JP3187299U - イオン化室 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体クロマトグラフ質量分析装置において、分析実行中等に、調整ツマミに誤って触れてしまうことを防止できるイオン化室を提供する。
【解決手段】 筐体120と、筐体120の内部に配置されたチャンバ110と、プローブ本体部151とノズル152とを有するプローブと、プローブをチャンバ110に対して位置調整するためのネジ機構130とを備えるイオン化室100であって、ネジ機構130は、測定者に把持されるための調整ツマミ131と、プローブ本体部151に形成されたネジ穴153に挿入されるネジ部132とを有し、調整ツマミ131は、ネジ部132に対して移動可能となるように形成されており、プローブが位置調整される際には、調整ツマミ131は筐体120の外部となる操作位置に配置され、試料が分析される際には、調整ツマミ131は筐体120の内部となる収納位置に配置されるように構成する。
【選択図】図2

Description

本考案は、イオン化室に関し、さらに詳しくは、液体クロマトグラフ部から溶出してきた液体試料をイオン化するイオン化室と、イオン化室からイオンが導入される質量分析部とを備える液体クロマトグラフ質量分析装置に関する。
液体クロマトグラフ質量分析装置(LC/MS)は、液体試料を成分毎に分離して溶出する液体クロマトグラフ部(LC部)と、LC部から溶出してきた試料成分をイオン化するイオン化室(インタフェース部)と、イオン化室から導入されたイオンを検出する質量分析部(MS部)とから構成される。このようなイオン化室では、液体試料をイオン化するために様々なイオン化手法が用いられているが、大気圧化学イオン化法(APCI)やエレクトロスプレーイオン化法(ESI)等の大気圧イオン化法が広く用いられている。
具体的には、APCIでは、LC部のカラムの末端に接続されたノズルの先端をイオン化室の内部に向けて配設するとともに、ノズルの先端の前方に針電極を配置している。そして、ノズルにおいて加熱により霧化した試料の液滴に、針電極からのコロナ放電により生成したキャリアガスイオン(バッファイオン)を化学反応させてイオン化している。また、ESIでは、LC部のカラムの末端に接続されたノズルの先端をイオン化室の内部に向けて配設するとともに、ノズルの先端部に5kV程度の高電圧を印加して強い不平等電界を発生させる。これにより、液体試料は電界により電荷分離し、クーロン引力により引きちぎられて霧化する。その結果、周囲の空気に触れて試料の液滴中の溶媒は蒸発し、気体イオンが発生する。
このようなAPCIやESIでは、大気圧に近い状態で液体試料をイオン化するため、高い圧力状態(つまり大気圧に近い状態)にあるイオン化室と、ごく低い圧力状態(つまり高真空度の状態)にあるMS部との間での圧力差を確保するため、イオン化室とMS部との間に中間室等を設け、段階的にその真空度を高めるようにする構成が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、ESI法を用いた液体クロマトグラフ質量分析装置の一例を示す概略構成図である。図6は、図5に示すイオン化室の拡大断面図である。
液体クロマトグラフ質量分析装置には、イオン化室200と、イオン化室200に隣接する第1中間室12と、第1中間室12に隣接する第2中間室13と、第2中間室13に隣接する質量分析室(MS部)14とがそれぞれ隔壁を介して連続的に設けられている。
LC部にて成分分離された液体試料は、流路155を介して供給される。また、ネブライズガス(窒素ガス)が、流路156を介して供給される。その結果、液体試料とネブライズガスとは、スプレー(プローブ)15に導かれて噴霧されることになる。
ここで、図4(a)は、スプレーの側面図であり、図4(b)は、図4(a)に示すAの拡大断面図である。スプレー15は、プローブ本体部151と、試料を噴霧するノズル152とを有する。
プローブ本体部151は、下部円柱状体(例えば直径12cm×高さ3cm)151bと上部円柱状体(例えば直径5cm×高さ2cm)151aとの二段構造となっている。
