JP3188156B2 - 回転機械の軸封装置 - Google Patents
回転機械の軸封装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転機械の軸封装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】回転機械の軸封装置であるメカニカルシ
ールは以前から広く用いられてきているが、従来この回
転機械の軸封装置として図7に示す形式ものがある。す
なわち、図7において1は回転軸で、これは小径部1a
およびこの小径部1aより大径をなす大径部1bを有し
ている。2はこの回転軸1を収容するケーシングで、こ
れは小径部2aおよびこの小径部2aより大径をなす大
径部2bを有している。
ールは以前から広く用いられてきているが、従来この回
転機械の軸封装置として図7に示す形式ものがある。す
なわち、図7において1は回転軸で、これは小径部1a
およびこの小径部1aより大径をなす大径部1bを有し
ている。2はこの回転軸1を収容するケーシングで、こ
れは小径部2aおよびこの小径部2aより大径をなす大
径部2bを有している。
【0003】11はランナで、これは回転軸1の小径部
1aを囲む円環状をなしている。このランナ11は、回
転軸1の小径部1aにOリング12を介して嵌合される
ととも大径部1bの端面に当接されている。19は回転
軸1の小径部1aに嵌合ざれたスリーブで、これはラン
ナ11およびOリング12を回転軸1に固定するもので
ある。このようにしてランナ11は回転軸1に固定され
て回転軸1と一体に回転される。なお、ランナ11にお
ける回転軸1の大径部1bとは反対側の側面はシール面
11aとなっている。
1aを囲む円環状をなしている。このランナ11は、回
転軸1の小径部1aにOリング12を介して嵌合される
ととも大径部1bの端面に当接されている。19は回転
軸1の小径部1aに嵌合ざれたスリーブで、これはラン
ナ11およびOリング12を回転軸1に固定するもので
ある。このようにしてランナ11は回転軸1に固定され
て回転軸1と一体に回転される。なお、ランナ11にお
ける回転軸1の大径部1bとは反対側の側面はシール面
11aとなっている。
【0004】13は静止リングで、これはシールホルダ
14とこのシールホルダ14に保持されるシールリング
15とを有している。シールリング15はカーボンで形
成されたもので、これは回転軸1の小径部1aを囲む円
環状をなしている。シールリング15のランナ11のシ
ール面11aに対向する側面はシール面15aとなって
いる。
14とこのシールホルダ14に保持されるシールリング
15とを有している。シールリング15はカーボンで形
成されたもので、これは回転軸1の小径部1aを囲む円
環状をなしている。シールリング15のランナ11のシ
ール面11aに対向する側面はシール面15aとなって
いる。
【0005】シールホルダ14は回転軸1の小径部1a
を囲む金属製の円筒体をなすもので、外周部がケーシン
グ2の小径部2aに位置する小径部14aと、ケーシン
グ2の大径部2bに位置する大径部14bが形成されて
いる。このシールホルダ14は小径部14aがOリング
16を介して軸方向移動可能に挿入保持されている。
を囲む金属製の円筒体をなすもので、外周部がケーシン
グ2の小径部2aに位置する小径部14aと、ケーシン
グ2の大径部2bに位置する大径部14bが形成されて
いる。このシールホルダ14は小径部14aがOリング
16を介して軸方向移動可能に挿入保持されている。
【0006】また、ケーシング2の小径部2aの端面に
は円周方向に間隔を存した箇所に回止めピン17が回転
軸1の軸方向に沿って突設され、この回止めピン17は
シールホルダ14の大径部14bの端面に形成された孔
14cに挿入されている。これによりシールホルダ14
は回転軸1の軸方向に移動可能で、且つ回転軸1の周方
向に沿う回転を阻止されて設けられている。
は円周方向に間隔を存した箇所に回止めピン17が回転
軸1の軸方向に沿って突設され、この回止めピン17は
シールホルダ14の大径部14bの端面に形成された孔
14cに挿入されている。これによりシールホルダ14
は回転軸1の軸方向に移動可能で、且つ回転軸1の周方
向に沿う回転を阻止されて設けられている。
【0007】さらに、各回止めピン17には夫々ケーシ
ング2の小径部2aの端面とシールホルダ14の大径部
14bの端面との間に配置された圧縮コイルばね18が
夫々保持されている。シールホルダ14は各圧縮コイル
ばね18に押されてランナ11に向けて変位されてい
る。
ング2の小径部2aの端面とシールホルダ14の大径部
14bの端面との間に配置された圧縮コイルばね18が
