JP3185701U - クランプボルト - Google Patents
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Abstract
【課題】クランプボルトの先端部が蓋体から突出せず、従来から使用されているクランプに装着可能な汎用性を有するクランプボルトを提供する。
【解決手段】ナット部材2とボルト部材3とでクランプボルトを構成する。ナット部材2は、本体10のボルト連結用突起12に揺動自在に連結される。このナット部材2は、円柱状を成す。ナット部材2の一端部にボルト部材3のネジ部をネジ止めする雌ネジ部を形成する。雌ネジ部で前記ボルト部材のネジ部先端から前記ボルト部材の頭部近傍まで覆うように構成する。ボルト部材3は、ナット部材2に長さ調整自在にネジ止めされる。ボルト部材3の頭部3Aを蓋体20の係合突起21に係合するように構成する。
【選択図】図2
【解決手段】ナット部材2とボルト部材3とでクランプボルトを構成する。ナット部材2は、本体10のボルト連結用突起12に揺動自在に連結される。このナット部材2は、円柱状を成す。ナット部材2の一端部にボルト部材3のネジ部をネジ止めする雌ネジ部を形成する。雌ネジ部で前記ボルト部材のネジ部先端から前記ボルト部材の頭部近傍まで覆うように構成する。ボルト部材3は、ナット部材2に長さ調整自在にネジ止めされる。ボルト部材3の頭部3Aを蓋体20の係合突起21に係合するように構成する。
【選択図】図2
Description
本考案は、例えば仮設足場のパイプに固定するクランプに装着され、クランプを固定する際に締め付けられるクランプボルトの改良に関するものである。
仮設足場等のパイプを組み立てる場合に使用されるクランプは、パイプPの側面に当接する本体10と、この本体10の蓋連結用突起13に揺動自在に連結された蓋体20とをクランプボルト30で締め付けるように構成されている(図5参照)。
このクランプボルト30は、通常、特許文献1に記載のように、本体側に設けられたボルト連結用突起12に揺動自在に連結され、クランプボルト30ネジ止めしたナットを、蓋体20の揺動端部に設けられている係合突起21に係合することで蓋体20を本体10に連結する構造を成している。
ところが、従来のクランプは、蓋体20側にクランプボルト30の先端が突出する構造を成しているので、クランプ使用時に、このクランプボルト30の先端が作業者の衣服に接触するおそれがあるなど、安全性の課題が残されている。
そこで、蓋体の係止部側にクランプボルトの頭部を係合する構成を採用することで、使用時に、クランプボルトの先端部が蓋体から突出しないように構成した角材用のクランプが特許文献2に記載されている。
特許文献2のクランプによると、クランプボルトの先端を本体側に連結する際に、本体側にボルト支持片なるものを揺動自在に設け、このボルト支持片にクランプボルトをネジ止めする構成を採用している。
すなわち、ボルト支持片なるものを本体に揺動自在に連結し、このボルト支持片にクランプボルトの先端を挿通してナットで固定し、このボルト支持片ごと揺動するクランプボルトの頭部を蓋体の係合部に係合するように構成したものである
そのため、特許文献2のクランプの構成は、図5に示す従来のボルト連結用突起12の代わりに、ボルト支持片を揺動自在に連結するといった特殊な構成になっている。そのため、特許文献2のクランプボルトは、従来のクランプのように、ボルト連結用突起12にクランプボルト30を連結するクランプに装着することはできない構成であった。
そこで、本考案は上述の課題を解消すべく、クランプボルトの先端部が蓋体から突出せず、しかも、従来から使用されているパイプ用のクランプに装着することが可能なクランプボルトの提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本考案における第1の手段は、パイプPの側面に当接する本体10と、この本体10の蓋連結用突起13に揺動自在に連結された蓋体20とを備え、本体10のボルト連結用突起12に揺動自在に連結されたクランプボルトを蓋体20の係合突起21に係合して本体10と蓋体20とを連結するように構成されたクランプのクランプボルトにおいて、クランプボルト1は、本体10のボルト連結用突起12に揺動自在に連結されるナット部材2と、該ナット部材2に長さ調整自在にネジ止めするボルト部材3とで構成され、該ボルト部材3の頭部3Aを蓋体20の係合突起21に係合するように構成したことにある。
