JP7125036B2 - 栄養管理装置及び栄養管理用プログラム - Google Patents

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Description

この発明は、栄養管理装置及び栄養管理用プログラムに関するものである。
平成28年の国民健康・栄養調査によれば、「糖尿病が強く疑われる人」「糖尿病の可能性が否定出ない人」の合計は約2,100万人と推定されている。我が国の糖尿病(Diabetes mellitus :DM)は、我が国の主要な死亡原因である脳卒中や虚血性心疾患などの危険因子であり、世界的な問題になっている。DMを改善するには食事療法が基本となる。これに応じて、本願の発明者は、単純化したモデル標準栄養バランス表を開発し、血糖値の改善を報告した(Atsuko Satoh, et al. Dietary guidance for older patients with diabetes mellitus and primary caregivers using a Model Nutritional Balance Chart. Japan Journal of Nursing Science;5,53-89,2008.)。
更に、本願発明者らが既に発明した、「栄養バランス管理装置及び栄養バランス管理プログラム(以下、栄養バランス管理装置)」は、特許文献1に開示されている。この管理プログラムは、年齢、性別、疾患情報、所定日数(1か月中の3日間)において摂取した食事内容を標準モデルバランス表ソフトに入力すると、食品材料((1)穀類、(2)肉、(3)魚、(4)卵、(5)乳・乳製品、(6)豆・豆製品、(7)緑黄色野菜、(8)淡色野菜、(9)果物、(10)油、(11)砂糖の11項目)の摂取状況が画像で示され、食品材料バランスの過不足が視覚的に理解できるというものである。この発明においては、摂取した食品材料の量は考慮していない。この栄養バランス管理装置を開発した結果、従来の手作業による分析と比較して画期的に大勢の対象者に食事指導をすることが可能になった(Atsuko Satoh, et al. Diets of obese and non-obese older subjects, Health,4,361-363,2013. Atsuko Satoh, et al. Food intake characteristics during early pregnancy in women with gestational diabetes mellitus Health,2017,9,1711-1719.)。
以上の調査において、肥満を有する高齢者、糖尿病患者、妊娠糖尿病患者は全体的に、エネルギーになる穀類、油、砂糖の摂取頻度が標準モデルバランス表よりも高かった。一方、大学生における栄養バランスと肥満の関連において、肥満者は砂糖の摂取頻度は標準モデルバランス表よりも高かったが、穀類、油は低かった(齋藤真澄他.大学生における体格と「標準モデル栄養バランス表ソフト」を用いた食品材料摂取頻度との関連,弘前医療福祉大学紀要,7,33-38,2016.)。肥満は摂取エネルギーと消費エネルギーのアンバランスによって起こることは周知である。また、大学生の肥満者はエネルギーになる食品材料の1回量が多いことを示唆しており、食品材料摂取頻度だけではなく、摂取エネルギー量の把握が必要であると考えられた。しかし、従来の摂取エネルギー量把握方法は、食事の内容と食品材料の量を記録するという煩雑な手法であった。
また、特許文献2には、手帳のように見開き型の栄養摂取量計において、見開きの一方の面は、入力或いは演算等された栄養摂取量等を表示する表示面となっており、他方の面には、食品名、各食品名に対応したコード番号を記録した食品表が設けられた栄養摂取量計が開示されている。
また、特許文献3には、食品単位量当たりの栄養成分、調理方法による栄養成分の変化係数、年齢、職業、性別、病歴に応じて設定された個人が1回の食事にとるべき栄養成分の標準値が記憶されたメモリを備え、極めて容易に献立の栄養成分を知ることができ、その他栄養管理上大切な情報を得ることができる栄養計算装置が開示されている。
