JP3186093B2 - 洗濯機の制御装置 - Google Patents

洗濯機の制御装置

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JP3186093B2
JP3186093B2 JP15850591A JP15850591A JP3186093B2 JP 3186093 B2 JP3186093 B2 JP 3186093B2 JP 15850591 A JP15850591 A JP 15850591A JP 15850591 A JP15850591 A JP 15850591A JP 3186093 B2 JP3186093 B2 JP 3186093B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類の種類(以下、布
種と称する)に応じた最適な水位、水流の強さ及び時間
等の洗濯条件を自動的に設定し衣類を洗濯する洗濯機の
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、布種を検知する洗濯機の布種検知
装置は、洗濯時の撹拌動作による水位の変化度合を算出
し、この値と予め布種に応じて定められた所定値とを比
較して布種を判定しているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
ものは、水位の変化度合の算出値が布種を十分反映して
いるとはいえず、高い検知精度が得られないものであっ
た。従って洗濯兼脱水槽内に投入された衣類の布種によ
って、精度良く洗濯物の布種に応じた最適な水位、水流
の強さ及び洗濯時間等の洗濯条件を設定することが困難
であった。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、精度
の高い布種検知を行なうと共にその布種にあった最適な
水位、水流の強さ及び洗濯時間等の洗濯条件を設定する
洗濯機の制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第一の発明は、洗濯兼脱水槽と撹拌翼を駆動するモー
タと、前記洗濯兼脱水槽内に給水を行なう給水装置と、
前記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検知部と、前
記モータの通電制御及び前記給水装置の開閉制御を行な
う制御回路部とを有し、この制御回路部は、前記水位検
知部より撹拌中の水位検知出力を所定の時間毎に読み込
み、所定期間内における検知出力値のピーク値バラツキ
の度合いを演算し、この演算値に応じて水位、水流、洗
濯時間等の洗濯条件を設定する洗濯機の制御装置とした
ものである。
【0006】第二の発明は、洗濯兼脱水槽と撹拌翼を駆
動するモータと、前記洗濯兼脱水槽内に給水を行なう給
水装置と、前記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検
知部と、前記モータの通電制御及び前記給水装置の開閉
制御を行なう制御回路部とを有し、この制御回路部は、
前記水位検知部より撹拌中の水位検知出力を所定の時間
毎に読み込み、所定期間内における前記水位検知出力値
の変化速度を積算した値に相関する値(以下加速度的な
変化度合という)を演算し、この演算値に応じて水位、
水流、洗濯時間等の洗濯条件を設定する洗濯機の制御装
置としたものである。
【0007】第三の発明は、洗濯兼脱水槽と撹拌翼を駆
動するモータと、前記洗濯兼脱水槽内に給水を行なう給
水装置と、前記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検
知部と、前記モータの通電制御及び前記給水装置の開閉
制御を行なう制御回路部とを有し、この制御回路部は、
前記水位検知部より撹拌中の水位検知出力を所定の時間
毎に読み込み、所定期間内における前記水位検知出力値
の加速度的な変化度合及び前記水位検知出力値のピーク
値バラツキの度合いを演算し、この演算値に応じて水
位、水流、洗濯時間等の洗濯条件を設定する洗濯機の制
御装置としたものである。
【0008】第四の発明は、洗濯兼脱水槽と撹拌翼を駆
動するモータと、前記洗濯兼脱水槽内に給水を行なう給
水装置と、前記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検
知部と、前記モータの通電制御及び前記給水装置の開閉
制御を行なう制御回路部とを有し、この制御回路部は、
前記水位検知部より撹拌中の水位検知出力を所定の時間
毎に読み込み、所定期間内における前記水位検知出力値
の加速度的な変化度合及び前記水位検知出力値の最大値
と最小値の差を演算し、この演算値に応じて水位、水
