JP3185668U - 段付ビット用マグネットキャッチ - Google Patents

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耕一 兼古
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株式会社兼古製作所
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Abstract

【課題】ネジの締め付け及び取り外しを行うために使用される複数の寸法の異なる段付ビットを使用中に外れ落ちがなく、確実に固持できる段付ビット用マグネットキャッチを提供する。
【解決手段】段付ビット用マグネットキャッチは可撓アーム4で連結される上ブロック部2及び下ブロック部3からなる同一形状のキャッチブロック1a,1bを組付け固定したものからなり、キャッチブロックには夫々マグネットの収納部や係止爪や係止穴が形成されキャッチブロックは堅く固持される。段付ビットは可撓アームの変形によりその大きさが可変となる収納孔5内に挿入可能であると共に堅く着磁固持される。
【選択図】図6

Description

本考案は、ネジ締めや外しを容易に、かつ確実に行うために段付ビットを着磁固持すると共に径寸法の異なる段付ビットを収納可能にすべく柔軟な可撓アームによる可変の収納孔を有するものからなる段付ビット用マグネットキャッチに関する。
段付ビット6としては、例えば図7の(a),(b)に示すように、その直径の相異するものがあり、図7に示すように直径4.5mmの段付ビット6aのものと5.3mmの段付ビット6bの如きものが一般に使用されている。この2種類(2種類に限定するものではないが)の段付ビット6a,6bを夫々別のマグネットキャッチにより着磁固持することは経済的でなく共通のマグネットキャッチにより着磁固持することが望ましい。
マグネットを用いたビット保持具としては、例えば「特許文献1」に示すものや公知技術ではないが図9,図10に示すものがある。
登録実用新案第3126700号(図1)
「特許文献1」の「登録実用新案第3126700号」の「着磁・脱磁機能を有するマグネットキャッチ」はその(図1)に示すように寸法の異なる工具(6)を収納する多数個の凹部(7)を有するものであるが、これ等の工具(6)を着磁するにはホルダアーム(2),(3)に設けられている異方性マグネット(8)に工具(6)を押し当てることが必要であり、凹部(7)に工具(6)を挿入しても工具(6)が自体が直接着磁されるものではない問題点がある。なお、このものは脱磁機能を有するものであるが特別の形態のものを形成しているものではない。
一方、図9や図10で示しているマグネットキャッチ200及び300は段付ビット6を着磁固持可能な形状のものからなるが複数の段付ビット6を着磁固持出来る形状のものではない。また、後に説明する本考案のように着磁固持している段付ビット6が確実に固持される可能性が高いものではなく、段付ビット6が使用時に外れ落ちる危険性を有する問題点があるものである。
本考案は、以上の問題点を解決すべく考案されたものであり、複数の段付ビットをその1つの収納孔に挿入することにより確実に着磁固持され、使用時において段付ビットの外れ落ちがなく、脱磁も出来る段付ビット用マグネットキャッチを提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために請求項1の考案は、ネジ締め及び緩めを行うための段付ビットを着磁保持及び脱磁するためのマグネットキャッチであって、該マグネットキャッチは互いに係着固持される同一形状の一対の柔軟材からなるキャッチホルダからなり、該キャッチホルダは可撓アームを介して上下に連結される上ブロック部及び下ブロック部から形成され、この上下のブロック部にはマグネットの収納部と係止爪及び係止爪の係着収納される係止穴とを夫々形成するものからなり、前記可撓アームで連結される前記上下のブロック部間には段付ビットの挿入される収納孔が貫通形成するものからなることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記可撓アームは、複数の大きさの前記段付ビットを保持すべく前記収納孔の大きさを可変とする柔軟形状性を形成するものからなることを特徴とする。
本考案の請求項1の段付ビット用マグネットキャッチによれば、段付ビットの挿入されるマグネットキャッチは一対の同一形状のキャッチホルダを係止爪と係止穴を介して堅く嵌着したものからなり、一対のキャッチホルダの分離が全くなく、キャッチホルダに着磁固持されている段付ビットの外れ落ちは全く発生しない。
また、請求項1及び請求項2に示すように収納孔や柔軟性の可撓アームの形成により段付ビットの挿入される収納孔は可変となり複数の段付ビットを確実に着磁固持することが出来る。
本考案の段付ビット用マグネットキャッチの全体構造を示す正面図。 図1のA矢視の側面図。 キャッチホルダの構造を示す正面図。 キャッチホルダの係止爪の形状を説明するための断面図。 係止爪や係止穴やマグネットや収納孔等の形状や配置を示す側断面図。 本考案の段付ビット用マグネットキャッチの斜視図。 2本の段付ビットを示す正面図(a),(b)。 本考案の段付ビットの使用状態を説明するための斜視図。 従来使用されているマグネットキャッチを示す側断面図。 従来使用されているマグネットキャッチを示す側断面図。