更に、特許文献4には、食品名とその食品に含まれる各種栄養素の情報とを関連付けて食品名ごとに記憶しているローカル食品データベース、摂取する食品のカロリー値や栄養素値を摂取量として蓄積し記憶する摂取量記憶部、摂取量に基づくアドバイス情報を記憶しているアドバイス情報記憶部とを備えており、摂取する食品名を入力すると、入力された食品名に基づき、ローカル食品データベースから該当する食品名とその食品に含まれる各種栄養素の情報とを取得して表示部に表示する携帯情報端末装置が開示されている。
この特許文献4の発明は、近年急速に普及している携帯情報端末装置に着目したものであり、利用者が気軽に利用できる栄養管理機能を携帯情報端末装置に搭載する。
特許第4987042号明細書 特開昭60-150170号公報 特開昭52-44537号公報 特開2004-258755号公報
本発明の実施形態は、学童から高齢者までの幅広い年齢層に対応し、対象者がエネルギーになりやすい食品に関する食習慣の有無や程度について視覚的に把握できることが可能な栄養管理装置及び栄養管理用プログラムの提供を目的とするものである。
本実施形態に係る栄養管理装置は、1日に摂取すべき穀類と油と砂糖のカロリーを合算したカロリー情報が記憶された標準摂取カロリー情報記憶テーブルと、摂取された食品名或いは食品から作成されている料理名の情報とその量に関し複数に区分された区分量の情報とが、摂取された穀類と油と砂糖のカロリーを合算したカロリー情報に対応付けられて記憶された食品・料理-カロリー変換テーブルと、所定の日数間に摂取した食品或いは料理の情報とそれらの量情報について、食品名或いは食品から作成されている料理名の情報と取得した区分量の情報の入力を受けると、前記食品・料理-カロリー変換テーブルの情報を用いて前記所定の日数の日における各日に摂取した穀類と油と砂糖との各日毎合計摂取カロリーを取得する所定日数間摂取カロリー取得手段と、標準摂取カロリー情報記憶テーブルのカロリー情報に基づき1日に摂取すべき穀類と油と砂糖との標準合計カロリー情報に対して、前記所定日数間摂取カロリー取得手段により取得された、各日毎合計摂取カロリーの情報を対比する各日毎対比画像を作成し、及び前記所定日数間に亘る対比を示す所定日数間合計対比画像を作成する対比画像作成手段と、前記対比画像作成手段により作成された対比画像を可視表示手段に表示する表示制御手段とを具備することを特徴とする。
本実施形態に係る栄養管理装置では、前記標準摂取カロリー情報記憶テーブルは、人の
仕事の軽重を含む人の身体活動レベルと性別・年齢に応じて、1日に摂取すべき穀類と油
と砂糖とのカロリーを合算したカロリー情報をいくつかのランクに分けて記憶しており、前記所定日数間摂取カロリー取得手段は、人の身体活動レベルと性別・年齢の入力を受けて、この入力された人の身体活動レベルと性別・年齢に対応するランクのカロリー情報を取得することを特徴とする。
本実施形態に係る栄養管理装置では、前記対比画像作成手段は、数字と棒グラフによって対比画像を作成することを特徴とする。
本実施形態に係る栄養管理装置では、身長と体重の入力を受けて肥満指数(BMI)を算出する肥満指数算出手段を具備し、前記表示制御手段は、前記可視表示手段に前記肥満指数を表示することを特徴とする。
本実施形態に係る栄養管理用プログラムは、1日に摂取すべき穀類と油と砂糖のカロリーを合算したカロリー情報が記憶された標準摂取カロリー情報記憶テーブルと、摂取された食品名或いは食品から作成されている料理名の情報とその量に関し複数に区分された区分量の情報とが、摂取された穀類と油と砂糖のカロリーを合算したカロリー情報に対応付けられて記憶された食品・料理-カロリー変換テーブルとを具備した栄養管理装置に用いられる栄養管理用プログラムであって、コンピュータを、所定の日数間に摂取した食品或いは料理の情報とそれらの量情報について、食品名或いは食品から作成されている料理名の情報と取得した区分量の情報の入力を受けると、前記食品・料理-カロリー変換テーブルの情報を用いて前記所定の日数の日における各日に摂取した穀類と油と砂糖との各日毎合計摂取カロリーを取得する所定日数間摂取カロリー取得手段、標準摂取カロリー情報記憶テーブルのカロリー情報に基づき1日に摂取すべき穀類と油と砂糖との標準合計カロリー情報に対して、前記所定日数間摂取カロリー取得手段により取得された、各日毎合計摂取カロリーの情報を対比する各日毎対比画像を作成し、及び前記所定日数間に亘る対比を示す所定日数間合計対比画像を作成する対比画像作成手段、前記対比画像作成手段により作成された対比画像を可視表示手段に表示する表示制御手段として機能させることを特徴とする。