流、洗濯時間等の洗濯条件を設定する洗濯機の制御装置
としたものである。
【0009】第五の発明は、洗濯兼脱水槽と撹拌翼を駆
動するモータと、前記洗濯兼脱水槽内に給水を行なう給
水装置と、前記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検
知部と、前記モータの通電制御及び前記給水装置の開閉
制御を行なう制御回路部とを有し、この制御回路部は、
前記水位検知部より撹拌中の水位検知出力を所定の時間
毎に読み込み、所定期間内における前記水位検知出力値
の加速度的な変化度合及びその加速度的な変化度合の偏
差を演算し、この演算値に応じて水位、水流、洗濯時間
等の洗濯条件を設定する洗濯機の制御装置としたもので
ある。
【0010】
【作用】第一の発明は、上記した構成により、洗濯攪拌
中の洗濯兼脱水槽内の水位変動を水位検知部で捉え、所
定期間内における水位変動のピーク値バラツキの度合い
で布種を検知する様にすることで、布種が精度よく検知
可能となり、布種に応じた最適な水位、水流、洗濯時間
等の洗濯条件を設定することができる。
【0011】第二の発明は、上記した構成により、洗濯
撹拌中の洗濯兼脱水槽内の水位変動を水位検知部で捉
え、所定期間内における水位変動の加速度的な変化度合
で布種を検知する様にすることで、検知精度の一層の向
上が図れ、布種に応じた最適な水位、水流、洗濯時間等
の洗濯条件を設定することができる。
【0012】第三の発明は、上記した構成により、洗濯
攪拌中の洗濯兼脱水槽内の水位変動を水位検知部で捉
え、所定期間内における水位変動の加速度的な変化度合
と水位変動のピーク値バラツキの度合いを組み合わせて
布種を検知する様にすることで、布種検知がさらに精度
よく行え、布種に応じた最適な水位、水流、洗濯時間等
の洗濯条件を設定することができる。
【0013】第四の発明は、上記した構成により、洗濯
攪拌中の洗濯兼脱水槽内の水位変動を水位検知部で捉
え、所定期間内における水位変動の加速度的な変化度合
と水位変動の最大変位(モータオン時に生ずるピーク値
とモータオフ時に生じるピーク値の差)を組み合わせ布
種を検知する様にすることで、精度よく布種検知がで
き、布種に応じた最適な水位、水流、洗濯時間等の洗濯
条件を設定することができる。
【0014】第五の発明は、上記した構成により、洗濯
攪拌中の洗濯兼脱水槽内の水位変動を水位検知部で捉
え、所定期間内における水位変動の加速度的な変化度合
とその加速度的な変化度合の偏差を組み合わせ布種を検
知する様にすることで、布種検知が可能となり、布種に
応じた最適な水位、水流、洗濯時間等の洗濯条件を設定
することができる。
【0015】
【実施例】(実施例1) 以下、第一の発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。図1において、1は撹拌翼8と洗濯兼脱水
槽6を選択的に駆動するモータ、2は洗濯兼脱水槽6に
水を給水する給水装置、3は洗濯兼脱水槽6内の水位を
検知する水位検知部、4は水位検知部3で検知した水位
に応じて、モータ1の通電制御及び給水装置2の開閉制
御を行なう制御回路部である。5は洗濯兼脱水槽6の外
側に位置する外槽、7は洗濯兼脱水糟6内に投入された
洗濯物、9は外槽5底部に設けたエアトラップであり、
このエアトラップ内では、洗濯兼脱水槽6内の水位に応
じた圧力が生じる。10はエアトラップ9内の圧力を水
位検知部3に伝達するエアホースである。前記水位検知
部3は、エアトラップ9及びエアホース10を介して生
じる洗濯兼脱水槽6内の水位に応じた圧力を周波数に変
換し出力するものである。
【0016】以上のように構成された洗濯機の制御装置
の動作について、図1、図2を用いて説明する。図1に
示すように、撹拌翼8が回転しない間は洗濯機の洗濯兼
脱水糟6内の水面は破線Xのように水平であるが、回転
すると一点鎖線Yのように洗濯兼脱水槽6内部ではすり
鉢状になる。この時、矢印で流れを示すようなポンプ作
用が生じ、外槽5と洗濯兼脱水槽6間の水位は一点鎖線
Ygで示すように低下する。この時、エアトラップ13
内の圧力はこの外槽5と洗濯兼脱水槽6間の圧力を示
し、エアトラップ9内の水位も破線Xtから一点鎖線Y
tへと低下するため、撹拌翼8が回転するときはエアト
ラップ9内の圧力は低下し、回転が停止すると再び水面
は破線Xのような水平面に戻ろうとするため圧力は増加
する。このエアトラップ9内の圧力は、エアホース10
を介して水位検知部3に入力される。水位検知部3にお
いて、この入力された圧力が高い程周波数が低くなり、
圧力が低い程周波数が高くなるように変換し、制御回路
部4に周波数として出力するのである。
