JP3187991B2 - 炉の雰囲気制御装置 - Google Patents

炉の雰囲気制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼中に酸化性雰囲気
と還元性雰囲気との切り替えができる炉の雰囲気制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】陶磁器類の焼成炉では、所定の温度まで
酸化性雰囲気で焼成を行い、その後に還元性雰囲気に切
り替える必要がある場合が多い。このため、従来は出力
に応じて空気/ガス比が変化するバルブをバーナーへの
ガス供給管路と空気供給管路に取り付けておき、COセ
ンサーにより炉内の雰囲気を監視しつつこのバルブの開
度を調整してバーナーの空気/ガス比を急激に変化さ
せ、還元性雰囲気への切り替えを行っていた。
【0003】しかしこのような従来の方法では、焼成の
ヒートカーブが変化するとバルブの開度も変える必要が
あるため、それに応じて雰囲気も変化するおそれがあ
り、焼成のヒートカーブと独立させて炉の雰囲気制御を
行うことは容易ではなかった。また従来の方法では精度
の高いCOセンサーを使用する必要があり、設備コスト
が高くつくという問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、焼成のヒートカーブとは独立させ
て容易に炉の雰囲気制御を行うことができる炉の雰囲気
制御装置を提供するために完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、炉のバーナーへのガス供給管路
と空気供給管路に、ガス圧が一定のとき全出力範囲にわ
たり空気/ガス比を一定とする比例バルブをそれぞれ設
けるとともに、ガス供給管路の前記比例バルブより上流
側には、出力に応じてガス圧を変化させるガス圧設定比
例バルブを設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1は請求項1の発明の実施例を示すも
ので、1は炉体、2はバーナー、3はこのバーナー2へ
のガス供給管路、4は空気供給管路である。これらのガ
ス供給管路3と空気供給管路4にはそれぞれ比例バルブ
5、6が設けられている。これらの比例バルブ5、6
は、図2に示すようにガス圧が一定のとき全出力範囲に
わたり空気/ガス比を一定とする機能を有するものであ
り、焼成のヒートカーブに応じてバーナーの出力を変え
ても雰囲気を常に酸化性雰囲気に維持することができ
る。
【0007】前記の空気供給管路4は図示しないブロア
に接続されており、常に一定圧力の空気が供給されるよ
うになっている。しかしガス供給管路3には比例バルブ
5よりも上流側にガス圧設定比例バルブ7が設けられて
いる。このガス圧設定比例バルブ7は図3に示すように
出力に比例してガス圧を変化させる機能を有するもの
で、プログラムコントローラ8により制御されるように
なっている。
【0008】このように構成された炉では、図4に示す
ようにまずガス圧を一定としたままで比例バルブ5、6
の開度を変えてバーナー2の出力を変化させ、所定のヒ
ートカーブで昇温させる。この間はバーナー2の空気/
ガス比は一定に保たれているので、炉内は常に酸化性雰
囲気に維持されている。
【0009】そして所定の時間が経過したとき、プログ
ラムコントローラ8がガス圧設定比例バルブ7に信号を
送り図4に示すようにガス圧を急激に上昇させる。これ
に応じてガス供給管路3からバーナー2に供給されるガ
スの流量は増加するが、ガス供給管路3の比例バルブ5
の開度は一定のままであるために空気供給管路4の比例
バルブ6の開度は変わらない。その結果、炉内は急激に
還元性雰囲気に変化することとなる。しかもそのときの
CO濃度はガス圧の変化に応じて一定となるため、予め
プログラムコントローラ8によるガス圧設定値を定めて
おけば、厳密に炉内のCO濃度を監視しなくてもCO濃
度を±0.5 %の精度で制御することができる。
【0010】図5は請求項2の発明の実施例を示すもの
で、炉体1内の酸素濃度を酸素濃度計9により監視し、
プログラムコントローラ8によるガス圧設定比例バルブ
7の制御にフィードバック制御をかけている。このよう
に構成すると酸素濃度計9が必要となるものの、還元性
雰囲気へ切り替えたときの炉内のCO濃度を±0.2 %の
精度で制御することができる。
【0011】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では炉の
バーナーへのガス供給管路と空気供給管路に全出力範囲
にわたり空気/ガス比を一定とする比例バルブをそれぞ
れ設けたので、雰囲気を酸化性雰囲気に保ったままで自
由に炉内の温度を制御することができ、任意の焼成ヒー
トカーブを得ることができる。またガス供給管路の前記
比例バルブより上流側に出力に応じてガス圧を変化させ
るガス圧設定比例バルブを設けたので、ガス供給管路の
ガス圧を変化させることによって炉内を急激に還元性雰
囲気に変化させることができる。従って本発明によれば
焼成のヒートカーブとは独立させて容易に炉の雰囲気制
御を行うことができることとなる。なお請求項1の発明
の場合には、炉内の雰囲気センサーを必要としないの
で、設備コストを低減できる利点もある。よって本発明
は従来の問題点を解消した炉の雰囲気制御装置として、
業界に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例を示す配管系統図であ
る。
【図2】比例バルブの出力と空気/ガス比との関係を示
すグラフである。
【図3】ガス圧設定比例バルブの出力とガス圧との関係
を示すグラフである。
【図4】ガス圧変化と炉内雰囲気変化との関係を示すグ
ラフである。
【図5】請求項2の発明の実施例を示す配管系統図であ
る。
【符号の説明】
1 炉体 2 バーナー 3 ガス供給管路 4 空気供給管路 5 比例バルブ 6 比例バルブ 7 ガス圧設定比例バルブ 8 プログラムコントローラ 9 酸素濃度計
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27D 7/00 F23N 1/02 F27D 19/00 F23L 1/00,13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉のバーナーへのガス供給管路と空気供
    給管路に、ガス圧が一定のとき全出力範囲にわたり空気
    /ガス比を一定とする比例バルブをそれぞれ設けるとと
    もに、ガス供給管路の前記比例バルブより上流側には、
    出力に応じてガス圧を変化させるガス圧設定比例バルブ
    を設けたことを特徴とする炉の雰囲気制御装置。
  2. 【請求項2】 ガス圧設定比例バルブを炉の酸素濃度に
    応じて制御する請求項1記載の炉の雰囲気制御装置。
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