ノズル152は、下部円柱状体151bの下方に突出するよう形成された二重管構造になっている。流路155を介して供給される液体試料は内部円管152bの内側から噴出される。一方、流路156から供給される窒素ガスは内部円管152bと外部円管152aとの間から噴射される。このようにすることにより、噴出された液体試料は、内部円管152bの周囲に噴射されるネブライズガスとの衝突作用により霧状態となって噴霧される。また、図示は省略するが、外部円管152aの先端には電圧源から5kV程度の高電圧が印加されるようにケーブルが接続されており、イオン化が行われるようになっている。
なお、図4におけるスプレー15はESI用のものを示したが、一般的にスプレー15はイオン化室200に対して着脱自在となっており、APCI法を用いたい場合には、ESI用のスプレー15を取り外して、その代わりに放電用の針電極がユニット化されたAPCI用のものをイオン化室200に取り付けることになる。
イオン化室200は、15cm×15cm×14cmの直方体形状の筐体220と、筐体220内部に配置された13cm×13cm×12cmの直方体形状のチャンバ210とを備える。
筐体220は、上面(第一壁面)220aと前面220bと右側面と後面220dと左側面と下面220cとを有する。上面220aには、上下方向に貫通する円形状の開口221が形成されており、開口221にスプレー15の上部円柱状体151aが挿入されている。
チャンバ210は、上面(第一壁面)210aと前面210bと右側面と後面210dと左側面と下面210cとを有する。上面210aには、上下方向に貫通する円形状の開口211が形成されており、開口211にスプレー15のノズル152が挿入されている。また、後面210dは、チャンバ210の内部と第1中間室12の内部とを仕切るように配置され、後面210dには、温調機構(図示せず)が内蔵されたヒータブロック20が固定してあり、ヒータブロック20には、円管形状(直径外径1.6mm、内径0.5mm)の脱溶媒管19が形成されている。これにより、チャンバ210の内部と第1中間室12の内部とは、脱溶媒管19を介して連通する。よって、脱溶媒管19は、ノズル152により噴霧されたイオンや微細な試料の液滴が内部を通過するときに、加熱作用や衝突作用により脱溶媒化、イオン化が促進される機能を有する。
なお、脱溶媒管19の入口は、ノズル152からの試料噴霧方向に対して略直角方向に向けられており、噴霧された巨大な試料の液滴がそのまま脱溶媒管19内に飛び込むのを防ぐようにしてある。
第1中間室12の内部には、第1イオンレンズ21が設けられ、第1中間室12の下面には、油回転ポンプ(RP)で真空排気するための排気口31が設けられている。第1中間室12と第2中間室13との間の隔壁には、細孔(オリフィス)を有するスキマー22が形成され、この細孔を介して第1中間室12の内部と第2中間室13の内部とが連通する。
第2中間室13の内部には、オクタポール23と、フォーカスレンズ24とが設けられ、第2中間室13の下面には、ターボ分子ポンプ(TMP)で真空排気するための排気口32が設けられている。第2中間室13と質量分析室14との間の隔壁には、細孔を有する入口レンズ25が設けられ、この細孔を介して第2中間室13の内部と質量分析室14の内部とが連通する。
質量分析室14の内部には、第1四重極16と、第2四重極17と、検出器18とが設けられ、質量分析室14の下面には、ターボ分子ポンプ(TMP)で真空排気するための排気口33が設けられている。
このような液体クロマトグラフ質量分析装置において、イオン化室200で生成されたイオンは、脱溶媒管19、第1中間室12内の第1イオンレンズ21、スキマー22、第2中間室13内のオクタポール23及びフォーカスレンズ24、入口レンズ25を順に経て質量分析室14に送られ、四重極16、17により不要イオンが排出され、検出器18に到達した特定イオンのみが検出されることになる。
ところで、上述したような液体クロマトグラフ質量分析装置では、液体試料を噴霧するノズル152と脱溶媒管19の入口との適切な位置関係が、測定する液体試料の種類やネブライズガスの流量等の測定条件によって異なるため、分析を行う前にノズル152と脱溶媒管19の入口との位置関係等を適切に調整することが必要となる。
よって、イオン化室200には、スプレー15を移動させるためのネジ機構230が形成されている。なお、スプレー15の下部円柱状体151bの下面には、下方に突出するよう突起部151cが形成されるとともに、スプレー15の下部円柱状体151bの上面には、下部円柱状体151を下方に押し付けるよう作用するバネ151dが形成されている。そして、スプレー15の下部円柱状体151bは、チャンバ210の上面210aと筐体220の上面220aとの間に配置されて、突起部151cが上面210aに形成されたY方向溝212に挿入されることで、スプレー15はチャンバ210と筐体220とに対してY方向や−Y方向に移動可能となっている。
