JP3184879B2 - 官能化されたポリマー及び官能化されたポリマーを得る方法 - Google Patents

官能化されたポリマー及び官能化されたポリマーを得る方法

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JP3184879B2 JP52172296A JP52172296A JP3184879B2 JP 3184879 B2 JP3184879 B2 JP 3184879B2 JP 52172296 A JP52172296 A JP 52172296A JP 52172296 A JP52172296 A JP 52172296A JP 3184879 B2 JP3184879 B2 JP 3184879B2
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    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F10/04Monomers containing three or four carbon atoms
    • C08F10/08Butenes
    • C08F10/10Isobutene

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、官能化されたポリマーを得る方法に関す
る。
発明の背景 末端が官能化されたポリイソブチレン等の末端官能化
ポリマーは、油性組成物において、改質剤として有用で
あり、また、ポリウレタン及び両親媒性ネットワーク
(網状組織)等の有用物質の調製のための、重要な原料
物質でもある。典型的には、官能化されたポリイソブチ
レン等の官能化ポリマーは、少なくとも二工程でポリマ
ーの単離を必要とする多段プロセスで調製される。しか
しながら、多段プロセスは、商業的には望ましくない。
カルボカチオン性リビング重合の出現に伴って、リビ
ングポリマーを官能化する試みが為された。これらの試
みの成功の度合は、重合されるモノマーの種類に直接的
に関係する。イソブチルビニルエーテルのような、より
反応性に富むカルボカチオン性モノマーの単純なワン・
ポット(one−pot)(又は、イン・サイツ(in−sit
u))鎖末端官能化は、イオン性求核添加剤、即ち、メ
タノール、アルキルリチウム等を用いて行われ得る(エ
ム・サワモト(M.Sawamoto)等、高分子、20巻、1頁
(1987年)参照)。これらのより反応性に富むカチオン
性モノマーを用いる末端がキャップされたリビングポリ
マーのための他の方法が、ポリ(イソブチルビニルエー
テル)鎖のシリルケテンアセタール又はシリルエノール
エーテルとのカップリングに関して、エイチ・フクイ
(H.Fukui)等、高分子、26巻、7315頁(1993年)及び
高分子、27巻、1297頁(1994年)に開示されている。し
かしながら、これらの添加剤が、イソブチレン等のより
反応性が低いモノマーのリビング重合に添加される場合
には、鎖末端官能化は生じない(ズィー・フォーダー
(Z.Fodor)等、ポリマー調製アメリカ化学学会(Poly
m.Prepr.Amer.Chem.Soc.)、35巻(2号)、492頁(199
4年)参照)。イソブチレン重合の最終段階での求核試
薬の添加により、結果として、触媒の消費と、所望の求
核置換の替わりに、ポリイソブチレンにおける第三アル
キルクロライド鎖末端の形成がもたらされた。従って、
これらのより反応性が低いモノマーから作られるリビン
グポリマーを官能化するには、多段プロセスが必要であ
ろう。しかしながら、重合の最終段階でアリルトリメチ
ルシランを添加することにより、リビングポリイソブチ
レンのイン・サイツ官能化によってアリル鎖末端が供給
され得る(欧州特許公開公報第0264214号、又は、ビー
・イワン(B.Ivan)等、高分子科学誌、パートA、高分
