JP5353487B2 - 磁石群から磁石を分離する磁石分離装置 - Google Patents

磁石群から磁石を分離する磁石分離装置 Download PDF

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Description

本発明は、工場等の作業現場等において、鉄製の部材に吸着する性質を持つ永久磁石製の部品を、磁石群から所定の数量ずつ分離するための装置に関するものである。
無線機等の機器の部品として使用される磁石は、複数の磁石が互いに吸着された状態で納入業者から組み立て工場に納品されることがあり、組み立て工場の作業者は、手作業で1個ずつ磁石を分離していた。
このように、互いに吸着した状態の磁石を分離する作業は手間がかかるので、磁石の間に非磁性体からなるスペーサを介在させた状態で納品される場合がある。
このようなスペーサを介在させた状態で納品される場合は、比較的弱い力でも磁石を分離することができる。
しかし、非磁性体からなるスペーサを介在させた状態で納品される場合には、作業者の作業卓上に、分離させて不要になった多数のスペーサが、磁石と混在することになり、作業性が悪くなるという問題があった。
また、スペーサを介在させてもさせなくても、一旦分離させた磁石が、再びもとの磁石群に吸着することがあるので、作業性が悪いという問題があった。
特開平10−92632号公報
複数の磁石から1つの磁石を分離する装置としては、特許文献1に開示の技術があるが、この技術は、回転するアームや、アームを回転させるアクチュエータや、ヨークを上下動させるアクチュエータ等の大がかりな機構と動力を用いたものであるので、無線機等のような機器の組み立て作業には適さないものである。
請求項1に係る磁石群から磁石を分離する磁石分離装置は、
複数の磁石を相互に磁気吸着させた一列の磁石群を水平面と交差する方向に収納する磁石群収納筒と、
該磁石群収納筒の下端の開口に擦り沿った状態で、且つ、前記磁石群収納筒の軸方向に交差する方向にスライド可能なスライド部材とを備え、
前記スライド部材には、所定の個数の磁石が前記磁石群収納筒から落ち込んで入り込み得る凹部が形成されており、
前記スライド部材は、前記凹部が前記磁石群収納筒の真下で前記開口に望む第1位置と、前記凹部が前記磁石群収納筒から離れた第2位置の2位置の間で往復スライド可能に配設されて、
前記スライド部材を前記第1位置にスライドさせて、前記磁石群収納筒の開口から所定の個数の磁石を前記凹部に落とし込んだ後、
前記スライド部材を前記第2位置にスライドさせて、凹部に入り込んだ磁石を取り出すように構成し、
前記スライド部材には、前記第1位置と前記第2位置との間において、前記磁石群の磁石の間に介在する非磁性体からなるスペーサのひとつが前記磁石群収納筒から落ち込んで入り込み得るスペーサ用凹部が形成されており、
前記スライド部材を前記第2位置にスライドさせて、前記磁石群収納筒の開口からスペーサを1つずつ前記スペーサ用凹部に落とし込んだ後、
前記スライド部材を前記第1位置にスライドさせて、前記スペーサ用凹部に入り込んだスペーサを露出させるように構成した。
請求項2では、
複数の磁石を相互に磁気吸着させた一列の磁石群を収納する磁石群収納筒と、
該磁石群収納筒に収納された磁石を、前記磁石群収納筒の一方の開口に向けて付勢する付勢手段と、
前記磁石群収納筒の前記開口に擦り沿った状態で、且つ、前記磁石群収納筒の軸方向に交差する方向にスライド可能なスライド部材とを備え、
前記スライド部材には、付勢された所定個数の前記磁石が前記磁石群収納筒から押し出されて入り込み得る凹部が形成されており、
前記スライド部材は、前記凹部が前記磁石群収納筒の前記開口に望む第1位置と、前記凹部が前記磁石群収納筒から離れた第2位置の2位置の間で往復スライド可能に配設されて、
前記スライド部材を前記第1位置にスライドさせて、前記磁石群収納筒の開口から所定の個数の磁石を前記凹部に押し出した後、
前記スライド部材を前記第2位置にスライドさせて、凹部に入り込んだ磁石を取り出すように構成し、
前記スライド部材には、前記第1位置と前記第2位置との間において、前記磁石群の磁石の間に介在する非磁性体からなるスペーサのひとつが前記磁石群収納筒から入り込み得るスペーサ用凹部が形成されており、
前記スライド部材を前記第2位置にスライドさせて、前記磁石群収納筒の開口からスペーサを1つずつ前記スペーサ用凹部に入り込ませた後、