本実施形態に係る栄養管理用プログラムでは、前記標準摂取カロリー情報記憶テーブルは、人の仕事の軽重を含む人の身体活動レベルと性別・年齢に応じて、1日に摂取すべき穀類と油と砂糖のカロリーを合算したカロリー情報をいくつかのランクに分けて記憶しており、前記コンピュータを、前記所定日数間摂取カロリー取得手段として、人の身体活動レベルと性別・年齢の入力を受けて、この入力された人の身体活動レベルと性別・年齢に対応するランクのカロリー情報を取得するように機能させることを特徴とする。

本実施形態に係る栄養管理用プログラムでは、前記コンピュータを、前記対比画像作成手段として、数字と棒グラフによって対比画像を作成するように機能させる前記対比画像作成手段として、数字と棒グラフによって対比画像を作成するように機能させることを特徴とする。
本実施形態に係る栄養管理用プログラムでは、前記コンピュータを、身長と体重の入力を受けて肥満指数(BMI)を算出する肥満指数算出手段として機能させ、前記コンピュータを前記表示制御手段として、前記可視表示手段に前記肥満指数を表示するように機能させることを特徴とする。
本実施形態に係る栄養管理装置及び栄養管理用プログラムによれば、学童から高齢者までの幅広い年齢層に対応し、対象者がエネルギーになりやすい食品に関する食習慣の有無や程度について視覚的に把握できることが可能である。
本発明の実施形態に係る栄養管理装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る栄養管理装置で用いる標準摂取カロリー情報記憶テーブルの内容の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る栄養管理装置で用いる食品・料理-カロリー変換テーブルの内容の要部一例を示す図。 本発明の実施形態に係る栄養管理装置の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の実施形態に係る栄養管理装置により表示された対比画像の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る栄養管理装置により表示された11項目に関する対比画像の一例を示す図。
以下添付図面を参照して、本発明の実施形態に係る栄養管理装置及び栄養管理用プログラムを説明する。各図において、同一の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態に係る栄養管理装置は、コンピュータが本実施形態に係る栄養管理用プログラムを実行することにより実現される。実施形態に係る栄養管理用プログラムは、「標準モデル摂取カロリー表を用いた視覚的栄養改善プログラム(以下、標準モデル摂取カロリープログラム)」とでも称するべきものである。即ち、標準モデル摂取カロリープログラムは、日本糖尿病協会の糖尿病食事療法のための食品交換表(以下、単に「食品交換表」)を参考とし、栄養素のなかで主にエネルギーとなる穀類、脂質、砂糖の摂取カロリーを合計して算出するものである。例えば対象者の推定エネルギー必要量が1日1,600kcalの場合、食品交換表では、(1)穀類、(2)果物、(3)肉・魚・卵・チーズ・大豆、(4)牛乳と乳製品、(5)油、(6)野菜、(7)砂糖など調味料の7項目に分類されていている。1単位は80kcalであり、それぞれ、10+1+4.5+1.5+1+1.2+0.8単位で合計20単位、1,600kcalの栄養素を摂取するように配分されている。本実施形態に係る栄養管理用プログラムでは、これらの栄養素のうち穀類、油、砂糖をそれぞれ、例えば、10+1+0.7単位、合計11.7単位、936kcalがモデル標準摂取カロリーとなる。