子化学、28巻、89頁(1990年)参照)ことを考慮する場
合でさえも、この官能化では、官能基を導入するための
化学の選択が制限される。このように、この分野には、
イソブチレン等のより反応性が低いカチオン性モノマー
に由来する官能化されたリビングポリマーを供給するた
めの、一工程プロセス及び二又は三工程プロセスを提供
する必要がある。
強力なルイス酸を用いて作られたリビングポリマーの
求電子置換反応は、そのようなリビングポリマーでは、
更なる反応のためには活性な鎖末端の濃度があまりに小
さいと考えられるために、これまでは実行可能な選択肢
として考慮されていなかった。そのような置換は、1−
アダマンチル等の重合されていないハロゲン化物を用い
て行われているが、そのような置換がポリイソブチレン
等のリビングポリマーについて成功するであろうという
暗示はない。
ケイ・ミヤシタ(K.Miyashita)等、高分子科学誌、
高分子化学、32巻、2531頁(1994年)に開示されている
ように、近年、シリルケテンアセタール及びシリルエノ
ールエーテルを用いるリビングポリスチレンの官能化が
行われている。このシステムでは、リビング重合を達成
するために、SnCl4/R4N+Cl-触媒系を使用するので、定
量的に末端キャップを完了するために、200倍過剰のシ
リルエノールエーテルが必要である。著者等が指摘する
ように、この方法により、選択的且つほぼ定量的な末端
官能化が導かれるけれども、大過剰のシリルエノールエ
ーテルのために、この方法は、末端が官能化されたポリ
スチレンを導くための実用的な方法とはなっていない。
本発明は、シリルエノールエーテルの量を実用レベルま
で著しく低減し、且つ、ルイス酸触媒系を適切に選択す
ることにより、末端官能化を達成する方法を示す。
発明の簡単な説明 本発明は、炭化水素モノマーに由来するリビングポリ
マーをシリルエノールエーテルと結合させることを含
む、官能化されたポリマーを得る方法に関する。本発明
の目的のためには、“リビング”カチオン性重合は、Mn
(数平均分子量)とポリマー収量との間に実験誤差範囲
内で直線的関係を導く重合条件であって、その条件下で
は、分子量の調整は、DPn=[M]/[I](ここで、D
Pは数平均重合度、[M]はモノマー濃度、[I]は開
始剤濃度である)によって決定されるものとして定義さ
れる。重合の間、及び官能化が行われ得る、好ましくは
2〜3時間又はそれ以上、より好ましくは少なくとも5
分間の重合後の時間を通じて、鎖の移動も停止も実質的
に生じない。“実質的に生じない”とは、鎖の移動又は
停止によって永久的に作用されるのは、鎖の15%以下で
あることを意味する。従って、リビングポリマーとは、
鎖の停止又は移動がなされていない、活性な鎖末端を有
するポリマーである。ポリマーが鎖の停止又は移動を15
%未満の範囲内で受けたか否かを決めるために、理論上
のMn対収量をプロットし、その後、ポリイソブチレン標
品に基づく検量線を用いて、GPCで測定したMn値と比較
する。仮に、測定されたMn値が、算出されたMn対収量を
示す線の上又は下で15%を超えて離れているならば、そ
の場合は、その系は15%超の鎖の導又は停止を含む。
本発明は、更に、上記方法を通して、及び上記方法に
よって製造された新規組成物に関する。
図面の簡単な説明 図1は、開始部位が、どのように官能鎖末端の数を調
整するかについて説明する。
発明の詳細な説明 本発明は、炭化水素モノマーを、(1)第三アルキル
ハロゲン化物、第三アラルキルハロゲン化物、第三アル
キルエーテル、第三アラルキルエーテル、第三アルキル
エステル及び第三アラルキルエステルからなる群から選
択される開始剤、(2)チタン、ホウ素又はアルミニウ
ムのハロゲン化物のルイス酸共開始剤、及び(3)プロ
トン捕捉剤及び/又は電子供与体と、前記モノマー及び
前記ルイス酸共開始剤の選択を考慮して選択した比誘電