夫々保持されている。シールホルダ14は各圧縮コイル
ばね18に押されてランナ11に向けて変位されてい
る。
【0008】シールリング15はシールホルダ14の大
径部14bのランナ側端面に圧入固定されている。そし
て、シールホルダ14が圧縮コイルばね18により押さ
れてランナ11に向けて変位されることによりシールリ
ング15も一体に変位され、シールリング15のシール
面15aがランナ11のシール面11aに押圧接触され
ている。これによりシールリング15のシール面15a
とランナ11のシール面11aとが液密に接触してシー
ル部が構成される。
径部14bのランナ側端面に圧入固定されている。そし
て、シールホルダ14が圧縮コイルばね18により押さ
れてランナ11に向けて変位されることによりシールリ
ング15も一体に変位され、シールリング15のシール
面15aがランナ11のシール面11aに押圧接触され
ている。これによりシールリング15のシール面15a
とランナ11のシール面11aとが液密に接触してシー
ル部が構成される。
【0009】そして、ランナ11は回転軸1とともに一
体に回転する。静止リング13のシールホルダ14に保
持されたシールリング15は回転せず静止する。これに
より回転するランナ11のシール面11aが静止するシ
ールリング15のシール面に15aに摺接する。このた
め、回転軸1とケーシング2との間は確実に封止され
る。
体に回転する。静止リング13のシールホルダ14に保
持されたシールリング15は回転せず静止する。これに
より回転するランナ11のシール面11aが静止するシ
ールリング15のシール面に15aに摺接する。このた
め、回転軸1とケーシング2との間は確実に封止され
る。
【0010】すなわち、このシール部によりランナ11
を囲むケーシング2の大径部2bの部分である機内部A
が、シールホルダ14を囲むケーシング2の機外部Bに
対して封止され、機内部Aに存在する機内流体Wが機外
部Bへ漏れ出ることを阻止される。
を囲むケーシング2の大径部2bの部分である機内部A
が、シールホルダ14を囲むケーシング2の機外部Bに
対して封止され、機内部Aに存在する機内流体Wが機外
部Bへ漏れ出ることを阻止される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】シールリング15のシ
ール面15aとランナ11のシール面11aとで構成さ
れるシール部は、静止するシールリング15に対する回
転するランナ11の摺接により摩擦熱が発生する。
ール面15aとランナ11のシール面11aとで構成さ
れるシール部は、静止するシールリング15に対する回
転するランナ11の摺接により摩擦熱が発生する。
【0012】そして、メカニカルシールの使用条件、回
転数や液体圧力が高くなり、厳しくなって来ると、シー
ルリング15とランナ11とで構成されるシール部にお
ける発熱量が増大し、機内流体Wが水のような比較的沸
点の低い流体の場合には、シール部における流体が加熱
されて蒸気となる。
転数や液体圧力が高くなり、厳しくなって来ると、シー
ルリング15とランナ11とで構成されるシール部にお
ける発熱量が増大し、機内流体Wが水のような比較的沸
点の低い流体の場合には、シール部における流体が加熱
されて蒸気となる。
【0013】この結果、シールリング15のシール面1
5aとランナ11のシール面11aとで構成されるシー
ル部はドライ摺動となり、シールリング15に異常摩擦
が生じたり、あるいは甚だしい場合にはシールリング1
5が焼付きを生じてメカニカルシールが機能しなくなる
ことになる。
5aとランナ11のシール面11aとで構成されるシー
ル部はドライ摺動となり、シールリング15に異常摩擦
が生じたり、あるいは甚だしい場合にはシールリング1
5が焼付きを生じてメカニカルシールが機能しなくなる
ことになる。
【0014】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、シールリングのシール面とランナのシール面とで構
成されるシール部がドライ摺動となることを防止して、
ドライ摺動によるメカニカルシール機能の低下を防止で
きる回転機械の軸封装置を提供することを目的とする。
で、シールリングのシール面とランナのシール面とで構
成されるシール部がドライ摺動となることを防止して、
ドライ摺動によるメカニカルシール機能の低下を防止で
きる回転機械の軸封装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の回転機械の軸封
装置は、回転軸の外周部に嵌合固定されて前記回転軸と
一体に回転される円環状をなすランナと、前記回転軸の
周囲を囲むケーシングに前記回転軸の軸方向に沿って移