【0017】ここで、洗濯撹拌中の撹拌(モータ1のオ
ン)、停止(モータ1のオフ)と周波数の関係は図2
(a)に示すようになる。つまり、洗濯を開始し洗濯物
7がモータ1による撹拌翼8の回転で撹拌されると、外
槽5内の水位が上昇しエアトラップ9内の圧力が下降
し、周波数は上昇しはじめ周波数の最大値fmaxをむ
かえ、逆にモータ1による撹拌翼8の回転が停止し、洗
濯物7の撹拌が止まると外槽5内の水位が下降しエアト
ラップ9内の圧力が上昇し、周波数は下降しはじめ周波
数の最小値fminをむかえるものである。制御回路部
4は、洗濯撹拌中において、図2(a)のような波形が
繰り返し入力されるが、制御回路部4内では入力波形を
所定の時間毎に読み込み各サイクル毎のfmaxを抽出
し、洗濯開始より所定のサイクルの期間における(例え
ば洗濯開始より3サイクル目から10サイクル目)所定
のサイクルの期間内のfmaxのバラツキ度合(統計学
による標準偏差に相当)を計算で求めるのである。
【0018】次に、fmaxのバラツキ度合と布種の関
係について述べる。図3は特定の水位及び同一布量の布
種に対して、前述のfmaxのバラツキ度合を示したも
のである。図3中の矢印の範囲は、各布種におけるfm
axのバラツキ度合のばらつき幅を示したもので、実際
のfmaxバラツキ度合は、このばらつき幅に存在して
いる。また図3中のAは、ランジェリー等のデリケート
な布とタオル等のゴワゴワな布を判別するため設定した
しきい値である。本実施例は、洗濯を開始し洗濯物7が
モータ1による撹拌翼8の回転により、撹拌した時に生
じる水位変動ピーク値の変動度合と布種との関係に注目
し、布種を判別するものである。即ち、このfmaxの
バラツキ度合がしきい値より大きい場合は、洗濯物7の
布種がタオル等のゴワゴワな布であるとして判断して水
流を強める制御をする。また、このfmaxのバラツキ
度合がしきい値以下の場合は、洗濯物7の布種がランジ
ェリー等のデリケートな布であると判断して水流を弱め
る制御または水位を高める制御を行うものである。
【0019】本実施例は、洗濯を開始し洗濯物7がモー
タ1による撹拌翼8の回転により、撹拌した時に生じる
水位変動ピーク値の変動度合と布種との関係に注目し、
布種を判別するものである。
【0020】(実施例2) 以下、第二の発明の一実施例について図1、図2、図4
を参照しながら説明する。本実施例の構成は、図1の構
成と同様なものである。制御回路部4への入力は、第一
の実施例と同一であるが、第一の実施例と異なるのは、
制御回路部4内で水位変動の度合を演算し、その結果で
ランジェリー等のデリケートな布とタオル等のゴワゴワ
な布を判別し、布種に応じた水位、水流、洗濯時間を設
定する点である。
【0021】本実施例に用いた周波数値の加速度的な変
化度合を求めるため、図2(b)に基づく演算式を下記
の(数1)に示している。(数1)は、各サイクル内の
所定期間においてその周波数値の加速度的な変化度合を
求めるものである。
【0022】
【数1】
【0023】上記のように構成された洗濯機の制御装置
の動作について以下に説明する。まず、制御回路部4
は、図2(a)のような周波数波形が繰り返し入力され
るが、制御回路部4内では入力波形(周波数波形)を所
定の時間毎に読み込み各サイクル毎に所定期間内(周波
数最大値fmax前後の期間、たとえば、モータがオン
となってから、0.7秒から1.7秒の期間)における
周波数値の加速度的な変化度合を(数1)に従い演算記
憶する。その演算方法は、図2(b)に示すように所定
期間内において、読み込みデータfN−2と次の読み込
みデータfN−1の直線延長と次の読み込みデータfN
の垂直上の交点(a)を求め交点(a)とfN(矢印で
表示)の差の絶対値を演算するのである。
【0024】次に、洗濯開始より所定のサイクルの期間
における(例えば洗濯開始より3サイクル目から10サ
イクル目)周波数値の加速度的な変化度合の平均値を演
算する。図4は特定の水位及び同一布量の布種に対し
て、前述の洗濯開始より所定のサイクルの期間における
周波数値の加速度的な変化度合の平均値と布種の関係を
示したものである。図4中の矢印の範囲は、各布種にお
ける周波数値の加速度的な変化度合の平均値のバラツキ
幅を示したもので、実際の周波数値の加速度的な変化度
合の平均値は、このバラツキ幅に存在している。
【0025】図4からわかるように、ランジェリー等の
デリケートな布種の場合、前述の周波数値の加速度的な
変化度合の平均値は小さくなり、タオル等のゴワゴワな
布種の場合、前述の周波数値の加速度的な変化度合の平
均値は逆に大きくなる。これは、洗濯撹拌中の布回りに
よる水位変動の度合がランジェリー等のデリケートな布
では小さく、タオル等のゴワゴワな布では大きいためで
