JP3185174U - 豆腐カット器 - Google Patents

豆腐カット器 Download PDF

Info

Publication number
JP3185174U
JP3185174U JP2013002909U JP2013002909U JP3185174U JP 3185174 U JP3185174 U JP 3185174U JP 2013002909 U JP2013002909 U JP 2013002909U JP 2013002909 U JP2013002909 U JP 2013002909U JP 3185174 U JP3185174 U JP 3185174U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tofu
plate
guide bar
downward
intersection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013002909U
Other languages
English (en)
Inventor
実 荒谷
Original Assignee
実 荒谷
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 実 荒谷 filed Critical 実 荒谷
Priority to JP2013002909U priority Critical patent/JP3185174U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3185174U publication Critical patent/JP3185174U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)

Abstract

【課題】豆腐の型崩れを防ぎつつ、手間を要せず簡単にひとかたまりの豆腐を複数の直方体状に切り分けることができる豆腐カット器を提供する。
【解決手段】豆腐カット器10Aは、横方向へ延びる前後プレート11,12と前後方向へ延びる左右プレート13,14と、プレート11〜14の内側に画成された豆腐進入スペース28に設置された第1および第2垂直カッター16と、前プレート11の中央部に形成された挿入開口23に挿脱可能に挿入される水平カッター17と、それらプレート11〜14に設置された第1および第3ホルダー18a〜18cと、ホルダー18a〜18cに収容された第1〜第3コイルバネと、ホルダー18a〜18cから下方へ延びる第1〜第3ガイドバー20a,20bと、それらコイルバネの付勢力に抗してプレート11〜14を上下方向下方へ押し下げる把持具15とを備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、型出しされた直方体状のひとかたまりの豆腐を複数の直方体状のそれらに切り分ける豆腐カット器に関する。
平面形状が四角形の底面プレートと、底プレートの両側縁に連接されて前後方向へ延びる平面形状が四角形の左右プレートと、底プレートの後端に連接されて横方向へ延びる平面形状が四角形の後プレートと、それらプレートの内側に画成されて上端開口および前端開口を有する豆腐進入スペースとを備え、後プレートと平行して横方向へ延びる複数の豆腐第1切り糸と左右プレートと平行して前後方向へ延びる複数の豆腐第2切り糸とが上部開口に設置され、後プレートと平行して横方向へ延びる複数の豆腐第3切り糸が前部開口に設置された豆腐カット器が開示されている。この豆腐カット器では、上部開口から豆腐を豆腐進入スペースに入れるときに、豆腐第1切り糸と豆腐第2切り糸とによって豆腐が上下方向に切り分けられ、豆腐を前端開口からスペースの外側に出すときに、豆腐第3切り糸によって豆腐が横方向に切り分けられ、型出しされた直方体状のひとかたまりの豆腐が複数の直方体状のそれらに切り分けられる。
特開2009−142614号公報
前記特許文献1に開示の豆腐カット器は、豆腐を上部開口から豆腐進入スペースに進入させるが、豆腐を空気中で切り分ける場合、豆腐が上端開口から底プレートに向かって落下し、豆腐が底プレートに衝突して破損し、その形状が大きく崩れてしまう場合がある。また、豆腐を水中で切り分ける場合、上端開口から底プレートへの豆腐の落下を防ぎつつ、豆腐を豆腐進入スペースに進入させることはできるが、進入スペースに入った豆腐を前端開口からスペースの外側に出す場合、豆腐カット器を水中から水の抵抗に抗して空気中に引き上げなければならず、豆腐の切り分けに手間を要する。
本考案の目的は、豆腐の型崩れを防ぎつつ、手間を要せず簡単にひとかたまりの豆腐を複数の直方体状に切り分けることができる豆腐カット器を提供することにある。
前記課題を解決するための本考案にかかる豆腐カット器は、互いに平行して横方向へ延びる前プレートおよび後プレートと、前後プレートと直交しつつ互いに平行して前後方向へ延びる左プレートおよび右プレートと、それらプレートの内側に画成されて豆腐を通過させる下端開口を有する豆腐進入スペースと、豆腐進入スペースに設置されて豆腐を上下方向へ切り分ける垂直カッターとを備え、垂直カッターが、前後プレートと平行しつつ左右プレートに連接されて横方向へ延びる少なくとも1つの第1垂直カッターと、第1垂直カッターと直交して左右プレートと平行しつつ前後プレートに連接されて前後方向へ延びる少なくとも1つの第2垂直カッターとから形成され、豆腐進入スペースが、第1および第2垂直カッターによって同形同大の第1〜第n進入スペースに分割されている。
本考案の一例としては、豆腐カット器が、前プレートと左プレートとの第1交差部の下端から下方に延びる第1ガイドバーと、第1ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第1コイルバネを備え、第1交差部に設置されて第1ガイドバーを収容可能な第1ホルダーと、前プレートと右プレートとの第2交差部の下端から下方に延びる第2ガイドバーと、第2ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第2コイルバネを備え、第2交差部に設置されて第2ガイドバーを収容可能な第2ホルダーと、後プレートの中央部下端から下方に延びる第3ガイドバーと、第3ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第3コイルバネを備え、後プレートの中央部に設置されて第3ガイドバーを収容可能な第3ホルダーとを含み、前後プレートと左右プレートとを上下方向下方へ押圧すると、第1〜第3ガイドバーが第1〜第3コイルバネの付勢力に抗して第1〜第3ホルダーの内部に次第に進入し、それらプレートが上下方向下方へ次第に移動する。
