JP3185904B2 - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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JP3185904B2 JP08311593A JP8311593A JP3185904B2 JP 3185904 B2 JP3185904 B2 JP 3185904B2 JP 08311593 A JP08311593 A JP 08311593A JP 8311593 A JP8311593 A JP 8311593A JP 3185904 B2 JP3185904 B2 JP 3185904B2
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和明 小柳
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として車両用のエン
ジンにおける電子式燃料噴射装置に使用される電磁式燃
料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁式燃料噴射弁の従来例についてその
断面図を示した図8を参照して述べる。図示の燃料噴射
弁は、コイル80を巻装したボビン81と、そのボビン
内に配置されかつ内部を燃料通路82とする中空状のコ
ア83と、前記ボビン81を内装するボデー84と、前
記コア83に樹脂モールドされた電気接続用コネクタ8
5とを備えている。なおこのような電磁式燃料噴射弁
は、例えば特開昭61−283758号公報に開示され
ている。
【0003】しかして従来の燃料噴射弁では、図8に示
されるように、前記ボデー84およびコア83は、いず
れもボビン81のどちらかの端面に面するフランジ部8
4a,83aを一体にもつ複雑な形状をなしている。ま
た、前記ボデー84とボビン81との間およびボビン8
1とコア83との間にOリング86,87が配置され、
燃料通路82を通る燃料がコイル部分及びボデー外へ洩
れないようにしている。更に、前記ボビン81にはその
組付けに先立ってコイル80が巻装されており、かつそ
の外周を覆うように樹脂モールドによる二次モールド
(符号、88を付す)が施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁式燃料噴射
弁によると、ボデー84およびコア83が複雑な形状で
あるために冷間鍛造および切削加工等の製作コストの高
い成形加工を必要とし、また燃料シールのための2個の
Oリング86,87の使用およびボビン81の二次モー
ルド88の実施等により、コストのかかる構成となって
いるとともに、Oリングおよび二次モールドに要するス
ペース確保により小型化および小径化が難しいといった
問題がある。
【0005】そこで本発明は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的はコストを低減
すると共に小型化を図ることのできる電磁式燃料噴射弁
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の電磁式燃料噴射弁は、コイルを巻装したボビンと、
そのボビン内に配置されかつ内部を燃料通路とする中空
状のコアと、前記ボビンを内装するボデーと、前記コア
に樹脂モールドされた電気接続用コネクタとを備える電
磁式燃料噴射弁であって、前記コアがパイプ材で形成さ
れ、そのコアに前記ボビンの前後端面に面する前後のプ
レートが取り付けられ、前記ボビンが前記コアを両プレ
ートの間にて挟み付ける二分割構造とされ、前記ボデー
がパイプ材で形成され、そのボデーに前記コアの両プレ
ートの間にて貫通する樹脂流通孔が設けられ、その流通
孔を通じて前記コネクタの樹脂モールド時の樹脂がボデ
ー内に充填されている。
【0007】
【作用】前記手段によれば、ボデーおよびコアがパイプ
材に簡単な成形および加工を加えることよって得られ
る。また、コアに取り付けた両プレートの間のコア部分
に二分割ボビンが挟み付けられかつそのボビンにコイル
が巻装されていることで、燃料通路部分とコイル部分及
びボデー外部とが区画され、これによって燃料シールの
ためのOリングが不要となる。また、コネクタの樹脂モ
ールドと同時にコイルの二次モールドがなされている。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。本例の電磁式燃料噴射弁の完成品が図1に断面図で
示されている。図1において、燃料噴射弁の軸心部に
