JP3186979U - 開放式ラチェットレンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】水で洗浄可能な開放式ラチェットレンチを提供する。
【解決手段】開放式ラチェットレンチ10は、本体20とラチェット具30とを備える。本体20には、固定爪23と少なくし2つの可動爪40,50とが設けられる。固定爪と可動爪40,50との間にラチェット具30を結合させ、且つラチェット具30を駆動することで被駆動具を駆動させる。或いは、ラチェット具30を固定爪と可動爪40,50に相対して回動させ、ラチェット具30が被駆動具から離脱しない状態において、本体の角度を改変することで、使用者が締め付ける作業と緩む作業を行い続けることができる。また、ラチェットレンチ10の各部位が開放状になっているため、粉塵または汚れ物がラチェットレンチ10の内部に入っても、使用者が水でラチェットレンチ10を洗浄し、ラチェットレンチ10を正常な状態に回復させることができる。
【選択図】図1

Description

本案は、ラチェットレンチに関し、特に水で洗浄可能な開放式ラチェットレンチに関する。
米国特許4631990号(特許文献1)OPEN−ENDED RATCHET WRENCH(開放端を備えるラチェットレンチ)は、開放式ラチェットレンチである。ラチェットレンチ(ratchet wrench 1)の一端には、固定爪(fixed jaw 3)と、枢動顎(pivoting jaw 9)とを有する。固定爪と枢動顎との間には、各種の挿入具(box−end insert18、socket drive insert 19、又はopen−end insert 20)を取付けすることができる。固定爪の2つの下部爪(bottom pawl 28と、側面爪side pawl 29)は、爪シート(pawl seats 7)中において、挿入具を連動することにより被駆動具を駆動することができる。また、前記挿入具により固定爪と可動爪との間にラチェット機能が発生するので、使用者が工具ヘッドを被駆動具に取り付ける過程を繰り返す必要がない。
米国特許4631990号
しかし、公知のラチェットレンチを使用する時、粉塵と汚れ物がラチェットレンチの内部に入って、挿入具と2つのラチェット爪との間に積み重なるので、ラチェット爪と挿入具との噛み合いに影響を与え、挿入具とラチェット爪との間でスリップを起してしまい、且つラチェットレンチの有効トルクを低下させる。2つのラチェット爪が爪シートで移動するときも、粉塵と汚れ物が爪シートに入り続き、且つ粉塵と汚れ物が爪シートに積み重なる場合、2つのラチェット爪が引き続き爪シートで移動することができなくなり、ラチェットレンチのラチェット機能を失ってしまい、最後にはラチェットレンチを使用することができなくなる。ラチェットレンチの内部は、作業の過程に入って積み重なる粉塵や汚れ物により故障する可能性がある。使用者がラチェットレンチを不適正に使用して、ラチェットレンチが破損する場合も、通常ラチェットレンチを購入した商店又はメーカーに戻す。メーカーにおいて、ラチェットレンチを修理するか、或いは交換して、使用者がラチェットレンチを使用し続けるようにしなければならない。このようなサービスをしても消費者から料金を貰うことができないので、ラチェットレンチの製造及び修理に掛かるコストが高くなる。且つ、ラチェットレンチが壊れることにより、使用者がメーカーに不信感を感じ、メーカーの信用に大きい被害をもたらす。
さらに、公知のラチェットレンチの揺動顎は、手動方式による制御方法を採用する。ラチェットレンチは、工具ヘッド部を交換する機能を提供することができるが、ラチェット機能は、他の素子により実現しなければならないので、ラチェットレンチの素子により構造が複雑になり、ラチェットレンチの製造及び組立コストが高まる。
さらに、公知のラチェットレンチの有効トルクが不足するので、使用者が大きいトルク力で回す時、ラチェットレンチ内部の素子が破損することができるので、使用し続けることができなくなる。また、内部素子の体積が小さいので、製造しにくく、組立てにくく、且つ修理コストが高まる。