本考案の他の一例としては、豆腐カット器が、前プレートと左プレートとの第1交差部の下端から下方に延びる第1ガイドバーと、第1ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第1コイルバネを備え、第1交差部に設置されて第1ガイドバーを収容可能な第1ホルダーと、前プレートと右プレートとの第2交差部の下端から下方に延びる第2ガイドバーと、第2ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第2コイルバネを備え、第2交差部に設置されて第2ガイドバーを収容可能な第2ホルダーと、後プレートと右プレートとの第3交差部の下端から下方に延びる第3ガイドバーと、第3ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第3コイルバネを備え、第3交差部に設置されて第3ガイドバーを収容可能な第3ホルダーと、後プレートと左プレートとの第4交差部の下端から下方に延びる第4ガイドバーと、第4ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第4コイルバネを備え、第4交差部に設置されて第4ガイドバーを収容可能な第4ホルダーとを含み、前後プレートと左右プレートとを上下方向下方へ押圧すると、第1〜第4ガイドバーが第1〜第4コイルバネの付勢力に抗して上下方向上方へ移動しつつ第1〜第4ホルダーの内部に次第に進入する。
本考案の他の一例としては、豆腐カット器が、コイルバネの付勢力に抗して前後プレートと左右プレートとを上下方向下方へ押し下げる把持具を含み、把持具が、前プレートと左プレートとの第1交差部に連接されて豆腐進入スペースの上端開口の中央に向かって上り勾配に延びる第1支持バーと、前プレートと右プレートとの第2交差部に連接されて上端開口の中央に向かって上り勾配に延びる第2支持バーと、後プレートと右プレートとの第3交差部に連接されて上端開口の中央に向かって上り勾配に延びる第3支持バーと、後プレートと左プレートとの第4交差部に連接されて上端開口の中央に向かって上り勾配に延びる第4支持バーと、第1〜第4支持バーの交差箇所に取り付けられた取っ手とから形成されている。
本考案の他の一例としては、豆腐カット器が、前プレートの中央部に形成されて横方向へ延びる挿入開口と、挿入開口に挿脱可能に挿入されて豆腐を横方向へ切り分ける水平カッターとを含み、垂直カッターが、豆腐進入スペースを上下方向に二分したときの上方進入スペースに位置する上方垂直カッターと、豆腐進入スペースを上下方向に二分したときの下方進入スペースに位置する下方垂直カッターとに分割され、水平カッターを進退可能に移動させる移動スペースが、上方垂直カッターと下方垂直カッターとの間に画成されている。
本考案にかかる豆腐カット器によれば、豆腐を載置した状態で豆腐の上方から豆腐カット器を豆腐に向かって降ろし、下端開口から豆腐進入スペースに豆腐を進入させると、スペースに設置された第1および第2垂直カッターによって豆腐が上下方向へ切り分けられるから、水中のみならず空気中において豆腐を切り分ける場合でも、豆腐が落下することはなく、豆腐の型崩れを防ぎつつ、豆腐を複数の直方体状に切り分けることができる。また、豆腐を切り分けるときに豆腐カット器具を水中から空気中に引き上げる必要はなく、型出しされた直方体状のひとかたまりの豆腐を手間を要せず簡単に複数の直方体状のそれらに切り分けることができる。
第1〜第3ガイドバーと、それらガイドバーを上下方向下方に付勢する第1〜第3コイルバネを有してガイドバーを収容可能な第1〜第3ホルダーを含み、前後プレートと左右プレートとを上下方向下方へ押圧すると、第1〜第3ガイドバーが第1〜第3コイルバネの付勢力に抗して第1〜第3ホルダーの内部に次第に進入し、それらプレートが上下方向下方へ次第に移動する豆腐カット器は、豆腐を載置した状態で豆腐の周りに第1〜第3ガイドバーを位置させた後、コイルバネの付勢力に抗してプレートを下方に押圧すると、第1〜第3ガイドバーが第1〜第3ホルダーの内部に次第に進入しつつ、それらプレートが上下方向下方へ次第に移動し、下端開口から豆腐進入スペースに豆腐を進入させることができ、第1および第2垂直カッターによって豆腐を上下方向へ切り分けることができる。豆腐カット器は、それを下方へ移動させる動作のみによって豆腐を切り分けることができ、豆腐の切り分け時に豆腐を移動させることなく、豆腐の静止状態を維持することができるから、豆腐の型崩れを確実に防ぎつつ、豆腐を複数の直方体状に切り分けることができる。豆腐カット器は、それらプレートに作用させた押圧力を解除すると、コイルバネの付勢力によって第1〜第3ガイドバーが第1〜第3ホルダーの内部から上下方向下方へ露出しつつ、それらプレートが上方へ移動して豆腐が豆腐進入スペースから外側に出るから、豆腐を切り分けた後に、豆腐カット器を上方へ引き上げる手間を省くことができ、型出しされた直方体状のひとかたまりの豆腐を手間を要せず簡単に複数の直方体状のそれらに切り分けることができる。
第1〜第4ガイドバーと、それらガイドバーを上下方向下方に付勢する第1〜第4コイルバネを有してガイドバーを収容可能な第1〜第4ホルダーを含み、前後プレートと左右プレートとを上下方向下方へ押圧すると、第1〜第4ガイドバーが第1〜第4コイルバネの付勢力に抗して第1〜第4ホルダーの内部に次第に進入し、それらプレートが上下方向下方へ次第に移動する豆腐カット器は、豆腐を載置した状態で豆腐の周りに第1〜第4ガイドバーを位置させた後、コイルバネの付勢力に抗してプレートを下方に押圧すると、第1〜第4ガイドバーが第1〜第4ホルダーの内部に次第に進入しつつ、それらプレートが上下方向下方へ次第に移動し、下端開口から豆腐進入スペースに豆腐を進入させることができ、第1および第2垂直カッターによって豆腐を上下方向へ切り分けることができる。豆腐カット器は、それを下方へ移動させる動作のみによって豆腐を切り分けることができ、豆腐の切り分け時に豆腐を移動させることなく、豆腐の静止状態を維持することができるから、豆腐の型崩れを確実に防ぎつつ、豆腐を複数の直方体状に切り分けることができる。豆腐カット器は、それらプレートに作用させた押圧力を解除すると、コイルバネの付勢力によって第1〜第4ガイドバーが第1〜第4ホルダーの内部から上下方向下方へ露出しつつ、それらプレートが上方へ移動して豆腐が豆腐進入スペースから外側に出るから、豆腐を切り分けた後に豆腐カット器を上方へ引き上げる手間を省くことができ、型出しされた直方体状のひとかたまりの豆腐を手間を要せず簡単に複数の直方体状のそれらに切り分けることができる。
コイルバネの付勢力に抗して前後プレートと左右プレートとを上下方向下方へ押し下げる把持具を含み、把持具が第1〜第4支持バーとそれら支持バーの交差箇所に設置された取っ手とから形成されている豆腐カット器は、取っ手を上下方向下方へ押し下げるように押圧すると、その押圧力が第1〜第4支持バーから各プレートに伝わり、コイルバネの付勢力に抗して第1〜第4ガイドバーが第1〜第4ホルダーの内部に次第に進入しつつ、それらプレートが上下方向下方へ次第に移動し、下端開口から豆腐進入スペースに豆腐を進入させることができ、第1および第2垂直カッターによって豆腐を上下方向へ切り分けることができる。豆腐カット器は、取っ手を上下方向下方へ押し下げる動作のみによって豆腐を切り分けることができ、豆腐の切り分け時に豆腐を移動させることなく、豆腐の静止状態を維持することができるから、豆腐の型崩れを確実に防ぎつつ、豆腐を複数の直方体状に切り分けることができる。豆腐カット器は、取っ手を押し下げる力を解除すると、コイルバネの付勢力によって第1〜第4ガイドバーが第1〜第4ホルダーの内部から上下方向下方へ露出しつつ、それらプレートが上方へ移動して豆腐が豆腐進入スペースから外側に出るから、豆腐を切り分けた後に豆腐カット器を上方へ引き上げる手間を省くことができ、型出しされた直方体状のひとかたまりの豆腐を、手間を要せず簡単に複数の直方体状のそれらに切り分けることができる。
