JP3185839U - 糖尿病治療困難者支援システム及び肥満症治療困難者支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】食事療法や運動療法を中心として各種療法を継続的に実行する際の煩雑さを解消する糖尿病治療困難者支援システムを提供する。
【解決手段】食事療法手段210により、利用者が摂取すべき食事に関する食品交換表の指示単位数と、利用者が実際に摂取した食事に関する食品交換表の指示単位数とを比較してその差分を演算し、その演算結果をグラフ等の所定の多様で利用者端末に表示する。また、運動療法手段220により、利用者が運動により消費すべき消費エネルギーと、利用者が実際に運動により消費した消費エネルギーとを比較してその差分を演算し、その演算結果をグラフ等の所定の多様で利用者端末に表示する。更に、薬物療法手段230により、利用者の医師の服薬指示書に基づく薬物の薬物名、服用時間及び服用量と、利用者が実際に服用した薬物の薬物名、服用時間及び服用量とを比較してその差分を演算し、その演算結果をグラフ等の所定の多様で利用者端末に表示する。
【選択図】図4

Description

本考案は、糖尿病治療の対象者のうち、特に、生活環境や家庭環境等の理由により糖尿病治療としての食事療法や運動療法を継続することが困難なために糖尿病治療を中止・中断した人、及び、糖尿病治療を行っていない人(以下、総称的に「糖尿病治療困難者」という)等に対して、食事調査情報に基づき栄養診断情報及び栄養指導情報を提供する糖尿病治療困難者支援システム、並びに、生活環境や家庭環境等の理由により肥満症治療としての食事療法や運動療法を継続することが困難なために肥満症治療を中止・中断した人、及び、肥満症治療を行っていない人(以下、総称的に、「肥満症治療困難者」等に対して、食事調査情報に基づき栄養診断情報及び栄養指導情報を提供する肥満症治療困難者支援システムに関する。
近年、生活習慣病である「糖尿病」が問題視されている。厚生労働省の発表によれば、同糖尿病が強く疑われる人が約890万人であり、糖尿病の可能性が否定できない人では約1,320万人で合わせて2,210万人と推定されており、平成19年の日本人口総数12,777万人を基準とすると、日本人のおよそ17%が糖尿病にかかっているかその予備軍であるとのことである。なお、日本人の死因の多くを占める悪性新生物(癌)、心疾患、脳血管疾患のうちの心疾患や脳血管疾患については糖尿病等により引き起こされる動脈硬化が下地となっている。現在、糖尿病人口2,210万人(糖尿病予備軍を含む)のうち糖尿病治療を行っている人の割合は45%(995万人)であり、他方、糖尿病治療を行っていない人の割合は55%(1,215万人)と言われている。そのため、近年では、それらの人の病状が悪化して三大合併症に発展し、年間3,000人以上の人が足を切断し、3,500人以上の人が失明し、14,000人以上の人が人工透析を開始していると言われている。糖尿病治療を中止若しくは中断してしまったり、行っていない理由の多くは、食事療法が難しい或いは面倒である、食事療法のための十分な時間がない、食事療法に従った食事を作ってくれる人がいない等である。
また、近年の医療費の増加傾向も問題視されている。癌、心臓病、脳卒中、糖尿病等の生活習慣病が医療費の3割を占め、健康に関する大きな課題となっており、健康に関する大きな課題となっており、健康増進の重要性が増大していることから、厚生労働省では、健康寿命を伸ばし、生活の質を高めることを目標に、平成12年から「21世紀における国民健康づくり運動」を推進している。
ここで、糖尿病等の生活習慣病を治療するには、運動する機会を増やしたり(即ち、いわゆる、「運動療法」を行ったり)、薬物を対象者に対して投与したり(即ち、いわゆる「薬物療法」を行ったり)する一方で、最も重要な治療として食生活の改善(即ち、いわゆる、「食事療法」)を行う必要がある。食事療法では、各食事についての栄養バランスの配慮等の食事管理が必要となるが、そのためには、糖尿病学会が推奨している「食事療法」を継続的に続けることが肝要であり、かかる「食事療法」の指導が医療機関で医師・管理栄養士等の下で行われている。この食事療法とは、所定の食品交換表を使用して、適切な量で栄養バランスの良い食事の献立を作り、その献立に基づいて料理を作り、その料理を食べるという方法である。しかし、専門知識の無い個人が専門家の指導を受けながら食品交換表を見て毎日の食事の献立を作るためには、ある程度食品交換表を勉強して知識を得る必要があり、また、献立、料理を作る手間、時間が必要であり、更に、糖尿病治療用に食品の単位量を計算した献立を作ると共に家族とは別に料理を作る必要があるため、食事療法が難しい、面倒、時間が無い、食事療法に沿った食事を作ってくれる人がいない等の理由で食事療法を行っていない人が多く、結果として、病状が悪化している人が多い。このため、食事療法を促進するための支援システムとして、糖尿病患者の負担が少なく、(特に、上記の糖尿病治療困難者にとってできるだけ簡便に利用でき)簡単な方法で長く続けられるような食事療法の支援システムが必要となる。
従来、この種の発明として、例えば、特許文献1に記載の発明がある。この発明は、通信端末に健康管理対象者の食事データや運動データを入力することで、健康管理対象者に健康管理情報(食事管理情報や運動管理情報)を提供するシステムや方法を提案している。
詳細には、特許文献1には、健康管理システム、通信端末、健康管理方法及びプログラムを特徴とする発明が開示されている。具体的には、特許文献1の発明では、通信端末が、サーバーに携帯アプリケーションを要求してダウンロードを行い、サーバーにライセンス認証を要求してライセンス認証結果と食事データ(及び/又は運動データ)のダウンロードを行い、利用者が入力した食事データ(及び/又は運動データ)を端末内のメモリに保存する。携帯アプリケーションは、利用者が入力した食事データ(及び/又は運動データ)を使って利用者の食事摂取量(及び/又は運動消費量)について健康管理情報を提供する。通信端末には、あらかじめ設定したコース別に目標とする食事摂取量やカロリー、運動消費量を設定しておき、健康管理コースの目的により食事バランスガイド又は食品交換表の使用を切り替えて目的にあった食事管理を行う。(同文献の「要約」参照)
特開2010−152470号公報
しかし、特許文献1に記載の健康管理システム、通信端末、健康管理方法およびプログラムは、健康管理コース(「糖尿病改善」コース等)の目的により食事バランスガイドまたは食品交換表の使用を切り替えて目的にあった食事管理を行うものであるため(段落0027等参照)、医師・管理栄養士等の専門家による食事指示票や個人情報等に基づいて基準値を設定することができず、対象者にとって最適な食事管理や運動管理等を行えない可能性がある。また、特許文献1に記載の健康管理システム、通信端末、健康管理方法およびプログラムは、食事の状態(即ち、摂取カロリー)と運動の状態(即ち、消費カロリー)とを知ることにより、それらを食生活改善等に利用するものであるが(段落0053参照)、そのためには、食事ごとにそれらの状態を逐一確認して次の食事や運動を考える必要があり、対象者にとって作業負担が大きくなる可能性がある。
ここで、本考案者らは、糖尿病治療のための3療法(食事療法、運動療法、薬物療法)のうち、特に重要な食事療法について鋭意の調査研究を重ねた結果、食事療法で使用されている食品交換表(一日に摂取する食物エネルギーを6つの食品群に分類し、1単位を80kcalとして1日の摂取カロリー計算をして食事できるようにした表)を用いた食事管理については、食品交換表を見ながら毎日の献立作り、献立に基づく料理作り等が(栄養や調理等の専門知識のない人には)難しい、面倒である、時間が無い、(自分の代わりに)作ってくれる人がいない等の理由で、糖尿病患者が継続して食事管理することが困難であるとの知見を得た。
そして、かかる知見に基づき、本考案者らは、更に鋭意の研究開発を重ねた結果、利用者の負担が少なく簡単で、短時間ででき、長続きするシステムが必要と考え、実際に食べた料理を入力するだけで、食品交換表に基づく食事療法が行えるシステムを考えた。具体的には、本考案者らは、食べた料理のカロリーが自動的に計算されると共に、6つの食品区分(表1〜表6・調味料)の摂取単位数が自動的に計算され、更に、それらの計算値を利用者の基準値と比較して適正か否かを判定し、改善すべき点については、要点がアドバイスとして表示され、次回以降の食事に反映されていくという一連の手順又は方法で、使用者が食事療法を徐々に覚えていくシステムであって、従来の問題点を解決することができるコンピュータを利用した糖尿病治療支援システムとして、本考案を完成した。
即ち、本考案は、上記従来の問題点に鑑み、糖尿病治療のための食事療法や運動療法を中心として各種療法を継続的に実行する際の煩雑さを解消する機構を提供し、利用者の糖尿病に起因する各種リスクを負担のない方法で手軽に抑制することができると共に、食事管理だけでなく、糖尿病の3療法に必要な情報の管理及び計算を一手に引き受けることで、総合的な糖尿病治療の支援を行うことができる糖尿病治療困難者支援システムの提供を課題とする。
また、本考案は、肥満症治療のための食事療法や運動療法を中心として各種療法を継続的に実行する際の煩雑さを解消する機構を提供し、利用者の肥満症に起因する各種リスクを負担のない方法で手軽に抑制することができると共に、食事管理だけでなく、肥満症の療法に必要な情報の管理及び計算を一手に引き受けることで、総合的な肥満症治療の支援を行うことができる肥満症治療困難者支援システムの提供を別の課題とする。
本発明に係る糖尿病治療困難者支援システムは、後述する実施の形態における部材番号に対応付けて説明すると、マスタファイルとして、利用者マスタファイル310、食品交換表マスタファイル、指示単位マスタファイル330及び運動マスタファイルを具備すると共に、コンピュータのハードウエア資源及びソフトウエア資源を利用して所定の機能を実現する機能実現手段として、統合的支援処理手段と、当該統合支援処理手段の構成要素としての食事療法支援処理手段(又は食事療法手段)210及び運動療法支援処理手段(又は運動療法手段)220とを備える。前記利用者マスタファイルは、利用者USごとに、利用者の基本データとして、少なくとも、当該利用者が1日に摂取することが適正とされる適正値又は摂取することが許容される最大値としての飲食品の摂取エネルギー量を食品交換表の単位数に置換した値である日毎食事基準単位数を設定し、前記日毎食事基準単位数を各利用者に関連付けて所定の記憶領域に格納する。ここで、前記日毎食事基準単位数は、典型的には、医師の指示がある場合においては、当該医師の指示による1日分の食品交換表の単位数からなる指示単位数からなり、医師の指示がない場合においては、利用者の標準体重と身体活動量とに応じて所定の演算式で演算した1日分の適正摂取エネルギーを、80kcalを1単位として食品交換表の単位数に変換した基準単位数からなるものとすることができる。前記食品交換表マスタファイルは、利用者が摂取する個別の飲食品の飲食品名と、各飲食品を単位摂取量だけ摂取した場合における食品交換表の表1、表2、表3、表4、表5、表6及び調味料の合計7種類の表種別の単位を表す飲食品別単位数とを含む飲食品データを分類して所定の記憶領域に格納するものであり、食品交換表マスタファイルは、例えば、後述する実施の形態における食品マスタファイル320単体、又は、食品マスタファイル320と他のファイル(食品交換表に相当するファイル)とからなるマスタファイルから構成することができる。前記指示単位マスタファイルは、利用者が1日に摂取することが適正とされる適正値又は摂取することが許容される最大値としての飲食品の摂取エネルギー量を前記食品交換表の単位数に置換した値である日毎食事指示単位数を格納すると共に、当該日毎食事指示単位数として、全ての利用者の1日の摂取エネルギー量をその最小値から最大値まで網羅する最小値の食事指示単位数から最大値の食事指示単位数まで1単位おきに設定した複数の日毎食事指示単位数を設定し、かつ、前記複数の日毎食事指示単位数の各々について、当該日毎食事指示単位数を前記食品交換表の合計7種類の表別の単位数に配分し、それら配分した7つの単位数を1日分の表別の単位数を表す日毎表別指示単位数として設定すると共に、前記複数の日毎食事指示単位数の各々について、前記7つの日毎表別指示単位数の各々の値を更に朝食、昼食、夕食及び間食の4種類の食事別の単位数に配分し、それら配分した食事別の単位数を食事ごとの表別の単位数を表す食事毎表別指示単位数として設定して、前記日毎食事指示単位数、前記日毎表別指示単位数、及び、前記食事毎表別指示単位数を互いに関連付けて食事基準値として所定の記憶領域に格納することにより、利用者が摂取すべき食品交換表の1日分の合計の指示単位数と、1日分の表別の指示単位数と、食事ごとの表別の指示単位数とを、前記最小値の食事指示単位数から前記最大値の食事指示単位数までの間の複数段階で定義する。前記運動マスタファイルは、運動種目と、前記運動種目ごとの単位時間当たり消費カロリーとを互いに関連付けて格納する。前記統合的支援処理手段は、食事療法、運動療法及び薬物療法の3療法のうち、食事療法及び運動療法の2療法を統合的に支援する統合的支援処理機能をコンピュータに実現させる。また、前記統合的支援処理手段は、前記利用者マスタファイル、前記食品交換表マスタファイル及び前記指示単位マスタファイルを参照して、利用者ごとに食事療法支援用のデータを加工及び出力する食事療法支援処理機能をコンピュータに実現させる食事療法支援処理手段と、前記運動マスタファイルを参照して、利用者ごとに運動療法支援用のデータを加工及び出力する運動療法支援処理機能をコンピュータに実現させる運動療法支援処理手段とを備える。前記食事療法支援処理手段は、食事指示データ作成機能、摂食データ作成機能、食事結果データ作成機能及び食事結果データ出力機能を前記食事療法支援処理機能としてコンピュータに実現させる。前記食事指示データ作成機能は、第1の食事指示データ作成機能、又は、第2の食事指示データ作成機能からなる。前記第1の食事指示データ作成機能では、各利用者について、前記利用者マスタファイルを参照して、前記利用者マスタファイルから当該利用者に対応する日毎食事基準単位数を抽出すると共に、前記指示単位マスタファイルを参照して、前記抽出した日毎食事基準単位数を前記指示単位マスタファイルの複数の日毎食事指示単位数と対比して、前記日毎食事基準単位数が対応する日毎食事指示単位数を抽出し、更に、前記抽出した日毎食事指示単位数に基づき、前記抽出した日毎食事指示単位数に関連付けられた前記日毎表別指示単位数及び食事毎表別指示単位数を抽出し、前記日毎食事指示単位数、前記日毎表別指示単位数及び前記食事毎表別指示単位数を前記利用者の食事指示データである食事基準値として前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する。前記第2の食事指示データ作成機能では、各利用者について、前記利用者マスタファイルを参照して、前記利用者マスタファイルから当該利用者に対応する日毎食事基準単位数を抽出すると共に、前記指示単位マスタファイルを参照して、前記抽出した日毎食事基準単位数を前記指示単位マスタファイルの複数の日毎食事指示単位数と対比して、前記日毎食事基準単位数が対応する日毎食事指示単位数を抽出し、その後、前記抽出した日毎食事指示単位数を、各数値の日毎食事指示単位数を食品交換表の7種類の表別に配分する配分率に応じて、食品交換表の7種類の表別に配分することにより、前記抽出した日毎食事指示単位数に対応する前記日毎表別指示単位数及び食事毎表別指示単位数を演算し、前記日毎食事指示単位数、前記日毎表別指示単位数及び前記食事毎表別指示単位数を前記利用者の食事指示データである食事基準値として前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する。ここで、本発明は、上記のように、前記指示単位マスタファイルに、前記食事基準値として、前記日毎食事指示単位数、前記日毎表別食事指示単位数及び前記食事毎表別指示単位数を予め格納し、食事指示データ作成機能により、前記利用者マスタファイルの日毎食事指示基準単位数を指示単位マスタファイルの日毎食事指示単位数と対比して対応する日毎食事指示単位数を抽出し、抽出した日毎食事指示単位数に関連付けられた日毎表別食事指示単位数及び食事毎表別指示単位数を抽出する構成とされているが、この構成以外に、前記指示単位マスタファイルには、前記食事基準値として、前記日毎食事指示単位数のみを予め格納し、食事指示データ作成機能により、前記利用者マスタファイルの日毎食事指示基準単位数を指示単位マスタファイルの日毎食事指示単位数と対比して対応する日毎食事指示単位数を抽出した後、抽出した日毎食事指示単位数に基づき、所定の演算式により日毎表別食事指示単位数及び食事毎表別指示単位数を演算することも可能である。このような演算式としては、例えば、各数値の日毎食事指示単位数を食品交換表の7種類の表別に配分する配分率を予め設定し、その配分率に応じて抽出した日毎食事指示単位数を食品交換表の7種類の表別に配分する演算式を採用することができる。このような配分率としては、例えば、図16及び図17に示す基準単位UN1〜UN12の表における配分率や、図18の食事指示票に示す指示エネルギーごと(及び、対応する単位ごと)の配分率を採用することができる。前記摂食データ作成機能では、利用者が食事ごとに摂取した飲食品の飲食品名の入力値及び各飲食品の摂取量の入力値に基づき、前記食品交換表マスタファイルを参照して、当該利用者が各食事で摂取した飲食品ごとに前記食品交換表の表別の単位数を表す表別摂取単位数を演算し、当該演算した表別摂取単位数を合計して各食事についての食品交換表の表別の単位数を表す食事毎表別摂取単位数を演算すると共に、当該食事毎表別摂取単位数を合計して1日分の食品交換表の合計単位数を表す日毎摂取単位数を演算し、前記日毎摂取単位数、前記日毎表別摂取単位数及び前記食事毎表別摂取単位数を前記利用者の摂食データである食事摂取値として前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する。前記食事結果データ作成機能では、前記利用者について、前記食事指示データの前記日毎表別指示単位数及び前記食事毎表別指示単位数と、前記摂食データの前記日毎表別摂取単位数及び前記食事毎表別摂取単位数とをそれぞれ対比して、前記日毎表別指示単位数と前記日毎表別摂取単位数との差分値である日毎表別単位差分値(即ち、1日における食品交換表の7種類の表別の値の差分値)、及び、前記食事毎表別指示単位数と前記食事毎表別摂取単位数との差分値である食事毎表別単位差分値(即ち、1日の食事別における食品交換表の7種類の表別の値の差分値)をそれぞれ演算して、前記日毎表別単位差分値及び前記食事毎表別単位差分値を前記利用者の食事結果データである前記食事基準値と前記食事摂食値との差分値として前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する。ここで、前記食事結果データ作成機能では、更に、前記食事指示データの前記日毎食事指示単位数と前記摂食データ前記日毎摂取単位数とを対比して、前記日毎食事指示単位数と前記日毎摂取単位数との差分値である日毎単位差分値を演算し、前記日毎単位差分値を前記食事結果データである前記食事基準値と前記食事摂食値との差分値として前記利用者に関連付けて前記所定の記憶領域に記憶することも可能である。前記食事結果データ出力機能では、前記食事結果データを前記利用者の利用者端末に所定の態様で出力する。ここで、前記食事結果出力機能は、前記所定の態様の出力として、典型的には、後述する実施の形態のように、1日の食事結果として、前記食事基準値、前記食事摂取値、及び、前記食事基準値と食事摂取値との差分値(即ち、食事基準値と食事摂取値との差分の増減)を食品交換表の7種類の表別に表形式で表示し、また、上記の1日の食事結果としての食事基準値と食事摂取値とを食品交換表の7種類の表別に折れ線グラフやレーダーチャート等のグラフ形式で表示し、更に、各食別の食事結果として、各食別の前記食事基準値、前記食事摂取値、及び、前記食事基準値と食事摂取値との差分値(即ち、食事基準値に対する食事摂取値の増減値)を食品交換表の7種類の表別に表形式で表示することができる。これに加えて、食事結果出力機能は、1日の食事結果から食品交換表の表別の食事基準値に対する食事摂取値の増減値が大きいものについては、改善すべき事項としてコメントやアドバイスを1日の評価として表示することができる。この場合、例えば、利用者の1日の食事結果における食事摂取値が食事基準値に対して所定値(例えば、10%)以上となった場合に、該当するコメント又はアドバイスを表示するようにすることができる。或いは、食事基準値に対する食事摂取値の増減値を複数段階に設定し、その段階に応じて対応するコメント又はアドバイスを表示するようにすることもできる。この場合、例えば、食事基準値に対する食事摂取値の増減幅が大きくなるほど、食事改善の必要性を強調するコメント又はアドバイスを表示するようにすることができる。前記運動療法支援処理手段は、実運動データ作成機能、運動結果データ作成機能及び運動結果出力機能を前記運動療法支援処理機能としてコンピュータに実現させる。前記実運動データ作成機能では、前記利用者が1日に実際に運動した運動種目の入力値と運動種目ごとの運動時間の入力値とに基づき、前記運動マスタファイルの運動種目ごとの単位時間当たり消費カロリーを参照して、前記実際の運動
種目の各々について実際の運動時間による実消費エネルギー量を演算し、前記利用者の実運動データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する。前記運動結果データ作成処理では、前記利用者について、前記実運動データの実消費エネルギー量を前記利用者の運動結果データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する。前記運動結果出力機能では、前記運動結果データを前記利用者の利用者端末に所定の態様で出力する。ここで、糖尿病治療の運動療法では、運動による目標消費エネルギー量を設定しないため、本発明では、運動による目標消費エネルギー量を利用者マスタファイルに格納することは必須ではなく、あくまで、利用者が、自らの努力目標として目標消費エネルギー量を選択的に利用できるよう構成している。即ち、利用者が努力目標として目標消費エネルギー量を設定したい場合は、前記利用者マスタファイルに、更に、前記利用者が1日に運動により消費すべき日毎目標消費エネルギー量を設定し、前記日毎目標消費エネルギー量を各利用者に関連付けて所定の記憶領域に格納する。そして、前記運動療法支援処理手段が、前記利用者マスタファイル及び前記運動マスタファイルを参照して、利用者ごとに運動療法支援用のデータを加工及び出力する運動療法支援処理機能をコンピュータに実現させることができるようにする。詳細には、この場合、前記運動療法処理手段は、各利用者について、前記利用者マスタファイルを参照して、前記利用者の前記1日分の目標消費エネルギー量を抽出し、前記利用者の運動指示データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する運動指示データ作成機能をコンピュータに実現させる。そして、前記運動結果データ作成機能では、前記利用者について、前記運動指示データの目標消費エネルギー量と、前記実運動データの実消費エネルギー量とを対比して、前記目標消費エネルギー量と前記実消費エネルギー量との差分値である消費エネルギー量差分値を演算し、その消費エネルギー量差分値を前記利用者の運動結果データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する。
本発明の肥満症治療困難者支援システムは、マスタファイルとして、利用者マスタファイル、食品マスタファイル、指示単位マスタファイル及び運動マスタファイルを具備すると共に、コンピュータのハードウエア資源及びソフトウエア資源を利用して所定の機能を実現する機能実現手段として、統合的支援処理手段と、当該統合支援処理手段の構成要素としての食事療法支援処理手段及び運動療法支援処理手段とを備える。前記利用者マスタファイルは、利用者USごとに、利用者の基本データとして、少なくとも、当該利用者が1日に摂取することが適正とされる適正値又は摂取することが許容される最大値としての飲食品の摂取エネルギー量である日毎指示摂取エネルギー量を設定し、前記日毎指示摂取エネルギー量を各利用者に関連付けて所定の記憶領域に格納する。前記食品マスタファイルは、利用者が摂取する個別の飲食品の飲食品名と、各飲食品による摂取エネルギー量とを含む飲食品データを分類して所定の記憶領域に格納する。前記運動マスタファイルは、運動種目と、前記運動種目ごとの単位時間当たり消費カロリーとを互いに関連付けて格納する。前記統合的支援処理手段は、食事療法及び運動療法の2療法を統合的に支援する統合的支援処理機能をコンピュータに実現させる。前記統合的支援処理手段は、前記利用者マスタファイル、前記食品マスタファイルを参照して、利用者ごとに食事療法支援用のデータを加工及び出力する食事療法支援処理機能をコンピュータに実現させる食事療法支援処理手段と、前記運動マスタファイルを参照して、利用者ごとに運動療法支援用のデータを加工及び出力する運動療法支援処理機能をコンピュータに実現させる運動療法支援処理手段とを備える。食事療法支援処理手段は、食事指示データ作成機能、摂食データ作成機能、食事結果データ作成機能及び食事結果データ出力機能を前記食事療法支援処理機能としてコンピュータに実現させる。前記食事データ作成機能では、各利用者について、前記利用者マスタファイルを参照して、前記利用者マスタファイルから当該利用者に対応する日毎指示摂取エネルギー量を抽出し、前記利用者の食事指示データである食事基準値とし前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する。前記摂食データ作成機能では、利用者が食事ごとに摂取した飲食品の飲食品名の入力値及び各飲食品の摂取量の入力値に基づき、前記食品マスタファイルを参照して、当該利用者が各食事で摂取した飲食品ごとに摂取エネルギー量を演算し、当該演算した摂取エネルギー量を合計して各食事についての摂取エネルギー量を表す食事毎摂取エネルギー量を演算すると共に、当該食事毎摂取エネルギー量を合計して1日分の摂取エネルギー量を表す日毎摂取エネルギー量を演算し、前記日毎摂取エネルギー量及び前記食事毎摂取エネルギー量を前記利用者の摂食データである食事摂食値として前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する。前記食事結果データ作成機能では、前記利用者について、前記食事指示データの前記日毎指示摂取エネルギー量と、前記摂食データの前記日毎摂取エネルギー量とを対比して、前記日毎指示摂取エネルギー量と前記日毎摂取エネルギー量との差分値である日毎エネルギー量差分値を演算して、前記利用者の食事結果データである前記食事基準値と前記食事摂食値との差分値として前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する。前記食事結果出力機能では、前記食事結果データを前記利用者の利用者端末に所定の態様で出力する。前記運動療法支援処理手段は、運動指示データ作成機能、実運動データ作成機能、運動結果データ作成機能及び運動結果出力機能を前記運動療法支援処理機能としてコンピュータに実現させる。前記実運動データ作成機能では、前記利用者が1日に実際に運動した運動種目の入力値と運動種目ごとの運動時間の入力値とに基づき、前記運動マスタファイルの運動種目ごとの単位時間当たり消費カロリーを参照して、前記実際の運動種目の各々について実際の運動時間による実消費エネルギー量を演算し、前記利用者の実運動データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する。前記運動結果データ作成処理では、前記利用者について、前記実運動データの実消費エネルギー量を前記利用者の運動結果データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する。前記運動結果出力機能では、前記運動結果データを前記利用者の利用者端末に所定の態様で出力する。ここで、本発明の肥満症治療困難者支援システムは、上記の本発明の糖尿病治療困難者支援システムと同様の基本的構成を採用するため、上記の本発明の糖尿病治療困難者支援システムの場合と同様の変更が可能である。例えば、利用者マスタファイルに、利用者が1日に運動により消費すべき日毎目標消費エネルギー量を更に設定して、運動療法支援処理手段が、運動指示データ作成機能において、各利用者について、前記利用者マスタファイルを参照して、前記利用者の前記1日分の目標消費エネルギー量を抽出し、前記利用者の運動指示データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶するようにしてもよい。
本考案にかかる糖尿病治療困難者支援システムは、糖尿病治療の各対象者にとって最適な食事管理や運動管理等を行うことができ、加えて、栄養診断結果に基づく栄養指導情報についても対象者が容易に理解できるような態様で提示し、かつ、同栄養指導情報を各食事において感覚的に利用できるよう覚えやすくすることができる。また、本考案にかかる糖尿病治療困難者支援システムが採用する方法は、発想の転換により、食事療法の食事を作るのではなく、食べた食事を食事療法に換算するという方法であるため、関連知識のない(或いは少ない)人であっても簡単に使用することができ、働いている人のうちの忙しい人や外食が多い人等の食事療法がうまくできなかった人が取り組みやすくなる。このような働き盛りの人達や家庭の中心となる人達が治療に取り組めば、病状の悪化や重症化が避けられるため、悲惨な思いをする人を減らすことができ、特に、治療をしていない人(患者の55%)1,215万人を減らすことが可能となる。
本考案にかかる肥満症治療困難者支援システムは、肥満症治療の各対象者にとって最適な食事管理や運動管理を行うことができ、加えて、栄養診断結果に基づく栄養指導情報についても対象者が容易に理解できるような態様で提示し、かつ、同栄養指導情報を各食事において感覚的に利用できるよう覚えやすくすることができる。また、本考案にかかる肥満症治療困難者支援システムが採用する方法は、発想の転換により、食事療法の食事を作るのではなく、食べた食事を食事療法に換算するという方法であるため、関連知識のない(或いは少ない)人であっても簡単に使用することができ、働いている人のうちの忙しい人や外食が多い人等の食事療法がうまくできなかった人が取り組みやすくなる。このような働き盛りの人達や家庭の中心となる人達が治療に取り組めば、病状の悪化や重症化が避けられるため、悲惨な思いをする人を減らすことができ、特に、治療をしていない人を減らすことが可能となる。
(機能ブロック図)