前記スライド部材を前記第1位置にスライドさせて、前記スペーサ用凹部に入り込んだスペーサを露出させるように構成した。
請求項では、
前記スペーサ用凹部の近傍には、前記磁石群収納筒の最下部の磁石を反発させる磁石が配設されている。
請求項では、
前記磁石が入り込む凹部を、平面視U字状とした。
請求項では、
前記スペーサ用凹部を、平面視U字状とした。
請求項1に係る磁石群から磁石を分離する磁石分離装置によれば、スライド部材は、凹部が磁石群収納筒の真下で開口に望む第1位置と、凹部が磁石群収納筒から離れた第2位置の2位置の間で往復スライド可能に配設されているので、スライド部材を第1位置と第2位置とでスライドさせることによって、前記磁石群収納筒の磁石群から所定の個数の磁石を取り出すことができ、優れた作業性が得られる。
また、前記スライド部材には、前記第1位置と前記第2位置との間において、前記磁石群の磁石の間に介在する非磁性体からなるスペーサのひとつが前記磁石群収納筒から落ち込んで入り込み得るスペーサ用凹部が形成されて、前記スライド部材をスライドさせて、前記スペーサ用凹部に入り込んだスペーサを排出できるように構成したので、スライド部材を往復スライドさせることによって、磁石の取り出しとスペーサの排出を効率よく行うことができる。
さらに、前記スライド部材を前記第2位置にスライドさせて、前記磁石群収納筒の開口からスペーサを1つずつ前記スペーサ用凹部に落とし込んだ後、
前記スライド部材を前記第1位置にスライドさせて、前記スペーサ用凹部に入り込んだスペーサを露出させるように構成したので、スペーサを取り出すことが容易にできる。
請求項2に係る磁石群から磁石を分離する磁石分離装置によれば、磁石群収納筒に収納された磁石を、開口に向けて付勢する付勢手段を設けたので、上記効果に加えて、重力を用いなくても、磁石を取り出すことが可能となり、磁石群収納筒を縦置きに限らず、横置きなど種々の形態で使用することができる。
請求項では、
前記スペーサ用凹部の近傍には、前記磁石群収納筒の最下部の磁石を反発させる磁石が配設されているので、第2位置において、前記スペーサ用凹部に、前記磁石群収納筒の最下部の磁石が落ち込むことを防止することができる。
請求項では、
前記磁石が入り込む凹部を、平面視U字状としたので、凹部に入り込んだ磁石もしくはスペーサをスライドさせて容易に取り出すことが可能となる。
請求項では、
前記スペーサ用凹部を、平面視U字状としたので、凹部に入り込んだ磁石もしくはスペーサをスライドさせて容易に取り出すことが可能となる。
本発明の実施例1に係る磁石群から磁石を分離する磁石分離装置の斜視図である。 前記磁石群から磁石を分離する磁石分離装置の動作を説明するために図1をX−Y線で切断した側面断面図である。 前記磁石群から磁石を分離する磁石分離装置に用いる磁石群の斜視図である。 実施例2に係る磁石群から磁石を分離する磁石分離装置の要部の側面断面図である。 実施例3に係る磁石群から磁石を分離する磁石分離装置の要部の側面断面図である。 スライド部材の斜視図である。
本発明に係る磁石群から磁石を分離する磁石分離装置を実施するための形態を、図1、2に示した実施例の図面を参照して説明する。
本発明に係る実施例1の磁石群から磁石を分離する磁石分離装置1(以下、単に「磁石分離装置1」と言う。)は、例えば2本の透明な樹脂製のパイプP1、P2を水平板状のパイプ台2に立設し、この縦置きのパイプP1,P2の内部に、複数の磁石Mを非磁性体からなるスペーサSを介して相互に磁気吸着させた一列の磁石群MSを収納するように構成されている。前記パイプP1,P2は、特許請求の範囲に記載された磁石群収納筒に相当する。
前記パイプ台2は上下2枚の板状部材21、22からなり、上側の板状部材21には前記パイプP1,P2と同じ内径で貫通する貫通孔29が形成されており、下側の板状部材22にはそのような孔は形成されていない。係る構成により、前記パイプP1、P2に収納された磁石群MSの最下端の磁石Mが前記孔を通過して、後述するスライド部材3に当たった状態で止まるように構成されている。前記2枚の板状部材21、22の間に形成される隙間23は、前記磁石Mの一枚分の厚さ以上であって、且つスライド部材3の厚さより僅かに大きく形成され、一枚分の磁石の厚さと一枚のスペーサの厚さの合計よりは十分に狭い隙間に形成されている。
前記隙間23の横幅(スライド方向に直交する方向の長さ)は、前記2本のパイプP1、P2の間隔より十分広く形成されている。
