JP3186414U - タッチパッド入力装置 - Google Patents

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秀人 松房
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Abstract

【課題】タッチパッド入力装置とケースとに高さ寸法のバラツキがあっても、タッチパッドのガタツキを防止できるタッチパッド入力装置を提供する。
【解決手段】上下方向に移動可能にケース70に取り付けられる板状部材と、板状部材に形成された操作面11と、操作体の位置を検出する検出手段と、板状部材の下側に配設されたプッシュスイッチ30と、プッシュスイッチ30を駆動するスイッチ受け部42と、を備えたタッチパッド入力装置1であって、ケース70からプッシュスイッチ30の下側に向かって延出する第1延出部40と、板状部材からスイッチ受け部42の下側に向かって延出する第2延出部50と、第1延出部40と第2延出部50との間に配置された弾性部材60と、を備え、第1延出部40にスイッチ受け部42が形成され、第1延出部40又は第2延出部50に弾性部材60が固着されている。
【選択図】図6

Description

本考案は、操作面に接触する操作体の位置の検出が可能なタッチパッドと、タッチパッドの下側に配設されたスイッチ素子と、を備えたタッチパッド入力装置に関する。
近年、操作面に接触する操作体の位置の検出を可能なタッチパッドと、タッチパッドの下側に配設されたスイッチ素子と、を備え、タッチパッドを下方に押圧することによって入力操作を行うことができるタッチパッド入力装置が実用化されている。タッチパッド入力装置は、ノートパソコン等の電子機器の本体ケース(以下、ケースと略称)の所定の位置(パームレスト等)に取り付けられ、画面のカーソル移動等に利用される。このようなタッチパッド入力装置としては、特許文献1に示すような入力装置等が提案されている。図8は、特許文献1に係る入力装置110(タッチパッド入力装置)の側面構造を示す模式図である。
図8に示すように、入力装置110は、支持板113と、支持板113の上側に支持された補強板112と、補強板112の上に固定されたタッチパッド111と、支持板113の上に設けられたスイッチ受け部123と、スイッチ受け部123とタッチパッド111との間に支持されたスイッチ素子119と、を備えている。支持板113には、支持板113をノートパソコン等の電子機器の筐体142(ケース)に固定するための固定部134が設けられている。固定部134は、ネジ止め等の方法によって筐体142に固定されている。
タッチパッド111としては、例えば静電容量式のタッチパッドが使用される。そして、タッチパッド111の上面が操作面111aとなっている。補強板112は、ヒンジ部140を支点として回動可能であり、タッチパッド111の操作面111aを下方に押圧すると、補強板112がタッチパッド111と共に下方に回動する。そして、タッチパッド111の回動に対応して、スイッチ素子119が下方に移動し、スイッチ受け部123がスイッチ素子119の下端部を押圧してスイッチ素子119を駆動する。入力装置110では、このようにして、タッチパッド111を下方に押圧することによって入力操作を行うことができる。
特開2013−008123
ところで、このようなタッチパッド入力装置では、タッチパッド入力装置をケースに取り付けた時に、タッチパッドが上方に移動し過ぎないように、タッチパッドの上方への移動を制限する規制手段が設ける必要があった。規制手段としては、タッチパッドの上面の一部をケースの天井面の下側に配置し、ケースの天井面とスイッチ受け部とでタッチパッドを挟み込むことによって、タッチパッドの上方への移動を制限する方法が一般的である。
一方、タッチパッド入力装置とケースとは、それぞれ高さ寸法のバラツキを有していた。タッチパッド入力装置は、通常、ケースとは別の工程で製造された後に、ケースに取り付けられるので、タッチパッド入力装置の高さ寸法のバラツキとケースの高さ寸法のバラツキとを一体的に管理することは難しかった。
そのため、タッチパッドの上面の一部をケースの天井面の下側に配置し、ケースの天井面とスイッチ受け部とでタッチパッドを挟み込む場合、タッチパッド入力装置とケースとの高さ寸法のバラツキを考慮して、ケースの天井面からスイッチ受け部までの高さ寸法を、タッチパッドの上面からスイッチ素子の下端部までの高さ寸法よりも大きめに設定し、スイッチ素子とスイッチ受け部との間、又は、タッチパッドの上面とケースの天井面との間にクリアランスを設ける必要があった。