前プレートの中央部に形成されて横方向へ延びる挿入開口と、挿入開口に挿脱可能に挿入されて豆腐を横方向へ切り分ける水平カッターとを含み、垂直カッターが上方垂直カッターと下方垂直カッターとに分割され、水平カッターを進退可能に移動させる移動スペースが上方垂直カッターと下方垂直カッターとの間に画成されている豆腐カット器は、第1および第2垂直カッターによって豆腐を上下方向へ切り分けた後、水平カッターを挿入開口に挿入しつつ、水平カッターを移動スペースに進出させることで、上下方向へ切り分けられた豆腐をさらに横方向へ切り分けることができ、型出しされた直方体状のひとかたまりの豆腐から複数の直方体状の豆腐を簡単に作ることができる。
一例として示す豆腐カット器の斜視図。 豆腐カット器の上面図。 垂直カッターの斜視図。 豆腐カット器の正面図。 図1の豆腐カット器を使用した豆腐のカット手順を説明する図。 図5から続く豆腐のカット手順を説明する図。 図6から続く豆腐のカット手順を説明する図。 図7から続く豆腐のカット手順を説明する図。 複数に切り分けられた豆腐の斜視図。 他の一例として示す豆腐カット器の斜視図。 図10の豆腐カット器の上面図。 図10の豆腐カット器の背面図。
一例として示す豆腐カット器10Aの斜視図である図1等の添付の図面を参照し、本考案にかかる豆腐カット器の詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、図2は、豆腐カット器10Aの上面図であり、図3は、垂直カッター16(上方垂直カッター16Aおよび下方垂直カッター16B)の斜視図である。図4は、豆腐カット器10Aの正面図である。図1〜図3では、上下方向を矢印A(図1,3のみ)で示し、横方向を矢印Bで示すとともに、前後方向を矢印Cで示す。
豆腐カット器10Aは、後記する型出しされた直方体状(角柱状)のひとかたまりの豆腐46(製造直後であって複数にカットされる前の豆腐)の切り分けに使用され、ひとかたまりの豆腐46から直方体状(角柱状)の複数の豆腐47(図8参照)を作る。豆腐カット器10Aは、前後プレート11,12および左右プレート13,14と、把持具15と、垂直カッター16および水平カッター17と、第1〜第3ホルダー18a〜18c(第1〜第3パイプ)および第1〜第3コイルバネ19a〜19cと、第1〜第3ガイドバー20a〜20c(第1〜第3脚)とから形成されている。前後プレート11,12や左右プレート13,14、把持具15、垂直カッター16、水平カッター17、第1〜第3ホルダー18a〜18c、第1〜第3ガイドバー20a〜20cは、プラスチックから作られているが、アルミから作られていてもよい。第1〜第3コイルバネ19a〜19cは、鋼から作られている。
前プレート11と後プレート12とは、前後方向へ離間対向し、互いに平行して横方向へ延びている。前プレート11および後プレート12は、その平面形状が横方向へ長い長方形に成形され、横方向へ延びる上下端縁21,22を有する。前プレート11の上下方向中央部には、プレート11を横切って横方向へ延びる挿入開口23が形成されている。挿入開口23は、その開口面積が水平カッター17の後記する端面40のそれよりもわずかに大きく、その横寸法が水平カッター17のそれよりもわずかに大きい。左プレート13と右プレート14とは、前後プレート11,12と直交しつつ横方向へ離間対向し、互いに平行して前後方向へ延びている。左プレート13および右プレート14は、その平面形状が前後方向へ長い長方形に成形され、前後方向へ延びる上下端縁24,25を有する。
前プレート11と左右プレート13,14とは、それらプレート11,13,14の交差箇所において連接され、後プレート12および左右プレート13,14とは、それらプレート12,13,14の交差箇所において連接され、それらプレート11〜14から四角形の枠が作られている。それらプレート11〜14の内側には、上端開口26と下端開口27とを有する豆腐進入スペース28が画成されている。上端開口26は、前後プレート11,12と左右プレート13,14の上端縁21,24に囲繞され、横方向へ長い長方形を呈する。下端開口27は、前後プレート11,12と左右プレート13,14の下端縁22,25に囲繞され、横方向へ長い長方形を呈する。なお、豆腐進入スペース28の面積(上端開口26や下端開口27の面積)は、型出しされた直方体状のひとかたまりの豆腐46の上面面積よりもわずかに大きい。したがって、型出しされた直方体状のひとかたまりの豆腐46の全体が下端開口27を通過し、豆腐進入スペース28に進入することができる。
把持具15は、第1〜第4支持バー29a〜29dと取っ手30とから形成されている。第1〜第4支持バー29a〜29dは、直状に延びる棒状に成形されている。第1支持バー29aは、前プレート11と左プレート13とが交差する第1交差部31(第1角部)から豆腐進入スペース28の上端開口26の中央に向かって上り勾配に延びている。第1支持バー29aは、その基端部が第1交差部31(前プレート11と左プレート13との上端縁21,24)に連接されている。第2支持バー29bは、前プレート11と右プレート14とが交差する第2交差部32(第2角部)からスペース28の上端開口26の中央に向かって上り勾配に延びている。第2支持バー29bは、その基端部が第2交差部32(前プレート11と右プレート14との上端縁21,24)に連接されている。
第3支持バー29cは、後プレート12と右プレート14とが交差する第3交差部33(第3角部)からスペース28の上端開口26の中央に向かって上り勾配に延びている。第3支持バー29cは、その基端部が第3交差部33(後プレート12と右プレート14との上端縁21,24)に連接されている。第4支持バー29dは、後プレート12と左プレート13とが交差する第4交差部34(第4角部)からスペース28の上端開口26の中央に向かって上り勾配に延びている。第4支持バー29dは、その基端部が第4交差部34(後プレート12と左プレート13との上端縁21,24)に連接されている。第1〜第4支持バー29a〜29dは、それらの先端部が互いに交差した状態で連接されている。取っ手30は、それら支持バー29a〜29dの先端部の交差箇所に取り付けられている。
垂直カッター16は、豆腐進入スペース28を上下方向に略二等分したときの上方進入スペースに位置する上方垂直カッター16Aと、スペース28を上下方向に略二等分したときの下方進入スペースに位置する下方垂直カッター16Bとに分割されている。上方垂直カッター16Aと下方垂直カッター16Bとは、豆腐進入スペース28に設置され、型出しされた直方体状のひとかたまりの豆腐46を上下方向へ切り分ける。上方垂直カッター16Aと下方垂直カッター16Bとの間には、水平カッター17を進退可能に移動させる移動スペース35が画成されている。移動スペース35は、前プレート11に形成された挿入開口23につながって前後方向へ延びている。
