JP3184765B2 - プラズマ処理装置のプラズマ光の検出窓 - Google Patents

プラズマ処理装置のプラズマ光の検出窓

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JP3184765B2 JP17055696A JP17055696A JP3184765B2 JP 3184765 B2 JP3184765 B2 JP 3184765B2 JP 17055696 A JP17055696 A JP 17055696A JP 17055696 A JP17055696 A JP 17055696A JP 3184765 B2 JP3184765 B2 JP 3184765B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ処理装置
のプラズマ光の検出窓に関する。
【0002】
【従来の技術】「以下の説明において、略同一の機能及
び構成を有する構成要素については、同一番号を付する
ことにより、重複説明を省略することにする」。従来よ
りプラズマ処理装置、例えば図10に示した平行平板型
プラズマエッチング装置10においては、気密な処理室
12内に被処理体を載置可能な下部電極16と、その下
部電極16に対向した位置に上部電極26が設けらお
り、処理室12内に処理ガス供給源34から所定の処理
ガスが導入され、真空引き手段24の作動によって所定
の減圧雰囲気が維持された後、下部電極16に対して高
周波電源18から高周波電力が印加されると、処理室1
2内にプラズマが発生する。
【0003】処理容器14の側壁の一部には検出窓DW
が設けられており、さらに処理容器14外部の検出窓D
Wに対向する位置には、終点検出器38が設けられてい
る。検出窓DWの従来例について詳細に説明すると、従
来の検出窓DW(以下、従来の検出窓DWについては、
参照番号36を用いることとする。)は図12及び13
に示したように、処理室12側の面36aが処理容器1
4内壁の曲率と実質的に同一な形状で、その周縁部には
Oリング42が設けられており、固定板44を介して、
例えばボルト46により締着された際に、処理容器14
の壁部と密着するように構成されている。
【0004】プラズマ処理の終点の検出は、処理室12
内に発生する発光スペクトルを、検出窓36を介して終
点検出器38の光受容部に導入し、その発光スペクトル
の変化によって検出するように構成されている。また、
検出窓36内にはヒータ40が略環状に設けられてお
り、検出窓36を加熱することによって、プラズマ処理
時に生じる反応生成物が検出窓10に付着することを軽
減するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検出窓
36の処理室12側の面36aは、プラズマ処理時に反
応生成物の付着あるいはエッチングされることにより、
発光スペクトルの透過量が減少するため、所望の発光ス
ペクトルを検出するためには、比較的短時間で洗浄ある
いは交換しなければならなかった。さらに、検出窓36
の洗浄あるいは交換の際には、プラズマ処理を中断せね
ばならず、生産性の向上が困難であった。
【0006】本発明は、従来のプラズマ処理装置のプラ
ズマ光の検出窓が有する上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、検出窓への反応生成物の付着あるい
はエッチングされることを抑制することで、検出窓の洗
浄あるいは交換時期を延長し、生産性を向上させること
が可能な、新規かつ改良されたプラズマ処理装置の終点
検出器を提供することを目的としている。
【0007】
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
、請求項によると、処理室内に生成するプラズマの
発光スペクトルを、終点検出器の光受容部に透過するプ
ラズマ処理装置のプラズマ光の検出窓であって、上記処
理室の壁部に設けられた検出窓は、上記処理室の外壁の
一部をなす光透過性の第1部材と、2以上の貫通孔を備
えた第2部材とから成り、上記第1部材は少なくともそ
の貫通孔の底部は透明部材から構成され、さらに上記第
2部材は上記処理室側に開口端が形成されるとともに他
方端が上記第1部材により気密に密封されるように、上
記第1部材に取り付けられることを特徴としている。従
って、第1部材は終点検出器側に構成されているため、
洗浄あるいは交換の作業を容易に行うことができる。ま
た、第2部材を構成する材質として、例えば石英よりも