図1は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのネットワーク構成を示す概略図である。 図2は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのシステム構成を示す概略図である。 図3は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのネットワーク構成についてデータベースを中心に示す機能ブロック図である。 図4は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのデータベース及び各種機能実現手段を示す機能ブロック図である。 図5は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの各種機能実現手段を示す機能ブロック図である。 図6は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの食事療法手段について摂取単位計算を中心に示す機能ブロック図である。 図7は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの食事療法手段について摂取エネルギー計算を中心に示す機能ブロック図である。 図8は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの運動療法手段における運動記録のための各種運動項目を示すブロック図である。 図9は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの薬物療法手段における服薬記録のための各種服薬項目を示すブロック図である。(食品交換表等) 図10は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの食品分類ファイルとしての食品交換表の分類表を示す。 図11は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの食品分類ファイルとしての食品の大分類表を示す。 図12は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの食品分類ファイルとしての食品の小分類表を示す。 図13は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの食品交換表ファイルとしての食品交換表を示す。 図14は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの食品成分表ファイルとしての食品成分表を示す。 図15は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの食事摂取基準ファイルとしての食事摂取基準表を示す。 図16は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの1日の指示単位ファイルとしての指示単位表(15〜21単位)の一例を示す。 図17は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの1日の指示単位ファイルとしての指示単位表(22〜N単位)の一例を示す。 図18は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの1日の指示単位ファイルとしての指示単位表(1日の指示単位の配分)の一例を示す。 図19は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの食事記録ファイルとしての食事に対する実施結果の一例を示す。 図20は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの運動マスタファイルとしての運動種目別の運動量(目安)の一例を示す。 図21は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの運動マスタファイルとしての運動種目別の運動量(目安)に対する性別、年齢及び体重による補正係数の運療法用補正係数表の一例を示す。 図22は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの運動療法手段における利用者毎の運動種目別の目標運動量(運動時間)の目安の計算・表示処理の一例を示す。 図23は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの運動療法手段における運動量の目標設定と実施事項との対比処理の一例を示す。 図24は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの薬物マスタファイルとしての薬物別の服用情報の一例を示す。 図25は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの薬物療法手段における服薬指示と実際の服薬との対比処理の一例を示す。 図26は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの画面遷移を示す概略図である。 図27は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの食事療法手段における摂取単位計算の画面遷移を詳細に示す画面遷移図である。 図28は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの各種機能実現手段の画面遷移を詳細に示す画面遷移図である。(画面構成図) 図29は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムの初期画面の一例を示す画面構成図である。 図30は図29の初期画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される「治療支援の選択」画面の一例を示す画面構成図である。 図31は図30の「治療支援の選択」画面で第1のラジオボタン(「1.薬を飲んでいない人」)又は第2のラジオボタン(「2.薬を飲んでいる人」)のどちらかのラジオボタンを選択して「次へ」ボタンを押したときに表示される「エネルギー量決定」画面の一例を示す画面構成図である。 図32は図31の「エネルギー量決定」画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される「身長入力」画面の一例を示す画面構成図である。 図33は図32の「身長入力」画面でテキストボックスに身長データを入力して「次へ」ボタンを押したときに表示される「身体活動の選択」画面の一例を示す画面構成図である。 図34は図33の「身体活動の選択」画面で身体活動量を選択して「次へ」ボタンを押したときに表示される「摂取エネルギー量表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図35は図34の「摂取エネルギー量表示」画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される「食事指標表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図36は図61の「メインメニュー」画面で「4)食品の種類」ボタンを押したときに表示される「食事入力」画面の一例を示す画面構成図である。 図37は図36の食事の入力画面で「量変更」ボタンを押したときに表示される量の「量変更」画面の一例を示す画面構成図である。 図38は図61の「メインメニュー」画面で「6)飲食物の選択」ボタンを押したときに表示される「飲食物選択」画面の一例を示す画面構成図である。 図39は図38の「飲食物選択(料理の部類(大分類))」画面でいずれかの「選択」ボタンを押したときに表示される「飲食物選択(グループ選択)」画面の一例を示す画面構成図である。 図40は図39の「飲食物選択(グループ選択)」画面でいずれかの「選択」ボタンを押したときに表示される「飲食物選択(料理の部類(小分類))」画面の一例を示す画面構成図である。 図41は図40の「飲食物選択(料理の部類(小分類))」画面でいずれかの「選択」ボタンを押したときに表示される「食事結果選択」画面の一例を示す画面構成図である。 図42は図41の「食事結果選択」画面で「1」ボタンを押したときに表示される「1日の結果(表)表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図43は図42の「1日の結果(表)表示」画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される「1日の結果(グラフ)表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図44は図43の1日の結果(グラフ)表示画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される1日の評価表示画面の一例を示す画面構成図である。 図45は図41の「食事結果選択」画面で「2」ボタンを押したときに表示される「各食事別結果表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図46は図41の「食事結果選択」画面で「3」ボタンを押したときに表示される「1日の食事内容(カロリー表1〜表3)表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図47は図46の「1日の食事内容(カロリー表1〜表3)表示」画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される「1日の食事内容(カロリー表4〜調味料)表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図48は図41の「食事結果選択」画面で「4」ボタンを押したときに表示される「1週間の平均値(グラフ)表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図49は図48の「1週間の平均値(グラフ)表示」画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される「1週間の評価表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図50は図41の「食事結果選択」画面で「5」ボタンを押したときに表示される「半月(15日)の平均値表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図51は図50の「半月(15日)の平均値表示」画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される「半月(15日)の評価表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図52は図41の「食事結果選択」画面で「6」ボタンを押したときに表示される「達成カレンダー(食事療法)表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図53は図61の「メインメニュー」画面で「8)運動療法」ボタンを押したときに表示される「運動療法表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図54は図53の「運動療法表示」画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される「1日の運動量表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図55は図54の「1日の運動量表示」画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される「実施状況入力」画面の一例を示す画面構成図である。 図56は図55の「実施状況入力」画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される「達成カレンダー(運動療法)表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図57は図61の「メインメニュー」画面で「9)薬物療法」ボタンを押したときに表示される「薬物療法表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図58は図57の「薬物療法表示」画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される「服薬状況の選択」画面の一例を示す画面構成図である。 図59は図58の「服薬状況」画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される「実施状況入力」画面の一例を示す画面構成図である。 図60は図59の「実施状況入力」画面で「次へ」ボタンを押したときに表示される「達成カレンダー(薬物療法)表示」画面の一例を示す画面構成図である。 図61は図35の「1日当たりの食事指示票表示」画面で「次へ」ボタンを押したとき等に表示される「メインメニュー」画面の一例を示す画面構成図である。 図62は図61の「メインメニュー」画面で「10)問い合わせ・その他」ボタンを押したときに表示される「問い合わせ・その他表示」画面の一例を示す画面構成図である。(フローチャート) 図63は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの基本データ登録処理を概略的に示すフローチャートである。 図64は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの食事療法基礎データ登録処理(糖尿病治療用)を概略的に示すフローチャートである。 図65は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの食事療法基礎データ登録処理(肥満症治療用)を概略的に示すフローチャートである。 図66は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの運動療法基礎データ登録処理を概略的に示すフローチャートである。 図67は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの薬物療法基礎データ登録処理を概略的に示すフローチャートである。 図68は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの統合的療法支援処理を概略的に示すフローチャートである。 図69は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの通知・支援処理を概略的に示すフローチャートである。 図70は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの食事療法支援処理を概略的に示すフローチャートである。 図71は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの各食の食事評価処理を概略的に示すフローチャートである。 図72は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの食事結果・評価表示処理を概略的に示すフローチャートである。 図73は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの運動療法支援処理を概略的に示すフローチャートである。 図74は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの運動評価処理を概略的に示すフローチャートである。 図75は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの運動結果・評価表示処理を概略的に示すフローチャートである。 図76は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの薬物療法支援処理を概略的に示すフローチャートである。 図77は本考案の実施の形態2に係る糖尿病治療支援システムで使用するユーザーインタフェースを示し、図61の「メインメニュー」画面で「4)食品の種類」ボタンを押したときに表示される「食事入力」画面の一例を示す画面構成図である。 図78は本考案の実施の形態3に係る糖尿病治療支援システムで使用するユーザーインタフェースを示し、図61の「メインメニュー」画面で「4)食品の種類」ボタンを押したときに表示される「食事入力」画面の一例を示す画面構成図である。 図79は本考案の実施の形態3に係る糖尿病治療支援システムで使用する料理・食品画像認識システムの構成を機能ブロック的に示す概略図である。
以下、本考案を実施するための形態(以下、実施の形態という)を説明する。なお、各実施の形態を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
[発明の概括的説明]
本実施の形態を具体的に説明する前に、本発明の糖尿病治療支援システムに関する技術思想について概括的に説明すると、本発明の糖尿病治療支援システムは、糖尿病治療において必要な情報の管理機能、計算機能及び評価機能の各機能をコンピュータ(ハードウエア資源及びソフトウエア資源)を利用して実現するための機構乃至仕組み(メカニズムまたはシステム)を提供し、当該機構を構成する機能実現手段を備えるものであるが、本発明の課題を達成するためには、上記のとおり、利用者の煩雑さを解消するものでなければならない。ここで、糖尿病治療において利用者の作業乃至処理を必要とし、利用者に煩雑さを引き起こす項目(以下、便宜的に、「作業項目」という。)としては、主に、下記のものがある。まず、食事療法の作業項目としては、食品交換表に基づく献立作り(食事毎に食事指示票の表1〜6の単位数に該当する食品を単位数の量を考えた献立作り)、食材の買い物(他の家族とは区別する)、料理作り(他の家族とは区別する)、外食の場合は食事内容のメモと帰宅後の栄養計算、及び、日々の食事の良悪の判断(食事評価処理)がある。また、運動療法における作業項目としては、日々の運動及び運動時間の記録(運動記録処理)、及び、日々の運動の良悪の判断(運動評価処理)がある。また、薬物療法における作業項目としては、日々の服薬の記録(服薬記録処理)がある。
本発明の糖尿病治療支援システムは、上記の各作業項目の作業を、利用者の負担なく支援することできる構成を、コンピュータのハードウエア資源及びソフトウエア資源を利用して構築している。なお、コンピュータのハードウエア資源は、スタンドアローンの構成の場合、典型的には、中央演算処理装置(CPU)、ROM及びRAM等の主記憶装置(一時記憶装置)、HDD及び/またはSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)等の補助記憶装置(二次記憶装置)、キーボードやマウスやタブレット等の入力装置及びモニターやスピーカー等の出力装置からなる入出力装置(I/O)、バス等の各種ハードウエアからなり、これらのハードウエアが単体のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話等)に実装される。また、コンピュータのソフトウエア資源は、オペレーティングシステム(OS)や(データベース管理システム等の)ミドルウエアを含むシステムソフトウエア、(本発明の糖尿病治療支援システムと協働して所定の機能を実現する、或いは、所定の機能実現を補助する)必要なアプリケーションソフトウエア等の各種ソフトウエアからなり、スタンドアローンの構成の場合、これらのソフトウエアが、主に、補助記憶装置に格納され、コンピュータの起動時に呼び出される。
一方、コンピュータのハードウエア資源については、インターネットやWANやLAN等のネットワークを利用した構成(ネットワーク構成)の場合、ネットワーク上に分散配置されたコンピュータ装置のそれぞれに、上記のようなハードウエア資源が実装されると共に、上記のようなソフトウエア資源が(ネットワーク上のコンピュータ装置の種類に応じた構成で)格納される。例えば、クライアント/サーバーモデル(C/S)においては、サーバー側のコンピュータ装置には、サーバーOS、メッセージ通信基盤やデータベース管理システム等のミドルウエア、ウエブサーバーやメールサーバー等のウエブサービス用ソフトウエア等が格納され、ネットワークコンピューティングやユーティリティコンピューティングやクラウドコンピューティングにおいては、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)、PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)、IaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)の各種サービス技術を実現すべく、上記ハードウエア資源及びソフトウエア資源が、ネットワーク上の適所の(典型的には多数の)コンピュータ装置及び/または記憶装置に実装及び/または格納される。
[発明の実施の形態の説明]
次に、図1に示すように、本実施の形態に係る糖尿病治療支援システムは、典型的な構成として(本発明はこの構成に限定されるものではないが)、インターネットを典型とする大規模ネットワーク(VPNやWANを含む)NTを介してホスト側(サービス提供者側)となるサーバー装置SV及び利用者US側となるクライアント装置としての利用者端末UT(携帯電話やパーソナルコンピュータ(PC)等)間で情報の授受を行うクライアントサーバーシステム(C/S)に具体化されている。サーバー装置SVは、図2に示すように、Webサーバー(ウエブサーバー)WS及びデータベースサーバー(以下、「DBサーバー」という。)300を備えている。利用者端末UTは、ウエブブラウザやメールクライアント等、インターネットを介して情報を送受自在なアプリケーションを実装して、WebサーバーWSとの間で情報を送受自在なコンピュータ装置からなり、PCからなる利用者端末UT1、携帯電話からなる利用者端末UT2、スマートフォンからなる利用者端末UT3が典型的であるが、これ以外にも、利用者端末として使用可能なもの(タブレット等)であれば、任意のコンピュータ装置を使用することができる。
<Webサーバー>
図3に示すように、前記WebサーバーWSは、Httpに則って利用者端末UTのウエブブラウザとの間でHTMLやオブジェクト等のデータ送受を行う(狭義のWebサーバーを意味する)Httpサーバー100と、サーバー側プログラムとしてのサーバー側アプリ200とを備えている。サーバー側アプリ200は、本実施の形態の糖尿病治療支援システムの各種サービスを提供する(各種機能を実現する)ための各種機能実現手段を備え、Webサーバー100のハードウエア資源を利用して、対応する各種手順をWebサーバー100に実行させるようになっている。WebサーバーWSは、例えば、WebサーバーWSと同一のサーバー機の所定の格納領域(記憶領域)に、本実施の形態の糖尿病治療支援システムの処理を行うための前記サーバー側アプリ200を格納すると共に、通信プログラム等のその他の各種ソフトウエアも構成も格納している。なお、WebサーバーWSは、前記サーバー側アプリ200等を格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(HDD)、同サーバー側アプリ200による各手順を実行するためのCPUやRAM等の各種ハードウエア構成等、本実施の形態に係る糖尿病治療支援システムのサーバー側システムとして必要な構成(各種機能実現手段)を備えている。更に、DBサーバー300は、データベース管理システム(DBMS)MSを所定の格納領域(記憶領域)に格納すると共に、本実施の形態の糖尿病治療支援システムの処理を行うための各種データを保存する各種ファイル(DBがリレーショナルDB(RDB)の場合は各種テーブル)として、マスタファイルMF、イベントファイル(トランザクションファイル)EF、ログファイルLFをそれぞれ所定の格納領域(記憶領域)に格納している。DBサーバー300は、前記WebサーバーWSと共に、同一のサーバー機(コンピュータ装置)に実装してもよく、他のサーバー機(DB専用サーバー機等)に実装してもよい。
<利用者端末>
一方、クライアント装置としての利用者端末UTは、上記のとおり、PCUT1のような(固定的である一方で)大画面での処理が可能なコンピュータ装置以外に、携帯電話UT2やスマートフォンUT3やタブレット(図示略)等の、(小画面での処理となる一方)移動性乃至可搬性に特徴を有する携帯型のコンピュータ装置(携帯端末装置)により構成される。また、利用者端末UTは、ハードウエア資源として、キーボード(ソフトウエアキーボードを含む)やマウスやタッチペン等の入力手段、モニター(ディスプレイ)等の出力手段等を備えている。更に、利用者端末UTは、ソフトウエア資源として、ネットワークNTを介してサーバー装置SVとの間での情報授受の処理を実行するためのウエブブラウザ、通信プログラム、入出力ドライバ等の各種ソフトウエア構成、ブラウザ等の各種プログラム等を格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(二次記憶装置としてのHDD等)、ブラウザ等の各種プログラムの各手順を実行するための演算処理装置や内部記憶装置(CPUやRAM等)等の各種内部的ハードウエア構成等、本実施の形態に係る糖尿病治療支援システムのクライアント側システムとして必要な構成(各種機能実現手段)を備えている。また、携帯電話UT2やスマートフォンUT3は、ソフトウエア資源として、通常の携帯電話機能実現手段(携帯電話アプリ)も備えている。
<ファイル構成>
図4には、DBサーバー300に格納した主要ファイルの構成、並びに、WebサーバーWSに格納したサーバー側アプリ200の全体的構成を示す。図4に示すように、DBサーバー300は、前記マスタファイルMFのうち、食事療法関連のマスタファイルMFとして利用者マスタファイル310、食品マスタファイル320及び指示単位マスタファイル330を備え、運動療法関連のマスタファイルMFとして運動マスタファイル340を備え、薬物療法関連のマスタファイルMFとして薬物マスタファイル350を備えている。また、DBサーバー300は、前記イベントファイルEFのうち、食事療法関連のイベントファイルEFとして食事記録ファイル360を備え、運動療法関連のイベントファイルEFとして運動記録ファイル370を備え、薬物療法関連のイベントファイルEFとして服薬記録ファイル380を備えている。
<<利用者マスタファイル>>
利用者マスタファイル310は、(データ定義やマスタテーブルの図示はしないが)利用者US毎に、個別の個人情報や属性情報を互いに関連付けて格納するものであり、「利用者ID」、「パスワード(PW)」、「氏名」、「性別」、「年齢」、「身長」、「体重」、「活動強度」、「食事基準(単位等)」、「運動基準(単位等)」、「服薬基準(単位等)」等をデータ項目とする所定のデータ定義を有している。「利用者ID」及び「パスワード(PW)」は、利用者に対して(本実施の形態の糖尿病治療支援システムを運営するウエブサイト等を通じた所定の初期登録操作により)一意に割り当てられるものである。また、「氏名」、「性別」、「年齢」、「身長」、「体重」及び「活動強度」は、利用者が自己のものを、それぞれ(典型的には、初期登録操作時に)入力して登録するものである。更に、「食事基準」は、利用者が自己の担当医師から指定された食事療法用の(食品交換表に基づく)指示単位を有する場合は、自らその指示単位を入力して登録するが、それ以外の場合は、本実施の形態の糖尿病治療支援システムが、利用者の個人情報や属性情報に基づいて、当該利用者に最適な(食品交換表の)単位を食事基準(食事療法における基準単位)として計算して当該利用者に割り当てて登録する。また、「運動基準」は、利用者が自己の担当医師等から指定された運動療法用の運動メニューや運動プログラムを有する場合は、自らその運動メニュー(運動の種類、頻度、強度等)を入力して登録するが、それ以外の場合は、本実施の形態の糖尿病治療支援システムが、利用者の個人情報や属性情報に基づいて、当該利用者に最適な運動メニューを運動基準(運動療法における基準単位)として計算して当該利用者に割り当てて登録する。また、「服薬基準」は、利用者が自己の担当医師から処方された服薬メニュー(薬剤種類、服用時間、服用量等)を入力して登録する。即ち、利用者マスタファイル310は、利用者US毎に、少なくとも、当該利用者が1日に摂取すべき飲食品の摂取量を食品交換表の単位数に置換した値である1日分の食事基準単位数として設定して格納すると共に、当該利用者が1日に運動により消費すべき1日分の消費エネルギー量を運動基準単位数として格納するマスタファイルである。なお、本システムにおいては、後述するように、薬物療法支援処理は必須ではなく利用者が任意に選択するものであるため、本システムを薬物療法支援処理機能を備えないものとして具体化する場合(即ち、食事療法支援処理機能及び運動療法支援処理機能の両機能のみを実現する機能実現手段を備えるシステムとして具体化する場合)、利用者マスタファイルは、服薬基準等の薬物療法支援処理機能に必要なデータは格納する必要がない。
<<食品マスタファイル>>
前記食品マスタファイル320は、糖尿病食事療法用の食品交換表の構成に準じてデータを構築したファイルであるが、一般的な食品交換表と比較して、より多種類の食品(調理済みの料理、料理の材料となる食品、飲料、嗜好品等、広義の「食品」)についてより詳細な情報を格納している。詳細には、食品マスタファイル320は、例えば、図10〜図12に示すような表を使用した分類手法により、利用者が摂取することが予想される個別の食品に関する情報乃至データ(食品情報乃至食品データ)を体系的かつ網羅的に分類して格納することができる。例えば、食品マスタファイル320は、図10に示す食品交換表の分類FCにしたがって(利用者が摂取する)食品を分類して格納すると共に、図11に示す食品の大分類LC並びに図12に示す食品の小分類SCにしたがって食品を分類して格納するようになっている。ここで、図10の食品交換表の分類FCは、(テーブル定義の)データ項目(カラム定義)として、「表1」、「表2」、「表3」、「表4」、「表5」、「表6」及び「調味料」の合計7種類の表(食品交換表の全表に対応)を定義している。また、図11の食品の大分類LCは、(テーブル定義の)データ項目として、「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品・果物・甘味・調味料・し好品」及び「市販品」の合計5種類の上位概念の食品種類を定義している。なお、図11の食品の大分類LCは、データ項目として、「牛乳・乳製品・果物・甘味・調味料・し好品」を「牛乳・乳製品・果物・甘味・調味料」(以下、説明の便宜上、簡略して「乳果」という。)と「し好品」とに分割することもできる。更に、図12の食品の小分類SCは、(テーブル定義の)データ項目として、大分類の「主食」に分類される小分類のデータ項目(「ご飯」等)、「副菜」に分類される小分類のデータ項目(「野菜の煮物等」)、「主菜」に分類される小分類のデータ項目(「牛肉料理等」)、「牛乳・乳製品・果物・甘味・調味料」に分類される小分類のデータ項目(「牛乳・乳製品等」)、「し好品」に分類される小分類のデータ項目(「和菓子」等)、並びに、「市販品」に分類される小分類のデータ項目(「インスタントめん」等)の各種類の下位概念の食品種類を定義している。