ある。ここで、ランジェリー等のデリケートな布とタオ
ル等のゴワゴワな布を判別するためのしきい値Bを適当
に設定すれば、ランジェリー等のデリケートな布とタオ
ル等のゴワゴワな布を判別する事が可能となる。即ち、
この周波数値の加速度的な変化度合の平均値がしきい値
Bより大きい場合は、洗濯物7の布種がタオル等のゴワ
ゴワな布であるとして判断して水流を強める制御をす
る。また、この周波数値の加速度的な変化度合の平均値
がしきい値B以下の場合は、洗濯物7の布種がランジェ
リー等のデリケートな布であると判断して水流を弱める
制御または水位を高める制御を行うものである。
【0026】(実施例3) 以下、第三の発明の一実施例について図1、図2、図5
を参照しながら説明する。本実施例の構成は、図1の構
成と同様なものである。制御回路部4への入力は、第一
の実施例と同一であるが、第一の実施例と異なるのは、
所定期間内における検知出力値の加速度的な変化度合及
び検知出力値のピーク値バラツキの度合いを演算し、こ
の演算値に応じてランジェリー等のデリケートな布とタ
オル等のゴワゴワな布を判別し、布種に応じた水位、水
流、洗濯時間を設定する点である。即ち、第一の発明と
第二の発明を組み合わせたものである。
【0027】上記のように構成された洗濯機の制御装置
について、以下その動作を説明する。まず、制御回路部
4は、図2のような周波数波形が繰り返し入力される
が、制御回路部4内では入力波形(周波数波形)を所定
の時間毎に読み込み各サイクル毎に所定期間内(たとえ
ば、モータがオンとなってから、0.7秒から1.7秒
の期間)における周波数値の加速度的な変化度合を(数
1)に基づき演算記憶すると同時に各サイクル毎の周波
数波形の最大値fmaxを抽出し記憶する。
【0028】次に、洗濯開始より所定のサイクルの期間
における(例えば洗濯開始より3サイクル目から10サ
イクル目)周波数値の加速度的な変化度合の平均値及び
最大値(fmax)のバラツキ度合を演算する。図5は
特定の水位及び同一布量の布種に対して、前述の洗濯開
始より所定のサイクルの期間における周波数値の加速度
的な変化度合の平均値及び最大値(fmax)のバラツ
キ度合と布種の関係を示したものである。図5中の曲線
で示す範囲は、各布種における周波数値の加速度的な変
化度合の平均値と周波数値の最大値(fmax)のバラ
ツキ度合で決定される点のばらつき範囲を示したもの
で、実際の周波数値の加速度的な変化度合の平均値と周
波数値の最大値(fmax)のバラツキ度合は、このば
らつき幅に存在している。図5からわかるように、ラン
ジェリー等のデリケートな布種の場合、前述の周波数値
の加速度的な変化度合の平均値及び最大値(fmax)
のバラツキ度合は小さくなり、タオル等のゴワゴワな布
種の場合、前述の周波数値の加速度的な変化度合の平均
値及び最大値(fmax)のバラツキ度合は逆に大きく
なる。これは、洗濯撹拌中の布回りによる水位変動の度
合と水位変動の最大値が布種で異なるためである。ここ
で、ランジェリー等のデリケートな布とタオル等のゴワ
ゴワな布を判別するためのしきい値を適当に設定(図5
中のしきい値線C)すれば、ランジェリー等のデリケー
トな布とタオル等のゴワゴワな布を判別する事が可能と
なる。即ち、この周波数値の加速度的な変化度合の平均
値と最大値(fmax)のバラツキ度合で決まる点がし
きい値線Cより右にある場合は、洗濯物7の布種がタオ
ル等のゴワゴワな布であるとして判断して水流を強める
制御をする。また、この周波数値の加速度的な変化度合
の平均値と最大値(fmax)のバラツキ度合で決まる
点がしきい値線Cより左にある場合は、洗濯物7の布種
がランジェリー等のデリケートな布であると判断して水
流を弱める制御または水位を高める制御をおこなうもの
である。
【0029】(実施例4) 以下、第四の発明の一実施例について図1、図2、図6
を参照しながら説明する。本実施例の構成は図1の構成
と同様なものである。制御回路部4への入力は、第一の
実施例と同一であり、第二の実施例と第三の実施例を組
み合わせたものである。即ち、制御回路部4内で水位変
動の度合とその水位変動の最大変位(水位変動の最大値
と最小値の差)を演算し、その結果でランジェリー等の
デリケートな布とタオル等のゴワゴワな布を判別し、布
種に応じた水位、水流、洗濯時間を設定する点である。
【0030】上記のように構成された洗濯機の制御装置
について、以下その動作を説明する。まず、制御回路部
4は、図2(a)のような周波数波形が繰り返し入力さ
れるが、制御回路部4内では入力波形(周波数波形)を
所定の時間毎に読み込み各サイクル毎に所定期間内(た
とえば、モータがオンとなってから、0.7秒から1.
