JP3185647U - 食品殺菌システム - Google Patents

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清 松本
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奈良 広明
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【課題】食品をパックなしで、加圧しながら内部まで殺菌できる殺菌装置を提供する。
【解決手段】搬入コンベヤ2と、照射室3と、搬出コンベヤ4からなり、照射室3は密閉状態でマイクロ波、又はX線で照射して殺菌する手段と、食品を搬送するコンベヤを備え、食品5を搬入コンベヤ2に載せて、照射室3のコンベヤに搬送して、照射室3の扉を閉めて密閉状態にして、照射室内を加圧しながら、マイクロ波、又はX線で照射して殺菌し、殺菌終了後、扉を開けて、搬出コンベヤ4に食品を移し替えて搬送する。
【選択図】図1

Description

食品をマイクロ波又はX線で殺菌する食品殺菌システムに関する。
従来は、食品をフィルムの容器にいれて、熱湯で20分間浸して、その後、冷却水で冷やして殺菌する方法が主流であった。
特開2012−85548公報
1)食品を殺菌するのに時間がかかる。
2)食品を熱湯に通して殺菌するためには、食品をフィルムで被う必要があり、生の食品を直接熱湯に通して殺菌できなく、食品の内部を殺菌できない。
3)食品をパックしたものでないといけない。
搬入コンベヤ部2と、照射室3と、搬出コンベヤ4からなり、照射室3は密閉状態でマイクロ波、又はX線で照射して殺菌する電磁波照射部33と、食品を搬送するベルトコンベヤ38を備え、食品5を搬入コンベヤ2に載せて、照射室3のベルトコンベヤに搬送して、照射室3の搬入扉と搬出扉を閉めて密閉状態にして、照射室内を加圧しながら、マイクロ波、又はX線で照射して殺菌し、殺菌終了後、搬入扉と搬出扉を開けて、搬出コンベヤ4に食品を移し替えて搬送する食品殺菌システム。
搬入ベルトコンベヤ21、搬出ベルトコンベア41は、照射室の扉が閉じているときに、照射室のベルトコンベヤとは分離されているが、食品を照射室内に搬入、搬出するために、照射室の扉が開くときは、搬入ベルトコンベヤ21と、搬出ベルトコンベア41を、照射室内のベルトコンベヤ38に寄せ、照射室の扉を閉じるときは、搬入ベルトコンベヤ21と、搬出ベルトコンベア41を、照射室内のベルトコンベヤ38から遠ざける方向に移動するようにしたことを特徴とする食品殺菌システム。
照射室は、照射室内コンベヤ駆動部40、電磁波照射部34、加圧調整部37、ベルトコンベヤ38を備え、照射室に食品が搬入されると、搬入扉と搬出扉を閉じて密閉し、加圧調整部37から空気を送り込み加圧し、加圧完了後、電磁波照射部33から、マイクロ波又はX線を照射させ、コンベヤ上の食品を均一に貫通させ、速やかに殺菌することを特徴とする食品殺菌システム。
電磁波照射部が、マイクロ波を照射する機能を有するときは、照射室の上部に反射板35と、下部に下部反射板36を設け、電磁波照射部34から、上部反射板35に向けて照射し、その反射板からの反射で、コンベヤ上の食品を均一に貫通させ、さらに下部反射板36で反射して再度、食品を貫通することにで、速やかに殺菌することを特徴とする食品殺菌システム。
食品をパックなしで、コンベヤで加圧しながら、マイクロ波、又はX線で照射することにより貫通殺菌ができ、殺菌時間の短縮が図れる。
食品殺菌システムの構成 食品殺菌システムの動作(搬入コンベヤに食品を搬入) 食品殺菌システムの動作(照射室に搬入) 食品殺菌システムの動作(照射室を閉じる) 食品殺菌システムの動作(照射室から搬出) 食品殺菌システムの動作(搬出コンベヤで食品を搬出)
本考案は、コンベヤに食品を載せて、その食品を照射室に搬送して、密閉状態で加圧してマイクロ波又はX線で殺菌し乾燥する食品殺菌システムである。
図1に食品殺菌システムの構成を示す。
食品殺菌システム1は、搬入コンベヤ2と、照射室3と、搬出コンベヤ4からなり、食品5を搬入コンベヤ2に載せて、照射室3の搬入扉32を開けて、照射室3に搬送する。照射室3の搬入扉32と搬出扉33を閉めて密閉状態にして、照射室内を加圧して、食品にマイクロ波、又はX線で照射して殺菌させる。殺菌が終了すると減圧して照射室3の搬出扉33を開けて、搬出コンベヤ4に食品を移し替えて、出口に搬送するものである。