また、食品マスタファイル320は、DBサーバー300をリレーショナルデータベース(RDB)により構築した場合、図13に示すようなテーブル構成とすることができる。この場合、食品マスタファイルとしての食品マスタテーブルは、テーブル定義として、例えば、「大分類」、「中分類」、「小分類」、「表1」、「表2」、「表3」、「表4」、「表5」、「表6」、「調味」等のデータ項目を定義し、それぞれのカラム(列)に、対応するデータ項目値を互いに関連付けて格納している。この場合、例えば、データ項目の「大分類」は、図11の食品の大分類LCの「大分類」に対応し、「小分類」は、図12の食品の小分類SCの「小分類」に対応する構成とすることができる。また、食品マスタテーブル320は、「大分類」と「小分類」との中間の概念(中位概念)の食品種類を定義するデータ項目として、「大分類」と「小分類」との間に「中分類」を定義することもできる(定義しなくてもよい)。更に、食品マスタファイル320は、データ項目として、(図10の食品交換表の分類FCに基づく)「表1」、「表2」、「表3」、「表4」、「表5」、「表6」及び「調味料」を定義している。そして、食品マスタファイル320は、「大分類」のデータ項目値として、「主食」、「副菜」、「主菜」、「乳果」、「し好品」及び「市販品」の6種類のデータ項目値を格納すると共に、「大分類」のデータ項目値に対応する「小分類」のデータ項目値として、図12の「小分類」のデータ項目値に対応するデータ項目値を、対応する「大分類」毎に分類して格納している。なお、「中分類」のデータ項目値は、対応する「大分類」毎に分類して格納され、例えば、「主食」の場合、「和食」、「中華」、「洋食」等のデータ項目値が格納されると共に、「中分類」毎に分類して前記「小分類」のデータ項目値を格納する。また、「小分類」の各データ項目値(各行のデータ)に対応して、「表1」、「表2」、「表3」、「表4」、「表5」、「表6」及び「調味料」のそれぞれに、対応するデータ項目値として、食品交換表に規定の単位が格納されている(例えば、「ご飯」の場合、「表1」に「2.0(単位)」が格納されると共に、「表2」〜「調味」には、「0」が格納されている)。ここで、図10〜図12の食品マスタファイル320の例では、小分類の各飲食品についての食品交換表の表毎の単位は格納されていないため、小分類の各飲食品について食品交換表の対応する飲食品と関連付けることが必要となる。例えば、食品交換表をデータベース用にファイル化又はテーブル化した食品交換表マスタファイルを追加し、この食品交換表マスタファイルの飲食品を一意に識別するキー(ID)と、図10〜図12の食品マスタファイル320の飲食品を一意に識別するキー(ID)とを互いに関連付けることにより、図10〜図12の食品マスタファイル320の場合でも、小分類の各飲食品について食品交換表マスタファイルの単位を参照することができる。なお、図13の食品マスタファイル320は、この2つのマスタファイル(図10〜図12の食品マスタファイル320及び食品交換表マスタファイル)を統合したマスタファイルとして把握することができる。即ち、食品マスタファイル320は、利用者が摂取する個別の飲食品に関する飲食品データを分類して格納すると共に、前記個別の飲食品について、食品交換表の表1、表2、表3、表4、表5、表6及び調味料の合計7種類の表種別ごとに、当該食品交換表に規定の単位を(自ら格納することにより、又は、別ファイルを参照することにより)抽出自在な食品マスタファイルとして把握することができる。
<<食品マスタファイルの別例>>
食品マスタファイル320としては、上記の図10〜図13に例示した構成以外に、例えば、以下のテーブル構成とすることもできる。即ち、前記大分類の「主食」については、中分類として、「ごはん・すし・おにぎり」、「丼物・定食」、「うどん・そば・中華めん・ソーメン」、「カレー・ハヤシ・弁当・スパゲッティ」、「パン・パンにつけるもの・ハンバーガー・ピザ・お好み焼き・グラタン・シリアル」からなる合計5つの中分類に区分する。或いは、この中分類の区分方法を更に個別化・詳細化し、「ごはん」、「すし」、「おにぎり」、「丼物」、「定食」、「うどん」、「そば」、「中華めん」、「ソーメン」、「カレー・ハヤシ」、「弁当」、「スパゲッティ」、「パン」、「パンにつけるもの」、「ハンバーガー」、「ピザ・お好み焼き」、「グラタン」、「シリアル」の分類からなる合計18の中分類に区分することもできる。
また、大分類の「副菜」については、中分類として、「野菜の煮物・炒め物・揚げ物・焼き物」、「おひたし・おろし・サラダ・酢の物・生野菜・茹で野菜」、「漬物・汁物・スープ」、「種・実・いも・きのこ料理・海藻料理」からなる合計4つの中分類に区分する。或いは、この中分類の区分方法を更に個別化・詳細化し、「野菜の煮物」、「野菜の炒め物」、「野菜の揚げ物・焼き物」、「おひたし・おろし」、「サラダ・酢の物」、「生野菜・茹で野菜」、「漬物」、「汁物・スープ」、「種・実」、「いも」、「きのこ料理」、「海藻料理」の分類からなる合計12の中分類に区分することもできる。
また、大分類の「主菜」については、中分類として、「牛肉料理・豚肉料理」の分類、「ひき肉料理・鶏肉料理」、「焼き魚・煮魚・天ぷら」、「エビ・カニ・貝料理・さしみ」、「缶詰・ツナ缶料理・ねりもの料理」、「大豆料理・卵料理・鍋料理」からなる合計6つの中分類に区分する。或いは、この中分類の区分方法を更に個別化・詳細化し、「牛肉料理」、「豚肉料理」、「ひき肉料理」、「鶏肉料理」、「焼き魚・煮魚・天ぷら」、「エビ・カニ・貝料理」、「さしみ」、「缶詰」、「ツナ缶料理」、「ねりもの料理」、「大豆料理」、「卵料理」、「鍋料理」の分類からなる合計13の中分類に区分することもできる。
また、大分類の「牛乳・甘味・調味料・果物」については、中分類として、「牛乳・アイスクリーム・氷・砂糖・甘味料・調味料・香辛料」、「果物」からなる合計2つの中分類に区分する。或いは、この中分類の区分方法を更に個別化・詳細化し、「牛乳・乳製品」、「アイスクリーム・氷」、「砂糖・甘味料」、「調味料・香辛料」、「果物」からなる合計5つの中分類に区分することもできる。
また、大分類の「し好品」については、「和菓子・菓子パン」、「洋菓子・菓子」、「ジュース・ドリンク・お茶・コーヒー・紅茶・甘酒・豆乳」、「アルコール・つまみ」、「インスタントめん、カップめん、即席スープ・みそ汁・ふりかけ・レトルト食品・冷凍食品」からなる合計5つの中分類に区分したり、「和菓子」、「洋菓子」、「菓子」、「ジュース・ドリンク」、「お茶・コーヒー・紅茶」、「アルコール飲料」、「市販品」からなる合計7つの中分類に区分したりする。或いは、この中分類の区分方法を更に個別化・詳細化し、「和菓子・・生菓子類」、「和菓子・・半生菓子類」、「和菓子・・干菓子類」、「菓子パン類」、「ケーキ・ペストリー類」、「デザート菓子類」、「チョコレート類」、「キャンデー・あめ類」、「ビスケット類」、「あられ・スナック類」、「ガム類」、「ジュース類」、「ドリンク類」、「お茶類」、「コーヒー・紅茶類」、「甘酒・豆乳類」、「アルコール飲料」、「つまみ類」、「インスタントめん類」、「カップめん類」、「即席スープ・みそ汁・ふりかけ」、「茶漬け」、「レトルト食品」、「冷凍食品・その他」からなる合計24の中分類に区分することもできる。
これらの別例の場合、いずれの区分方法の場合も、小分類の各行の食品ごとに(例えば、中分類「すし」の各行レコードを構成する「にぎりずし」、「ちらしずし」等の小分類の各食品レコードについて)、「量」、「kcal」、「単位数」、「表1」、「表2」、「表3」、「表4」、「表5」、「表6」、「調味料」からなるデータ項目(カラム)が定義され、「量」にはその食品の1単位となる量(例えば、「ご飯」の場合は「1杯」、「ちらしずし」の場合は「1人前」)を示す値が格納され、「kcal」にはその1単位当たりの摂取エネルギー量が格納され、「単位数」にはその1単位当たりの(食品交換表による)単位数が格納され、「表1」、「表2」、「表3」、「表4」、「表5」、「表6」、「調味料」には、それぞれ、各々について当該食品の単位数を配分した値が格納されている。
<<食品マスタファイル関連の任意追加のマスタファイル>>
ここで、前記食品マスタファイル320は食品交換表の分類手法を使用して構築されるが、このため、食品マスタファイル320との連携を図るマスタファイルとして、図4中に破線で示すように、食品交換表マスタファイル301、食品成分表マスタファイル302、摂取基準マスタファイル303を任意に追加することもできる(無論、追加しない構成とすることもでき、本実施の形態は、追加しない構成を典型例としている)。食品交換表マスタファイル301は、図示はしないが、(食品マスタファイル320が一般的な食品交換表と異なるデータ定義を備えるのに対し)一般的な食品交換表を(RDBのテーブル等として)データ化して格納するものであり、前記食品マスタファイル320及び指示単位マスタファイル330の基本データともいうべきデータ(食品の分類情報や食品の単位情報)を格納するものである。また、食品成分表マスタファイル302は、例えば、図14に示すようなデータ定義を備えるものとすることができ、例えば、文部科学省作成の日本食品標準成分表(五訂増補版)を基に、(食品マスタファイル320に格納した)各食品(食材)についての単位量当りの摂取エネルギーや含有成分(栄養素)を定義して格納することができる。更に、摂取基準マスタファイル303は、例えば、図15に示すようなデータ定義を備えるものとすることができ、例えば、厚生労働省作成の食事摂取基準(2005年度版)を基に、所定の年齢範囲や性別等を有する日本人が1日に必要とするエネルギー及び栄養素量を科学的根拠に基づき定義して格納することができる。そして、例えば、食品マスタファイル320と食品成分表マスタファイル302及び/または摂取基準マスタファイル303とをデータ連携するよう構成し、食品マスタファイル320に格納した各食品について、食品成分表マスタファイル302に基づいて当該食品の(摂取単位数に応じた)摂取成分種類及び摂取値を出力する処理を実行するようにしたり、摂取基準マスタファイル303に基づいて当該食品の摂取による栄養価が摂取基準を満足しているか否かを判定する処理を実行したりすることも可能である。
<<指示単位マスタファイル>>
指示単位マスタファイル330は、図16〜図17に示すデータ定義を備え、食品交換表に基づく(利用者の担当医師による)指示単位や(利用者の属性に基づいて計算した)基準単位毎に、食品交換表の表1から調味料までの合計7種類の表についての個別の単位を互いに関連付けて格納するものである。なお、図16〜図17では、図示スペースの制限上、指示単位・基準単位(以下、総称して「基準単位」という。)を2図面(図16及び図17)に分割して図示しているが、実際は、指示単位マスタファイル330は単一のファイル(RDBの場合はテーブル)であり、図16〜図17のデータを統合的に格納している。また、図16〜図17では、説明の便宜上、基準単位毎に表(テーブル)を分割して図示しているが、実際は、指示単位マスタファイル330は、通常のDBと同様のデータ定義(RDBの場合はテーブル定義)により、図16〜図17のデータを格納する。なお、本実施の形態の指示単位マスタファイル330は、好ましくは、図16〜図17に示すように、典型的な基準単位として、第1の基準単位UN1(15単位(1200kcal))、第2の基準単位UN1(16単位(1280kcal))、第3の基準単位UN3(17単位(1360kcal))、第4の基準単位UN4(18単位(1440kcal))、第5の基準単位UN5(19単位(1520kcal))、第6の基準単位UN6(20単位(1600kcal))、第7の基準単位UN7(21単位(1680kcal))、第8の基準単位UN8(22単位(1760kcal))、第9の基準単位UN9(23単位(1840kcal))、第10の基準単位UN10(24単位(1920kcal))、第11の基準単位UN11(25単位(2000kcal))、第12の基準単位UN12(26単位(2080kcal))のそれぞれのデータを格納するが、これ以外の基準単位を(15単位から1単位ごとに少ない単位、及び/または、26単位から1単位ごとに多い単位へと増減して)格納してもよい(即ち、任意の基準単位UNn(N単位(80*N kcal)を格納することができる)。即ち、指示単位マスタファイル330は、基本的には、図18に示す食事指示票の構成をデータベース化したものであり、図18の食事指示票も15単位〜31単位の各表の単位数を格納しているが、同様に、任意の範囲の単位(摂取エネルギー)を指示単位(指示エネルギー)として格納することができる。即ち、指示単位マスタファイル330は、利用者が1日に飲食することが予想される飲食品の摂取量について、摂取エネルギーの値によりその最小値から最大値までの範囲を一定の値間隔で所定の複数段階となるように設定し(好ましくは、食品交換表の1単位ごとに増減する値間隔となり、かつ、合計で10〜15段階となるよう、或いは、15以上の段階となるよう設定し)、更に、各段階の摂取量に相当する食品交換表の単位数を利用者が1日に摂取すべき1日分の単位数として設定し、かつ、各段階の食品交換表の1日分の単位数を、朝食、昼食、夕食及び間食の4種類の食事ごとに配分して、利用者が前記4種類の食事ごとに摂食すべき食事ごとの単位数として設定したファイルとして把握することができる。
そして、詳細については後記の食事療法支援処理の説明の項で説明するが、本実施の形態の糖尿病治療支援装置は、食事療法支援処理において、前記指示単位マスタファイル330に基づいて、所定の基準単位乃至指示単位を利用者毎に設定登録し、利用者の実際の食事結果(実際に摂取した食品の種類、量等)に基づいて、図19に示すように、朝食、昼食、夕食、間食のそれぞれについて、当該利用者の食事結果に基づいて計算した実際の摂取単位または摂取エネルギーを、当該利用者の基準単位乃至指示単位または基準エネルギー乃至指示エネルギーと対比し、その差分を計算して所定の記録領域に記録するとともに、所定の表示態様(表、グラフ等)で出力(ディスプレイに表示等)する。例えば、図19では、ある利用者の朝食の指示単位が20単位(1600kcal)で、表1〜7の指示単位が、それぞれ、図19に示すとおりの場合において、食事結果の摂取単位が、図19に示すとおりであった場合に、本実施の形態の糖尿病治療支援装置は、食事療法支援処理において、指示単位(A)と摂取単位(B)との差分(B−A)を計算し、その差分単位に相当する差分エネルギーを計算する。なお、図19中、表2、表4、表5のそれぞれの単位数は、括弧内に表示されているが、これは、表2、表4、表5の食品の単位数が、1日のうち、いずれかの食事(朝食、昼食、夕食、間食のいずれか1以上)で摂取すれば良いものであることを示している。即ち、食事療法支援処理では、表2、表4、表5の食品については、それぞれ、1日の食事(朝食、昼食、夕食、間食)で摂取した量(単位)を合計して、摂取単位とするようになっている。
<<運動マスタファイル>>
運動マスタファイル340は、運動療法支援処理で使用される基準情報を格納するものであり、例えば、図20に示すように、「運動強度」、「運動種目」、「消費カロリー」、「注意事項」等をデータ項目とする所定のデータ定義を有している。即ち、運動マスタファイル340は、運動強度データ、運動種目データ及び消費カロリーデータを互いに関連付けて格納する。データ項目の「運動強度」は、図20に示すように、「軽い」、「やや強い」、「強い」、「激しい」の4段階の相対的運動強度をデータ項目値として予め設定され、「運動強度」の各運動強度に対応付けて、データ項目としての「運動種目」に、そのデータ項目値としての複数の運動種目(「軽い散歩」等)がそれぞれ格納されている。なお、データ項目の「運動強度」は、図20に示すように、「軽い」、「やや強い」、「強い」、「激しい」の4段階の相対的運動強度として設定してもよいが、これ以外の運動強度の基準を使用したデータ項目値(運動強度)を格納することもできる。例えば、(運動中心拍数−安静時心拍数(拍/分))/(最大心拍数(220)−安静時心拍数(拍/分))×100%=運動強度の計算式を使用し、この計算式により各運動種目についての運動強度を予め計算して設定し、データ項目の「運動強度」のデータ項目値として予め格納すると共に、設定した(データ項目値としての)各運動強度に対応付けて、データ項目としての「運動種目」に、そのデータ項目値としての複数の運動種目をそれぞれ格納してもよい。また、データ項目としての「消費カロリー」には、「運動種目」のデータ項目値である運動種目に対応して、それぞれ、各運動種目の単位時間当たり(1時間当たり)の消費エネルギー乃至消費カロリー(単位:kcal/hour)が、予め所定の計算式により計算されて所定の記憶領域に記憶されている。ここで、「消費カロリー」に格納するデータ項目値としての消費カロリー(kcal)は、性別・年齢・体重が男性・60歳・60kgの利用者を標準利用者として想定して計算した値である。また、「運動種目」の個別の運動種目としては、前記標準利用者の場合に、1日の運動時間を最大で60分間に設定し(好ましくは、運動時間を約10分〜約60分/日の時間範囲に設定し)、かつ、当該運動時間範囲内の運動による1日の消費カロリー(以下「運動代謝」という。)が約160〜約240kcal程度の範囲内になるような運動種目を予め選定して格納することが好ましい。更に、データ項目としての「注意事項」には、「運動種目」の個別の運動種目に対応付けて、それぞれ、当該運動種目の運動を行う際に利用者が注意すべき事項(注意文等)がデータ項目値として格納されている。
<<補正係数表>>
更に、本実施の形態の糖尿病治療支援システムは、前記運動マスタファイル340の「消費カロリー」が、男性・60歳・60kgの利用者を標準利用者として想定して計算した値であることから、運動療法支援処理における性別・年齢・体重の相違を補完して、標準利用者と異なる性別・年齢・体重ごとの利用者についてのより正確な消費カロリーの計算を実行するため、図21に示すような運動療法用補正係数表(補正係数テーブル)をDBサーバー300の所定の格納領域(記憶領域)にマスタファイルとして格納している。なお、この補正係数表は、運動マスタファイル340の一部として構成する(そのようにデータ定義する)ことも可能である。詳細には、前記補正係数表は、例えば、図21に示すように、「性別」、「年齢」、「体重」及び「補正係数」等をデータ項目とするデータ定義を備えている。データ項目の「性別」には「男性」または「女性」のいずれかがデータ項目値として格納されている。また、データ項目の「年齢」には、「性別」の「男性」及び「女性」のそれぞれに対応付けて、利用者の想定年齢が、年齢層ごとに区分して格納されている。なお、利用者の想定年齢は、20歳未満の利用者の場合、(特に肉体的な発達・成長過程にあり、新陳代謝等もより活発であると考えられることから)年齢による補正を細やかに行う必要があることから、「19歳」、「18歳」等、1歳毎の設定値がデータ項目値として格納されている。一方、利用者が20歳以上の場合、20代(「20〜29」)、30代(「30〜39」)、40代(「40〜49」)等、10歳毎の設定値がデータ項目値として格納されている。無論、「年齢」の年齢層の区分は、図21に示す区分以外の区分とすることもできる。例えば、中央値が「20」、「25」、「30」、「35」、「40」、「45」、「50」、「55」、「60」、「65」、「70」、「75」となるような5歳毎の区分(即ち、「18〜22」、「23〜27」、「28〜32」、「33〜37」、「38〜42」、「43〜47」、「48〜52」、「53〜57」、「58〜62」、「63〜67」、「68〜72」、「73〜77」等)としたり、中央値が「20」、「30」、「40」、「50」、「60」、「70」となるような10歳毎の区分(即ち、「16〜25」、「26〜35」、「36〜45」、「56〜65」、「66〜75」等)としたりすることも可能である。更に、データ項目の「体重」には、「性別」の「男性」及び「女性」毎に、「年齢」の各年齢層に対応付けて、利用者の想定体重が所定の階層ごとに区分して格納されている。例えば、図21の例では、「体重」のデータ項目値の体重区分として、5kg毎に区分した体重範囲(「53〜57」、「58〜62」、「63〜67」等)或いはその中央値(「55」、「60」、「65」等)が格納されている。無論、「体重」の体重区分は、図21に示す区分以外の区分とすることもできる。
データ項目の「補正係数」には、「性別」の「男性」及び「女性」毎の「年齢」の各年齢層の「体重」の各区分に対応付けて、それぞれ、所定の補正係数がデータ項目値として格納されている。例えば、図21の例では、性別・年齢・体重が「男性」・「60」(歳)・「60」(kg)の標準利用者の補正係数を「1.00」に設定している。また、性別が「女性」の場合は、同一の運動種目を同一時間行った場合に、女性は男性と比較して消費カロリーが相対的に低くなることから、同一年齢、同一体重であっても、「男性」の場合よりも補正係数の値が相対的に低くなるように設定されている。例えば、図21の例では、性別・年齢・体重が「女性」・「60)」(歳)・「60」(kg)の場合(女性の標準利用者の場合)、「補正係数」は(同一年齢・体重の男性の標準利用者用の補正係数が「1・00」であるのに対して)「0.96」と相対的に低い値に設定されている。また、「性別」が「男性」の場合及び「女性」の場合のいずれの場合でも、「体重」が同一の場合に、「年齢」が標準利用者より低くなるほど、同一の運動種目を同一時間行った場合に、消費カロリーが相対的に高くなることから、それぞれの補正係数を標準利用者の補正係数の値(例えば、男性は「1.00」、女性は「0.96」)よりも高い値に設定している(例えば、図21に示すような値に設定している)。無論、標準利用者の年齢及び/または体重は、図21の場合のように「60」(歳)及び/または「60」(kg)に設定する以外にも、他の年齢及び/または体重に設定することもできるが、特に、標準利用者の「年齢」を「60」(歳)、或いは、それに近い年齢(例えば、少なくとも、50〜60歳の範囲の各年齢、例えば、55歳、50歳等)に設定して、その他の利用者の補正係数を設定するように構成した場合、特に運動療法における運動の種類や量(時間、、頻度)に留意して運動メニューを設定したり運動結果の評価を行うことが望ましいと考えられる同年代の利用者(例えば、60歳の利用者)に対して、より好ましい運動メニューの設定処理が可能になり、また、運動結果に対するより適切な評価処理が可能になり、より運動療法の効果を上げるためには望ましい。
また、標準利用者以外の補正係数は、標準利用者の補正係数に対して、若年となるほど(年齢が低くなるほど)補正係数が相対的に大きくなるよう設定する限りにおいて、図21に示す例の値と異なる値に設定することができる。また、補正係数は、体重が同一の場合、標準利用者の年齢に対して年齢がより低くなるほど、標準利用者の補正係数に対する当該利用者の補正係数の増加割合を大きくすることが好ましい。例えば、男性・60歳・60kgの標準利用者の補正係数が「1.00」に対して、それよりも10歳若年の男性・50歳・60kgのみならず、20歳若年の男性・40歳・60kgの利用者の補正係数を「0.02」(2%)増加して「1.02」に設定するのに対し、それよりも更に10歳若年の男性・30歳・60kgの利用者の補正係数は「0.05」(5%)増加して「1.05」に設定したり(即ち、上記「2%」に対して同率の増加割合である「(2+2=)4%」とするのではなく、より大きな増加割合である「5%」としたり)、更に、それよりも更に10歳若年の男性・20歳・60kgの利用者の補正係数は「0.09」(9%)増加して「1・09」に設定したり(即ち、上記「4%」に対して同率の増加割合である「(4+4=)8%」とするのではなく、より大きな増加割合である「9%」としたり)することもできる。こうすると、より新陳代謝が激しく、基礎代謝が大きな若年の利用者に対して、より好ましい運動メニューの設定処理が可能になり、また、運動結果に対するより適切な評価処理が可能になり、より運動療法の効果を上げるためには望ましい。
<<目標運動量計算・表示処理>>
詳細については後記の運動療法支援処理の説明の項で説明するが、本実施の形態の糖尿病治療支援装置は、運動療法支援処理において、前記運動マスタファイル340及び補正係数表に基づいて、例えば図22に示すように、所定の目標乃至基準運動メニュー(運動種目(1種目または複数種目の組合せ)、運動時間、運動頻度等)及び基準運動メニューによる目標乃至基準消費カロリーを利用者毎に設定登録し、利用者の実際の運動結果(実際に運動した運動種目、運動時間、運動頻度等)に基づいて、例えば図23に示すように、当該利用者の運動結果に基づいて計算した実際の消費エネルギーを、当該利用者の基準消費カロリーと対比し、その差分を計算して所定の記録領域に記録すると共に、所定の表示態様(表、グラフ等)で出力(ディスプレイに表示等)する。例えば、図22の表の中央部分では、性別・年齢・体重が、男性・60歳・60kgの標準利用者について、基準消費カロリーを200kcalに設定する場合において、当該利用者に対して、当該基準消費カロリーを達成できる運動メニュー(運動強度毎に区分した運動種目と運動時間との組合せ、並びに、その場合の注意事項)が運動療法支援処理において演算処理され、ディスプレイ等に出力(表示等)される。なお、標準利用者以外の利用者に対しても、その性別、年齢、体重ごとに、基準消費カロリー毎の最適な運動メニューが運動療法支援処理において演算処理され、ディスプレイ等に出力(表示等)される。
<<目標運動量・運動結果評価処理>>
このときの処理の流れの概略は、例えば、図23に示すような流れとなり、この場合、目標値(運動基準値)の登録処理及び実際値(運動結果)の選択・入力処理において、まず、運動基準用の処理として、利用者が、希望の(運動予定の)運動種目を選択・入力する。また、これと共に、利用者が、自らの性別・年齢・体重を選択入力すると、この入力結果(性別・年齢・体重)に基づき、本実施の形態の糖尿病治療支援装置が、所定の(後述する)機能実現手段により、当該利用者用の補正係数を前記補正係数表(または所定の演算式)により計算して登録する。また、利用者が、希望の(運動により消費予定の)消費カロリー(例えば、1日当たりの消費カロリー)を選択・入力するか、或いは、希望の運動時間乃至運動予定時間を(例えば、1日当たりの時間として)選択・入力して設定登録すると共に、運動頻度を(例えば、1週間当たりの日数で)選択・入力して設定登録する。一方、利用者の実際の運動結果(実施事項)用の処理としては、まず、運動基準用の処理として、利用者が、実際に運動した運動種目と運動時間と運動頻度とをそれぞれ選択・入力すると、この利用者についての性別・年齢・体重の登録値と補正係数とに基づき、本実施の形態の糖尿病治療支援装置が、所定の(後述する)機能実現手段により、当該利用者の運動結果による消費カロリー(例えば、1日当たりの消費カロリー)を計算して所定の記憶領域に記憶すると共に、当該利用者の基準(目標)消費カロリーと実際の消費カロリーとを対比して(例えば、差分を計算して)、その対比結果及び評価結果を出力(ディスプレイ表示等)する。
<<薬物マスタファイル>>
薬物マスタファイル350は、薬物療法支援処理で使用される基準情報を格納するものであり、例えば、図24に示すように、「薬物」、「服用時間」、(1回あたりの)「服用量」、「注意事項」等をデータ項目とする所定のデータ定義を有している。データ項目の「薬物」は、薬物の種類や薬剤名等、服用する薬剤を一意に特定できる情報であり、医師が利用者に処方した具体的な薬剤名等がデータ項目値として格納される(図24中では、説明の便宜上、薬剤名等を「A」、「B」、「C」、「D」で表している)。また、データ項目の「服用時間」は、「薬物」の各薬剤について、医師が指示した服用タイミング(朝食・昼食・夕食についての食前・食間・食後等)をデータ項目値として格納する。更に、データ項目の「服用量」は、「薬物」の各薬剤について、医師が指示した服用量をデータ項目値として格納する。更にまた、データ項目としての「注意事項」には、「薬物」の個別の薬剤に対応付けて、それぞれ、当該薬剤を服用する際に利用者が注意すべき事項(注意文等)がデータ項目値として格納されている。
<<服薬指示・服薬結果評価処理>>
詳細については後記の薬物療法支援処理の説明の項で説明するが、本実施の形態の糖尿病治療支援装置は、薬物療法支援処理において、前記薬物マスタファイル350に基づいて、例えば図25に示すように、所定の目標乃至基準服薬メニュー(医師の服薬指示や注意事項等)を利用者毎に設定登録し、利用者の実際の服薬結果(実際に服用した薬剤種類、服用時間、服用量や注意事項を順守したか否かに関する情報等)に基づいて、当該利用者の服薬結果を当該利用者の服薬メニューと対比し、その対比結果を所定の記録領域に記録すると共に、所定の表示態様(表、グラフ等)で出力(ディスプレイに表示等)する。例えば、このときの処理の流れの概略は、例えば、図25に示すような流れとなり、この場合、目標値(服薬基準値)の登録処理及び実際値(服薬結果)の選択・入力処理において、まず、服薬基準用の処理として、利用者が、医師指示の薬剤種類、服用時間、服用量及び注意事項を選択・入力する。一方、利用者の実際の服薬結果(実施事項)用の処理としては、まず、服薬基準用の処理として、利用者が、実際に服用した薬剤種類と服用時間と服用量と注意事項を順守したか否かをそれぞれ選択・入力すると、この利用者についての登録値(薬剤種類と服用時間と服用量と注意事項)に基づき、本実施の形態の糖尿病治療支援装置が、所定の(後述する)機能実現手段により、当該利用者の実際の服薬結果を目標の服薬メニューと対比して、その対比結果及び評価結果を出力(ディスプレイ表示等)する。
<画面遷移>
本実施の形態に係る糖尿病治療支援システムは、例えば、図26に概略的に示すような画面遷移乃至メニュー構成を採用することができる。この場合、糖尿病治療支援システムは、「初期設定」による初期設定処理の後、「メインメニュー」から、「目的・注意事項」、「必要事項入力」、「食事指示票」、「食品の種類」、「食事療法の開始」、「飲食物選択」、「結果表示」、「運動療法」、「薬物療法」、「問合せ・その他」の各メニューを選択することにより、対応する各処理を実行するようになっている。詳細には、「目的・注意事項」を選択すると、本実施の形態の糖尿病治療支援システムを利用する上での目的や注意事項が表示される。また、「必要事項入力」を選択すると、本実施の形態の糖尿病治療支援システムを利用するために必要な利用者自身の個人情報等の必要事項の入力処理へと移行する。また、「食事指示票」を選択すると、利用者毎に設定される(使用者の1日当たりの摂取エネルギー量等の利用者マスタファイル310及び食品マスタファイル320等を利用した)1日当たりの摂取エネルギー、1日当たりの単位数(表1〜6、調味料)及び食事毎に配分された単位数等の利用者の基準値が表示される。また、「食品の種類」を選択すると、食品交換表で区分された食品の種類、内容(表1〜6、調味料)が表示される。また、「食事療法の開始」を選択すると、食事療法支援処理が開始される。また、「食事療法の開始」と関連して、「飲食物選択」を選択すると、利用者が、食事後に、その食事で摂取した食品(飲食物)の選択処理が実行される。また、利用者による実際の食事結果の設定登録処理後(即ち、少なくとも1回の「食事療法の開始」の処理及び「飲食物選択」の処理の後)に、「結果表示」を選択すると、利用者の食事結果に基づく実際の摂取単位、目標単位と実際の摂取単位との対比結果、その対比結果に基づく評価等の情報の表示処理が実行される。また、「運動療法」を選択すると、運動療法支援処理が開始される。また、「薬物療法」を選択すると、薬物療法支援処理が開始される。また、「問合せ・その他」を選択すると、問合せ処理やその他の処理が開始される。
<<基本データ登録(初期設定)画面遷移>>