7秒の期間)における周波数値の加速度的な変化度合を
(数1)に基づく演算記憶及び周波数波形の最大値fm
ax及び最小値fminを抽出し、周波数波形の最大値
と最小値の差(fmaxーfmin)を演算記憶する。
図5は特定の水位及び同一布量の布種に対して、前述の
洗濯開始より所定のサイクルの期間における周波数値の
最大値と最小値の差(fmaxーfmin)と布種の関
係を示したものである。図5中の矢印の範囲は、各布種
における周波数値の最大値と最小値の差(fmaxーf
min)の平均値のバラツキ幅を示したもので、実際の
周波数値の最大値と最小値の差(fmaxーfmin)
の平均値は、このバラツキ幅に存在している。
【0031】次に、洗濯開始より所定のサイクルの期間
における(例えば洗濯開始より3サイクル目から10サ
イクル目)周波数値の加速度的な変化度合の平均値及び
最大値と最小値の差(fmaxーfmin)の平均値を
演算する。図6は特定の水位及び同一布量の布種に対し
て、前述の洗濯開始より所定のサイクルの期間における
周波数値の加速度的な変化度合の平均値及び最大値と最
小値の差(fmaxーfmin)の平均値と布種の関係
を示したものである。図6中の曲線で示す範囲は、各布
種における周波数値の加速度的な変化度合の平均値と周
波数値の最大値と最小値の差(fmaxーfmin)の
平均値で決定される点のバラツキ範囲を示したもので、
実際の周波数値の加速度的な変化度合の平均値と周波数
値の最大値と最小値の差(fmaxーfmin)の平均
値は、このバラツキ幅に存在している。
【0032】図6からわかるように、ランジェリー等の
デリケートな布種の場合、前述の周波数値の加速度的な
変化度合の平均値及び最大値と最小値の差(fmaxー
fmin)の平均値は小さくなり、タオル等のゴワゴワ
な布種の場合、前述の周波数値の加速度的な変化度合の
平均値及び最大値と最小値の差(fmaxーfmin)
の平均値は逆に大きくなる。これは、洗濯撹拌中の布回
りによる水位変動の度合と水位変動の最大変位(水位変
動の最大値と最小値の差)が布種で異なるためである。
ここで、ランジェリー等のデリケートな布とタオル等の
ゴワゴワな布を判別するためのしきい値を適当に設定
(図6中のしきい値線D)すれば、ランジェリー等のデ
リケートな布とタオル等のゴワゴワな布を判別する事が
可能となる。即ち、この周波数値の加速度的な変化度合
の平均値と最大値と最小値の差(fmaxーfmin)
の平均値で決まる点がしきい値線Dより右にある場合
は、洗濯物7の布種がタオル等のゴワゴワな布であると
して判断して水流を強める制御をする。また、この周波
数値の加速度的な変化度合の平均値と最大値と最小値の
差(fmaxーfmin)の平均値で決まる点がしきい
値線Dより左にある場合は、洗濯物7の布種がランジェ
リー等のデリケートな布であると判断して水流を弱める
制御または水位を高める制御を行うものである。
【0033】(実施例5) 以下、第五の発明の一実施例について図1、図2、図7
を参照しながら説明する。本実施例の構成は、図1の構
成と同様なものである。制御回路部4への入力は、第四
の実施例と同一であるが、第四の実施例と異なるのは、
制御回路部4内で制御回路部4への入力波形である周波
数波形の最大値と最小値の差(fmaxーfmin)の
平均値を演算するかわりに、周波数値の加速度的な変化
度合の平均値と各サイクル毎に得られる周波数値の加速
度的な変化度合による偏差を演算し、その結果でランジ
ェリー等のデリケートな布とタオル等のゴワゴワな布を
判別し、布種に応じた水位、水流、洗濯時間を設定する
点である。
【0034】本実施例に用いた演算式を(数2)に示し
ている。(数2)は(数1)を用いて演算した周波数値
の加速度的な変化度合の平均値からその偏差を演算する
ものである。
【0035】
【数2】 上記のように構成された洗濯機の制御装置について、以
下その動作を説明する。まず、制御回路部4は、図2の
ような周波数波形が繰り返し入力されるが、制御回路部
4内では入力波形(周波数波形)を所定の時間毎に読み
込み各サイクル毎に所定期間内(たとえば、モータがオ
ンとなってから、0.7秒から1.7秒の期間)におけ
る周波数値の加速度的な変化度合の演算記憶する。次
に、洗濯開始より所定のサイクルの期間における(例え
ば洗濯開始より3サイクル目から10サイクル目)周波
数値の加速度的な変化度合の平均値を演算する。そし
て、既に演算記憶している各サイクルの周波数値の加速
度的な変化度合と周波数値の平均加速度的な変化度合の
差の絶対値を(数2)を用いて演算し、これを洗濯開始
より所定のサイクルの期間における(例えば洗濯開始よ
り3サイクル目から10サイクル目)偏差として求め
る。図7は特定の水位及び同一布量の布種に対して、前
述の洗濯開始より所定のサイクルの期間における周波数
値の加速度的な変化度合の平均値及び偏差と布種の関係
を示したものである。
【0036】図7からわかるように、ランジェリー等の
デリケートな布種の場合、前述の周波数値の加速度的な
変化度合の平均値及び偏差は小さくなり、タオル等のゴ
ワゴワな布種の場合、前述の周波数値の加速度的な変化
度合の平均値及び偏差は逆に大きくなる。これは、洗濯
撹拌中の布回りによる各サイクルの水位変動の度合が布