さらに耐ガス性及び耐プラズマ性である材質、例えばセ
ラミックを用いることが可能となり、第2部材の交換時
期も延長することが可能である。さらに、請求項によ
れば、貫通孔の終点検出器側の直径が、処理室側の直径
よりも実質的に大きい逆テーパ状であることを特徴とし
ている。また。請求項によれば、貫通孔の処理室側の
周縁部が曲線を有することを特徴としている。
【0010】また、請求項またはによると、処理室
内に生成するプラズマの発光スペクトルを、終点検出器
の光受容部に透過するプラズマ処理装置のプラズマ光の
検出窓であって、上記処理室の壁部に2以上の貫通孔を
設け、上記貫通孔の光受容部側に、少なくともその貫通
孔の底部に対応する部分が透明である透明部材を、上記
処理室の外壁に気密に取り付けたことを特徴としてい
る。従って、検出窓の構成が簡素になり、その部材の数
も少なくなることから、検出窓の洗浄、交換あるいは加
工が容易になる。さらに、請求項によれば、貫通孔の
終点検出器側の直径が、処理室側の直径よりも実質的に
大きい逆テーパ形状であることを特徴としている。ま
た。請求項によれば、貫通孔の処理室側の周縁部が曲
線を有することを特徴としている。
【0011】また、請求項によると、上記検出窓の光
透過部は、上記処理室内の光を集光して、上記終点検出
器の光受容部に導くことが可能であることを特徴として
いるため、終点検出器の光受容部に、より効率的に発光
スペクトルを導入することが可能となり、プラズマ処理
の終点の検出感度を向上させることができる。さらに、
集光手段を光受容部に設けることが不要となるため、狭
いスペースであっても終点検出器を設けることが可能と
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら、
本発明にかかるプラズマ処理装置のプラズマ光の検出窓
を平行平板型プラズマエッチング装置に適用した、実施
の一形態について詳細に説明する。
【0013】図10に示すプラズマエッチング装置10
における処理室12は、処理容器14内に形成されてい
る。処理容器14の底部には被処理体、例えば半導体ウ
ェハWを載置可能な下部電極16が形成され、この下部
電極16には、高周波電源18から発振された高周波電
力が、整合器20を介して印加されるように構成されて
いる。
【0014】処理容器14の側壁下方には排気管22が
設けられており、さらにこの排気管22には真空引き手
段P24が接続されているため、真空引き手段P24の
作動によって、処理容器14内を所定の減圧雰囲気に維
持することができる。
【0015】処理容器14上部の下部電極16に対向す
る位置には上部電極26が設けられている。上部電極2
6にはガス導入管28が接続されており、このガス導入
管28は、バルブ30及びマスフローコントローラMF
C32を介して、処理ガス供給源34に接続されてい
る。従って、処理ガス供給源34から所定の処理ガスが
マスフローコントローラMFC32、バルブ30、ガス
導入管28及び上部電極26を介して、処理室12内に
導入されるように構成されている。
【0016】処理容器14の側壁には、検出窓DWが設
けられており、さらに処理容器14外部の検出窓DWに
対向する位置には、プラズマの発光スペクトルからプラ
ズマ処理の終点を検出する終点検出器38が設けられて
いる。
【0017】図10に示したプラズマエッチング装置1
0の、X−X’線に沿う平面において切断した断面図を
図11に示した。検出窓DWの処理室12側の面DWa
の曲率は、処理容器14の内壁の曲率と実質的に同一で
あり、処理室12内に盲孔以外の凹凸部分を形成するこ
となく、検出窓DWを処理室12の壁部に設けることが
可能となり、安定したプラズマを得ることができる。
【0018】本実施例にかかる検出窓DWについて詳細
に説明すると、検出窓DW(以下、本実施例にかかる検
出窓DWについては、参照番号100を用いることとす
る。)は、図1及び2に示したような形状を有し、終点
検出器38の光受容部の数に合わせて、処理室12側の
面となる開口面100aから、終点検出器38側の底面
100bに対して略垂直方向に盲孔、例えば4個の盲孔
100cが所定の位置に設けられている。この盲孔10
0cの直径及び深さは、検出窓100の強度や発光スペ
クトルの透過量、あるいは直径に対する深さの比が大き
いほど反応生成物の付着が少ないこと等を考慮して設定
し、本実施の形態においては直径及び深さを、例えば8
mm及び20mmとすることができる。
【0019】検出窓100の少なくとも底部100d
は、耐ガス性及び耐プラズマ性の透明部材、例えば石英
