JP3229332U - 生ごみ水切り器 - Google Patents
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Abstract
【課題】効果的に生ごみの水切りを行うことができる生ごみ水切り器を提供する。【解決手段】生ごみ水切り器26は、底壁30及び側壁32で内部空間34を囲んで上方に開口する形状であり、基本形状から弾性変形可能に構成された容器本体28と、容器本体28から延びるフック52と、を有する。側壁32は、正面壁36、背面壁38、右側面壁40及び左側面壁42を含む。底壁30は、水切り穴50を有する。右側面壁40及び左側面壁42のそれぞれは、複数の水切り穴48を有する。フック52は、背面壁38の後上方にある。【選択図】図3
Description
本考案は、生ごみ水切り器に関する。
清掃事業所では、生ごみの水切りを呼び掛けている。生ごみの水切りを行うことにより、燃やすごみを減らし、焼却のための時間を短縮し、余分な二酸化炭素と費用の発生を抑えることができる。生ごみを押して水切りを行う生ごみ容器は、これまでにも知られている(特許文献1)。
特許文献1の生ごみ容器は、三角コーナーの一種であり、キッチンシンクの角部に置かれる。そのため、手で押さえようとしても力を入れにくいし、手が汚れるものであった。
本考案は、効果的に生ごみの水切りを行うことを目的とする。
(1)本考案に係る生ごみ水切り器は、底壁及び側壁で内部空間を囲んで上方に開口する形状であり、基本形状から弾性変形可能に構成された容器本体と、前記容器本体から延びるフックと、を有し、前記側壁は、正面壁、背面壁、右側面壁及び左側面壁を含み、前記底壁は、水切り穴を有し、前記右側面壁及び前記左側面壁のそれぞれは、複数の水切り穴を有し、前記フックは、前記背面壁の後上方にあることを特徴とする。
本考案によれば、流し台の手前側の縁部にフックを引っ掛けるだけで、生ごみ水切り器を配置することができ、効果的に生ごみの水切りを行うことができる。
(2)(1)に記載された生ごみ水切り器において、前記内部空間の外側で前記背面壁に取り付けられた吸盤をさらに有することを特徴としてもよい。
(3)(1)又は(2)に記載された生ごみ水切り器において、前記基本形状で、前記正面壁及び前記背面壁の間隔は、前記右側面壁及び前記左側面壁の間隔よりも小さいことを特徴としてもよい。
(4)(1)から(3)のいずれか1項に記載された生ごみ水切り器において、前記基本形状で、前記正面壁及び前記背面壁は、平坦領域を有することを特徴としてもよい。
(5)(1)から(4)のいずれか1項に記載された生ごみ水切り器において、前記正面壁は、前記内部空間の外側に、摘み部を有することを特徴としてもよい。
(6)(1)から(5)のいずれか1項に記載された生ごみ水切り器において、前記正面壁及び前記背面壁は、貫通穴を有しないことを特徴としてもよい。
(7)(1)から(6)のいずれか1項に記載された生ごみ水切り器において、前記底壁の前記水切り穴は、前記複数の水切り穴のそれぞれよりも大きいことを特徴としてもよい。
(8)(1)から(7)のいずれか1項に記載された生ごみ水切り器において、前記フックは、前記背面壁の上端から後方に延びることを特徴としてもよい。
以下、本考案の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、生ごみ水切り器が取り付けられた流し台の概略図である。流し台10(シンク)の排水口12には、ゴミ受け14があり、生ごみ16を貯められるようになっている。ゴミ受け14の下には、排水トラップ18があり下水道の悪臭を遮断している。水栓20(蛇口)から出た水は、ゴミ受け14を通って排水ホース22から排出される。
図2は、ゴミ受け14から取り出した生ごみ16を示す図である。ゴミ受け14には、予め、水切りネット24を取り付けてあり、水切りネット24とともに生ごみ16が取り出される。取り出された生ごみ16は、水分を多く含んでいるので、図1に示す生ごみ水切り器26を使用する。
図3は、生ごみ水切り器26の斜視図である。図4は、生ごみ水切り器26の側面図である。図5は、生ごみ水切り器26の背面図である。
生ごみ水切り器26は、容器本体28を有する。容器本体28は、例えばシリコーンゴムからなり、基本形状(元の形状)から弾性変形可能になっている。容器本体28は、底壁30及び側壁32で内部空間34を囲んで上方に開口する形状である。側壁32は、正面壁36、背面壁38、右側面壁40及び左側面壁42を含む。右側面壁40及び左側面壁42は、対称的形状になっている。図1に示すように、背面壁38の外面が流し台10の手前側の内面に対向するように、容器本体28は配置される。