種で異なるためである。ここでランジェリー等のデリケ
ートな布とタオル等のゴワゴワな布を判別するためのし
きい値を適当に設定(図7中のしきい値線E)すれば、
ランジェリー等のデリケートな布とタオル等のゴワゴワ
な布を判別する事が可能となる。即ち、この周波数値の
加速度的な変化度合の平均値と偏差で決まる点がしきい
値線Eより右にある場合は、洗濯物7の布種がタオル等
のゴワゴワな布であるとして判断して水流を強める制御
をする。また、この周波数値の加速度的な変化度合の平
均値と偏差で決まる点がしきい値線Eより左にある場合
は、洗濯物7の布種がランジェリー等のデリケートな布
であると判断して水流を弱める制御または水位を高める
制御を行うものである。
【0037】なお、第一、第二、第三、第四、第五の実
施例において、洗濯物の布種がランジェリー等のデリケ
ートな布であると判断した場合には水流を弱める制御ま
たは水位を高める制御を行い、洗濯物の布種がタオル等
のゴワゴワな布であるとして判断した場合には、水流を
強める制御をするとしているが、布種を判断して後の制
御方法(水流の強さ及び水位等の洗濯方法)は、それぞ
れの洗濯物の布種に応じた制御方法を採用すればよいと
いうことは言うまでもない。
【0038】また、第一、第二、第三、第四、第五の実
施例において、布種を判別するためのしきい値線等は直
線でその数は1つとしているが、しきい値線は、布種に
応じた洗濯条件を設定するために布種を区別するための
ものであり、しきい値線は、折れ線や曲線でも良くまた
その数も複数でもよい。
【0039】また、水位検知部3の出力は周波数として
いるが、その出力は、洗濯兼脱水槽6内の水位または水
位変動と相関のある物理量であればよいということは言
うまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上述べてきたように、第一の発明によ
れば洗濯兼脱水槽と撹拌翼を駆動するモータと、前記洗
濯兼脱水槽内に給水を行なう給水装置と、前記洗濯兼脱
水槽内の水位を検知する水位検知部と、前記モータの通
電制御及び前記給水装置の開閉制御を行なう制御回路部
とを有し、この制御回路部は、前記水位検知部より撹拌
中の水位検知出力を所定の時間毎に読み込み、所定期間
内における前記水位検知出力値の最大値バラツキを演算
し、この演算値に応じて水位、水流、洗濯時間等の洗濯
条件を設定するものであり、洗濯撹拌中の洗濯兼脱水槽
内に生じる布種によって異なる水位変動ピーク値の変動
度合に着目することより洗濯物の布種を捉え、その布種
がランジェリー等のデリケートな布であると判断すると
水流を弱める制御または水位を高める制御を行い、布種
がタオル等のゴワゴワな布であるとして判断すると水流
を強める制御を行うものである。即ち、洗濯撹拌中に衣
類の布種を判断するため、洗濯兼脱水槽内に投入された
状態(布の入れ方)は撹拌によりほぼ均一に緩和され、
精度の高い布種検知を行ない布種に応じた最適な水位及
び水流の強さ等布種に応じた洗濯条件を設定することが
でき、その結果、布種に応じた適正な洗濯が可能とな
る。
【0041】第二の発明は、第一の発明より更に布種検
知の精度を良くしたものであり、洗濯兼脱水槽と撹拌翼
を駆動するモータと、前記洗濯兼脱水槽内に給水を行な
う給水装置と、前記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水
位検知部と、前記モータの通電制御及び前記給水装置の
開閉制御を行なう制御回路部とを有し、この制御回路部
は、前記水位検知部より撹拌中の水位検知出力を所定の
時間毎に読み込み、所定期間内における検知出力値の加
速度的な変化度合を演算し、この演算値に応じて水位、
水流、洗濯時間等の洗濯条件を設定するものであり、洗
濯撹拌中の洗濯兼脱水槽内に生じる布種によって異なる
水位変動の所定の領域(例えば、サイクル毎にモータが
オンとなってから、0.7秒から1.7秒の期間)の水
位変動の加速度的な変化度合に着目することより洗濯物
の布種を捉え、その布種がランジェリー等のデリケート
な布であると判断すると水流を弱める制御または水位を
高める制御を行い、布種がタオル等のゴワゴワな布であ
るとして判断すると水流を強める制御を行うものであ
る。ここで第一の発明は、洗濯撹拌中における水位変動
の一点(水位変動のピーク値のみ)で洗濯物の布種を判
断するのに対し、第二の発明は、洗濯撹拌中における水
位変動の所定の領域内の水位変動の加速度的な変化度合
で洗濯物の布種を判断するため、洗濯物の布種の判断
は、複数の水位情報(数点の水位情報)で求める水位変
動の加速度的な変化度合で行うものである。従って、第
一の発明よりも更に、精度の高い布種検知を行ない布種
に応じた最適な水位及び水流の強さ等布種に応じた洗濯
条件を設定することができ、その結果、布種に応じた適
正な洗濯が可能となる。
【0042】第三の発明は、第一の発明より更に布種検
知の精度を良くしたものであり、洗濯兼脱水槽と撹拌翼
を駆動するモータと、前記洗濯兼脱水槽内に給水を行な
う給水装置と、前記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水
位検知部と、前記モータの通電制御及び前記給水装置の
