JP3186667U - トルクリミッタ - Google Patents

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利春 藤見
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冨士電機精機株式会社
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Abstract

【課題】構造を簡素化して耐久性を向上させるトルクリミッタを提供する。
【解決手段】トルクリミッタは、スリーブ11の内周に円環状フランジ12を設けた第1の回転部材10と、前記フランジ12内に回転可能に挿入された円柱状ステム22を設けたボス部21を有する第2の回転部材20と、クラッチ機構30から成る。このクラッチ機構30は、前記スリーブ11のフランジ12を第1のリング31と第2のリング32で挟持した構造であって、第1のリング31はコイルばね33によってフランジ12の一面に圧接され、第2のリング32はボルト34によってフランジ12の他面に圧接される。
【選択図】図1

Description

この考案は、駆動部材と従動部材間の回転トルクを調整するトルクリミッタ、特に簡単な構造でコンパクトに形成できるトルクリミッタに関する。
回転トルクを一定に調整して伝達するトルクリミッタは、一般に、一方の回転部材(駆動軸または従動軸)にフランジを設け、他方の回転部材(従動軸または駆動軸)には、それと共に回転するように一対の摩擦板を取り付け、この摩擦板によって前記フランジを挟持し、フランジと摩擦板との摩擦力によって回転トルクを伝達するようにしている。そして、摩擦板によってフランジを挟持する際、通常、コイルばねを用いて摩擦板を押圧し、コイルばねの伸縮によって回転トルクの伝達を調整し、従動軸に過大な負荷がかかった場合は、摩擦板とフランジに滑りが生じ、トルクの伝達が遮断されるようになっている。
このような仕組みにおいて、前記摩擦板として樹脂組成物が普通に用いられる。しかしながら、摩擦板を回転軸に対して軸方向にスライド可能かつ周方向に回転不能(回転軸と共に回転するように)に取り付けるためには、キーとキー溝との係合機構を用いるのが一般的である(特許文献1,2参照)。しかしながら、このような取り付け機構を採用する場合、樹脂組成物自体にキーやキー溝を設けることは、機械的強度上不都合であることは言うまでもない。そこで上記特許文献に開示されているように、樹脂組成物に金属製バッキングプレート(ワッシャ)を当接させるか貼り付けて、このバッキングプレートにキーを設けている。さらにこのバッキングプレートは、変形し易い樹脂組成物全面を支持して、コイルばねの押圧力を均等に伝達する役割も果している。
このように、トルクリミッタにおいては、摩擦板として樹脂組成物と共にバッキングプレートを用いるのは技術常識とされてきたが、樹脂組成物の減耗や偏摩耗の問題があり、また摩擦板の構造が複雑になる問題がある。
実開平4−52621号公報 特開平10−148219号公報
そこで、この考案の課題は、トルクリミッタの摩擦板の樹脂組成物を省略して構造を簡素化し全体をコンパクトに形成することである。
上記の課題を解決するために、この考案においては、円筒状スリーブとその内周から突出して設けられた円環状フランジを有する第1の回転部材と、ボス部から延びる円柱状ステムを有し、このステムが前記円環状フランジ内周とほぼ同径であって前記スリーブ内に回転可能に挿入された第2の回転部材と、前記スリーブ内周とステム外周との間隙内で前記フランジを挟持し、前記ステムの軸方向にスライド可能で周方向には回転できないように取り付けられた第1及び第2の同径リングと、前記第1のリングを前記フランジの一面に圧接させるように前記間隙内で第1のリングとボス部の間に取り付けられた弾性手段と、前記第2のリングを前記ステムに対して軸方向に前進後退可能かつ前記フランジの他面に圧接させるように前記ステムの端面にねじ込まれたボルトによってトルクリミッタを構成したのである。
前記第1の回転部材をブロンズによって形成し、第1及び第2のリングを鉄系金属材料によって形成するのが好ましい。また、前記第1と第2のリングと前記フランジとの対向面のいずれか一方または両方を粗面化しておくことができる。
この考案によれば、以上のように、第1の回転部材のフランジを第1のリングと第2のリングによってのみ挟持したので、従来の樹脂組成物を省略することができ、構造の簡素化をはかり、耐久性を向上することができる。
この考案のトルクリミッタを示す縦断面図である。 第1及び第2のリングを示す正面図である。 他の実施形態のトルクリミッタを示す縦断面図である。
以下、この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1に示すように、第1の回転部材10は、中空円筒状スリーブ11の内周全周に円環状フランジ12を形成したものであり、第2の回転部材20は、ボス部21から突出するように延びる円柱状ステム22より成り、このステム22は、前記フランジ12の内径とほぼ同径に形成され、スリーブ11内に挿入されてスリーブ11の内面との間に所定の間隙13、14が形成され、第1の回動部材10に対して第2の回動部材20は回転可能に取り付けられる。
前記スリーブ11とステム22との間に形成された間隙13、14内にクラッチ機構30が設けられる。このクラッチ機構30は、スリーブ11の内面に設けたフランジ12を挟持するよう取り付けられた第1のリング31と第2のリング32、第1のリング31を前記フランジ12の一面(内面)に圧接させるコイルばね(または皿ばね)33、第2のリング32を前記フランジ12の他面(外面)に圧接させるボルト34より成る。