前記2枚の板状部材21、22の間に形成される隙間23には、ほぼ均一な厚さの板状のスライド部材3が、前記2枚の板状部材21、22に対してスライド可能に配設されている。前記スライド部材3の長さは上側の板状部材21よりも長い。
前記スライド部材3の厚みと横幅は前記隙間23内でスムーズにスライド可能な厚みと横幅に設定されている。即ち、前記スライド部材3の厚さは、一枚分の磁石の厚さより厚く、一枚分のスペーサの厚さよりも厚く、また、後述する磁石用凹部31、32の深さより厚い。
前記スライド部材3は、図2の(A)に示した第1位置(待機位置)と、図2の(B)に示した第2位置(取り出し位置)との2位置間で往復スライド可能に配設されている。図示しないが、前記第1位置より奥にスライドしないように配設されたストッパと、前記第2位置より手前にスライドしないように配設されたストッパとを備えている。
前記スライド部材3の上面には、前記第1位置において、前記パイプP1,P2の真下にくる位置に、前記磁石Mがひとつ落ち込み得る磁石用凹部31、32が、それぞれのパイプP1,P2の位置に対応させて形成されている。
前記磁石用凹部31、32は前記磁石Mより少し大きい円形の穴であり、その穴の大きさは、前記磁石Mが1つだけ入り込める大きさに形成され、且つ、深さは前記磁石1枚の厚みよりやや深く形成されている。
また、取り出した磁石Mを機器の筐体に取り付ける際に使用するドライバーの先端が入りやすいように、前記磁石用凹部31、32の底面の中央にはドライバー用穴311、321が形成されている(図6参照。)。
また、前記スライド部材3の上面には、前記第2位置において、前記パイプP1,P2の真下にくる位置に、前記スペーサSがひとつ落ち込み得るスペーサ用凹部33、34が、それぞれのパイプP1,P2の位置に対応させて形成されている。前記第2位置におけるスペーサ用凹部33、34の裏面には磁石33M,34Mが配置されている。
前記スペーサ用凹部33、34は前記スペーサSの外径より幅の広い溝状の凹部であり、平面視ではU字状の溝に形成されている(図6参照。)。
前記上側の板状部材21には、前記第2位置における前記スライド部材3の前記磁石用凹部31、32の上側に対応する部分に、取り出し用切り欠け25、26が設けられており、これらの取り出し用切り欠け25、26の周囲には磁石25M、26Mが配置されている。
前記スライド部材3の手前側には把手35が設けられており、この把手35を押すことで前記第1位置にスライドさせ、引くことによって前記第2位置にスライドさせることができる。
前記スライド部材3の長さは上側の板状部材21の長さより長いので、スライド部材3の上面の一部は上側の板状部材21により覆われ、上面の他の部分は上側の板状部材21に覆われることなく露出する。
前記上側の板状部材21に対してスライド部材3をスライドさせることにより、上側の板状部材21により覆われる部分を変更することができる。
前記第1位置では、スライド部材3に形成された磁石用凹部31、32は上側の板状部材21で覆われ、スペーサ用凹部33、34は上側の板状部材21で覆われることなく露出する。
前記第2位置では、スライド部材3に形成された磁石用凹部31、32は上側の板状部材21で覆われることなく露出し、スペーサ用凹部33、34は上側の板状部材21で覆われる。
以上の構成の磁石分離装置1の動作について以下に説明する。
最初に、前記把手35を押して、前記スライド部材3を前記第1位置(待機位置)にスライドさせておき、図3に示したような磁石群MSを両方のパイプP1,P2に挿入する。このとき、磁石群MSの最下部の磁石Mが、前記上側の板状部材21の貫通孔29を通り抜けて、第1位置にある前記スライド部材3の前記磁石用凹部31、32に落ち込む。そして、落ち込んだ磁石の真上に位置するスペーサSは前記貫通孔29で止まる。
この状態で、前記把手35を引いて、前記スライド部材3を前記第2位置(取り出し位置)に向かってスライドさせると、スライド部材3は、磁石用凹部31、32に磁石Mを取り込んだ状態でスライドして、前記第2位置に向かう。
前記スライド部材3が前記第2位置までスライドすると、磁石用凹部31、32で運ばれてきた磁石Mは、前記取り出し用切り欠け25、26の真下の位置で露出するので、磁石Mが取り出し可能となる。
この際、取り出し用切り欠け25、26の周囲に配置された磁石25M、26Mが、比較的弱い磁力で、磁石用凹部31、32の磁石Mを吸着するので、磁石Mを取り出す際に、パイプP1,P2に収納された磁石群MSに吸着されることを防止できるので、作業性が良い。