開閉制御を行なう制御回路部とを有し、この制御回路部
は、前記水位検知部より撹拌中の水位検知出力を所定の
時間毎に読み込み、所定期間内における前記水位検知出
力値の加速度的な変化度合及び検知出力値のピーク値バ
ラツキの度合いを演算し、この演算値に応じて水位、水
流、洗濯時間等の洗濯条件を設定するものであり、洗濯
撹拌中の洗濯兼脱水槽内に生じる布種によって異なる水
位変動の所定の領域の水位変動の加速度的な変化度合
と、布種によって異なる水位変動ピーク値の変動度合に
着目することより洗濯物の布種を捉え、その布種がラン
ジェリー等のデリケートな布であると判断すると水流を
弱める制御または水位を高める制御を行い、布種がタオ
ル等のゴワゴワな布であるとして判断すると水流を強め
る制御を行うものである。従って、第一の発明よりも更
に、精度の高い布種検知を行ない布種に応じた最適な水
位及び水流の強さ等布種に応じた洗濯条件を設定するこ
とができ、その結果、布種に応じた適正な洗濯が可能と
なる。
【0043】第四の発明は、更に布種の判別精度の向上
を狙ったものであり、第二の発明と第三の発明を組み合
わせたものである。即ち、第四の発明は、洗濯兼脱水槽
と撹拌翼を駆動するモータと、前記洗濯兼脱水槽内に給
水を行なう給水装置と、前記洗濯兼脱水槽内の水位を検
知する水位検知部と、前記モータの通電制御及び前記給
水装置の開閉制御を行なう制御回路部とを有し、この制
御回路部は、前記水位検知部より撹拌中の検知出力を所
定の時間毎に読み込み、所定期間内における水位検知出
力値の加速度的な変化度合及び前記水位検知出力値の最
大値と最小値の差を演算し、この演算値に応じて水位、
水流、洗濯時間等の洗濯条件を設定するものであり、洗
濯撹拌中において洗濯兼脱水槽内に生じる布種によって
異なる水位変動の所定の領域(例えば、サイクル毎にモ
ータがオンとなってから、0.7秒から1.7秒の期
間)の水位変動の加速度的な変化度合及び水位変動の最
大変位(モータオン時に生ずるピーク値とモータオフ時
に生じるピーク値の差)に着目することより洗濯物の布
種を捉え、その布種がランジェリー等のデリケートな布
であると判断すると水流を弱める制御または水位を高め
る制御を行い、布種がタオル等のゴワゴワな布であると
して判断すると水流を強める制御を行うものである。第
二の発明と第三の発明を組み合わせることで、洗濯撹拌
中における水位変動の最大変位(モータオン時に生ずる
ピーク値とモータオフ時に生じるピーク値の差)に特長
がある布種と洗濯撹拌中における水位変動の所定の領域
内の水位変動の加速度的な変化度合に特長がある布種が
まとめて検知できるようになり、ランジェリー等のデリ
ケートな布種と区別できる布種の種類が多くなるもので
ある。従って、第二の発明及び第三の発明よりも更に、
精度の高い布種検知を行ない布種に応じた最適な水位及
び水流の強さ等布種に応じた洗濯条件を設定することが
でき、その結果、布種に応じた適正な洗濯が可能とな
る。
【0044】第五の発明は、第二の発明より更に、精度
の高い布種検知を行なうものであり、洗濯兼脱水槽或は
撹拌翼を駆動するモータと、前記洗濯兼脱水槽内に給水
を行なう給水装置と、前記洗濯兼脱水槽内の水位を検知
する水位検知部と、前記モータの通電制御及び前記給水
装置の開閉制御を行なう制御回路部とを有し、この制御
回路部は、前記水位検知部より撹拌中の水位検知出力を
所定の時間毎に読み込み、所定期間内における前記水位
検知出力値の加速度的な変化度合及びその加速度的な変
化度合の偏差を演算し、この演算値に応じて水位、水
流、洗濯時間等の洗濯条件を設定するものであり、洗濯
撹拌中において洗濯兼脱水槽内に生じる布種によって異
なる水位変動の所定の領域(例えば、サイクル毎にモー
タがオンとなってから、0.7秒から1.7秒の期間)
の水位変動の加速度的な変化度合及び水位変動の偏差に
着目することより洗濯物の布種を捉え、その布種がラン
ジェリー等のデリケートな布であると判断すると水流を
弱める制御または水位を高める制御を行い、布種がタオ
ル等のゴワゴワな布であるとして判断すると水流を強め
る制御を行うものである。第二の発明は、所定のサイク
ルの期間の水位変動の加速度的な変化度合で洗濯物の布
種を判断するのに対し、第五の発明は、所定期間内にお
ける水位変動の加速度的な変化度合及びその水位変動の
加速度的な変化度合の偏差で洗濯物の布種を判断するた
め、洗濯撹拌中において布種によって異なる時間的な水
位変動を捉えることができる。従って、第一の発明より
も更に、精度の高い布種検知を行ない布種に応じた最適
な水位及び水流の強さ等布種に応じた洗濯条件を設定す
ることができ、その結果、布種に応じた適正な洗濯が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す洗濯機の制御装置を示
す構成図
【図2】(a)は本発明の一実施例のモータのオン期間
及びオフ期間と水位検知部の出力である周波数との相関
を示す特性図(b)は制御回路部内で入力波形を所定の
時間毎に実際に読み込むデータ及び周波数の加速度的な
変化度合を演算するときに用いる演算点と各点での加速
度的な変化量を示した図
【図3】本発明の第一の実施例における特定水位、同一
布量において撹拌した場合の布種と周波数の最大値のバ