率を有する溶剤中において接触させて前記炭化水素モノ
マーに由来するリビングポリマーを調製し、且つ、当該
リビングポリマーにシリルエノールエーテルを反応させ
ることを含む、ポリマーの官能化のための方法に関す
る。好適実施態様においては、シリルエノールエーテル
は、モノマーがポリマーに100%転化したすぐ後に、リ
ビングイソブチレン重合系に添加される。更に又、本発
明は、単一反応器又は連続した反応器中での、官能化さ
れた分子量分布(Mw/Mn)が狭いポリマーの調製に使用
され得る。
好適実施態様においては、シリルエノールエーテルと
結合されるポリマーは、好ましくは、オレフィン性、α
−オレフィン性、二置換オリフィス性、スチレン性モノ
マーから選択される一種以上のモノマーに由来するポリ
マーである。好ましいモノマーには、カチオン重合され
得る、即ち、モノマーが電子供与性基を含むために、カ
チオン又は成長中心を安定化できる、いずれかの炭化水
素モノマーが含まれる。これらのモノマーの適切なリス
トには、ジェー・ビー・ケネディ(J.P.Kennedy)、オ
レフィン類のカチオン重合:重要な目録、ジョーン・ワ
イリー及びその息子たち、ニューヨーク、1975年(ここ
に援用する)に記載されたモノマー(但し、これらに限
定されるわけではない)が含まれる。特に好ましいモノ
マーには、炭素原子を1〜20個、より好ましくは1〜8
個、更により好ましくは2〜6個含む、オレフィン類、
α−オレフィン類、二置換オレフィン類、イソオレフィ
ン類、スチレン、及び/又は置換スチレン類の中の一種
以上が含まれる。好ましいモノマーの例には、スチレ
ン、パラアルキルスチレン、パラメチルスチレン、α−
メチルスチレン、イソブチレン、2−メチルブテン、2
−メチルペンテン、イソプレン、ブタジエン等が含まれ
る。特に好ましいモノマーの組み合わせは、イソブチレ
ンとパラメチルスチレンを含み、一方、特に好ましいホ
モポリマーは、ポリイソブチレンである。
シリルエノールエーテルと結合されるポリマーは、ど
のような分子量であってもよく、200という低い、ある
いは500〜1,000,000まで、又はそれを超えるMnを包含す
る。所望の最終的な用途に応じて、種々のMnが好まし
い。例えば、添加剤や潤滑剤等の、種々の油性組成物中
での使用のためには、約300〜10,000のMnが好ましく、
約450〜約4,000のMnが特に好ましい。別の実施態様にお
いては、約500〜約2,200のMnが好ましく、500〜約1,300
のMnがより好ましく、一方では、約450と約950の間のMn
が特に好ましい。更に他の実施態様においては、分子量
がより高い官能化されたポリマーが好ましい。例えば、
300,000まで又はそれを超えるMnを有する官能化された
ポリマーは、タイマやゴム工業において、基本ポリマー
又はブレンドのための改質ポリマーとして使用され得
る。
シリルエノールエーテルと結合され得るリビングポリ
マーを得る方法には、欧州特許公開公報第206756号、米
国特許第5,350,819号、同第5,169,914号、同第4,910,32
1号、及び1993年9月28日に出願された米国特許出願番
号第08/128,449号(これらはすべてここに援用される)
に開示された方法が包含される。ハロゲン化物で停止さ
れたポリマーは、非リビング重合技術で調製され得る。
その例には、米国特許第4,276,394号、同第4,524,188
号、同第4,342,849号及び同第4316,973号(これらはこ
こに援用される)に開示のものが包含される。好適実施
態様においては、約2.4〜約4の比誘電率を有する溶剤
系中の、塩化ジメチルアルミニウムといずれかの第三ア
ルキル開始剤との組み合わせが、リビングポリマーの製
造のために選択される。
リビング重合は、種々の方法を用いて達成され得る。
それらの方法の中のいくつかは、米国特許第5,350,819
