JPH06257531A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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JPH06257531A
JPH06257531A JP7628493A JP7628493A JPH06257531A JP H06257531 A JPH06257531 A JP H06257531A JP 7628493 A JP7628493 A JP 7628493A JP 7628493 A JP7628493 A JP 7628493A JP H06257531 A JPH06257531 A JP H06257531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
solenoid
fuel injection
resin
connector
Prior art date
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Pending
Application number
JP7628493A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Hirata
稔男 平田
Takaaki Takagi
孝明 高城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コネクタの樹脂成形時の成形圧力によるコイ
ルの断線あるいは短絡等を防止し、製品の信頼性及び寿
命を向上する。 【構成】 ボビン11にコイル18を巻装してなるソレ
ノイド10内にコア20を挿入し、そのコア20のフラ
ンジ30の挿通孔31からソレノイド10のターミナル
14を引出すとともに挿通孔31にボビン11のターミ
ナル支持部12を嵌合し、そのソレノイド10及びコア
20をボデー1に組み込んだ後、コネクタ19が樹脂成
形される。コア20のフランジの挿通孔31の周辺部分
およびその挿通孔31からの前記支持部12の露出部分
を被覆する樹脂材40をコネクタ19の樹脂成形前にお
いて付着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として車両用のエン
ジンにおける電子式燃料噴射装置に使用される電磁式燃
料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁式燃料噴射弁の従来例についてその
断面図を示した図5を参照して述べる。電磁式燃料噴射
弁は、ボビン111にコイル118を巻装してなるソレ
ノイド110内にコア120を挿入し、そのコア120
のフランジ130の挿通孔131から前記ソレノイド1
10のターミナル114を引出すとともにその挿通孔1
31に前記ボビン111のターミナル支持部112を嵌
合し、そのソレノイド110及びコア120をボデー1
01に組み込んだ後、そのコア120に前記ターミナル
114の接続用コネクタ119が樹脂成形されている。
なおコネクタ成形前における組付完了品が図6(a)に
断面図で示され、同図(b)に(a)の右側面図が示さ
れている。このような電磁式燃料噴射弁は、例えば実開
昭60−194309公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁式燃料噴射
弁によると、コネクタ119の樹脂成形時の成形圧力が
ターミナル支持部112を通じてボビン111に加わ
り、その応力によってコイル118の断線あるいは短絡
等が起こるおそれがあり、製品の信頼性及び寿命に悪影
響を及ぼすことがある。
【0004】そこで本発明は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的はコネクタの樹
脂成形時の成形圧力によるコイルの断線あるいは短絡等
を防止し、製品の信頼性及び寿命を向上することのでき
る電磁式燃料噴射弁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、ボビンにコイルを巻装してなるソレノイド内にコ
アを挿入し、そのコアのフランジの挿通孔から前記ソレ
ノイドのターミナルを引出すとともにその挿通孔に前記
ボビンのターミナル支持部を嵌合し、そのソレノイド及
びコアをボデーに組み込んだ後、前記ターミナルの接続
用コネクタが樹脂成形される電磁式燃料噴射弁であっ
て、前記コアのフランジの挿通孔の周辺部分およびその
挿通孔からの前記ターミナル支持部の露出部分を被覆す
る防護用樹脂材が前記コネクタの樹脂成形前において付
着させてある。
【0006】
【作用】前記手段によれば、防護用樹脂材によってコネ
クタの樹脂成形時の成形圧力が受け止められることによ
り、その成形圧力がターミナル支持部に直接加わらず、
コイルに応力がおよばないものが得られる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。本例の電磁式燃料噴射弁の完成品が図3に断面図で
