JP3185285U - ビールサーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】サーバーからビール注出中にジョッキなどがガス泡で満杯になって吹き出す、いわゆる噴きこぼれ状態を防止可能なビールサーバーを提供する。
【解決手段】ビール樽BC内のビールを炭酸ガスとビールホースBHを介してビールサーバー100に圧送し、前記ビールサーバー100に備えられた冷却装置10でビールを冷却する前記ビールサーバー100において、前記ビール樽BCから前記冷却装置10にビールを供給する前記ビールホースBHを流れるビールの供給状態を視認できる視認手段を設けている。
【選択図】図1

Description

本考案は、ビールサーバーに関する。より詳しくは、樽詰めのビールを炭酸ガスによって圧送し、タップを引いて冷却された生ビールをジョッキ、グラスなどに注入する樽詰生ビール用のディスペンサー(以下、ビールサーバーという)に関する。
従来より、飲食店などにおけるビールサーバーを用いた顧客への生ビールの提供は、樽詰めされた生ビールの樽内に1〜3気圧の炭酸ガスを送り、生ビールは、そのガス圧でビールホースを介してサーバー内の冷却装置に送入して約3℃〜5℃に冷却し、タップを開栓してジョッキなどに注ぐようになっているものやサーバーの下方が冷蔵庫になっていて、そこに保管されているビール樽からビールホース内を通ってタップからジョッキに注ぐようになっているものなどがある。
しかるに、ビール樽内の生ビールが無くなったとき、店員などの注ぎ手がこれを判らないままにタップを操作した場合に、注ぎ口からビールが突然にガス泡状となって吹き出し、ビール全てが泡状化し、元の状態になるのにはかなりの時間を要する。そのために顧客へのビールの提供が遅くなるので、ビール注文客はいらいらして不愉快な気持ちになるのみならず、ビールの風味が落ちて飲食店としてもマイナスイメージをもたれ、ひいては客ばなれの一因ともなりかねない。
上記のような吹き出し(噴きこぼれ)を防止するために、例えば、特許文献1(第1頁、図1参照)及び特許文献2などが提案されている。特許文献1の「飲料自動注出装置」には、ビールホースにビール残量や泡を検知する飲料切れを検知する飲料切れセンサが設けられ、樽切れを感知する。飲料切れセンサが飲料切れを検知するとマイクロコンピュータによりコック駆動装置、電気制御回路が注出コックの弁を閉止するように制御する技術が開示されている。また、特許文献2の「生ビール樽残量検知装置」には、生ビール樽の流出口に、ビールの残量を検知するセンサが設けられ、最後のビールがホースのセンサ部を通過して時点で、センサのスイッチがオンとなり、電気回路の制御により警報機が作動される技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2で開示された技術は、センサやマイクロコンピュータ、制御装置、配線等を設けるためにコスト高となっているという不都合があり、実用化していないのが現状である。
さらに、上記の特許文献1及び特許文献2の不具合を改善することを課題、すなわち、構成が簡素でコストがかかることなく、確実に樽切れを感知できるホース視認ホルダおよびこれを備えたビールサーバーの提供を目的とする、特許文献3の「ホース視認ホルダおよびこれを備えたビールサーバー」が提案されている。その解決手段は、ビールが収容されるビール樽からビールを容器に注ぐビールサーバーへビールを供給する透明又は半透明なビールホースを保持するとともに視認するためのホース視認ホルダであって、前記ビールホースの背景として配置される暗色をもつホース背景部と、前記ビールホースを保持するホース保持部とを有しているとし、そのホース視認ホルダを備えるビールサーバーである、としている。
しかし、一般的に飲食店などにおいては、ビールサーバーや関連器具のビール樽、ガスボンベ、各種ホースなどは、店内の狭小なスペースに収納されており、これらの器材が飲食店などの店員やビール、ガスボンベ納入業者などの足や手に引っかかって負傷するという安全上の問題がある。
特開2008−222267号公報 実用新案登録第3091419号公報 特開2012−224385号公報
○本考案が解決しようとする第1課題
本考案が解決しようとする第1課題は、サーバーからビール注出中にジョッキなどにガス泡が吹き出す状態を防止可能なビールサーバーを提供することである。
○本考案が解決しようとする第2課題
本考案が解決しようとする第2課題は、サーバーからジョッキなどに注入中のビールを捨てることなく、新しい樽詰めのビールを注ぎ足しても風味が落ちないビールサーバーを提供することである。
○本考案が解決しようとする第3課題
本考案が解決しようとする第3課題は、噴きこぼれのない低コストで製作可能なビールサーバーを提供することである。
課題を解決するための手段は、本願の[実用新案登録請求の範囲]の各請求項に記載の考案である。
実用新案登録請求の範囲、明細書、図面などの用語の解釈上の疑義を解消すべく、以下用語の説明を行うこととする。