ネジ機構230は、測定者に把持されるための円板体の調整ツマミ231と、円柱形状のネジ部232と、調整ツマミ231とネジ部232とを連結する円柱形状のロッド部233とを有する。
筐体220の前面220bには、Y方向に貫通する円形状の管通孔222が形成されており、ロッド部233の前側に連結された調整ツマミ231と、ロッド部233に固定された板状体233aとが、筐体220の前面220bを挟むように固定されている。これにより、ネジ機構230が筐体220に対してY方向に移動せず、かつ、筐体220に対してY方向を回転軸として回転できるようになっている。
プローブ本体部151の下部円柱状体151bには、ネジ部232に対応するネジ穴153がY方向に形成されており、ネジ穴153にネジ部232が挿入されている。
これにより、測定者は、調整ツマミ231を把持して順方向に回転させることにより、ネジ部232を順方向に回転させることで、スプレー15をY方向に移動させたり、調整ツマミ231を把持して順方向に回転させることにより、ネジ部232を逆方向に回転させることで、スプレー15を−Y方向に移動させたりしている。
特開2001−343363号公報
しかしながら、上述したような液体クロマトグラフ質量分析装置では、ESI用スプレー15とAPCI用スプレーとの交換やメンテナンスや分析を行う際に、筐体220の外部に配置された調整ツマミ231が邪魔になるという問題点があった。特に、分析を行っている最中に、調整ツマミ231に誤って触れてしまい、適切な位置関係に調整されたスプレー15がY方向や−Y方向に移動しまうことがあった。
そこで、本考案は、分析実行中等に、調整ツマミに誤って触れてしまうことを防止することができるイオン化室を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本考案のイオン化室は、筐体と、前記筐体の内部に配置されたチャンバと、前記筐体の第一壁面と前記チャンバの第一壁面との間に配置されるプローブ本体部と、前記チャンバの内部に配置され試料を噴霧するノズルとを有するプローブと、前記プローブを前記チャンバに対して位置調整するためのネジ機構とを備えるイオン化室であって、前記ネジ機構は、測定者に把持されるための調整ツマミと、前記プローブ本体部に形成されたネジ穴に挿入されるネジ部とを有し、前記調整ツマミは、前記ネジ部に対して移動可能となるように形成されており、前記プローブが位置調整される際には、前記調整ツマミは前記筐体の外部となる操作位置に配置され、前記試料が分析される際には、前記調整ツマミは前記筐体の内部となる収納位置に配置されるようにしている。
以上のように、本考案のイオン化室によれば、プローブの位置調整後、調整ツマミを筐体の内部へ収納できるため、分析時には調整ツマミの突起がなくなり、安全にプローブ周辺の作業(配管の接続作業やクリーニング作業等)を行うことができる。また、調整ツマミ収納時は調整ツマミに触れることができないので、位置調整後にプローブが動くことがなくなる。さらに、調整ツマミの突起がなくなることでプローブの周辺の美観が向上する。
(その他の課題を解決するための手段及び効果)
また、本考案のイオン化室は、前記調整ツマミは、前記ネジ部に対して軸方向に移動可能となるように形成してもよい。
そして、本考案のイオン化室において、前記ネジ機構は、前記調整ツマミを前記操作位置に移動させるように作用する弾性体と、前記調整ツマミを前記弾性体に対抗して前記収納位置に保持するラッチ機構とを有するようにしてもよい。
さらに、本考案のイオン化室は、前記第一壁面は、上面であり、前記プローブは、前記試料を下方に噴霧するものであり、前記ネジ穴は、前記プローブ本体部に水平方向に形成されているようにしてもよい。
本考案に係るESI法を用いた液体クロマトグラフ質量分析装置の一例を示す概略構成図。 スプレー位置調整時のイオン化室の拡大断面図。 分析時のイオン化室の拡大断面図。 スプレーを示す図。 ESI法を用いた一般的な液体クロマトグラフ質量分析装置の一例を示す概略構成図。 図5に示すイオン化室の拡大断面図。
