JP2006121125A - オーディオ信号の再生装置およびその再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 場所をとらずに豊かな低音を再生できるステレオ再生装置を提供する。
【解決手段】 オーディオ信号L、Rを、音像の方向定位の能力が低下する周波数の低域成分MLと、この低域成分MLの周波数以上の高域成分LH、RHとに分割するフィルタ23L、23M、23Rを設ける。低域成分MLがスピーカアレイSP1〜SP24から音波として出力されるとき、その音波が波面合成されて仮想音源を形成するように低域成分MLを処理する処理回路CF1〜CF24を設ける。仮想音源の位置を変更して音波の放射方向および音波面の曲率の少なくとも一方を制御する制御回路31を設ける。
【選択図】 図9
【解決手段】 オーディオ信号L、Rを、音像の方向定位の能力が低下する周波数の低域成分MLと、この低域成分MLの周波数以上の高域成分LH、RHとに分割するフィルタ23L、23M、23Rを設ける。低域成分MLがスピーカアレイSP1〜SP24から音波として出力されるとき、その音波が波面合成されて仮想音源を形成するように低域成分MLを処理する処理回路CF1〜CF24を設ける。仮想音源の位置を変更して音波の放射方向および音波面の曲率の少なくとも一方を制御する制御回路31を設ける。
【選択図】 図9
Description
この発明は、オーディオ信号の再生装置およびその再生方法に関する。
オーディオ再生装置において、低音を適切に再生する方法として、マルチウエイスピーカシステムと、小型のスピーカにサブウーハーを併用するシステムとがある。
マルチウエイスピーカシステムは、再生周波数帯域を、例えば低域、中域、高域に分割し、それぞれの帯域を専用のスピーカにより再生するものである。また、サブウーハーを併用するシステムは、左および右チャンネルに対して共通のサブウーハーを用意するものである。そして、これらのシステムによれば、低音を適切に再生することができる。
なお、先行技術文献として例えば以下のものがある。
特開平8−33093号公報
特開平4−17497号公報
ところが、マルチウエイスピーカシステムの場合には、ウーハーのキャビネットが大型であり、しかも、ウーハーを左および右チャンネルの両方に必要となるので、リスニングルームの正面に多くのスペースが必要となってしまう。
その点、サブウーハーを併用するシステムの場合には、サブウーハーは、音像に対する方向感が得られない周波数成分、例えば100Hz以下の周波数成分を再生するので、上記のようにサブウーハーを左および右チャンネルで共通とし、1つですませることができる。また、サブウーハーはリスニングルームのどこに設置しても問題がない。しかし、やはり、サブウーハーのスピーカキャビネットは大型なので、多くのスペースが必要となってしまう。
また、どちらのスピーカシステムにせよ、1つあるいは2つのスピーカから低音を放射し、それによって十分な低音感を得ようとするので、スピーカから出力される低音の音圧が大きくなり、近隣への騒音問題を引き起こしてしまう。
この発明は、これらの問題点を解決しようとするものである。
この発明においては、
オーディオ信号を、音像の方向定位の能力が低下する周波数の低域成分と、この低域成分の周波数以上の高域成分とに分割するフィルタと、
上記低域成分がスピーカアレイから音波として出力されるとき、その音波が波面合成されて仮想音源を形成するように上記低域成分を処理する処理回路と、
上記仮想音源の位置を変更して上記音波の放射方向および音波面の曲率の少なくとも一方を制御する制御回路と
を有するオーディオ信号の再生装置
とするものである。
オーディオ信号を、音像の方向定位の能力が低下する周波数の低域成分と、この低域成分の周波数以上の高域成分とに分割するフィルタと、
上記低域成分がスピーカアレイから音波として出力されるとき、その音波が波面合成されて仮想音源を形成するように上記低域成分を処理する処理回路と、
