JP3185444U - 2足ぬいぐるみ - Google Patents
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Abstract
【課題】人気キャラクターや動物等を模った2足ぬいぐるみにおいて、特に所望のポーズを実現しつつ2足で自立させることが可能な2足ぬいぐるみを提供する。
【解決手段】変形自在な骨組3と、骨組3が内蔵された2足のぬいぐるみ本体2と、ぬいぐるみ本体2の2足の底面を形成する板状体4とを備え、ぬいぐるみ本体2は、骨組3を所望の形状に変形させることにより好みのポーズで安定させつつ、板状体4を介して載置面上に2足で自立可能とされていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】変形自在な骨組3と、骨組3が内蔵された2足のぬいぐるみ本体2と、ぬいぐるみ本体2の2足の底面を形成する板状体4とを備え、ぬいぐるみ本体2は、骨組3を所望の形状に変形させることにより好みのポーズで安定させつつ、板状体4を介して載置面上に2足で自立可能とされていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本考案は、人気キャラクターや動物等を模ったぬいぐるみに関し、特に所望のポーズを実現しつつ2足で自立させる上で好適な2足ぬいぐるみに関する。
ぬいぐるみは、例えば人気キャラクターや動物等を模った布製玩具の一種であって、所定形状に裁断した複数の布地の縁部同士を縫い合わせて袋状にし、内部に中綿材を充填して作成したものである。
一般にぬいぐるみは完成品として提供されるため、遊戯者が自分の好みに応じてポーズを変えてそのままの状態で安定させることができなかった。このため、遊戯者によるぬいぐるみのポーズ創作の楽しみを満足させるものではなかった。
このため、従来においてぬいぐるみのポーズを安定させることが可能な技術も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1の開示技術では、胴体部、頭部、一対の腕部及び一対の脚部と、ユニットを分離して構成し、互いのユニットを接合具を介して回動可能に接合している。このため、頭、腕及び脚その他の可動部の回動姿勢を一定に保持できるので、ポーズを安定して保持することができる。
しかしながら、上述した特許文献1の開示技術では、頭、腕、脚等の形状がユニットとして固定されている。このため、腕や足等を細かいピッチで所望の形状に変形させることができず、ぬいぐるみが実現可能なポーズのバリエーションが限定されてしまうという問題点があった。また、近年の人気キャラクターは、2足である場合が多いが、2足で安定して立設させつつ、細かいピッチで所望のポーズを実現できるぬいぐるみに対する購買者のニーズは依然として高い。
そこで、本考案は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、人気キャラクターや動物等を模った2足ぬいぐるみにおいて、特に所望のポーズを実現しつつ2足で自立させることが可能な2足ぬいぐるみを提供することにある。
請求項1記載の2足ぬいぐるみは、変形自在な骨組と、上記骨組が内蔵された2足のぬいぐるみ本体と、上記ぬいぐるみ本体の2足の底面を形成する板状体とを備え、上記ぬいぐるみ本体は、上記骨組を所望の形状に変形させることにより好みのポーズで安定させつつ、上記板状体を介して載置面上に2足で自立可能とされていることを特徴とする。
請求項2記載の2足ぬいぐるみは、請求項1記載の考案において、上記ぬいぐるみ本体は、上記板状体の上側に樹脂製のペレットを積層させてなることを特徴とする。
請求項3記載の2足ぬいぐるみは、請求項1又は2記載の考案において、上記骨組は、互いに所望の方向に可動自在な複数の節が連結されてなることを特徴とする。
遊戯者が自分の好みに応じてポーズを変えるべく、ぬいぐるみ本体の頭部、腕部、足部を動かす。その結果、内部の骨組がかかる遊戯者の操作に応じて可動して安定する結果、ぬいぐるみ本体もこの骨組の変化後の形状に応じて変化し、安定することになる。
また、この状態においても、足部の底面には板状体が設けられていることから、板状体を介して載置面上に2足で安定した状態で自立できるようになっている。一方、本考案によれば、足部の底面を無理に広くすることなく、バランスを取ることができることから、元々足部の底面が広くないキャラクターをぬいぐるみ化する上でも違和感無く実現できる。
このように本考案によれば、互いに所望の方向に可動自在な複数の節が連結されてなることで、骨組全体としては細かいピッチで可動させることができることから、遊戯者の好みに応じたきめ細かいポーズに対応することが可能となる。このため、様々なポーズのバリエーションにも対応することができ、ぬいぐるみによる遊戯の幅を広げることが可能となる。
また、本考案によればこのようなポーズの多様なバリエーションを安定した状態で実現させつつ、2足による立設も安定して行うことができる。近年の人気キャラクターは、2足である場合が多いが、このような人気キャラクターをぬいぐるみ化する上でも、好みのポーズを取らせつつ2足の立設を安定して実現できる。しかも足部が長いキャラクターであっても、かかる骨組と板状体からなる構成により、これらを実現することが可能となる。