動可能で且つ前記回転軸の周方向に沿う回転を阻止され
て設けられ力を加えられて前記ランナに接触してシール
部を構成するシールリングとを具備し、前記ランナは、
前記シールリングと接触するシール面とは反対側の側面
で開口するとともに底部が前記シール面を形成する壁で
ある複数個の凹部が円周方向に並べて形成され、且つこ
の凹部が形成された複数の部分が薄肉部とされ、前記凹
部が形成されていない複数の部分が前記薄肉部の肉厚よ
り厚い肉厚を有する厚肉部とされていることを特徴とす
る。
装置は、回転軸の外周部に嵌合固定されて前記回転軸と
一体に回転される円環状をなすランナと、前記回転軸の
周囲を囲むケーシングに前記回転軸の軸方向に沿って移
動可能で且つ前記回転軸の周方向に沿う回転を阻止され
て設けられ力を加えられて前記ランナに接触してシール
部を構成するシールリングとを具備し、前記ランナは、
前記シールリングと接触するシール面とは反対側の側面
で開口するとともに底部が前記シール面を形成する壁で
ある複数個の凹部が円周方向に並べて形成され、且つこ
の凹部が形成された複数の部分が薄肉部とされ、前記凹
部が形成されていない複数の部分が前記薄肉部の肉厚よ
り厚い肉厚を有する厚肉部とされていることを特徴とす
る。
【0016】シールリングのシール面とランナのシール
面とで構成されるシール部は、静止するシールリングに
対する回転するランナの摺接により摩擦熱が発生する。
前記構成によれば、ランナは、シールリングと接触する
シール面とは反対側の側面で開口するとともに底部がシ
ール面を形成する壁である複数個の凹部が円周方向に並
べて形成され、且つこの凹部が形成された複数の部分が
薄肉部とされ、凹部が形成されていない複数の部分が薄
肉部の肉厚より厚い肉厚を有する厚肉部とされている。
面とで構成されるシール部は、静止するシールリングに
対する回転するランナの摺接により摩擦熱が発生する。
前記構成によれば、ランナは、シールリングと接触する
シール面とは反対側の側面で開口するとともに底部がシ
ール面を形成する壁である複数個の凹部が円周方向に並
べて形成され、且つこの凹部が形成された複数の部分が
薄肉部とされ、凹部が形成されていない複数の部分が薄
肉部の肉厚より厚い肉厚を有する厚肉部とされている。
【0017】このため、ランナにおける厚肉となる部分
と薄肉となる部分では、ランナにおけるシール面とは反
対側の面や外周部への放熱量が異なるために、ランナに
おける温度分布が不均一になる。この結果、ランナのシ
ール面にはこの不均一な温度分布により円周方向にうね
るような歪みが生じる。
と薄肉となる部分では、ランナにおけるシール面とは反
対側の面や外周部への放熱量が異なるために、ランナに
おける温度分布が不均一になる。この結果、ランナのシ
ール面にはこの不均一な温度分布により円周方向にうね
るような歪みが生じる。
【0018】ランナのシール面に円周方向にうねるよう
な歪みが生じると、ランナのシール面にはシールリング
のシール面と接しない部分が生じる。このため、シール
リングのシール面と、ランナのシール面におけるシール
リングのシール面に接触しない部分との間には微小な隙
間が生じる。そして、このシールリングのシール面とラ
ンナのシール面との間の微小な隙間には機内にある流体
が浸入する。
な歪みが生じると、ランナのシール面にはシールリング
のシール面と接しない部分が生じる。このため、シール
リングのシール面と、ランナのシール面におけるシール
リングのシール面に接触しない部分との間には微小な隙
間が生じる。そして、このシールリングのシール面とラ
ンナのシール面との間の微小な隙間には機内にある流体
が浸入する。
【0019】このようにシールリングのシール面とラン
ナのシール面とで形成されるシール部に機内の流体が浸
入することにより、この流体によりシールリングのシー
ル面とランナのシール面とで形成されるシール部に潤滑
膜が形成される。
ナのシール面とで形成されるシール部に機内の流体が浸
入することにより、この流体によりシールリングのシー
ル面とランナのシール面とで形成されるシール部に潤滑
膜が形成される。
【0020】この潤滑膜がシールリングのシール面とラ
ンナのシール面とで形成されるシール部がドライ摺動と
なることを阻止する。従って、ドライ摺動によりシール
リングに異常摩擦が生じたり、あるいは甚だしい場合に
はシールリングが焼付くという事態の発生を阻止して、
メカニカルシールとしての機能を維持できる。
ンナのシール面とで形成されるシール部がドライ摺動と
なることを阻止する。従って、ドライ摺動によりシール
リングに異常摩擦が生じたり、あるいは甚だしい場合に
はシールリングが焼付くという事態の発生を阻止して、
メカニカルシールとしての機能を維持できる。