上記仮想音源の位置を変更して上記音波の放射方向および音波面の曲率の少なくとも一方を制御する制御回路と
を有するオーディオ信号の再生装置
とするものである。
この発明によれば、大きなキャビネットを必要としないで、豊かな低音を得ることができる。また、近隣へ低音が漏洩することを抑えることができる。
この発明は、波面合成の技術を用いて低音用の仮想音源を構成するとともに、この仮想音源の位置を制御することにより低音の音波を平行平面波ないし球面波とし、上述の問題点を解決するものである。以下、これらについて順を追って説明する。
〔1〕 音場の再現について
今、図1に示すように、任意の形状の空間を包み込んだ閉曲面Sを想定するとともに、この閉曲面Sの内部には音源が含まれていないものとする。そして、この閉曲面Sの内部空間および外部空間について、
p(ri) :内部空間の任意の点riにおける音圧
p(rj) :閉曲面S上の任意の点rjにおける音圧
ds :点rjを含む微小面積
n :点rjにおける微小面積dsに対する法線
un(rj):点rjにおける法線n方向の粒子速度
ω :オーディオ信号の角周波数
ρ :空気の密度
v :音速(=340m/s)
k :ω/v
とすると、キルヒホッフの積分公式は図2における(1)式で示される。
今、図1に示すように、任意の形状の空間を包み込んだ閉曲面Sを想定するとともに、この閉曲面Sの内部には音源が含まれていないものとする。そして、この閉曲面Sの内部空間および外部空間について、
p(ri) :内部空間の任意の点riにおける音圧
p(rj) :閉曲面S上の任意の点rjにおける音圧
ds :点rjを含む微小面積
n :点rjにおける微小面積dsに対する法線
un(rj):点rjにおける法線n方向の粒子速度
ω :オーディオ信号の角周波数
ρ :空気の密度
v :音速(=340m/s)
k :ω/v
とすると、キルヒホッフの積分公式は図2における(1)式で示される。
これは、閉曲面S上の点rjの音圧p(rj)と、その点rjにおける法線nの方向の粒子速度un(rj)とを適切に制御することができれば、閉曲面Sの内部空間の音場を再現できることを意味している。
そこで、例えば図3Aに示すように、左側に音源SSが配置され、右側に半径Rの球状の空間を覆う閉曲面SR(破線図示)が配置されているとする。すると、音源SSにより閉曲面SRの内部空間に生じる音場は、上記のように閉曲面SR上の音圧および粒子速度un(rj)を制御すれば、音源SSがなくても再現が可能である。そして、このとき、音源SSの位置に仮想音源VSSを生じることになる。つまり、閉曲面SR上の音圧および粒子速度を適切に制御すれば、閉曲面SRの内部にいるリスナは、音源SSの位置に仮想音源VSSが存在するかのように音響を知覚する。
次に、閉曲面SRの半径Rを無限大にすると、図3Aに実線で示すように、閉曲面SRは平面SSRとなる。そして、この場合も、音源SSにより閉曲面SRの内部空間、すなわち、平面SSRの右側に生じる音場は、平面SSR上の音圧および粒子速度を制御することにより、音源SSがなくても再現が可能である。また、このときも、音源SSの位置に仮想音源VSSを生じる。
つまり、平面SSR上のすべての点における音圧および粒子速度を適切に制御すれば、平面SSRよりも左側に仮想音源VSSを配置し、右側に音場を配置することができ、その音場を受聴領域とすることができる。
実際には、図3Bにも示すように、平面SSRを有限の広さとし、この平面SSR上における有限の点CP1〜CPxの音圧および粒子速度を制御すればよい。なお、以下においては、平面SSR上の、音圧および粒子速度の制御される点CP1〜CPxを「制御点」と呼ぶものとする。
〔2〕 制御点CP1〜CPxにおける音圧および粒子速度の制御について
制御点CP1〜CPxにおける音圧および粒子速度を制御するには、図4にも示すように、
(A) 平面SSRの音源側に、複数m個のスピーカSP1〜SPmを、平面SSRと例えば平行に配置する。なお、このスピーカSP1〜SPmはスピーカアレイを構成するものである。