本実施の形態に係る糖尿病治療支援システムは、図26の画面遷移図の「初期設定」画面において、例えば、図27の画面遷移図に示すような処理を実行することができる。以下、この図27の画面遷移による処理について、図29〜図35の画面図(ユーザーインタフェース(UI)図)を参照して説明する。具体的には、まず、図29に示す(トップ画面としての)「糖尿病TOP」画面UI1で、「次へ」ボタン401をクリック等して選択実行すると、図30に示す「治療支援の選択」画面UI2が表示される。この「治療支援の選択」画面UI2は、利用者が、第1のラジオボタン402または第2のラジオボタン403のいずれかを択一的に選択自在な構成である。ここで、利用者が、第1のラジオボタン402を選択して「次へ」ボタン404を選択実行すると、本実施の形態に係る糖尿病治療支援システムは、食事療法・運動療法・薬物療法の3療法のうち、食事療法・運動療法の2療法のみを(即ち、薬物療法支援を行わないよう)統合的に支援する第1の統合的支援処理を以降の処理として実行する。一方、ここで、利用者が、第2のラジオボタン403を選択して「次へ」ボタン404を選択実行すると、本実施の形態に係る糖尿病治療支援システムは、食事療法・運動療法・薬物療法の全ての療法(3療法)を統合的に支援する第2の統合的支援処理を以降の処理として実行する。即ち、本実施の形態に係る糖尿病治療支援システムは、初期設定時に、「治療支援の選択」画面UI2を使用して支援内容を選択できるよう構成されている(即ち、利用者が薬物療法を行っているか否かに応じて、最適な支援処理(第1または第2の統合的支援処理のいずれかの支援処理)を選択できるよう構成されている)。なお、「治療支援の選択」画面UI2で「前へ」ボタン405を選択実行すると、「糖尿病TOP」画面UI1に復帰する。
次に、利用者が「治療支援の選択」画面UI2で(第1または第2のラジオボタン402,403のいずれかを選択して)「次へ」ボタン404を選択実行すると、図31に示す「エネルギー量決定」画面UI3が表示される。「エネルギー量決定」画面UI3で、利用者は、医師から指示されている指示エネルギーや指示単位がある場合は、その指示エネルギーや指示単位を、1日当たりの摂取エネルギー量(及び/または食品交換表による摂取単位)として、エネルギー入力欄406及び単位入力欄407に入力する。このとき、エネルギー入力欄406及び単位入力欄407は、直接入力、または、所定の選択欄(リスト)からの選択入力が可能な構成とすることができる。また、エネルギー入力欄406にエネルギー(n kcal)を入力すると、単位入力欄407に、入力値に相当する単位(n/80 単位)が自動計算されて自動入力されるよう構成したり、逆に、単位入力欄407に単位(m)を入力すると、エネルギー入力欄406に、入力値に相当するエネルギー(m*80 kcal)が自動計算されて自動入力されるよう構成することもできる。本実施の形態に係る糖尿病治療支援システムは、ここで入力または選択された摂取エネルギー(または摂取単位)をその利用者の基準値(基準エネルギーまたは基準単位)として設定登録する(即ち、所定の記憶領域に記憶する)。一方、医師からの指示がない利用者は、「エネルギー量決定」画面UI3での入力や選択は行わず、「次へ」ボタン408を選択実行して、次の画面での処理へと移行する。なお、「エネルギー量決定」画面UI3で「前へ」ボタン409を選択実行すると、「治療支援の選択」画面UI2に復帰する(治療支援の選択結果の修正が可能である)。
次に、利用者が「エネルギー量決定」画面UI3で「次へ」ボタン408を選択実行すると、図32に示す「身長入力」画面UI4が表示される。「身長入力」画面UI4で、利用者は、身長入力欄410に自己の身長を直接入力または選択欄(リスト)からの選択入力により入力し、「次へ」ボタン411を選択実行すると、次の画面での処理へと移行する。なお、「身長入力」画面UI4で「前へ」ボタン412を選択実行すると、「エネルギー量決定」画面UI3に復帰する(エネルギー・単位の入力値の修正が可能である)。
次に、利用者が、「身長入力」画面UI4で「次へ」ボタン411を選択実行すると、図33に示す「身体活動の選択」画面UI5が表示される。「身体活動の選択」画面UI5には、利用者の身体活動量(身体活動レベル)を設定するための入力ボタンが、大区分として、「25〜30」の第1の区分(軽労)、「30〜35」の第2の分類(普通)及び「35〜40」の第3の分類(重労)の3区分からなり、「25」から「40」まで1段階(1レベル)の単位で合計16種類表示されている。「身体活動の選択」画面UI5で、利用者は、自己の身体活動量を入力する。即ち、利用者は、大区分としての第1〜第3の区分に表示されている入力ボタンA1,A2,A3からの選択入力により入力し、「次へ」ボタン414を選択実行すると、次の画面での処理へと移行する。なお、「身体活動の選択」画面UI5で「前へ」ボタン415を選択実行すると、「身長入力」画面UI4に復帰する(身長の入力値の修正が可能である)。
次に、利用者が、「身体活動の選択」画面UI5で「次へ」ボタン414を選択実行すると、図34に示す「摂取エネルギー量表示」画面UI6が表示される。「摂取エネルギー量表示」画面UI6では、前記「エネルギー量決定」画面UI3での登録情報(指示エネルギーや指示単位)、「身長入力」画面UI4での登録情報(身長)及び「身体活動の選択」画面UI5での登録情報(身体活動量)に基づいて、利用者毎の基準エネルギー量(「標準体重(kg)」、「指示エネルギー(kcal)」、「指示単位(単位)」)を設定して表示する(図6に示すように、食事療法手段210の食事基準管理211で処理される)。具体的には、「標準体重(kg)」は「身長入力」画面UI4での登録情報(身長)に基づいて設定され(標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22)、「指示エネルギー(kcal)」は当該「標準体重(kg)」及び「身体活動の選択」画面UI5での登録情報(身体活動量)に基づいて設定して(摂取エネルギー(kcal)=標準体重(kg)×身体活動量)表示している。なお、「摂取エネルギー量表示」画面UI6で「前へ」ボタン417を選択実行すると、「身体活動の選択」画面UI5に復帰する(身体活動量の入力値の修正が可能である)。
次に、利用者が、「摂取エネルギー量表示」画面UI6で「次へ」ボタン416を選択実行すると、図35に示す「食事指標表示」画面UI7が表示される。「食事指標表示」画面UI7では、「摂取エネルギー量表示」画面UI6で設定表示した基準エネルギー量(基準単位)に基づいて利用者毎の食事指示票を作成して表示し、「次へ」ボタン419を選択実行すると、メインメニュー(図61に示す「メインメニュー」画面UI29)へ移行する。なお、「食事指標表示」画面UI7で「前へ」ボタン420を選択実行すると、「摂取エネルギー量表示」画面UI6に復帰する(算定した摂取エネルギー量の確認が可能である)。
<<療法処理画面遷移>>
本実施の形態にかかる糖尿病治療支援システムは、「食事療法」、「運動療法」、「薬物療法」、及び、「問合せ・その他」の各メニューにおいて、例えば、図28に示すような画面遷移を実行するよう構成されている。以下、この図28の画面遷移による処理について、図36〜図40の画面図を参照して説明する。
*食事療法*
具体的には、まず、「食事療法」では、図61に示す「メインメニュー」画面UI29で、「4)食品の種類」ボタンをクリック等して選択実行すると、図36に示す「食事入力」画面UI8が表示される。この「食事入力」画面UI8は、利用者が、日付入力欄421に日付けを直接入力、又は、所定の選択欄(カレンダー)から選択入力可能な構成であるとともに、後述の「飲食物選択」画面(「飲食物選択(料理の部類(大分類))」画面UI10、「飲食物選択(グループ選択)」画面UI11、「飲食物選択(料理の部類(小分類))」画面UI12)で選択入力により入力された食事データ結果がリスト表示される構成である。
次に、利用者が「食事入力」画面UI8で(日付入力欄421に日付けを入力して)「食品追加」ボタン422を選択実行すると、図38に示す「飲食物選択(料理の部類(大分類))」画面UI10が表示される。「飲食物選択(料理の部類(大分類))」画面UI10は、料理の部類(大分類)としての「主食(ごはん、うどん、そばなど)」、「副菜(野菜のおかず)」、「牛乳・果物・甘味・調味料」、「嗜好品(かし、ジュース、アルコールなど)」、「市販品(インスタント食品、レトルト商品など)」等がリスト表示され、利用者が、当該料理の部類(大分類)に対応する「選択」ボタン428のいずれかを択一的に選択自在な構成である。ここで、利用者が、例えば、料理の部類(大分類)の「主食(ごはん、うどん、そばなど)」に対応する「選択」ボタン428を選択実行すると、図39に示す「飲食物選択(グループ選択)」画面UI11が表示される。「飲食物選択(グループ選択)」画面UI11は、料理の分類(大分類)の料理グループとしての「ご飯」、「すし」、「おにぎり」、「丼物」、「定食」、「うどん」、「そば」、「中華めん」、「ソーメン」、「カレー」、「ハヤシ」、「弁当」、「パスタ」、「パン」、「ハンバーグ」、「ピザ」、「お好み焼き」、「グラタン」、「シリアル」等がリスト表示され、利用者が、当該料理グループに対応する「選択」ボタン429のいずれかを択一的に選択自在な構成である。ここで、利用者が、例えば、料理グループの「ご飯」に対応する「選択」ボタン429を選択実行すると、図40に示す「飲食物選択(料理の部類(小分類))」画面UI12が表示される。「飲食物選択(料理の部類(小分類))」画面UI12は、料理の部類(小分類)としての「玄米ご飯(1杯)」、「赤飯(1杯)」、「山菜おこわ(1杯)」、「玉子かけご飯(1杯)」、「とろろかけご飯(1杯)」等がリスト表示され、利用者が、当該料理の部類(小分類)に対応する「選択」ボタン431のいずれかを択一的に選択自在な構成である。ここで、利用者が、例えば、料理の部類(小分類)の「玄米ご飯(1杯)」に対応する「選択」ボタン431を選択実行すると、図36に示す「食事入力」画面UI8が表示される。このとき、「食事入力」画面UI8では、「飲食物選択(料理の部類(小分類))」画面UI12で選択された「玄米ご飯(1杯)」が日付けとともに表示されている。更に、例えば、料理・食品等の摂取したものの入力を早く行うために、小分類(ご飯、うどん等)毎によく食べる料理・食品等を10個限定(計測して摂取回数が多い順)で最初に表示する。これら10個の料理・食品等は色枠等により強調して他の料理・食品等と区別する。10個の料理・食品等以外については、例えば、あいうえお順に並べて表示する。この方法は、全ての小分類に該当し、毎日の食事入力でよく食べるものについては、小分類を開いたときに最初の方に表示されているため、その入力時間を短縮することができる。また、忙しい、面倒、時間が無い等の理由で毎回の食事入力が困難な人は、料理・食品等をカメラ付携帯電話等の撮影機器で撮影しておき、時間が取れた時に、図77に示すように、「食事入力」画面UI31で、画面上に表示される(撮影しておいた)料理・食品の写真を表示して(撮影機器により撮影した実際の摂取料理・食品の)写真を見ながら、飲食品名入力欄479に当該写真の料理名・食品名を直接入力する。入力した内容は、図36に示す食事入力欄に表示され、量変更が可能となる。
また、利用者が「食事入力」画面UI8で、例えば、「玄米ご飯(1杯)」に対応する「量変更」ボタン424を選択実行すると、図37に示す「量変更」画面UI9が表示される。「量変更」画面UI9で、利用者は、量入力欄426に量を直接入力または選択欄(リスト)からの選択入力により入力する。なお、「量変更」画面UI9には、食品の単位数が表示されるようになっている。そして、利用者が「決定」ボタン427を選択実行すると、「食事入力」画面UI8へと復帰する。このとき、「食事入力」画面UI8では、「量変更」画面UI9で入力して登録した量が表示される。なお、利用者が「食事入力」画面UI8で、例えば、「玄米ご飯(1杯)」に対応する「削除」ボタン425を選択実行すると、「玄米ご飯(1杯)」がリストから削除される。
また、利用者が「食事入力」画面UI8で「結果」ボタン423を選択実行すると、図41に示す「食事結果選択」画面UI13が表示される。この「食事結果選択」画面UI13は、「1」ボタンB1、「2」ボタンB2、「3」ボタンB3、「4」ボタンB4、「5」ボタンB5、「6」ボタンB6の各選択ボタンを択一的に選択することにより、対応する各処理(「1日の結果」、「各食事別の結果」、「1日の食事内容」、「1週間の平均値」、「半月(15日)の平均値」、「達成カレンダー」の表示)を実行するようになっている。詳細には、「食事結果選択」画面UI13で、利用者が、「1」ボタンB1を選択実行すると、図42に示す「1日の結果(表)表示」画面UI14が表示される。「1日の結果(表)表示」画面UI14には、日付入力欄433及び1日の結果(表)が表示されている。「1日の結果(表)表示」画面UI4で、利用者が、日付入力欄433に日付けを入力すると、当該日付けについての1日の結果(表)が表示される。1日の結果(表)は、「カロリー」、「表1」、「表2」、「表3」、「表4」、「表5」、「表6」、「調味料」、「計(合計単位数)」等についての「基準値(A)」、「摂取単位(B)」及び「増減(B−A)」が表示されている。そして、「1日の結果(表)」画面UI14で、利用者が、「次へ」ボタン435を選択実行すると、次の画面へと移行する。なお、「1日の結果(表)」画面UI14で「前へ」ボタン436を選択実行すると、「食事結果選択」画面UI13に復帰する(結果表示の変更が可能である)。
次に、「1日の結果(表)表示」画面UI14で、利用者が、「次へ」ボタン435を選択実行すると、図43に示す「1日の結果(グラフ)表示」画面UI15が表示される。「1日の結果(グラフ)表示」画面UI15には、日付入力欄437及び1日の結果(グラフ)が表示されている。「1日の結果(グラフ)表示」画面UI5で、利用者が、日付入力欄437に日付けを入力すると、当該日付けについての1日の結果(グラフ)が表示される。1日の結果(グラフ)は、「カロリー」、「表1」、「表2」、「表3」、「表4」、「表5」、「表6」、「調味料」等についての「基準値(A)」及び「摂取値(B)」がグラフで表示されている。グラフとしては、例えば、レーダーチャートで表示し「基準値(A)」を実線で表わすと共に「摂取値(B)」を破線で表わすことにより「基準値(A)」と「摂取値(B)」とを比較してその差を視覚的に表現している。そして、「1日の結果(グラフ)表示」画面UI15で、利用者が、「次へ」ボタン438を選択実行すると、次の画面へと移行する。なお、「1日の結果(グラフ)表示」画面UI15で「前へ」ボタン439を選択実行すると、「1日の結果(表)表示」画面UI14に復帰する。
次に、「1日の結果(グラフ)表示」画面UI15で、利用者が、「次へ」ボタン438を選択実行すると、図44に示す「1日の評価表示」画面UI16が表示される。「1日の評価表示」画面UI16には、日付入力欄440及び1日の評価(例えば、「1.表2の果物の取得が少ないので取得に心掛ける。」、「2.カロリー摂取量が多すぎるので減らす努力をする。」等)が表示されている。「1日の評価表示」画面UI6で、利用者が、日付入力欄440に日付けを入力すると、当該日付けについての1日の評価が表示される。そして、「1日の評価表示」画面UI16で、利用者が、「次へ」ボタン441を選択実行すると、「メインメニュー」画面へと移行する。なお、「1日の評価表示」画面UI16で「前へ」ボタン442を選択実行すると、「1日の結果(グラフ)表示」画面UI15に復帰する。
次に、「食事結果選択」画面UI13で、利用者が、「2」ボタンB2を選択実行すると、図45に示す「各食事別の結果表示」画面UI17が表示される。「各食事別の結果表示」画面UI17には、日付入力欄443及び各食事別の結果が表示されている。「各食事別の結果表示」画面UI17で、利用者が、日付入力欄443に日付けを入力すると、当該日付けについての各食事別の結果表が表示される。各食事別の結果表は、「カロリー」、「表1」、「表2」、「表3」、「表4」、「表5」、「表6」、「調味料」、「計(合計単位数)」等についての「基準値(A)」、「摂取単位(B)」及び「増減(B−A)」が表示されている。そして、「各食事別の結果表示」画面UI17で、利用者が、「次へ」ボタン445を選択実行すると、「メインメニュー」画面へと移行する。なお、「各食事別の結果表示」画面UI17で「前へ」ボタン446を選択実行すると、「食事結果選択」画面UI13に復帰する(結果表示の変更が可能である)。
次に、「食事結果選択」画面UI13で、利用者が、「3」ボタンB3を選択実行すると、図46に示す「1日の食事内容(カロリー・表1〜3)表示」画面UI18が表示される。「1日の食事内容(カロリー・表1〜3)表示」画面UI18には、日付入力欄447及び1日の食事内容(カロリー・表1〜3)が表示されている。「1日の食事内容(カロリー・表1〜3)表示」画面UI18で、利用者が、日付入力欄447に日付けを入力すると、当該日付けについての1日の食事内容(カロリー・表1〜3)が表示される。1日の食事内容(表1〜3)は、「食品名」に対する「カロリー」、「表1」、「表2」、「表3」が表形式で表示されている。そして、「1日の食事内容(カロリー・表1〜3)表示」画面UI18で、利用者が、「次へ」ボタン449を選択実行すると、次の画面へと移行する。なお、「1日の食事内容(カロリー・表1〜3)表示」画面UI18で「前へ」ボタン450を選択実行すると、「食事結果選択」画面UI13に復帰する(結果表示の変更が可能である)。
次に、利用者が、「1日の食事内容(カロリー・表1〜3)表示」画面UI18で「次へ」ボタン449を選択実行すると、図47に示す「1日の食事内容(表4〜調味料)表示」画面UI19が表示される。「1日の食事内容(表4〜調味料)表示」画面UI19には、日付入力欄451及び1日の食事内容(表4〜調味料)が表示されている。「1日の食事内容(表4〜調味料)表示」画面UI19で、利用者が、日付入力欄451に日付けを入力すると、当該日付けについての1日の食事内容(表4〜調味料)が表示される。1日の食事内容(表4〜調味料)は、「食品名」に対する「表4」、「表5」、「表6」、「調(調味料)」が表形式で表示されている。そして、「1日の食事内容(表4〜調味料)表示」画面UI19で、利用者が、「次へ」ボタン453を選択実行すると、「メインメニュー」画面へと移行する。なお、「1日の食事内容(表4〜調味料)表示」画面UI19で「前へ」ボタン454を選択実行すると、「1日の食事内容(カロリー・表1〜3)表示」画面UI18に復帰する。なお、表示画面が大きいパソコン等では、図46に示す「1日の食事内容(カロリー・表1〜3)表示」画面及び図47に示す「1日の食事内容(表4〜調味料)表示」画面を一括して一画面上に表示することができる。
次に、「食事結果選択」画面UI13で、利用者が、「4」ボタンB4を選択実行すると、図48に示す「1週間の平均値(グラフ)表示」画面UI20が表示される。「1週間の平均値(グラフ)表示」画面UI20には、日付範囲(1週間)及び1週間の平均値(グラフ)が表示されている。1週間の平均値(グラフ)は、「カロリー」、「表1」、「表2」、「表3」、「表4」、「表5」、「表6」、「調味料」等についての平均値がグラフで表示されている。そして、「1週間の平均値(グラフ)表示」画面UI20で、利用者が、「次へ」ボタン455を選択実行すると、次の画面へと移行する。なお、「1週間の平均値(グラフ)表示」画面UI20で「前へ」ボタン456を選択実行すると、「食事結果選択」画面UI13に復帰する(結果表示の変更が可能である)。
次に、「1週間の平均値(グラフ)表示」画面UI20で、利用者が、「次へ」ボタン455を選択実行すると、図49に示す「1週間の評価表示」画面UI21が表示される。「1週間の評価表示」画面UI21には、日付範囲(1週間)及び1週間の平均値に対する評価(例えば、「1.表2の果物の取得が少ないので取得に心掛ける。」、「2.カロリー摂取量が多すぎるので減らす努力をする。」等)が表示されている。そして、「1週間の評価表示」画面UI21で、利用者が、「次へ」ボタン457を選択実行すると、「メインメニュー」画面へと移行する。なお、「1週間の評価表示」画面UI21で「前へ」ボタン458を選択実行すると、「1週間の平均値(グラフ)表示」画面UI20に復帰する。
次に、「食事結果選択」画面UI13で、利用者が、「5」ボタンB5を選択実行すると、図50に示す「半月(15日)の平均値表示」画面UI22が表示される。「半月(15日)の平均値表示」画面UI22には、日付範囲(半月)及び半月(15日)の平均値(グラフ)が表示されている。半月(15日)の平均値(グラフ)は、「カロリー」、「表1」、「表2」、「表3」、「表4」、「表5」、「表6」、「調味料」等についての平均値がグラフで表示されている。そして、「半月(15日)の平均値表示」画面UI22で、利用者が、「次へ」ボタン459を選択実行すると、次の画面へと移行する。なお、「半月(15日)の平均値表示」画面UI22で「前へ」ボタン460を選択実行すると、「食事結果選択」画面UI13に復帰する(結果表示の変更が可能である)。
次に、「半月(15日)の平均値表示」画面UI22で、利用者が、「次へ」ボタン459を選択実行すると、図51に示す「半月(15日)の評価表示」画面UI23が表示される。「半月(15日)の評価表示」画面UI23には、日付範囲(1週間)及び半月(15日)の平均値に対する評価(例えば、「1.表2の果物の取得が少ないので取得に心掛ける。」、「2.カロリー摂取量が多すぎるので減らす努力をする。」等)が表示されている。そして、「半月(15日)の評価表示」画面UI23で、利用者が、「次へ」ボタン461を選択実行すると、「メインメニュー」画面へと移行する。なお、「半月(15日)の評価表示」画面UI23で「前へ」ボタン462を選択実行すると、「半月(15日)の平均値表示」画面UI22に復帰する。
次に、「食事結果選択」画面UI13で、利用者が、「6」ボタンB6を選択実行すると、図52に示す「達成カレンダー(食事療法)表示」画面UI24が表示される。「達成カレンダー(食事療法)表示」画面UI24には、日付入力欄463及び食事療法についての達成カレンダーが表示されている。「達成カレンダー(食事療法)表示」画面UI24で、利用者が、日付入力欄463に日付け(年月)を入力すると、当該日付け(年月)についての達成カレンダー(食事療法)が表示される。達成カレンダー(食事療法)は、それぞれの日の食事内容が1日の指示単位を超えないような食事であったか否かをカレンダー表示し、例えば、食事が指示単位内であれば「○」マークが付され、食事が指示単位を超えていれば「×」マークが付されている。そして、「達成カレンダー(食事療法)表示」画面UI24で、利用者が、「次へ」ボタン464を選択実行すると、「メインメニュー」画面へと移行する。なお、「達成カレンダー(食事療法)表示」画面UI24で「前へ」ボタン465を選択実行すると、「食事結果選択」画面UI13に復帰する(結果表示の変更が可能である)。
*運動療法*
次に、「運動療法」では、図61に示す「メインメニュー」画面UI29で、「8)運動療法」ボタンをクリック等して選択実行すると、図53に示す(運動療法のトップ画面としての)「運動療法」画面UI25が表示される。「運動療法」画面UI25には、運動療法の効果として、例えば、「1)エネルギーの消費による血糖値の降下」、「2)インスリンの働きの改善」、「3)運動により得られる爽快感」、「4)エネルギー商品に伴う肥満の改善」等が表示されている。「運動療法」画面UI25で、利用者が、「次へ」ボタン466を選択実行すると、次の画面へと移行する。なお、「運動療法」画面UI25で「前へ」ボタン467を選択実行すると、「メインメニュー」画面UI29に復帰する(メニューの変更が可能である)。
次に、「運動療法」画面UI25で、利用者が、「次へ」ボタン466を選択実行すると、図54に示す「1日の運動量表示」画面UI26が表示される。「1日の運動量表示」画面UI26には、1日の目標運動量として、例えば、「1)1日の30分以上の有酸素運動(散歩・ウォーキング、軽いジョギング・水泳、テニス・自転車・体操、筋力トレーニング、太極拳など)」、「2)労働・家事などで忙しい人は、いろいろな種目の合計が30分以上となるようにしましょう。」、「3)運動をしていうるという意識が重要ですので、意識を持って行いましょう。」、「4)無理な計画や無理な運動は絶対しないようにしましょう。自分にあった方法で長く続けられるように考えましょう。」等が表示されている。「1日の運動量表示」画面UI26で、利用者が、「次へ」ボタン469を選択実行すると、次の画面へと移行する。なお、「1日の運動量表示」画面UI26で「前へ」ボタン470を選択実行すると、「運動療法」画面UI25に復帰する。
次に、「1日の運動量表示」画面UI26で、利用者が、「次へ」ボタン469を選択実行すると、図55に示す「実施状況入力」画面UI27が表示される。「実施状況入力」画面UI27には、日付け及び各種運動を実施した時間を入力するための時間入力欄が表示されている。「実施状況入力」画面UI27では、利用者は、「1)通勤・買物・散歩でのウォーキング」、「2)職場・家庭での体操(全身・上半身など)」、「3)階段の上り降り・掃除」、「4)テニス・自転車・縄跳び・水泳」、「5)その他の運動」の各種運動に対応する時間入力欄にそれぞれ実施時間を直接入力又は選択欄(リスト)からの選択入力により入力するようになっている。なお、時間入力欄に実施時間を入力すると、「運動時間の合計」欄に実施時間の合計が表示されるようになっている。そして、「実施状況入力」画面UI27で、利用者が、「次へ」ボタン472を選択実行すると、次の画面へと移行する。なお、「実施状況入力」画面UI27で「前へ」ボタン473を選択実行すると、「1日の運動量表示」画面UI26に復帰する。
次に、「実施状況入力」画面UI27で、利用者が、「次へ」ボタン472を選択実行すると、図56に示す「達成カレンダー(運動療法)表示」画面UI28が表示される。「達成カレンダー(運動療法)表示」画面UI28には、日付け及び運動療法についての達成カレンダーが表示されている。達成カレンダー(運動療法)は、それぞれの日の運動状況が1日の目標運動量を達成できたか否かをカレンダー表示し、例えば、目標運動量を達成できれば「○」マークが付され、目標運動量を達成できなければ「×」マークが付されている。そして、「達成カレンダー(運動療法)表示」画面UI28で、利用者が、「次へ」ボタン474を選択実行すると、「メインメニュー」画面へと移行する。なお、「達成カレンダー(運動療法)表示」画面UI28で「前へ」ボタン475を選択実行すると、「実施状況入力」画面UI13に復帰する(実施状況の変更が可能である)。
*薬物療法*
次に、「薬物療法」では、図61に示す「メインメニュー」画面UI29で、「9)薬物療法」ボタンをクリック等して選択実行すると、図57に示す(薬物療法のトップ画面としての)「薬物療法」画面UI25Mが表示される。「薬物療法」画面UI25Mには、薬物療法の必要性として、例えば、「食事療法、運動療法の他に医師から薬を処方されている人は、医師の指示にしたがって正しく飲むことが重要です。このソフトでは、医師の指示通り正しく飲んでいるかチェックします。」等が表示されている。「薬物療法」画面UI25Mで、利用者が、「次へ」ボタン466Mを選択実行すると、次の画面へと移行する。なお、「薬物療法」画面UI25Mで「前へ」ボタン467Mを選択実行すると、「メインメニュー」画面UI29に復帰する(メニューの変更が可能である)。
次に、「薬物療法」画面UI25Mで、利用者が、「次へ」ボタン466Mを選択実行すると、図58に示す「服薬状況の選択」画面UI26Mが表示される。「服薬状況の選択」画面UI26Mには、服薬パターンとして、例えば、「朝」、「朝・夕」、「朝・昼・夕」等が表示された選択ボタンが表示されている。「服薬状況の選択」画面UI26Mで、利用者が、「朝」、「朝・夕」、「朝・昼・夕」等の選択ボタンのいずれかを選択実行した後、「次へ」ボタン469Mを選択実行すると、次の画面へと移行する。なお、「服薬状況の選択」画面UI26Mで「前へ」ボタン470Mを選択実行すると、「薬物療法」画面UI25Mに復帰する。
次に、「服薬状況の選択」画面UI26Mで、利用者が、「次へ」ボタン469Mを選択実行すると、図59に示す「実施状況入力」画面UI27Mが表示される。「実施状況入力」画面UI27Mには、日付及び服薬の実施状況を選択的に入力するための選択ボタン(「ア.はい」及び「イ.いいえ」)が表示されている。「実施状況入力」画面UI27Mでは、利用者は、「1)医師の指示通り飲みましたか」及び「2)忘れずに飲みましたか」の各質問に対応して選択ボタンを選択実行するようになっている。そして、そして、「実施状況入力」画面UI27Mで、利用者が、「次へ」ボタン472Mを選択実行すると、次の画面へと移行する。なお、「実施状況入力」画面UI27Mで「前へ」ボタン473Mを選択実行すると、「服薬状況の選択」画面UI26Mに復帰する。
次に、「実施状況入力」画面UI27Mで、利用者が、「次へ」ボタン472Mを選択実行すると、図60に示す「達成カレンダー(薬物療法)表示」画面UI28Mが表示される。「達成カレンダー(薬物療法)表示」画面UI28Mには、日付及び薬物療法についての達成カレンダーが表示されている。達成カレンダー(薬物療法)は、それぞれの日の服薬状況について医師の指示にしたがって正しく服用できたか否かをカレンダー表示し、例えば、医師の指示通りに服用できれば「○」マークが付され、医師の指示通りに服用できなければ「×」マークが付されている。そして、「達成カレンダー(薬物療法)表示」画面UI28Mで、利用者が、「次へ」ボタン474Mを選択実行すると、「メインメニュー」画面へと移行する。なお、「達成カレンダー(薬物療法)表示」画面UI28Mで「前へ」ボタン475Mを選択実行すると、「実施状況入力」画面UI27Mに復帰する(実施状況の変更が可能である)。
また、「問合せ・その他」については、図61に示す「メインメニュー」画面UI29で、「10)問い合わせ・その他」ボタンをクリック等して選択実行すると、図62に示す「問合せ・その他」画面UI30が表示される。「問合せ・その他」画面UI30には、問い合わせ・その他(ご意見・ご要望等)の連絡先として、例えば、住所、担当者名、電話番号、URL等が表示される。なお、「問合せ・その他」画面UI30で「前へ」ボタン476を選択実行すると、「メインメニュー」画面UI29に復帰する(メニューの変更が可能である)。
<処理の流れ>
図63は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システム(以下、単に「本システム」というときがある。)のプログラムの基本データ登録処理を概略的に示すフローチャートである。図63の基本データ登録処理では以下の処理を実行する。
<基本データ登録処理>
まず、利用者が本システムを(基本的には、初回に)起動すると、本システムは、STEP100で、利用者端末UTの表示画面に、(例えば図29に示す糖尿病TOP画面UI1のような構成の)登録初期画面を表示して、STEP200で利用者に対し、(図示はしないが)所定の入力画面を使用して、氏名等の個人情報の入力を促す。次に、本システムは、STEP300で、利用者に対し、(図示はしないが)所定の入力画面を使用して、年齢(A)や性別(S)や体重や身長等の基礎代謝量演算用の基礎データの入力を促す。そして、本システムは、STEP200及びSTEP300で入力した個人情報等の基礎データに基づき、STEP1000で、当該利用者の基礎代謝量(BM)を所定の計算式によって計算して、当該利用者と関連付けて(即ち、当該利用者用のデータとして)基礎代謝量用の所定の記憶領域に記憶して登録する。