本考案の主な目的は、悪い環境で長時間に使用しても故障するか、或いは破損しない開放式ラチェットレンチを提供することにある。即ち、使用者がラチェットレンチを操作するとき、外部の環境を特に留意する必要がなく、悪い環境でラチェットレンチを使用しても、環境の粉塵や汚れ物により、ラチェットレンチが故障するか、或いは破損しない。ラチェットレンチの固定爪と可動爪は、選択的にラチェット具から離脱することができるので、粉塵や汚れ物がラチェットレンチの内部に入ったとき、使用者が水を用いてラチェットレンチを洗浄し、ラチェットレンチを正常状態に回復させることができるので、使用者に大きい利便性を提供することができる。また、消費者がレンチの故障により、無償交換または無償修理を要求する可能性が低いので、ラチェットレンチの保証に掛かる保証コストまたは交換コストを軽減することができる。また、ラチェットレンチが故障しにくいので、メーカーの信用を向上させることもできる。
本考案による開放式ラチェットレンチの他の目的は、挟持とラチェット機能とを有している可動爪を提供して、ラチェットレンチの製造コストと保証コスト有効に軽減することにある。また、使用者がレンチ各部位の状態の調整する必要がなく、ラチェットレンチを往復に回すことにより、被駆動具を駆動するか、或いはラチェットレンチにラチェット機能を与えることができる。即ち、レンチの角度を調節することができるので、ラチェットレンチを使用するハードルを軽減することができる。
本考案による開放式ラチェットレンチの他の目的は、複数の可動爪を備えるラチェットレンチを提供することにある。第1可動爪と第2可動爪が同時にラチェット具を駆動し、且つ第1歯形部と第2歯形部とが歯合部に噛み合うことにより、ラチェットレンチが耐えられるトルクを高める。即ち、使用者が過大なトルクを加えても、ラチェットレンチを破損させない。また、可動爪を容易に製造及び組立てることができるので、ラチェットレンチの保証コストを有効に軽減することができる。
前述した技術により、本案は以下のような考案の効果を奏することができる。
本考案の開放式ラチェットレンチは、悪い環境で長時間使用しても破損するか、或いは故障しない。使用者にとって、ラチェットレンチを使用するとき、周辺の環境を特に留意する必要がない。即ち、悪い環境においてラチェットレンチを使用しても、環境の粉塵や汚れ物により、ラチェットレンチが故障するか、或いは破損しない。ラチェットレンチの固定爪と可動爪は、選択的にラチェット具から離脱することができるので、粉塵や汚れ物がラチェットレンチの内部に入った時、使用者が水を用いてラチェットレンチを洗浄し、ラチェットレンチを正常状態に回復させることができるので、使用者に大きい利便性を提供することができる。且つ、消費者がレンチの欠点により無償交換又は無償修理を要求する可能性が低いので、メーカーにとって、ラチェットレンチの保証に掛かる保証修理コスト又は交換コストを軽減することができる。また、ラチェットレンチが故障しにくいので、メーカーの信用を向上させることもできる。
本案による開放式ラチェットレンチにおいて、ラチェットレンチの可動爪は、挟持機能とラチェット機能とを有しているので、ラチェットレンチの製造コストと保証コストを有効に軽減することができる。また、使用者がレンチ各部位の状態の調整する必要がなく、ラチェットレンチを往復に回すことにより、被駆動具を駆動するか、或いはラチェットレンチにラチェット機能を生成し、レンチの角度を調節することができるので、ラチェットレンチを使用するハードルを軽減することができる。
本案による開放式ラチェットレンチは、少なくとも2つの可動爪を有し、且つ第1可動爪と第2可動爪とが同時にラチェット具を駆動することができる。また、第1歯形部と第2歯形部とが歯合部に有効に噛み合うので、ラチェットレンチが耐えるトルクが大きくなり、使用者が過大なトルクを与えても、ラチェットレンチを容易に損傷させない。また、可動爪を容易に製造及び組立てることができるので、ラチェットレンチの保証コストを有効に軽減することができる。