以下、本考案を適用した2足ぬいぐるみについて図面を参照しながら詳細に説明をする。
図1(a)は、本考案を適用した2足ぬいぐるみ1の外観形状を、図1(b)は、本考案を適用した2足ぬいぐるみ1の内部構成を示している。2足ぬいぐるみ1は、ぬいぐるみ本体2と、このぬいぐるみ本体に内蔵された骨組3と、ぬいぐるみ本体の底面を形成する板状体4とを備えている。
ぬいぐるみ本体2は、少なくとも胴体部21と、この胴体部21から下向きに2本に亘り延長されている足部22とを有している。ちなみに、このぬいぐるみ本体2が人間のキャラクターを模ったものであれば、胴体部21に対して頭部23と腕部24が設けられるのが通常であるが、人間のキャラクター以外の動物を模ったものであれば、必ずしも頭部23、腕部24の構成は必須ではない。但し、以下の例では、2足の動物のキャラクターをぬいぐるみ本体2に模った場合を例にとり説明をする。
ぬいぐるみ本体2は、キャラクターの形状に応じて裁断した複数の布地2a同士を縫い合わせて袋状にし、この袋状の布地2aの内部に骨組み3を内蔵するとともに、当該内部に中綿材を充填して製作されている。
骨組3は、例えば2足の動物のキャラクターをぬいぐるみ本体2に模った場合には、図1(b)に示すように胴体部21、足部22、頭部23、腕部24それぞれに対して骨組3を伸長させてなり、これを実現するために途中で分岐されている。骨組3は、ぬいぐるみ本体2の形状に応じて分岐されているものであれば、その具体的な形状はいかなるものであってもよい。骨組3は、変形自在な構成とされていればいかなる部材で構成されていてもよい。ここでいう骨組3の変形は、あくまで変形後の状態が安定して保持できることを意味しており、折り曲げて手を離すと元に戻るような単なる弾性変形を意味するものではない。このような骨組3の例としては、例えば折り曲げることで塑性変形してその後の状態が安定して保持される針金で構成されていてもよいし、図2に示すような複数の節31を連結させて構成するようにしてもよい。
骨組3は、節31aと節31bとを互いに連結させることで構成されてなる。1つの節31は、嵌合凸部32と嵌合凹部33とから構成される。図2(a)に示すように、節31bにおける嵌合凸部32bを、節31aにおける嵌合凹部33aに嵌合させることにより、図2(b)に示すように互いに嵌合されることになる。そして、互いに嵌合された節31aと節31bとは、互いに任意の方向に、任意の角度に亘り可動することができる。また節31aと節31bとは、可動後の状態を安定して保持できる。このような節31を多数個に亘り連続的に接続することで、可動自在な骨組3を形成することが可能となる。ちなみに、骨組3の分岐点を構成する節31については、嵌合凸部32又は嵌合凹部33の数を増加させることで、3以上の節31と連結することが可能となる。
なお骨組3は、このような節31を連結することで構成されることから、各節31間において自在に任意の方向へ変形できるため、骨組3全体としては細かいピッチで可動させることができる。
板状体4は、例えばプラスチック等の樹脂からなる板で構成される。この板状体4は、足部22の底面に対応する位置に配設される。本考案においては、あくまでぬいぐるみ本体2は2足の足部22で構成されることから、かかる2足の足部22の底面に2箇所に亘り配設される。なお、この板状体4の表面は、ぬいぐるみ本体2の布地2aに被覆されることから直接外部に露出しないが、これに限定されるものではない。ぬいぐるみ本体2の布地2aを足部22底面部分のみ開放して、板状体4であたかも蓋をするようにして当該布地2aに取り付けることで、これを直接外部に露出させるようにしてもよい。板状体4は骨組3に対して結合されていてもよいし、互いに離間していてもよい。また板状体4は、平面状とされている場合に限定されるものではなく、側面視において下面が凸となるように、又は凹となるような曲面で構成されていてもよい。
なお図3に示すように、この板状体4の上側に樹脂製のペレット41を積層させるようにしてもよい。このペレット41は、ぬいぐるみ本体2の足部22において、ちょうど板状体4の上側に積層させるようにして充填される。このようなペレット41を充填しておくことにより、ぬいぐるみ本体2の重心をより足部22の下側へと移動させることができ、安定した立設を実現できる。ちなみにこのペレット41は、ガーゼ45により被包されていてもよいが、特に何らかの物体で被包されていることは限定されるものではないことは勿論である。
次に、本考案の作用効果について説明をする。遊戯者が自分の好みに応じてポーズを変えるべく、ぬいぐるみ本体2の頭部23、腕部24、足部22を動かす。その結果、図4に示すように、内部の骨組3がかかる遊戯者の操作に応じて可動して安定する結果、ぬいぐるみ本体2もこの骨組3の変化後の形状に応じて変化し、安定することになる。