第2の手段において、前記ナット部材2は、棒状又は筒状を成し、前記ボルト部材3のネジ部3Bをネジ止めする雌ネジ部2Aを前記ナット部材2の一端側から内部に形成し、該雌ネジ部2Aで前記ボルト部材のネジ部先端から前記ボルト部材の頭部近傍まで覆うように構成し、前記本体10の開口部他端に設けられた揺動軸ピン11に貫通される貫通孔2Bを前記ナット部材2の他端側に形成したものである。
第3の手段において、前記ナット部材2は円柱状を成し、該ナット部材2の前記本体10側端部に前記本体10の開口部に突設されたボルト連結用突起12に挟持される挟持部2Cを形成し、該挟持部2Cに前記貫通孔2Bを開穿したものである。
本考案の請求項1によると、パイプPの側面に当接する本体10と、この本体10の蓋連結用突起13に揺動自在に連結された蓋体20とを備え、本体10のボルト連結用突起12に揺動自在に連結されたクランプボルトを蓋体20の係合突起21に係合して本体10と蓋体20とを連結するように構成されたクランプのクランプボルトにおいて、該クランプボルト1は、本体10のボルト連結用突起12に揺動自在に連結されるナット部材2と、該ナット部材2に長さ調整自在にネジ止めするボルト部材3とで構成され、該ボルト部材3の頭部3Aを蓋体20の係合突起21に係合するように構成したことで、クランプボルト1が大きく突出する不都合を解消することができた。
この結果、従来のように、突出したクランプボルト1が従業員に接触して生じる事故や怪我などを防止することができる。しかも、本体10のボルト連結用突起12に揺動自在に連結されたクランプボルトで本体10と蓋体20とを連結するように構成された一般的なクランプに装着することができる。この結果、既に使用されているクランプでも、このクランプボルト1を交換するだけで安全な使用が可能になる。
請求項2のごとく、ナット部材2は、棒状又は筒状を成し、前記ボルト部材3のネジ部3Bをネジ止めする雌ネジ部2Aを前記ナット部材2の一端側から内部に形成し、該雌ネジ部2Aで前記ボルト部材のネジ部先端から前記ボルト部材の頭部近傍まで覆うように構成したことで、クランプ使用時において、ボルト部材3のネジ部3Bは露出が少なくなっている。したがって、このネジ部3Bにコンクリートが付着したり、衝撃で変形したりすることも防止でき、クランプの耐久性が向上し、何度でも繰り返して使用することが可能になる。
請求項3のように、前記ナット部材2は円柱状を成し、該ナット部材2の前記本体10側端部に前記本体10の開口部に突設されたボルト連結用突起12に挟持される挟持部2Cを形成し、該挟持部2Cに前記貫通孔2Bを開穿したことで、ナット部材2の強度を高めることができる。この結果、クランプ自体の耐久性能を高め、何度でも繰り返して使用することが可能になる。
本考案によると、クランプボルトの先端部が蓋体から突出せず、しかも、従来から使用されているクランプに装着できる汎用性を有するなどといった当初の目的を達成した。
以下、本考案の実施例を説明する。本考案クランプボルト1は、例えば仮設足場のパイプに固定するクランプに装着されるもので、クランプの基本構成は、従来周知のパイプ連結用として使用されているクランプと同じ構成が採用される。
すなわち、パイプPの側面に当接する本体10と、この本体10の開口部一端に揺動自在に連結された蓋体20とを備え、本体10の他端に突設されたボルト連結用突起12に揺動自在に連結されたクランプボルト1で本体10と蓋体20とを連結するように構成されたクランプである(図2参照)。したがって、このクランプのデザインやサイズ、あるいは使用目的などは従来周知の技術から任意に選択できるものである。
本考案クランプボルト1は、ナット部材2とボルト部材3とで構成されている(図1参照)。ナット部材2は、本体10のボルト連結用突起12に、揺動軸ピン11で揺動自在に連結される部材である(図3参照)。一方、ボルト部材3は、該ナット部材2に長さ調整自在にネジ止めする部材であり、蓋体20の係合突起21に係合する。
ナット部材2は、棒状又は筒状を成す。図示例では、金属製の円柱を加工したものである(図1参照)。また、このナット部材2は金属管を加工して形成するほか、一般的な長ナットを加工して形成することも可能である。したがって、ナット部材2の断面形状も円形の他、四角形や六角形などの多角形状に形成することも可能である。このナット部材2の内部には、雌ネジ部2Aを形成している。この雌ネジ部2Aは、ボルト部材3のネジ部3Bをネジ止めする部位であり、この雌ネジ部2Aでボルト部材のネジ部先端からボルト部材の頭部近傍まで覆うように構成している。すなわち、雌ネジ部2Aはネジ部3Bの保護部としても機能する。
本考案のナット部材2は、揺動軸ピン11によって本体10のボルト連結用突起12に連結されている(図3参照)。従来からあるクランプの本体10には、クランプボルト30の端部を両側面から挟持するボルト連結用突起12が突設されている(図5参照)。そして、このボルト連結用突起12と従来のクランプボルト1とを貫通する揺動軸ピン11により、従来のクランプボルト30が連結されるものである。