本願の発明者らの研究から、肥満者は運動習慣のある者に少ないことが明らかになっている(Atsuko Satoh, et al. Diets of obese and non-obese children. Health,8,487-489,2011.)。本実施形態に係るプログラムでは運動はあまりしない、身体活動レベルが低い労作(デスクワークが多い職業など)の人を対象者(ユーザ)とする仕様に設定することが可能である。従って、活用に当たっては体重及びBody mass index (BMI)の変化を評価として加えることが可能である。モデル標準摂取カロリー表(後述する、標準摂取カロリー情報記憶テーブル)は、性別、年齢別に分析されている構成を採用できる。本実施形態に係る栄養管理装置を用いる対象者は、性別、年齢を入力し、例えば、1か月中の3日間の食事内容を入力する。その際、モデル標準摂取カロリー表にあっては、例えば「ごはん」については「茶わん軽く1杯」「茶わん1杯」「茶わん大盛り1杯」「茶わん2杯」等に分かれているので、食べた量を選択して入力することが可能である。本実施形態では、所定日数間に摂取した食品等に含まれる穀類、脂質、砂糖類の合計カロリーを問題とする。所定日数は例えば、3日間とすることができる。この所定日数間における穀類、脂質、砂糖類の摂取カロリーの合計値が標準を超えると、例えば超えた分を赤などの所定の色で表示される構成とすることが可能である。
図1に、本実施形態に係る栄養管理装置の実施形態の構成を示す。本実施形態は、図1のようなパーソナルコンピュータなどのコンピュータによって実現することが可能である。本実施形態に係る栄養管理装置は、CPU10にキーボードやマウスなどの入力手段11と、LCDなどの表示手段12、主メモリ13、外部記憶装置14が接続されて構成されている。
外部記憶装置14には、標準摂取カロリー情報記憶テーブル21、食品・料理-カロリー変換テーブル22が記憶されている。標準摂取カロリー情報記憶テーブル21には、1日に摂取すべき穀類と油と砂糖とのカロリー情報が記憶されている。標準摂取カロリー情報記憶テーブル21は、人の仕事の軽重を含む人の身体活動レベルと性別・年齢に応じて、1日に摂取すべき穀類と油と砂糖とのカロリー情報をいくつかのランクに分けて記憶しており、例えば、図2に示されるようである。図2に明らかな通り、身体活動レベルが、I、II、IIIの3つに区分されている。妊婦に対する付加値、授乳婦に対する付加値が設定されており、人の身体活動レベル以外にも身体状況に対応したきめ細かい設定がされている。なお、数値の単位はkcalである。
食品・料理-カロリー変換テーブル22は、摂取された穀類と油と砂糖のカロリー情報を、摂取された食品或いは食品から作成されている料理の情報とその量の情報から取得するためのテーブルである。この図3の食品・料理-カロリー変換テーブル22は、食品と料理の一例のみを示してあるものであり、基本的に世の中にある全ての食品或いは食品から作成されている料理について、カロリーを引き出すように作成されている。また、例えば、ご飯については、「茶わん軽く1杯」「茶わん1杯」「茶わん大盛り1杯」「茶わん2杯」というように、量について区分されている。或いは、カレーライスについては、1人前を単位とし、半人前では半分のカロリーというように計算により求めることを示している。従って、本実施形態の装置を用いる場合に、細かく正確に摂取した食品・料理の量を入力する。なお、標準摂取カロリー情報記憶テーブル21、食品・料理-カロリー変換テーブル22については、カロリーにより表記するのではなく、日本糖尿病協会の糖尿病食事療法のための食品交換表の単位によって表記したものを採用しても良く、この場合には、コンピュータにおいて「単位」をカロリーに換算するようにすることができる。
CPU10には、図1に示すように、所定日数間摂取カロリー取得手段31、対比画像作成手段32、表示制御手段33、肥満指数算出手段34が栄養管理用プログラムにより実現される。所定日数間摂取カロリー取得手段31は、所定の日数間に摂取した食品或いは料理の情報とそれらの量情報の入力を受けて上記食品・料理-カロリー変換テーブル22の情報を用いて各日に摂取した穀類と油と砂糖との合計摂取カロリーを取得するものである。