しかしながら、スイッチ素子とスイッチ受け部との間、又は、タッチパッドの上面とケースの天井面との間にクリアランスを設けた場合、タッチパッド入力装置をケースに取り付けた時に、タッチパッドにガタツキが生じるという課題があった。
本考案は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、タッチパッド入力装置とケースとに高さ寸法のバラツキがあっても、タッチパッドのガタツキを防止できるタッチパッド入力装置を提供することにある。
この課題を解決するために、請求項1に記載のタッチパッド入力装置は、上下方向に移動可能にケースに取り付けられる板状部材と、前記板状部材の上側に形成された操作面と、前記操作面に接触する操作体の位置を検出する検出手段と、前記板状部材の下側に配設されたプッシュスイッチと、前記プッシュスイッチの下側に配設され、前記板状部材の下側への移動に伴い前記プッシュスイッチを駆動するスイッチ受け部と、を備えたタッチパッド入力装置であって、前記ケースから前記プッシュスイッチの下側に向かって延出する第1延出部と、前記板状部材から前記スイッチ受け部の下側に向かって延出する第2延出部と、前記第1延出部と前記第2延出部との間に配置された弾性部材と、を備え、前記第1延出部に前記スイッチ受け部が形成され、前記第1延出部又は前記第2延出部に前記弾性部材が固着されていることを特徴とする。
この構成のタッチパッド入力装置では、板状部材(タッチパッド)の下側に配設されたプッシュスイッチ(スイッチ素子)と、第1延出部と第2延出部との間に配置された弾性部材と、で第1延出部を挟み込むことができる。そして、プッシュスイッチと弾性部材とで第1延出部を挟み込むことによって、板状部材の上下方向への移動を制限することができる。そのため、タッチパッド入力装置とケースとの高さ寸法のバラツキを考慮して、プッシュスイッチとスイッチ受け部との間、又は、板状部材の上面とケースの天井面との間にクリアランスを設けた場合でも、板状部材の上下方向への移動を制限し、板状部材のガタツキを防止することができる。その結果、タッチパッド入力装置とケースとに高さ寸法のバラツキがあっても、板状部材のガタツキを防止することができる。
尚、例えば、プッシュスイッチとスイッチ受け部との間にクリアランスを設けて、プッシュスイッチとスイッチ受け部との間に弾性部材を配置する方法によっても、板状部材のガタツキを防止することができる。しかしながら、このような方法では、操作時に、スイッチ受け部によってプッシュスイッチが押圧されるだけではなく、プッシュスイッチとスイッチ受け部との間に配置された弾性部材も押圧されてしまう。そのため、弾性部材の反発力とプッシュスイッチの反発力との影響で、2段クリックのような操作感触となり、操作時の操作感触を悪化させてしまう。
一方、本考案のタッチパッド入力装置では、操作時に、支持板の回動に合わせて、第2延出部が第1延出部から離れる方向に移動する。そのため、第1延出部と第2延出部との間に配置された弾性部材が押圧されることは無い。その結果、2段クリックのような操作感触は生じないので、操作感触の悪化を防止することができる。
また、例えば、板状部材の上面とケースの天井面との間にクリアランスを設けて、板状部材の上面とケースの天井面との間に弾性部材を配置する方法によっても、タッチパッド10のガタツキを防止することができる。しかしながら、このような方法では、板状部材の上面とケースの天井面との間に弾性部材が配置されているので、弾性部材の厚さの分だけ、板状部材の上面とケースの上面との間の段差が大きくなり、見栄えが悪くなってしまう。
一方、本考案のタッチパッド入力装置では、プッシュスイッチと弾性部材とで第1延出部を挟み込むことによって、板状部材のガタツキを防止しているので、板状部材の上面とケースの天井面との間に弾性部材を配置しなくても良い。そのため、板状部材の上面とケースの上面との段差を小さくすることができる。
また、請求項2記載のタッチパッド入力装置では、前記板状部材は金属製の支持板を含み、前記第2延出部は前記支持板を下側に折り曲げて形成されたていることを特徴とする。
これによれば、部品点数を増やすことなく第2延設部を形成することができる。