号、同第5,169,914号及び同第4,910,321号中に開示され
ている。イソブチレンのリビング重合が達成され得る一
般的な条件には、次の(1)〜(5)が含まれる: (1) 第三アルキルハロゲン化物、第三アラルキルハ
ロゲン化物、第三アルキルエーテル、第三アラルキルエ
ーテル、第三アルキルエステル、第三アラルキルエステ
ル等の開始剤を含む触媒; (2) 典型的にはチタン、ホウ素又はアルミニウムの
ハロゲン化物を含む、ルイス酸共開始剤; (3) プロトン捕捉剤及び/又は電子供与体; (4) 公知のカチオン重合系と一致して、その比誘電
率が、ルイス酸及びモノマーの選択を考慮して選択され
る溶剤;及び (5) モノマー。
プロトン捕捉剤は、米国特許第5,350,819号で定義さ
れている。電子供与体は、欧州特許公開公報第341,012
号に定義されている。両者共に、ここに援用される。
ハロゲン化物で停止されたポリマーは、“イニファー
(inifer)”と称される、開始剤−移動剤系を用いて得
ることができる。イソブチレン重合用イニファーを用い
て、ハロゲン化物基で停止されたポリマー鎖を調製する
ことができる。これらは、“テレケリック(telecheli
c)”ポリマーと呼称される。これらのイニファーの使
用及び調製されるテレケリックポリマーの種類に関する
詳細な議論は、米国特許第4,316,673号及び同第4,342,8
49号(これらはここに援用される)中に見られる。第三
ハロゲン化物、典型的には第三塩素で停止されたポリイ
ソブチレンは、ここに記載された方法の下、本発明のシ
リルエノールエーテルと結合され得、その結果、官能化
されたポリマーが製造される。これらの予め製造された
ハロゲン化ポリマーは、リビング重合機構中に存在する
開始剤及びモノマーの代替物と考えることができ、且
つ、末端基官能性に関して、イソブチレンのリビング重
合によって調製されたポリマーの等価物として扱われ
る。典型的には、これらのハロゲン化されたポリマー
は、モノマー及び開始剤がリビング重合投入物に添加さ
れるとほぼ同様の方法で、選択された溶剤にポリマーを
溶かすことによって、触媒系に添加される。触媒成分の
化学量論量は、予め製造されたハロゲン化ポリマーが開
始剤の代替物であると想定して、即ち、一つのハロゲン
化物末端は、一つの開始剤部位と等しいと想定して、計
算される。すべての成分が添加され、ルイス酸の導入前
に、所望の温度に平衡化される。0.5〜20分間の平衡化
時間の後、混合物は、これらの触媒条件下に、モノマー
を完全に転化して調製されたリビングポリマーの等価物
であると考えられる。官能化は、ここに記載の方法に従
って進められる。
テレケリックポリマーは、エイチ・ジー・エリアス
(H.G.Elias)、高分子、プレナム出版、ニューヨー
ク、1984年、1巻、6頁(ここに援用される)に示され
た定義に従って、公知の官能性末端基を有するオリゴマ
ーであると定義される。
好適実施態様においては、シリルエノールエーテル
は、次の式によって表される: ここで、R1、R2及びR3は、独立に、水素、又は炭素数1
〜30の線状、環状又は分岐鎖状のアルキル、アリール、
フェニル、アロマチック(芳香族)又はアリル基であ
り、但し、R1、R2及びR3の中の少なくとも一つはアルキ
ル基であり、更に、R1、R2又はR3、又はそれらのいずれ
かの組み合わせは、結合して、Si基を一員とする環状構
造を形成してもよく; R4は、エーテル、アルキル、アリール、フェニル、アロ
マチック又はアリル基であり、但し、R4がエーテル基で
ある場合、それは式:−O−R7(ここで、R7は、アルキ
ル、アリール、フェニル、アロマチック又はアリル基で
ある)で表され;且つ、 R5及びは、独立に、アルキル、アリール、フェニル、
アロマチック又はアリル基であり、R3、R4、R5及びR6
中の二つ以上が、環状又は縮合環構造中で連結していて
もよい。好適実施態様においては、シリルエノールエー