【0021】すなわち、メカニカルシールの使用条件、
回転数や液体圧力が高くなり、厳しくなって、シールリ
ングとランナとで構成されるシール部における発熱量が
増大し、シール部における流体が加熱されて蒸気となっ
た場合でも、シールリングのシール面とランナのシール
面とで形成されるシール部がドライ摺動となることを防
止することができる。
回転数や液体圧力が高くなり、厳しくなって、シールリ
ングとランナとで構成されるシール部における発熱量が
増大し、シール部における流体が加熱されて蒸気となっ
た場合でも、シールリングのシール面とランナのシール
面とで形成されるシール部がドライ摺動となることを防
止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図4を参照して説明する。図1は本発明の実施
の一形態である軸封装置を示している。この実施の形態
は、図7に示す軸封装置を基にしているものであり、図
1において図7と同じ部分は同じ符号を付して示してい
る。
1ないし図4を参照して説明する。図1は本発明の実施
の一形態である軸封装置を示している。この実施の形態
は、図7に示す軸封装置を基にしているものであり、図
1において図7と同じ部分は同じ符号を付して示してい
る。
【0023】すなわち、1は回転軸で、2はケーシン
グ、11はランナ、12はOリング、13は静止リン
グ、14はシールホルダ、15はシールリング、16は
Oリング、17は回止めピン、18は圧縮コイルばね、
19はスリーブである。
グ、11はランナ、12はOリング、13は静止リン
グ、14はシールホルダ、15はシールリング、16は
Oリング、17は回止めピン、18は圧縮コイルばね、
19はスリーブである。
【0024】図1において図7と同じ符号を付して示す
部分は前述した説明と同等であり、ここでは本発明の特
徴について説明する。図中21はランナで、これは回転
軸1の小径部1aを囲む円環状をなしている。このラン
ナ21は、回転軸1の小径部1aにOリング12を介し
て嵌合されるととも大径部1bの端面に当接されてい
る。ランナ21およびOリング12は、回転軸1の小径
部1aに嵌合されたスリーブ19により回転軸1に固定
されている。このようにしてランナ21は回転軸1に固
定されて回転軸1と一体に回転される。 そして、ラン
ナ21における回転軸1の大径部1bとは反対側の側面
はシール面21cとなっている。図2にも示すようにラ
ンナ21は扇形をなす複数の凹部22が円周方向に間隔
を存して並べて形成されている。これら各凹部22はラ
ンナ21においてシール面21cとは反対側の側面で開
口するもので、凹部22の底部はシール面21cを形成
する壁である。
部分は前述した説明と同等であり、ここでは本発明の特
徴について説明する。図中21はランナで、これは回転
軸1の小径部1aを囲む円環状をなしている。このラン
ナ21は、回転軸1の小径部1aにOリング12を介し
て嵌合されるととも大径部1bの端面に当接されてい
る。ランナ21およびOリング12は、回転軸1の小径
部1aに嵌合されたスリーブ19により回転軸1に固定
されている。このようにしてランナ21は回転軸1に固
定されて回転軸1と一体に回転される。 そして、ラン
ナ21における回転軸1の大径部1bとは反対側の側面
はシール面21cとなっている。図2にも示すようにラ
ンナ21は扇形をなす複数の凹部22が円周方向に間隔
を存して並べて形成されている。これら各凹部22はラ
ンナ21においてシール面21cとは反対側の側面で開
口するもので、凹部22の底部はシール面21cを形成
する壁である。
【0025】ここで、ランナ21において各凹部22が
形成されている複数の部分は肉厚T1を有する薄肉部2
1aであり、各凹部22が形成されていない複数の部分
は薄肉部21aの肉厚T1より厚いランナ21本来の肉
厚T2を有する厚肉部21bである。すなわち、ランナ
21では円周方向に薄肉部21aと厚肉部21bが交互
に並んでいる。
形成されている複数の部分は肉厚T1を有する薄肉部2
1aであり、各凹部22が形成されていない複数の部分
は薄肉部21aの肉厚T1より厚いランナ21本来の肉
厚T2を有する厚肉部21bである。すなわち、ランナ
21では円周方向に薄肉部21aと厚肉部21bが交互
に並んでいる。
【0026】このようなランナ21を備えた軸封装置で
は、シールホルダ14が圧縮コイルばね18により押さ
れてランナ11に向けて変位されることによりシールリ
ング15も一体に変位され、シールリング15のシール
面15aがランナ21のシール面21cに押圧接触され
ている。これによりシールリング15のシール面15a
とランナ21のシール面21cとが液密に接触してシー
ル部が構成される。