ラツキを示した特性図
【図4】本発明の第二の実施例における特定水位、同一
布量において撹拌した場合の布種と周波数値の加速度的
な変化度合の平均値のバラツキを示した特性図
【図5】本発明の第三の実施例における特定水位、同一
布量において撹拌した場合の布種と周波数値の加速度的
な変化度合の平均値及び最大値バラツキを示した特性図
【図6】本発明の第四の実施例における特定水位、同一
布量において撹拌した場合の布種における周波数の加速
度的な変化度合の平均値及び最大値と最小値の差を示し
た特性図
【図7】本発明の第五の実施例における特定水位、同一
布量において撹拌した場合の布種と周波数の加速度的な
変化度合の平均値及びその偏差を示した特性図
【符号の説明】
1 モータ 2 給水装置 3 水位検知部 4 制御回路部 6 洗濯兼脱水槽 8 撹拌翼
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−8791(JP,A) 特開 平1−221198(JP,A) 特開 昭61−94684(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 33/02 D06F 39/08 301

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯兼脱水槽と撹拌翼を駆動するモータ
    と、前記洗濯兼脱水槽内に給水を行なう給水装置と、前
    記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検知部と、前記
    モータの通電制御及び前記給水装置の開閉制御を行なう
    制御回路部とを有し、この制御回路部は、前記水位検知
    部より撹拌中の水位検知出力を所定の時間毎に読み込
    み、所定期間内における前記水位検知出力値のピーク値
    バラツキの度合いを演算し、この演算値に応じて水位、
    水流、洗濯時間等の洗濯条件を設定する洗濯機の制御装
    置。
  2. 【請求項2】洗濯兼脱水槽と撹拌翼を駆動するモータ
    と、前記洗濯兼脱水槽内に給水を行なう給水装置と、前
    記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検知部と、前記
    モータの通電制御及び前記給水装置の開閉制御を行なう
    制御回路部とを有し、この制御回路部は、前記水位検知
    部より撹拌中の水位検知出力を所定の時間毎に読み込
    み、所定期間内における前記水位検知出力値の変化速度
    を積算した値に相関する値を演算し、この演算値に応じ
    て水位、水流、洗濯時間等の洗濯条件を設定する洗濯機
    の制御装置。
  3. 【請求項3】洗濯兼脱水槽と撹拌翼を駆動するモータ
    と、前記洗濯兼脱水槽内に給水を行なう給水装置と、前
    記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検知部と、前記
    モータの通電制御及び前記給水装置の開閉制御を行なう
    制御回路部とを有し、この制御回路部は、前記水位検知
    部より撹拌中の水位検知出力を所定の時間毎に読み込
    み、所定期間内における前記水位検知出力値の変化速度
    を積算した値に相関する値及び前記水位検知出力値のピ
    ーク値バラツキの度合いを演算し、この演算値に応じて
    水位、水流、洗濯時間等の洗濯条件を設定する洗濯機の
    制御装置。
  4. 【請求項4】洗濯兼脱水槽と撹拌翼を駆動するモータ
    と、前記洗濯兼脱水槽内に給水を行なう給水装置と、前
    記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検知部と、前記
    モータの通電制御及び前記給水装置の開閉制御を行なう
    制御回路部とを有し、この制御回路部は、前記水位検知
    部より撹拌中の水位検知出力を所定の時間毎に読み込
    み、所定期間内における前記水位検知出力値の変化速度
    を積算した値に相関する値及び前記水位検知出力値の最
    大値と最小値の差を演算し、この演算値に応じて水位、
    水流、洗濯時間等の洗濯条件を設定する洗濯機の制御装
    置。
  5. 【請求項5】洗濯兼脱水槽と撹拌翼を駆動するモータ
    と、前記洗濯兼脱水槽内に給水を行なう給水装置と、前
    記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検知部と、前記
    モータの通電制御及び前記給水装置の開閉制御を行なう
    制御回路部とを有し、この制御回路部は、前記水位検知
    部より撹拌中の水位検知出力を所定の時間毎に読み込
    み、所定期間内における前記水位検知出力値の変化速度
    を積算した値に相関する値及びその変化速度を積算した
    値に相関する値の偏差を演算し、この演算値に応じて水
    位、水流、洗濯時間等の洗濯条件を設定する洗濯機の制
    御装置。
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