このようなスライド動作を繰り返すことによって、パイプP1,P2に収納された磁石群MSの磁石を1つずつ取り出すことができる。
スライド部材3が第1位置から第2位置にスライドすると、前記上側の板状部材21の貫通孔29で止まっていたスペーサSは、前記スライド部材3に形成されたスペーサ用凹部33、34に落ち込む。続いて、当該スペーサSの真上の磁石が前記貫通孔29の位置で止まる。前記スペーサ用凹部33、34の深さはスペーサS1枚分の厚みしかないので、次の磁石が前記貫通孔29から前記隙間23に露出することは無い。
第2位置において、磁石Mを磁石用凹部31、32から取り出す間は、スペーサ用凹部33、34にはスペーサSが収納された状態である。
次に、把手35を押して、スライド部材3を第2位置から第1位置に戻すと、スペーサ用凹部33、34に収納されたスペーサSは、上側の板状部材21で覆われることなく露出するので、スライド部材3から取り出すことができる。
このような第1位置においては、前述したように、次の磁石が、パイプP1,P2から貫通孔29を通過して磁石用凹部31、32に落ち込むのである。
このようなスライド動作を繰り返すことによって、パイプP1,P2に収納された磁石群MSの磁石を、手前側の作業側で1つずつ取り出す動作と、スペーサを奥側の排出側で排出させることができるのである。
なお、スライド部材3が第2位置にあるときにスペーサが落ち込むようにスペーサ用凹部33、34をスライド部材3に設けることに限定されることはない。スライド部材3が第1位置から第2位置に移動する際に、スペーサが落ち込むようにスペーサ用凹部33、34を設けてもよい。
前記スペーサ用凹部33、34を平面視U字状とすることで、落ち込んだスペーサをスペーサ用凹部33、34内でスライドさせることが可能となり、スペーサの排出が容易になる。
このような平面視U字状の凹部を磁石用凹部31、32に採用してもよい。
次に、磁石群MSにおいて、スペーサが抜けている場合の動作を説明する。
この場合には、磁石群MSの最下部の磁石がスライド部材3の磁石用凹部31、32に落ち込んだ後には、当該落ち込んだ磁石の真上の磁石が、貫通孔29の位置に来る。その状態で、スライド部材3、第1位置から第2位置にスライドさせると、前記貫通孔29の磁石は、スペーサ用凹部33、34に落ち込もうとするが、前記スペーサ用凹部33、34の裏面に配設された磁石33M,34Mと反発するので、前記貫通孔29の磁石がスペーサ用凹部33、34に落ち込むことは防止される。
このようにして、前記磁石分離装置1によれば、磁石群から磁石を1枚ずつ容易に手前側に取り出すことができるので、磁石を用いる機器の組み立て作業の作業性が良い。
そして、このような磁石を取り出すための一連の動作で、不要なスペーサを奥側に排出するという動作を並行して行うことができる。
しかも、スペーサを挟んだ磁石群でも、挟んでいない磁石群であっても、優れた作業性が得られる。
また、前記パイプP1,P2は透明な材質としたので、磁石の残量が少なくなってきた場合には、早く気づくことができるので、磁石群の早めの補充が可能となる。
以上の実施例では、磁石を2枚ずつ取り出すために2本のパイプP1,P2を備えた磁石分離装置を説明したが、1枚ずつの磁石しか必要でない場合には、一方のパイプだけ使用するか、パイプを1本だけ備えた磁石分離装置を用意すればよい。
また、磁石をN枚ずつ取り出すためにはN本のパイプを備えた磁石分離装置を用意すればよい。
また、一列の磁石群から所定の個数の磁石を、一回の操作で分離して取り出すためには、スライド部材の厚さを厚くするとともに、磁石用凹部の深さを前記所定の個数の磁石の厚みの合計より僅かに深くするとよい。なお、前記磁石群にスペーサが介在している場合にはスペーサの厚みも考慮することは当然である。
以上の実施例においては、パイプP1,P2とスライド部材3とが直交する構成の磁石分離装置1を説明したが、磁石群が斜めの棒状態で供給される場合には、図4に示したように、パイプP3とスライド部材5とは直交せずに斜めに交差させてもよい。この場合のように、スライド部材のスライド方向は、パイプの軸方向と交差する方向であれば良く、必ずしも直交する必要はない。
以上の実施例1、2においては、縦置きのパイプを用いることにより、重力によって磁石をスライド部材の磁石用凹部に落とし込むように構成したが、重力によって1枚ずつ落とし込むことのできない場合(例えば横置き方向等のパイプを用いる場合)には、バネ等の付勢手段を用いればよい。