本考案によれば、タッチパッド入力装置とケースとに高さ寸法のバラツキがあっても、タッチパッドのガタツキを防止できるタッチパッド入力装置を提供することができる。
本考案の実施形態に係るタッチパッド入力装置1を示す斜視図である。 図1に示すタッチパッド入力装置1の構成を示す分解斜視図である。 図1に示すタッチパッド入力装置1の使用例を示す説明図である。 図1に示すタッチパッド入力装置1の上面図である。 図1に示すタッチパッド入力装置1を正面から見た模式図である。 図1に示すタッチパッド入力装置1を側面から見た模式図である。 図1に示すタッチパッド入力装置1の動作を示す模式図である。 特許文献1に係る入力装置110の側面構造を示す模式図である。
以下、本考案の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、各図において、X1方向を左方向、X2方向を右方向、Y1方向を前方、Y2方向を後方、Z1方向を上方、Z2方向を下方として、説明を進める。
まず、本考案の実施形態に係るタッチパッド入力装置1の構成について図1ないし図6を用いて説明する。図1は、本考案の実施形態に係るタッチパッド入力装置1を示す斜視図である。図2は、図1に示すタッチパッド入力装置1の構成を示す分解斜視図である。図3は、図1に示すタッチパッド入力装置1の使用例を示す説明図である。図4は、図1に示すタッチパッド入力装置1の上面図である。図5は、図1に示すタッチパッド入力装置1を正面から見た模式図である。図6は、図1に示すタッチパッド入力装置1を側面から見た模式図である。尚、図6は、図4の断面A1−A1を示す模式図であり、タッチパッド入力装置1がケース70に取り付けられた状態を示す模式図となっている。
タッチパッド入力装置1は、図1又は図2に示すように、タッチパッド10と支持板20とプッシュスイッチ30と第1延出部40と第2延出部50と弾性部材60とを備えている。タッチパッド10の上部には、操作面11が形成されている。なお、本発明の板状部材は、タッチパッド10と支持板20とで構成される。
タッチパッド入力装置1は、図示しないユーザの指先等の操作体(以下、操作体と略称)が操作面11に接触すると、その接触位置を検出できるようになっている。また、タッチパッド10は下方に押圧可能になっており、タッチパッド10が下方に押圧されると、その動作を入力操作として検出できるようになっている。以下、タッチパッド10を下方に押圧する操作を押圧操作と略称する。
タッチパッド入力装置1は、図3に示すように、ノートパソコン等の電子機器の本体ケース70(以下、ケース70と略称)の所定の位置(パームレスト等)に、タッチパッド10の操作面11が露出するように取り付けて使用される。そして、タッチパッド入力装置1は、ノートパソコン等の電子機器の、画面のカーソル移動等に利用される。
以下、タッチパッド入力装置1の構成については、タッチパッド入力装置1がケース70に取り付けられた状態を前提として説明を進める。また、タッチパッド10が下方に押圧された状態を操作時とし、タッチパッド10が下方に押圧されていない状態を非操作時とする。そして、操作時の説明以外では、非操作時の状態を前提として説明を進める。
タッチパッド10は、静電容量の変化に基づき指先等の操作体の近接位置を検出可能な検出手段である。タッチパッド10は、図2に示すように、操作板12と検出基板13とを有している。操作板12は、合成樹脂でできた略直方体の板であり、上面12aと下面12bとを有している。操作板12の上面12aが操作面11となっている。検出基板13は、合成樹脂でできた略直方体の基板であり、上面13aと下面13bとを有している。検出基板13の上面13aには、図示しない検出用電極が形成されている。検出用電極は、静電容量を検出するための電極である。検出基板13の下面13bには、図示しないIC等の電子部品が実装され、位置検出回路を形成している。位置検出回路は、操作面11に接触する操作体の位置を検出するための回路である。
本実施形態では、検出基板13の上面13aに操作板12の下面12bが貼り付けられて、タッチパッド10を構成している。そして、操作板12の上面12aが、タッチパッド10の上面10aとなっている。また、検出基板13の下面13bが、タッチパッド10の下面10bとなっている。また、検出基板13の上面13aに形成された検出用電極と、検出基板13の下面13bに形成された位置検出回路とが、操作面11に接触する操作体の位置を検出するための検出手段となっている。そして、タッチパッド10は、操作面11に操作体が接触した時に、静電容量の変化から操作体の位置を検出している。静電容量式のタッチパッドにおける、接触位置の検出原理は公知なので、詳細な説明は省略する。
支持板20は、金属板でできた部材である。支持板20は、図2に示すように、支持板20の後部に形成された2つの固定部21と、回動の支点となるヒンジ部22と支持面23と、支持板20の上部に形成された支持面23と、支持板20の中央部に形成された貫通孔24とを有している。
固定部21は、図6に示すように、ねじ止め等の方法でケース70の天井面70bに固定されている。また、支持板20は、ヒンジ部22を支点として上下方向に回動可能となっている。支持面23には、タッチパッド10が貼り付けられている。そして、支持板20が上下方向に回動する場合、支持板20の回動に合わせて、支持板20に貼り付けられたタッチパッド10も上下方向に回動する。支持板20は、このようにして、ケース70に取り付けられると共に、タッチパッド10を上下方向に回動可能に支持している。
尚、支持板20の回動構造は公知なので、詳細な説明を省略する。また、図示しないが、タッチパッド10の下面10bに実装された電子部品は、貫通孔24が形成する空間に収容されている。
プッシュスイッチ30は、図5又は図6に示すように、タッチパッド10の下面10bの前部に配設されている。プッシュスイッチ30の下端部31は、上方に押圧可能となっている。そして、プッシュスイッチ30の下端部31が上方に押圧されると、プッシュスイッチ30の接続が切り替わるようになっている。以下、プッシュスイッチ30の下端部31を上方に押圧することを、プッシュスイッチ30を押圧すると略称し、プッシュスイッチ30を押圧して接続を切り替えることを、プッシュスイッチ30を駆動すると略称する。
尚、プッシュスイッチ30は、図示しない配線等を介して押圧操作を検出するための押圧操作検出回路に接続されている。また、プッシュスイッチ30の下端部31は、上方への押圧に対する反発力を有している。そのため、プッシュスイッチ30を押圧する力が弱い場合には、プッシュスイッチ30の下端部31が押し戻され、プッシュスイッチ30は駆動されない。また、プッシュスイッチ30が駆動された後に、プッシュスイッチ30の下端部31への押圧が解除されると、その反発力によって、プッシュスイッチ30の下端部31が押し戻され、押圧前の状態に戻る。
第1延出部40は、略直方体の金属板である。図2又は図6に示すように、第1延出部40の一端側は、第1延出部40をケース70に取り付けるための固定部41となっている。固定部41は、ねじ止め等の方法でケース70に固定されている。第1延出部40の他端側は、プッシュスイッチ30の下側に向かって延出している。そして、第1延出部40の他端側は、プッシュスイッチ30を駆動するためのスイッチ受け部42となっている。スイッチ受け部42は、プッシュスイッチ30の下側に位置している。そして、プッシュスイッチ30の下端部31は、スイッチ受け部42の上部と接触している。
第2延出部50は、弾性部材60を保持するための部材である。図2又は図5に示すように、第2延出部50は、支持板20と一体で形成されている。第2延出部50は、タッチパッド10の前部の左端部側からスイッチ受け部42の下側(右下方向)に向かって延出する左延出部51と、タッチパッド10の前部の右端部側からスイッチ受け部42の下側(左下方向)に向かって延出する右延出部52と、スイッチ受け部42の下側に広がる中央部53と、で構成されている。第2延出部50は、金属製の支持板20をプレス成型等により下側に折り曲げて形成されている。支持板20と一体形成されており、部品点数の増加が抑えられている。
弾性部材60は、ゴム等の材料でできた略直方体の部材である。図5又は図6に示すように、弾性部材60は、第1延出部40と第2延出部50との間に配置されている。弾性部材60の上部は、第1延出部40のスイッチ受け部42の下部と接触している。また、弾性部材60の下部は、第2延出部50の中央部53の上に固着されている。
弾性部材60は、上下方向に弾性変形可能である。そして、弾性部材60が第1延出部40によって上方から押圧されると、弾性部材60は下方に弾性変形する。そのため、第1延出部40をケース70に取り付ける際に、取り付け位置の高さがずれても、弾性部材60の弾性変形によって、取り付け位置の高さのずれを吸収することができる。
また、弾性部材60は、押圧に対する反発力を有している。そのため、弾性部材60が第2延出部50によって下方から押圧されると、その反発力によって、第2延出部50を下方に押し戻そうとする。このような反発力を利用して、タッチパッド10の上方への回動を制限することができる。
本実施形態のタッチパッド入力装置1は、このような構成となっている。そして、タッチパッド10の下側に配設されたプッシュスイッチ30と、第1延出部40と第2延出部50との間に配置された弾性部材60と、で第1延出部40を挟み込んでいる。そのため、タッチパッド10が上方に回動しようとしても、弾性部材60の反発力で第2延出部50が押し戻され、タッチパッド10の上方への回動が制限される。また、タッチパッド10が下方に押圧されても、押圧の力が弱い場合には、プッシュスイッチ30の反発力でプッシュスイッチ30の下端部31が押し戻され、タッチパッド10の下方への回動が制限される。タッチパッド入力装置1では、このようにして、プッシュスイッチ30と弾性部材60とで第1延出部40を挟み込むことによって、タッチパッド10の上下方向への移動を制限することができる。
次に、タッチパッド入力装置1の動作について、図7を用いて説明する。図7は、図1に示すタッチパッド入力装置1を示す模式図である。図7(a)は、非操作時の状態を示し、図7(b)は、操作時の状態を示している。
非操作時には、図7(a)に示すように、プッシュスイッチ30の下端部31は、スイッチ受け部42の上部と接触している。また、弾性部材60の上部は、スイッチ受け部42の下部と接触している。そして、プッシュスイッチ30と弾性部材60とでスイッチ受け部42を挟み込むことによって、タッチパッド10の上下方向への移動を制限し、タッチパッド10のガタツキを防止している。
操作時には、図7(b)に示すように、タッチパッド10を下方に押圧する押圧操作に伴い、支持板20がタッチパッド10と共に下方に回動する。そして、タッチパッド10の回動に合わせて、プッシュスイッチ30が下方に移動する。そして、プッシュスイッチ30の下方への移動に伴い、スイッチ受け部42がプッシュスイッチ30の下端部31を上方に押圧する。その結果、スイッチ受け部42がプッシュスイッチ30を駆動する。
尚、タッチパッド10への押圧操作が解除されると、プッシュスイッチ30の反発力によって、プッシュスイッチ30の下端部31が押し戻され、非操作時の状態に戻る。
次に、本実施形態の効果について説明する。前述したように、タッチパッド10の上面10aの一部をケース70の天井面70bの下側に配置し、ケース70の天井面70bとスイッチ受け部42とでタッチパッド10を挟み込む場合、タッチパッド入力装置1とケース70との高さ寸法のバラツキを考慮して、プッシュスイッチ30とスイッチ受け部42との間、又は、タッチパッド10の上面10aとケース70の天井面70bとの間にクリアランスを設ける必要があった。そして、このような場合、何らかの対策を講じなければ、タッチパッド入力装置1をケース70に取り付けた時に、タッチパッド10にガタツキが生じていた。
しかしながら、本実施形態のタッチパッド入力装置1では、タッチパッド10の下側に配設されたプッシュスイッチ30と、第1延出部40と第2延出部50との間に配置された弾性部材60と、で第1延出部40を挟み込んでいる。そのため、タッチパッド10が上方に回動しようとしても、弾性部材60の反発力で第2延出部50が押し戻され、タッチパッド10の上方への回動が制限される。また、タッチパッド10が下方に押圧されても、押圧の力が弱い場合には、プッシュスイッチ30の反発力でプッシュスイッチ30の下端部31が押し戻され、タッチパッド10の下方への回動が制限される。
このようにして、本実施形態のタッチパッド入力装置1では、プッシュスイッチ30と弾性部材60とで第1延出部40を挟み込むことによって、タッチパッド10の上下方向への移動を制限することができる。そのため、タッチパッド入力装置1とケース70との高さ寸法のバラツキを考慮して、プッシュスイッチ30とスイッチ受け部42との間、又は、タッチパッド10の上面10aとケース70の天井面70bとの間にクリアランスを設けた場合でも、タッチパッド10の上下方向への移動を制限し、タッチパッド10のガタツキを防止することができる。その結果、タッチパッド入力装置1とケース70とに高さ寸法のバラツキがあっても、タッチパッド10のガタツキを防止することができる。
尚、タッチパッド10のガタツキを防止することは、本実施形態以外の方法でも実現することができる。タッチパッド10のガタツキを防止する方法としては、例えば、タッチパッド10の上面10aの一部をケース70の天井面70bの下側に配置して、ケース70の天井面70bとスイッチ受け部42とでタッチパッド10を挟み込み、そして、プッシュスイッチ30とスイッチ受け部42との間にクリアランスを設けて、プッシュスイッチ30とスイッチ受け部42との間に弾性部材60を配置する方法が考えられる。このような方法によっても、タッチパッド10のガタツキを防止することができる。
しかしながら、このような方法では、操作時に、ユーザがタッチパッド10を下方に押圧すると、スイッチ受け部42によってプッシュスイッチ30が押圧されるだけではなく、プッシュスイッチ30とスイッチ受け部42との間に配置された弾性部材60も押圧されてしまう。そのため、弾性部材60の反発力とプッシュスイッチ30の反発力との影響で、2段クリックのような操作感触となり、操作時の操作感触を悪化させてしまう。
一方、本実施形態のタッチパッド入力装置1では、操作時に、ユーザがタッチパッド10を下方に押圧すると、支持板20の回動に合わせて、第2延出部50が第1延出部40から離れる方向(下方)に移動する。そのため、第1延出部40と第2延出部50との間に配置された弾性部材60が押圧されることは無い。その結果、2段クリックのような操作感触は生じないので、操作感触の悪化を防止することができる。
また、タッチパッド10のガタツキを防止する方法としては、例えば、タッチパッド10の上面10aの一部をケース70の天井面70bの下側に配置して、ケース70の天井面70bとスイッチ受け部42とでタッチパッド10を挟み込み、そして、タッチパッド10の上面10aとケース70の天井面70bとの間にクリアランスを設けて、タッチパッド10の上面10aとケース70の天井面70bとの間に弾性部材60を配置する方法も考えられる。このような方法によっても、タッチパッド10のガタツキを防止することができる。
しかも、このような方法では、操作時に、ユーザがタッチパッド10を下方に押圧すると、タッチパッド10の上面10aがケース70の天井面70bから離れる方向(下方)に移動するので、タッチパッド10の上面10aとケース70の天井面70bとの間に配置された弾性部材60が押圧されることは無い。そのため、2段クリックのような操作感触は生じない。
しかしながら、このような方法では、タッチパッド10の上面10aとケース70の天井面70bとの間に弾性部材60が配置されているので、弾性部材60の厚さの分だけ、タッチパッド10の上面10aとケース70の上面70aとの間の段差が大きくなり、見栄えが悪くなってしまう。
一方、本実施形態のタッチパッド入力装置1では、プッシュスイッチ30と弾性部材60とで第1延出部40を挟み込むことによって、タッチパッド10のガタツキを防止しているので、タッチパッド10の上面10aとケース70の天井面70bとの間に弾性部材60を配置しなくても良い。そのため、前述した方法と比較して、タッチパッド10の上面10aとケース70の上面70aとの段差を小さくすることができる。
しかも、本実施形態のタッチパッド入力装置1では、プッシュスイッチ30と弾性部材60とで第1延出部40を挟み込むことによって、タッチパッド10の上方への移動を制限することができるので、タッチパッド10の上面10aの一部をケース70の天井面70bの下側に配置しなくても構わない。そのため、タッチパッド10の上面10aとケース70の上面70aとを同じ高さに設定し、タッチパッド10の上面10aとケース70の上面70aとの段差を無くすことも可能である。
以上、本考案の実施形態について説明してきたが、本考案は上記の実施形態に限定されず、本考案の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することができる。
例えば、本考案の実施形態において、タッチパッド10の操作板12が無くても構わない。その場合、検出基板13の上面13aが操作面11となっていても構わない。また、検出基板13の上面13aに薄い絶縁シートが貼り付けられ、絶縁シートの表面が操作面11となっていても構わない。また、検出基板13は積層基板であり、積層基板の上面に操作面11が形成され、積層基板の内層に検出用電極が形成されていても構わない。
また、本考案の実施形態において、タッチパッド10は、静電容量式以外の方式のタッチパッドであっても構わない。例えば、操作面11には抵抗膜が形成され、操作面11を接触することによって変化する抵抗値から、操作体の接触位置を検出しても構わない。
また、本考案の実施形態において、タッチパッド10が十分な剛性を有しており、また、タッチパッド10を上下方向に移動させる手段をタッチパッド10自身が有している場合、支持板20は無くても構わない。
また、本考案の実施形態において、タッチパッド10は可撓性を有しており、上下方向に回動するのではなく、上下方向に撓んでも構わない。その場合、支持板20は無く、タッチパッド10の一部が、接着剤等によってケースに貼り付けられていても構わない。
また、本考案の実施形態において、タッチパッド入力装置1は、タッチパッド10を上下方向に往復移動させるための部材を備え、タッチパッド10は、上下方向に回動するのではなく、上下方向に往復移動しても構わない。
また、本考案の実施形態において、第1延出部40は、ねじ止め等の方法でケース70に固定されるのではなく、ケース70から直接延出していても構わない。
また、本考案の実施形態において、第2延出部50は、支持板20の左端部付近と支持板20の右端部付近とのうちの、一方のみからスイッチ受け部42の下側に向かって延設されていても構わない。また、第2延出部50は、支持板20の中央部付近からスイッチ受け部42の下側(斜め前方)に向かって延出していても構わない。
また、本考案の実施形態において、第2延出部50は、支持板20と一体で形成されなくても構わない。例えば、支持板20とは別に第2延出部50を形成し、接着剤等によって支持板20に固定しても構わない。また、タッチパッド入力装置1が支持板20を備えていない場合、第2延出部50を接着剤等によってタッチパッド10の下面10bに固定しても構わない。
また、本考案の実施形態において、弾性部材60は、略直方体の形状ではなく、円柱状の形状をしていても構わない。また、弾性部材60は、第2延出部50の上ではなく、スイッチ受け部42の下に固着されていても構わない。
1 タッチパッド入力装置
10 タッチパッド
10a 上面
10b 下面
11 操作面
12 操作板
12a 上面
12b 下面
13 検出基板
13a 上面
13b 下面
20 支持板
21 固定部
22 ヒンジ部
23 支持面
24 貫通孔
30 プッシュスイッチ
31 下端部
40 第1延出部
41 固定部
42 スイッチ受け部
50 第2延出部
51 左延出部
52 右延出部
53 中央部
60 弾性部材
70 ケース
70a 上面
70b 天井面

Claims (2)

  1. 上下方向に移動可能にケースに取り付けられる板状部材と、
    前記板状部材の上側に形成された操作面と、
    前記操作面に接触する操作体の位置を検出する検出手段と、
    前記板状部材の下側に配設されたプッシュスイッチと、
    前記プッシュスイッチの下側に配設され、前記板状部材の下側への移動に伴い前記プッシュスイッチを駆動するスイッチ受け部と、
    を備えたタッチパッド入力装置であって、
    前記ケースから前記プッシュスイッチの下側に向かって延出する第1延出部と、
    前記板状部材から前記スイッチ受け部の下側に向かって延出する第2延出部と、
    前記第1延出部と前記第2延出部との間に配置された弾性部材と、を備え、
    前記第1延出部に前記スイッチ受け部が形成され、
    前記第1延出部又は前記第2延出部に前記弾性部材が固着されていることを特徴とするタッチパッド入力装置。
  2. 前記板状部材は金属製の支持板を含み、前記第2延出部は前記支持板を下側に折り曲げて形成されたことを特徴とする請求項1記載のタッチパッド入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015079400A (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 Necパーソナルコンピュータ株式会社 タッチパッド構造及び電子機器
JP2015172822A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 富士通株式会社 入力装置

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