上方垂直カッター16Aは、図3に示すように、2つの第1垂直カッター36と、4つの第2垂直カッター37とから形成されている。それら第1垂直カッター36は、横方向へ長い長方形であって薄板状に成形されている。第1垂直カッター36は、前後方向へ離間対向し、前後プレート11,12と平行するとともに互いに平行して横方向へ延びている。それら第1垂直カッター36は、その両端縁が左右プレート13,14に連接されている。
それら第2垂直カッター37は、前後方向へ長い長方形であって薄板状に成形されている。第2垂直カッター37は、横方向へ離間対向し、左右プレート13,14と平行するとともに互いに平行して横方向へ延びている。それら第2垂直カッター37は、その両端縁が前後プレート11,12に連接されている。第1垂直カッター36と第2垂直カッター37とは、それらカッター36,37の交差箇所において互いに連接されている。
上方垂直カッター16Bは、2つの第1垂直カッター38と、4つの第2垂直カッター39とから形成されている。それら第1垂直カッター38は、横方向へ長い長方形であって薄板状に成形されている。第1垂直カッター38は、前後方向へ離間対向し、前後プレート11,12と平行するとともに互いに平行して横方向へ延びている。それら第1垂直カッター38は、その両端縁が左右プレート13,14に連接されている。
それら第2垂直カッター39は、前後方向へ長い長方形であって薄板状に成形されている。第2垂直カッター39は、横方向へ離間対向し、左右プレート13,14と平行するとともに互いに平行して横方向へ延びている。それら第2垂直カッター39は、その両端縁が前後プレート11,12に連接されている。第1垂直カッター38と第2垂直カッター39とは、それらカッター38,39の交差箇所において互いに連接されている。豆腐進入スペース28は、第1および第2垂直カッター36,37や第1および第2垂直カッター38,39によって同形同大の枡形の第1〜第15進入スペース28a〜28o(第1〜第n進入スペース)(図2参照)に分割されている。なお、第1および第2垂直カッター36〜38の数に特に限定はなく、カットされる豆腐の数や大きさに合わせてその数を自由に設定することができる。
水平カッター17は、前後方向へ長い長方形であって薄板状に成形されている。水平カッター17は、その端縁40の面積が前プレート12に形成された挿入開口23の開口面積よりもわずかに小さく、その横寸法が挿入開口23や移動スペース35のそれよりもわずかに小さい。したがって、水平カッター17を挿入開口23に挿脱可能に挿入することができるとともに、移動スペース35に進退可能に挿入することができる。
第1ホルダー18aは、第1交差部31の外側(前プレート11直後の左プレート13の外側)に設置(連接)され、プレート13の上端縁24と下端縁25との間で上下方向に延びている。第1ホルダー18aの内部には、上下方向へ長いバネ収容空間41が形成されている。第1ホルダー18aの下端部には、下端開口42が形成されている。第1コイルバネ19aは、第1ホルダー18aのバネ収容空間41に収容されて上下方向へ延びている。第1コイルバネ19aは、その上端が第1ホルダー18aの上端部に当接している。第1コイルバネ19aは、第1ガイドバー20aを上下方向下方へ付勢する。
第1ガイドバー20aは、上下方向へ延びる棒状に成形され、第1交差部31の外側(前プレート11直後の左プレート13の外側)であって、第1交差部31の下端から下方へ延びている。第1ガイドバー20aは、バネ収容空間41に位置してその面積が下端開口42のそれよりも大きい上端部43と、上端部43の反対側に位置する下端部45と、上下端部43,45の間に延びる中間部44とを有する。第1ガイドバー20aは、その上端部43が第1コイルバネ19aの下端に当接している。第1ガイドバー20aは、第1コイルバネ19aの付勢力によってその中間部44と下端部45とが第1ホルダー18aの下端開口42から下方に延出(露出)している。
第2ホルダー18bは、第2交差部32の外側(前プレート11直後の右プレート14の外側)に設置(連接)され、プレート14の上端縁24と下端縁25との間で上下方向へ延びている。第2ホルダー18bの内部には、上下方向へ長いバネ収容空間41が形成されている。第2ホルダー18bの下端部には、下端開口42が形成されている。第2コイルバネ19bは、第2ホルダー18bのバネ収容空間41に収容されて上下方向へ延びている。第2コイルバネ19bは、その上端が第2ホルダー18bの上端部に当接している。第2コイルバネ19bは、第2ガイドバー20bを上下方向下方へ付勢する。
第2ガイドバー20bは、上下方向へ延びる棒状に成形され、第2交差部32の外側(前プレート11直後の右プレート14の外側)であって、第2交差部32の下端から下方へ延びている。第2ガイドバー20bは、バネ収容空間41に位置してその面積が下端開口42のそれよりも大きい上端部43と、上端部43の反対側に位置する下端部45と、上下端部43,45の間に延びる中間部44とを有する。第2ガイドバー20bは、その上端部43が第2コイルバネ19bの下端に当接している。第2ガイドバー20bは、第2コイルバネ19bの付勢力によってその中間部44と下端部45とが第2ホルダー18bの下端開口42から下方に延出(露出)している。
第3ホルダー18cは、後プレート12の中央部の外側に設置(連接)され、プレート13の上端縁21と下端縁22との間で上下方向へ延びている。第3ホルダー18cの内部には、上下方向へ長いバネ収容空間41が形成されている。第3ホルダー18cの下端部には、下端開口42が形成されている。第3コイルバネ19cは、第3ホルダー18cのバネ収容空間41に収容されて上下方向へ延びている。第3コイルバネ18cは、その上端が第3ホルダー18cの上端部に当接している。第3コイルバネ18cは、第3ガイドバー20cを上下方向下方へ付勢する。
第3ガイドバー20cは、上下方向へ延びる棒状に成形され、後プレート12の中央部の外側であって、後プレート12の中央部の下端から下方へ延びている。第3ガイドバー20cは、バネ収容空間41に位置してその面積が下端開口42のそれよりも大きい上端部43と、上端部43の反対側に位置する下端部45と、上下端部43,45の間に延びる中間部44とを有する。第3ガイドバー20cは、その上端部43が第3コイルバネ19cの下端に当接している。第3ガイドバー20cは、第3コイルバネ19cの付勢力によってその中間部44と下端部45とが第3ホルダー18cの下端開口42から下方に延出(露出)している。
図5は、図1の豆腐カット器10Aを使用した豆腐46のカット手順を説明する図であり、図6は、図5から続く豆腐46のカット手順を説明する図である。図7は、図6から続く豆腐46のカット手順を説明する図であり、図8は、図7から続く豆腐46のカット手順を説明する図である。図9は、複数に切り分けられた(カットされた)豆腐47の斜視図である。図6では、上下方向下方を矢印A1で示し、図8では、上下方向上方を矢印A2で示す。以下、それら図に基づいて豆腐47を切り分ける手順を説明する。
