JP3188032U - ミストミュージックスペースシステム - Google Patents

ミストミュージックスペースシステム Download PDF

Info

Publication number
JP3188032U
JP3188032U JP2013005934U JP2013005934U JP3188032U JP 3188032 U JP3188032 U JP 3188032U JP 2013005934 U JP2013005934 U JP 2013005934U JP 2013005934 U JP2013005934 U JP 2013005934U JP 3188032 U JP3188032 U JP 3188032U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
vertical
sound
surround system
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2013005934U
Other languages
English (en)
Inventor
公三 饗場
公三 饗場
Original Assignee
饗場 理佳
饗場 理佳
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 饗場 理佳, 饗場 理佳 filed Critical 饗場 理佳
Priority to JP2013005934U priority Critical patent/JP3188032U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3188032U publication Critical patent/JP3188032U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stereophonic System (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

【課題】直接リスナーの耳に向けて音を発する従来のサラウンドシステムからもっと自然に音と一体化し、リラックス効果を上げるサラウンドシステムを提供する。【解決手段】従来の横方向に音を発するスピーカーから、より部屋の間接音を利用するため縦型で上方向へ音を発するスピーカー12に変更し、それを4本以上使用し対角線上にリスナーを取り囲む配置にすることにより、リスナーを中心に部屋全体に音を行き渡らせた音空間を創り出した。縦型スピーカーの床面からスピーカーユニットまでの高さをHとし、床面からリスナーの耳までの高さをEとしたとき、H=E×係数(0.15〜0.65)の高さに設定するのが好ましい。また無線受信機7を設置しシステムを無線化すれば、どこでも音空間を手軽に楽しめる様になる。【選択図】図1