以下、本考案の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本考案は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれる。
図1は、本考案に係るESI法を用いた液体クロマトグラフ質量分析装置の一例を示す概略構成図であり、図2及び図3は、図1に示すイオン化室の拡大断面図である。なお、図2は、スプレーが位置調整されるときの図であり、図3は、液体試料が分析されるときの図である。また、上述した従来の液体クロマトグラフ質量分析装置と同様のものについては、同じ符号を付している。
液体クロマトグラフ質量分析装置には、イオン化室100と、イオン化室100に隣接する第1中間室12と、第1中間室12に隣接する第2中間室13と、第2中間室13に隣接する質量分析室(MS部)14とがそれぞれ隔壁を介して連続的に設けられている。
イオン化室100は、15cm×18cm×14cmの直方体形状の筐体120と、筐体120内部に配置された13cm×13cm×12cmの直方体形状のチャンバ110と、ネジ機構130とを備える。
筐体120は、上面(第一壁面)120aと前面120bと右側面と後面120dと左側面と下面120cとを有する。上面120aには、上下方向に貫通する円形状の開口121が形成されており、開口121にスプレー15の上部円柱状体151aが挿入されている。また、前面120bには、Y方向に貫通する円形状の管通孔122が形成されている。円形状の管通孔122の直径は、調整ツマミ131の直径より大きくなっている。
チャンバ110は、上面(第一壁面)110aと前面110bと右側面と後面110dと左側面と下面110cとを有する。上面110aには、上下方向に貫通する円形状の開口111が形成されており、開口111にスプレー15のノズル152が挿入されている。また、後面110dは、チャンバ110の内部と第1中間室12の内部とを仕切るように配置され、後面110dには、温調機構(図示せず)が内蔵されたヒータブロック20が固定してあり、ヒータブロック20には、円管形状(直径外径1.6mm、内径0.5mm)の脱溶媒管19が形成されている。これにより、チャンバ110の内部と第1中間室12の内部とは、脱溶媒管19を介して連通する。
また、上面110aには、スプレー15の突起部151cが挿入されるY方向溝112が形成されるとともに、ネジ機構130のロッド部133が挿入される円形状の管通孔が形成された板状体113が固定されている。
ネジ機構130は、測定者に把持されるための調整ツマミ131と、円柱形状のネジ部132と、調整ツマミ131とネジ部132とを連結する円柱形状のロッド部133と、ロッド部133の外周面に配置されたバネ(弾性体)134とを有する。
調整ツマミ131は、円筒状体部を有する円板体131aであり、円筒状体部の内部には、ロッド部133の前側部分が挿入され、ロッド部133の前側部分を円筒状体部の内部の先端から奥側まで抜き挿しすることができるようになっている。
また、円筒状体部の前側には、球状の突起部131cと内側に突出するピン131bとを有する板状体131dが固定されている。
ロッド部133の前側には、ラッチ機構133bを有する板状体133dと板状体133cとが、チャンバ110に形成された板状体113を挟むように固定されている。これにより、ロッド部133がチャンバ110に対してY方向に移動せず、かつ、チャンバ110に対してY方向を回転軸として回転できるようになっている。
また、ロッド部133の外周面には、Y方向に伸びたY方向溝133aが形成されており、このY方向溝133a内に調整ツマミ131のピン131bが挿入されており、調整ツマミ131がロッド部133に対してY方向に移動可能となり、かつ、ロッド部133とともにチャンバ110に対してY方向を回転軸として回転できるようになっている。
そして、ロッド部133の板状体133dと調整ツマミ131の板状体131dとの間には、板状体133dと板状体131dとを引き離すよう作用するバネ134が配置されている。
板状体133dに形成されたラッチ機構133bは、所定の力で突起部131cが押し込まれると、突起部131cを保持することができ、さらに突起部131cを保持した状態で所定の力で突起部131cが押し込まれると、突起部131cを解放するようになっている。