最初に型出しされた直方体状(角柱状)のひとかたまりの豆腐46(製造直後であって複数にカットされる前の豆腐46)を載置台48の上に載置する。なお、載置台48は、空気中または水中(豆腐プール)のいずれに設置されていてもよい。豆腐46を載置台48に載せた後、図5に示すように、カット前の豆腐46の上方に豆腐カット器10Aをセットする。豆腐カット器10Aを豆腐46の上方にセットすると、第1および第2ガイドバー20a,20bが豆腐46の両側面の外側近傍に位置してそれらの下端部45が載置台48に当接し、第3ガイドバー20cが豆腐47の端面の外側近傍に位置してその下端部45が載置台48に当接するとともに、豆腐46の上面が下端開口27の直下に位置する。
図5の状態から、把持具15の取っ手30を手で把持し、把持具15を上下方向下方へ押し下げるように取っ手30を押圧する。取っ手30を上下方向下方へ押圧すると、その押圧力が第1〜第4支持バー29a〜29dから前後プレート11,12や左右プレート13,14に伝達され、それらプレート11〜14が上下方向下方へ押圧される。それらプレート11〜14が上下方向下方へ押圧されると、図6に矢印A1で示すように、第1〜第3コイルバネ19a〜19cの付勢力に抗して第1〜第3ガイドバー20a〜20cの上端部43が第1〜第3ホルダー18a〜18cのバネ収容空間41(内部)を上方へ移動するとともに、第1〜第3ガイドバー20a〜20cの中間部44が第1〜第3ホルダー18a〜18cのバネ収容空間41(内部)に次第に進入し、それらプレート11〜14が上下方向下方へ次第に移動する。
それらプレート11〜14が上下方向下方へ移動すると、豆腐46の上面が下端開口27を通過し、豆腐46の全体が下端開口27を通って豆腐進入スペース28に進入する。豆腐46が豆腐進入スペース28に進入すると、下方垂直カッター16Bおよび上方垂直カッター16Aによって、豆腐46が上下方向へ切り分けられ、前後方向と横方向とへ15に分断される。図6の状態からそれらプレート11〜14を上下方向下方へさらに移動させると、図7に示すように、第1〜第3ガイドバー20a〜20cの中間部44がバネ収容空間41に収容され、それらプレート11〜14の下端縁22,25が載置台48の上面に当接する。それらプレート11〜14の下端縁22,25が載置台48に当接した図7の状態では、第1〜第3ガイドバー20a〜20cの下端部45が下端開口42に位置し、上下方向へカットされた複数の豆腐46が第1〜第15進入スペース28a〜28oに位置する。
図7の状態(把持具15に押圧力を作用させた状態)において、水平カッター17の一端部を手で把持し、前プレート11に形成された挿入開口23にカッター17を挿入し、カッター17を前後方向後方へ押圧してカッター17を上方垂直カッター16Aと下方垂直カッター16Bとの間の移動スペース35に挿入するとともに、カッター17が後プレート12に当接するまでカッター17を前後方向後方へ移動させる。水平カッター17が移動スペース35を移動することで、第1〜第15進入スペース28a〜28oに位置する豆腐47が横方向へ切り分けられ、上下方向へ2つに分断される。次に、水平カッター17を前後方向前方へ移動させてカッター17を移動スペース35および挿入開口23から引き抜く。
水平カッター17を移動スペース35や挿入開口23から引き抜いた後、把持具15に作用させている押圧力を解除する。把持具15の押圧力を解除すると、第1〜第3コイルバネ19a〜19cの付勢力によって第1〜第3ガイドバー20a〜20cの上端部43が上下方向下方へ付勢され、図8に矢印A2で示すように、ガイドバー20a〜20cの上端部43がバネ収容空間41を下方へ移動し、バネ収容空間41に収容されたガイドバー20a〜20cの中間部44が下端開口41から露出する。ガイドバー20a〜20cの中間部44の下端開口41からの露出にともなって、それらプレート11〜14が上方へ移動するとともに、それらプレート11〜14の下端縁22,25が載置台48の上面から離間し、図4の状態に戻り、切り分けられた複数の豆腐47が豆腐進入スペース28の外側に露出する。豆腐進入スペース28から露出した豆腐47は、図9に示すように、30の直方体状に切り分けられている。
豆腐カット器10Aは、型出しされた直方体状のひとかたまりの豆腐46を載置台48に載せた状態でその豆腐48の周りに第1〜第3ガイドバー20a〜20cを位置させた後、コイルバネ19a〜19cの付勢力に抗してプレート11〜14を下方に押圧すると、第1〜第3ガイドバー20a〜20cが第1〜第3ホルダー18a〜18cのバネ収容空間41(内部)に次第に進入しつつ、それらプレート11〜14(垂直カッター16)が上下方向下方へ次第に移動し、下端開口27から豆腐進入スペース28に豆腐46を進入させることができ、第1および第2垂直カッター16A,16Bによって豆腐46を上下方向へ切り分けることができるとともに、水平カッター17によって豆腐46(豆腐47)を横方向へ切り分けることができる。
豆腐カット器10Aは、それを下方へ移動させる動作のみによって豆腐46を上下方向に切り分けることができ、豆腐46の切り分け時に豆腐46を移動させることなく、豆腐46の静止状態を維持することができるから、豆腐46の型崩れを確実に防ぎつつ、豆腐46を複数の直方体状のそれらに切り分けることができる。豆腐カット器10Aは、それらプレート11〜14に作用させた押圧力を解除すると、コイルバネ19a〜19cの付勢力によって第1〜第3ガイドバー20a〜20cが第1〜第3ホルダー18a〜18cのバネ収容空間41(内部)から上下方向下方へ露出しつつ、それらプレート11〜14(垂直カッター16)が上方へ移動して豆腐47が豆腐進入スペース28から外側に出るから、豆腐46を切り分けた後に、豆腐カット器10Aを上方へ引き上げる手間を省くことができ、型出しされた直方体状のひとかたまりの豆腐46を手間を要せず簡単に複数の直方体状のそれらに切り分けることができる。
図10は、他の一例として示す豆腐カット器10Bの斜視図であり、図11は、図10の豆腐カット器10Bの上面図である。図12は、図10の豆腐カット器10Bの背面図である。図10〜図12では、上下方向を矢印A(図10,12のみ)で示し、横方向を矢印Bで示すとともに、前後方向を矢印C(図10,11のみ)で示す。
この豆腐カット器10Bが図1のそれと異なるところは、第1〜第4ホルダー18a〜18d、第1〜第4コイルバネ19a〜19d、第1〜第4ガイドバー20a〜20dを有する点にあり、その他の構成は図1の豆腐カット器10Aのそれらと同一であるから、図1の豆腐カット器10Aの説明を援用することで、この豆腐カット器10Bのその他の構成の説明は省略する。豆腐カット器は、前後プレート11,12および左右プレート13,14と、把持具15と、垂直カッター16(上方垂直カッター16Aおよび下方垂直カッター16B)および水平カッター17と、第1〜第4ホルダー18a〜18d(第1〜第4パイプ)および第1〜第4コイルバネ19a〜19dと、第1〜第4ガイドバー20a〜20d(第1〜第4脚)とから形成されている。