示されている。図3において、ボデー1の軸心部には磁
性体よりなりかつ中央部外周にフランジ30を有する中
空状のコア20がボデー後方(図3の右方)から組付け
られている。このコア20の前半部外周には、ボビン1
1にコイル18を巻装してなるソレノイド10が配設さ
れている。
【0008】このソレノイド10の各ターミナル14
は、コア20の前半部外周に樹脂成形された接続用コネ
クタ19の部位において図示しない電子制御装置からの
入力を受けて、ソレノイド10の通電およびその解除を
なし得るように前記コイル18と電気接続されている。
なおコネクタ19は、前記ボデー1とコア20との結合
部を覆うように樹脂成形されている。
【0009】前記ボデー1の前部(図3の左部)内に
は、燃料噴射口3を有するバルブシート2がアダプタ7
と共に組み込まれている。このバルブシート2の軸心部
には、バルブ5が軸方向に関してスライド可能に組み込
まれている。バルブ5の後方端部には、磁性体よりなる
アーマチュア6が固定されている。このアーマチュア6
は、前記ソレノイド10の通電時においてコア20から
吸引力を受ける。
【0010】前記コア20内に圧入固定されたパイプ2
1と前記バルブ5との間にはバルブスプリング22が組
み込まれている。バルブ5は、バルブスプリング22の
弾力を受けて常時は前記バルブシート2の燃料噴射口3
を閉じた状態に保持される。なお、前記コア20の後端
(図3の右端)からバルブシート2の燃料噴射口3まで
の間には燃料通路23が構成されており、コア20の後
方端部内である燃料通路23の入口にはストレーナ24
が組み込まれている。
【0011】このように構成された電磁式燃料噴射弁の
作動を簡単に説明すると、図示しない燃料タンクから所
定の圧力を付与された状態で供給される燃料は、ストレ
ーナ24によってろ過された後、燃料通路23を通って
バルブシート2の内部まで至っている。しかしながら、
バルブ5はバルブスプリング22の弾力を受け、これに
よってバルブシート2の燃料噴射口3を閉じた状態に保
持されているため、この噴射口からの燃料噴射は生じな
い。
【0012】ここで、ソレノイド10に電子制御装置か
らの電気信号が入力されてこのソレノイド10が通電状
態になると、すでに述べたようにコア20の吸引力によ
ってアーマチュア6がバルブ5と共にバルブスプリング
22の弾力に抗して後退する。この結果、バルブ5がバ
ルブシート2の燃料噴射口3を開き、ここから燃料が噴
射される。そして、ソレノイド10に対する電気信号が
オフになり、アーマチュア6に作用していたコア20の
吸引力が解除されると、バルブスプリング22の弾力に
基づいてバルブ5は再び燃料噴射口3を閉じた状態に保
持し、この噴射口からの燃料噴射は停止する。
【0013】さて前記ソレノイド10は、図4にその半
製品状態のものが平面図で示されるように、合成樹脂な
どの電気絶縁素材よりなるボビン11の外周にコイル1
8が多層状に巻装されている。このボビン11の一端部
(図4の右端部)には端面に突起状をなす一対のターミ
ナル支持部12をもつフランジ11aが形成されてい
て、その支持部12には前記一対のターミナル14がこ
のボビン11の樹脂成形時において埋め込むことで一体
的に取り付けられている。これら各ターミナル14の基
端部は、それぞれボビン11の外方向に向かって延びる
ようにL字状に形成されており、その突出端の接合部1
6に前記コイル18の各端末が電気接続されている。
【0014】さらに前記ソレノイド10には樹脂成形
(1次モールドと呼ばれる)がなされることにより、そ
のコイル18の外周面及び各ターミナル14の接合部1
6が図3に示されるように1次モールドにより成形され
た合成樹脂の絶縁素材からなる成形カバー13によって
被覆され、ソレノイド10は完成品となる。
【0015】また前記コネクタ19は、組付部品の組付
完了後の組付完了品に樹脂成形(2次モールドと呼ばれ
る)がなされることにより形成される。このコネクタ1
9の樹脂成形前における組付完了品が図2(a)に断面
図で示され、同図(b)に(a)の右側面図が示されて
いる。なお図2(a)において断面部分を明示するハッ
チングは省略されている。組付完了品は、ソレノイド1
0内にコア20を挿入し、そのコア20のフランジ30
の挿通孔31からソレノイド10のターミナル14を引
出すとともにその挿通孔31にボビン11のターミナル
支持部12を嵌合し、そのソレノイド10及びコア20
をボデー1に組み込んでなる。なおボデー1の前部に
は、ソレノイド10及びコア20の組付けに先立ってバ
ルブ5、バルブシート2およびアダプタ7等の組付部品
が組付けられている。なお組付完了品に至る製作工程は
従来とほとんど同様である。
【0016】前記組付完了品におけるコア20のフラン
ジの挿通孔31の周辺部分およびその挿通孔31からの
ターミナル支持部12の露出部分には、図1に示される
