JP3187269U - ゴミ受け用水切りネット固定器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】口ゴムのない最もシンプルな形状の水切りネットを流し台トラップのフランジ部に簡単に、かつ、確実に固定することができる水切りネット固定器具、或いは、ゴミ受け用水切りネットとともに使い捨てにできる衛生的な水切りネット固定器具を提供する。
【解決手段】大径部から小径部に向かって縮径する筒状体3と、該筒状体3の大径部に設けたフランジ2とから成り、該フランジ2よって流し台トラップ7内に装着された水切りネット4の胴部を前記流し台トラップ7のフランジ部8に固定する。
【選択図】図3
【解決手段】大径部から小径部に向かって縮径する筒状体3と、該筒状体3の大径部に設けたフランジ2とから成り、該フランジ2よって流し台トラップ7内に装着された水切りネット4の胴部を前記流し台トラップ7のフランジ部8に固定する。
【選択図】図3
Description
本考案は、市販されている袋状のゴミ受け用水切りネットを流し台トラップ(排水トラップとも言う。)のフランジ部に固定する器具に関するものである。
流し台トラップのゴミ受けには、通常、ステンレスやプラスチック製のゴミ受け用カゴが使用され、その補助具として、ゴミ受け用カゴの内側に収まる使い捨てのプラスチック製や不織布製の水切りネットが使用されているが、生ゴミがゴミ受け用カゴに残留することによるヌメリや異臭が発生し、頻繁にゴミ受け用カゴを洗浄する必要があった。
そのような洗浄を簡単に行うため、先行文献に示されるような水切りネットを用いた技術が開発されている。しかるに、特許文献1は、水切りネットと口止め枠とが一体化されていて、高価となるとともに、口止め枠の分だけ廃棄物も多くなる欠点があった。
また特許文献2及び3の先行技術は、ホルダーリングに水切りネットを通し、次いで、水切りネットの上端開口部をホルダーリングの外側に折り曲げて固定するため、流し台トラップへの適切な取り付けが困難という欠点があった。更に、実用新案登録文献2に至っては、水切りネットの先端開口部に口ゴムが装着されているため、口ゴム付き特有の取り付け困難性があり、それを改善する必要があった。
本考案が解決しようとする課題は、口ゴムのない最もシンプルな形状の水切りネットを流し台トラップのフランジ部に簡単に、かつ、確実に固定することができ、かつ、ヌメリや異臭の発生を最小限に抑え、更には、水切りネットの装着と廃棄が容易で繰り返し使用できる水切りネット固定器具、或いは、ゴミ受け用水切りネットとともに使い捨てにできる衛生的な水切りネット固定器具を提供することにある。
更に本考案が解決すべき課題として、生ゴミが残留する水切りネットを廃棄する作業も容易であることが求められる。加えて、繰り返し使用することもできるが、水切りネット固定器具を水切りネットと同時に使い捨てることも考慮しておくことが望ましい。
そのためには、水切りネット固定器具を簡単な形状として、水切りネットと同様に水切りネット固定器具も使い捨て可能なように安価に提供することが望まれる。付け加えるならば、水切りネット固定器具及び水切りネットに抗菌処理を施すことにより、ヌメリや異臭の発生を更に抑えることが望まれる。
本考案の請求項1に係る水切りネット固定器具は、大径部から小径部に向かって縮径する筒状体と、該筒状体の大径部に設けたフランジとから成り、該フランジよって流し台トラップ内に装着された水切りネットの胴部を前記流し台トラップのフランジ部に固定することを特徴とするものである。
本考案の請求項2に係る水切りネット固定器具は、大径部から小径部に向かって縮径する筒状体と、該筒状体の大径部に設けたフランジとから成り、該フランジよって流し台トラップ内に装着された水切りネットの胴部を前記流し台トラップのフランジ部に固定し、更に、前記水切りネットの開口端を前記フランジを被うように折り返して前記筒状体の内側傾斜面に付着させることを特徴とするものである。
本考案の請求項3に係る水切りネット固定器具は、前記筒状体の傾斜角度θが1〜30度の範囲であることを特徴とするものである。
本考案の請求項4に係る水切りネット固定器具は、前記水切りネットと同様に使い捨てもできるが、前記筒状体及び前記フランジが抗菌処理され、雑菌の繁殖を抑制することを特徴とするものである。
本考案の請求項5に係る水切りネット固定器具は、前記筒状体及び前記フランジが、前記水切りネットで捕集される生ゴミと同様の分別廃棄処理できる材料により構成されていることを特徴とするものである。
本考案によれば、流し台トラップの水切りカゴや水切りネット固定器具などは、生ゴミに直接接するため、菌によるヌメリや異臭の発生があり、少なくとも水切りカゴの代替となる水切りネットは、使い捨てとするとともに、水切りネット固定器具も状況により使い捨て可能であれば、使い捨てにできることにより、流し台トラップの洗浄作業を著しく低減することができる。
加えて、水切りネットが流し台トラップに簡単かつ安定して固定されることにより、水切りネットが流し台トラップ内で広がり、しかも、脱着も簡便なため、溜まった生ゴミの廃棄が行い易い。更に付け加えると、水切りカゴのように流し台トラップとの隙間が僅かと言うこともなくなるため、水切りネットと流し台トラップの隙間を十分に有することにより、流し台トラップのヌメリの発生も少なくなる。
本考案の水切りネット固定器具は、フランジ下部に傾斜角度を持った筒状体を設けることを特徴としている。この傾斜角度により、最もシンプルな形状となる開口部と閉口部のネット寸法が展開形状において同じ寸法である水切りネットであっても、外部から内部に折り返された水切りネットの開口部が必ず筒状体の内側傾斜面に接触するため、フランジでの水切りネットの設置位置を補完せしめて、水切りネットの設置がズレ難くなる。
その傾斜角度θは、1〜30度の範囲であり、望ましくは、1〜10度の範囲とすることが望ましい。ここで、傾斜角度θが1度未満の場合は、水切りネットの折り返し部が筒状体の傾斜部に接触し難くなり、逆に、傾斜角度θが30度を超える場合は、生ゴミが堆積し易くなる。