テルは、アルキルシリルエノールエーテルである。即
ち、それは、少なくとも一つのアルキル基で置換されて
おり、すべての置換基はアルキル基である、例えば、上
記式中において、R1〜R6のすべてはアルキル基又はHで
あり、但し、R1〜R6の中の少なくとも一つはアルキル基
である。他の好適実施態様においては、シリルエノール
エーテルは、アリールシリルエノールエーテルである、
即ち、それは、少なくとも一つのアリール基で置換され
ており、すべての置換基はアリール基である。例えば、
上記式中において、R1〜R6のすべてはアリール基又はH
であり、但し、R1〜R6の中の少なくとも一つはアリール
基である。更に他の好適実施態様においては、シリルエ
ノールエーテルは、アリール基とアルキル基の両者を含
む、即ち、それは、少なくとも一つのアリール基と少な
くとも一つのアルキル基で置換されており、すべての置
換基はアリール基又はアルキル基である。例えば、上記
式中において、R1〜R6のすべては、アリール基、アルキ
ル基又はHであり、但し、R1〜R6の中の少なくとも一つ
はアリール基であり、R1〜R6の中の少なくとも一つはア
ルキル基である。他の好適実施態様においては、R1、R2
及びR3はメチル基である。
リビングポリマー又はハロゲンで停止されたポリマー
とシリルエノールエーテルとが結合される技術は、当業
者に公知の一般的な条件で行われ、その一例(但し、こ
れに限定されない)では、溶剤にシリルエノールエーテ
ルを懸濁させ、その後、リビングポリマー又はハロゲン
で停止されたポリマーそのもの、又は懸濁又は溶解した
リビングポリマー又はハロゲンで停止されたポリマーと
結合させる。シリルエノールエーテルそのままを、リビ
ングポリマー又はハロゲン化物で停止されたポリマーそ
のものに、又は懸濁又は溶解したリビングポリマー又は
ハロゲン化物で停止されたポリマーに、直接添加しても
よい。
シリルエノールエーテルで修飾されたポリマーの官能
基の数は、開始剤中の開始剤部位の数によって決定され
る。例えば、2−クロロ−2,4,4−トリメチルペンタン
によるポリイソブチレンへの開始剤部位の付加により、
鎖一つあたり官能基を一つ有するポリマーが導かれる。
一方、1,3,5−(1−クロロ−1−メチルエチル)ベン
ゼンは、鎖一つあたり官能基を三つ有するポリマーを生
ずる。ポリマー鎖の分子量は、大部分のリビング重合に
おけると同様に、開始剤濃度に対するモノマー濃度の比
率を変えることによって、操作され得る。例えば、米国
特許第5,350,819号、同第5,169,914号、同第4,910,321
号、及び1993年9月28日に出願された米国特許出願番号
第128,449号(これらはここに援用される)を参照され
たい。
好適実施態様においては、鎖末端あたり約1当量とい
う少ない量のシリルエノールエーテルで、官能化が十分
に行われる。約150当量まで(約150当量を含んで)の、
より多量のシリルエノールエーテルは、もちろん有用で
ある。しかしながら、鎖末端に対するシリルエノールエ
ーテルの好ましい範囲は、鎖末端あたり0.5〜20当量で
あり、好ましくは1〜5当量であり、更により好ましく
は1〜2当量である。(鎖末端は、開始剤分子あたりの
開始剤部位の数を確かめ、その数に存在する開始剤分子
の数を掛けることによって決定される。) 図1は、開始剤部位の数の決定を視覚的に理解するの
に役立つ。それにより、使用した開始剤によって決定さ
れるポリマーあたりの官能鎖末端の数が導かれる。
典型的には、反応は、約−20℃以下の温度で急速且つ
実施可能であり、また、反応は、約−80℃以下、特に−
80℃〜約−100℃の温度で急速且つ定量的である。
シリルエノールエーテルは、そのまま、より好ましく
は、シリルエノールエーテルの、重合用に選択された溶
剤溶液として、添加され得る。添加は、一回で即座にな
されてもよいし、あるいは、より緩慢に調整され且つ測