ようにコネクタ19の樹脂成形前において防護用樹脂材
40が付着されている。なお図1(a)は断面図、同図
(b)は(a)の右側面図である。図1(a)において
断面部分を明示するハッチングは省略されている。前記
樹脂材40は、挿通孔31の周辺部および支持部12の
全体を覆うように盛りつけられている。また、この樹脂
材40としては紫外線硬化性樹脂、光硬化性樹脂、嫌気
性樹脂等を使用すると硬化時間が短く、生産性がよい。
前記樹脂材40を付着させてある組付完了品に樹脂成形
によるコネクタ19が形成され、これによって図3に示
される完成品となる。
【0017】前記電磁式燃料噴射弁によると、樹脂材4
0によってコネクタ19の樹脂成形時の成形圧力が受け
止められることにより、その成形圧力がターミナル支持
部12に直接加わらず、コイル18に応力がおよばない
ものが得られる。このため、前記成形圧力によるコイル
18の断線あるいは短絡等を防止することができ、これ
によって完成品(製品)の信頼性及び寿命の向上が図れ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、防護用樹脂材によって
コネクタの樹脂成形時の成形圧力を受け止めることでコ
イルの断線あるいは短絡等を防止することができ、もっ
て製品の信頼性及び寿命の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁式燃料噴射弁のコネクタ成形前の組付完了
品を示す説明図である。
【図2】電磁式燃料噴射弁の組付完了品を示す説明図で
ある。
【図3】電磁式燃料噴射弁の完成品を示す断面図であ
る。
【図4】ソレノイドを示す平面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【図6】従来例の組付完了品を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ボデー 10 ソレノイド 11 ボビン 12 支持部 14 ターミナル 18 コイル 19 コネクタ 20 コア 30 フランジ 31 挿通孔 40 樹脂材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンにコイルを巻装してなるソレノイ
    ド内にコアを挿入し、そのコアのフランジの挿通孔から
    前記ソレノイドのターミナルを引出すとともにその挿通
    孔に前記ボビンのターミナル支持部を嵌合し、そのソレ
    ノイド及びコアをボデーに組み込んだ後、前記ターミナ
    ルの接続用コネクタが樹脂成形される電磁式燃料噴射弁
    であって、前記コアのフランジの挿通孔の周辺部分およ
    びその挿通孔からの前記ターミナル支持部の露出部分を
    被覆する防護用樹脂材が前記コネクタの樹脂成形前にお
    いて付着させてある電磁式燃料噴射弁。
JP7628493A 1993-03-09 1993-03-09 電磁式燃料噴射弁 Pending JPH06257531A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7628493A JPH06257531A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 電磁式燃料噴射弁

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JP7628493A JPH06257531A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 電磁式燃料噴射弁

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JPH06257531A true JPH06257531A (ja) 1994-09-13

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ID=13601011

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JP7628493A Pending JPH06257531A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 電磁式燃料噴射弁

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JP (1) JPH06257531A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100655377B1 (ko) * 2005-08-30 2006-12-08 현대자동차주식회사 인젝터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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