本考案のナット部材2は、この揺動軸ピン11を貫通せしめる貫通孔2Bを本体10側の端部に形成している(図1参照)。図示の貫通孔2Bは、挟持部2Cを貫通するもので、この挟持部2Cは、ボルト連結用突起12の間に挟持されるように形成している(図2参照)。
この挟持部2Cは、円柱状の対向する側面を切り欠いて平坦にしたもので、この平坦状の挟持部2Cをボルト連結用突起12相互間に挿入して揺動軸ピン11にて連結するものである(図2参照)。また、ナット部材2を筒体で形成した場合、連結端部を潰すことで挟持部2Cを形成することができるなど任意の挟持部2Cを形成できる。
ボルト部材3は、このナット部材2の雌ネジ部2Aにネジ止めし、ボルト部材3の頭部3Aを蓋体20の係合突起21に係合するように構成している(図4参照)。
従来のクランプは、蓋体20の連結端部にクランプボルト1を係合せしめる係合突起21が設けられている(図5参照)。本考案クランプボルト1は、この係合突起21にボルト部材3の頭部3Aを係合させるものである(図2参照)。図示の頭部3Aには、この係合突起21への係合を確実にするため、係合フランジ3Cが形成されている。
尚、本考案のナット部材2やボルト部材3の構成は図示例に限定されるものではなく、本考案の要旨を変更しない範囲で自由に設計変更できる。
P パイプ
1 クランプボルト
2 ナット部材
2A 雌ネジ部
2B 貫通孔
2C 挟持部
3 ボルト部材
3A 頭部
3B ネジ部
3C 係合フランジ
10 本体
11 揺動軸ピン
12 ボルト連結用突起
13 蓋連結用突起
20 蓋体
21 係合突起
30 クランプボルト
1 クランプボルト
2 ナット部材
2A 雌ネジ部
2B 貫通孔
2C 挟持部
3 ボルト部材
3A 頭部
3B ネジ部
3C 係合フランジ
10 本体
11 揺動軸ピン
12 ボルト連結用突起
13 蓋連結用突起
20 蓋体
21 係合突起
30 クランプボルト
Claims (3)
- パイプの側面に当接する本体と、この本体の蓋連結用突起に揺動自在に連結された蓋体とを備え、本体のボルト連結用突起に揺動自在に連結されたクランプボルトを蓋体の係合突起に係合して本体と蓋体とを連結するように構成されたクランプのクランプボルトにおいて、該クランプボルトは、本体のボルト連結用突起に揺動自在に連結されるナット部材と、該ナット部材に長さ調整自在にネジ止めするボルト部材とで構成され、該ボルト部材の頭部を蓋体の係合突起に係合するように構成したことを特徴とするクランプボルト。
- 前記ナット部材は、棒状又は筒状を成し、前記ボルト部材のネジ部をネジ止めする雌ネジ部を前記ナット部材の一端側から内部に形成し、該雌ネジ部で前記ボルト部材のネジ部先端から前記ボルト部材の頭部近傍まで覆うように構成し、前記本体の開口部他端に設けられた揺動軸ピンに貫通される貫通孔を前記ナット部材の他端側に形成した請求項1記載のクランプボルト。
- 前記ナット部材は円柱状を成し、該ナット部材の前記本体側端部に前記本体の開口部に突設されたボルト連結用突起に挟持される挟持部を形成し、該挟持部に前記貫通孔を開穿した請求項2記載のクランプボルト。
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JP2013003442U JP3185701U (ja) | 2013-06-18 | 2013-06-18 | クランプボルト |
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WO2015107962A1 (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | 株式会社テイエルブイ | センサ固定装置 |
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KR20180103304A (ko) * | 2017-03-09 | 2018-09-19 | 승진산업 (주) | 소방 스프링클러의 리듀서 고정용 브라켓 |
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- 2013-06-18 JP JP2013003442U patent/JP3185701U/ja not_active Expired - Fee Related
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