定された添加であってもよい。加えて、シリルエノール
エーテルは、前記リビング重合系の典型的な成分であ
る。ルイス酸触媒、プロトン・トラップ、電子供与体、
又はそれらのいずれかの組み合わせの、追加分と共に添
加されてもよい。好適実施態様においては、ルイス酸は
シリルエノールエーテルと反応しない。
リビングポリマーが、一旦シリルエノールエーテルと
反応すると、反応生成物は、その形態で用いられ得る
し、あるいは公知の化学によって修飾されて、他の官能
基を形成し得る。例えば、官能基は、還元、酸化、水素
化、及び/又は加水分解され得る。シリルエノールエー
テル含有ポリマーの単離は任意であるので、これらの更
なる反応は、同じ反応器内で行われ得る。この点を説明
するために、アルデヒド基の転換を説明する。この説明
は、本発明を限定することを意図していない。アルデヒ
ド末端基を含有するポリマーは、水素化アルミニウムリ
チウムで還元され、アルコール基を生じ得る。種々の他
の還元剤(その中の多くは、ここに援用されるジェイ・
セイデン−ペンネ(J.Seyden−Penne)、有機合成にお
ける水素化アルミニウム及び水素化ホウ素による還元、
ブイ・シー・エイチ出版、ニューヨーク、1991年に記載
されている)も、アルデヒドを一級アルコール末端基に
還元するために使用され得る。アルデヒドをアルコール
又は他の官能基に変える他の手段は、その技術分野で一
般的に知られている(例えば、ここに援用される、アー
ル・シー・ラロック(R.C.Larock)、総合的な有機変
換、ブイ・シー・エイチ出版、ニューヨーク、1989年を
参照されたい。)。官能基の転換のための同様の構成
が、他の擬ハロゲン化物鎖末端を有するポリマーのため
に構成されたかもしれない。更に多くの可能な修飾のリ
ストとして、1992年12月17日に出願された米国特許出願
第992,516号の56頁以降、及びPCTのWO94/13718(両者共
にここに援用される)を参照されたい。
本発明の好ましい生成物の一種は、狭い分子量分布
(Mw/Mn)、好ましくは約4以下、より好ましくは約2.5
以下、更により好ましくは1.75以下の分子量分布を有す
る。また、上記方法では、商業的に実施可能なプロセス
によってこれまで得ることができたものよりも、官能化
の程度がより大きいポリマーが製造される。好適実施態
様においては、鎖末端官能化の程度は、プロトンNMRで
測定して、約70%以上、好ましくは80%以上、より好ま
しくは90%以上である。
本発明に従って製造される生成物の他の好ましい種類
のものは、ポリウレタン、両親媒性ネットワーク(網状
組織)、エポキシ樹脂等の他の所望の生成物のための原
料として用いられ得る。ポリウレタン又はエポキシ合成
のために、そのような原料を使用することに関する更な
る情報については、ここにそのすべてが援用される。米
国特許第4,939,184号及び同第4,888,389号と、米国特許
第4,942,204号及び同第4,429,099号の実施例を参照され
たい。
特に好ましい実施態様においては、官能化されたポリ
マーは、官能化されたポリイソブチレンポリマーであ
る。特に、アルコール官能基を形成するために、アルデ
ヒド又はケトンを用いて官能化された場合には特に、数
平均分子量(Mn)が約200と3,000との間、好ましくは約
450と約2,200との間、より好ましくは約450と約1,300と
の間、更により好ましくは約500と約950との間であるポ
リイソブチレンが、特に好ましい。これらの好適なポリ
マー及び他の同様に官能化されたポリマーは、種々の油
性組成物中において、改質剤として使用され得る。好ま
しい用途には、潤滑油、添加剤及び分散剤用途がある。
多くの可能な用途及び可能な官能基を網羅したリストに
ついては、1992年12月17日に出願された米国特許第992,
516号、及びPCTのWO94/13718(両者共にここに援用され
る)を参照されたい。