基本形状で、正面壁36及び背面壁38の間隔は、右側面壁40及び左側面壁42の間隔よりも小さい。つまり、容器本体28は、正面壁36及び背面壁38の方向につぶれた形状になっている。基本形状で、正面壁36及び背面壁38は、平坦領域44を有する。正面壁36は、内部空間34の外側に、摘み部46(例えば凸部)を有する。右側面壁40及び左側面壁42のそれぞれは、複数の水切り穴48を有する。底壁30は、水切り穴50を有する。底壁30の水切り穴50は、複数の水切り穴48のそれぞれよりも大きい。正面壁36及び背面壁38は、貫通穴を有しない。
生ごみ水切り器26は、容器本体28から延びるフック52を有する。フック52は、背面壁38の後上方にある。フック52は、背面壁38の上端から後方に延びる。フック52は、保持力を強化するために、容器本体28とは別材料で形成するか、展延性を有して強度の高い材料(例えば金属)からなるコアを内部に有することが好ましい。図1に示すように、流し台10の手前側の縁部にフック52を引っ掛けることで、容器本体28を吊り下げることができる。また、生ごみ水切り器26は、内部空間34の外側で背面壁38に取り付けられた吸盤54を有する。吸盤54によって、容器本体28を流し台10の内面により強く吸着させることができる。
図6〜図8は、生ごみ水切り器26の使用方法を説明する図である。ゴミ受け14(図2)から取り出した生ごみ16は、図6に示すように、生ごみ水切り器26の内部空間34に生ごみ16を入れる。このとき、摘み部46をつまんで引っ張ることで開口を大きくすれば、容器本体28に生ごみ16を入れやすくなる。
生ごみ水切り器26は、図1に示すように、背面壁38が流し台10の内面に対向するように取り付けられている。そのため、図7に矢印で示すように、正面壁36を手で押さえると、流し台10の内面に対して生ごみ16を圧縮することができる。手は直接ゴミに触れることないために清潔に処理出来る。これにより、生ごみ16の水切りを十分に行うことができる。その後、図8に示すように、生ごみ16を生ごみ水切り器26から取り出して、収集日に適切に回収されるように処理する。
本実施形態によれば、流し台10の手前側の縁部にフック52を引っ掛けるだけで、生ごみ水切り器26を配置することができ、効果的に生ごみ16の水切りを行うことができる。
本考案は、上述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、実施形態で説明した構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
10 流し台、12 排水口、14 ゴミ受け、16 生ごみ、18 排水トラップ、20 水栓、22 排水ホース、24 水切りネット、26 生ごみ水切り器、28 容器本体、30 底壁、32 側壁、34 内部空間、36 正面壁、38 背面壁、40 右側面壁、42 左側面壁、44 平坦領域、46 摘み部、48 水切り穴、50 水切り穴、52 フック、54 吸盤。
Claims (8)
- 底壁及び側壁で内部空間を囲んで上方に開口する形状であり、基本形状から弾性変形可能に構成された容器本体と、
前記容器本体から延びるフックと、
を有し、
前記側壁は、正面壁、背面壁、右側面壁及び左側面壁を含み、
前記底壁は、水切り穴を有し、
前記右側面壁及び前記左側面壁のそれぞれは、複数の水切り穴を有し、
前記フックは、前記背面壁の後上方にあることを特徴とする生ごみ水切り器。 - 請求項1に記載された生ごみ水切り器において、
前記内部空間の外側で前記背面壁に取り付けられた吸盤をさらに有することを特徴とする生ごみ水切り器。 - 請求項1又は2に記載された生ごみ水切り器において、
前記基本形状で、前記正面壁及び前記背面壁の間隔は、前記右側面壁及び前記左側面壁の間隔よりも小さいことを特徴とする生ごみ水切り器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載された生ごみ水切り器において、
前記基本形状で、前記正面壁及び前記背面壁は、平坦領域を有することを特徴とする生ごみ水切り器。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載された生ごみ水切り器において、
前記正面壁は、前記内部空間の外側に、摘み部を有することを特徴とする生ごみ水切り器。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載された生ごみ水切り器において、
前記正面壁及び前記背面壁は、貫通穴を有しないことを特徴とする生ごみ水切り器。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載された生ごみ水切り器において、
前記底壁の前記水切り穴は、前記複数の水切り穴のそれぞれよりも大きいことを特徴とする生ごみ水切り器。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載された生ごみ水切り器において、
前記フックは、前記背面壁の上端から後方に延びることを特徴とする生ごみ水切り器。
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