(B) スピーカSP1〜SPmに供給されるオーディオ信号を制御して制御点CP1〜CPxにおける音圧および粒子速度を制御する。
とすればよい。
制御点CP1〜CPxにおける音圧および粒子速度を制御するには、図4にも示すように、
(A) 平面SSRの音源側に、複数m個のスピーカSP1〜SPmを、平面SSRと例えば平行に配置する。なお、このスピーカSP1〜SPmはスピーカアレイを構成するものである。
(B) スピーカSP1〜SPmに供給されるオーディオ信号を制御して制御点CP1〜CPxにおける音圧および粒子速度を制御する。
とすればよい。
このようにすれば、スピーカSP1〜SPmから出力される音波が波面合成され、あたかも仮想音源VSSから音波が出力されているかのように作用するとともに、所望の音場を形成することができる。なお、スピーカSP1〜SPmから出力される音波が波面合成される位置は、平面SSRとなるので、以下においては、平面SSRを「波面合成面」と呼ぶものとする。
〔3〕 波面合成の様子
図5は、波面合成の様子の一例をコンピュータシミュレーションにより示すものである。スピーカSP1〜SPmに供給されるオーディオ信号の処理内容・処理方法については後述するが、この例においては、各値を以下のように設定した場合である。
スピーカの数m:16個
スピーカの間隔:10cm
スピーカの口径:8cmφ
制御点の位置 :スピーカからリスナ側に10cmの位置
制御点の数 :1.3cm間隔で1列に116点
仮想音源の位置:受聴領域の前方1m(図5Aの場合)
受聴領域の前方3m(図5Bの場合)
受聴領域の広さ:2.9m(前後方向)×4m(左右方向)
なお、
w :スピーカの間隔〔m〕
v :音速(=340m/s)
fhi:再生上限周波数〔Hz〕
とすれば、
fhi=v/(2w)
となる。したがって、スピーカSP1〜SPm(m=16)の間隔wは狭くすることが好ましく、そのためにはスピーカSP1〜SPmの口径を小さくする必要がある。
図5は、波面合成の様子の一例をコンピュータシミュレーションにより示すものである。スピーカSP1〜SPmに供給されるオーディオ信号の処理内容・処理方法については後述するが、この例においては、各値を以下のように設定した場合である。
スピーカの数m:16個
スピーカの間隔:10cm
スピーカの口径:8cmφ
制御点の位置 :スピーカからリスナ側に10cmの位置
制御点の数 :1.3cm間隔で1列に116点
仮想音源の位置:受聴領域の前方1m(図5Aの場合)
受聴領域の前方3m(図5Bの場合)
受聴領域の広さ:2.9m(前後方向)×4m(左右方向)
なお、
w :スピーカの間隔〔m〕
v :音速(=340m/s)
fhi:再生上限周波数〔Hz〕
とすれば、
fhi=v/(2w)
となる。したがって、スピーカSP1〜SPm(m=16)の間隔wは狭くすることが好ましく、そのためにはスピーカSP1〜SPmの口径を小さくする必要がある。
また、スピーカSP1〜SPmに供給されるオーディオ信号をデジタル処理している場合には、そのサンプリングによる影響を除くため、制御点CP1〜CPxの間隔は、そのサンプリング周波数に対応する波長の1/4〜1/5以下にすることが好ましい。上記の数値例においては、サンプリング周波数を8kHzとしたので、制御点CP1〜CPxの間隔を上記のように1.3cmとしている。
そして、図5によれば、スピーカSP1〜SPmから出力された音波は、仮想音源VSSから出力された音波であるかのように波面合成され、受聴領域にきれいな波紋が描かれている。つまり、波面合成が適切に行われ、目的とする仮想音源VSSおよび音場が形成されていることがわかる。