対比画像作成手段32は、標準摂取カロリー情報記憶テーブル21のカロリー情報に基づき所定の日数間に摂取すべき穀類と油と砂糖との標準合計カロリー情報に対して、上記所定日数間摂取カロリー取得手段31により取得された各日の摂取カロリーの情報を対比する対比画像を作成するものである。
表示制御手段33は、上記対比画像作成手段32により作成された摂取カロリー過不足画像を可視表示手段である表示手段12に表示するものである。
以上のように構成された栄養管理装置は、図4に示すフローチャートに基づき動作するので、このフローチャートに従って動作説明を行う。栄養管理装置の動作が開始され、性別、年齢、身体活動レベルの情報を受け取る(S11)。この場合に、妊婦に対する付加値、授乳婦に対する付加値が用いられるように、必要な情報を入力する。受け取った、性別、年齢、身体活動レベルの情報を用いて、標準摂取カロリー情報記憶テーブルのカロリー情報に基づき所定の日数間に摂取すべき穀類と油と砂糖との標準合計カロリー情報を取得する(S12)。
所定の日数間に摂取した食品或いは料理の情報とそれらの量情報の入力を受ける(S13)。この情報は、例えば、「〇月〇日朝、ごはんを茶碗1杯、〇月〇日昼、カレーライスを一人前、・・・」というような所定日数分の情報である。この情報を受けて、食品・料理-カロリー変換テーブル22の情報を用いて各日に摂取した穀類と油と砂糖との合計摂取カロリーを取得する(S14)。次に、ステップS12において求めた所定の日数間に摂取すべき穀類と油と砂糖との標準合計カロリー情報と、ステップS14において取得した所定日数間の各日に摂取した穀類と油と砂糖との合計摂取カロリーとを対比する対比画像を作成する(S15)。
本実施形態では、数字と棒グラフによって対比画像を作成するものとし、図5に示されるように、1日分の標準合計カロリーに相当する量を1区分の棒状の枠で示すものとし、その1日の摂取カロリーを1区分の棒状の枠内に棒グラフで表示するものとする。本実施形態では1日毎の対比を示す棒グラフと、所定日数を例えば3日間とし、3日間に亘っての対比を示す棒グラフとについて、画像情報を作成する。所定日数は、3日間に限定されないことは勿論である。
そしてステップS15に次いで、棒グラフである対比画像を表示手段12に表示する(S16)。図5(A)に示す例では、標準摂取カロリーに対し、1日目で少ない実際の摂取カロリーであり、2日目では標準摂取カロリーと同じカロリーであり、3日目では標準摂取カロリーをやや超えた実際の摂取カロリーとなり、3日間の総和では標準合計カロリー情報に対して摂取カロリーがやや少なく、94%となったことを示す。図5(B)に示す例では、標準摂取カロリーに対し、1日目で標準摂取カロリーと同じカロリーであり、2日目では標準摂取カロリーをやや超えた実際の摂取カロリーとなり、3日目では標準摂取カロリーと同じカロリーであり、3日間の総和では標準合計カロリー情報に対して摂取カロリーがやや多く、110%となったことを示す。このように、数字と棒グラフによって対比画像が作成される。また、図5(B)に示すように、超過部分は「赤」と記載されているが、赤色の特殊表示画像となり、警告を示す表示がなされることを示す。
また、CPU10は、身長と体重の入力を受けて肥満指数(BMI)を算出する肥満指数算出手段34として機能する。肥満指数(BMI)は、体重(kg)÷{身長(m)×(身長(m)]によって算出される。この場合、CPU10は、表示制御手段として、表示手段12に上記肥満指数を表示する。以上の通りに処理が行われる本実施形態に係る栄養管理装置及び栄養管理用プログラムは、学童から高齢者までの幅広い年齢層に対応しており、対象者がエネルギーになりやすい食習慣の有無や程度について視覚的に把握できるものであることが理解される。また、従来の標準モデル栄養バランス管理プログラムも合わせて搭載することができるため、摂取エネルギーの他に栄養バランスについても容易に把握可能である。
即ち、食品材料((1)穀類、(2)肉、(3)魚、(4)卵、(5)乳・乳製品、(6)豆・豆製品、(7)緑黄色野菜、(8)淡色野菜、(9)果物、(10)油、(11)砂糖の11項目)について、摂取した食品材料の頻度が標準摂取頻度に対しどれだけの比率(何%)に相当するかを求めるため、標準摂取カロリー情報記憶テーブル21と同様な11項目についての標準摂取頻度テーブルと、食品・料理-カロリー変換テーブル22と同様な11項目についての食品材料摂取頻度変換テーブルとを備える。入力された所定日数間の実際の料理とその量から摂取材料摂取頻度及び穀類、油、砂糖の各項目のカロリーを求める。