異なる開始剤、モノマー及びシリルエノールエーテル
を組み合わせることにより、種々の新規のポリマー構造
を得ることができる。更に又、ここで調製された官能化
ポリマーに、転換の化学、即ち、酸化、還元、水素化、
加水分解等、を行うことにより、更に新しいポリマー構
造を得ることができる。これらの構造の好適例は、式:R
−[(ポリオレフィン)−Y]で表される。可能性あ
るR基、ポリオレフィン基及びY基の例を、表Aに挙げ
る。開始剤フラグメントの欄(R)から選択した種々の
基を、ポリマーの欄(ポリオレフィン)から選択した所
望のポリマー、及びイン−サイツ末端キャップ欄又は転
換された末端基欄から選択した末端基(Y)と組み合わ
せることにより、所望のポリマー構造を得ることができ
る。開始剤フラグメントの中のいくつかは、ポリマー中
に一を超える官能末端基を生じることができる、即ち、
三官能性開始剤は、三官能性スター(star)ポリマーを
導くであろう。“n"は、Rの選択によって決定される、
ポリマーあたりの官能基の数を示す。ケトン又はアルデ
ヒドが、アルコール、アミン、又は単純な転換の化学に
よって容易に得られる同様の官能基の前駆体であること
は、当業者にはまったく明らかであろう。表A中のY
(転換された末端基)の記述は、利用できる多くの可能
な転換体の中のほんの一部を述べるに過ぎない。
Ph=フェニル、Ac=アセチル、Bu=ブチル、t−Bu=
第三ブチル、t−オクチル=第三オクチル 上記方法で製造された好ましい生成物には、次の式で
表される化合物が含まれる: ここで、Pはポリマー鎖であり、R4は、エーテル、ア
ルキル、アリール、フェニル、アロマチック(芳香族)
又はアリル基であり、但し、R4がエーテル基である場
合、それは式:−O−R7(ここで、R7は、アルキル、ア
リール、フェニル、アロマチック又はアリル基である)
で表され(勿論、当業者は、R4がエーテル基である場
合、上記式中にエステル基が形成されることに気付くで
あろう)、且つ、R5及びR6は、独立に、アルキル、アリ
ール、フェニル、アロマチック又はアリル基であり、但
し、R4、R5及びR6の中の二つ以上が、環状又は縮合環構
造中で連結していてもよい。
特に好ましい生成物は、次の式で表されるものであ
る: ここで、mは、ポリマー鎖中のイソブチレン単位の数、
典型的には2と1,000,000との間、である。
実施例 分子量(Mw及びMn)を、示差屈折率(DRI)検出器付
きのウォーターズ(Waters)150ゲル透過クロマトグラ
フ装置とポリスチレン標品を用いて、ゲル透過クロマト
グラフ法によって測定した。数値の解析は、市販の標準
ゲル透過法ソフトウエア・パッケージを用いて行った。
官能化百分率は、プロトンNMRにより、250MHzブルカ
ー(Bruker)AC−250分光計で、CDCl3溶液で測定する。
実施例1 −30℃以下に冷却したガラス製反応器にて、次の条件
にて、リビングポリマー(Mn=約1400)を作った: [イソブチレンモノマー]=3.17mol/; [開始剤]=0.137mol/の2−クロロ−2,4,4−トリメ
チルペンタン(TMPCl)又は3−t−ブチル−1,5−ビス
(1−クロロ−1−メチルエチル)ベンゼン(BClM
E); [プロトン捕捉剤]=0.011mol/のジ−t−ブチルピ
リジン; [共開始剤]=0.067mol/のTiCl4; 溶剤=60/40(容量/容量)のヘキサン/塩化メチレ
ン; 時間=−80℃にて5分間、−30℃にて10分間、−50℃に
て5分間。
一旦、モノマーの転化率が100%に達したら、重合混
合物に、シリルエノールエーテル(SEE)を、開始部位
あたり1.5当量(即ち、2−クロロ−2,4,4−トリメチル
ペンタン(TMPCl)を用いて開始される反応については
0.21mol/、3−t−ブチル−1,5−ビス(1−クロロ
−1−メチルエチル)ベンゼン(BClME)を用いて開始