また、上記のように図5Aの場合には、仮想音源VSSの位置が受聴領域の前方1mであって、仮想音源VSSが波面合成面SSRに比較的近いので、波紋の曲率は小さい。しかし、図5Bの場合には、仮想音源VSSの位置が受聴領域の前方3mであって、仮想音源VSSが図5Aの場合よりも波面合成面SSRから遠ざかっているので、波紋の曲率は図5Aの場合よりも大きくなっている。つまり、仮想音源VSSを遠ざけるにつれて、音波は平行平面波に近づいていくことがわかる。
〔4〕 平行平面波による音場
図6Aに示すように、スピーカSP1〜SPmの出力を波面合成して仮想音源VSSを形成する。そして、このとき、仮想音源VSSを、スピーカSP1〜SPm(波面合成面SSR)から無限遠の位置に形成するとともに、スピーカSP1〜SPmの中心の音軸上に位置させる。すると、〔3〕からも明らかなように、波面合成された音波(波紋)SWの曲率も無限大となり、音波SWは平行平面波となるとともに、その進行方向はスピーカSP1〜SPmの音軸の方向となる。
図6Aに示すように、スピーカSP1〜SPmの出力を波面合成して仮想音源VSSを形成する。そして、このとき、仮想音源VSSを、スピーカSP1〜SPm(波面合成面SSR)から無限遠の位置に形成するとともに、スピーカSP1〜SPmの中心の音軸上に位置させる。すると、〔3〕からも明らかなように、波面合成された音波(波紋)SWの曲率も無限大となり、音波SWは平行平面波となるとともに、その進行方向はスピーカSP1〜SPmの音軸の方向となる。
しかし、図6Bに示すように、仮想音源VSSを、スピーカSP1〜SPmから無限遠の位置に形成するとき、仮想音源VSSを、スピーカSP1〜SPmの中心の音軸から離れた場所に位置させると、波面合成された音波SWを平行平面波とすることができるとともに、その音波SWの進行方向と、スピーカSP1〜SPmの音軸との角度θを、θ≠0とすることができる。
そして、図6AおよびBにおける音波SWは平行平面波なので、音波SWにより形成される音場の中であれば、どこであっても音波SWの音圧は等しく、音圧にレベル差を生じないことになる。すなわち、音波SWの音場内であれば、その音場内のどこであっても音量は等しいことになる。
また、波面合成面SSRから仮想音源VSSまでの距離を有限とすれば、音波SWは、例えば図5に示すように球面波となるので、仮想音源VSSの位置を変更することにより、音波SWの曲率を変更することができる。
なお、以下においては、角度θを「見込み角」と呼ぶものとする。また、音波SWの進行方向がスピーカSP1〜SPmの中心音軸の方向となるとき、θ=0とし、時計方向をθ>0とする。
〔5〕 波面合成のアルゴリズム
図7に示すように、
u(ω):仮想音源VSSの出力信号、つまり、原オーディオ信号
H(ω):適切な波面合成を実現するために信号u(ω)に畳み込む伝達関数
C(ω):スピーカSP1〜SPmから制御点CP1〜CPmまでの伝達関数
q(ω):波面合成により実際に制御点CP1〜CPxに再現される信号
とすると、原オーディオ信号u(ω)に、伝達関数C(ω)、H(ω)を畳み込んだ信号が、再現オーディオ信号q(ω)であるから、
q(ω)=C(ω)・H(ω)・u(ω)
となる。この場合、スピーカSP1〜SPmから制御点CP1〜CPxまでの伝達特性を求めておくことにより、伝達関数C(ω)を規定できる。
図7に示すように、
u(ω):仮想音源VSSの出力信号、つまり、原オーディオ信号
H(ω):適切な波面合成を実現するために信号u(ω)に畳み込む伝達関数
C(ω):スピーカSP1〜SPmから制御点CP1〜CPmまでの伝達関数
q(ω):波面合成により実際に制御点CP1〜CPxに再現される信号
とすると、原オーディオ信号u(ω)に、伝達関数C(ω)、H(ω)を畳み込んだ信号が、再現オーディオ信号q(ω)であるから、
q(ω)=C(ω)・H(ω)・u(ω)
となる。この場合、スピーカSP1〜SPmから制御点CP1〜CPxまでの伝達特性を求めておくことにより、伝達関数C(ω)を規定できる。
そして、伝達関数H(ω)を制御すれば、このときの再現オーディオ信号q(ω)により適切な波面合成が実現されて図6により説明した平行平面波を形成することができる。