前記第1のリング31及び32は同径であって、それぞれの内周には、図2に示すように、キー31a、32aが形成されている。これらのキー31a、32aは、前記ステム22の外周に形成されたキー溝23に嵌り込み、リング31、32はステム22に対して、軸方向にスライド可能であるが周方向には回転できないように、即ち第2の回転部材20と共に回転するように取り付けられている。
前記コイルばね33の一端は、ボス部21とステム22との間に形成された段部25の内面に当接し、他端は第1のリング31に当接して圧縮された状態で取り付けられている。一方、第2のリング32は、その外面に当接するワッシャ部材35を介して、ボルト34によりフランジ12の方向に進退可能になっている。このボルト34は前記ステム22に形成されたねじ穴24にねじ込まれている。従って、ボルト34をねじ込む方向に回動させると、ワッシャ部材35を介して第2のリング32が内側方向(図の右方)に推進し、フランジ12も同時に内側方向に推進するため、第1のリング31を介してフランジ12に当接しているコイルばね33が圧縮される。このため、第1のリング31のフランジ12に対する押圧力が増大する。同様に第2のリング32のフランジ12に対する押圧力も増大する。逆に、ボルト34を緩める方向に回動させると、第1のリング31と第2のリング32のフランジ12に対する押圧力が減少する。これによって、第1の回転部材10から第2の回転部材20に伝達される最大トルクを調整することができる。なお、前記ワッシャ部材35はリング32と一体に形成することができる。即ちワッシャ部材を省略することができる。
ここで、前記第1の回転部材10はブロンズ(例えば、アームスブロンズ、スーパーブロンズ等の軸受材)によって形成し、第1及び第2のリング31、32は鉄系金属材料(例えばS45C、SS41等)によって形成する、このとき、フランジ12とリング31、32の対向面を粗面化しておくことができる。先に説明したように、このような構成によって、トルクリミッタの構造を簡素化することができ、耐久性も向上させることができる。
いま、図1に示すように、第1の回転部材10にハンドルホイールWを取り付け、第2の回転部材20に設けた取付け穴26に機械装置の入力軸Sを固定して、トルクリミッタのトルクをボルト34によって調整した後、把手HによってホイールWを回動させると、第1の回転部材10のフランジ12からそれに押し付けられている第1と第2のリング31、32に回転力が伝達される。第1と第2のリング31、32は、キー31a、32aによって第2の回転部材20のステム22に周方向に固定されているため、結局回転力はステム22によって第2の回転部材20に伝達され、入力軸Sを回転させることになる。そして入力軸Sの負荷が過大になると、リング31、32とフランジ12との間に滑りが生じ、ハンドルホイールWが空転することになる。この場合、第1の回転部材10を手動で回転させたが、勿論、電動モータや液圧モータ等の駆動装置を用いることができる。さらに、第1と第2の回転部材10、20がモータ等の駆動装置の出力軸及び機械装置の入力軸とそれぞれ一体(ソリッド)になっていてもよい。上述の場合、第1の回転軸を駆動軸とし、第2の回転軸を従動軸としたが、逆に第2の回転軸を駆動軸、第1の回転軸を従動軸とすることもできる。
図3に、この考案の他の実施形態を示す。図示のように、軸方向の長さを図1のトルクリミッタよりも小さくして、ねじ穴24と入力軸の取付け穴26を連通させ、全体をコンパクトに形成したものである。その他の構造は図1と変るところはない。
10 第1の回転部材
11 スリーブ
12 フランジ
20 第2の回転部材
21 ボス部
22 ステム
23 キー溝
24 ねじ穴
25 段部
26 取付け穴
30 クラッチ機構
31 第1のリング
32 第2のリング
31a、32a キー
33 コイルばね
34 ボルト
35 ワッシャ部材
H 把手
S 入力軸
W ハンドルホイール

Claims (1)

  1. 円筒状スリーブとその内周から突出して設けられた円環状フランジを有する第1の回転部材と、
    ボス部から延びる円柱状ステムを有し、このステムが前記円環状フランジ内周とほぼ同径であって前記スリーブ内に回転可能に挿入された第2の回転部材と、
    前記スリーブ内周とステム外周との間隙内で前記フランジを挟持し、前記ステムの軸方向にスライド可能で周方向には回転できないように取り付けられた第1及び第2の同径リングと、
    前記第1のリングを前記フランジの一面に圧接させるように前記間隙内で第1のリングとボス部の間に取り付けられた弾性手段と、
    前記第2のリングを前記ステムに対して軸方向に前進後退可能かつ前記フランジの他面に圧接させるように前記ステムの端面にねじ込まれたボルトとより成り、
    前記第1の回転部材がブロンズによって形成され、第1及び第2のリングが鉄系金属材料によって形成されたことを特徴とするトルクリミッタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104455061A (zh) * 2014-12-05 2015-03-25 国家电网公司 限力矩联轴器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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