本案による開放式ラチェットレンチの斜視外観図である。 本案による開放式ラチェットレンチの斜視分解図である。 本案による開放式ラチェットレンチの他の斜視分解図である。 図1の4−4断面線に沿う断面視図である。 図1の5−5断面線に沿う断面視図である。 本案による開放式ラチェットレンチの可動爪の操作を示す図である。 本案による開放式ラチェットレンチの可動爪の操作を示す図である。 本案による開放式ラチェットレンチのラチェット具の操作を示す図である(その1)。 本案による開放式ラチェットレンチのラチェット具の操作を示す図である。 本案による開放式ラチェットレンチのラチェット具の操作を示す図である。 本案による開放式ラチェットレンチを清掃することを示す図である。
図1ないし3を参照すると、本考案の開放式ラチェットレンチによる立体外観図と、立体分解図と、もう一つの視角の立体分解図とが示されている。本考案によるラチェットレンチ10は、本体20と、ラチェット具30と、第1可動爪40と、少なくとも一つの第2可動爪50と、を備える。
図4と図5を参照すると、本考案の開放式ラチェットレンチによる断面図が示されている。本体20は、つかみ部21と、作業端22とを含む。つかみ部21は、使用者に把持機能を提供する。即ち、使用者がつかみ部21をつかんで、本体20を被駆動具の枢転軸(被駆動具枢転軸)に沿って回す。本体20は、被駆動具枢転軸に同軸回動する枢転軸(本体枢転軸)を有する。作業端22は、固定爪23と、第1枢転部221と、第2枢転部222とを含む。本体20の枢転軸に沿う固定爪23の両側には、直径方向に突出した第1制限部24が設けられている。第1制限部24は、細長い突起ブロック状に形成され、第1枢転部221と第2枢転部222とは、固定爪23に接近する。作業端22は、第1開放空間25と、第2開放空間26とをさらに含む。第1開放空間25の壁面には、第1収容穴27が設けられ、第1収容穴27の内には、ばね271と、制動具272とが順に収容されている。第2開放空間26の壁面には、少なくとも1つの第2収容穴28が設けられている。本実施例において、2つの第2収容穴28が設けられている。第2収容穴28の内には、ばね281と制動具282とが順に収容されている。
ラチェット具30は、回動可能に本体20の固定爪23に設けられ、ラチェット具30の枢転軸は、本体20の枢転軸と同軸に配置され、且つ本体20に相対して回動することができる。ラチェット具30は、リング状に形成されている。ラチェット具30は、内側31と、外側32とを含み、内側31を被駆動具の外部に取り付けて、被駆動具を駆動することができる。
前記外側32には、歯合部33が形成され、且つ歯合部33の各歯は、等間隔に形成されている。内側31と外側32との間には、開口部34を設けている。開口部34は、パイピング90を通過させて、パイピング90がラチェット具30の内側31に進入するようにし、且つラチェット具30の内側31を被駆動具に嵌着させる。ラチェット具30の開口部34の幅は、歯合部33の円周方向に沿う第1距離L1を有している。ラチェット具30において、歯合部33の両側には、それぞれ第2制限部35が設けられている。第2制限部35は、リング溝状に形成され、且つ第1制限部24が第2制限部35に当接される。
ラチェット具30の枢転軸の軸方向に沿う両端部には、径方向に沿う制限リング36が延設されている。制限リング36は、中空の皿状に形成され、且つ制限リング36の最大外径が歯合部33の外径より大きいので、ラチェット具30が枢転軸の軸方向に沿って本体20の固定爪23から離脱することができない。制限リング36の外周部には、ラチェット運動部37が形成されている。ラチェット運動部37により使用者がラチェット具30を回すことができる。ラチェット運動部37には、エンボス構造が形成されているので、使用者が接触するときの摩擦力を向上させることができる。