〔6〕 合成回路
上記の〔5〕にしたがって原オーディオ信号u(ω)から再現オーディオ信号q(ω)を生成あるいは合成する場合、その合成回路は例えば図8に示すように構成することができる。なお、この合成回路は、スピーカSP1〜SPmのそれぞれごとに設けられるもので、これを合成回路CF1〜CFmとする。
上記の〔5〕にしたがって原オーディオ信号u(ω)から再現オーディオ信号q(ω)を生成あるいは合成する場合、その合成回路は例えば図8に示すように構成することができる。なお、この合成回路は、スピーカSP1〜SPmのそれぞれごとに設けられるもので、これを合成回路CF1〜CFmとする。
すなわち、合成回路CF1〜CFmのそれぞれにおいて、デジタル化された原オーディオ信号u(ω)が、入力端子11を通じてデジタルフィルタ12およびデジタルフィルタ13に順に供給されて再現オーディオ信号q(ω)とされ、この信号q(ω)が出力端子14を通じてスピーカSP1〜SPmのうち、対応するスピーカに供給される。なお、これらの合成回路CF1〜CFmはDSPにより構成することもできる。
したがって、スピーカSP1〜SPmの出力により仮想音源VSSが形成されるとともに、そのとき、フィルタ12、13の伝達関数C(ω)、H(ω)を所定の値にすることにより仮想音源VSSの位置を変更することができ、例えばスピーカSP1〜SPmから無限遠の位置に位置させることができる。また、フィルタ12、13の伝達関数C(ω)、H(ω)を変更することにより、図6AあるいはBに示すように、見込み角θを変更することができる。
〔7〕 実施例
図9は、この発明による再生装置の一例を示す。この再生装置は、上述の〔1〕〜〔6〕にしたがって低音の仮想音源VSSを形成するとともに、その仮想音源VSSの位置を波面合成面SSRに対して所定の位置に設定するものである。なお、この例においては、波面合成用のスピーカSP1〜SPmの数mが24個(m=24)の場合である。
図9は、この発明による再生装置の一例を示す。この再生装置は、上述の〔1〕〜〔6〕にしたがって低音の仮想音源VSSを形成するとともに、その仮想音源VSSの位置を波面合成面SSRに対して所定の位置に設定するものである。なお、この例においては、波面合成用のスピーカSP1〜SPmの数mが24個(m=24)の場合である。
すなわち、スピーカSP1〜SP24は、例えば図4により説明したように、リスナの前方に、符号SP1〜SP24の順に左から右へ水平に配置されると同時に、例えば図10に示すように、長方形のリスニングルームRMの前方の壁面WLFの近傍に、その壁面WLFと平行に配置される。さらに、この例においては、図9にも示すように、スピーカSP1とスピーカSP2との間に左チャンネルの中高域用のスピーカSPLが配置され、スピーカSP23とスピーカSP24との間に右チャンネルの中高域用のスピーカSPRが配置される。
そして、図9において、CDプレーヤ、DVDプレーヤ、デジタル放送チューナなどの信号源21から左および右チャンネルのデジタルオーディオ信号L、Rが取り出され、これら信号L、Rが加算回路22に供給されてモノラル信号に加算される。そして、このモノラル信号が帯域分割用のローパスフィルタ23Mに供給されて音像の方向感(方向定位能力)が低下する周波数帯域の成分、例えば100Hz以下の低域成分MLが取り出される。なお、この低域成分MLは、上述のサブウーハーを併用するスピーカシステムの場合には、そのサブウーハーに供給される低域信号に相当する。
そして、この低域成分MLが、図8により説明した合成回路CF1〜CF24に供給されて再現オーディオ信号q(ω)に対応するオーディオ信号q1〜q24に変換され、これら信号q1〜q24がD/Aコンバータ回路DA1〜DA24に供給されてアナログのオーディオ信号ML1〜ML24にD/A変換され、これら信号ML1〜ML24がパワーアンプPA1〜PA24を通じてスピーカSP1〜SP24に供給される。