は、中空部を燃料通路17とする軟磁性材のパイプ製コ
ア1が配置される。このコア1の前半部は、ボビン装着
部としてしぼり加工等によって細径化されている。コア
1の前端部には、非磁性体からなるリング状の非磁性プ
レート2がろう付け又は溶接で接合されている。非磁性
プレート2の外周部には、軟磁性材のパイプ製インナボ
デー3の後端部がろう付け又は溶接で接合されている。
前記コア1の中央部には、軟磁性材からなるリング状を
なしかつその一部(図示上部)が切りかかれている磁性
プレート4がろう付け又は溶接で接合されている。この
磁性プレート部分の断面図が図5に示されている。
【0009】前記コア1には、図1に示されるように、
前後のプレートの間すなわち非磁性プレート2と磁性プ
レート4の間において樹脂製ボビンが取り付けられる。
このボビンは、図4に斜視図で示されるように半割り状
に二分割したボビン半体5,6をコア1を挟み込むよう
に合体させることで構成される。両ボビン半体5,6の
フランジ部51,61の合わせ面には複数個の小突起5
a及びそれに対応する小孔6aが設けられており、小突
起5aを小孔6aに圧入させることによって両ボビン半
体5,6が一体化されている。なお一方のボビン半体6
のフランジ部61には、ターミナル7がインサート成形
されている。
【0010】前記コア1に取り付けたボビン半体5,6
には、図1に示されるようにコイル8が多層状に巻装さ
れている。このコイル8の端部は前記ターミナル7に電
気接続されている。なおコア1にボビン半体5,6を組
付けてコイル8を巻装することによってコアアッセンブ
リ1aとなる。このコアアッセンブリ1aが図3に断面
図で示されている。
【0011】前記コアアッセンブリ1aは、図1に示さ
れる磁性材からなるパイプ製アウタボデー9内にそのボ
デー後方(図1の右方)から組付けられている。この組
付けによりアウタボデー9には前後のプレート2,4及
びインナボデー3が密接状に嵌合される。本例では、こ
のアウタボデー9を燃料噴射弁の主たるボデーとしてお
り、前記インナボデー3をアウタボデー9の補強部材と
して設けている。アウタボデー9には、前記両プレート
2,4の間において貫通する樹脂流通孔9aが形成され
ている。アウタボデー9の後端部は、磁性プレート4に
複数箇所においてかしめによって固定されている(図5
参照)。
【0012】前記コア1の後半部には、図1に示される
ように樹脂モールドによって電気接続用コネクタ10が
形成されている。このコネクタ10の部位において、タ
ーミナル7が、図示しない電子制御装置からの入力を受
けることにより、コイル8の通電およびその解除がなさ
れる。さらにコネクタ10は、前記アウタボデー9とコ
ア1との結合部を覆うようにかつアウタボデー9の樹脂
流通孔9aを埋めるように樹脂モールドされている。従
って、樹脂モールド時の樹脂がアウタボデー9の樹脂流
通孔9aを通じてボデー内に充填されることによってボ
ビンのコイル8の外周に対する二次モールドがなされて
いる。この樹脂モールド後の半製品が図2に断面図で示
され、また樹脂流通孔9a部分の断面図が図6に示され
ている。
【0013】前記半製品のインナボデー3内には、図1
に示されるように磁性材からなるリング状ストッパプレ
ート11、燃料噴射口14aを有するバルブシート14
が順に組み込まれ、更にアウタボデー9内にアダプタ1
5が組み込まれ、そのアウタボデー9の先端をかしめる
ことによってそれら部品が固定されている。なおストッ
パプレート部分の断面図が図7に示されている。図7に
おいて、ストッパプレート11の内周には燃料通路を構
成する凹部11aが形成されている。
【0014】また前記バルブシート14の軸心部には、
図1に示されるようにバルブ13が軸方向に関しスライ
ド可能に組み込まれている。バルブ13の後方端部に
は、磁性体よりなりかつストッパプレート11内をスラ
イドする円筒状アーマチュア12が固定されている。ア
ーマチュア12には内外に貫通し燃料通路を構成する貫
通孔12aが形成されている。このアーマチュア12
は、前記コイル8の通電時においてコア1から吸引力を
受ける。
【0015】前記バルブ13は、それとコア1内にかし
め固定されたパイプ18との間に組み込まれたバルブス
プリング19の弾力を受けて常時はバルブシート14の
燃料噴射口14aを閉じた状態に保持されている。なお
コア1の後端(図1の右端)からバルブシート14の燃
料噴射口14aまでの間には、コア1の燃料通路17、
アーマチュア12の貫通孔12a内部、ストッパプレー
ト11の凹部11a内部、及びバルブシート内部を含む
一連の燃料通路が構成されており、コア1の後方端部内