される反応については0.41mol/)にて、そのまま、又
は重合溶剤中に少なくとも50容量%の擬ハロゲン化物を
含む溶液中において、一回の添加で添加した。得られた
混合物を重合温度にて反応させるか、又は、少なくとも
1時間で、外界温度まで暖めた。その後、メタノールを
添加する([MeOH]=[TiCl4]の4倍)ことによって
反応を停止させた。その後、ポリマーを分離し、中性に
なるまで脱イオン水で洗浄し、真空にすることによって
溶剤を除去した。
データを表1中に示す。
すべての参照文献、試験方法及び優先権書類が、ここ
に援用される。前記した一般的な記述及び具体的な実施
態様から明らかなように、本発明の形態は説明され且つ
記述されているけれども、本発明の意図及び範囲から離
れることなしに、種々の修飾が為され得る。つまり、前
記した一般的な記述及び具体的な実施態様によって本発
明が限定されることは、意図されていない。
フロントページの続き (56)参考文献 H.Fukui et al.,Ma cromolecules,vol. 26,p.7315−7321(1993) K.Miyashita,et a l.,J.polym.Sci.,Po lym.Chem.,vol.32,n o.13,2531−2542(1994) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 8/42 C08F 10/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化水素モノマーを、(1)第三アルキル
    ハロゲン化物、第三アラルキルハロゲン化物、第三アル
    キルエーテル、第三アラルキルエーテル、第三アルキル
    エステル及び第三アラルキルエステルからなる群から選
    択される開始剤、(2)チタン、ホウ素又はアルミニウ
    ムのハロゲン化物のルイス酸共開始剤、及び(3)プロ
    トン捕捉剤及び/又は電子供与体と、前記モノマー及び
    前記ルイス酸共開始剤の選択を考慮して選択した比誘電
    率を有する溶剤中において接触させて前記炭化水素モノ
    マーに由来するリビングポリマーを調製し、且つ、当該
    リビングポリマーにシリルエノールエーテルを反応させ
    ることを含む、ポリマーの官能化のための方法。
  2. 【請求項2】シリルエノールエーテルが次の式で表され
    る、請求項1の方法: ここで、R1、R2及びR3は、独立に、水素、又は炭素数1
    〜30の線状、環状又は分岐鎖状のアルキル、アリール、
    フェニル、アロマチック(芳香族)又はアリル基であ
    り、但し、R1、R2及びR3の中の少なくとも一つはアルキ
    ル基であり、R4は、エーテル、アルキル、アリール、フ
    ェニル、アロマチック又はアリル基であり、但し、R4
    エーテル基である場合、それは式:−O−R7(ここで、
    R7は、アルキル、アリール、フェニル、アロマチック又
    はアリル基である)で表され、且つ、R5及びR6は、独立
    に、アルキル、アリール、フェニル、アロマチック又は
    アリル基であり、但し、R3、R4、R5及びR6の中の二つ以
    上が、環状又は縮合環構造中で連結していてもよい。
  3. 【請求項3】R1、R2及びR3が、炭素数1〜10のアルキル
    基である、請求項2の方法。
  4. 【請求項4】R1、R2及びR3が、同じ炭素数1〜10のアル
    キル基である、請求項2の方法。
  5. 【請求項5】R4、R5及びR6が連結して縮合環構造となっ
    ている、請求項2乃至4のいずれか一請求項の方法。
  6. 【請求項6】リビングポリマーがポリイソブチレンであ
    る、請求項1乃至5のいずれか一請求項の方法。
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