次に、本システムは、STEP400で、(例えば、図30に示すような構成の)所定の入力画面又は選択画面を使用して、利用者に対し、本システムを利用した(必須の療法支援である食事療法支援及び運動療法支援に加えて)薬物療法を行うか否かを選択入力させる。STEP400で、利用者が薬物療法を行うとの選択入力をした場合、本システムは、当該利用者の糖尿病治療のための療法支援として、薬物療法支援処理を(食事療法支援処理及び運動療法支援処理に加えて)追加的に登録する(例えば、所定の記憶領域に所定のフラグを立てる)。そして、本システムは、STEP1100で、当該利用者の薬物療法支援処理のための基礎データとして、医師からの服薬指示の内容を登録する薬物療法データ登録処理を実行して、当該利用者に対して、当該利用者の服薬指示の内容を入力させ、その入力データを当該利用者と関連付けて所定の記憶領域に記憶して登録する。薬物データ登録処理の詳細については後述する。そして、本システムは、登録した薬物療法支援処理用の基礎データに基づき、STEP1200で、当該利用者用の服薬指示票を作成し、その服薬指示票を利用者の確認等のために利用者端末UTの表示画面に表示する(服薬指示票は図示略)。なお、利用者の確認等が不要な場合、STEP1200の服薬指示票表示処理は省略することもできる。
STEP400で利用者が薬物療法を行わないとの選択入力をした場合、及び、STEP400で利用者が薬物療法を行うとの選択入力をした場合においてSTEP1100で当該利用者用の薬物療法データ登録をした場合、いずれの場合も、本システムは、STEP500で、当該利用者の食事療法支援処理のための基礎データを登録する食事療法データ登録処理を実行して、当該利用者に対して、当該利用者の身長等の所定のデータを入力させ、その入力データを当該利用者と関連付けて所定の記憶領域に記憶して登録する。食事療法データ登録処理の詳細については後述する。そして、本システムは、登録した食事療法支援処理用の基礎データに基づき、STEP600で、当該利用者用の食事指示票を作成し、その(例えば、図35に示すような構成の)食事指示票を利用者の確認等のために利用者端末UTの表示画面に表示する。なお、利用者の確認等が不要な場合、STEP600の食事指示票表示処理は省略することもできる。
また、STEP500で利用者が当該利用者用の食事療法データ登録をすると、本システムは、STEP700で、運動療法の効果等を利用者に知らせるための(例えば、図53及び図54に示すような構成の)運動療法説明画面を表示し、STEP800で、当該利用者の運動療法支援処理のための基礎データを登録する運動療法データ登録を実行して、当該利用者に対して、当該利用者の1日の運動量等の所定のデータを入力させ、その入力データを当該利用者と関連付けて所定の記憶領域に記憶して登録する。運動療法データ登録処理の詳細については後述する。そして、本システムは、登録した運動療法支援処理用の基礎データに基づき、STEP900で、当該利用者用の運動指示票を作成し、その運動指示票を利用者の確認等のために利用者端末UTの表示画面に表示する(運動指示票は図示略)。
<食事療法基礎データ登録処理(糖尿病治療用)>
図64は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの食事療法基礎データ登録処理(糖尿病治療用)を概略的に示すフローチャートである。本システムは、上記のとおり、諸般の事情により糖尿病治療のための食事療法等の実行が容易ではない「糖尿病治療困難者」用に食事療法支援機能をコンピュータのハードウエア資源及びソフトウエア資源の協働により実現する機能実現手段を提供する糖尿病治療困難者支援システムであり、この場合、典型的には、図64の食事療法基礎データ登録処理(糖尿病治療用)に示す処理を実行する。
上記基本データの登録処理が完了した状態で、本システムは、上記STEP500の食事療法基礎データ登録処理(糖尿病治療用)を実行する。詳細には、本システムは、まず、STEP501で、(例えば、図31に示すような構成の)所定の操作画面の説明文等を使用して、利用者に対し、医師から指示されている1日当たりの摂取エネルギー量(又は、指示エネルギー単位)があるかどうかを判断させると共に、医師の指示がある場合、STEP510で、所定の操作画面の入力機能(例えば、図31に示す入力欄406,407による入力機能)を使用して、医師からの指示エネルギー量又は指示単位を利用者に入力させる。この場合、本システムは、ここで入力された値(指示エネルギー量又は指示単位)を当該利用者の食事療法用の食事指示票作成のための基礎データの一つとして使用すべく、所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶して登録する。
一方、医師からの指示エネルギー量又は指示単位がない場合、利用者はSTEP501での指示エネルギー量又は指示単位の入力をスキップすべく、所定の操作画面の処理スキップ機能(例えば、図31に示すボタン408による処理スキップ機能)を使用してSTEP502に移行する。すると、本システムは、STEP502で、利用者に対し、所定の入力機能(例えば、図32に示す身長入力欄410の入力機能)を使用して、当該利用者の身長(H)を入力させ、その入力値を所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。次に、本システムは、STEP503で、STEP502で入力された身長(H)に基づき、所定の計算式を使用して、当該利用者の標準体重(SW)を計算し、その計算値を所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。なお、STEP502における身長(H)の入力単位はメートル(m)とし、例えば、「1.75(m)」のように入力させることができる。また、前記標準体重の計算式は「SW=H×H×22」である。
次に、本システムは、STEP504で、利用者に対し、所定の入力機能又は選択機能(例えば、図33に示す入力ボタンA1,A2,A3の選択機能)を使用して、当該利用者の身体活動量(PE)を入力又は選択させ、その入力値又は選択値を所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。なお、身体活動量(PE)とは、ある身体活動を行ったときのその強度(身体活動強度)にその時間(活動時間)を乗じて得た数値の合計値(1日における全ての種類の身体活動についての身体活動量の合計値)であり、例えば、1日の体重1kg当たりの必要エネルギー(kcal/kg/日)で表すことができ、本システムも身体活動量を1日の体重1kg当たりの必要エネルギー(kcal/kg/日)として計算し、記憶するようにしている。
ここで、本システムは、STEP504では、身体活動量として、好ましくは、図33に示すように、選択範囲「25〜40」の16段階の選択肢を選択画面UI5に表示すると共に、その選択範囲を3つに区分してカテゴリー分けして表示している。即ち、本システムは、身体活動量の選択範囲として、「25〜30」の第1の範囲(軽労働の利用者が該当する「1.軽労」)と、「30〜34」の第2の範囲(普通労働の利用者が該当する「2.普通」)と、「35〜40」の第3の範囲(重労働の利用者が該当する「3.重労」)との、3つの範囲に区分している。これにより、本システムは、第1段階の判断として、その3区分のうちのいずれの区分に自己が該当するかを、各範囲のタイトル(「1.軽労」、「2.普通」、「3.重労」)の側方や下方等に関連付けて表示した説明文等の参考情報も参照させることで、利用者に判断させ、第2段階の判断として、3区分のうちで選択した区分内において、自己の身体活動量が当該区分内の数値の最小値から最大値の間でどの程度の位置にあるかを感覚的に利用者に判断させることで、利用者自身が自己の身体活動量を簡便かつ感覚的に選択することができるようにし、また、これにより、利用者の選択過程における簡便性や利便性を損なわない範囲で利用者の身体活動量の精度又は正確度をできるだけ向上するようにしている。更に、本システムは、上記3区分の範囲の隣接する2区分の範囲の境界値(例えば、第1の範囲と第2の範囲の境界値である「30」や第2の範囲と第3の範囲の境界値である「35」)については、両方の区分に配置する(即ち、下方の区分の最大値及び上方の区分の最小値として表示する)ようにし、2つの区分にまたがるような身体活動量を利用者が選択する場合に、上記第1段階の判断で当該利用者がいずれの身体活動量の区分を選択しても、正確な身体活動量を選択することができるようにしている。このように、本システムは、身体活動量を複数区分に分割して表示すると共に、それらの境界値を両方の区分に表示することで、利用者に対して身体活動量の選択判断を支援する身体活動量選択支援処理を行っている。
次に、本システムは、STEP505で、STEP504で入力又は選択した身体活動量(PE)及びSTEP503で算出した標準体重(SW)に基づき、所定の計算式を使用して、当該利用者の指示エネルギー(IE)を計算し、その計算値を所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。なお、前記指示エネルギーの計算式は「IE=PE×SW」であり、その単位は、「kcal/日」(即ち、身体活動量の単位(kcal/kg/日)*標準体重の単位(kg)=kcal/日)である。次に、本システムは、STEP506で、STEP505で得た指示エネルギー(IE)の値(kcal/日)を食品交換表の単位(整数からなる単位)との間での単位変換処理を実行するが、この単位変換処理の前処理として、本システムは、指示エネルギー丸め処理を実行する。詳細には、上記計算式によれば、STEP505で得た指示エネルギーは、(例えば、利用者の身長が1.7mの場合に、標準体重が1.7×1.7×22=63.58kgとなり、この場合において利用者の身体活動量が30の場合に、指示エネルギーが63.58×30=1907.4kcalとなって)小数点以下の値を含む場合もある。また、食品交換表は、80kcalを1単位として各食品の単位を計算して規定しているため、指示エネルギー(kcal)を食品交換表の指示単位(IU)に変換するためには、指示エネルギーを「80(kcal)」で除する単位変換用の計算式(IU=IE/80)が必要となる。
したがって、本システムは、単位変換用の計算式用の(指示エネルギー(IE)に基づく)入力値を得るために、STEP506における前処理としての指示エネルギー丸め処理において、以下の計算式を使用して丸め処理(端数処理)を実行している。詳細には、STEP505で得た指示エネルギー(IE)を除数(D)としての「80」で除して商(A)を得たときの剰余である余数(即ち、剰余算におけるIE/D=A...R、或いは、IE mod D=Rの「R」)が「40」以上となる場合、その余数(R)を「40」から「80」へと置換して置換値(R´)を得て(即ち、R>=40→R´=80」)、その置換値(R´)を商(A)に加算して丸め処理した商(A´)を得ると共に(即ち、A´=A+R´=A+80)、その丸め処理した商(A´)を端数処理済指示エネルギー(RE)として所定の記憶領域に記憶する。一方、STEP505で得た指示エネルギー(IE)を除数(D)としての「80」で除して商(A)を得たときの余数(R)が「40」未満となる場合、その余数(R)を「40」から「0」へと置換して置換値(R´)を得て(即ち、R<40→R´=0」)、その置換値(R´)を商(A)に加算して丸め処理した商(A´)を得ると共に(即ち、A´=A+R´=A+0=A)その丸め処理した商(A´)を端数処理済み指示エネルギー(RE)として前記所定の記憶領域に記憶する。
更に、本システムは、利用者がSTEP510で医師からの指示による指示エネルギー(IE)及び指示単位を入力した場合、上記の丸め処理は実行せず、STEP510からSTEP508に移行する。
上記前処理の計算式は、例えば、以下の式として実現することができる。
RE(=A´)=(IE+40)−((IE+40) mod 80)
この計算式によれば、STEP505で得た指示エネルギー(IE)(kcal)を、食品交換表の単位を規定する「80(kcal)」の整数で割り切れる(整除できる)入力値に変換することができ、指示エネルギー(IE)から食品交換表の単位への単位変換処理において、かかる入力値を入力することで、指示エネルギーから指示単位への単位変換処理を円滑に実行することができる。
次に、本システムは、STEP507で、指示エネルギーに基づく指示単位の計算処理を実行する。即ち、本システムは、指示単位への単位変換処理における入力値として指示エネルギーを使用する場合は、STEP506で丸め処理した(STEP505又はSTEP510の指示エネルギー量(RE)に基づく)端数処理済み指示エネルギー(RE)に基づき、指示単位(IU)を計算し、その計算値を所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。その計算式は、「IU=RE/80」である。一方、本システムは、STEP510で指示単位が直接入力された場合は、STEP506及びSTEP507の処理は実行せず(スキップし)、その入力値である指示単位(IU)を、そのまま、前記所定の記憶領域(STEP507における指示単位(IU)用に用意されたものと同一の記憶領域)に当該利用者と関連付けて記憶する。
次に、本システムは、STEP508で、基礎データとしての「標準体重(SW)」、「指示エネルギー(IE)」、「指示単位(IU)」等(即ち、糖尿病治療用の食事指示票作成用に必須の基礎データ)を(例えば、図34に示すような構成の)所定の確認画面に表示し、当該表示されたデータ値が当該利用者用の糖尿病治療用の食事療法用の基準値になることを当該利用者に確認させる。ここで、表示された基礎データが、(誤入力等により)自己の食事療法用の基準値として不正確又は不適切であると利用者が判断した場合、利用者は、当該確認画面に用意された処理復帰機能(例えば、図34の画面UI6に示すボタン417による処理復帰機能)を使用して、対応する基礎データの再入力を行い、正確かつ適切な値を本システムに記憶させて、以後の自己の食事療法支援処理で使用させることができる。なお、STEP508の前処理として、本システムは、全ての基礎データが設定済みであるかどうかを確認する処理を実行し、(図示はしないが)前記基礎データのうちのいずれかのデータが未設定である場合、利用者に警告文を出力(又は表示)する等して、当該不足データの再設定処理を実行し、全ての基礎データが設定された後に、利用者への上記の確認画面の表示を行った後、次のSTEP509に移行するようにすることもできる。その後、本システムは、STEP509で、前記基礎データに基づき、利用者の糖尿病治療用の食事指示票として1日の指示単位表を新たに作成(或いは、既に作成済みのものが存在する場合はその指示単位表を取得)して、STEP600で、その食事指示票(例えば、図35に示す食事指示票用の画面UI7)を利用者の確認等のために利用者端末UTの表示画面に表示する。なお、ここでも、利用者は、食事指示票に表示されたデータが、不正確又は不適切であると利用者が判断した場合、当該食事指示票用の画面に用意された処理復帰機能(例えば、図35の画面UI7に示すボタン420による処理復帰機能)を使用して、対応するデータの再入力を行い、正確かつ適切な値を本システムに記憶させて、以後の自己の食事療法支援処理で使用させることができる。
<食事療法基礎データ登録処理(肥満症治療用)>
図65は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの食事療法基礎データ登録処理(肥満症治療用)を概略的に示すフローチャートする。本システムは、上記「糖尿病治療困難者」用に食事療法支援機能をコンピュータのハードウエア資源及びソフトウエア資源の協働により実現する機能実現手段を提供する糖尿病治療困難者支援システムとしての利用以外にも、肥満症の人の治療を支援する肥満症治療支援システムとして実現することもでき、この場合、典型的には、図65の食事療法基礎データ登録処理(肥満症治療用)に示す処理を実行する。即ち、本考案者らは、肥満症の食事療法においても、適正な量で栄養バランスの良い食事を上手に摂取できる糖尿病の食事療法の考え方を採用することができるとの知見を新たに得て、本システムを肥満症の治療が容易ではない「肥満症治療困難者支援システム」としても実現している。なお、以下の説明では、説明の重複を避けるため、肥満症治療困難者支援システムとしての食事療法支援処理を実行する場合(即ち、かかる食事療法支援機能を実現する場合)に特有の処理手順についてのみ詳細に説明する。
詳細には、本システムは、まず、上記のとおり、STEP501で、医師から指示された指示エネルギーがある場合、STEP510Aで、前記所定の操作画面の入力機能を使用して、当該医師からの指示エネルギー量を利用者に入力させる。なお、肥満症治療用の食事療法の場合、糖尿病治療のための食事療法のように食品交換表に基づく単位数(1単位80kcal)は使用せず、全て、エネルギー(kcal)を単位として使用すると共に、各画面表示においても、食品交換表に基づく単位数(1単位80kcal)は表示せず、全て、エネルギー(kcal)を単位として表示する。この場合、本システムは、STEP510Aで入力された値(指示エネルギー量)を当該利用者の肥満症治療用の食事指示票作成のための基礎データの一つとして使用すべく、所定の記憶領域に当該利用者と関連で受けて記憶して登録する。
次に、本システムは、上記のSTEP502及びSTEP503の処理の後、STEP504で、上記のようにして利用者自身に自己の身体活動量(PE)を選択させる処理を実行するが、このとき、肥満症の利用者の身体活動量(PE)は、糖尿病の利用者に比べて小さい値となる傾向にある。したがって、本システムは、STEP504の処理において、かかる傾向を利用した構成又は処理として、例えば、STEP504の操作画面において、糖尿病治療における食事療法の場合よりも身体活動量(PE)の数値の範囲を相対的に小さな値の範囲に設定して表示したりすることで、より肥満症治療に適した支援処理を実現することができる。
次に、本システムは、上記のSTEP505の処理の後、STEP506及びSTEP507の処理は実行せず、(STEP508の処理を代替する)STEP508Aに移行する。即ち、本システムは、STEP508Aで、基礎データとしての「標準体重(SW)」、「指示エネルギー(IE)」等(即ち、肥満症治療用の食事指示票作成用に必須の基礎データ)を(例えば、図34の画面UI6から「指示単位」の欄を削除したような構成の)所定の確認画面に表示し、当該表示されたデータ値が当該利用者用の食事療法用の基準値になることを当該利用者に確認させる。ここで、上記STEP508で述べた場合と同様に、利用者は、当該確認画面に用意された処理復帰機能を使用して、対応する基礎データの再入力を行い、正確かつ適切な値を本システムに記憶させて、以後の自己の食事療法支援処理で使用させることができる。また、STEP508Aの前処理として、本システムは、全ての基礎データが設定済みであるかどうかを確認する処理を実行することもできる。その後、本システムは、STEP509Aで、前記基礎データに基づき、利用者の肥満症治療用の食事指示票として1日の指示単位表を新たに作成(或いは、既に作成済みのものが存在する場合はその指示単位表を取得)して、STEP600Aで、その食事指示票(例えば、図35の画面UI7の食事指示票から「指示単位」の欄を削除した食事指示票)を利用者の確認等のために利用者端末UTの表示画面に表示する。なお、ここでも、STEP600の場合と同様、利用者は、食事指示票に表示されたデータが、不正確又は不適切であると利用者が判断した場合、当該食事指示票用の画面に用意された処理復帰機能を使用して、対応するデータの再入力を行うことができる。
<運動療法基礎データ登録処理>
図66は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの運動療法基礎データ登録処理を概略的に示すフローチャートである。本システムは、上記のとおり、食事療法支援機能に加え、運動療法支援機能をコンピュータのハードウエア資源及びソフトウエア資源の協働により実現する機能実現手段を提供する糖尿病治療困難者支援システムであり、この場合、典型的には、図66の運動療法基礎データ登録処理に示す処理を実行する。
上記基本データの登録処理が完了した状態で、本システムは、上記STEP800の運動療法基礎データ登録処理を実行する。詳細には、本システムは、まず、(例えば、図53及び図54に示すような構成の)所定の操作画面の説明文等を使用して、利用者に対し、運動療法についての簡単な説明をした後、利用者に運動療法用の基礎データを入力させ、必要な場合は、運動指示票作成のためのデータ加工処理を実行した後、所定形式の運動指示票を作成して表示する。詳細には、本システムは、まず、STEP801で、利用者に対して、所定の入力機能を使用して、医師によるメディカルチェックを受けているか否か入力させ、メディカルチェックを受けてない場合、STEP802で、利用者に対して、医師によるメディカルチェックを受けることを推奨すべく、利用者端末UTの所定の画面に「メディカルチェック推奨」の表示をする。一方、利用者がメディカルチェックを受けている場合、本システムは、STEP803で、利用者が(例えば、メディカルチェックに基づく)運動メニューの処方を受けているか否か判断させ、運動メニューの処方を受けている場合、STEP804で、所定の運動メニュー入力画面(例えば、図55の運動実施状況入力画面UI27と同様の運動メニューのリストと、各運動メニューに対応する運動時間の入力欄とを備える入力画面)を使用して、利用者にその運動メニューを入力させ、入力データを所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。
一方、利用者が運動メニューの処方を受けていない場合、本システムは、所定の画面の入力欄を使用して、利用者に、STEP805で当該利用者の安静時心拍数(HR)を入力させ、STEP806で当該利用者の体重(W)を入力させ、それらの入力値を所定の記憶領域に当該利用者と関連付けてそれぞれ記憶する。次に、本システムは、STEP807で、「基本データ登録」処理のSTEP300で登録した当該利用者の年齢(A)及び性別(S)を前記所定の記憶領域から取得する。次に、本システムは、STEP808で、STEP807で取得した年齢(A)及び性別(S)並びにSTEP806で入力した体重(W)に基づき、所定の計算式を使用して、補正係数(CF)を計算し、計算値を所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。する。なお、その計算式は「CF=f(A,S,W)」であり、補正係数(CF)は、年齢(A)に応じた第1の補正係数(ACF)と、性別(S)に応じた第2の補正係数(SCF)と、体重(W)に応じた第3の補正係数(WCF)との関数として、例えば、計算式「CF=ACF*SCF*WCF」により算出することができる。更に、好ましくは、年齢(A)に応じた第1の補正係数(ACF)は、60歳の標準体重の男性を補正係数を基準値(例えば、基準値「1.000」)として、男性については、年齢層の差異及び体重の差異に応じて、年齢層が高くなるほど補正係数の値を所定率で減少する一方で(即ち、年齢層が低くなるほど補正係数の値を所定率で増大する一方で)、体重が重くなるほど補正係数の値を所定率で増大し(即ち、体重が軽くなるほど補正係数の値を所定率で減少し)、女性については、その補正係数を同年齢層・同体重の男性の補正係数から所定率だけ減少した値とすることができ、例えば、図21の補正係数表に示すような値とすることができる。
次に、本システムは、所定の画面の選択欄(ドロップリスト等)を使用して、利用者に、STEP809で、当該利用者が予定している運動種目(Kn)を逐次選択させ、STEP810でその運動種目の運動頻度(Fn)を選択させ、それらの選択結果を所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。次に、本システムは、STEP811で、所定の確認画面を使用して、利用者に次の運動種目があるか否かを判断させ、次種目がある場合には、STEP809の手順に戻り、STEP809及びSTEP810で次の運動種目とその運動頻度とを選択させ、選択結果を所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。よって、本システムは、運動種目数に応じてSTEP809〜STEP811の手順を当該運動種目の数だけ繰り返す。
次に、本システムは、所定の画面の選択欄(ドロップリスト等)を使用して、利用者に、STEP812で、当該利用者が目標としている目標消費エネルギー(E)を選択させ、選択結果を所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。その後、本システムは、STEP813で、STEP809で選択した運動種目(Kn)、STEP810で選択した運動頻度(Fn)、STEP812で選択した目標消費エネルギー(E)、及びSTEP808で算出した補正係数(CF)に基づき、当該利用者の各運動種目について、所定の計算式を使用して、その目標運動時間(T)を計算し、計算値を所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。なお、その計算式は「T=f(Kn,Fn,E,CF)」であり、目標運動時間(T)は、運動種目(Kn)に応じた運動強度(KnH)と、その運動頻度(Fn)と、目標消費エネルギー(E)と、補正係数(CF)との関数として、例えば、計算式「T=E/(KnH*Fn*CF)」により算出することができ、例えば、図22の表に示すような値とすることができる。なお、運動種目(Kn)が複数ある場合、当該複数の運動種目(Kn)により目標消費エネルギー(E)を達成するため、目標消費エネルギー(E)は、当該複数の運動種目(Kn)の各々による消費エネルギーの合算値になる(例えば、運動種目の数が「n」の場合、「E=E1+E2+・・・+En」となる。)。したがって、各運動種目の運動時間(T)の計算式は、目標消費エネルギー(E)を運動種目の数(n)に応じた部分的消費エネルギー(E1,E2,・・・,En)に分割し、部分的消費エネルギー(E1,E2,・・・,En)ごとに算出される(例えば、n種類の運動種目ごとの運動時間(Tn)は、「Tn=En/(KnH*Fn*CF)」として計算することができる)。
次に、本システムは、STEP806〜STEP813で得た基礎データのうち運動メニュー作成に必要なデータ(即ち、運動種目(Kn)、運動頻度(Fn)、運動時間(T)等)に基づき、STEP814で、当該利用者の目標運動メニューを作成して、STEP900で、当該目標運動メニューを表す運動指示票(例えば、図55の運動実施状況入力画面UI27と同様の運動メニューのリストと、各運動メニューに対応する運動時間の表示欄とを備える運動指示票)を作成して、その運動指示票を利用者の確認等のために利用者端末UTの表示画面に表示する。
<薬物療法基礎データ登録処理>
図67は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの薬物療法基礎データ登録処理を概略的に示すフローチャートである。本システムは、上記のとおり、食事療法支援機能及び運動療法支援機能に加え、薬物療法支援機能をコンピュータのハードウエア資源及びソフトウエア資源の協働により実現する機能実現手段を提供する糖尿病治療困難者支援システムとして具体化することもでき、この場合、典型的には、図67の薬物療法基礎データ登録処理に示す処理を実行する。
上記基本データの登録処理が完了した状態で、本システムは、上記STEP1100の薬物療法基礎データ登録処理を実行する。詳細には、本システムは、まず、(例えば、図57に示すような構成の)所定の操作画面の説明文等を使用して、利用者に対し、薬物療法についての簡単な説明をした後、利用者に薬物療法用の基礎データを入力させ、必要な場合は、薬物指示票作成のためのデータ加工処理を実行した後、所定形式の薬物指示票を作成して表示する。詳細には、本システムは、まず、STEP1101で、利用者に対して、所定の入力機能を使用して、医師・薬剤師による服薬指示書があるか否かを入力させ、服薬指示書がない場合、STEP1102で、利用者に対して、所定の警告が面を表示して、医師・薬剤師に確認するよう(及び、医師・薬剤師による服薬指示書を入手後に本システムによる薬物療法基礎データ登録を行うよう)指示する。
一方、利用者が服薬指示書を有している場合、(利用者入力により服薬指示書ありを認識して)本システムは、所定の画面の入力欄を使用して、利用者に、STEP1103で、服薬指示書に指示されている全ての薬剤を入力させ(或いは、予め所定の記憶領域に記憶した薬剤を所定の画面にリスト表示して、そのリストから、利用者に自己の服薬指示書の薬剤を選択させ)入力・選択データを所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。次に、本システムは、STEP1104で、利用者に服薬指示書に従って選択した薬剤の服用量を入力させ(或いは、予め所定の記憶領域に記憶した選択薬剤の副用量を所定の画面にリスト表示して、そのリストから、利用者に自己の服薬指示書の薬剤の服用量を選択させ)入力・選択データを所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。次に、本システムは、STEP1105で、(例えば、図58に示すような構成の)所定の選択画面の選択機能を使用して、利用者に対し、選択薬剤の服用時間(朝、朝・夜、朝・昼・夜、等)を選択させ、選択結果を所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。次に、本システムは、STEP1106で、所定の確認画面を使用して、利用者に次の薬剤があるか否かを判断させ、次薬剤がある場合にはSTEP1103へ戻り、STEP1103〜STEP1105で次の薬剤とその副用量と服用時間とを入力・選択させ、入力・選択結果を所定の記憶領域に当該利用者と関連付けて記憶する。よって、本システムは、薬剤数に応じてSTEP1103〜STEP1106を当該薬剤の数だけ繰り返す。次に、本システムは、STEP1103〜STEP1105で得た服薬メニュー作成に必要なデータに基づき、STEP1107で、当該利用者の服薬メニューを作成して、STEP1200で、当該服薬メニューを表す服薬指示票(例えば、服用する薬剤のリストと、各薬剤の服用量及び服用時間の表示欄とを備える服薬指示票)を作成して、その服薬指示票を利用者の確認等のために利用者端末UTの表示画面に表示する。
<統合的療法支援処理>
図68は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの統合的療法支援処理を概略的に示すフローチャートである。本システムは、上記各種登録処理で得たデータに基づき、食事療法支援機能及び運動療法支援機能の必須の2機能と、薬物療法支援機能とからなる統合的療法支援機能を、コンピュータのハードウエア資源及びソフトウエア資源の協働により実現する機能実現手段を提供するものであり、この場合、典型的には、図68の統合的療法支援処理に示す処理を実行する。