からなり、発光スペクトルがこの底部100dを介し
て、終点検出器38の光受容部に導入される構成となっ
ている。
【0020】検出窓100の周縁部にはOリング106
が設けられており、固定板108を介して、例えばボル
ト110により締着されると、処理容器14の壁部と密
着するように構成されている。また、検出窓100内に
はヒータ112が略環状に設けられており、検出窓10
0を加熱することによって、反応生成物の底部100d
への付着をさらに軽減するように構成されている。
【0021】略同一の大きさの本実施例にかかる検出窓
100(ただし、ヒータ112は設けられていない。)
と従来の検出窓36を使用して、プラズマエッチング処
理の終点の検出を行い、終点検出器の出力電圧を測定し
た結果を図3に示した。高周波電力の印加を開始した直
後の検出窓100の出力電圧は、従来の検出窓36の出
力電圧と比較して約2倍ほど高いが、これは検出窓10
0の厚さに対して、発光スペクトルを透過する底部10
0dの厚さが薄くなり、透過効率が向上したためであ
る。
【0022】また、検出窓100と従来の検出窓36の
出力電圧を比較すると、同一の高周波電力の印加時間、
すなわち同一のプラズマ処理時間においては、検出窓1
00の出力電圧の方が、従来の検出窓36の出力電圧に
比べて、つねに約2倍の高い電圧を得ることができるた
め、反応生成物の付着率が少ないこと、あるいはエッチ
ングされにくいことが確認できる。そこで、検出窓10
0内にヒータ112を設けることで、さらに反応生成物
の付着を軽減させることが可能となり、検出窓100の
洗浄あるいは交換時期をさらに延長することができる。
【0023】他の実施例としては、図4に示した検出窓
120のように、処理室12側に開口を有し、盲孔12
0cと略同型で、実質的に盲孔102cの大きさより大
きい孔を備えた透明部材、例えば石英からなる第1部材
122に、処理室12側に開口を有する盲孔120cを
備えた透明部材、例えば石英からなる第2部材124を
気密に取り付けたものとしてもよい。この構成による
と、発光スペクトルの透過量が減少した場合には、第2
部材124のみを洗浄あるいは交換すればよい。また、
検出窓120内にヒータ112を設ける場合、ヒータを
第1部材122内に設けることで、第2部材124内に
はヒータ112の配線が不要となり、洗浄あるいは交換
が容易となる。なお、検出窓120における処理容器1
4の壁部への取り付け構成は、検出窓100と略同一と
する。
【0024】また、図5に示した検出窓140のよう
に、貫通孔140cの底部140dを有する略平板の透
明部材、例えば石英からなる第1部材142に、貫通孔
140cを有する、例えば石英よりもさらに耐ガス性及
び耐プラズマ性の部材、例えばセラミックからなる第2
部材144を気密に取り付けたものでもよい。この構成
によると、発光スペクトルの透過量が減少した場合、第
1部材142のみを洗浄あるいは交換すればよく、それ
らの作業をさらに容易に行うことが可能である。また、
第2部材144に例えばセラミックを用いることによ
り、第2部材144の交換時期も延長することができ
る。なお、検出窓140における処理容器14の壁部へ
の取り付け構成は、検出窓100と略同一とする。
【0025】さらに、図6に示した検出窓160におい
ては、第2部材164の処理室12側の面160aは検
出窓140と略同型で、貫通孔160cの形状を処理室
12側に対して逆テーパ状とした構成にすることで、す
なわち貫通孔160cの終点検出器38側の直径が、処
理室12側の直径よりも実質的に大きい構成とすること
で、貫通孔160c及び底部160dの表面積が実質的
に増加する。このため、検出窓140よりも反応生成物
の付着がさらに減少し、第1部材162の洗浄あるいは
交換時期がさらに延長されるとともに、洗浄、交換ある
いは加工が容易になる。なお、検出窓160における処
理容器14の壁部への取り付け構成は、検出窓100と
略同一とする。
【0026】また、図7に示した検出窓180において
は、処理容器14の壁部に直接貫通孔180cを設け、
底部180dを有する略平板の透明部材、例えば石英か
らなる部材182を気密に取り付けた構成とすること
で、検出窓180の構成が本実施例にかかる他の検出窓
と比較して簡潔となり、その部材の数も少なくなるた
め、検出窓180の洗浄あるいは交換が容易となる。さ
らに、貫通孔180cの処理室12側の周縁部が曲線を
有する構成とすることにより、処理容器14を形成して
いる素材が、例えばアルマイト処理されたアルミニウム
である場合、電界の集中によって角部がエッチングされ