これにより、測定者が、調整ツマミ131をY方向(筐体120内部となる収納位置)に押圧していくと、バネ134の力に対抗してピン131bがY方向溝133a内をY方向に移動して、突起部131cがラッチ機構133bに保持されるようになっている。その結果、測定者が調整ツマミ131をY方向に押し続けなくても、調整ツマミ131はバネ134の力に対抗して筐体120内部の収納位置に保持される。一方、突起部131cがラッチ機構133bに保持された状態で、測定者が、収納位置にある調整ツマミ131をY方向に1回押圧すると、突起部131cがラッチ機構133bから解放されるようになっている。その結果、バネ134の力によってピン131bがY方向溝133a内を−Y方向に移動して、調整ツマミ131が筐体120外部の操作位置に配置される。
ここで、本考案の液体クロマトグラフ質量分析装置の分析状態と位置調整状態とについて説明する。
(1)位置調整状態(図2参照)
調整ツマミ131が、筐体120外部の操作位置に保持されている。これにより、測定者は、調整ツマミ131を把持して順方向に回転させることにより、調整ツマミ131とともにロッド部133を順方向に回転させて、ネジ部132を順方向に回転させることで、スプレー15をY方向に移動させる。また、調整ツマミ231を把持して逆方向に回転させることにより、調整ツマミ131とともにロッド部133を逆方向に回転させて、ネジ部132を逆方向に回転させることで、スプレー15を−Y方向に移動させる。
(2)分析状態(上記(1)以外の状態、図3参照)
調整ツマミ131が、筐体120内部の収納位置に保持されている。その結果、測定者は、分析実行中に誤って調整ツマミ131に触れてしまうことがなく、適切な位置関係に調整されたスプレー15がY方向や−Y方向に移動してしまうことを防止することができる(位置調整のロック)。また、調整ツマミ131の突起がなくなり、安全にスプレー15周辺の作業(流路155、156等の配管の接続作業やクリーニング作業等)を行うことができる。さらに、調整ツマミ131の突起がなくなることでスプレー15周辺の美観が向上する。
本考案は、イオン化室を備える質量分析装置に利用することができる。
15: スプレー(プローブ)
19: 脱溶媒管
50: 質量分析部
100: イオン化室
110: チャンバ
120: 筐体
130: ネジ機構
131: 調整ツマミ
132: ネジ部
151: プローブ本体部
152: ノズル
153: ネジ穴

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に配置されたチャンバと、
    前記筐体の第一壁面と前記チャンバの第一壁面との間に配置されるプローブ本体部と、前記チャンバの内部に配置され試料を噴霧するノズルとを有するプローブと、
    前記プローブを前記チャンバに対して位置調整するためのネジ機構とを備えるイオン化室であって、
    前記ネジ機構は、測定者に把持されるための調整ツマミと、前記プローブ本体部に形成されたネジ穴に挿入されるネジ部とを有し、
    前記調整ツマミは、前記ネジ部に対して移動可能となるように形成されており、
    前記プローブが位置調整される際には、前記調整ツマミは前記筐体の外部となる操作位置に配置され、前記試料が分析される際には、前記調整ツマミは前記筐体の内部となる収納位置に配置されるようになっていることを特徴とするイオン化室。
  2. 前記調整ツマミは、前記ネジ部に対して軸方向に移動可能となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のイオン化室。
  3. 前記ネジ機構は、前記調整ツマミを前記操作位置に移動させるように作用する弾性体と、前記調整ツマミを前記弾性体に対抗して前記収納位置に保持するラッチ機構とを有することを特徴とする請求項2に記載のイオン化室。
  4. 前記第一壁面は、上面であり、
    前記プローブは、前記試料を下方に噴霧するものであり、
    前記ネジ穴は、前記プローブ本体部に水平方向に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のイオン化室。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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