は、シールホルダ14が圧縮コイルばね18により押さ
れてランナ11に向けて変位されることによりシールリ
ング15も一体に変位され、シールリング15のシール
面15aがランナ21のシール面21cに押圧接触され
ている。これによりシールリング15のシール面15a
とランナ21のシール面21cとが液密に接触してシー
ル部が構成される。
【0027】そして、ランナ21は回転軸1とともに回
転する。静止リング13のシールホルダ14に保持され
たシールリング15は回転せず静止する。これにより回
転するランナ21のシール面21cは静止するシールリ
ング15のシール面に15aに摺接する。このため、回
転軸1とケーシング2との間は封止される。
転する。静止リング13のシールホルダ14に保持され
たシールリング15は回転せず静止する。これにより回
転するランナ21のシール面21cは静止するシールリ
ング15のシール面に15aに摺接する。このため、回
転軸1とケーシング2との間は封止される。
【0028】すなわち、このシール部によりランナ21
を囲むケーシング2の大径部2bの部分である機内部A
が、シールホルダ14を囲むケーシング2の機外部Bに
対して封止され、機内部Aに存在する機内流体Wが機外
部Bへ漏れ出ることを阻止される。
を囲むケーシング2の大径部2bの部分である機内部A
が、シールホルダ14を囲むケーシング2の機外部Bに
対して封止され、機内部Aに存在する機内流体Wが機外
部Bへ漏れ出ることを阻止される。
【0029】シールリング15のシール面15aとラン
ナ21のシール面21cとで構成されるシール部は、静
止するシールリング15に対する回転するランナ21の
摺接により摩擦熱が発生する。前記構成によれば、ラン
ナ21には円周方向において相対的に薄肉となる部分2
1aと厚肉となる部分21bとが交互に並べて形成され
ている。
ナ21のシール面21cとで構成されるシール部は、静
止するシールリング15に対する回転するランナ21の
摺接により摩擦熱が発生する。前記構成によれば、ラン
ナ21には円周方向において相対的に薄肉となる部分2
1aと厚肉となる部分21bとが交互に並べて形成され
ている。
【0030】ところで、ランナ21における薄肉部21
aと厚肉部21bとでは、ランナ21におけるシールリ
ング15のシール面15aと接するシール面21cとは
反対側の面や外周部への放熱量が異なるために、ランナ
21における温度分布が不均一になる。
aと厚肉部21bとでは、ランナ21におけるシールリ
ング15のシール面15aと接するシール面21cとは
反対側の面や外周部への放熱量が異なるために、ランナ
21における温度分布が不均一になる。
【0031】この結果、図3に示すようにランナ21の
シール面21cにおける薄肉部21aに対向する部分と
厚肉部21bに対向する部分(編み目で示す。)とは不
均一な温度分布により熱による歪みの度合いが異なり、
円周方向全体としてうねるように歪みが生じる。図4は
ランナ21のシール面21cの断面を示すもので、図示
仮想線で示すようにシール面21cにうねりが生じる。
シール面21cにおける薄肉部21aに対向する部分と
厚肉部21bに対向する部分(編み目で示す。)とは不
均一な温度分布により熱による歪みの度合いが異なり、
円周方向全体としてうねるように歪みが生じる。図4は
ランナ21のシール面21cの断面を示すもので、図示
仮想線で示すようにシール面21cにうねりが生じる。
【0032】ランナ21のシール面21cに円周方向に
うねるように歪みが生じると、ランナ21のシール面2
1cにはシールリング15のシール面15aと接しない
部分が生じる。
うねるように歪みが生じると、ランナ21のシール面2
1cにはシールリング15のシール面15aと接しない
部分が生じる。
【0033】このため、シールリング15のシール面1
5aと、ランナ21のシール面21cにおけるシールリ
ング15のシール面15に接触しない部分との間には図
4に示すように微小な隙間δが生じる。そして、このシ
ールリング15のシール面15aとランナ21のシール
面21cとの間の微小な隙間δには機内部Aの流体Wが
浸入する。
5aと、ランナ21のシール面21cにおけるシールリ
ング15のシール面15に接触しない部分との間には図
4に示すように微小な隙間δが生じる。そして、このシ
ールリング15のシール面15aとランナ21のシール
面21cとの間の微小な隙間δには機内部Aの流体Wが
浸入する。
【0034】このようにシールリング15のシール面1
5aとランナ21のシール面21cとで形成されるシー
ル部に機内部Aの流体Wが浸入することにより、この流
体Wによりシールリング15のシール面15aとランナ
21のシール面21cとで形成されるシール部に潤滑膜