また、この状態においても、足部22の底面には板状体4が設けられていることから、板状体4を介して載置面上に2足で安定した状態で自立できるようになっている。特に板状体4の上層にペレット41を積層させておくことで重心が下側に移動し、より安定した状態で2足による立設を実現できる。また足部22の底面が広くなるような形状とすることで板状体4の面積を大きく取ることができ、これによりさらに安定した状態で2足による立設を実現できる。一方、本考案によれば、足部22の底面を無理に広くすることなく、バランスを取ることができることから、元々足部22の底面が広くないキャラクターをぬいぐるみ化する上でも違和感無く実現できる。
このように本考案によれば、互いに所望の方向に可動自在な複数の節31が連結されてなることで、骨組3全体としては細かいピッチで可動させることができることから、遊戯者の好みに応じたきめ細かいポーズに対応することが可能となる。このため、様々なポーズのバリエーションにも対応することができ、ぬいぐるみによる遊戯の幅を広げることが可能となる。
また、本考案によればこのようなポーズの多様なバリエーションを安定した状態で実現させつつ、2足による立設も安定して行うことができる。近年の人気キャラクターは、2足である場合が多いが、このような人気キャラクターをぬいぐるみ化する上でも、好みのポーズを取らせつつ2足の立設を安定して実現できる。しかも足部22が長いキャラクターであっても、かかる骨組3と板状体4からなる構成により、これらを実現することが可能となる。
なお、本考案によれば、上述した構成に限定されるものではない。2足で立設する代わりに2腕で逆立ちして立設するような形状においても、同様の技術思想の下で実現できることは勿論である。かかる場合には、上述した本考案の構成を維持しつつ、足部22を外観上腕にすればよい。
2 ぬいぐるみ本体
2a 布地
3 骨組
4 板状体
21 胴体部
22 足部
23 頭部
24 腕部
31 節
32 嵌合凸部
33 嵌合凹部
41 ペレット
2a 布地
3 骨組
4 板状体
21 胴体部
22 足部
23 頭部
24 腕部
31 節
32 嵌合凸部
33 嵌合凹部
41 ペレット
Claims (3)
- 変形自在な骨組と、
上記骨組が内蔵された2足のぬいぐるみ本体と、
上記ぬいぐるみ本体の2足の底面を形成する板状体とを備え、
上記ぬいぐるみ本体は、上記骨組を所望の形状に変形させることにより好みのポーズで安定させつつ、上記板状体を介して載置面上に2足で自立可能とされていること
を特徴とする2足ぬいぐるみ。 - 上記ぬいぐるみ本体は、上記板状体の上側に樹脂製のペレットを積層させてなること
を特徴とする請求項1記載の2足ぬいぐるみ。 - 上記骨組は、互いに所望の方向に可動自在な複数の節が連結されてなること
を特徴とする請求項1又は2記載の2足ぬいぐるみ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013003207U JP3185444U (ja) | 2013-06-06 | 2013-06-06 | 2足ぬいぐるみ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160325193A1 (en) * | 2015-02-13 | 2016-11-10 | Elaine Stewart | PLUSH STANDING DOLL and BACKPACK DOLLHOUSE |
JP2018063454A (ja) * | 2013-03-13 | 2018-04-19 | リコーイメージング株式会社 | 撮影装置、撮影方法、撮影制御システム及び撮影制御方法 |
CN108499130A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-09-07 | 麦迪泰迪国际有限公司 | 玩具骨架 |
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2013
- 2013-06-06 JP JP2013003207U patent/JP3185444U/ja not_active Expired - Fee Related
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US20160325193A1 (en) * | 2015-02-13 | 2016-11-10 | Elaine Stewart | PLUSH STANDING DOLL and BACKPACK DOLLHOUSE |
US10421024B2 (en) * | 2015-02-13 | 2019-09-24 | Elaine Stewart | Plush standing doll and backpack dollhouse |
CN108499130A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-09-07 | 麦迪泰迪国际有限公司 | 玩具骨架 |
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