ることを防止することができる。なお、検出窓180に
おける処理容器14の壁部への取り付け構成は、検出窓
100と略同一とする。
【0027】本実施例にかかる検出窓100、120、
140、160及び180の底部100d、120d、
140d、160d及び180dを、発光スペクトルを
集光する構成、例えば凸レンズ状の形状にすることで、
終点検出器38の光受容部に効率的に発光スペクトルを
導入することが可能となり、終点の検出感度を向上させ
ることができる。また、集光手段を光受容部に設けるこ
とが不要となるため、狭いスペースであっても終点検出
器38を設けることが可能となる。さらに、検出窓12
0、140及び160においては、その集光構成を第1
部材122、142及び162内に設けることにより、
第2部材124、144及び164のコストを減少させ
ることが可能となる。
【0028】本実施例にかかるプラズマ処理装置のプラ
ズマ光の検出窓は以上のように構成されており、例えば
平行平板型プラズマ処理装置に実施例にかかる検出窓1
00適用して、ウェハW上の被処理膜、例えばシリコン
酸化膜のエッチングを実施する場合について以下に説明
する。プラズマエッチング処理装置10においては、ま
ずウェハWが下部電極16上に載置後保持される。
【0029】処理室12内には、処理ガス供給源34か
ら所定の処理ガスがマスフローコントローラMFC3
2、バルブ30、ガス導入管28及び上部電極26を介
して導入されている。また、処理室12内は、真空引き
手段P24の作動により、所定の減圧雰囲気が維持され
ている。
【0030】高周波電源18から発振された高周波電力
が、整合器20を介して下部電極16に印加されると、
上部電極26との間でプラズマが発生し、ウェハWに対
してエッチング処理が行われる。このプラズマの発光ス
ペクトルが検出窓100を介して終点検出器38の光受
容部に導入され、終点が検出される。
【0031】上記終点を検出する際、本実施例にかかる
検出窓100を用いることで、エッチング処理中におけ
る底部100dへの反応生成物の付着あるいはエッチン
グされることが抑制されるため、終点検出器38の光受
容部に発光スペクトルを効率よく導入することができ、
さらに検出窓100の洗浄あるいは交換時期が延長する
ため、生産性を向上させることが可能となる。
【0032】以上、本発明の好適な実施例について、半
導体ウェハW上のシリコン酸化膜をエッチング処理する
平行平板型プラズマエッチング処理装置を例に挙げて説
明したが、本発明はかかる構成に限定されるものではな
い。当業者であれば、特許請求の範囲の技術的思想の範
疇において、各種修正例及び変更例に想到し得るはずで
あり、それらについても本発明の技術的範囲に当然属す
るものと解される。
【0033】上記実施の形態において、検出窓100及
び120では盲孔を4個、検出窓140、160及び1
80では貫通孔を2個有した例を挙げて説明したが、本
発明はかかる構成に限定されず、本発明を実施するプラ
ズマ処理装置及びその終点検出器の光受容部に応じて、
1または2以上の盲孔あるいは貫通孔を設ける構成、例
えば図8に示した検出窓200のように、処理室側の面
200aから底部200dに対して略垂直方向に1個の
盲孔あるいは貫通孔200cを設ける構成としてもよ
く、また図9に示した検出窓220のように、処理室側
の面220aから底部220dに対して略垂直方向に7
個の盲孔あるいは貫通孔220cを設ける構成としても
よい。この検出窓220の盲孔220cは、1個の光受
容部に対応したものであるが、このように盲孔の直径に
対する深さの比を大きくすることで、反応生成物が底部
に付着することを、さらに抑制することが可能である。
【0034】上記実施の形態において、検出窓200及
び220の盲孔200c及び220cは、1個の光受容
部を有する終点検出器に対応したものであるが、本発明
はかかる構成に限定されず、2個以上の光受容部に対応
させた盲孔を検出窓に設けた構成としてもよい。また、
上記実施の形態において、盲孔及び貫通孔の形状を略円
形としたが、本発明はかかる構成に限定されず、本発明
を実施するプラズマ処理装置及び終点検出器の光受容部
に応じた形状あるいは大きさにすることが可能である。
【0035】上記実施の形態において、検出窓100、
120、140、160及び180内にヒータ112及
び集光手段を設けたが、発明はかかる構成に限定され
ず、本発明の実施においては必ずしも必要な構成ではな
い。また、本発明にかかるプラズマ処理装置のプラズマ
光の検出窓は、いかなるプラズマ処理装置にも適用する