Description

本考案は、上方に向けてスピーカーユニットを配した縦型スピーカーを4本以上組み合わせたサラウンドシステムに関するものである。
一般的な5.1chホームシアターシステムに代表されるサラウンドシステムのスピーカーは、音の発信方向として直接リスナーに向けてレイアウトするものが一般的であった。
特開平10−91390 特許第4703747号
従来のスピーカーユニットを直接リスナーに向けた配置は、映画やロック等の臨場感を重視する音楽には良いが、リラックスを目的とした音楽や自然や街の音風景等を再現する場合は、音の強弱が激しいため満足した癒し効果を得る事が出来なかった。
また、従来のシステムでは演奏者のボーカル音を再現するためにセンタースピーカーを配置することから、スピーカー全体のレイアウトはセンタースピーカーが中心となるように配置する必要があり、部屋の広さ等についても一定の広さが要求されるなど、レイアウトに制約を受けるといった問題点もあった。
上記課題を解決するため、請求項1に記載のサラウンドシステムでは、音源からの音声信号を増幅するためのアンプと、アンプにより増幅された音声信号を再生する縦型スピーカーから構成されると共に、スピーカー筐体上部にスピーカーユニットを上方に向け設置した縦型スピーカーを用いるサラウンドシステムにおいて、
前記縦型スピーカーをリスナーを中心とした交点を結ぶ対角線上に4本以上の縦型スピーカーを配置したことを特徴とする
請求項2に記載のサラウンドシステムでは、縦型スピーカーの床面からスピーカーユニットまでの高さを(H)とし、床面からリスナーの耳までの高さを(E)としたとき、H=E×係数(0.15〜0.65)の高さに設定したことを特徴とする。
請求項3に記載のサラウンドシステムでは、前記係数が0.3から0.5であることを特徴とする。
請求項4に記載のサラウンドシステムでは、部屋の縦、横の長さを奇数で割った位置の交点に、前記、縦型スピーカーを4本以上配置したことを特徴とする。
請求項5に記載のサラウンドシステムでは、前記アンプは縦型スピーカー側に設けられており、音源側に設けた無線送信器と、前記縦型スピーカー側に設けられた無線受信器と、該アンプと該無線受信器とに電源を供給するためのバッテリーとから構成したことを特徴とする
本考案の縦型スピーカーシステムでは、リスナーの耳に届く音は直接音より反射音が多くなり、従来のサラウンドシステムに要求されるような定位置(リスニングポイント)よりも定位置となる範囲が広がることから、結果的に従来のサラウンドシステムより広いリスニングエリアを得る事が出来る。
リスニングエリアが広くなることで、従来のサラウンドシステムの定位置のような狭い範囲で音楽を聴かなくてもよく、部屋のどこに居ても最良の状態で音源を聴くことが可能となるため、より自然に音と一体化することが可能となり、リラックス、癒しの効果が向上する。このように構成したサラウンドシステムを本考案ではミストミュージックスペース(登録商標)と呼んでいる。
また、歌声やセリフ等用のセンタースピーカーを外し、シンプルな4本の縦型スピーカーで構成する4チャンネルサラウンドシステムは、従来のように厳格なスピーカー角度のセッティング作業が不要となり気軽にスピーカーの移動が可能となることから、部屋の清掃時等においても作業が容易となる。 また可搬性が上がる事により、気軽にサラウンドシステムを好きな場所に移動し音響空間を設置することが可能となる。
もし、5.1チャンネルサラウンドシステムが必要な場合は、アンプが5.1チャンネンルに対応していればセンタースピーカーやサブウーハーを追加することで、従来の5.1チャンネルサラウンドシステムに変更し、映画や音楽等を楽しむ事もできる。
さらに、本システムにアンプ内蔵の無線スピーカーを用いれば、スピーカーのケーブル配線による設置の煩わしさから解放され、より可搬性が向上するとともに、より簡易に音響空間を楽しむ事が出来る。
縦型スピーカーの断面図である。 音声信号の流れを表すブロック図である。 リスナーとスピーカーの高さの関係を表す図である。 スピーカーの配置角度と距離の関係を表す図である。 部屋の形に応じたスピーカー配置を表す図である。
以下、本考案を実施するための形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本考案の音響システムに用いられる縦型スピーカー12を表した断面図、図2A、図2Bは音声信号の流れを表すブロック図である。図1Aにおいて、縦型のスピーカー12は、エンクロージャー(スピーカー筐体)2の最上部に、上方向へ音を再生する様にスピーカーユニット1が取り付けられている。エンクロージャー2の内側面には、不要な反響音の発生を防止するための吸音材3が貼り付けられている。
縦型スピーカー12の底面中央には低音再生用のバスレフポート4が設けられており低音域を再生するように構成されている。縦型スピーカー12の底面には、縦型スピーカー12を安定して支えるための足5が設けられている。
図1Aの縦型スピーカー12は、図2Aに記載されたDVD、ブルーレイディスクプレーヤーやパソコン等からなる音源9から、音声信号を4チャンネルのアンプ10を介して縦型スピーカー12に配線接続されるか、或いは図1Bに記載のようにオーディオインターフェイス11を介して、4チャンネルのアンプ10と縦型スピーカー12に配線接続することで、音源9の音声信号を縦型スピーカー12より再生する様に構成されている。
図1Bは、音源9と縦型無線スピーカー14とを無線接続する場合における構成を表した図である。また図2C、図2Dは音声信号の流れを表すブロック図である。図1Bに記載の縦型無線スピーカー14の内部には、音源9に接続された無線送信器13から送信された音声信号を受信するための無線受信器7と、受信した音声信号を増幅するためのアンプ10と、増幅された音声信号を再生するためのスピーカーユニット1と、無線受信器7とアンプ10に電源を供給するためのバッテリー6とが設けられている。その余の構成は図1Aと同様に構成されているため説明を省略する。