さらに、ソース21からの信号L、Rが帯域分割用のハイパスフィルタ23L、23Rに供給されて低域成分MLよりも周波数の高い中高域成分LH、RHが取り出され、この中高域成分LH、RHが、D/Aコンバータ回路24L、24Rに供給されてアナログの中高域オーディオ信号にD/A変換され、これら信号がパワーアンプ25L、25Rを通じてスピーカSPL、SPRに供給される。
また、仮想音源VSSの位置を設定するための位置設定回路あるいは制御回路としてマイクロコンピュータ31が設けられるとともに、このマイクロコンピュータ31には、リスナ(ユーザ)が仮想音源VSSの位置および見込み角θを入力するための入力操作手段32が接続される。また、仮想音源VSSの位置および見込み角θや音波の波紋(図5)をグラフィカルに表示するため、マイクロコンピュータ31にはディスプレイ33が接続される。
そして、マイクロコンピュータ31からは、入力操作手段32の操作に対応したデータが取り出され、このデータが合成回路CF1〜CF24のフィルタ12〜12、13〜13にそれらの伝達関数C(ω)、H(ω)を設定するためのデータとして供給される。
このような構成によれば、信号源21から出力された左および右チャンネルのデジタルオーディオ信号L、Rのうちの中高域成分LH、RHは、D/Aコンバータ回路24L、24Rによりアナログ信号にD/A変換されてスピーカSPL、SPRに供給される。また、デジタルオーディオ信号L、Rのうちの低域成分MLは、合成回路CF1〜CF12により信号q1〜q24に変換されてからD/Aコンバータ回路DA1〜DA24によりアナログ信号にD/A変換され、この変換後、スピーカSP1〜SP24に供給される。
したがって、スピーカSPL、SPRから左および右チャンネルの中高音が出力され、スピーカSP1〜SP24から低音が出力ので、これらの音響によりオーディオ信号L、Rに対応する音像が生成されるとともに、その音像はオーディオ信号L、Rの中高音信号に対応する位置に定位する。
そして、この場合、入力操作手段32を操作してスピーカSP1〜SP24から出力される低音の仮想音源VSSの位置を無限遠に設定することにより、その低音SWを図6にも示すように平行平面波とすることができる。また、このとき、図6Aにも示すように、θ=0とすることができる。
すると、一般に、低音は波長が長く、壁面の凹凸による散乱・吸収が少ないので、例えば図10に示すように、スピーカSP1〜SP24(仮想音源VSS)から出力された低音SWは、壁面WLFと、これに対向する壁面WLBとの間を行き来し、定在波CWとなる。そして、この定在波CWは低音のレベルを上昇させ、低音感を増強させるので、結果として、豊かな低音を得ることができる。
なお、定在波は音の歯切れを悪化させ、はっきりしない音に聞えることもあるが、その場合には、入力操作手段32を操作することにより定在波CWの状態、例えばレベルが変更され、適切な低音とされる。あるいは低音の仮想音源VSSを有限の位置に設定することにより、図11に示すように、その低音SWを球面波に設定し、定在波CWのレベルを弱めることもできる。
また、例えば図12に示すように、リスニングルームRMに家具FNがある場合には、その家具FNにより低音の音波SWが散乱するので、この散乱を考慮して定在波CWを調整することもできる。
図13は、低音の仮想音源VSSを無限遠に設定してその低音SWを平行平面波とするとともに、見込み角θを所定の値(θ≠0)とすることにより、スピーカSP1〜SP24から出力された低音SWを、リスニングルームRMの壁面WLL、WLB、WLR、WLBで順に反射させるようにした場合である。
このようにすれば、スピーカSP1〜SP24から出力された低音SWは、壁面WLL〜WLBで反射を繰り返して長時間にわたってリスニングルームRMに残るので、低音の音圧を上げることができ、低音感の増強ができる。また、スピーカアレイによる音圧分散効果も伴って、低音の近隣への音漏れを抑えることができる。