第1ホルダー18aは、第1交差部31の外側(前プレート11直後の左プレート13の外側)に設置(連接)され、プレート13の上端縁24と下端縁25との間で上下方向へ延びている。第1コイルバネ19aは、第1ホルダー18aのバネ収容空間41に収容されて上下方向へ延びている。第1コイルバネ19aは、その上端が第1ホルダー18aの上端部に当接し、その下端が第1ガイドバー20aの上端部43に当接し、第1ガイドバー20aを上下方向下方へ付勢する。第1ガイドバー20aは、上下方向へ延びる棒状に成形され、第1交差部31の外側(前プレート11直後の左プレート13の外側)であって、第1交差部31の下端から下方へ延びている。第1ガイドバー20aは、第1コイルバネ19aの付勢力によってその中間部44と下端部45とが第1ホルダー18aの下端開口42から下方に延出(露出)している。
第2ホルダー18bは、第2交差部32の外側(前プレート11直後の右プレート14の外側)に設置(連接)され、プレート14の上端縁24と下端縁25との間で上下方向へ延びている。第2コイルバネ19bは、第2ホルダー18bのバネ収容空間41に収容されて上下方向へ延びている。第2コイルバネ19bは、その上端が第2ホルダー18bの上端部に当接し、その下端が第2ガイドバー20bの上端部43に当接し、第2ガイドバー20bを上下方向下方へ付勢する。第2ガイドバー20bは、上下方向へ延びる棒状に成形され、第2交差部32の外側(前プレート11直後の右プレート14の外側)であって、第2交差部32の下端から下方へ延びている。第2ガイドバー20bは、第2コイルバネ19bの付勢力によってその中間部44と下端部45とが第2ホルダー18bの下端開口42から下方に延出(露出)している。
第3ホルダー18cは、第3交差部の外側(前プレート11直後の右プレート14の外側)に設置(連接)され、プレート14の上端縁24と下端縁25との間で上下方向へ延びている。第3ホルダー18cの内部には、上下方向へ長いバネ収容空間41が形成されている。第3ホルダー18cの下端部には、下端開口42が形成されている。第3コイルバネ19cは、第3ホルダー18cのバネ収容空間41に収容されて上下方向へ延びている。第3コイルバネ19cは、その上端が第3ホルダー18cの上端部に当接している。第3コイルバネ19cは、第3ガイドバー20cを上下方向下方へ付勢する。
第3ガイドバー20cは、上下方向へ延びる棒状に成形され、第3交差部33の外側(前プレート11直後の右プレート14の外側)であって、第3交差部33の下端から下方へ延びている。第3ガイドバー20cは、バネ収容空間41に位置してその面積が下端開口42のそれよりも大きい上端部43と、上端部43の反対側に位置する下端部45と、上下端部43,45の間に延びる中間部44とを有する。第3ガイドバー20cは、その上端部43が第3コイルバネ19cの下端に当接している。第3ガイドバー20cは、第3コイルバネ19cの付勢力によってその中間部44と下端部45とが第3ホルダー18cの下端開口41から下方に延出(露出)している。
第4ホルダー18dは、第4交差部34の外側(前プレート11直後の左プレート13の外側)に設置(連接)され、プレート13の上端縁24と下端縁25との間で上下方向へ延びている。第4ホルダー18dの内部には、上下方向へ長いバネ収容空間41が形成されている。第4ホルダー18dの下端部には、下端開口42が形成されている。第4コイルバネ19dは、第4ホルダー18dのバネ収容空間41に収容されて上下方向へ延びている。第4コイルバネ19dは、その上端が第2ホルダー18dの上端部に当接している。第2コイルバネ19dは、第2ガイドバー20dを上下方向下方へ付勢する。
第4ガイドバー20dは、上下方向へ延びる棒状に成形され、第4交差部34の外側(前プレート11直後の左プレート13の外側)であって、第4交差部34の下端から下方へ延びている。第4ガイドバー20dは、バネ収容空間41に位置してその面積が下端開口42のそれよりも大きい上端部43と、上端部43の反対側に位置する下端部45と、上下端部43,45の間に延びる中間部44とを有する。第4ガイドバー20dは、その上端部43が第4コイルバネ19dの下端に当接している。第4ガイドバー20dは、第4コイルバネ19dの付勢力によってその中間部44と下端部45とが第4ホルダー18dの下端開口42から下方に延出(露出)している。
豆腐カット器10Bを使用した豆腐46のカット手順は、型出しされた直方体状(角柱状)のひとかたまりの豆腐46(製造直後であって複数にカットされる前の豆腐46)を載置台48の上に載せた後、カット前の豆腐46の上方に豆腐カット器10Bをセットする。豆腐カット器10Bを豆腐46の上方にセットすると、第1〜第4ガイドバー20a〜20dが豆腐46の両側面の外側近傍に位置してそれらの下端部45が載置台48に当接するとともに、豆腐46の上面が下端開口27の直下に位置する。
把持具15を上下方向下方へ押圧すると、その押圧力が前後プレート11,12や左右プレート13,14に伝達され、それらプレート11〜14が上下方向下方へ押圧される。それらプレート11〜14が下方へ押圧されると、第1〜第4コイルバネ19a〜19dの付勢力に抗して第1〜第4ガイドバー20a〜20dの上端部43が第1〜第4ホルダー18a〜18dのバネ収容空間41(内部)を上方へ移動するとともに、第1〜第4ガイドバー20a〜20dの中間部44が第1〜第4ホルダー18a〜18dのバネ収容空間41(内部)に次第に進入し、それらプレート11〜14が上下方向下方へ次第に移動する(図5参照)。
それらプレート11〜14を下方へ移動させると、豆腐46の上面が下端開口27を通過し、豆腐46の全体が下端開口27を通って豆腐進入スペース28に進入し、豆腐46が下方垂直カッター16Bおよび上方垂直カッター16Aによって上下方向へ切り分けられるとともに、第1〜第4ガイドバー20a〜20dの中間部44がバネ収容空間41に収容され、それらプレート11〜14の下端縁22,25が載置台48の上面に当接する。上下方向へカットされた複数の豆腐47は、第1〜第15進入スペース28a〜28oに位置する。
次に、把持具15に押圧力を作用させた状態で、前プレート11に形成された挿入開口23に水平カッター17を挿入し、カッター17を前後方向後方へ押圧してカッター17を上方垂直カッター16Aと下方垂直カッター16Bとの間の移動スペース35に挿入するとともに、カッター17が後プレート12に当接するまでカッター17を後方へ移動させる。水平カッター17が移動スペース35を移動することで、第1〜第15進入スペース28a〜28oに位置するそれら豆腐47が横方向へ切り分けられる。
水平カッター17を移動スペース35や挿入開口23から引き抜いた後、把持具15に作用させている押圧力を解除すると、第1〜第4コイルバネ19a〜19dの付勢力によって第1〜第4ガイドバー20a〜20dの上端部43が上下方向下方へ付勢され、上端部43がバネ収容空間41を下方へ移動し、バネ収容空間41に収容されたガイドバー20a〜20dの中間部44が下端開口42から露出する(図7参照)。ガイドバー20a〜20dの中間部44の下端開口42からの露出にともなって、それらプレート11〜14が上方へ移動するとともに、それらプレート11〜14の下端縁22,25が載置台48の上面から離間し、切り分けられた複数の豆腐47が豆腐進入スペース28(第1〜第15進入スペース28a〜28o)の外側に露出する(図8参照)。