例えば、図5に示したように、パイプP4に圧縮バネ61による付勢手段6を備えることによって、磁石群MSを横方向にでも上方向にでも押し出して、スライド部材7に設けた凹部71を用いて1枚ずつ取り出すことができる。
本発明は、磁石を用いる種々の作業に広く適用できる。
P1、P2 パイプ、縦置きの磁石群収納筒
M 磁石
MS 磁石群
S スペーサ
1 磁石分離装置、磁石群から磁石を分離する磁石分離装置
2 パイプ台
21 上側の板状部材
22 下側の板状部材
23 2枚の板状部材の隙間
3 スライド部材
31、32 磁石用凹部
33、34 スペーサ用凹部

Claims (5)

  1. 複数の磁石を相互に磁気吸着させた一列の磁石群を水平面と交差する方向に収納する磁石群収納筒と、
    該磁石群収納筒の下端の開口に擦り沿った状態で、且つ、前記磁石群収納筒の軸方向に交差する方向にスライド可能なスライド部材とを備え、
    前記スライド部材には、所定の個数の磁石が前記磁石群収納筒から落ち込んで入り込み得る凹部が形成されており、
    前記スライド部材は、前記凹部が前記磁石群収納筒の真下で前記開口に望む第1位置と、前記凹部が前記磁石群収納筒から離れた第2位置の2位置の間で往復スライド可能に配設されて、
    前記スライド部材を前記第1位置にスライドさせて、前記磁石群収納筒の開口から所定の個数の磁石を前記凹部に落とし込んだ後、
    前記スライド部材を前記第2位置にスライドさせて、凹部に入り込んだ磁石を取り出すように構成し、
    前記スライド部材には、前記第1位置と前記第2位置との間において、前記磁石群の磁石の間に介在する非磁性体からなるスペーサのひとつが前記磁石群収納筒から落ち込んで入り込み得るスペーサ用凹部が形成されており、
    前記スライド部材を前記第2位置にスライドさせて、前記磁石群収納筒の開口からスペーサを1つずつ前記スペーサ用凹部に落とし込んだ後、
    前記スライド部材を前記第1位置にスライドさせて、前記スペーサ用凹部に入り込んだスペーサを露出させるように構成したことを特徴とする磁石群から磁石を分離する磁石分離装置。
  2. 複数の磁石を相互に磁気吸着させた一列の磁石群を収納する磁石群収納筒と、
    該磁石群収納筒に収納された磁石を、前記磁石群収納筒の一方の開口に向けて付勢する付勢手段と、
    前記磁石群収納筒の前記開口に擦り沿った状態で、且つ、前記磁石群収納筒の軸方向に交差する方向にスライド可能なスライド部材とを備え、
    前記スライド部材には、付勢された所定個数の前記磁石が前記磁石群収納筒から押し出されて入り込み得る凹部が形成されており、
    前記スライド部材は、前記凹部が前記磁石群収納筒の前記開口に望む第1位置と、前記凹部が前記磁石群収納筒から離れた第2位置の2位置の間で往復スライド可能に配設されて、
    前記スライド部材を前記第1位置にスライドさせて、前記磁石群収納筒の開口から所定の個数の磁石を前記凹部に押し出した後、
    前記スライド部材を前記第2位置にスライドさせて、凹部に入り込んだ磁石を取り出すように構成し、
    前記スライド部材には、前記第1位置と前記第2位置との間において、前記磁石群の磁石の間に介在する非磁性体からなるスペーサのひとつが前記磁石群収納筒から入り込み得るスペーサ用凹部が形成されており、
    前記スライド部材を前記第2位置にスライドさせて、前記磁石群収納筒の開口からスペーサを1つずつ前記スペーサ用凹部に入り込ませた後、
    前記スライド部材を前記第1位置にスライドさせて、前記スペーサ用凹部に入り込んだスペーサを露出させるように構成したことを特徴とする磁石群から磁石を分離する磁石分離装置。
  3. 前記スペーサ用凹部の近傍には、前記磁石群収納筒の最下部の磁石を反発させる磁石が配設されていることを特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載の磁石群から磁石を分離する磁石分離装置。
  4. 前記磁石が入り込む凹部を、平面視U字状としたことを特徴とする請求項1、2、3の何れか1項に記載の磁石群から磁石を分離する磁石分離装置。
  5. 前記スペーサ用凹部を、平面視U字状としたことを特徴とする請求項1、2、3、4の何れか1項に記載の磁石群から磁石を分離する磁石分離装置。
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