JP3188020U

JP3188020U - 太陽電池パネル取付金具

Info

Publication number: JP3188020U
Application number: JP2013005916U
Authority: JP
Inventors: 方已藤田
Original assignee: 株式会社フジ工業
Priority date: 2013-10-15
Filing date: 2013-10-15
Publication date: 2013-12-26
Anticipated expiration: 2023-10-15

Abstract

【課題】種々の波型屋根に太陽電池パネルを設置することができる取付金具を提供する。【解決手段】太陽電池パネルと、太陽電池パネルが載置固定されるレール３０と、レールを支持するための固定金具２０とが組み立てられた構造物を、波型屋根Ｒの所定位置に設置するための取付金具１０であって、コの字状の板状体とＬ字状の板状体が連結された形状を有し、コの字状の板状体の頂部に固定金具を固定ボルト１１で固定するための取付穴と、Ｌ字状の板状体の平板部に、波型屋根に取付ボルト１２で固定するための複数の取付穴を有することを特徴とする太陽電池パネル取付金具。【選択図】図４

Description

本考案は、特に波型屋根に太陽電池パネルを設置する際に使用する太陽電池パネル取付金具に関する。

近年、太陽光発電や風力発電等による再生エネルギーの利用が増加する傾向にある。このうち太陽光発電では、複数の太陽電池パネルが一般家庭の家屋の屋上に、架台、金具等を用いて設置される。例えば、特許文献１には太陽電池パネルを隙間なく、かつ平行に並べて設置することができ、かつ雪溜りによる弊害を防げる積雪地域に好適な太陽電池パネルが開示されている。

また、例えば図６に示したような固定金具２０とレール３０を用いた波型屋根Ｒへの太陽電池パネルＭの設置方法が、実際に使用されている。この使用方法につき、図６を参照しつつ以下に説明する。まず、波型屋根Ｒに図６（ａ）に示した固定金具２０を取付ボルト１２を用いて複数設置する。この場合、固定金具２０は波型屋根Ｒの頂上の稜線に沿って取り付けられる。また、取付ボルト１２は家屋の屋根下地または母屋まで貫通するものとする。次に、この固定金具２０に複数のレール３０（図６（ｂ）））を載せる。この際、レール３０の取付穴３０ａと固定金具２０の固定穴２０ａを合わせるようにし、取付ボルト（不図示）で接続する。更に、太陽電池パネルＭをレール３０上に載せて、最後に固定金具２５と取付ボルト１３で太陽電池パネルＭを固定する（図６（ｃ））。

特開平０９−０９６０７１号公報

しかし、上記固定金具２０による波型屋根Ｒへの太陽電池モパネルＭの固定方法では、固定金具２０自体が波型屋根Ｒの頂上部に設置されているため安定した設置面を形成することができず、太陽電池パネルＭが不安定な状態で設置されるという問題があった。また、このことが原因で雨漏りが発生する問題もあった。

本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、種々の波型屋根に太陽電池パネルを安定的に設置することができる太陽電池パネル取付金具を提供することを目的とする。

本考案は上記目的を達成するため、以下の構成を備えるものである。

（１）太陽電池パネルと、前記太陽電池パネルが載置固定されるレールと、前記レールを支持するための固定金具とが組み立てられた構造物を、波型屋根の所定位置に設置するための取付金具であって、
コの字状の板状体とＬ字状の板状体が連結された形状を有し、前記コの字状の板状体の頂部に前記固定金具を固定するための取付穴と、前記Ｌ字状の板状体の平板部に前記波型屋根に固定するための複数の取付穴を有することを特徴とする太陽電池パネル取付金具。

（２）前記波型屋根に固定するための前記複数の取付穴の間隔が、前記波型屋根の頂部間の間隔に等しいことを特徴とする前記（１）に記載の太陽電池パネル取付金具。

（３）前記太陽電池パネル取付金具が前記複数の取付穴を介して前記波型屋根に複数の取付ボルトによって固定され、
前記複数の取付ボルトが、前記波型屋根の下側の屋根下地または母屋にて固定されることを特徴とする前記（１）または（２）に記載の太陽電池パネル固定金具。