<用語の説明>
○ビールサーバーとは、樽詰めされた生ビールをジョッキ、グラス又はマグカップなどに注ぐ機器をいう。ビアサーバー又はビールディスペンサーともいう。
樽内の生ビールをガスボンベに充填された1.0〜3.0気圧の炭酸ガスでガスホースを介して冷却機器に送入し、サーバー本体部のタップを引いてジョッキなどに生ビールと少量の泡を注いで顧客などに提供する。

〇冷却装置とは、ビールサーバーの上方に備えられ、ガスボンベの炭酸ガスとビールホースを介して圧送された樽内のビールを冷却する装置をいう。ビールを冷却する冷却水を貯える冷却槽が設けられており、冷却槽内には、コイル状の金属管部材よりなる飲料冷却管が配設され冷却水に浸漬されている。ビール冷却管は、管内を通過するビールを冷却槽内の冷却水と熱交換することで冷却するものである。

〇ビールホースとは、ビール樽と冷却装置に備えられた冷却槽を連通するビール供給手段で、基本的には透明な樹脂材、例えば塩化ビニール、ポリエチレンテレフタートなどからなり、少なくともホース内を流れるビールの状態を視認可能な透明性を有する。

〇視認手段とは、ビールを供給するビールホース内を流れるビールの供給状態を視認するための技術的な手だて、方法などをいう。

〇開口部とは、サーバー本体部の一部に設けられた切欠部をいう。

〇吹き出し(噴きこぼれ)とは、樽内のビールが無くなったとき、タップからガスが吹き出て注入途中のビールが泡状化(ガス泡)する現象をいう。

〇タップとは、注出コックともいう。サーバー本体部の前面に取り付けられ、冷却機器で冷やされたビールをジョッキなどに注ぎ入れるためのレバーである。

〇硬質透明材料とは、サーバー本体部を形成する素材で、例えば、アクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタート又は強化ガラスが好適に選択される。

〇強化ガラスとは、焼き入れや表面処理などの方法によって、板ガラスの強度を増したガラスをいう。

課題を解決するための手段は、本願の実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の考案であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。