図14および図15は、ディスプレイ33の表示例を示す。すなわち、リスニングルームの大きさ、壁面の音響特性、スピーカSP1〜SP24、SPL〜SPRの位置、リスナの位置などを、入力操作手段32から入力すると、図14に示すように、その入力データに対する標準の低音の放射状態がグラフィカルに表示される。
そこで、さらに、入力操作手段32から仮想音源VSSおよび見込み角θを入力すると、図15に示すように、そのリスニングルームにおける低音の音場がシミュレーションされて表示される。したがって、この表示を参考にして、より適切を音場を形成することができる。
〔8〕 まとめ
上述の再生装置によれば、音像に対する方向の知覚能力が低下している低音に対して、その音波面の放射を制御しているので、音源の種類やリスナの好み、リスニングルームの壁面の状態などにあわせて低音の特性を変更することができ、豊かな低音感を得ることができるとともに、低音の漏れを低減することができる。
上述の再生装置によれば、音像に対する方向の知覚能力が低下している低音に対して、その音波面の放射を制御しているので、音源の種類やリスナの好み、リスニングルームの壁面の状態などにあわせて低音の特性を変更することができ、豊かな低音感を得ることができるとともに、低音の漏れを低減することができる。
また、中高音の再生タイミングに比べ、スピーカSP1〜SP24から出力される低音の再生のタイミングの方が早いので、高音における音場の再現の精度が低下しても、低音の再生によって明確な音像を知覚でき、より自然で豊かな音響再生ができる。
さらに、低音は音波面として放射されるので、局所的に大振幅の音を発生することがなく、この結果、低音が壁面あるいは床面を伝搬して近隣へ音漏れすることを抑えることができる。また、局所的に大振幅の音を発生することがないので、大型のスピーカやキャビネットを必要としない。さらに、スピーカSP1〜SP24から出力される低音の周波数をおよそ100Hz以下としているので、音波面の放射方向をリスナに知覚させることがなく、スピーカSP1〜SP24の設置位置や音波面の放射方向に自由度をもたせることできる。
また、音波面の放射方向を制御し、低音を壁面で反射させて反射音を増やしているので、出力音圧を上げなくても低音感を増強することができる。さらに、仮想音源VSSの位置を変更することにより音波面の曲率を制御することができるので、スピーカSP1〜SP24から出力される低音を、平行平面波から所定の曲率の球面波まで変更でき、リスニングルームの形状や壁面の状態によって最適な状態に調整することができる。
〔9〕 その他
上述においては、左および右チャンネルのオーディオ信号L、Rの加算信号から低域成分MLを取り出した場合であるが、オーディオ信号L、Rのそれぞれから低域成分を取り出し、その取り出した低域成分を加算して低域成分MLを得ることもできる。
上述においては、左および右チャンネルのオーディオ信号L、Rの加算信号から低域成分MLを取り出した場合であるが、オーディオ信号L、Rのそれぞれから低域成分を取り出し、その取り出した低域成分を加算して低域成分MLを得ることもできる。
さらに、上述においては、複数m個のスピーカSP1〜SPmを1列に水平に配置してスピーカアレイを構成した場合であるが、垂直面内に複数行×複数列にわたってマトリックス状に配置してスピーカアレイを構成することもできる。あるいはスピーカSP1〜SPmを、十字状あるいは逆T字状に配置してもよい。
また、上述においては、スピーカSP1〜SPmと、波面合成面SSRとは平行であるとしたが、平行である必要はなく、さらに、スピーカSP1〜SPmは直線状あるいは平面状に配置しなくてもよい。また、AVシステムと一体化するような場合には、スピーカSP1〜SPmをディスプレイの上下左右に枠状に配置したり、ディスプレイの上あるいは下と左右とに冂字状あるいは凵字状に配置したりすることもできる。
〔略語の一覧〕
AV :Audio and Visual
CD :Compact Disc
D/A:Digital to Analog
