転動ユニット
4 保持器
41 位置制限部材
411 基部
4111 取付溝
4112 係止留め具
412 側翼部
4121 位置制限孔
4122 弧形壁
4123 長側壁
4124 位置制限柱
4125 取付バー
42 突き当て部材
421 嵌合柱
422 係合柱
43 防塵バー
5 エンドキャップモジュール
51 蓋体
511 レール口
512 外端面
513 内端面
514 周囲側面
515 注油孔
516 側面注油孔
517 収容溝
52 防塵部材
521 油路ブロック
5211 導油経路
5212 給油口
5213 排油口
522 防塵板
5221 塵除け
523 突縁
53 収容空間
S スライド方向

Claims (8)

  1. 対向する両側にそれぞれ転動溝が形成されているガイドレールと、
    前記ガイドレール上にスライド可能に被せられる組合せ溝が凹設され、前記組合せ溝の対向する両側部位のそれぞれに、貫通する2つの収容通路が形成されているスライダーと、
    前記スライダーの対向する両側部位にそれぞれ装着される2つの循環モジュールであって、隣接する前記2つの収容通路内に挿入されると共に、それぞれ少なくとも一部が前記スライダーの外に突出し、前記スライダー外に突出する部位にそれぞれ充填口が形成されている2つの循環ケーシング管と、それぞれ2つの前記充填口を経由して前記2つの循環ケーシング管内に装着されると共に、前記2つの循環ケーシング管以外の部位に位置する部分が前記ガイドレールと前記スライダーとの間に転動可能に挟まれる2つの転動ユニットと、2つの前記充填口を遮蔽するように、それぞれ前記2つの循環ケーシング管に装着される2つのスペーサーと、をそれぞれ含む2つの循環モジュールと、
    それぞれ前記ガイドレールの対向する両側に位置すると共に前記スライダーに装着され、それぞれが前記2つの循環モジュールにおける前記ガイドレールに対する位置を位置決めすると共に保持する2つの保持器と、
    それぞれ前記スライダーに装着されると共に前記ガイドレール上にスライド可能に被せられ、前記2つの循環モジュールにおける前記スライダーの外に突出した前記循環ケーシング管の部位及び前記スペーサーを覆うと共に、前記スライダーの外に位置する各前記転動ユニットの部位が、対応する前記循環ケーシング管及び前記スペーサーによって隔離され、各前記転動ユニットに対してそれぞれ間隔を置いて設けられる2つのエンドキャップモジュールと、
    を含むことを特徴とするリニアガイド。
  2. 各前記循環ケーシング管は、直進部及び前記直進部の対向する両端から延在されたほぼU字形を呈する2つの方向転換部に分けられ、各前記循環モジュールの前記2つの循環ケーシング管は、それぞれ前記直進部を介して、隣接する前記2つの収容通路内に挿入され、各前記循環ケーシング管の前記2つの方向転換部は、それぞれ前記スライダーの対向する両端に突出すると共に、各前記循環ケーシング管の前記2つの方向転換部のうちの1つの前記方向転換部における前記直進部に隣接する箇所には、前記充填口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のリニアガイド。
  3. 各前記循環ケーシング管の前記直進部の長さは、前記直進部が収容された前記収容通路の長さよりも若干長く、
    各前記循環ケーシング管の前記直進部は、前記充填口に隣接する部位において前記スライダーの外に突出することを特徴とする請求項2に記載のリニアガイド。
  4. 各前記循環モジュールにおける一方の前記循環ケーシング管における前記充填口が形成されている前記方向転換部は、他方の前記循環ケーシング管における前記充填口が形成されていない前記方向転換部の外側に隣接して設けられることを特徴とする請求項3に記載のリニアガイド。
  5. 各前記転動溝は、2つの荷重側壁を有し、
    前記組合せ溝の内側縁には、各前記転動溝に対応して前記2つの荷重側壁と向かい合う2つの搭載壁が形成され、
    各前記転動ユニットは、各前記転動ユニットが収容される前記循環ケーシング管の前記2つの方向転換部の末端の間の部位において、前記ガイドレールの前記荷重側壁と前記スライダーの前記搭載壁との間に転動可能に挟まれることを特徴とする請求項1に記載のリニアガイド。
  6. 各前記転動溝に対応する前記2つの搭載壁の垂直二等分線は、ほぼ垂直に交わり、
    各前記搭載壁の垂直二等分線は、対応する前記収容通路のほぼ中心を通過し、
    各前記循環ケーシング管の前記2つの方向転換部の末端は、前記循環ケーシング管が取付けられる前記収容通路に対応する前記搭載壁上に位置することを特徴とする請求項5に記載のリニアガイド。
  7. スライダーに取付けられるリニアガイドの循環モジュールであって、
    前記スライダーに挿入されると共に、それぞれ少なくとも一部が前記スライダーの外に露出され、前記スライダー外に露出される部位にそれぞれ充填口が形成されている2つの循環ケーシング管と、
    それぞれ2つの前記充填口を経由して前記2つの循環ケーシング管内に装着されると共に、前記2つの循環ケーシング管以外の部位に位置する部分が前記スライダーに転動可能に設けられる2つの転動ユニットと、
    2つの前記充填口を遮蔽するように、それぞれ前記2つの循環ケーシング管に装着される2つのスペーサーと、
    を含むことを特徴とするリニアガイドの循環モジュール。
  8. 各前記循環ケーシング管は、直進部及び前記直進部の対向する両端から延在された2つの方向転換部に分けられ、
    各前記循環モジュールの前記2つの循環ケーシング管は、それぞれ前記直進部を介して、前記スライダー内に挿入され、
    各前記循環ケーシング管の前記2つの方向転換部は、それぞれ前記スライダーの対向する両端に突出すると共に、各前記循環ケーシング管の前記2つの方向転換部のうちの1つの前記方向転換部における前記直進部に隣接する箇所には、前記充填口が形成されていることを特徴とする請求項7に記載のリニアガイドの循環モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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