○第1の考案(請求項1に記載の考案)
上記の課題を解決するための第1の考案(請求項1に記載の考案)は、ビール樽(BC)内のビールを炭酸ガスとビールホース(BH)を介してビールサーバー(100)に圧送し、前記ビールサーバー(100)に備えられた冷却装置(10)でビールを冷却する前記ビールサーバー(100)において、前記ビール樽(BC)から前記冷却装置(10)にビールを供給する前記ビールホース(BH)を流れるビールの供給状態を視認できる視認手段を設けていることを特徴とするビールサーバー(100)である。
○第2の考案(請求項2に記載の考案)
上記の課題を解決するための第2の考案(請求項2に記載の考案)は、前記視認手段が前記ビールサーバー(100)における本体部(20)の前面板(21)又は/及び全体が硬質の透明材料で形成されていることを特徴とした請求項1に記載のビールサーバー(100)である。
○第3の考案(請求項3に記載の考案)
上記の課題を解決するための第3の考案(請求項3に記載の考案)は、前記視認手段が前記ビールサーバー(100)における本体部(20)の前面板の一部に開口部(22)が設けられていることを特徴とした請求項1又は請求項2の何れかに記載のビールサーバー(100)である。
○第4の考案(請求項4に記載の考案)
上記の課題を解決するための第4の考案(請求項4に記載の考案)は、前記開口部(22)の寸法は長さ(L)が約10〜20cm、巾(D)が約1〜5cmであり、前記開口部(22)は垂直状、水平状、傾斜状、曲線状又はそれらの組み合わせとからなることを特徴とした請求項1又は請求項2の何れかに記載のビールサーバー(100)である。
○第5の考案(請求項5に記載の考案)
上記の課題を解決するための第5の考案(請求項5に記載の考案)は、前記本体部(20)における不透明な前面板(21)の一部に長さ(L)が約10〜20cm、巾(D)が約1〜5cmの開口部(22)を設けるか、又は該開口部(22)の裏面に透明板(AB)を装着したことを特徴とした請求項1に記載のビールサーバー(100)である。
○第6の考案(請求項6に記載の考案)
上記の課題を解決するための第6の考案(請求項6に記載の考案)は、前記透明材料がアクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタート又は強化ガラスであることを特徴とした請求項2に記載のビールサーバー(100)である。
本考案に係る、ビールサーバー(100)は、上記のような特徴的構成用件から構成され、特徴的構成要件に応じた、以下のような本願考案特有の効果を奏する。
また、上記の各考案に応じた、上記のような特徴的構成要件から構成されたビールサーバー(100)によれば、本願考案の課題を十分解消することができた。
○第1の考案の効果
第1の考案によれば、ビール樽(BC)内のビールを炭酸ガスとビールホース(BH)を介してビールサーバー(100)に圧送し、前記ビールサーバー(100)に備えられた冷却装置(10)でビールを冷却する前記ビールサーバー(100)において、前記ビール樽(BC)から前記冷却装置(10)にビールを供給する前記ビールホース(BH)を流れるビールの供給状態を視認できる視認手段を設けていることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第2の考案の効果
第2の考案によれば、前記視認手段が前記ビールサーバー(100)における本体部(20)の前面板(21)又は/及び全体が硬質の透明材料で形成されていることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第3の考案の効果
第3の考案によれば、前記視認手段が前記ビールサーバー(100)における本体部(20)の前面板の一部に開口部(22)が設けられていることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第4の考案の効果
第4の考案によれば、前記開口部(22)の寸法は長さ(L)が約10〜20cm、巾(D)が約1〜5cmであり、前記開口部(22)は垂直状、水平状、傾斜状、曲線状又はそれらの組み合わせとからなることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第5の考案の効果
第5の考案によれば、前記本体部(20)における不透明な前面板(21)の一部に長さ(L)が約10〜20cm、巾(D)が約1〜5cmの開口部(22)を設けるか、又は該開口部(22)の裏面に透明板(AB)を装着したことを特徴とする構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第6の考案の効果
第6の考案によれば、前記透明材料がアクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタート又は強化ガラスであることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
以下、本考案に係る、ビールサーバー(100)に関する最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本考案に係る、ビールサーバーの全体を模式的に示した一部切欠斜視図である。
図2は、同、本体部(20)における上部の正面図である。
図3は、同、本体部(20)における上部の前面板(21)の右側に垂直状の開口部(22)を設けた正面図である。
図4は、同、本体部(20)における上部の前面板(21)の左側に垂直状の開口部(22)を設けた正面図である。
図5は、同、本体部(20)における上部の前面板(21)に水平状の開口部(22)を設けた正面図である。
図6は、同、本体部(20)における不透明な前面板(21)に開口部を設け、かつ開口部の裏面に透明板を取り付けた状態の正面図である。