本システムは、まず、STEP2100で利用者が本システムにログインすると、STEP2200で統合的療法支援のための操作画面を利用者端末UTの表示画面に表示する。次に、本システムは、STEP2300で、前記操作画面において、統合的療法支援処理又は料理・食品データ閲覧処理のいずれの処理を実行するかを利用者に選択させ、STEP2300で利用者が料理・食品データ閲覧処理を選択した場合、STEP2800で料理や食品データを閲覧する「料理・食品データ閲覧処理」を実行する。ここで、STEP2300で利用者が統合的療法支援処理を選択した場合、本システムは、STEP2400で、利用者に対し、所定の選択画面を使用して、薬物療法を実行するか否かを選択させる。STEP2400で、利用者が薬物療法を行わないことを選択した場合、本システムは、STEP2500で「食事療法支援処理」を実行し、STEP2600で「運動療法支援処理」を実行し、「薬物療法支援処理」は実行しない。一方、STEP2400で、利用者が薬物療法を行うことを選択した場合、本システムは、STEP2500で「食事療法支援処理」を実行し、STEP2600で「運動療法支援処理」を実行し、STEP2700で「薬物療法支援処理」を実行する。
<通知・支援処理>
図69は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの通知・支援処理を概略的に示すフローチャートである。本システムは、利用者に対して本システムを利用した食事療法等の療法を実行する時刻やタイミングを通知する通知・支援機能を実現することもでき、この場合、典型的には、図69の通知・支援処理に示す処理を実行する。
本システムは、まず、STEP2910で、対応する利用者に対する療法支援処理のために予め本システムに登録した通知時刻をモニターする手順を実行し、通知時刻が到来するまで、STEP2910の手順を繰り返す。本システムは、STEP2910で通知時刻の到来を確認すると、STEP2920で対応する利用者の利用者端末UTへ統合的療法を行う時刻である旨を通知して、STEP2930で利用者端末UTに所定の操作画面を表示する。そして、本システムは、利用者の要求に応じて、STEP2940で所定の「療法支援処理」を実行する。なお、この療法支援処理は、典型的には、図68の食事療法支援処理STEP2500及び運動療法支援処理STEP2600、又は、食事療法支援処理STEP2500及び運動療法支援処理STEP2600及び薬物療法支援処理STEP2700からなる統合的療法支援処理とする。
<食事療法支援処理>
図70は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの食事療法支援処理を概略的に示すフローチャートである。図68の食事療法支援処理STEP2500は、典型的には、図70の食事療法支援処理に示す処理を実行する。
本システムは、上述した図4及び図5の食事療法手段210の各手段211〜217を使用して図70の処理を実行するが、まず、STEP2510で、利用者に固有の各食の表別指示単位(即ち、登録済みの食事指示票で使用する1日の各食事(朝食、昼食、夕食、間食)における食品交換表の表別の指示単位)を登録済みのデータから取得する。次に、本システムは、STEP2520で、例えば、図36の食事入力画面を使用して、利用者に自己の各食事の内容(摂取した食品や料理の種類及びその摂取量)の入力を行わせる。なお、このとき、本システムは、STEP2530で、例えば、図38〜図40の一連の食品選択画面を、利用者の選択操作に応じて順次表示し、利用者に対して、摂取した飲食品(総称的に、単に「食品」ということがある。)を大分類、中分類、小分類というように階層的に表示して、利用者の飲食品の選択動作を支援する。ここで、当該階層的分類(大分類、中分類及び小分類)は、例えば、図12に示すような階層的分類とすることができる。また、当該階層的分類の小分類レベルでは、各食品は、食品交換表の表1〜表6及び調味料のいずれかに分類されて(即ち、関連付けて)所定の記憶領域に記憶されている。例えば、当該階層的分類の小分類レベルでの各食品は、図13に示すような食品交換表の表1〜表6及び調味料のいずれかの区分に関連付けて記憶されている。よって、STEP2520で選択された食品は、それぞれ、対応する食品交換表の表1〜表6及び調味料のいずれかに分類されて(即ち、関連付けて)所定の記憶領域に記憶される。
次に、本システムは、利用者に対して、所定の確認・選択画面を使用して、STEP2520で選択した食品の摂取量を変更するか否かの確認文を表示すると共に、変更の要否を選択させる。STEP2540で、利用者が特定の食品について摂取量を変更することを選択した場合、本システムは、利用者に対して、例えば、図37の摂取量変更画面を使用して、利用者が選択した食品について、STEP2520で登録した当該食品の摂取量を摂取量表示欄(例えば、図37の入力欄426)に確認的に表示し、その食品について、利用者に変更後の摂取量を当該摂取量表示欄に上書きさせ、摂取量を変更することで、利用者が上書きした(変更後の)摂取量を(当該摂取量記憶用の)所定の記憶領域に上書きして記憶する。
本システムは、次に、STEP2560で、各食時において摂取した飲食品の全てについて入力したか否か(即ち、飲食品の入力・追加が終了したか否か)を所定の確認画面を使用して利用者に選択又は入力させ、飲食品の追加が終了したとの入力があった場合は、STEP2570に移行する一方、飲食品の追加があるとの入力があった場合は、STEP2530の手順へ戻る。よって、本システムは、各食時において摂取した飲食品の数に応じて(摂取した飲食品の数と対応する回数)STEP2530〜STEP2560の手順を繰り返す。
本システムは、次に、STEP2570において、STEP2530〜2560の手順で登録した摂取食品(飲食品)のうち削除する食品があるか否か(食品の削除を希望するか否か)を所定の確認画面を使用して利用者に選択又は入力させ、飲食品を削除する旨の入力があった場合は、STEP2571に移行する一方、飲食品の削除がないとの入力があった場合は、STEP2580に移行する。利用者がSTEP2570で食品を削除することを希望する場合、本システムは、STEP2571で既に選択した食品を食品リストに表示し、利用者が当該食品リストから削除した食品を選択して削除する旨の入力を実行する(例えば、削除ボタンをクリックする)ことにより、当該削除に係る食品を前記所定の記憶領域に記憶した摂取食品のデータから削除し、その後、STEP25600に移行して、利用者が必要とする場合、摂取食品の追加を可能とする。よって、本システムは、利用者が各食時において摂取した飲食品を追加又は削除する場合、STEP2530〜STEP2571の手順を繰り返す。
本システムは、次に、上記STEP2510〜STEP2571の処理で所定の記憶領域に格納して登録した各食時の摂取食品の(種類及び量に関する)データに基づき、STEP2580で、利用者の各食時の摂取食品について、それぞれ、食品交換表の表別に(表1〜表6及び調味料の各表ごとに)摂取単位及びカロリーを計算する。即ち、このとき、各食時の摂取食品の種類及び量が、食品交換表の表別に分類して所定の記憶領域に格納されているため、本システムは、食品交換表の表ごとに登録済みの摂食食品を逐一抽出し、抽出した各摂取食品の摂取量に基づいて、食品交換表の(当該摂取食品が所属する)表における摂取単位と、当該摂取量に対応する摂取カロリーとを計算し、(単位及びカロリー格納用の)所定の記憶領域に格納する。例えば、本システムは、図46〜図47に示すようなテーブルを使用して、各食時の食品ごとに、摂取単位及びカロリー(kcal)を食品交換表の表に関連付けて格納する。このようにして格納された各食時の食品毎の(食品交換表の表別の)摂取単位及びカロリーは、1日分の摂取食品の摂取単位が表別に合計されて表別の摂取単位合計が所定の記憶領域に格納されたり、1日分の摂取食品のカロリーが合計されてカロリー合計が所定の記憶領域に格納されたりして、これらの値が、上記したような各食時の摂取食品についての所定期間(1日、1週間等)における集計処理や、当該集計処理に基づく評価処理等で使用される。
本システムは、次に、STEP2590で、1日の各食事毎、及び、1日の全体について、予め利用者毎に設定して格納した摂取単位の基準値である「基準値(A)」と、当該利用者が実際に摂取した食事に基づいて計算した「摂取単位(B)」とを比較して、その「増減(B−A)」を算出する「評価処理」を実行する。その後、本システムは、STEP3000で、STEP2590で「評価処理」した結果についての「結果・評価表示処理」を実行する。詳細には、本システムは、STEP2590で、例えば、1日(全体)の結果評価処理を実行する場合、その日の全ての食事の摂取食品の摂取単位の値を取得して表別に合計して表別摂取単位数を得ると共に、その日の全ての食事の摂取カロリーの値を取得して総合計して日別摂取カロリー数を得て、STEP3000で、図42に示すようなユーザーインタフェースに、当該日別摂取カロリー数及び摂取値を表別に前記摂取単位(B)として表示すると共に、当該表別摂取単位数を前記摂取単位(B)として対応する表ごとに表示する。これと同時に、本システムは、利用者について登録したカロリー及び表別の単位を、1日の基準値(A)の対応する欄に表示し、利用者が1日単位で基準値と実際の摂取値とを対比できるようにする。また、本システムは、このようにして得た日別カロリー数と表別の摂取単位数とに基づき、例えば、図43に示すようにグラフ(レーダーチャート)を描画し、ユーザーインタフェースに表示することで、利用者が基準値と実際の摂取値とを一層容易に対比できるようにする。
また、本システムは、例えば、STEP2590で、1日(全体)の各食時についての結果評価処理を実行する場合、その日の各食事の摂取食品ごとにその摂取単位の値を取得すると共に、各食事の摂取食品ごとにその摂取カロリーの値を取得して、STEP3000で、図45及び図46に示すようなユーザーインタフェースに、食品ごとの摂取カロリーを表示すると共に、当該食品が属する表の欄にその摂取単位を表示する。
また、本システムは、例えば、STEP2590で、上記1日ごとの摂取単位数及び摂取カロリー数の集計処理と同様にして、集計単位を1週間とした結果評価処理を実行する。この場合、本システムは、利用者の1週間(7日間)の摂取カロリー数の合計値及び摂取単位の表別の合計値に基づき、STEP3000で、例えば、図48に示すようにグラフ(レーダーチャート)を描画し、ユーザーインタフェースに表示することで、利用者が、1週間単位で基準値と実際の摂取値とを容易に対比できるようにする。
<食事評価処理>
図71は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの各食の食事評価処理を概略的に示すフローチャートである。図71の各食の食事評価処理は、図70の評価処理2590に対応するものであり、この処理では以下の処理を実行する。
詳細には、本システムは、まず、上記のようにして、STEP2591で各食の表毎の摂取単位・エネルギーを集計し、次に、STEP2592で表毎の摂取単位・エネルギーの比較(「指示単位」と「摂取単位」との比較)により、「指示単位」と「摂取単位」との差分及び増減を計算し、その結果をSTEP2593で食事結果表示画面に表示する。
次に、本システムは、STEP2594で、その日の食事内容についての改善点に関する所定の(助言内容を記載した短文コメント等の)アドバイスを取得する評価・アドバイス処理を実行し、取得した所定のアドバイスを、例えば、図44に示すような1日単位の評価(アドバイス)画面を使用して、利用者に対し、その日の食事内容についてのアドバイスとして表示する。ここで、この評価・アドバイス処理は、例えば、上記STEP2593で計算したその日の摂取食品についての指示単位(基準値)と摂取単位(摂取値)との増減値(差分値)に基づき、その差分値の大小に応じてあらかじめ用意した(即ち、所定の格納領域に格納した)アドバイスを取得する処理とすることができる。例えば、基準値と摂取値との差分値を、複数レベルに設定し、そのレベルに応じたアドバイスを用意し、差分値が該当するレベルのアドバイスを取得するよう構成することもできる。この場合、例えば、食品交換表の単位については、食品交換表の表毎に、摂取値が基準値を超過する場合について、その超過範囲が10%〜20%の範囲内である第1の超過レベル、20%〜30%の範囲内である第2の超過レベル・・・というように設定する一方で、摂取値が基準値より不足する場合について、その不足範囲が10%〜20%の範囲内である第1の不足レベル、20%〜30%の範囲内である第2の不足レベル・・・というように設定しておき、STEP2593で取得した基準値と摂取値との差分値がどのレベルに属するかを判断して、当該差分値が属するレベル用に用意した所定のアドバイスを出力するようにすることができる。また、カロリーについても、摂取値が基準値を超過する場合について、その超過範囲が10%〜20%の範囲内である第1の超過レベル、20%〜30%の範囲内である第2の超過レベル・・・というように設定する一方で、摂取値が基準値より不足する場合について、その不足範囲が10%〜20%の範囲内である第1の不足レベル、20%〜30%の範囲内である第2の不足レベル・・・というように設定しておき、STEP2593で取得した基準値と摂取値との差分値がどのレベルに属するかを判断して、当該差分値が属するレベル用に用意した所定のアドバイスを出力するようにすることができる。例えば、図44の場合、表2の摂取値が基準値より少ない場合(所定の不足レベルに属する場合)に、表2の食品の摂取を促すアドバイスを表示したり、摂取カロリーが基準カロリーを超過する場合(所定の超過レベルに属する場合)に、カロリー摂取量の削減を促すアドバイスを表示したりする。
更に、本システムは、この評価・アドバイス取得及びアドバイス表示処理の後、利用者が、1日の食事結果の評価でアドバイスを受けた事項を改善し、次回以降の食事に反映するために、指摘を受けた食品の変更等を行って改善結果を確認することができるよう構成することもできる。この場合、例えば、前記STEP2594の評価・アドバイス処理の後に表示された自己の食事内容に対するアドバイスに対して、利用者が、アドバイスで指摘された事項を修正するような(例えば、特定の表の食品の摂取不足を指摘された場合にその食品を摂取するような)その後の食事内容を選定する(例えば、指摘に係る不足食品を摂取する食事内容を選定する)。この場合、本システムは、STEP2596で、利用者が選定した改善後の食事内容を上記食事内容入力の場合と同様にしてデータ入力できるようにし(即ち、当該データ入力用の画面を表示し)、STEP2596で、利用者の入力データに基づいて、STEP2591〜STEP2594と同様の食事結果計算・表示処理や評価・アドバイス処理を実行し、改善後の食事に関する食事結果や評価を所定の改善結果表示画面に表示する。これにより、利用者は、改善後の食事内容による改善効果を画面で確認することができる。
また、本システムは、上記STEP2591〜STE2594の処理が夕食前であるか否かを(利用者の入力結果から)判断し、夕食前の場合、その日の朝・昼・間食を合計して1日分から差し引いて夕食の摂取単位数を表示し、そのデータを参考に夕食を選定すれば、より正しい食事療法ができる。即ち、この場合、本システムは、STEP2597に示すように、その日の朝食、昼食及び間食で摂取した表別の摂取単位の合計値(Ux)と全体の摂取カロリーの合計値(Cx)とを計算し、STEP2598で、その表別の摂取単位の合計値(Ux)を1日分の表別の基準単位(Us)からそれぞれ減算して、夕食で摂取することが必要となる表別の単位の基準値(Ud)を計算すると共に、全体の摂取カロリー(Cx)を1日分の基準カロリー(Cs)から減算して、夕食で摂取することが必要となるカロリーの基準値(Cd)を取得する。次に、本システムは、STEP2599で、その日の夕食で利用者が摂取することが推奨される表別の単位の基準値(Ud)と摂取カロリー(摂取エネルギー)の基準値(Cd)とを所定の表示画面に表示する。
<食事結果・評価表示処理>
図72は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの食事結果・評価表示処理を概略的に示すフローチャートである。図72の各食の食事結果・評価表示処理は、図70の結果・評価表示処理ルーチンSTEP3000に対応するものであり、以下の処理を実行する。
まず、本システムは、上述した図4及び図5の食事療法手段210の各手段211〜217を使用して図70の処理を実行するが、例えば、まず、図41に示すような食事結果表示用の選択画面UI13を表示し、利用者が選択画面UI13内のいずれかの選択項目を選択して、その選択項目に対応する自己の食事の結果及び評価を確認できるようにする。詳細には、まず、利用者が選択画面UI13で「1日の食事内容」項目B3を選択実行すると、本システムは、図46及び図47に示すような入力・確認画面UI18,UI19を表示する。そして、利用者が、入力・確認画面UI18,UI19で、食事結果を確認したい年月日及び食事種類(朝・昼・夕・間のいずれの食事であるか)を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドDRT1が、図4及び図5に示すような食事療法手段210に入力される。すると、STEP3010で、食事療法手段210が、上記した所定の手段(摂取単位計算手段215等)を使用して、利用者の1日の食事結果として、摂取した食品毎に、食品交換表の表別の単位数と、摂取カロリーとを表示する。具体的には、利用者が、1日の食事内容(表)の「年月日」及び「食事種類」を指定すると、本システムは、まず、STEP3010で1日の食事内容(カロリー・表1〜3)(朝・昼・夕・間)を入力確認画面UI18に表示する。また、利用者が、STEP3010で入力確認画面UI18にある「次へ」ボタン449を選択実行すると、本システムは、STEP3020へ進み、STEP3020で1日の食事内容(表4−6・調味料)(朝・昼・夕・間)を入力確認画面UI19に表示する。なお、STEP3010及びSTEP3020の処理は、表示画面が携帯電話やスマートフォンのように比較的小画面であることを前提とした処理であり、1日の食事内容(朝・昼・夕・間)の食品を、食品交換表の表1〜表3と、表4〜表6及び調味料とに分けて表示する処理としているが、タブレットやノートPC等のように画面サイズが大きい場合は、1日の食事内容(朝・昼・夕・間)の食品を、食品交換表の表1〜表6及び調味料の全てについて表示する処理とすることができる。
次に、利用者が、選択画面UI13で「1日の結果(基準値との比較)」項目B1を選択実行すると、本システムは、図42に示すような入力・確認画面UI14を表示する。そして、利用者が、入力・確認画面UI14で食事結果を確認したい年月日を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドDRT2が、食事療法手段210に入力される。すると、STEP3030で、食事療法手段210が、所定の手段を使用して、利用者の1日の食事結果として、その日の全摂取食品についての食品交換表の表別の単位数と、摂取カロリーとを表示する。なお、利用者が、STEP3020で入力確認画面UI19の「次へ」ボタン453を選択実行した場合も、本システムは、STEP3030へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP3020で入力確認画面UI19の「前へ」ボタン454を選択実行すると、本システムは、STEP3010へ戻る。
次に、利用者が、選択画面UI13で「各食事別の結果(朝食〜間食)」項目B2を選択実行すると、本システムは、図45に示すような入力・確認画面UI17を表示する。そして、利用者が、入力・確認画面UI17で食事結果を確認したい年月日及び食事種類(朝食、昼食、夕食、間食の別)を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドDRT3が、食事療法手段210に入力される。すると、STEP3040で、食事療法手段210が、所定の手段を使用して、利用者の1日の各食事別の食事結果として、指定された食事(朝食等)の全摂取食品についての食品交換表の表別の単位数と、摂取カロリーとを表示する。なお、利用者が、STEP3030で入力確認画面UI14の「次へ」ボタン435を選択実行した場合も、本システムは、STEP3040へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP3030で入力確認画面UI14の「前へ」ボタン436を選択実行すると、本システムは、STEP3020へ戻る。
次に、利用者が、選択画面UI13で「1日の結果(基準値との比較グラフ)」項目B1を選択実行すると、本システムは、図43に示すような入力・確認画面UI15を表示する。そして、利用者が、入力・確認画面UI15で食事結果を確認したい年月日を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドDRG1が、食事療法手段210に入力される。すると、STEP3050で、食事療法手段210が、所定の手段を使用して、利用者の1日の食事結果として、その日の全摂取食品についての食品交換表の表別の単位数と摂取カロリーとからなる摂取値を、レーダーチャートにより、基準値と対比表示する。なお、利用者が、STEP3040で入力確認画面UI17の「次へ」ボタン445を選択実行した場合も、本システムは、STEP3050へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP3040で入力確認画面UI17の「前へ」ボタン446を選択実行すると、本システムは、STEP3030へ戻る。
次に、利用者が、選択画面UI13で「1週間の平均値(グラフ)」項目B4を選択実行すると、本システムは、図48に示すような入力・確認画面UI20を表示する。そして、利用者が、入力・確認画面UI20で食事結果を確認したい年の週を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドDRG2が、食事療法手段210に入力される。すると、STEP3060で、食事療法手段210が、所定の手段を使用して、利用者の1週間分の食事結果として、その週間の全摂取食品についての食品交換表の表別の単位数と摂取カロリーとからなる摂取値を、レーダーチャートにより、基準値と対比表示する。なお、利用者が、STEP3050で入力確認画面UI15の「次へ」ボタン438を選択実行した場合も、本システムは、STEP3060へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP3050で入力確認画面UI15の「前へ」ボタン439を選択実行すると、本システムは、STEP3040へ戻る。
次に、利用者が、選択画面UI13で「半月(15日)の平均値(グラフ)」項目B5を選択実行すると、本システムは、図50に示すような入力・確認画面UI22を表示する。そして、利用者が、入力・確認画面UI22で食事結果を確認したい年の月の前半・後半の別を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドDRG3が、食事療法手段210に入力される。すると、STEP3070で、食事療法手段210が、所定の手段を使用して、利用者の半月分の食事結果として、その期間の全摂取食品についての食品交換表の表別の単位数と摂取カロリーとからなる摂取値を、レーダーチャートにより、基準値と対比表示する。なお、利用者が、STEP3060で入力確認画面UI20の「次へ」ボタン455を選択実行した場合も、本システムは、STEP3070へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP3060で入力確認画面UI20の「前へ」ボタン456を選択実行すると、本システムは、STEP3050へ戻る。
次に、利用者が、選択画面UI13で「達成カレンダー」項目B6を選択実行すると、本システムは、図52に示すような入力・確認画面UI24を表示する。そして、利用者が、入力・確認画面UI24で食事結果を確認したい年月を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドDRCが、食事療法手段210に入力される。すると、STEP3080で、食事療法手段210が、所定の手段を使用して、利用者の1カ月分の食事結果として、その期間の全食事についての評価結果の良否を(例えば、図に示すような○×表示で)表示する。なお、利用者が、STEP3070で入力確認画面U22の「次へ」ボタン459を選択実行した場合も、本システムは、STEP3080へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP3070で入力確認画面UI22の「前へ」ボタン460を選択実行すると、本システムは、STEP3060へ戻る。
次に、利用者が、選択画面UI13で「1日の結果(評価)」項目B1を選択実行すると、本システムは、図44に示すような入力・確認画面UI16を表示する。そして、利用者が、入力・確認画面UI16で食事評価を確認したい年月日を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドDADが、食事療法手段210に入力される。すると、STEP3090で、食事療法手段210が、所定の手段を使用して、利用者の1日の食事評価として、上記したような所定のアドバイス(その1日についての食品交換表の表毎の注意事項や摂取量の多寡等)を表示する。
次に、利用者が、選択画面UI13で「1週間の平均値(評価)」項目B4を選択実行すると、本システムは、図49に示すような入力・確認画面UI21を表示する。そして、利用者が、入力・確認画面UI21で食事評価を確認したい年の週を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドDAWが、食事療法手段210に入力される。すると、STEP3100で、食事療法手段210が、所定の手段を使用して、利用者の1週間分の食事評価として、所定のアドバイス(その1週間についての食品交換表の表毎の注意事項や摂取量の多寡等)を表示する。なお、利用者が、STEP3090で入力確認画面UI16の「次へ」ボタン441を選択実行した場合も、本システムは、STEP3100へ進み、同様の処理を実行する。
次に、利用者が、選択画面UI13で「半月(15日)の平均値(評価)」項目B5を選択実行すると、本システムは、図51に示すような入力・確認画面UI23を表示する。そして、利用者が、入力・確認画面UI23で食事評価を確認したい年の月の前半・後半の別を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドDAMが、食事療法手段210に入力される。すると、STEP3110で、食事療法手段210が、所定の手段を使用して、利用者の半月分の食事評価として、所定のアドバイス(その半月についての食品交換表の表毎の注意事項や摂取量の多寡等)を表示する。なお、利用者が、STEP3100で入力確認画面UI22の「次へ」ボタン459を選択実行した場合も、本システムは、STEP3110へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP3100で入力確認画面UI22の「前へ」ボタン460を選択実行すると、本システムは、STEP3100へ戻る。
<運動療法支援処理>
図73は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの運動療法支援処理を概略的に示すフローチャートである。図68の運動療法支援処理STEP2600は、典型的には、図73の運動療法支援処理に示す処理を実行する。
本システムは、上述した図4及び図5の運動療法手段220の各手段221〜227を使用して図73の処理を実行するが、まず、STEP2610で、利用者に固有の運動メニューを登録済みのデータから取得して、STEP2620で、「メニュー表示処理」を実行する。本システムは、STEP2620のメニュー表示では、例えば、取得した運動メニューから第1の運動種類(運動1)と第2の運動種類(運動2)とを所定の表示画面に表示する。次に、本システムは、STEP2630で、利用者に対して実際の運動内容を入力させる所定の入力画面を表示し、利用者が、その入力画面を使用して、実際に行った運動の種類(実運動種類)を入力することができるようにする。この入力画面は、例えば、前記運動メニューに含まれる運動の種類(運動種類)を運動種類リストとしてリスト表示するものであり、使用者は、この運動種類リストから、実際に行った運動種類を選択実行することにより、実運動種類を入力する。次に、本システムは、STEP2640で、利用者に対して実運動種類ごとに実際の運動時間を入力させる所定の入力画面を表示し、利用者が、その入力画面を使用して、実運動種類ごとの実際の運動時間(実運動時間)を入力することができるようにする。なお、この実運動時間の入力画面としては、図55に示すような入力画面UI27を使用することもできる。次に、本システムは、STEP2650で、利用者が入力した実運動種類ごとの実運動時間に基づき、消費カロリー等をその日の運動結果として演算し、その運動結果を所定の表示画面に表示する。次に、本システムは、STEP2660で、利用者に対してその日の実運動種類と実運動時間の入力を終了したか否を確認入力させる確認画面を表示し、利用者が入力を終了していないとの確認入力をした場合にはSTEP2630の手順に戻る。よって、本システムは、実運動種類数に応じてSTEP2630〜STEP2660の手順を繰り返す。
STEP2660で利用者が入力を終了したとの確認入力をした場合、本システムは、STEP2670で、利用者に対して入力済みのその日の実運動種類のうち削除したい実運動種類があるか否かを確認入力させる確認画面を表示する。次に、本システムは、STEP2670で、利用者がいずれかの実運動種類を削除するとの確認入力をした場合、STEP2671で、利用者に対して入力済みの全ての実運動種類を列挙して選択自在とする運動選択画面を表示し、利用者は、この運動選択画面において既に選択した実運動種類リスト(既選択リスト)から削除する運動種類を選択して削除ボタン等をクリック等することにより、所望の運動種類の削除を完了する。よって、実運動種類を追加又は削除する場合、本システムは、STEP2630〜STEP2671の手順を繰り返す。
次に、STEP2670で利用者が削除する実運動種類がないとの確認入力をすると、本システムは、STEP2680で、入力済みの運動種類及び運動時間に基づき、その日の運動による消費カロリーを所定の計算式(例えば、図20の運動マスタファイルに基づいて運動種類に応じた消費カロリーを演算し、図21の補正係数に基づいて演算した消費カロリーを補正する計算式)を使用して計算する。次に、本システムは、STEP2690で、利用者に固有の「指示エネルギー(A)」とSTEP2680で計算した「消費エネルギー(B)」と比較して、その「増減(B−A)」を算出する「評価処理」を実行し、STEP4000で、STEP2690で「評価処理」した結果についての「結果・評価表示」を実行する。