本考案によれば、種々の波型屋根に太陽電池パネルを安定的に設置することができる太陽電池パネル取付金具を提供することができる。

実施例の太陽電池パネルの構成を示す図実施例の太陽電池パネルの平面図実施例の取付金具を説明するための図実施例のレールの波型屋根への設置状態を示す斜視図実施例の取付金具と固定金具を波型屋根上に設置した状態を示す図従来の太陽電池パネルの波型屋根への設置状態を説明するための図

以下、本考案を実施するための形態を、実施例により詳しく説明する。

図１は、本考案に係る太陽電池パネルＭの分解状態を示す。また、図２は組上げられた太陽電池パネルＭの平面図である。この太陽電池パネルＭは、多数個の太陽電池セル１ａを直列または並列に配線接続してなる太陽電池セル列１を、表裏の透明樹脂からなる充填材２を介して表面側の白板強化ガラス板３と裏面側の耐候性フィルム４で挟み込んで矩形板状の太陽電池アッシ５を形成する。そして、太陽電池モジュールＭは、この太陽電池アッシ５の四周辺をアルミニウムを押し出し成型してなる長辺用側枠６と短辺用側枠７で保持して、各長辺用側枠６と短辺用側枠７とをネジ連結した構造を有している。

本考案は、上記の太陽電池パネルＭを波型屋根Ｒに安定的に固定するための取付金具に関するものである。本考案の取付金具１０を図３を参照しつつ以下に説明する。

取付金具１０の基本的な形状は、図３（ａ）に示したようにコの字状の板状体とＬ字状の板状体を連結した形状である。そして、コの字状の板状体の頂上部には固定金具を固定するための取付穴１０ａが２個形成されている。また、Ｌ字状の板状体には波型屋根Ｒに取付金具を固定するための取付穴１０ｂが更に２個形成されている。図３（ｂ）は、取付金具１０に固定金具２０を固定ボルト１１で固定した状態を示す図である。なお、取付金具１０の固定金具２０を固定するための取付穴１０ａは、タップ穴であってもよい。

図４は、固定金具２０が固定された取付金具１０が、波型屋根Ｒに設置された状態を示す斜視図である。この斜視図から分かるように、取付金具１０は波型屋根Ｒの頂上部の間で屋根に固定される。なお、固定金具２０には従来と同様に、レール３０が固定された後太陽電池パネルＭが載置され、レール３０に載置された太陽電池パネルＭは固定金具２５によって固定される。

図５（ａ）、（ｂ）によって、取付金具１０の波型屋根Ｒへの設置状態を更に詳しく説明する。図５（ａ）、（ｂ）に示したように、取付金具１０を波型屋根Ｒに固定するための固定ボルト１１は、屋根下地４０を貫通して母屋５０にて締結される。従って、固定ボルト１１の先端は木ネジ状の先端であればよい。また、固定ボルト１１間の長さ（Ｌ）は、波型屋根Ｒの種類によって変更することができる。すなわち、取付金具１０の取付穴１０ｂの間隔を変更すればよい。以上説明したように、本考案の取付金具を使用すれば、どのような形状の波型屋根であっても屋根上に安定した太陽電池モジュールの設置面を形成することができる。

本考案の太陽電池パネル取付金具によれば、種々の波型屋根に太陽電池パネルを安定的に設置することができる。

１０取付金具
１１固定ボルト
１２取付ボルト
２０固定金具
２１取付ボルト
３０レール
４０屋根下地
５０母屋
Ｍ太陽電池パネル
Ｒ波型屋根

Claims

太陽電池パネルと、前記太陽電池パネルが載置固定されるレールと、前記レールを支持するための固定金具とが組み立てられた構造物を、波型屋根の所定位置に設置するための取付金具であって、
コの字状の板状体とＬ字状の板状体が連結された形状を有し、前記コの字状の板状体の頂部に前記固定金具を固定するための取付穴と、前記Ｌ字状の板状体の平板部に前記波型屋根に固定するための複数の取付穴を有することを特徴とする太陽電池パネル取付金具。
前記波型屋根に固定するための前記複数の取付穴の間隔が、前記波型屋根の頂部間の間隔に等しいことを特徴とする請求項１に記載の太陽電池パネル取付金具。
前記太陽電池パネル取付金具が前記複数の取付穴を介して前記波型屋根に複数の取付ボルトによって固定され、
前記複数の取付ボルトが、前記波型屋根の下側の屋根下地または母屋にて固定されることを特徴とする請求項１または２に記載の太陽電池パネル固定金具。