以下、本考案に係る、ビールサーバー(100)について、図面を参照しながら説明する。
11111**************************************************
図1は、本考案に係る、ビールサーバー(100)を示している。ビールサーバー(100)は、冷却装置(10)、函状の本体部(20)、本体部(20)の一部である前面板(21)と、該前面板(21)のほぼ中央に取り付けられるタップ(22)を、主な構成部材としている。(25)はビール収蔵庫で、(BC)はビール樽で、(GB)は炭酸ガスボンベ、(BH)はビールホース又はビールパイプ、(GH)はガスホース又はガスパイプである。ビールホース(BH)の一端(BHa)は、ビール樽(GB)の頂部に取り付けられ、他端(BHb)は、冷却槽(11)に連通している。炭酸ガスボンベ(GB)のガスホース(GH)先端部(GHa)は、ビール樽(GB)の頂部に取り付けられ、ガスボンベ(GB)内に充填された1〜3気圧の炭酸ガスで樽(GB)内のビールをビールホース(BH)を介して冷却装置(10)に圧送する。冷却装置(10)は、ビールを冷却する冷却水(W)を貯える冷却槽(11)が設けられており、冷却槽(11)内には、コイル状の金属管部材よりなる冷却管(12)が配設され冷却水(W)に浸漬されている。冷却管(12)は、管内を通過するビールを冷却槽(11)内の冷却水(W)と熱交換することで冷却するようになっている。ビールサーバー(100)の本体部(20)の前面板(21)又は本体部(20)の全体は、図1に図示するように透明であり、かつビールホース(BH)も透明体であり、ビール樽(BC)から冷却装置(10)に供給されるビールの状態は、タップ(13)を操作する店員などが常時視認できるようになっている。
○第1の考案の効果・第1の考案によれば、ビール樽(BC)内のビールを炭酸ガスとビールホース(BH)を介してビールサーバー(100)に圧送し、前記ビールサーバー(100)に備えられた冷却装置(10)でビールを冷却する前記ビールサーバー(100)において、前記ビール樽(BC)から前記冷却装置(10)にビールを供給する前記ビールホース(BH)を流れるビールの供給状態を視認できる視認手段を設けていることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
22222**************************************************
図1に示すように、ビールサーバー(100)における本体部(20)の前面板(21)又は/及び全体は、硬質の透明材料、例えば、アクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタート又は焼き入れや表面処理などの方法によって、板ガラスの強度を増したガラス、いわゆる強化ガラスなどから好適に選択されるものである。ビールホース(BH)の他端(BHb)が冷却槽(11)に連通する前面板(21)の一部に透明板(24)を装着することにより、タップ(13)の右側(図示を省略したが、ビールホース(BH)の他端(BHb)が左側のときは左側に透明板(24)を装着)を上昇するビールと泡の状態を的確に視認することができる。ビール樽(GB)内のビールがなくなるとビールホース(BH)を通過する泡が次第に増えるので、タップを操作する店員などはタップ操作を中止して、ビール樽(GB)を新規のものと交換し、ビールホース(BH)の一端(BHa)と、ガスホース(GH)先端部(GHa)は、新規のビール樽(GB)の頂部に取り付けられ、新しいビールは冷却槽(11)に供給、瞬間冷却されてビールの注文者に提供される。
○第2の考案の効果・第2の考案によれば、前記視認手段が前記ビールサーバー(100)における本体部(20)の前面板(21)又は/及び全体が硬質の透明材料で形成されていることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
33333**************************************************
図3に示すように、ビールホース(BH)の他端(BHb)が冷却槽(11)に連通する前面板(21)の前面板の一部に開口部(22)を設けることにより、店員などはタップ(13)を操作しながら、常にタップ(13)の右側を上昇するビールホース(BH)内のビール又は泡の状態を視認することができ、ビールの吹き出しを事前に防止できる。また図4に示すようにビールホース(BH)の他端(BHb)が冷却槽(11)に連通する前面板(21)の一部に開口部(22)を設けることにより、店員などはタップ(13)を操作しながら、常にタップ(13)の左側を上昇するビールホース(BH)内のビール又は泡の状態を視認することができ、ビールの吹き出しを事前に防止できる。さらに図5に示すように、ビールホース(BH)又はビールパイプが水平方向に配置されているときは、前面板(21)に水平状の開口部(22)を設けることにより、店員などはタップ(13)を操作しながら、常にタップ(13)の下方を流れるビールホース(BH)内のビール又は泡の状態を視認することができ、ビールの吹き出しを事前に防止できる。また図示しないが、ビールホース(BH)が傾斜して冷却槽(11)に連通しているときは、ビールホース(BH)の傾斜角度に適合するように、かつ垂直状、水平状、傾斜状、曲線状又はそれらの組み合わせた注ぎ手の好みの位置に開口部(22)を設けることができる。
○第3の考案の効果・第3の考案によれば、前記視認手段が前記ビールサーバー(100)における本体部(20)の前面板の一部に開口部(22)が設けられていることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
44444**************************************************
図3〜図5について説明した前面板(21)に形成される各開口部(22)寸法は、長さ(L)が約10〜20cm、巾(D)が約1〜5cmであり、かつ開口部(22)は垂直状、水平状、傾斜状(曲線状も可能)又はそれらを組み合わせて形成することができる。なお上記の各寸法は、ビールホース(BH)の外径などにより、少なくともビールホース(BH)内のビールと泡の状態を視認できる寸法にすることができるのはいうまでもないことである。
○第4の考案の効果・第4の考案によれば、前記開口部(22)の寸法は長さ(L)が約10〜20cm、巾(D)が約5〜8cmであり、前記開口部(22)は垂直状、水平状、傾斜状、曲線状又はそれらの組み合わせとからなることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
55555**************************************************
図6に示すように、本体部(20)における前面板(21)が不透明なとき、その一部に長さ(L)が約10〜20cm、巾(D)が約1〜5cmの開口部(22)を設け、例えば開口部(22)の巾(D)が約1cm強としたとき、直径が約1cmの透明な塩化ビニール製のビールホース(BH)を該開口部(22)に押し込むように取り付けることができる。また同図に示すように、開口部(22)の裏面に透明なアクリル板(AB)を取り付けるとビールホース(BH)内を通過するビールと泡の状態を視認することができる。
○第5の考案の効果・第5の考案によれば、前記本体部(20)における不透明な前面板(21)の一部に長さ(L)が約10〜20cm、巾(D)が約1〜5cmの開口部(22)を設けるか、又は該開口部(22)の裏面に透明板(AB)を装着したことをことという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
66666**************************************************
図1及び図2で図示した前面板(21)及び透明板(24)は、例えば、アクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタート又は強化ガラスなどの透明材料から製作され、本体部(20)に装着することができる。
○第6の考案の効果・第6の考案によれば、前記透明材料がアクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタート又は強化ガラスであることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
77777**************************************************
図7は本考案に係る、ビールサーバー(100)における他の実施形態を示している。26は本体部(20)の下方に設けられた冷蔵庫で、庫内の冷却管(12)でビール樽(BC)は冷却され、ガスボンベ(GB)内に充填された1〜3気圧の炭酸ガスで樽(GB)内のビールはビールホース(BH)を介してタップ(13)に圧送するタイプである。本体部(20)の前面板(21)は透明で、かつビールホース(BH)も透明であるから、ビールの注ぎ手(店員など)は、常にビールホース(BH)内のビールと泡の状態を視認することができるようになっている。
本考案に係る、ビールサーバーの全体を模式的に示した一部切欠斜視図である。 同、本体部(20)における上部の正面図である。 同、本体部(20)における上部の前面板(21)の右側に垂直状の開口部(22)を設けた正面図である。 同、本体部(20)における上部の前面板(21)の左側に垂直状の開口部(22)を設けた正面図である。 同、本体部(20)における上部の前面板(21)に水平状の開口部(22)を設けた正面図である。 同、本体部(20)における不透明な前面板(21)に開口部を設け、かつ開口部の裏面に透明板を取り付けた状態の正面図である。 同、本考案に係る、ビールサーバーにおける他の実施形態を示す一部切欠斜視図である。
100 ……ビールサーバー
10 ……冷却装置
11 ……冷却槽
12 ……冷却管
13 ……タップ
W ……冷却水
20 ……本体部
21 ……前面板
22 ……開口部
24 ……透明板
L ……開口部の長さ
D ……開口部の巾
BC ……ビール樽
BH ……ビールホース
AB ……透明板
GB ……炭酸ガスボンベ
GH ……ガスホース