DSP:Digital Signal Processor
AV :Audio and Visual
CD :Compact Disc
D/A:Digital to Analog
DSP:Digital Signal Processor
12および13…デジタルフィルタ、21…信号源、23Lおよび23R…ハイパスフィルタ、23M…ローパスフィルタ、31…マイクロコンピュータ、32…入力操作手段、33…ディスプレイ、CF1〜CFm…合成回路、DA1〜DA24…D/Aコンバータ回路、PA1〜PA24…アンプ、SP1〜SPmおよびSPL、SPR…スピーカ、
Claims (10)
- オーディオ信号を、音像の方向定位の能力が低下する周波数の低域成分と、この低域成分の周波数以上の高域成分とに分割するフィルタと、
上記低域成分がスピーカアレイから音波として出力されるとき、その音波が波面合成されて仮想音源を形成するように上記低域成分を処理する処理回路と、
上記仮想音源の位置を変更して上記音波の放射方向および音波面の曲率の少なくとも一方を制御する制御回路と
を有するオーディオ信号の再生装置。 - 請求項1に記載のオーディオ信号の再生装置において、
上記制御回路は、上記音波が定在波となるように、上記音波の音波面の曲率を制御する
ようにしたオーディオ信号の再生装置。 - 請求項1あるいは請求項2に記載のオーディオ信号の再生装置において、
上記低域成分の周波数をおよそ100Hz以下とする
ようにしたオーディオ信号の再生装置。 - 請求項1あるいは請求項2に記載のオーディオ信号の再生装置において、
上記制御回路により設定される音波の放射方向あるいは音波面の曲率をリスナが指示するための入力操作手段を
有するオーディオ信号の再生装置。 - 請求項1あるいは請求項2に記載のオーディオ信号の再生装置において、
上記制御回路により設定される音波の放射方向あるいは音波面の曲率を表示する表示手段を
有するオーディオ信号の再生装置。 - オーディオ信号を、音像の方向定位の能力が低下する周波数の低域成分と、この低域成分の周波数以上の高域成分とに分割し、
上記低域成分がスピーカアレイから音波として出力されるとき、その音波が波面合成されて仮想音源を形成するように上記低域成分を処理するとともに、
上記仮想音源の位置を変更して上記音波の放射方向および音波面の曲率の少なくとも一方を制御する
ようにしたオーディオ信号の再生方法。 - 請求項6に記載のオーディオ信号の再生方法において、
上記音波が定在波となるように、上記音波の音波面の曲率を制御する
ようにしたオーディオ信号の再生方法。 - 請求項6あるいは請求項7に記載のオーディオ信号の再生方法において、
上記低域成分の周波数をおよそ100Hz以下とする
ようにしたオーディオ信号の再生方法。 - 請求項6あるいは請求項7に記載のオーディオ信号の再生方法において、
上記音波の放射方向あるいは音波面の曲率をリスナが設定できる
ようにしたオーディオ信号の再生方法。 - 請求項6あるいは請求項7に記載のオーディオ信号の再生方法において、
上記音波の放射方向あるいは音波面の曲率を表示する
ようにしたオーディオ信号の再生方法。
Priority Applications (1)
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JP2004303635A JP2006121125A (ja) | 2004-10-19 | 2004-10-19 | オーディオ信号の再生装置およびその再生方法 |
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JP2004303635A JP2006121125A (ja) | 2004-10-19 | 2004-10-19 | オーディオ信号の再生装置およびその再生方法 |
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