搬入コンベヤ2は、搬入ベルトコンベヤ21、搬入コンベヤ駆動部22、搬入コンベヤ前進・後退駆動部23から構成される。照射室の搬入扉32が開いた状態で、搬入ベルトコンベヤ2に載せた食品を照射室3に搬送する。食品を照射室3に搬送するときは、照射室3の搬入扉32が開いた状態で、搬入コンベヤ2を、照射室内のベルトコンベヤ38を近接させるため、搬入コンベヤ前進・後退駆動部23により、搬入コンベヤ2を前進させ、照射室内のベルトコンベヤ38に寄せて、ベルトコンベヤ38に食品を移し替えて搬送する。食品が照射室内に収まると搬送を停止させる。
次に、照射室3でマイクロ波又はX線を照射するためには、照射室の搬入扉と搬出扉を閉じる。搬入扉を閉じるために、搬入コンベヤ前進・後退駆動部23により、搬入ベルトコンベヤ21を後進させ、照射室から遠ざかる方向に移動させる。
照射室3は、照射箱31、搬入扉32、搬出扉33、電磁波照射部34、上部反射板35、下部反射板36、加圧調整部37、ベルトコンベヤ38、反射板扉駆動部39、コンベヤ駆動部40から構成される。照射室に、搬入コンベヤ2から、照射室内のベルトコンベヤ38に食品が搬入されると、搬入扉32と搬出扉33が下降して閉じて密閉される。搬入扉32と搬出扉33は空気が漏れないようにパッキングされている。
電磁照射部34が、マイクロ波を照射する場合について述べる。加圧調整部37から空気を送り込み加圧する。一定圧力に達して加圧が完了すると、電磁波照射部34から、上部反射板35に向けて照射し、その反射板からの反射で、ベルトコンベヤ38上の食品を均一に貫通させ、さらに下部反射板36で反射して再度、食品を貫通することで、速やかに加熱殺菌する。殺菌するとともに同時に乾燥される。電磁波照射部34が、X線を照射する機能を有する場合は、上部反射板35、下部反射板36を設けることなく、食品に直接照射する。
搬出コンベヤ4は、搬出ベルトコンベヤ41、搬出コンベヤ駆動部42、搬出コンベヤ前進・後退駆動部43から構成される。照射室で食品の殺菌が完了すると、照射室の搬出扉33を開ける。搬出ベルトコンベヤ41と、照射室のベルトコンベヤ38は照射室の版入扉、搬出扉が閉じているときは分離されているので、照射室の扉を開けた後、照射室のベルトコンベヤ38の食品を、搬出ベルトコンベヤ41に食品を移し替えて、搬送するために、搬出コンベヤ前進・後退駆動部43を駆動して、搬出ベルトコンベヤ41を前進さて、照射室内のベルトコンベヤ38に寄せる。その後、照射室内のコンベヤ駆動部40、搬出ベルト駆動部42を駆動して、コンベヤを動かし食品を出口に搬送する。
以下、図2から図6は、食品殺菌システムの動作で、図2は食品を搬入ベルトコンベヤにおいた状態、図3は、照射室に食品を搬入する状態、図4は照射室でマイクロ波等で食品を照射する状態、図5は、照射室から搬出する状態、図6は搬出コンベヤで食品を搬出する状態である。
図2は、照射いつに食品を搬入する状態で、搬入コンベヤに食品を載せた状態である、斜線で示す搬入扉32と搬出扉33は閉まっている。
図3は、照射室に搬入する状態で、搬入扉と搬出扉が開き、搬入ベルトコンベヤ21と搬出ベルトコンベヤ41が、照射室内にベルトコンベヤ38に寄り、ベルトコンベヤが回転し、食品5を照射室内にベルトコンベヤ38に搬送する状態である。
図4は、食品が照射室内にはいって、搬入扉32と搬出扉33が下降し閉じて密閉され、加圧調整部37より空気を注入し加圧後、照射する状態である。搬入扉32と搬出扉33が下降できるように、搬入ベルトコンベヤ21と搬出ベルトコンベヤ41が、夫々外方向に移動し、照射室内のベルトコンベヤ38から分離される。
図5は、照射室から搬出する状態で、照射室内のベルトコンベヤ38が、食品5を中央に搬送する。
図6は、搬出コンベヤ4で、搬入扉32と搬出扉33が開き、搬入ベルトコンベヤ21と搬出ベルトコンベヤ41が、照射室内のベルトコンベヤ38に寄り、搬出ベルトコンベヤ41が回転し、食品5を搬出する。
食品をパックなしで、コンベヤで加圧しながら、マイクロ波、又はX線で照射することにより、貫通殺菌ができ、殺菌時間の短縮がはかれる殺菌装置を提供する。
1 食品殺菌システム
2 搬入コンベヤ
21 搬入ベルトコンベヤ
22 搬入コンベヤ駆動部
23 搬入コンベヤ前進・後退駆動部
3 照射室
31 照射箱
32 搬入扉
33 搬出扉
34 電磁波照射部
35 上部反射板
36 下部反射板
37 加圧調整部
38 ベルトコンベヤ
39 反射板扉駆動部
40 コンベヤ駆動部
4 搬出コンベヤ
41 搬出ベルトコンベヤ
42 搬出コンベヤ駆動部
43 搬出コンベヤ前進・後退駆動部
5 食品