第1可動爪40は、第1枢転端41と、第1枢転端41の反対側に位置する第1可動端42とを含める。第1枢転端41を本体20の第1枢転端221に枢設することにより、第1可動爪40が作業端22に相対して回転する関係を形成する。第1可動爪40の枢転軸は、本体20の枢転軸に平行し、第1可動爪40の第1枢転端41は、第1開放空間25に収容されている。
第1可動端42のラチェット具30に接近する一側には、第1歯形部43が形成され、且つ第1歯形部43の各歯間の間隔と歯合部33の各歯間の間隔とが同じである。第1歯形部43の歯合部33の円周方向に沿う両端部の間は、第2距離L2を有し、且つ第2距離L2は、第1距離L1より小さい。
本実施例において、2つの第2可動爪50を有している。前記2つの第2可動爪50は、第1可動爪40の両側に対称に設けられている。第2可動爪50は、第2枢転端51と、第2枢転端51の反対側に位置する第2可動端52とを含む。第2枢転端51を本体20の第2枢転部222に取り付けることにより、第2可動爪50が作業端22に相対して回転する関係を形成する。第2可動爪50の枢転軸は、本体20の枢転軸に平行し、第2可動爪50の第2枢転端51は、第2開放空間26に収容されている。
第2可動端52のラチェット具30に接近する一側には、第2歯形部53が形成され、第2歯形部53の各歯間の間隔と歯合部33の各歯間の間隔とが同じである。第2歯形部53の歯合部33の円周方向に沿う両端部の間は、第3距離L3を有し、且つ第3距離L3は第2距離L1より小さく、第3距離L3は第2距離L2に等しい。
第2可動爪50は、本体20の枢転軸の軸方向に沿って、第1可動爪40のそばに設けられている。第2歯形部53の最前段の2つの歯形と第1歯形部43の最後段の2つの歯形とは、ラチェット具30の歯合部33中の同じの2つの歯形に噛み合っている。これにより、ラチェット具30の歯合部33が力を受けるときの変形量を軽減し、ラチェット具30の使用寿命を延長することができる。第1歯形部43から最遠端部の歯形と第2歯形部53から最遠端部の歯形との間は、歯合部33の円周方向に沿う弧長LAを有し、弧長LAは第1距離L1より大きい。
第1収容穴27内の制動具272は、第1収容穴27に収納されるばね271の弾力により、第1可動爪40に当接されている。第2収容穴28の制動具282は、第2収容穴28に収納されるばね281の弾力により、第2可動爪50に当接されている。
第1可動爪40の第1収容穴27に接近する箇所には、第1制動部44が形成され、第1収容穴27の制動具272は、第1制動部44に当接されている。第2可動爪50の第2収容穴28に接近する箇所には、第2制動部54が形成され、第2収容穴28の制動具282は、第2制動部54に当接されている。第1可動爪40を収容した後に第1開放空間25に、第1隙間251が残り、第2可動爪50を収容した後に第2開放空間26に、第2隙間261が残っている。
第1可動爪40と第2可動爪50は、第1位置と第2位置との間で移動することができる。第1可動爪40が第1位置に位置するときは、第1歯形部43がラチェット具30の歯合部33に噛み合い、第2可動爪50が第2位置に位置するときは、第2歯形部53がラチェット具30の歯合部33に噛み合い、第1可動爪40が第2位置に位置するときは、第1歯形部43がラチェット具30の歯合部33から離脱し、第2可動爪50が第2位置に位置するときは、第2歯形部53がチェット具30の歯合部33から離脱する。第1可動爪40と第2可動爪50が第1位置と第2位置との間に移動するとき、移動パターンが経路に類似するので、使用者が操作する時の利便性を向上させることができる。第1歯形部43と固定爪23との間の距離は、第2歯形部53と固定爪23との間の距離より小さい。第1可動爪40と第2可動爪50が第2位置に位置するときは、第1歯形部43と固定爪23との間の距離が歯合部33の外径より小さくなり、ラチェット具30が径方向に沿って固定爪23と第1可動爪40との間から離脱することができない。
図6と図7を参照すると、本案による開放式ラチェットレンチの可動爪の操作を示す図が示されている。使用者がつかみ部21をつかんで、ラチェットレンチ10を時計方向に回す時、第1歯形部43と第2歯形部53とがラチェット具30の歯合部33を駆動するので、ラチェット具30が被駆動具(図6)を駆動することができる。ラチェットレンチ10を逆時計方向に回す時、ラチェット具30が第1可動爪40と第2可動爪50を第2位置に移動させ、第1歯形部43と第2歯形部53がラチェット具30の歯合部33に相対して滑動し、ラチェット具30が本体20に対してラチェット運動の効果を奏する(図7)。使用者がラチェットレンチ10を回すことを停止するとき、第1収容穴27の制動具272と第2収容穴28の制動具282がそれぞれ第1可動爪40と第2可動爪50とを第1位置に押圧して移動させ、第1収容穴27の制動具272と第2収容穴28の制動具282がそれぞれ、第1制動部44と第2制動部54とに当接されるので、第1可動爪40と第2可動爪50が第1位置に位置するときは、第2位置に移動しにくい。
図8ないし図10を参照すると、本案による開放式ラチェットレンチのラチェット具の操作を示す図が示されている。ラチェットレンチ10を逆時計方向に回し続けて、本体20をラチェット具30に相対して回動させる時、第1可動爪40の第1歯形部43がラチェット具30の開口部34方向に移動する。ラチェットレンチ10を回す過程において、第2距離L2が第1距離L1より小さいため、第1歯形部43が一定の期間において、ラチェット具30の開口部34と向き合うと共に、歯合部33から離脱する。しかし、第2歯形部53が依然としてラチェット具30の歯合部33に噛み合っているので、本体20がラチェット具30を駆動し続けることができる(図8)。被駆動具を回していないとき、本体20の角度を改変した後、使用者がラチェットレンチ10を時計方向に回し続ける場合、ラチェット具30により、被駆動具を締め付けるか、或いは緩むことができる(図9)。ラチェットレンチ10を一定の角度回した後、逆時計方向へ回し続ける場合、本体20がラチェット具30に対して回動し、第2可動爪50の第2歯形部53がラチェット具30の開口部34方向に移動する。ラチェットレンチ10を回す過程において、第2距離L2が第1距離L1より小さいため、第2歯形部53が一定の期間において、ラチェット具30の開口部34と向き合うと共に、歯合部33から離脱する。この場合、一部分の第1歯形部43がラチェット具30の歯合部33に噛み合われる。弧長LAが第1距離L1より大きいため、ラチェット具30に相対して本体20をいくら回しても、本体20がラチェット具30を駆動することができるので、ラチェット具30が被駆動具を駆動することができる(図10)。
図11を参照すると、本案による開放式ラチェットレンチを清掃することを示す図が示されている。固定爪23と、ラチェット具30と、第1可動爪40と、第2可動爪50との間に汚れ物91が入っている場合、第1可動爪40と、第2可動爪50との位置を調節し、ラチェット具30を固定爪23、第1可動爪40又は第2可動爪50から離脱させる。このとき、使用者がラチェット具30の歯合部33と、第1歯形部43と、第2歯形部53とを洗浄するか、或いは本体20に相対してラチェット具30を回し続ける時、回転により露出されるラチェット具30の一部分を洗浄することができる。第1隙間251と第2隙間261にも充分な空間が形成されているが、第1隙間251又は第2隙間261に入った汚れ物91がこの内部に滞留せず、一定な時間を経過すると、第1隙間251と第2隙間261から自ずから落ちることができる。或いは、水を第1隙間251と第2隙間261に水を流す水洗方式により、第1隙間251と第2隙間261中の汚れ物91を洗浄することができる。
前述した技術により、本案は以下のような考案の効果を奏することができる。
本考案の開放式ラチェットレンチは、悪い環境で長時間使用しても破損するか、或いは故障しない。使用者にとって、ラチェットレンチを使用するとき、周辺の環境を特に留意する必要がない。即ち、悪い環境においてラチェットレンチを使用しても、環境の粉塵や汚れ物により、ラチェットレンチが故障するか、或いは破損しない。ラチェットレンチの固定爪と可動爪は、選択的にラチェット具から離脱することができるので、粉塵や汚れ物がラチェットレンチの内部に入った時、使用者が水を用いてラチェットレンチを洗浄し、ラチェットレンチを正常状態に回復させることができるので、使用者に大きい利便性を提供することができる。且つ、消費者がレンチの欠点により無償交換又は無償修理を要求する可能性が低いので、メーカーにとって、ラチェットレンチの保証に掛かる修理コスト又は交換コストを軽減することができる。また、ラチェットレンチが故障しにくいので、メーカーの信用を向上させることもできる。
本案による開放式ラチェットレンチにおいて、ラチェットレンチの可動爪は、挟持機能とラチェット機能とを有しているので、ラチェットレンチの製造コストと保証コストを有効に軽減することができる。また、使用者がレンチ各部位の状態の調整する必要がなく、ラチェットレンチを往復に回すことにより、被駆動具を駆動するか、或いはラチェットレンチにラチェット機能を生成し、レンチの角度を調節することができるので、ラチェットレンチを使用するハードルを軽減することができる。
本案による開放式ラチェットレンチは、少なくとも2つの可動爪を有し、且つ第1可動爪と第2可動爪とが同時にラチェット具を駆動することができる。また、第1歯形部と第2歯形部とが歯合部に有効に噛み合うので、ラチェットレンチが耐えるトルクが大きくなり、使用者が過大なトルクを与えても、ラチェットレンチを容易に損傷させない。また、可動爪を容易に製造及び組立てることができるので、ラチェットレンチの保証コストを有効に軽減することができる。
10 ラチェットレンチ
20 本体
21 つかみ部
22 作業端
221 第1枢転部
222 第2枢転部
23 固定爪
24 第1固定部
25 第1開放空間
251 第1隙間
26 第2開放空間
261 第2隙間
27 第1収容穴
271 ばね
272 制動具
28 第2収容穴
281 ばね
282 制動具
30 ラチェット具
31 内側
32 外側
33 歯合部
34 開口部
35 第2固定部
36 制限リング
37 ラチェット運動部
40 第1可動爪
41 第1枢転端
42 第1可動端
43 第1歯形部
44 第1制動部
50 第2可動爪
51 第2枢転端
52 第2可動端
53 第2歯形部
54 第2制動部
90 パイピング
91 汚れ物
L1 第1距離
L2 第2距離
L3 第3距離
LA 弧長

Claims (6)

  1. 開放式ラチェットレンチであって、
    使用者が把持して枢転軸に沿って被駆動具を回すつかみ部と、固定爪と第1枢転部と第2枢転部とを具備する作業端とを含み、前記被駆動具枢転軸と同軸の本体枢転軸とを有している本体と、
    回動可能に前記本体の前記固定爪に設けられ、前記被駆動具枢転軸が前記本体枢転軸と同軸に回転するように前記本体に設けられ、且つ前記被駆動具に取り付けるための内側と、歯合部が形成されている外側とを含むラチェット具と、
    第1枢転端と、前記第1枢転端の反対側に位置する第1可動端とを有し、前記第1枢転端は、前記本体の前記第1枢転部に枢設され、前記ラチェット具に隣接する前記第1可動端の一側には、第1歯形部が形成され、前記第1歯形部は、前記ラチェット具の前記歯合部に噛み合っている第1可動爪と、
    第2枢転端と、前記第2枢転端の反対側に位置する第2可動端とを有し、前記第2枢転端は、前記本体の前記第2枢転部に枢設され、前記ラチェット具に隣接する前記第2可動端の一側には、第2歯形部が形成され、前記第2歯形部は、前記ラチェット具の前記歯合部に噛み合っている第2可動爪と、を備える、ことを特徴とする開放式ラチェットレンチ。