この豆腐カット器10Bは、図1の豆腐カット器10Aが有する効果に加え、以下の効果を有する。豆腐カット器10Bは、第1交差部31に連接された第1ホルダー18aから下方へ第1ガイドバー20aが露出(延出)し、第2交差部32に連接された第2ホルダー18bから下方へ第2ガイドバー20bが露出(延出)するとともに、第3交差部33に連接された第3ホルダー18cから下方へ第3ガイドバー20cが露出(延出)し、第4交差部34に連接された第4ホルダー18dから下方へ第4ガイドバー20dが露出(延出)し、豆腐カット器10Bの四隅(第1〜第4交差部31〜34)に4つのガイドバー20a〜20dが取り付けられているから、豆腐カット器10Bを載置台48に載せたときに、豆腐カット器10Bがそれらガイドバー20a〜20dに支持され、第1〜第3ガイドバー20a〜20cに支持される図1の豆腐カット器10Aと比較し、豆腐カット器10Bを載置台48に安定して据え付けることができる。
豆腐カット器10Bは、それを載置台48に安定して据え付けることができるから、豆腐カット器10Bの姿勢が安定し、前後プレート11,12や左右プレート13,14を上下方向下方へ押圧するときに豆腐カット器10Bがバランスを崩すことはなく、豆腐カット器10Bの転倒を防ぐことができ、第1および第2垂直カッター16A,16Bによって豆腐46を上下方向へ確実に切り分けることができる。
10A 豆腐カット器
10B 豆腐カット器
11 前プレート
12 後プレート
13 左プレート
14 右プレート
15 把持具
16 垂直カッター
16A 第1垂直カッター
16B 第2垂直カッター
17 水平カッター
18a 第1ホルダー
18b 第2ホルダー
18c 第3ホルダー
18d 第4ホルダー
19a 第1コイルバネ
19b 第2コイルバネ
19c 第3コイルバネ
19d 第4コイルバネ
20a 第1ガイドバー
20b 第2ガイドバー
20c 第3ガイドバー
20d 第4ガイドバー
21 上端縁
22 下端縁
23 挿入開口
24 上端縁
25 下端縁
26 上端開口
27 下端開口
28 豆腐進入スペース
28a〜28o 第1〜第15進入スペース(第1〜第n進入スペース)
29a〜29d 第1〜第4支持バー
30 取っ手
31 第1交差部
32 第2交差部
33 第3交差部
34 第4交差部
35 移動スペース
36 第1垂直カッター
37 第2垂直カッター
38 第1垂直カッター
39 第2垂直カッター
40 端縁
41 バネ収容空間
42 下端開口
43 上端部
44 中間部
45 下端部
46 豆腐
47 豆腐
48 載置台

Claims (5)

  1. 互いに平行して横方向へ延びる前プレートおよび後プレートと、前記前後プレートと直交しつつ互いに平行して前後方向へ延びる左プレートおよび右プレートと、それらプレートの内側に画成されて豆腐を通過させる下端開口を有する豆腐進入スペースと、前記豆腐進入スペースに設置されて豆腐を上下方向へ切り分ける垂直カッターとを備え、前記垂直カッターが、前記前後プレートと平行しつつ前記左右プレートに連接されて横方向へ延びる少なくとも1つの第1垂直カッターと、前記第1垂直カッターと直交して前記左右プレートと平行しつつ前記前後プレートに連接されて前後方向へ延びる少なくとも1つの第2垂直カッターとから形成され、前記豆腐進入スペースが、前記第1および第2垂直カッターによって同形同大の第1〜第n進入スペースに分割されていることを特徴とする豆腐カット器。
  2. 前記豆腐カット器が、前記前プレートと前記左プレートとの第1交差部の下端から下方に延びる第1ガイドバーと、前記第1ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第1コイルバネを備え、前記第1交差部に設置されて前記第1ガイドバーを収容可能な第1ホルダーと、前記前プレートと前記右プレートとの第2交差部の下端から下方に延びる第2ガイドバーと、前記第2ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第2コイルバネを備え、前記第2交差部に設置されて前記第2ガイドバーを収容可能な第2ホルダーと、前記後プレートの中央部下端から下方に延びる第3ガイドバーと、前記第3ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第3コイルバネを備え、前記後プレートの中央部に設置されて前記第3ガイドバーを収容可能な第3ホルダーとを含み、前記前後プレートと前記左右プレートとを上下方向下方へ押圧すると、前記第1〜第3ガイドバーが前記第1〜第3コイルバネの付勢力に抗して前記第1〜第3ホルダーの内部に次第に進入し、それらプレートが上下方向下方へ次第に移動する請求項1に記載の豆腐カット器。
  3. 前記豆腐カット器が、前記前プレートと前記左プレートとの第1交差部の下端から下方に延びる第1ガイドバーと、前記第1ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第1コイルバネを備え、前記第1交差部に設置されて前記第1ガイドバーを収容可能な第1ホルダーと、前記前プレートと前記右プレートとの第2交差部の下端から下方に延びる第2ガイドバーと、前記第2ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第2コイルバネを備え、前記第2交差部に設置されて前記第2ガイドバーを収容可能な第2ホルダーと、前記後プレートと前記右プレートとの第3交差部の下端から下方に延びる第3ガイドバーと、前記第3ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第3コイルバネを備え、前記第3交差部に設置されて前記第3ガイドバーを収容可能な第3ホルダーと、前記後プレートと前記左プレートとの第4交差部の下端から下方に延びる第4ガイドバーと、前記第4ガイドバーを上下方向下方へ付勢する第4コイルバネを備え、前記第4交差部に設置されて前記第4ガイドバーを収容可能な第4ホルダーとを含み、前記前後プレートと前記左右プレートとを上下方向下方へ押圧すると、前記第1〜第4ガイドバーが前記第1〜第4コイルバネの付勢力に抗して上下方向上方へ移動しつつ前記第1〜第4ホルダーの内部に次第に進入する請求項1に記載の豆腐カット器。
  4. 前記豆腐カット器が、前記コイルバネの付勢力に抗して前記前後プレートと前記左右プレートとを上下方向下方へ押し下げる把持具を含み、前記把持具が、前記前プレートと前記左プレートとの第1交差部に連接されて前記豆腐進入スペースの上端開口の中央に向かって上り勾配に延びる第1支持バーと、前記前プレートと前記右プレートとの第2交差部に連接されて前記上端開口の中央に向かって上り勾配に延びる第2支持バーと、前記後プレートと前記右プレートとの第3交差部に連接されて前記上端開口の中央に向かって上り勾配に延びる第3支持バーと、前記後プレートと前記左プレートとの第4交差部に連接されて前記上端開口の中央に向かって上り勾配に延びる第4支持バーと、前記第1〜第4支持バーの交差箇所に取り付けられた取っ手とから形成されている請求項2または請求項3に記載の豆腐カット器。