本考案の実施形態を図面を用いて説明する。
図1(A)及び(B)に示すように、本考案に係る水切りネット固定器具1は、大径部から小径部に向かって縮径する筒状体3と、この筒状体3の大径部に設けたフランジ2より形成されている。
図1(A)及び(B)に示すように、本考案に係る水切りネット固定器具1は、大径部から小径部に向かって縮径する筒状体3と、この筒状体3の大径部に設けたフランジ2より形成されている。
ここで、水切りネット固定器具1の筒状体3における大径部の外径は、流し台トラップ7内に収まる大きさとし、他方、フランジ2の外径は、流し台トラップのフランジ部の外径とほぼ同等とされる。
また、筒状体3の傾斜角度θは、1〜30度の範囲に設定される。ここで、傾斜角度θが1度未満の場合は、水切りネットの折り返し部が筒状体3の内部傾斜面に接触し難くなり、逆に、筒状体3の傾斜角度θが30度を超える場合は、筒状体3の内部傾斜面に生ゴミが堆積し易くなる。また、水切りネット固定器具1を構成している筒状体3及びフランジ2の板厚は、通常、0.2〜3.0mm、好ましくは0.5〜1.0mm程度である。
更に、水切りネット固定器具1の素材としては、ブラスチック、発泡ブラスチック、木材、竹、紙など、流し台トラップの水切りネットで捕集される生ゴミと同様の分別廃棄処理できる材料により構成されることが望ましい。水切りネット固定器具1の素材が紙の場合は、水切りネット固定器具1を形成後、防水処理を施す。更に、水切りネット固定器具1は、抗菌処理され、雑菌の繁殖を抑制するようになっていることが好ましい。
図2(A)及び(B)に示すように、本考案に係る水切りネット固定器具1は、通常、水切りネット4内に収容された状態で使用される。符号5は、水切りネット4の閉口部、符号6は、水切りネット4の開口部を示している。
図3に示すように、水切りネット固定器具1の入った水切りネット4の閉口部5を、例えば、手先などを使って流し台トラップ7の中に押し込んだ後、水切りネット4の胴部を半径方向に拡げる。
それから、図4に示すように、水切りネット固定器具1のフランジ2を流し台トラップ7のフランジ部8に押し付けて水切りネット4の胴部を流し台トラップ7のフランジ部8に固定する。
その後、図5に示すように、水切りネット4の開口部6を、水切りネット固定器具1のフランジ2を被うように内側に折り返して筒状体3の内部傾斜面3aに付着させる。水切りネット4の開口部6を筒状体3の内部傾斜面3aに付着させる方法には、例えば、蛇口から水道水を流下させて水切りネット4の折り返し部分を湿潤させる方法などがある。
このように、水切りネット4の開口端を水切りネット固定器具1の筒状体3内に折り返すことにより、水切りネット4をゴミ受けカゴの代わりとして使用しても位置ズレすることなく、安定した状態で取り付けられる。その後、使用中の生ゴミが見えないように、目皿又は流し菊割れ蓋9を用いて蓋をする。
水切りネット4内に生ゴミ10が溜まって廃棄する場合には、図6に示すように、目皿9を外す。そして、図7に示すように、水切りネット固定器具1の筒状体3内に折り返した水切りネット4の開口部6を持ち、水切りネット固定器具1とともに流し台トラップ7より取り出す。その際、水切りネット固定器具1が再利用可能な清潔さならば、水切りネット4から取り出し、不潔ならば、生ゴミ10が入った水切りネット4とともに廃棄することもできる。
1 水切りネット固定器具
2 フランジ
3 筒状体
4 水切りネット
7 流し台トラップ
8 流し台トラップのフランジ部
2 フランジ
3 筒状体
4 水切りネット
7 流し台トラップ
8 流し台トラップのフランジ部
Claims (5)
- 大径部から小径部に向かって縮径する筒状体と、該筒状体の大径部に設けたフランジとから成り、該フランジよって流し台トラップ内に装着された水切りネットの胴部を前記流し台トラップのフランジ部に固定することを特徴とする水切りネット固定器具。
- 大径部から小径部に向かって縮径する筒状体と、該筒状体の大径部に設けたフランジとから成り、該フランジよって流し台トラップ内に装着された水切りネットの胴部を前記流し台トラップのフランジ部に固定し、更に、前記水切りネットの開口端を前記フランジを被うように折り返して前記筒状体の内部傾斜面に付着させることを特徴とする請求項1記載の水切りネット固定器具。
- 前記筒状体の傾斜角度θが1〜30度の範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載の水切りネット固定器具。
- 前記水切りネットと同様に使い捨てもできるが、前記筒状体及び前記フランジが抗菌処理され、雑菌の繁殖を抑制することを特徴とする請求項1又は2記載の水切りネット固定器具。
- 前記筒状体及び前記フランジが、前記水切りネットで捕集される生ゴミと同様の分別廃棄処理できる材料により構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の水切りネット固定器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013005208U JP3187269U (ja) | 2013-09-06 | 2013-09-06 | ゴミ受け用水切りネット固定器具 |
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JP2013005208U JP3187269U (ja) | 2013-09-06 | 2013-09-06 | ゴミ受け用水切りネット固定器具 |
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Publication Number | Publication Date |
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2013
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