以下、本考案の段付ビット用マグネットキャッチの実施の形態を図面を参照して詳述する。
図1及び図6に示すように段付ビット用マグネットキャッチ100は同一形状の一対のキャッチホルダ1a及び1bを係着固定し一体化したものからなる。このキャッチホルダ1a,1bは柔軟性部材、例えば樹脂材から形成されている。
キャッチホルダ1(本実施例では1a,1b)は図1,図2,図3,図5,図6等に示すように上ブロック部2と下ブロック部3とこれ等を連結する可撓アーム4から形成されている。また、図2によく示すように上ブロック部2と下ブロック部3との間には段付ビット6(本実施例では6a,6b)の挿入される収納孔5が形成される。なお、この収納孔5の自由状態における大きさは本実施例では最小径の段付ビット6aがやや堅く挿入される大きさのものからなる。また、可撓アーム4は図2等に示すように収納孔5を拡径可能にする柔軟的な弧形状をしたものからなる。
図3及び図5に示すように上ブロック部2と下ブロック部3にはマグネット7の収納される収納部8と係止爪9と係止爪9が係着収納される係止穴10が夫々形成されている。図4は係止爪9の形状を詳しく示すものである。
以上の構造のキャッチホルダ1a,1bを互いに押圧して組付けると係止爪9が係止穴10に係止されキャッチホルダ1a,1bは堅く固持され互いに分離することが出来ない形状となる。また、収納孔5はマグネット7により磁界を形成するものからなり、この収納孔5に挿入された段付ビット6は着磁されることになる。この着磁作用とキャッチホルダ1a,1bの係止爪9と係止穴10との係着により段付ビット用マグネットキャッチ100に挿入された段付ビット6a,6bは着磁され、かつ固持されて外れ落ちのない状態となる。
また、前記したように、収納孔5は直径の一番小さい段付ビット6aを着磁固持すると共に直径の大きい段付ビット6bが挿入されても可撓アーム4が変形しこれを着磁固持することが出来る。
図8は本考案の段付ビット用マグネットキャッチ100を用いた段付ビット6によるネジ11の締め付け又は取り外し状態を示すものである。
段付ビット6は段付ビット用マグネットキャッチ100に挿入されることにより着磁固持されるためネジ11は段付ビット6に磁着され簡単に落下せず、ネジ11を保持する。そのため段付ビット6を回転させることにより容易に締め付け又は取り外しすることが出来る。この作業中においても前記のように段付ビット6は段付ビット用マグネットキャッチ100に堅く着磁固持されており外れ落ちることは全く発生しない。
なお、着磁された段付マグネット6a,6bは段付ビット用マグネットキャッチ100の外面にこすり当てることにより容易に脱磁される。
本考案の段付ビット用マグネットキャッチ100は以上の内容のものからなるが、その内容は前記のものに限定されるものではなく同一技術的範疇のものが含まれることは勿論である。また、実施例では段付ビット6を大小2本の6a,6bとしたが勿論それに限定するものではない。
本考案の段付ビット用マグネットキャッチ100は種々の形状の段付ビット6に対応することが出来るものであり、段付ビット6以外に対しても適用可能であり、その利用範囲は広い。
1 キャッチホルダ
1a キャッチホルダ
1b キャッチホルダ
2 上ブロック部
3 下ブロック部
4 可撓アーム
5 収納孔
6 段付ビット
6a 段付ビット
6b 段付ビット
7 マグネット
8 収納部
9 係止爪
10 係止穴
11 ネジ
100 段付ビット用マグネットキャッチ
200 マグネットキャッチ
300 マグネットキャッチ

Claims (2)

  1. ネジ締め及び緩めを行うための段付ビットを着磁保持及び脱磁するためのマグネットキャッチであって、該マグネットキャッチは互いに係着固持される同一形状の一対の柔軟材からなるキャッチホルダからなり、該キャッチホルダは可撓アームを介して上下に連結される上ブロック部及び下ブロック部から形成され、この上下のブロック部にはマグネットの収納部と係止爪及び係止爪の係着収納される係止穴とを夫々形成するものからなり、前記可撓アームで連結される前記上下のブロック部間には段付ビットの挿入される収納孔が貫通形成するものからなることを特徴とする段付ビット用マグネットキャッチ。
  2. 前記可撓アームは、複数の大きさの前記段付ビットを保持すべく前記収納孔の大きさを可変とする柔軟性形状を形成するものからなることを特徴とする請求項1に記載の段付ビット用マグネットキャッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112894692A (zh) * 2020-01-21 2021-06-04 铠镁企业有限公司 提供手工具磁性的加磁器
JP2021136330A (ja) * 2020-02-27 2021-09-13 鎧▲び▼企業有限公司 手工具用着磁器
JP7361419B1 (ja) 2022-04-20 2023-10-16 アネックスツール株式会社 軸状部材を着磁させる着磁体

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