である燃料通路17の入口にはストレーナ20が組み込
まれている。
【0016】このように構成された電磁式燃料噴射弁の
作動を簡単に説明すると、図示しない燃料タンクから所
定の圧力を付与された状態で供給される燃料は、ストレ
ーナ20によってろ過された後、燃料通路を通ってバル
ブシート14の内部まで至っている。しかしながら、バ
ルブ13はバルブスプリング19の弾力を受け、これに
よってバルブシート14の燃料噴射口14aを閉じた状
態に保持されているため、この噴射口14aからの燃料
噴射は生じない。
【0017】ここで、コイル8が電子制御装置からの電
気信号の入力によって通電状態になると、すでに述べた
ようにコア1の吸引力によってアーマチュア12がバル
ブ13と共にバルブスプリング19の弾力に抗して後退
する。この結果、バルブ13がバルブシート14の燃料
噴射口14aを開き、ここから燃料が噴射される。そし
て、コイル8に対する電気信号がオフになり、アーマチ
ュア12に作用していたコア1の吸引力が解除される
と、バルブスプリング19の弾力に基づいてバルブ13
は再び燃料噴射口14aを閉じた状態に保持し、この噴
射口14aからの燃料噴射は停止する。
【0018】前記した電磁式燃料噴射弁によると、アウ
タボデー9およびコア1がパイプ材に簡単な成形および
加工を加えることよって、安価な製作コストによって得
られる。また、コア1に取り付けた両プレート2,4の
間のコア部分に二分割のボビン半体5,6が挟み付けら
れかつそのボビン半体5,6にコイル8が巻装されてい
ることで、燃料通路部分とコイル部分及びボデー外部と
が区画され、これによって燃料シールのためのOリング
が不要となる。またコネクタ10の樹脂モールドと同時
にコイル8の二次モールドがなされている。従って、従
来必要としたOリングの使用およびボビンの二次モール
ドの実施等を廃止できるので、コストを低減すると共
に、Oリング及び二次モールドに要するスペース削減に
より小型化が可能となる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ボデーおよびコアがパ
イプ材をもとに安価な製作コストでもって得られまた従
来必要としたOリングの使用およびボビンの二次モール
ドの実施等を廃止できるので、コストを低減すると共に
小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁式燃料噴射弁の完成品を示す断面図であ
る。
【図2】電磁式燃料噴射弁の半製品を示す説明図であ
る。
【図3】コアアッセンブリを示す断面図である。
【図4】ボビンを説明する斜視図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】図1のB−B線断面図である。
【図7】図1のC−C線断面図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コア 2 プレート 4 プレート 5 ボビン半体 6 ボビン半体 8 コイル 9 アウタボデー 9a 樹脂流通孔 10 コネクタ 17 燃料通路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 39/00 - 71/04 F16K 31/06 - 31/11

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを巻装したボビンと、そのボビン
    内に配置されかつ内部を燃料通路とする中空状のコア
    と、前記ボビンを内装するボデーと、前記コアに樹脂モ
    ールドされた電気接続用コネクタとを備える電磁式燃料
    噴射弁であって、前記コアがパイプ材で形成され、その
    コアに前記ボビンの前後端面に面する前後のプレートが
    取り付けられ、前記ボビンが前記コアを両プレートの間
    にて挟み付ける二分割構造とされ、前記ボデーがパイプ
    材で形成され、そのボデーに前記コアの両プレートの間
    にて貫通する樹脂流通孔が設けられ、その流通孔を通じ
    て前記コネクタの樹脂モールド時の樹脂がボデー内に充
    填されている電磁式燃料噴射弁。
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JP4702338B2 (ja) * 2007-08-20 2011-06-15 株式会社デンソー 燃料噴射弁部品組付装置
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