が形成される。
5aとランナ21のシール面21cとで形成されるシー
ル部に機内部Aの流体Wが浸入することにより、この流
体Wによりシールリング15のシール面15aとランナ
21のシール面21cとで形成されるシール部に潤滑膜
が形成される。
【0035】そして、この潤滑膜がシールリング15の
シール面15aとランナ21のシール面21cとで形成
されるシール部がドライ摺動となることを阻止する。従
って、ドライ摺動によりシールリング15に異常摩擦が
生じたり、あるいは甚だしい場合にはシールリング15
が焼付くという事態の発生を阻止して、メカニカルシー
ルとしての機能を維持できる。
シール面15aとランナ21のシール面21cとで形成
されるシール部がドライ摺動となることを阻止する。従
って、ドライ摺動によりシールリング15に異常摩擦が
生じたり、あるいは甚だしい場合にはシールリング15
が焼付くという事態の発生を阻止して、メカニカルシー
ルとしての機能を維持できる。
【0036】すなわち、メカニカルシールの使用条件、
回転数や液体圧力が高くなり、厳しくなって、シールリ
ング15とランナ21とで構成されるシール部における
発熱量が増大し、シール部における流体が加熱されて蒸
気となった場合でも、シールリング15のシール面15
aとランナ21のシール面21cとで形成されるシール
部がドライ摺動となることを防止することができる。
回転数や液体圧力が高くなり、厳しくなって、シールリ
ング15とランナ21とで構成されるシール部における
発熱量が増大し、シール部における流体が加熱されて蒸
気となった場合でも、シールリング15のシール面15
aとランナ21のシール面21cとで形成されるシール
部がドライ摺動となることを防止することができる。
【0037】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されずに種々変形して実施することができる。ランナ2
1に形成する凹部の形状は前述した実施例に限定される
ものではない。例えば、図5はランナ21に、扇形をな
すとともにシール面21cとは逆の面と外周部に開放す
る複数の凹部23を円周方向に並べて形成する構成を示
している。図6はランナ21に、円形をなすともにシー
ル面21cとは逆の面で開放する複数の凹部24を円周
方向に並べて形成した構成を示している。なお、図5お
よび図6において図2と同じ作用をする部分は同じ符号
を付して示している。また、ランナ21に形成する凹部
の数、大きさ、深さなどは軸封装置の用途条件に応じて
適宜設定する。
されずに種々変形して実施することができる。ランナ2
1に形成する凹部の形状は前述した実施例に限定される
ものではない。例えば、図5はランナ21に、扇形をな
すとともにシール面21cとは逆の面と外周部に開放す
る複数の凹部23を円周方向に並べて形成する構成を示
している。図6はランナ21に、円形をなすともにシー
ル面21cとは逆の面で開放する複数の凹部24を円周
方向に並べて形成した構成を示している。なお、図5お
よび図6において図2と同じ作用をする部分は同じ符号
を付して示している。また、ランナ21に形成する凹部
の数、大きさ、深さなどは軸封装置の用途条件に応じて
適宜設定する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の回転機械の
軸封装置によれば、回転軸に取付けられたランナと、こ
のランナに接触する静止したシールリングとを備え、ラ
ンナは、シールリングと接触するシール面とは反対側の
側面で開口するとともに底部がシール面を形成する壁で
ある複数個の凹部が円周方向に並べて形成され、且つこ
の凹部が形成された複数の部分が薄肉部とされ、凹部が
形成されていない複数の部分が薄肉部の肉厚より厚い肉
厚を有する厚肉部とされている。
軸封装置によれば、回転軸に取付けられたランナと、こ
のランナに接触する静止したシールリングとを備え、ラ
ンナは、シールリングと接触するシール面とは反対側の
側面で開口するとともに底部がシール面を形成する壁で
ある複数個の凹部が円周方向に並べて形成され、且つこ
の凹部が形成された複数の部分が薄肉部とされ、凹部が
形成されていない複数の部分が薄肉部の肉厚より厚い肉
厚を有する厚肉部とされている。
【0039】このため、ランナにおける厚肉となる部分
と薄肉となる部分では、ランナにおけるシールリングの
シール面と接するシール面とは反対側の面や外周部への
放熱量が異なるために、ランナにおける温度分布が不均
一になる。
と薄肉となる部分では、ランナにおけるシールリングの
シール面と接するシール面とは反対側の面や外周部への
放熱量が異なるために、ランナにおける温度分布が不均
一になる。