Claims (6)

  1. ビール樽(BC)内のビールを炭酸ガスとビールホース(BH)を介してビールサーバー(100)に圧送し、前記ビールサーバー(100)に備えられた冷却装置(10)でビールを冷却する前記ビールサーバー(100)において、
    前記ビール樽(BC)から前記冷却装置(10)にビールを供給する前記ビールホース(BH)を流れるビールの供給状態を視認できる視認手段を設けていることを特徴としたビールサーバー(100)。
  2. 前記視認手段が前記ビールサーバー(100)における本体部(20)の前面板(21)又は/及び全体が硬質の透明材料で形成されていることを特徴とした請求項1に記載のビールサーバー(100)。
  3. 前記視認手段が前記ビールサーバー(100)における本体部(20)の前面板の一部に開口部(22)が設けられていることを特徴とした請求項1又は請求項2の何れかに記載のビールサーバー(100)。
  4. 前記開口部(22)の寸法は長さ(L)が約10〜20cm、巾(D)が約1〜5cmであり、
    前記開口部(22)は垂直状、水平状、傾斜状、曲線状又はそれらの組み合わせとからなることを特徴とした請求項1又は請求項2の何れかに記載のビールサーバー(100)。
  5. 前記本体部(20)における不透明な前面板(21)の一部に長さ(L)が約10〜20cm、巾(D)が約1〜5cmの開口部(22)を設けるか、又は該開口部(22)の裏面に透明板(AB)を装着したことを特徴とした請求項1に記載のビールサーバー(100)。
  6. 前記透明材料がアクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタート又は強化ガラス
    であることを特徴とした請求項2に記載のビールサーバー(100)。




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