例えば成人男子で、11項目の標準値が順に、15、8、8、5、6、6、14、30、5、18、10(各数字は、表示したときに丸を整数個並ぶように適宜定めた値で、例えば穀類は丸が15個で100%としてある。)であり、総量が1136kcalであるとし、実際の摂取量が、18、4、5、5、3、11、10、19、5、17、8(各数字は、表示したときに丸を整数個並ぶように適宜定めた標準値を基準とした摂取頻度値)であり、総量が1136kcalとしたとき、11項目の比率は、1.2、0.5、0.6、1.0、0.5、1.8、0.7、0.6、1.0、0.9、0.8である。これを、対比画像で表示すると、例えば、図6に示すようなドットによる棒グラフと数字(パーセント表示)として表示することができる。棒グラフにおいて、「●」は摂取済分を示し、「〇」は未摂取分を示し、「〇内がハッチング」は過剰(超過)摂取分を示している。なお、成人女子では、11項目の標準値が順に、14、7、5、3、6、5、14、30、5、12、10(各数字は、表示したときに丸を整数個並ぶように適宜定めた値で、例えば穀類は丸が14個で100%としてある。)であり、総量が856kcalとする。
このため、児童、青年、成人、老人肥満、糖尿病患者、妊娠糖尿病患者、更に痩せなど、より一層多くの対象者が客観的に自分の食生活を見直す用途に使用されることが期待できる。肥満指数を表示させて、肥満指数が例えば25以上でなければ、現状は適切な食生活ができていることが判る。ただし、本実施形態に係る栄養管理装置及び栄養管理用プログラムによる表示結果から注意すべきであることなどを知ることができる。
更に、本実施形態に係る栄養管理装置及び栄養管理用プログラムを用いて、標準摂取カロリー情報記憶テーブル21のカロリー情報に基づき所定の日数間に摂取すべき穀類と油と砂糖との標準合計カロリー情報を得て、理想的な食事内容をデータベース化することも可能であるため、容易に健康的な食生活の維持に役立てることが期待できる。更に、厚生労働省は平成30年度介護報酬改定を踏まえた介護予防・日常生活支援総合事業の単価の見直しにおいて、管理栄養士以外の介護職員等でも実施可能な栄養スクリーニングを行い、介護予防ケアマネジメントの実施者等に栄養状態に係る情報を文書で共有した場合の評価を創設した。本実施形態に係る栄養管理装置及び栄養管理用プログラムは、操作が簡便であり、栄養士などの専門家でなくても誰にでも利用可能であるという特徴を有する。そのため、今後在宅医療現場における食事内容のアセスメントにも幅広く利用されることが期待できる。
11 入力手段
12 表示手段
13 主メモリ
14 外部記憶装置
21 標準摂取カロリー情報記憶テーブル
22 食品・料理-カロリー変換テーブル
31 所定日数間摂取カロリー取得手段
32 対比画像作成手段
33 表示制御手段
34 肥満指数算出手段

Claims (8)

  1. 1日に摂取すべき穀類と油と砂糖とのカロリーを合算したカロリー情報が記憶された標準摂取カロリー情報記憶テーブルと、
    摂取された食品名或いは食品から作成されている料理名の情報とその量に関し複数に区分された区分量の情報とが、摂取された穀類と油と砂糖のカロリーを合算したカロリー情報に対応付けられて記憶された食品・料理-カロリー変換テーブルと、
    所定の日数間に摂取した食品或いは料理の情報とそれらの量情報について、食品名或いは食品から作成されている料理名の情報と取得した区分量の情報の入力を受けると、前記食品・料理-カロリー変換テーブルの情報を用いて前記所定の日数の日における各日に摂取した穀類と油と砂糖との各日毎合計摂取カロリーを取得する所定日数間摂取カロリー取得手段と、
    標準摂取カロリー情報記憶テーブルのカロリー情報に基づき1日に摂取すべき穀類と油と砂糖との標準合計カロリー情報に対して、前記所定日数間摂取カロリー取得手段により取得された、各日毎合計摂取カロリーの情報を対比する各日毎対比画像を作成し、及び前記所定日数間に亘る対比を示す所定日数間合計対比画像を作成する対比画像作成手段と、