  5. 前記豆腐カット器が、前記前プレートの中央部に形成されて横方向へ延びる挿入開口と、前記挿入開口に挿脱可能に挿入されて前記豆腐を横方向へ切り分ける水平カッターとを含み、前記垂直カッターが、前記豆腐進入スペースを上下方向に二分したときの上方進入スペースに位置する上方垂直カッターと、前記豆腐進入スペースを上下方向に二分したときの下方進入スペースに位置する下方垂直カッターとに分割され、前記水平カッターを進退可能に移動させる移動スペースが、前記上方垂直カッターと前記下方垂直カッターとの間に画成されている請求項1ないし請求項4いずれかに記載の豆腐カット器。
JP2013002909U 2013-05-24 2013-05-24 豆腐カット器 Expired - Fee Related JP3185174U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013002909U JP3185174U (ja) 2013-05-24 2013-05-24 豆腐カット器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013002909U JP3185174U (ja) 2013-05-24 2013-05-24 豆腐カット器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3185174U true JP3185174U (ja) 2013-08-01

Family

ID=50428969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013002909U Expired - Fee Related JP3185174U (ja) 2013-05-24 2013-05-24 豆腐カット器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3185174U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018192620A (ja) * 2018-08-23 2018-12-06 株式会社高井製作所 豆腐の切断装置及び豆腐のパック詰め装置
JP2018192619A (ja) * 2018-08-23 2018-12-06 株式会社高井製作所 豆腐の切断装置及び豆腐のパック詰め装置
CN114043560A (zh) * 2021-10-19 2022-02-15 金磨坊食品有限公司 一种鱼豆腐零食生产的切块设备及切块方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5291864U (ja) * 1975-12-29 1977-07-08
JPS5473055U (ja) * 1977-11-02 1979-05-24
JPS60182950U (ja) * 1984-05-15 1985-12-04 西本 紀代美 豆腐用調理器
JPS61181700U (ja) * 1985-05-07 1986-11-12
JP2004008205A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Suzugiyo Ri 豆腐カッター
US20060093716A1 (en) * 2004-11-01 2006-05-04 Wu Zhi M Apparatus and method for cutting tofu and other foods

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5291864U (ja) * 1975-12-29 1977-07-08
JPS5473055U (ja) * 1977-11-02 1979-05-24
JPS60182950U (ja) * 1984-05-15 1985-12-04 西本 紀代美 豆腐用調理器
JPS61181700U (ja) * 1985-05-07 1986-11-12
JP2004008205A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Suzugiyo Ri 豆腐カッター
US20060093716A1 (en) * 2004-11-01 2006-05-04 Wu Zhi M Apparatus and method for cutting tofu and other foods

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018192620A (ja) * 2018-08-23 2018-12-06 株式会社高井製作所 豆腐の切断装置及び豆腐のパック詰め装置
JP2018192619A (ja) * 2018-08-23 2018-12-06 株式会社高井製作所 豆腐の切断装置及び豆腐のパック詰め装置
CN114043560A (zh) * 2021-10-19 2022-02-15 金磨坊食品有限公司 一种鱼豆腐零食生产的切块设备及切块方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3185174U (ja) 豆腐カット器
JP2012152848A (ja) 断裁機、断裁刃カバーおよび断裁刃の交換方法
KR101532973B1 (ko) 목형 적치대
JP2011068040A (ja) アンダーカット処理機構
KR20170037583A (ko) 플라즈마 절단 및 머시닝 가공 장치에서 가공 대상물의 받침 구조
JP2010214898A (ja) アンダーカット処理機構
CN209859930U (zh) 可承载硅片的硅片花篮
JP7220906B2 (ja) 十字方向の引き出し構造体及び同引き出し構造体を用いた物品収納具
KR101438208B1 (ko) 봉재 절단용 치구
JP7475031B2 (ja) 切断装置
JP6993078B2 (ja) 移動式什器
JP5981130B2 (ja) メダルプッシャゲーム機
CN110211909B (zh) 一种可承载硅片的硅片花篮
KR101912082B1 (ko) 격벽을 갖는 평판표시장치용 프레임의 격벽 펀칭을 위한 금형구조체
JP3207875U (ja) グレーチングの抜け止め機構
JP6008903B2 (ja) 収納ケース
JP5353487B2 (ja) 磁石群から磁石を分離する磁石分離装置
JP6705930B1 (ja) 棚板押さえ具
CN214184930U (zh) 一种多部位同时清除毛刺的模具结构
JP4623284B2 (ja) パンチ用サイドゲージ
JP3244260U (ja) 飲料パック解体器
CN217451707U (zh) 一种用于置物篮网板加工的切角模具
CN203042021U (zh) 多功能组合收纳架
CN201744568U (zh) Led支架冲压模具
CN217200703U (zh) 感烟报警器反面托盘

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20140113

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees