JP3186381U - 鋏 - Google Patents

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聡 木村
優 木村
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Abstract

【課題】両刃部の刃裏の形態を改良して、糊やテープなどの粘着性を有する被切断物を切断する際に、刃先部の刃裏面に対する被切断物の粘着物の付着を防止して、両刃部の開閉を円滑に行うことができる鋏を提供する。
【解決手段】互いに開閉可能に支持した一対の刀身1,2に設けた刃部6,7で相対向する刃裏には、互いにかみ合う刃縁9aを刃裏面9に有する刃縁突条部8と、背縁11aを刃裏面11に有する背縁突条部10と、その刃縁突条部8と背縁突条部10との間の溝部12とをそれぞれ基端部から先端部にわたり延設し、この刃部6,7の先端部における刃先部14で刃縁突条部8の刃裏面9と背縁突条部10の刃裏面11とを互いに分断して、刃縁突条部8の端部と背縁突条部10の端部との間で溝部12を開放する切欠部15を形成した。
【選択図】図1

Description

本考案は、一対の刀身を互いに開閉可能に支持した鋏において、その両刀身に設けた刃部で相対向する刃裏の形態の改良に関するものである。
従来、特許文献1に記載の鋏において、互いに開閉可能に支持した一対の刀身(鋏身)に設けた刃部(動刃、静刃)で相対向する刃裏には、互いにかみ合う刃縁を有する刃縁突条部と、背縁を有する背縁突条部と、その刃縁突条部と背縁突条部との間の溝部とをそれぞれ基端部から先端部にわたり延設し、この刃部の先端部で刃縁突条部と背縁突条部とを刃先部で互いに連続してつないで、この溝部の周囲を刃縁突条部と背縁突条部と刃先部とで囲っている。
特開2010−264229号公報
特許文献1に記載の鋏における両刃部では、刃縁突条部の刃裏面と背縁突条部の刃裏面とが刃先部の刃裏面で互いに連続して、刃先部で刃裏面の面積が広くなっているので、糊やテープなどの粘着性を有する被切断物を、両刃部の開閉に伴い両刃部の刃裏面を互いに摺接させて切断する際に、刃先部の刃裏面に被切断物の粘着物が付着し易くなって、両刃部の円滑な開閉を損なうおそれがあった。
本考案は、両刃部の刃裏の形態を改良して、糊やテープなどの粘着性を有する被切断物を切断する際に、刃先部の刃裏面に対する被切断物の粘着物の付着を防止して、両刃部の開閉を円滑に行うことができる鋏を提供することを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜4)の符号を援用して本考案を説明する。
請求項1の考案にかかる鋏において、一対の刀身(1,2)は互いに開閉可能に支持され、その両刀身(1,2)に設けた刃部(6,7)で相対向する刃裏には、互いにかみ合う刃縁(9a)を刃裏面(9)に有する刃縁突条部(8)と、背縁(11a)を刃裏面(11)に有する背縁突条部(10)と、その刃縁突条部(8)と背縁突条部(10)との間の溝部(12)とをそれぞれ基端部から先端部にわたり延設し、この刃部(6,7)の先端部における刃先部(14)で刃縁突条部(8)の刃裏面(9)と背縁突条部(10)の刃裏面(11)とを互いに分断して、刃縁突条部(8)の端部と背縁突条部(10)の端部との間で溝部(12)を開放する切欠部(15)を形成した。
請求項1の考案では、刃縁突条部(8)の刃裏面(9)と背縁突条部(10)の刃裏面(11)とを切欠部(15)で分断して、刃部(6,7)の刃先部(14)で刃裏面(9,11)の面積を狭くしているので、糊やテープなどの粘着性を有する被切断物を、両刃部(6,7)の開閉に伴い両刃部(6,7)の刃裏面(9,11)を互いに摺接させて切断する際、刃部(6,7)の刃先部(14)で刃裏面(9,11)に被切断物の粘着物が付着しにくくなる。
請求項1の考案を前提とする請求項2の考案において、前記刃縁突条部(8)は刃部(6,7)の基端部と先端部との間で刃裏面(9)及びその刃縁(9a)とともに連続して形成されている。請求項2の考案では、両刃部(6,7)において刃裏面(9)及びその刃縁(9a)のかみ合いを円滑に行うことができる。
請求項1または請求項2の考案を前提とする請求項3の考案において、前記両刀身(1,2)を互いに回動可能に支持した開閉支持部(3)より基端側で両刀身(1,2)に柄部(4,5)を設けるとともに、その開閉支持部(3)より先端側で両刀身(1,2)に刃部(6,7)を設けた。請求項3の考案では、両刀身(1,2)を開閉支持部(3)でX状に交差させて互いに回動可能に支持した洋鋏において、請求項1または請求項2の考案の効果を発揮させることができる。
本考案にかかる鋏においては、糊やテープなどの粘着性を有する被切断物を切断する際に、刃先部(14)の刃裏面(9,11)に対する被切断物の粘着物の付着を防止して、両刃部(6,7)の開閉を円滑に行うことができる。
(a)は鋏を閉じた状態を示す正面図であり、(b)は鋏を開いた状態を示す正面図である。 (a)は鋏を閉じた状態を示す背面図であり、(b)は鋏を開いた状態を示す背面図である。 図1(a)のA−A線拡大断面図である。 (a)は鋏の一方の刃部の先端部を示す部分斜視図であり、(b)は鋏の他方の刃部の先端部を示す部分斜視図である。
以下、本考案の一実施形態にかかる鋏について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示す洋鋏においては、一対の刀身1,2が開閉支持部3によりX状に交差されて互いに回動可能に支持され、その開閉支持部3により基端側で両刀身1,2に柄部4,5が設けられているとともに、その開閉支持部3より先端側で両刀身1,2に刃部6,7が設けられている。
両刀身1,2の刃部6,7において図3にも示すように相対向する刃裏には、互いにかみ合う刃縁9aを刃裏面9に有する刃縁突条部8と、背縁11aを刃裏面11に有する背縁突条部10と、その刃縁突条部8と背縁突条部10との間の溝部12とがそれぞれ基端部から先端部にわたり延設されている。刃縁突条部8は刃部6,7の基端部と先端部との間で刃裏面9及びその刃縁9aとともに連続して形成されている。背縁突条部10は刃部6,7の基端部と先端部との間で刃裏面11及びその背縁11aとともに連続して形成されている。刃縁9a及び背縁11aは、いずれも、両刃部6,7の開閉方向Yで溝部12から離れる向きへ膨らむ曲線状に形成されている。なお、両刃部6,7の刃表では溝部12に対応して膨らむ膨出部13が基端部から先端部にわたり延設されている。
図1(b)及び図4(a)並びに図2(b)及び図4(b)に示すように、両刃部6,7の先端部で刃縁突条部8と背縁突条部10とが互いに分断された刃先部14においては、刃縁突条部8の端部と背縁突条部10の端部との間で両側面15a及び両側面15a間の底面15bにより囲まれた切欠部15が形成され、溝部12は刃部6,7の基端部と先端部とを結ぶ長手方向の外側へ切欠部15により開放されている。
次に、洋鋏の開閉作用について説明する。
図1(b)及び図2(b)に示すように、両刀身1,2を互いに開いた状態では、一方の刃部6における刃縁突条部8の刃裏面9と他方の刃部7における刃縁突条部8の刃裏面9とがそれらの基端部で互いにかみ合っている。糊やテープなどの粘着性を有する被切断物をそれらの刃裏面9の刃縁9a間に当てがって両刃部6,7を次第に閉じると、両刃裏面9が互いに摺接しながら刃縁9aにより被切断物が切断される。そして、被切断物の切断後、図1(a)及び図2(a)に示すように両刀身1,2が互いに閉じた状態では、両刃部6,7の刃先部14で刃裏面9が切欠部15以外の部分で互いに摺接して静止している。
この実施形態は下記の効果を有する。
(1) 両刀身1,2を開閉支持部3でX状に交差させて互いに回動可能に支持した洋鋏において、溝部12により刃部6,7の刃裏面9,11の面積を狭くしているので、糊やテープなどの粘着性を有する被切断物を、両刃部6,7の開閉に伴い両刃部6,7の刃裏面9,11を互いに摺接させて切断する際、刃部6,7の刃裏面9,11に被切断物の粘着物が付着しにくくなり、両刃部6,7の開閉を円滑に行うことができる。
(2) 特に、刃部6,7の刃先部14で切欠部15により刃裏面9,11の面積を狭くしているので、刃先部14の刃裏面9,11に対する被切断物の粘着物の付着を防止して、両刃部6,7の開閉を円滑に行うことができる。
(3) 前記洋鋏において、両刀身1,2の刃部6,7で相対向する刃裏には、互いにかみ合う刃縁9aを刃裏面9に有する刃縁突条部8と、背縁11aを刃裏面11に有する背縁突条部10と、その刃縁突条部8と背縁突条部10との間の溝部12とをそれぞれ基端部から先端部にわたり延設したので、溝部12を刃部6,7に形成して、被切断物の切断の際に刃裏面9,11に対する粘着物の付着を防止した場合でも、刃部6,7の剛性を高めて両刃部6,7による被切断物の切断を円滑に行うことができる。
前記実施形態以外にも例えば下記のように構成してもよい。
・ 洋鋏ばかでなく、基端部から延びる柄部を介して刃部を設けた一対の刀身をその基端部でV状に交差させて互いに回動可能に支持した和鋏にも本考案を応用することができる。
・ 刃部6,7の刃先部14において切欠部15の形態については、側面15aと両側面15a間の底面15bとで囲まれた断面コ字形状の切欠部15以外に、底面15bを省略した断面V字形状の切欠部15など、種々変更することができる。
・ 刃部の背縁突条部については、基端部と先端部との間で刃裏面及びその背縁とともに非連続で形成してもよい。
1,2…刀身、3…開閉支持部、4,5…柄部、6,7…刃部、8…刃縁突条部、9…刃裏面、9a…刃縁、10…背縁突条部、11…刃裏面、11a…刃縁、12…溝部、14…刃先部、15…切欠部。

Claims (3)

  1. 互いに開閉可能に支持した一対の刀身に設けた刃部において相対向する刃裏には、互いにかみ合う刃縁を刃裏面に有する刃縁突条部と、背縁を刃裏面に有する背縁突条部と、その刃縁突条部と背縁突条部との間の溝部とをそれぞれ基端部から先端部にわたり延設し、この刃部の先端部における刃先部で刃縁突条部の刃裏面と背縁突条部の刃裏面とを互いに分断して、刃縁突条部の端部と背縁突条部の端部との間で溝部を開放する切欠部を形成したことを特徴とする鋏。
  2. 前記刃縁突条部は刃部の基端部と先端部との間で刃裏面及びその刃縁とともに連続して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鋏。
  3. 前記両刀身を互いに回動可能に支持した開閉支持部より基端側で両刀身に柄部を設けるとともに、その開閉支持部より先端側で両刀身に刃部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鋏。
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