【0040】この結果、ランナのシール面にはこの不均
一な温度分布により円周方向にうねり状の歪みが生じ
て、ランナのシール面にはシールリングのシール面と接
しない部分が生じる。
一な温度分布により円周方向にうねり状の歪みが生じ
て、ランナのシール面にはシールリングのシール面と接
しない部分が生じる。
【0041】このため、シールリングのシール面と、ラ
ンナのシール面におけるシールリングのシール面に接触
しない部分との間には微小な隙間が生じ、その微小な隙
間には機内の流体が浸入し、シールリングのシール面と
ランナのシール面とで形成されるシール部に潤滑膜が形
成される。
ンナのシール面におけるシールリングのシール面に接触
しない部分との間には微小な隙間が生じ、その微小な隙
間には機内の流体が浸入し、シールリングのシール面と
ランナのシール面とで形成されるシール部に潤滑膜が形
成される。
【0042】そして、この潤滑膜がシールリングのシー
ル面とランナのシール面とで形成されるシール部がドラ
イ摺動となることを回避する。従って、ドライ摺動によ
りシールリングに異常摩擦が生じたり、あるいは甚だし
い場合にはシールリングが焼付くという事態の発生を阻
止してメカニカルシールの機能を維持できる。
ル面とランナのシール面とで形成されるシール部がドラ
イ摺動となることを回避する。従って、ドライ摺動によ
りシールリングに異常摩擦が生じたり、あるいは甚だし
い場合にはシールリングが焼付くという事態の発生を阻
止してメカニカルシールの機能を維持できる。
【0043】すなわち、メカニカルシールの使用条件、
回転数や液体圧力が高くなり、厳しくなって、シールリ
ングとランナとで構成されるシール部における発熱量が
増大し、シール部における流体が加熱されて蒸気となっ
た場合でも、シールリングのシール面とランナのシール
面とで形成されるシール部がドライ摺動となることを防
止することができる。
回転数や液体圧力が高くなり、厳しくなって、シールリ
ングとランナとで構成されるシール部における発熱量が
増大し、シール部における流体が加熱されて蒸気となっ
た場合でも、シールリングのシール面とランナのシール
面とで形成されるシール部がドライ摺動となることを防
止することができる。
【0044】従って、本発明によれば、シールリングの
シール面とランナのシール面とで構成されるシール部が
ドライ摺動となることを防止して、ドライ摺動によるメ
カニカルシール機能の低下を防止できる回転機械の軸封
装置を得ることができる。
シール面とランナのシール面とで構成されるシール部が
ドライ摺動となることを防止して、ドライ摺動によるメ
カニカルシール機能の低下を防止できる回転機械の軸封
装置を得ることができる。
【図1】本発明の実施の一形態である軸封装置を示す図
2のXーX線に沿う断面図。
2のXーX線に沿う断面図。
【図2】図1のYーY線に沿う断面図。
【図3】同実施の形態においてランナの歪みの状態を示
す説明図。
す説明図。
【図4】同実施の形態においてランナの歪みの状態を示
す断面図。
す断面図。
【図5】ランナの他の例を示す図。
【図6】ランナの他の例を示す図。
【図7】従来の軸封装置を示す図2のXーX線に沿う艘
断面図。
断面図。
1…回転軸、 2…ケーシング、 11…ランナ、 12…Oリング、 13…静止リング、 14…シールホルダ、 15…シールリング、 15a…シール面、 16…Oリング、 17…回止めピン、 18…圧縮コイルばね、 19…スリーブ、 21…ランナ、 21a…薄肉部、 21b…厚肉部、 21c…シール面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 揚 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 佐久間 啓臣 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−222667(JP,A) 実開 平5−1074(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 15/34
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸の外周部に嵌合固定されて前記回
転軸と一体に回転される円環状をなすランナと、前記回
転軸の周囲を囲むケーシングに前記回転軸の軸方向に沿
って移動可能で且つ前記回転軸の周方向に沿う回転を阻
止されて設けられ力を加えられて前記ランナに接触して
シール部を構成するシールリングとを具備し、前記ラン
ナは、前記シールリングと接触するシール面とは反対側
の側面で開口するとともに底部が前記シール面を形成す
る壁である複数個の凹部が円周方向に並べて形成され、