  2. 前記内側と前記外側との間に開口部が設けられ、前記ラチェット具の前記開口部の幅は、前記歯合部の円周方向に沿う第1距離を有し、前記第1歯形部から最遠端部の歯形と前記第2歯形部から最遠端部の歯形との間は、前記歯合部の円周方向に沿う弧長を有し、前記弧長は、前記第1距離より大きい、ことを特徴とする請求項1記載の開放式ラチェットレンチ。
  3. 前記第1歯形部の前記歯合部の円周方向に沿う両端部の間は、第2距離を有し、前記第2距離は、前記第1距離より小さく、前記第2歯形部の前記歯合部に沿う両端部の間は、第3距離を有し、前記第3距離は、前記第1距離より小さい、ことを特徴とする請求項2記載の開放式ラチェットレンチ。
  4. 前記第1可動爪の枢転軸は、前記本体枢転軸に平行し、前記第2可動爪の枢転軸は、前記本体枢転軸に平行し、前記第2可動爪は、前記本体枢転軸の軸方向に沿って前記第1可動爪のそばに設けられ、前記第3距離は、前記第2距離に等しく、前記歯合部の各歯間の間隔が同じであり、前記第1歯形部の各歯間の間隔と前記歯合部の各歯間の間隔とが同じである、前記第2歯形部の前記歯合部の各歯間の間隔が同じである、ことを特徴とする請求項3記載の開放式ラチェットレンチ。
  5. 前記ラチェットレンチは、他の第2可動爪をさらに含み、前記2つの第2可動爪は、前記第1可動爪の両側に対称に設けられ、前記第1歯形部と前記固定爪との距離は、前記第2歯合部と前記固定爪との間の距離より小さく、前記第1歯形部と前記固定爪との間の距離は、前記歯合部の外径より小さく、前記ラチェット具の枢転軸の軸方向に沿う両端には、径方向に沿う制限リングを延設されており、前記制限リング最大の外径は、前記歯合部の外径より大きく、前記制限リングの外周部にラチェット運動部が設けられ、前記ラチェット運動部により使用者が前記ラチェット具を回す、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の開放式ラチェットレンチ。
  6. 前記作業端は、第1開放空間と第2開放空間とをさらに含み、前記第1可動爪の前記第1枢転端が前記第1開放空間に収容され、前記第2可動爪の前記第2枢転端が前記第2開放空間に収容され、前記第1可動爪を収容した後に前記第1開放空間に第1隙間が残り、前記第2可動爪を収納した後に前記第1開放空間に第1隙間が残り、前記本体の枢転軸に沿う前記固定爪の両側には、径方向に沿う第1制限部が設けられ、前記第1制限部は、細長い突起ブロック状に形成され、前記ラチェット具の前記歯合部の両側にはそれぞれ、第2制限部が設けられ、前記第2制限部は、リング溝状に形成され、前記第2制限部は、前記第1制限部に当接され、前記第2歯合部の前段の2つの歯形と前記第1歯合部の後段の2つの歯形とは、前記ラチェット具の前記歯合部の同じな2つの歯形に噛み合い、前記第1開放空間の壁面に第1収容穴が形成され、前記第1収容穴の内部には、ばねと制動具とが順に収容され、前記制動具は、前記第1収容穴に収納されている前記ばねの弾力により、前記第1可動爪に当接され、且つ前記第1収容穴内の前記制動具が前記第1可動爪を前記第1位置に移動させ、前記第2開放空間の壁面に第2収容穴を形成され、前記第2収容穴の内部には、前記ばねと前記制動具とが順に収容され、前記制動具は前記第2収容穴に収納されている前記ばねの弾力により、前記第2可動爪に当接され、且つ前記第2収容穴内の前記制動具が前記第2可動爪を前記第1位置に移動させ、前記第1可動爪の前記第1収容穴に接近する箇所には、第1制動部が形成され、前記第1収容穴の前記制動具は、前記第1制動部に当接され、前記第2可動爪の前記第2収容穴に接近する箇所には前記第2制動部が形成され、前記第2収容穴内の前記制動具は、前記第2制動部に当接されているので、前記第1可動爪と前記第2可動爪が前記第1位置に位置しているとき、前記第2位置に移動しにくい、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の開放式ラチェットレンチ。
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