Claims (4)

  1. 搬入コンベヤ部2と、照射室3と、搬出コンベヤ4からなり、照射室3は密閉状態でマイクロ波、又はX線で照射して殺菌する電磁波照射部33と、食品を搬送するベルトコンベヤ38を備え、食品5を搬入コンベヤ2に載せて、照射室3のベルトコンベヤに搬送して、照射室3の搬入扉と搬出扉を閉めて密閉状態にして、照射室内を加圧しながら、マイクロ波、又はX線で照射して殺菌し、殺菌終了後、搬入扉と搬出扉を開けて、搬出コンベヤ4に食品を移し替えて搬送する食品殺菌システム。
  2. 搬入ベルトコンベヤ21、搬出ベルトコンベア41は、照射室の扉が閉じているときに、照射室のベルトコンベヤとは分離されているが、食品を照射室内に搬入、搬出するために、照射室の扉が開くときは、搬入ベルトコンベヤ21と、搬出ベルトコンベア41を、照射室内のベルトコンベヤ38に寄せ、照射室の扉を閉じるときは、搬入ベルトコンベヤ21と、搬出ベルトコンベア41を、照射室内のベルトコンベヤ38から遠ざける方向に移動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の食品殺菌システム。
  3. 照射室は、コンベヤ駆動部40、電磁波照射部34、加圧調整部37、ベルトコンベヤ38を備え、照射室に食品が搬入されると、搬入扉と搬出扉を閉じて密閉し、加圧調整部37から空気を送り込み加圧し、加圧完了後、電磁波照射部33から、マイクロ波又はX線を照射させ、コンベヤ上の食品を均一に貫通させ、速やかに殺菌することを特徴とする請求項1記載の食品殺菌システム。
  4. 電磁波照射部が、マイクロ波を照射する機能を有するときは、照射室の上部に反射板35と、下部に下部反射板36を設け、電磁波照射部34から、上部反射板35に向けて照射し、その反射板からの反射で、コンベヤ上の食品を均一に貫通させ、さらに下部反射板36で反射して再度、食品を貫通することにで、速やかに殺菌することを特徴とする請求項1に記載の食品殺菌システム。
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