    前記対比画像作成手段により作成された対比画像を可視表示手段に表示する表示制御手段と
    を具備することを特徴とする栄養管理装置。
  2. 前記標準摂取カロリー情報記憶テーブルは、人の仕事の軽重を含む人の身体活動レベルと性別・年齢に応じて、1日に摂取すべき穀類と油と砂糖のカロリーを合算したカロリー情報をいくつかのランクに分けて記憶しており、
    前記所定日数間摂取カロリー取得手段は、人の身体活動レベルと性別・年齢の入力を受けて、この入力された人の身体活動レベルと性別・年齢に対応するランクのカロリー情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の栄養管理装置。
  3. 前記対比画像作成手段は、数字と棒グラフによって対比画像を作成することを特徴とする請求項1または2に記載の栄養管理装置。
  4. 身長と体重の入力を受けて肥満指数(BMI)を算出する肥満指数算出手段を具備し、
    前記表示制御手段は、前記可視表示手段に前記肥満指数を表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の栄養管理装置。
  5. 1日に摂取すべき穀類と油と砂糖のカロリーを合算したカロリー情報が記憶された標準摂取カロリー情報記憶テーブルと、
    摂取された食品名或いは食品から作成されている料理名の情報とその量に関し複数に区分された区分量の情報とが、摂取された穀類と油と砂糖のカロリーを合算したカロリー情報に対応付けられて記憶された食品・料理-カロリー変換テーブルと、
    を具備した栄養管理装置に用いられる栄養管理用プログラムであって、
    コンピュータを、
    所定の日数間に摂取した食品或いは料理の情報とそれらの量情報について、食品名或いは食品から作成されている料理名の情報と取得した区分量の情報の入力を受けると、前記食品・料理-カロリー変換テーブルの情報を用いて前記所定の日数の日における各日に摂取した穀類と油と砂糖との各日毎合計摂取カロリーを取得する所定日数間摂取カロリー取得手段、
    標準摂取カロリー情報記憶テーブルのカロリー情報に基づき1日に摂取すべき穀類と油と砂糖との標準合計カロリー情報に対して、前記所定日数間摂取カロリー取得手段により取得された、各日毎合計摂取カロリーの情報を対比する各日毎対比画像を作成し、及び前記所定日数間に亘る対比を示す所定日数間合計対比画像を作成する対比画像作成手段、
    前記対比画像作成手段により作成された対比画像を可視表示手段に表示する表示制御手段
    として機能させることを特徴とする栄養管理用プログラム。
  6. 前記標準摂取カロリー情報記憶テーブルは、人の仕事の軽重を含む人の身体活動レベルと性別・年齢に応じて、1日に摂取すべき穀類と油と砂糖のカロリーを合算したカロリー情報をいくつかのランクに分けて記憶しており、
    前記コンピュータを、前記所定日数間摂取カロリー取得手段として、人の身体活動レベルと性別・年齢の入力を受けて、この入力された人の身体活動レベルと性別・年齢に対応するランクのカロリー情報を取得するように機能させることを特徴とする請求項5に記載の栄養管理用プログラム。
  7. 前記コンピュータを、前記対比画像作成手段として、数字と棒グラフによって対比画像を作成するように機能させることを特徴とする請求項5または6に記載の栄養管理用プログラム。
  8. 前記コンピュータを、身長と体重の入力を受けて肥満指数(BMI)を算出する肥満指数算出手段として機能させ、
    前記コンピュータを前記表示制御手段として、前記可視表示手段に前記肥満指数を表示するように機能させることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の栄養管理用プログラム。
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Citations (7)

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