且つこの凹部が形成された複数の部分が薄肉部とされ、
前記凹部が形成されていない複数の部分が前記薄肉部の
肉厚より厚い肉厚を有する厚肉部とされていることを特
徴とする回転機械の軸封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22308595A JP3188156B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 回転機械の軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22308595A JP3188156B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 回転機械の軸封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0968283A JPH0968283A (ja) | 1997-03-11 |
JP3188156B2 true JP3188156B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=16792613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22308595A Expired - Fee Related JP3188156B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 回転機械の軸封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3188156B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102398751B1 (ko) * | 2020-04-23 | 2022-05-20 | 주식회사 마스크팩토리 | 앱과 연계하여 활용 가능한 스마트 마스크 및 그 제조방법 |
KR102594720B1 (ko) * | 2018-06-29 | 2023-10-27 | 주식회사 엘지생활건강 | 마스크 |
KR102648765B1 (ko) * | 2021-04-23 | 2024-03-19 | (주)피앤티디 | 제트폴드타입 접이식 마스크 및 그 제조방법 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4944911B2 (ja) * | 2009-03-06 | 2012-06-06 | 日本ピラー工業株式会社 | 接触型メカニカルシール |
CN104787641A (zh) * | 2015-05-10 | 2015-07-22 | 潘正艳 | 密封性能改良的罐耳滚轮 |
JP7350449B2 (ja) * | 2019-12-09 | 2023-09-26 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール |
JP7350446B2 (ja) * | 2019-12-09 | 2023-09-26 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール |
JP7350447B2 (ja) * | 2019-12-09 | 2023-09-26 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP22308595A patent/JP3188156B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102594720B1 (ko) * | 2018-06-29 | 2023-10-27 | 주식회사 엘지생활건강 | 마스크 |
KR102398751B1 (ko) * | 2020-04-23 | 2022-05-20 | 주식회사 마스크팩토리 | 앱과 연계하여 활용 가능한 스마트 마스크 및 그 제조방법 |
KR102648765B1 (ko) * | 2021-04-23 | 2024-03-19 | (주)피앤티디 | 제트폴드타입 접이식 마스크 및 그 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0968283A (ja) | 1997-03-11 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010410 |
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