このように構成することで、縦型無線スピーカー14を設置する際の可搬性が向上すると共に、配線が邪魔になることもなくサラウンドシステムの設置が容易になるので屋外等での使用も容易となる。
DVD、ブルーレイディスクプレーヤー、パソコン等からなる音源9を用い、映画音楽やサラウンド音楽ディスク等を聴く時は、センタースピーカーやサブウーハを追加することで、従来のサラウンドシステムに近い音楽を再生することもできる。その際は5.1チャンネンルに対応したアンプ10を使用する。無線型で使用する場合は、専用の5.1チャンネル送信機13を使用する。
次に図3を参照して、床面からスピーカーユニット1までの高さを設定するための構成について説明する。
スピーカーユニット1の床面からの高さ(H)は床面からリスナー15の耳(E)までの距離に深い関係があり、次の計算式、H=E×係数で求めることができる。この係数は後述する表1に記載するように0.15〜0.65の範囲に定めればよい。さらに好ましくは0.3〜0.5の範囲に定めればよい。
図3Aから図3Cは、リスナー15が立った状態、椅子に座った状態、床に寝た状態における床面からリスナー15の耳(E)までの距離と床面からスピーカーユニット1までの高さHを表した図である。
図3Aに記載のように、リスナー15が立った状態における床面からスピーカーユニット1までの高さHは、例えば150cm×係数0.4=60cmとなる。床面からリスナー15の耳の高さEは、日本の18歳以上の男女を合わせた平均身長はおよそ150cm(厚生労働省:国民保険・栄養調査 資料参照)を参考として求めている。前記の場合、耳(E)からスピーカーユニット1までの距離は90cm±10cmとなる。
リスナー15が椅子に座った場合は図3Bに記載のように、床面からスピーカーユニット1までの高さHは、例えばE(110cm)×係数0.4=44cmとなる。床に座した場合は、図3Cに記載のように、床面からスピーカーユニット1までの高さHは、例えばE(70cm)×係数0.4=28cmとなる。同様にリスナー15が床に寝た場合は床面からスピーカーユニット1までの高さHは、約10cmにすると好ましい。
スピーカーユニット1の口径は実験結果から10cm前後にすることが好ましい。
表1は、計算式に使用した係数を求めるための実験結果を表しており、複数のリスナー15に対して心地いい音を提供できるスピーカーユニット1の床面からの高さ(H)についてアンケート行い、その平均値を表したものである。
表1に記載のように、床面からスピーカーユニット1までの高さHは、床面から耳までの高さEの0.4倍の時に一番心地よく感じるとのアンケート結果から、係数0.4を定めている。係数0.4から求められた床面からスピーカーユニット1までの高さHは、絶対値ではなく個人差もあるが、係数を0.3から係数0.5の範囲で床面からスピーカーユニット1までの高さHを定めると癒し効果が高いことを表している。前記係数が0.2以下、或いは0.5以上にするとリスナー15にあまり癒し効果が得られないとの結果であった。また係数を0.15以下あるいは0.65以上に設定した時は癒し効果を感じにくい結果であった。以上の結果から係数を0.4にしたときが、最もリスナー15への癒し効果が得られるとして係数を定めた。
図4を参照して、個人で椅子に座って聴く場合を例に、縦型スピーカー12の配置を説明する。
図4に示すように、リスナー15を中心として前方左45度、前方右45度、後方左45度、後方右45度の角度の延長線上に縦型スピーカー12を設置することが好ましい。各縦型スピーカー12を150cm±50cmの同一距離に置いて再生した時が最も高い癒し効果が得られた。
次に図5を参照して、このミストミュージックスペースシステムを使用し、部屋や会場で多人数に対して音空間を提供する場合における縦型スピーカー12の配置を説明する。縦型スピーカー12の配置は、音波による部屋の定在波の干渉を軽減するために奇数分割法により導き出された位置に配置する。
定在波とは縦型スピーカー12の前後の壁で反射が繰り返され、特定の周波数が持ち上がる現象の事を言う。奇数分割法とは部屋の縦、横の長さを奇数(3.5.7・・・)で割った位置の交点に縦型スピーカー12を置く方法で、定在波は辺を偶数分割した線上に強く現れやすいことから、これを避けるために使用する。
図5A、図5Bは奇数分割法により、5分割配置と7分割配置で長方形の部屋と正方形の部屋に適用した場合を記載している。
奇数分割法による長方形の部屋の場合は「図5A1」、「図5B1」の配置が好ましく、正方形の部屋の場合は「図5A2」、「図5B2」の配置が好ましい。
部屋の四隅に配置すると、壁に近すぎるために低音が増加し、また四隅には低音がこもると言う音の性質があるので推奨しないが、部屋、会場の使用状況によりやむを得なく配置する場合は音質の補正等の調整を施すことが好ましい。
長方形、正方形以外の部屋の場合も上記の奇数分割法に基づき導かれた位置にスピーカー12を設置する事が望ましいが、部屋、会場の使用状況により、安全面を最優先に考慮した位置に配置する。
本考案の音響システムが創り出す音空間は非常にリラックス効果が高いので病院、診療所、リラクゼーションサロン、エステサロン、温泉施設、整体医院、老人介護施設等の緊張を緩める必要のある施設に利用価値が高いと考える。
また厚生労働省が今までの四大疾病に精神疾患を加え五大疾患と定めた今日、益々需要、利用価値が高くなると考える。
1 スピーカーユニット
2 エンクロージャー(スピーカー筐体)
3 吸音材
4 バスレフポート(低音を出す管)
5 足
6 バッテリー
7 無線受信機
9 音源
10 アンプ
11 オーディオインターフェイス
12 縦型スピーカー
13 無線送信機
14 縦型無線スピーカー
15 リスナー