<運動評価処理>
図74は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの運動評価処理を概略的に示すフローチャートである。図74の運動評価処理は、図73の評価処理2690に対応するものであり、この処理では以下の処理を実行する。
詳細には、本システムは、まず、上記のようにして、STEP2691で実消費エネルギーを集計し、次に、STEP2692でエネルギーの比較(「指示エネルギー」と「消費エネルギー」との比較)により、「指示エネルギー」と「消費エネルギー」との差分及び増減を計算する。次に、本システムは、STEP2693で、利用者に固有の予定時刻が到来したか否かを(内蔵タイマーにより)判断し、STEP2694で、1日の予定運動種類のうち未運動分があるか否かを判断する。そして、本システムは、STEP2693で予定時刻であり、かつ、STEP2694で未運動分があると判断した場合、STEP2695で未運動分のエネルギーを計算して、STEP2696で、未運動分エネルギーを表示すると共に、利用者に対して未運動分の運動を推奨する所定内容の報知文を所定の報知画面に表示する。ここで、利用者が、未運動分の運動(追加運動)を行い、その結果を前記STEP2630〜STEP2650の処理により追加入力した場合、本システムは、その追加入力に基づき、前記STEP2680の処理により追加運動の消費カロリーを計算し、STEP2691で追加運動(即ち、未運動分)の消費エネルギーを含めた実消費エネルギー集計処理(即ち、再集計処理)を実行して、その後、STEP2697で、エネルギーの比較(「指示エネルギー」と「消費エネルギー」との比較)により、「指示エネルギー」と「消費エネルギー」との差分及び増減を計算(即ち、再計算)する。なお、このSTEP2697の処理内容はSTEP2692の処理内容と同様である。その後、本システムは、STEP2698で運動結果選択画面を表示する。
<運動結果・評価表示処理>
図75は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの運動結果・評価表示処理を概略的に示すフローチャートである。図75の運動結果・評価表示処理は、図73の結果・評価表示処理ルーチンSTEP4000に対応するものであり、以下の処理を実行する。
まず、本システムは、上述した図4及び図5の運動療法手段220の各手段221〜227を使用して図73の処理を実行するが、例えば、まず、所定の運動結果表示用の選択画面を表示し、利用者が選択画面内のいずれかの選択項目を選択して、その選択項目に対応する自己の運動の結果及び評価を確認できるようにする。詳細には、まず、利用者が選択画面で「1日の運動内容(表)」項目(運動1用)を選択実行すると、本システムは、所定の入力・確認画面を表示する。そして、利用者が、この入力・確認画面で、運動結果を確認したい年月日及び運動種類を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドERT1が、図4及び図5に示すような運動療法手段220に入力される。すると、STEP4010で、運動療法手段220が、上記した所定の手段(消費エネルギー計算手段224等)を使用して、利用者の1日の運動内容(運動1の運動内容)として、運動1の運動種類毎に消費カロリーを表示する。また、利用者が、STEP4010で入力確認画面にある「次へ」ボタンを選択実行すると、本システムは、STEP4020へ進み、STEP4010と同様にして、STEP4020で1日の運動内容(運動2の運動内容)として、運動1の運動種類毎に消費カロリーを表示する。
次に、利用者が、選択画面で「1日の結果(表)」項目を選択実行すると、本システムは、所定の入力・確認画面を表示する。そして、利用者が、この入力・確認画面で運動結果を確認したい年月日を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドERT2が、運動療法手段220に入力される。すると、STEP4030で、運動療法手段220が、所定の手段を使用して、利用者の1日の運動結果として、その日の全運動種類についての各消費カロリーを表示する。なお、利用者が、STEP4020で入力確認画面の「次へ」ボタンを選択実行した場合も、本システムは、STEP4030へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP4020で入力確認画面の「前へ」ボタンを選択実行すると、本システムは、STEP4010へ戻る。
次に、利用者が、選択画面で「運動別の結果(表)」項目を選択実行すると、本システムは、所定の入力・確認画面を表示する。そして、利用者が、この入力・確認画面で運動結果を確認したい年月日及び運動種類を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドERT3が、運動療法手段220に入力される。すると、STEP4040で、運動療法手段220が、所定の手段を使用して、利用者の1日の各運動種類別の運動結果として、指定された運動種類についての消費カロリーを表示する。なお、利用者が、STEP4030で入力確認画面の「次へ」ボタンを選択実行した場合も、本システムは、STEP4040へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP4030で入力確認画面の「前へ」ボタンを選択実行すると、本システムは、STEP4020へ戻る。
次に、利用者が、選択画面で「1日の結果(グラフ)」項目を選択実行すると、本システムは、所定の入力・確認画面を表示する。そして、利用者が、この入力・確認画面で運動結果を確認したい年月日を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドERG1が、運動療法手段220に入力される。すると、STEP4050で、運動療法手段220が、所定の手段を使用して、利用者の1日の運動結果として、その日の全運動種類についての消費カロリーからなる消費値を、レーダーチャートにより、基準値と対比表示する。なお、利用者が、STEP4040で入力確認画面の「次へ」ボタンを選択実行した場合も、本システムは、STEP4050へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP4040で入力確認画面の「前へ」ボタンを選択実行すると、本システムは、STEP4030へ戻る。
次に、利用者が、選択画面で「1週間の平均値(グラフ)」項目を選択実行すると、本システムは、所定の入力・確認画面を表示する。そして、利用者が、この入力・確認画面で運動結果を確認したい年の週を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドERG2が、運動療法手段220に入力される。すると、STEP4060で、運動療法手段220が、所定の手段を使用して、利用者の1週間分の運動結果として、その週間の全運動種類についての消費カロリーからなる消費値を、レーダーチャートにより、基準値と対比表示する。なお、利用者が、STEP4050で入力確認画面の「次へ」ボタンを選択実行した場合も、本システムは、STEP4060へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP4050で入力確認画面の「前へ」ボタンを選択実行すると、本システムは、STEP4040へ戻る。
次に、利用者が、選択画面で「半月(15日)の平均値(グラフ)」項目を選択実行すると、本システムは、所定の入力・確認画面を表示する。そして、利用者が、この入力・確認画面で運動結果を確認したい年の月の前半・後半の別を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドERG3が、運動療法手段220に入力される。すると、STEP4070で、運動療法手段220が、所定の手段を使用して、利用者の半月分の運動結果として、その期間の全運動種類についての消費カロリーからなる消費値を、レーダーチャートにより、基準値と対比表示する。なお、利用者が、STEP4060で入力確認画面の「次へ」ボタンを選択実行した場合も、本システムは、STEP4070へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP4060で入力確認画面の「前へ」ボタンを選択実行すると、本システムは、STEP4050へ戻る。
次に、利用者が、選択画面で「達成カレンダー」項目を選択実行すると、本システムは、所定の入力・確認画面を表示する。そして、利用者が、この入力・確認画面で運動結果を確認したい年月を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドERCが、運動療法手段220に入力される。すると、STEP4080で、運動療法手段220が、所定の手段を使用して、利用者の1カ月分の運動結果として、その期間の全運動種類についての評価結果の良否を(例えば、図56に示すような結果画面における○×表示で)表示する。なお、利用者が、STEP4070で入力確認画面の「次へ」ボタンを選択実行した場合も、本システムは、STEP4080へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP4070で入力確認画面の「前へ」ボタンを選択実行すると、本システムは、STEP4060へ戻る。
次に、利用者が、選択画面で「1日の評価」項目を選択実行すると、本システムは、所定の入力・確認画面を表示する。そして、利用者が、この入力・確認画面で運動評価を確認したい年月日を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドEADが、運動療法手段220に入力される。すると、STEP4090で、運動療法手段220が、所定の手段を使用して、利用者の1日の運動評価として、所定のアドバイス(その1日についての運動種類ごとの注意事項や運動種類の不足や消費エネルギーの不足等)を表示する。
次に、利用者が、選択画面で「1週間の評価」項目を選択実行すると、本システムは、所定の入力・確認画面を表示する。そして、利用者が、この入力・確認画面で運動評価を確認したい年の週を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドEAWが、運動療法手段220に入力される。すると、STEP4100で、運動療法手段220が、所定の手段を使用して、利用者の1週間分の運動評価として、所定のアドバイス(その1週間についての運動種類毎の注意事項や運動種類の不足や消費エネルギーの不足等)を表示する。なお、利用者が、STEP4090で入力確認画面の「次へ」ボタンを選択実行した場合も、本システムは、STEP4100へ進み、同様の処理を実行する。
次に、利用者が、選択画面で「半月(15日間)の平均値(グラフ)」項目を選択実行すると、本システムは、所定の入力・確認画面を表示する。そして、利用者が、この入力・確認画面で運動評価を確認したい年の月の前半・後半の別を選択等により入力すると、当該入力に対応するコマンドEAMが、運動療法手段220に入力される。すると、STEP4110で、運動療法手段220が、所定の手段を使用して、利用者の半月分の運動評価として、所定のアドバイス(その半月についての運動種類毎の注意事項や運動種類の不足や消費エネルギーの不足等)を表示する。なお、利用者が、STEP4100で入力確認画面の「次へ」ボタンを選択実行した場合も、本システムは、STEP4110へ進み、同様の処理を実行する。また、利用者が、STEP4100で入力確認画面の「前へ」ボタンを選択実行すると、本システムは、STEP4100へ戻る。
<薬物療法支援処理>
図76は本考案の実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムのプログラムの薬物療法支援処理を概略的に示すフローチャートである。図68の薬物療法支援処理STEP2700は、典型的には、図76の薬物療法支援処理に示す処理を実行する。
本システムは、上述した図4及び図5の薬物療法手段230の各手段231〜237を使用して図76の処理を実行するが、まず、STEP2710で、利用者に固有の服薬メニューを登録済みのデータから取得して、STEP2720で、「メニュー順次表示処理」を実行する。本システムは、STEP2720のメニュー順次表示処理では、例えば、取得した服薬メニューから第1の薬剤種類(薬剤1)と第2の薬剤種類(薬剤2)とを所定の表示画面に表示する。次に、本システムは、STEP2730で、利用者に対して実際の服薬内容を入力させる所定の入力画面を表示し、利用者が、その入力画面を使用して、実際に服用した薬剤の種類(実薬剤種類)を入力することができるようにしたり、指示されている薬剤の服用を完了したか、或いは、失念したかを入力することができるようにする。この入力画面は、例えば、前記服薬メニューに含まれる薬剤の種類(薬剤種類)を薬剤種類リストとしてリスト表示するものであり、使用者は、この薬剤種類リストから、実際に服用した薬剤種類を選択実行することにより、実薬剤種類を入力する。次に、本システムは、STEP2740で、利用者に対して実薬剤種類ごとに服用指示を順守したか否かを確認入力させる所定の確認入力画面を表示し、利用者が、その確認入力画面を使用して、実薬剤種類ごとの実際の服用指示順守結果を入力することができるようにする。次に、本システムは、STEP2750で、利用者が入力した実薬剤種類ごとの服用指示順守結果を所定の表示画面に表示する。次に、本システムは、STEP2760で、利用者に対してその日の実薬剤種類と服用指示順守結果の入力を終了したか否を確認入力させる確認画面を表示し、利用者が入力を終了していないとの確認入力をした場合にはSTEP2730の手順に戻る。よって、本システムは、実薬剤種類数に応じてSTEP2730〜STEP2760の手順を繰り返す。
STEP2760で利用者が入力を終了したとの確認入力をした場合、本システムは、STEP2770で、利用者に対して入力済みのその日の実薬剤種類のうち削除したい実薬剤種類があるか否かを確認入力させる確認画面を表示する。次に、本システムは、STEP2770で、利用者がいずれかの実薬剤種類を削除するとの確認入力をした場合、STEP2771で、利用者に対して入力済みの全ての実薬剤種類を列挙して選択自在とする薬剤選択画面を表示し、利用者は、この薬剤選択画面において既に選択した実薬剤種類リスト(既選択リスト)から削除する薬剤種類を選択して削除ボタン等をクリック等することにより、所望の薬剤種類の削除を完了する。よって、実薬剤種類を追加又は削除する場合、本システムは、STEP2730〜STEP2771の手順を繰り返す。
次に、STEP2770で利用者が削除する実薬剤種類がないとの確認入力をすると、本システムは、STEP2780で、入力済みの薬剤種類及び服用指示順守結果に基づき、その日の服薬評価を表示する(例えば、薬剤種類ごとに服用指示を巡視したか否かを○×形式で所定の表示画面に表示する)。次に、本システムは、STEP2790で、所定の服薬記録カレンダーを表示して全体の処理を終了する。
[実施の形態2]
実施の形態1に係る糖尿病治療支援システムは、食事療法処理において利用者が実際の食事内容を入力するためのユーザーインタフェースとして図36に示すものを使用しているが、実施の形態2に係る糖尿病治療支援システムは、図36の食事の入力欄に入力する方法として選択方法ではなく、写真による料理・食品判定システムを活用して、利用者の入力を更に容易化するようにしている。
詳細には、実施の形態2に係る糖尿病治療支援システムは、メイン処理である食事療法処理において、使用者が、料理・食品等の摂取したものの入力を早く行うことができるようにするために、料理・食品等をカメラ付携帯電話等の撮影機器で撮影することにより、その画像を解析して、料理名・食品名等を判定する既存の料理・食品画像認識システムを利用することができる。即ち、料理・食品画像認識システムが、撮影機器で撮影した料理・食品画像データに基づき、その料理名・食品名を判定して、その料理名・食品名を本実施の形態の糖尿病治療支援システム(具体的には、本実施の形態の糖尿病治療支援システムの食事入力画面生成用の機能実現手段)に入力するようになっている。なお、判定入力された料理名・食品名のエネルギー・食品交換表に基づく単位数等については、実施の形態1の選択入力と同様に料理名・食品名の数値が表示される。
具体的には、図36に示すユーザーインタフェースUI8を利用して、利用者が「写真入力」ボタン478を選択実行すると、(使用者自身の直接入力による)料理名・食品名の選択入力が解除され、撮影機器で撮影した料理・食品の画像が、インターネットを介して料理・食品画像による(図示はしないが、前記料理・食品画像認識システムを構成する)解析・判定サーバー500へ送られ、当該解析・判定サーバー500に設けた所定の解析・判定用機能実現手段としての解析・判定手段510により撮影画像の解析・判定処理が実行され、解析・判定処理が完了したときに、その解析・判定結果に基づく料理名・食品名が、「食事入力」画面UI8に入力される。
一方、料理・食品画像認識システムにより判定された料理・食品の料理名・食品名等が、利用者が摂取した料理・食品の料理名・食品名等と異なる場合、実施の形態1のように、利用者が、自身で選択入力するように入力機能を切り替えることもできる。具体的には、利用者が、「食事入力」画面UI8で、「写真解除」ボタン477を選択実行すると、上記写真入力機能が解除され、利用者自身の選択入力により料理名・食品名を入力することができる。詳細には、この場合、実施の形態2の糖尿病治療支援システムは、図78に示す「食事入力」画面UI32を表示する。この「食事入力」画面UI32は、利用者が、画面上に表示される(撮影機器により撮影した実際の摂取料理・食品の)写真を見ながら、飲食品名入力欄477に当該写真の料理名・食品名を直接入力する。又は、利用者が「飲食物の選択」ボタン479を選択実行することにより、糖尿病治療支援システムの対応する機能実現手段(前記食事摂取記録手段213の飲食物選択手段、食事入力手段のリスト表示手段等)が、前述したように、料理名・食品名をリスト表示して、そのリスト表示した料理名・食品名から利用者が実際の料理名・食品名を選択入力する。
より詳細には、図77に示すように、利用者が「写真入力」ボタン478を選択実行すると、当該利用者の利用者端末UT(図36及び図77の場合は携帯電話UT2又はスマートフォンUT3を想定)には、図36のユーザーインタフェースUIに代えて、利用者が摂取した料理・食品の写真の撮影・送信用のユーザーインタフェースUI31が画面表示される。このユーザーインタフェースUI31は、撮影した料理・食品を画像表示する画像表示領域479Aと、撮影した料理・食品の飲食品名を任意に入力自在な飲食品名入力欄479Bと、撮影した料理・食品に関する情報(写真、及び、飲食品名入力欄479Bの入力があった場合は当該入力値である飲食品名)が正しい場合に、利用者に対して、その情報をネットワークNT経由で本システムのサーバー装置SVに送信自在とする決定ボタン480とを備えている。なお、利用者が「写真入力」ボタン478を選択実行した時点では(即ち、初期画面では)、このユーザーインタフェースUI31の画像表示領域479Aは空白であり、また、飲食品名入力欄479Bも空白である。そして、利用者は、自己が摂取した料理・食品を入力したい場合、その料理・食品の外観の全体を(例えば、平面視、斜視等の所定のアングルで)利用者端末UTのカメラ機能を利用して撮影する。すると、ユーザーインタフェースUI31の画像表示領域479Aに、撮影された飲食品の画像が(典型的には、ビットマップイメージで)表示される。
次に、利用者は、画像表示領域479Aに表示された飲食品の画像に問題がない(例えば、飲食品の外観の一部が欠けた状態で撮影されている、或いは、ピントがぼけている等の問題がない)ことを確認した場合、決定ボタン480をクリック等して選択実行する。すると、図79に示すように、利用者端末UTの通信機能を利用して、撮影した飲食品の画像データがサーバー装置SVに送信され、解析・判定サーバー500によりその画像の解析及び判定処理が実行される。具体的には、解析・判定サーバー500は、サーバー装置SVに実装される構成(即ち、サーバー装置SVとの一体構成)、或いは、サーバー装置SVに接続される構成(即ち、別体構成)のいずれとしてもよいが、前記解析・判定手段510と、料理・食品画像データベース(料理・食品画像DB)520とを備えている。解析・判定手段510は、利用者端末UTから送信されてきた飲食品の(デジタルデータである)画像データをパターン認識により画像認識する。一方、料理・食品DB520は、画像認識用(パターンマッチング用)のデータ(特徴量等)を、少なくとも、図36に示すユーザーインタフェースUI8による食品登録処理で登録可能な飲食品(典型的には、図4の食品マスタファイル320に登録されている個別の飲食品であって、図12又は図13の小分類に列挙されるような個別の飲食品)について、各飲食品を一意に特定する識別子(食品ID等)に関連付けて格納している。なお、料理・食品DB520は、各飲食品について、その飲食品名、食品交換表における所属先(表1、表2等)、単位量当たりのカロリー等、他の必要なデータと関連付けて格納してもよいが、その識別子(食品ID等)をキーとして前記食品マスタファイルの対応する食品データを参照するように構成することもできる。
そして、解析・判定手段510は、送信されてきた飲食品の画像データから(必要な場合、歪みやノイズを除去し、拡大、縮小、回転等の補正処理を施した後に)、所定の特徴量抽出アルゴリズムを使用して特徴量を抽出し、特徴パラメータ又は特徴ベクトルとして演算する。更に、解析・判定手段510は、得られた特徴量の中から、前記料理・食品DBに格納した各種食品の特徴量(標準パターン)に合致した又は近似する特徴量を所定の識別アルゴリズムによって決定し、その画像データの飲食品を特定する(即ち、食品ID、飲食品名等を特定する)。その後、解析・判定手段510は、利用者の確認用のデータとして、特定した飲食品の画像データや飲食品名等の飲食品関連データを取得して(例えば、特定した飲食品の標準画像データや飲食品名を前記料理・食品DB520や食品マスタファイル320から取得して)、所定の記憶領域に(トランザクションデータとして)記憶する。
なお、前記飲食品名入力欄479Aは、利用者が、食事の際に撮影した(即ち、摂取した)料理・食品の飲食品名を入力できるよう設けられているが、このユーザーインタフェースUI31は、利用者の料理・食品の入力作業を簡素化するために設けられるものであるため、この意味では、飲食品名入力欄479Aへの飲食品名の入力は冗長な作業となることから、ユーザーインタフェースUI31からこの飲食品名入力欄479Bを省略してもよい。少なくとも、ユーザーインタフェースUI31に飲食品名入力欄479Bを設ける場合でも、飲食品名入力欄479Bへの飲食品名の入力処理は任意であり、本来的には、利用者による料理・食品の撮影処理のみにより、利用者の摂取料理・食品の登録処理が実行されるよう、本システムは構成されている。ただし、ユーザーインタフェースUI31において飲食品名入力欄479Bへの飲食品名の入力を行う構成とする場合、撮影して画像表示領域479Aに表示された(即ち、その後、本システムの解析・判定サーバー500に送信されることになる)料理・食品について、解析・判定サーバー500の画像認識による料理・食品の判定処理において、より正確な判定処理が可能になるという利点がある。即ち、撮影した実際の料理が他の類似又は同種の料理と紛らわしい画像となる場合において(例えば、実際の料理が図77に示すような「五目チャーハン」の場合において、その画像が通常の「チャーハン」の画像と類似の外観となる場合、或いは、実際の料理が「カレーライス」の場合において、その画像が「ハヤシライス」の画像と類似の外観となる場合等)において、飲食品名入力欄479Bへの飲食品名の入力を行うことで、解析・判定サーバー500において、画像表示領域479Aに表示された撮影画像の飲食品名を、実際とは異なる(そして、食品交換表の単位の計算でも異なる結果になる可能性がある)「チャーハン」等の別の料理と誤判定することを防止し、実際の飲食品名として正確に登録することを可能にする。
その後、解析・判定サーバー500は、上記のように判定した飲食品の画像データ、飲食品名等の食品画像等データからなる利用者の確認用のデータを、利用者端末UTから送信された飲食品の画像データに対応する(利用者の実際の摂取食品に関する食事入力用の)食事データとして、利用者端末UTに送信する。すると、利用者端末UTには、図77のユーザーインタフェースUIに代えて、図78に示すように、利用者が摂取した料理・食品の確認用のユーザーインタフェースUI32が画面表示される。このユーザーインタフェースUI32は、解析・判定サーバー500から送信されてきた食事データ中の飲食品画像を表示する画像表示領域481Aと、解析・判定サーバー500から送信されてきた食事データ中の飲食品名を表示する飲食品名表示欄481Bと、解析・判定サーバー500から送信されてきた食事データが正しい場合に(即ち、利用者が実際に摂取した飲食品と一致している場合に)、利用者に対して、そのことを確認する信号をネットワークNT経由で本システムのサーバー装置SVに送信自在とする決定ボタン482と、解析・判定サーバー500から送信されてきた食事データが誤っている場合に(即ち、利用者が実際に摂取した飲食品と一致していない場合に)、利用者に対して、その修正処理(即ち、正しい食品の入力処理)を行うことを可能にする信号(典型的には、図36の食事入力画面UI8への復帰を指令する信号)をネットワークNT経由で本システムのサーバー装置SVに送信自在とする飲食物選択ボタン483とを備えている。そして、解析・判定サーバー500から送信されてきた飲食品関連データが正しい場合、利用者が、決定ボタン482をクリック等して選択実行することで、その飲食品関連データが、当該ユーザーの実際の食事データとして(図36の処理の場合と同様にして)登録される。
[特有の作用効果]
本発明の糖尿病治療支援システムは、利用者が、上記作業項目の作業中に、例えば、記録処理(利用者による入力処理)については、時間が経過するごとに、利用者が入力すべき内容を忘れたり、入力自体を忘れたりするといったことがあるため、即時に入力が行えるよう、利用者が携帯可能な携帯端末装置(携帯型のコンピュータ装置であって、典型的には、携帯電話やスマートフォンであり、場合によっては、これより若干大型となるタブレットも含む)によって、継続した入力を行うことができるよう構成されている。ここで、携帯端末装置としては、本発明の糖尿病治療支援システム専用の専用端末装置を構成することも可能であるが、2011年時点で携帯電話の普及率が日本人口総数の9割を超えるという事実に鑑み、主に、携帯電話から記録の入力を行うことができるよう構成することが好ましく、こうすることで、本発明の糖尿病治療支援システムの広範な利用を促すことができる。
また、本発明の糖尿病治療支援システムは、入力された情報が様々な端末装置からアクセスできるようにする機構乃至仕組みを提供し、かつ、個々の端末装置に最適な表示を行う機構乃至仕組みを提供することで、利用体験(利用者エクスペリエンス)の高い(そして、顧客満足度の高い)サービスを提供することができる。この場合の典型的なイメージや利用シーンとしては、利用者が外出先などで携帯電話によって情報の入力を行い、その入力結果(保存結果)を自宅にある画面の広いPCで閲覧すること等が想定される。
加えて、本発明の糖尿病治療支援システムは、一つの端末装置に情報を個別に保有乃至保存(以下、「個有」という。)させないような構成を有し、端末装置の故障による情報の損失を防止するようになっている。そのため、本発明の糖尿病治療支援システムは、利用者が記録した情報を、インターネット上に設置したDBサーバーにその都度記録するようにし、DBサーバー上の記録を各端末装置から読み出すようになっている。
[食品画像認識による入力支援]
本発明の糖尿病治療支援システムは、前述のとおり「食事入力」画面で飲食品名を直接入力又は選択入力する以外にも、飲食品の画像を自動認識させる構成とすることもできる。
210:食事療法支援処理手段(食事療法手段)、211:食事基準管理、213:食事摂取記録手段、215:食事単位計算手段
220:運動療法支援処理手段(運動療法手段)、224:消費エネルギー計算手段
230:薬物療法手段
300:データベースサーバー、301:食品交換表マスタファイル、302:食品成分表マスタファイル、303:摂取基準マスタファイル
310:利用者マスタファイル
320:食品マスタファイル(食品マスタテーブル)
330:指示単位マスタファイル
340:運動マスタファイル
350:薬物マスタファイル
360:食事記録ファイル
370:運動記録ファイル
380:服薬記録ファイル
500:判定サーバー、510:解析・判定手段、520:料理・食品画像データベース
US:利用者、UT:利用者端末

Claims (15)

  1. 利用者ごとに、利用者の基本データとして、少なくとも、当該利用者が1日に摂取することが適正とされる適正値又は摂取することが許容される最大値としての飲食品の摂取エネルギー量を食品交換表の単位数に置換した値である日毎食事基準単位数を設定し、前記日毎食事基準単位数を各利用者に関連付けて所定の記憶領域に格納する利用者マスタファイルと、
    利用者が摂取する個別の飲食品の飲食品名と、各飲食品を単位摂取量だけ摂取した場合における食品交換表の表1、表2、表3、表4、表5、表6及び調味料の合計7種類の表別の単位を表す飲食品毎表別単位数とを含む飲食品データを分類して所定の記憶領域に格納する食品交換表マスタファイルと、
    利用者が1日に摂取することが適正とされる適正値又は摂取することが許容される最大値としての飲食品の摂取エネルギー量を前記食品交換表の単位数に置換した値である日毎食事指示単位数格納すると共に、当該日毎食事指示単位数として、全ての利用者の1日の摂取エネルギー量をその最小値から最大値まで網羅する最小値の食事指示単位数から最大値の食事指示単位数まで1単位おきに設定した複数の日毎食事指示単位数を設定し、かつ、前記複数の日毎食事指示単位数の各々について、当該日毎食事指示単位数を前記食品交換表の合計7種類の表別の単位数に配分し、それら配分した7つの単位数を1日分の表別の単位数を表す日毎表別指示単位数として設定すると共に、前記複数の日毎食事指示単位数の各々について、前記7つの日毎表別指示単位数の各々の値を更に朝食、昼食、夕食及び間食の4種類の食事別の単位数に配分し、それら配分した食事別の単位数を食事ごとの表別の単位数を表す食事毎表別指示単位数として設定して、前記日毎食事指示単位数、前記日毎表別指示単位数、及び、前記食事毎表別指示単位数を互いに関連付けて食事基準値として所定の記憶領域に格納することにより、利用者が摂取すべき食品交換表の1日分の合計の指示単位数と、1日分の表別の指示単位数と、食事ごとの表別の指示単位数とを、前記最小値の食事指示単位数から前記最大値の食事指示単位数までの間の複数段階で定義する指示単位マスタファイルと、
    運動種目と、前記運動種目ごとの単位時間当たり消費カロリーとを互いに関連付けて格納する運動マスタファイルと、
    食事療法、運動療法及び薬物療法の3療法のうち、食事療法及び運動療法の2療法を統合的に支援する統合的支援処理機能をコンピュータに実現させる統合的支援処理手段とを具備し、