Claims (5)

  1. 音源からの音声信号を増幅するためのアンプと、アンプにより増幅された音声信号を再生する縦型スピーカーから構成されると共に、スピーカー筐体上部にスピーカーユニットを上方に向け設置した縦型スピーカーを用いるサラウンドシステムにおいて、
    前記縦型スピーカーをリスナーを中心とした交点を結ぶ対角線上に4本以上の縦型スピーカーを配置したことを特徴とするサラウンドシステム。
  2. 縦型スピーカーの床面からスピーカーユニットまでの高さをHとし、床面からリスナーの耳までの高さをEとしたとき、H=E×係数(0.15〜0.65)の高さに設定したことを特徴とする請求項1に記載のサラウンドシステム。
  3. 前記係数が0.3から0.5であることを特徴とする請求項2に記載のサラウンドシステム
  4. 部屋の縦、横の長さを奇数で割った位置の交点に、前記、縦型スピーカーを4本以上配置したことを特徴とする請求項1から請求項3に記載のサラウンドシステム。
  5. 前記アンプは縦型スピーカー側に設けられており、音源側に設けた無線送信器と、前記縦型スピーカー側に設けられた無線受信器と、該アンプと該無線受信器とに電源を供給するためのバッテリーとから構成したことを特徴とする請求項1から請求項4に記載のサラウンドシステム。
JP2013005934U 2013-10-16 2013-10-16 ミストミュージックスペースシステム Expired - Lifetime JP3188032U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013005934U JP3188032U (ja) 2013-10-16 2013-10-16 ミストミュージックスペースシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013005934U JP3188032U (ja) 2013-10-16 2013-10-16 ミストミュージックスペースシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3188032U true JP3188032U (ja) 2013-12-26

Family

ID=78223728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013005934U Expired - Lifetime JP3188032U (ja) 2013-10-16 2013-10-16 ミストミュージックスペースシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3188032U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5530444B2 (ja) アンビオフォニックヘッドレスト
US8553890B2 (en) Sound reproduction method and sound reproduction system
JP4127156B2 (ja) オーディオ再生装置、ラインアレイスピーカユニットおよびオーディオ再生方法
JP5403896B2 (ja) 音場制御システム
CN204425629U (zh) 前置环绕型多声道音响系统
JPWO2011052543A1 (ja) スピーカシステム、映像表示装置、およびテレビ受像機
JP6776342B2 (ja) 音楽鑑賞装置
JP5577949B2 (ja) 天井スピーカ装置
JP2005027019A (ja) スピーカ付きシート
JP3188032U (ja) ミストミュージックスペースシステム
CN204362286U (zh) 向上反射增压式扬声器系统
US11330369B2 (en) Noise cancelling soundbar device and system
JP2006121125A (ja) オーディオ信号の再生装置およびその再生方法
JPS646622Y2 (ja)
JP2006287483A (ja) 体感音響装置用信号処理回路
US12020678B2 (en) Noise cancelling soundbar device and system
JP2004146953A (ja) 音響再生方法及び音響装置
CN218219677U (zh) 带动感音响的沙发
JP2005354560A (ja) 多チャンネルの指向を導く構造付きイヤホン
JP2011215187A (ja) 音響再生装置
KR101758056B1 (ko) 스테레오 정위감 제공 일체형 스피커
JP7065414B2 (ja) 仮想音像制御システム、照明器具、厨房装置、天井部材、及びテーブル
JP2011055331A (ja) スピーカ組み込み家具および室内音響再生装置
JP2008066962A (ja) スピーカユニットおよび音響再生システム
KR100672201B1 (ko) 입체음향을 구현하는 데스크형 컴퓨터

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3188032

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term