    前記統合的支援処理手段は、
    前記利用者マスタファイル、前記食品交換表マスタファイル及び前記指示単位マスタファイルを参照して、利用者ごとに食事療法支援用のデータを加工及び出力する食事療法支援処理機能をコンピュータに実現させる食事療法支援処理手段と、
    前記運動マスタファイルを参照して、利用者ごとに運動療法支援用のデータを加工及び出力する運動療法支援処理機能をコンピュータに実現させる運動療法支援処理手段とを備え、
    前記食事療法支援処理手段は、
    各利用者について、前記利用者マスタファイルを参照して、前記利用者マスタファイルから当該利用者に対応する日毎食事基準単位数を抽出すると共に、前記指示単位マスタファイルを参照して、前記抽出した日毎食事基準単位数を前記指示単位マスタファイルの複数の日毎食事指示単位数と対比して、前記日毎食事基準単位数が対応する日毎食事指示単位数を抽出し、更に、前記抽出した日毎食事指示単位数に基づき、前記抽出した日毎食事指示単位数に関連付けられた前記日毎表別指示単位数及び食事毎表別指示単位数を抽出し、前記日毎食事指示単位数、前記日毎表別指示単位数及び前記食事毎表別指示単位数を前記利用者の食事指示データである食事基準値として前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する第1の食事指示データ作成機能、又は、各利用者について、前記利用者マスタファイルを参照して、前記利用者マスタファイルから当該利用者に対応する日毎食事基準単位数を抽出すると共に、前記指示単位マスタファイルを参照して、前記抽出した日毎食事基準単位数を前記指示単位マスタファイルの複数の日毎食事指示単位数と対比して、前記日毎食事基準単位数が対応する日毎食事指示単位数を抽出し、その後、前記抽出した日毎食事指示単位数を、各数値の日毎食事指示単位数を食品交換表の7種類の表別に配分する配分率に応じて、食品交換表の7種類の表別に配分することにより、前記抽出した日毎食事指示単位数に対応する前記日毎表別指示単位数及び食事毎表別指示単位数を演算し、前記日毎食事指示単位数、前記日毎表別指示単位数及び前記食事毎表別指示単位数を前記利用者の食事指示データである食事基準値として前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する第2の食事指示データ作成機能のいずれかからなる食事指示データ作成機能と、
    利用者が食事ごとに摂取した飲食品の飲食品名の入力値及び各飲食品の摂取量の入力値に基づき、前記食品交換表マスタファイルを参照して、当該利用者が各食事で摂取した飲食品ごとに前記食品交換表の表別の単位数を表す表別摂取単位数を演算し、当該演算した表別摂取単位数を合計して各食事についての食品交換表の表別の単位数を表す食事毎表別摂取単位数を演算すると共に、当該食事毎表別摂取単位数を合計して1日分の食品交換表の合計単位数を表す日毎摂取単位数を演算し、前記日毎摂取単位数、前記日毎表別摂取単位数及び前記食事毎表別摂取単位数を前記利用者の摂食データである食事摂取値として前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する摂食データ作成機能と、
    前記利用者について、前記食事指示データの前記日毎表別指示単位数及び前記食事毎表別指示単位数と、前記摂食データの前記日毎表別摂取単位数及び前記食事毎表別摂取単位数とをそれぞれ対比して、前記日毎表別指示単位数と前記日毎表別摂取単位数との差分値である日毎表別単位差分値、及び、前記食事毎表別指示単位数と前記食事毎表別摂取単位数との差分値である食事毎表別単位差分値をそれぞれ演算して、前記日毎表別単位差分値及び前記食事毎表別単位差分値を前記利用者の食事結果データである前記食事基準値と前記食事摂食値との差分値として前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する食事結果データ作成機能と、
    前記食事結果データを前記利用者の利用者端末に所定の態様で出力する食事結果出力機能とを前記食事療法支援処理機能としてコンピュータに実現させ、
    前記運動療法支援処理手段は、
    前記利用者が1日に実際に運動した運動種目の入力値と運動種目ごとの運動時間の入力値とに基づき、前記運動マスタファイルの運動種目ごとの単位時間当たり消費カロリーを参照して、前記実際の運動種目の各々について実際の運動時間による実消費エネルギー量を演算し、前記利用者の実運動データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する実運動データ作成処理機能と、
    前記利用者について、前記実運動データの実消費エネルギー量を前記利用者の運動結果データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する運動結果データ作成機能と、
    前記運動結果データを前記利用者の利用者端末に所定の態様で出力する運動結果出力機能とを前記運動療法支援処理機能としてコンピュータに実現させる
    ことを特徴とする糖尿病治療困難者支援システム。
  2. 更に、性別、年齢、体重及び補正係数を互いに関連付けて実消費エネルギー補正データとして所定の記憶領域に格納する補正係数マスタファイルを具備し、
    前記補正係数マスタファイルは、
    前記性別が男性であり、前記年齢が第1の年齢範囲内であり、前記体重が第1の体重範囲内の利用者を標準利用者として設定して、前記標準利用者の前記実消費エネルギー補正データについて、前記補正係数を標準値に設定して格納すると共に、前記性別が男性である前記実消費エネルギー補正データについては、前記年齢が前記第1の年齢範囲より所定値ずつ減少するに応じて前記補正係数を前記標準値に対して比例的に増大する値として格納すると共に、前記年齢が前記第1の年齢範囲より所定値ずつ増大するに応じて前記補正係数を前記標準値に対して比例的に減少する値として格納し、かつ、前記体重が前記第1の体重範囲より所定値ずつ増大するに応じて前記補正係数を前記標準値に対して比例的に増大する値として格納すると共に、前記体重が前記第1の体重範囲より所定値ずつ減少するに応じて前記補正係数を前記標準値に対して比例的に減少する値として格納し、一方、前記性別が女性である前記実消費エネルギー補正データについては、その補正係数を前記性別が男性の場合の補正係数に対して比例的に減少する値として格納して、前記性別が女性の場合は、前記性別が弾性の場合と同一年齢、同一体重であっても、前記性別が男性の場合よりも前記補正係数の値が相対的に低くなるように設定して格納すると共に、前記性別が男性の場合及び女性の場合のいずれの場合でも、前記体重が同一の場合に、前記年齢が前記標準利用者の場合より低くなるほど、前記年齢の各々の補正係数を前記標準利用者の補正係数の値よりも高い値に設定して格納し、
    前記運動療法支援処理手段は、前記実運動データ作成処理において、更に前記補正係数マスタファイルを参照して、利用者の性別、年齢及び体重を前記実消費エネルギー補正データの性別、年齢及び体重と対比して、前記利用者の性別、年齢及び体重に対応する前記実消費エネルギー補正データの補正係数を抽出し、当該抽出した補正係数により前記実消費エネルギーを補正する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項1記載の糖尿病治療困難者支援システム。
  3. 前記補正係数マスタファイルは、前記標準利用者として、前記実消費エネルギー補正データの前記性別が男性で、前記年齢が60歳で、前記体重が60kgの利用者を設定し、当該利用者の補正係数を前記標準利用者の標準値として設定して格納すると共に、前記実消費エネルギー補正データの年齢については、前記年齢が20歳未満の利用者の場合、1歳毎の設定値を前記年齢の値として格納する一方、前記年齢が20歳以上の場合、10歳毎の設定値を前記年齢の値として格納することを特徴とする請求項2記載の糖尿病治療困難者支援システム。
  4. 前記統合的支援処理手段は、前記食事療法及び運動療法の2療法を統合的に支援する統合的支援処理機能を第1の統合的支援処理機能としてコンピュータに実現させることに加えて、前記食事療法、前記運動療法及び薬物療法の3療法を統合的に支援する第2の統合的支援処理機能をコンピュータに選択的に実現させ、
    更に、利用者が医師の服薬指示書に基づいて服用する薬物に関する服薬データとして、少なくとも、前記薬物の薬剤名、前記薬物の服用時間及び前記薬物の1回あたりの服用量を互いに関連付けて所定の記憶領域に格納する薬物マスタファイルと、
    前記薬物マスタファイルを参照して、利用者ごとに薬物療法支援用のデータを加工及び出力する薬物療法支援処理機能をコンピュータに実現させる薬物療法支援処理手段とを具備し、
    前記薬物療法支援処理手段は、
    各利用者について、前記薬剤マスタファイルを参照して、医師の服薬指示書に基づいて前記利用者が1日に服用すべき薬物の薬剤名、前記薬物の服用時間及び前記薬物の1回あたりの服用量を、前記利用者の服薬指示データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に格納する服薬指示データ作成機能と、
    前記利用者が1日に実際に服用した薬物の薬剤名の入力値、前記薬物ごとの服用時間の入力値及び前記薬物ごとの服用量の入力値を、前記利用者の実服薬データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する実服薬データ作成処理と、
    前記利用者について、前記服薬指示データの薬物の薬剤名、前記薬物ごとの服用時間及び前記薬物ごとの服用量を、前記実服薬データの薬物の薬剤名、前記薬物ごとの服用時間及び前記薬物ごとの服用量と対比して、その対比結果を前記利用者の服薬結果データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する服薬結果データ作成機能と、
    前記服薬結果データを前記利用者の利用者端末に出力する服薬結果出力機能とを前記薬物療法支援処理機能としてコンピュータに実現させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の糖尿病治療困難者支援システム。
  5. 前記食品交換表マスタファイルは、前記飲食品データの分類として、前記飲食品名を上位階層の大分類に従って分類して格納すると共に、前記大分類として主食、副菜、主菜、乳菓、嗜好品及び市販品の6つの大分類名を設定して前記飲食品名を前記6つの大分類名のいずれかに分類して関連付けし、
    前記食事療法支援処理手段は、前記利用者が食事ごとに摂取した飲食品の飲食品名の入力及び各飲食品の摂取量の入力を支援する機能をコンピュータに実現させる食事入力支援手段を含み、
    前記食事入力支援手段は、
    前記利用者に、食事の日付を入力自在とする日付入力機能と、食事ごとに摂取した飲食品の入力画面を前記利用者の携帯端末に表示させるための食事入力画面表示指令を出力する食事入力画面表示指令機能と、
    前記利用者が前記食事入力画面表示指令機能により前記食事入力画面表示指令を出力したときに、前記食品交換表マスタファイルの大分類の6つの分類名を前記携帯端末にリスト表示して、前記利用者に前記6つの大分類名のいずれかを選択自在とする大分類表示選択機能と、
    前記利用者が前記大分類選択機能により前記6つの大分類名のいずれかを選択したときに、当該選択した大分類名に関連付けられた飲食品名を前記携帯端末にリスト表示すると共に、前記利用者の過去の食事結果に基づいて当該利用者の飲食頻度の高い順に所定数の飲食品名をリスト表示し、前記利用者にリスト表示された飲食品名のいずれかを自己が摂取した飲食品名として選択自在とする飲食品名表示選択機能と、
    前記利用者に前記選択した飲食品名の飲食品の摂取量を入力自在とする摂取量入力機能と、前記利用者が前記飲食品名表示選択機能により選択した飲食品名と、前記利用者が当該飲食品名について前記摂取量入力機能により入力した摂取量とを当該利用者に関連付けて当該利用者の個別飲食品摂取データとして所定の記憶領域に記憶する個別飲食品摂取データ記憶機能とをコンピュータに実現させ、
    前記食事療法支援処理手段は、
    前記食事入力支援手段により記憶した前記利用者の個別飲食品摂取データの飲食品名及び摂取量を、それぞれ、利用者が食事ごとに摂取した飲食品の飲食品名の入力値及び各飲食品の摂取量の入力値として抽出し、前記食品交換表マスタファイルを参照して、当該利用者が各食事で摂取した飲食品ごとに前記食品交換表の表別の単位数を表す表別摂取単位数を演算することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の糖尿病治療困難者支援システム。
  6. 前記食事療法支援処理手段は、前記利用者マスタファイルに利用者ごとの食事療法支援処理用の基本データの登録を支援するための食事療法基礎データ登録支援機能をコンピュータに実現させる食事療法基礎データ登録支援手段を含み、
    前記食事療法基礎データ登録支援手段は、
    医師からの指示による指示エネルギー量又は指示単位があるか否かを利用者に確認する画面を前記利用者の携帯端末に表示して、前記利用者に指示エネルギー量又は指示単位があるか否かを選択自在とする指示単位確認選択機能をコンピュータに実現させると共に、
    前記指示単位確認選択機能により前記利用者が指示エネルギー量及び指示単位がないとの選択入力を行ったときに、前記利用者に自己の身長を入力させて当該身長を前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶して登録する身長登録機能と、前記登録した身長に基づいて前記利用者の標準体重を演算して当該標準体重を前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶して登録する標準体重登録機能と、利用者の1日の体重1kg当たりの必要エネルギー(kcal/kg/日)を表す身体活動量として16段階の選択肢からなる身体活動量を前記利用者の携帯端末に表示して、前記利用者に前記16段階の選択肢のうち自己が対応する身体活動量を選択自在とする身体活動量表示選択機能と、前記身体活動量表示選択機能により前記利用者が選択した身体活動量を前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶して登録する身体活動量記憶機能と、前記登録した標準体重と前記登録した身体活動量とを乗算することにより、前記利用者の1日の必要エネルギー量を表す指示エネルギー(kcal/日)を演算し、前記演算した指示エネルギーを前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶して登録する指示エネルギー登録機能と、前記登録した指示エネルギーを前記食品交換表の指示単位に変換するための前処理機能としての丸め処理を実行する丸め処理機能と、前記丸め処理機能により前記登録した指示エネルギーを丸め処理した値である端数処理済み指示エネルギーを所定の記憶領域に前記利用者に関連付けて記憶する端数処理済み指示エネルギー記憶機能と、前記端数処理済み指示エネルギーに基づき前記利用者の指示単位数を演算し、当該利用者の前記日毎食事基準単位数として前記利用者に関連付けて前記利用者マスタファイルに格納する日毎食事基準単位数格納機能とをコンピュータに実現させ、
    前記丸め処理機能では、前記登録した指示エネルギー(IE)を序数(D)としての「80」で除して商(A)を得たときの剰余である余数(R)が「40」以上となる場合、その余数(R)を「40」から「80」へと置換して置換値(R´)を得て、その置換値(R´)を商(A)に加算して丸め処理した商(A´)を得ると共に、その丸め処理した商(A´)を前記端数処理済指示エネルギー(RE)として前記所定の記憶領域に記憶する一方、前記登録した指示エネルギー(IE)を除数(D)としての「80」で除して商(A)を得たときの余数(R)が「40」未満となる場合、その余数(R)を「40」から「0」へと置換して置換値(R´)を得て、その置換値(R´)を商(A)に加算して丸め処理した商(A´)を得ると共に、その丸め処理した商(A´)を前記端数処理済み指示エネルギー(RE)として前記所定の記憶領域に記憶することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の糖尿病治療困難者支援システム。
  7. 前記食事療法基礎データ登録支援手段は、前記身体活動量表示選択機能として、更に、前記16段階の身体活動量を複数区分に分割して表示すると共に、前記複数区分に分割した前記身体活動量の境界値を隣接する2つの区分に重複して表示する身体活動量選択支援処理機能を含むことを特徴とする請求項6記載の糖尿病治療困難者支援システム。
  8. 前記利用者マスタファイルは、利用者ごとに、各利用者の性別及び年齢を前記所定の記憶領域に前記基本データとして格納し、
    前記運動療法支援処理手段は、前記利用者マスタファイルに利用者ごとの運動療法支援処理用の基本データの登録を支援するための運動療法基礎データ登録支援機能をコンピュータに実現させる運動療法基礎データ登録支援手段を含み、
    前記運動療法基礎データ登録支援手段は、
    医師からの指示による指示運動メニューがあるか否かを利用者に確認する画面を前記利用者の携帯端末に表示して、前記利用者に指示運動メニューがあるか否かを選択自在とする指示運動メニュー確認選択機能をコンピュータに実現させると共に、
    前記指示運動メニュー確認選択機能により前記利用者が指示運動メニューがないとの選択入力を行ったときに、前記利用者に自己の安静時心拍数を入力させて当該安静時心拍数を前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶して登録する安静時心拍数登録機能と、前記利用者に自己の体重を入力させて当該体重を前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶して登録する体重登録機能と、前記利用者マスタファイルから前記利用者の年齢を抽出する年齢抽出機能と、前記利用者マスタファイルから前記利用者の性別を抽出する性別抽出機能と、前記利用の前記登録した体重と前記抽出した年齢及び性別とに基づき、前記補正係数マスタファイルの補正係数を参照し、前記利用者の固有の補正係数を演算して前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する補正係数演算機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする請求項2又は3記載の糖尿病治療困難者支援システム。
  9. 前記薬物療法支援処理手段は、前記薬剤マスタファイルに利用者ごとの前記服薬データの登録を支援するための薬物療法基礎データ登録支援機能をコンピュータに実現させる薬物療法基礎データ登録支援手段を含み、
    前記薬物療法基礎データ登録支援手段は、
    前記利用者に、医師の服薬指示書に基づいて、前記利用者が服用すべき薬物の薬剤名、前記薬物の服用時間及び前記薬物の1回あたりの服用量を入力させて、前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶して登録する服薬データ登録機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項4記載の糖尿病治療困難者支援システム。
  10. 更に、前記日毎単位差分値を複数段階に分類して設定し、前記複数段階の日毎差分値の各々に対応付けて当該日毎単位差分値が関連付けられた利用者に対する食事療法における1日の食事における実際の食事の問題点及び今後の食事に関する修正提案を含むコンテンツからなる日毎改善データを所定の記憶領域に格納し、また、前記日毎表別単位差分値を複数段階に分類して設定し、前記複数段階の日毎表別単位差分値の各々に対応付けて当該日毎表別差分値が関連付けられた利用者に対する食事療法における1日の食事における食品交換表の表別の実際の食事の問題点及び今後の食事に関する修正提案を含むコンテンツからなる日毎食事別改善データを所定の記憶領域に格納し、更に、前記食事毎表別単位差分値を複数段階に分類して設定し、前記複数段階の食事毎表別単位差分値の各々に対応付けて当該食事毎表別単位差分値が関連付けられた利用者に対する食事療法における食事ごとの実際の食事の問題点及び今後の食事に関する修正提案を含むコンテンツからなる食事毎表別改善データを所定の記憶領域に格納する改善データマスタファイルを具備し、
    前記食事療法支援処理手段は、前記食事結果データ作成機能をコンピュータに実現させる食事評価処理手段を含み、
    前記食事評価処理手段は、更に、
    前記食事結果データ作成機能において演算された前記利用者の日毎単位差分値、日毎表別単位差分値及び食事毎表別単位差分値の1以上を選択的に取得し、前記改善データマスタファイルを参照して、前記取得した日毎単位差分値、日毎表別単位差分値及び食事毎表別単位差分値の1以上に対応付けられた前記日毎改善データ、前記日毎表別改善データ及び前記食事毎表別改善データの1以上を抽出して所定の態様に加工した上で所定の記憶領域に記憶する改善データ作成機能をコンピュータに実現させると共に、
    前記食事結果データ作成機能により演算された前記利用者についての前記日毎単位差分値、日毎表別単位差分値及び食事毎表別単位差分値の1以上に対応して、前記改善データ作成機能により前記改善データマスタファイルから抽出した前記日毎改善データ、前記日毎表別改善データ及び前記食事毎表別改善データの1以上からなる改善データに関するコンテンツである改善提案コンテンツを、前記利用者の利用者端末に所定の態様で出力する改善データ出力機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載の糖尿病治療困難者支援システム。
  11. 前記食事評価処理手段は、更に、前記利用者が、前記改善データ出力機能により前記利用者の利用者端末に表示された前記改善提案コンテンツの今後の食事に関する修正提案にしたがって、今後の食事における摂取飲食品名及びその摂取量を入力すると、前記食事療法支援処理手段の前記摂食データ作成機能により、当該入力された摂取飲食品名及び摂取量に基づいて、前記利用者の今後の食事による新たな摂食データを前記摂食データとして作成すると共に、前記新たな摂食データを、前記食事療法支援処理手段の食事指示データ作成機能により抽出した前記食事指示データと対比して、前記利用者の今後の食事による新たな食事結果データを前記食事結果データとして作成し、前記食事療法支援処理手段の食事結果出力機能により、前記利用者の今後の食事による新たな食事結果データを前記利用者の利用者端末に前記所定の態様で出力する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項10記載の糖尿病治療困難者支援システム。
  12. 前記食事評価処理手段は、更に、
    前記食事療法支援処理手段の摂食データ作成機能において入力された前記利用者の食事が夕食前の所定の時刻であるか否かを前記利用者の入力結果から判断する食事時刻判断機能と、
    前記食事時刻判断機能において、前記利用者の食事が夕食前であると判断したときは、前記夕食と同一日における朝食において前記利用者が摂取した飲食品の飲食品名の入力値及び各飲食品の摂取量の入力値に基づき、前記摂食データ作成機能により前記朝食における前記利用者の食事毎表別摂取単位数を演算し、また、前記夕食と同一日における昼食において前記利用者が摂取した飲食品の飲食品名の入力値及び各飲食品の摂取量の入力値に基づき、前記摂食データ作成機能により前昼食食における前記利用者の食事毎表別摂取単位数を演算し、更に、前記夕食と同一日における間食において前記利用者が摂取した飲食品の飲食品名の入力値及び各飲食品の摂取量の入力値に基づき、前記摂食データ作成機能により前記間食における前記利用者の食事毎表別摂取単位数を演算して、前記朝食、前記昼食及び前記間食の食事毎表別摂取単位数を合計して前記夕食前までの食事毎表別摂取単位数を演算して、前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する夕食前摂取単位数演算機能と、
    前記食事療法支援処理手段の食事指示データ作成機能により抽出した前記利用者の日毎食事基準単位数から、前記夕食前摂取単位数演算機能により演算した前記夕食までの食事毎表別摂取単位数を減算して、前記夕食において前記利用者が摂取すべき食品交換表の表別の単位数を前記夕食における推奨表別単位数として演算して、前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する推奨表別単位数演算機能と、
    前記推奨表別単位数を所定の態様で前記利用者の利用者端末に出力する推奨表別単位数出力機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする請求項11記載の糖尿病治療困難者支援システム。
  13. 前記食事入力手段は、更に、
    前記利用者が前記利用者端末のカメラ機能により撮影した飲食品の画像データを取得して所定の記憶領域に記憶する飲食品画像取得機能と、
    前記利用者が、前記食事入力画面表示指令機能により前記食事入力画面表示指令を出力したときに、前記利用者の利用者端末に、前記飲食品画像取得機能で取得した前記飲食品の画像データを表示する飲食品画像表示機能と、
    前記飲食品画像表示機能で前記利用者端末に表示された前記飲食品の画像データの近傍に、飲食品名を入力自在な入力欄を表示する飲食品名入力欄表示入力機能とをコンピュータに実現させると共に、
    前記飲食品名入力欄表示入力機能において前記利用者が入力した飲食品名を、前記個別飲食品摂取データ記憶機能において前記飲食品名として前記所定の記憶領域に記憶することを特徴とする請求項5記載の糖尿病治療困難者支援システム。
  14. 前記食事入力手段は、更に、
    前記利用者が前記利用者端末のカメラ機能により撮影した飲食品の画像データを取得して所定の記憶領域に記憶する飲食品画像取得機能と、
    前記飲食品画像取得機能で取得した飲食品の画像データを画像解析して、前記画像データの飲食品に対応する飲食品を特定し、前記飲食品の飲食品名を取得する飲食品名取得機能と、
    前記利用者が、前記食事入力画面表示指令機能により前記食事入力画面表示指令を出力したときに、前記利用者の利用者端末に、前記飲食品画像取得機能で取得した前記飲食品の画像データを表示する飲食品画像表示機能と、
    前記飲食品画像表示機能で前記利用者端末に表示された前記飲食品の画像データの近傍に、前記飲食品名取得機能で取得した飲食品名を表示する飲食品名表示機能と、
    前記飲食品名表示機能で表示された飲食品名を前記利用者に修正自在とする飲食品名修正機能とをコンピュータに実現させると共に、
    前記飲食品名表示機能において表示された飲食品名又は前記飲食品名修正機能において修正された飲食品名を、前記個別飲食品摂取データ記憶機能において前記飲食品名として前記所定の記憶領域に記憶することを特徴とする請求項5記載の糖尿病治療困難者支援システム。
  15. 利用者ごとに、利用者の基本データとして、少なくとも、当該利用者が1日に摂取することが適正とされる適正値又は摂取することが許容される最大値としての飲食品の摂取エネルギー量である日毎指示摂取エネルギー量を設定し、前記日毎指示摂取エネルギー量を各利用者に関連付けて所定の記憶領域に格納する利用者マスタファイルと、
    利用者が摂取する個別の飲食品の飲食品名と、各飲食品による摂取エネルギー量とを含む飲食品データを分類して所定の記憶領域に格納する食品マスタファイルと、
    運動種目と、前記運動種目ごとの単位時間当たり消費カロリーとを互いに関連付けて格納する運動マスタファイルと、
    食事療法及び運動療法の2療法を統合的に支援する統合的支援処理機能をコンピュータに実現させる統合的支援処理手段とを具備し、
    前記統合的支援処理手段は、
    前記利用者マスタファイル、前記食品マスタファイルを参照して、利用者ごとに食事療法支援用のデータを加工及び出力する食事療法支援処理機能をコンピュータに実現させる食事療法支援処理手段と、
    前記運動マスタファイルを参照して、利用者ごとに運動療法支援用のデータを加工及び出力する運動療法支援処理機能をコンピュータに実現させる運動療法支援処理手段とを備え、
    前記食事療法支援処理手段は、
    各利用者について、前記利用者マスタファイルを参照して、前記利用者マスタファイルから当該利用者に対応する日毎指示摂取エネルギー量を抽出し、前記利用者の食事指示データである食事基準値として前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する食事指示データ作成機能と、
    利用者が食事ごとに摂取した飲食品の飲食品名の入力値及び各飲食品の摂取量の入力値に基づき、前記食品マスタファイルを参照して、当該利用者が各食事で摂取した飲食品ごとに摂取エネルギー量を演算し、当該演算した摂取エネルギー量を合計して各食事についての摂取エネルギー量を表す食事毎摂取エネルギー量を演算すると共に、当該食事毎摂取エネルギー量を合計して1日分の摂取エネルギー量を表す日毎摂取エネルギー量を演算し、前記日毎摂取エネルギー量及び前記食事毎摂取エネルギー量を前記利用者の摂食データである食事摂食値として前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する摂食データ作成機能と、
    前記利用者について、前記食事指示データの前記日毎指示摂取エネルギー量と、前記摂食データの前記日毎摂取エネルギー量とを対比して、前記日毎指示摂取エネルギー量と前記日毎摂取エネルギー量との差分値である日毎エネルギー量差分値を演算して、前記利用者の食事結果データである前記食事基準値と前記食事摂食値との差分値として前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する食事結果データ作成機能と、
    前記食事結果データを前記利用者の利用者端末に所定の態様で出力する食事結果出力機能とを前記食事療法支援処理機能としてコンピュータに実現させ、
    前記運動療法支援処理手段は、
    前記利用者が1日に実際に運動した運動種目の入力値と運動種目ごとの運動時間の入力値とに基づき、前記運動マスタファイルの運動種目ごとの単位時間当たり消費カロリーを参照して、前記実際の運動種目の各々について実際の運動時間による実消費エネルギー量を演算し、前記利用者の実運動データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する実運動データ作成処理と、
    前記利用者について、前記実運動データの実消費エネルギー量を前記利用者の運動結果データとして前記利用者に関連付けて所定の記憶領域に記憶する運動結果データ作成機能と、
    前記運動結果データを前記利用者の利用者端末に所定の態様で出力する運動結果出力機能とを前記運動療法支援処理機能としてコンピュータに実現させる
    ことを特徴とする肥満症治療困難者支援システム。
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