ことが可能であり、例えばプラズマエッチング処理装
置、プラズマアッシング処理装置にも適用可能であり、
LCD用ガラス基板等を被処理体に用いることも可能で
ある。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラズマ処理装置のプラズマ光の検出窓において、終点
検出器の光受容部の構成により、検出窓の処理室側に開
口を有する1または2以上の盲孔を設け、その盲孔の底
部からプラズマ光の発光スペクトルを透過させる構成と
することで、底部への反応生成物の付着の減少、あるい
はエッチングされることを抑制することが可能となり、
検出窓の洗浄あるいは交換時期を延長して、生産性の向
上及び生産コストの削減を行うことができる。また、検
出窓を複数の部材から構成した場合は、洗浄あるいは交
換が必要となった部材を限定することが可能となり、検
出窓の洗浄あるいは交換がさらに容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な検出窓の一実施例を示す概
略的な断面図である。
【図2】図1の検出窓100を終点検出器側から見た正
面図である。
【図3】プラズマエッチング処理における本実施例にか
かる図1の検出窓100と従来の図12の検出窓36を
用いた場合の終点検出器の出力電圧を表したものであ
る。
【図4】本発明を適用可能な検出窓の一実施例を示す概
略的な断面図である。
【図5】本発明を適用可能な検出窓の一実施例を示す概
略的な断面図である。
【図6】本発明を適用可能な検出窓の一実施例を示す概
略的な断面図である。
【図7】本発明を適用可能な検出窓の一実施例を示す概
略的な断面図である。
【図8】本発明を適用可能な検出窓の一実施例を示す処
理室側から見た概略的な正面図である。
【図9】本発明を適用可能な検出窓の一実施例を示す処
理室側から見た概略的な正面図である。
【図10】本発明を適用可能な検出窓の用いた平行平板
型プラズマエッチング装置の一実施例を示す概略的な断
面図である。
【図11】図10の平行平板型プラズマエッチング装置
10のX−X’線に沿う平面において切断した概略的な
断面図である。
【図12】従来の検出窓の一実施例を示す概略的な断面
図である。
【図13】図12の検出窓36を終点検出器側から見た
正面図である。
【符号の説明】
10 プラズマエッチング装置 12 処理室 14 処理容器 16 下部電極 18 高周波電源 24 真空引き手段 26 上部電極 32 マスフローコントローラ 34 処理ガス供給源 36(DW) 検出窓 38 終点検出器 40 ヒータ 42 Oリング 44 固定板 46 ボルト 100(DW) 検出窓 100a 処理室側の面 100b 底面 100c 盲孔 100d 底部 106 Oリング 108 固定板 110 ボルト 112 ヒータ 120 検出窓 120c 盲孔 120d 底部 122 第1部材 124 第2部材 140 検出窓 140c 貫通孔 140d 底部 142 第1部材 144 第2部材 160 検出窓 160a 処理室側の面 160c 貫通孔 160d 底部 162 第1部材 164 第2部材 180 検出窓 180c 貫通孔 180d 底部 182 透明部材 DW 検出窓 W ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−160111(JP,A) 特開 平8−106992(JP,A) 特開 平4−136746(JP,A) 特開 平5−299382(JP,A) 特開 平6−204181(JP,A) 特開 平2−21620(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 C23C 16/509 H01L 21/205

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室内に生成するプラズマの発光スペ
    クトルを、終点検出器の光受容部に透過するプラズマ処
    理装置のプラズマ光の検出窓であって、 前記処理室の壁部に設けられた検出窓は、前記処理室の
    外壁の一部をなす光透過性の第1部材と、2以上の貫通
    孔を備えた第2部材とから成り、前記第1部材は少なく
    ともその貫通孔の底部は透明部材から構成され、さらに
    前記第2部材は前記処理室側に開口端が形成されるとと
    もに他方端が前記第1部材により気密に密封されるよう
    に、前記第1部材に取り付けられ、前記貫通孔の前記終
    点検出器側の直径が、前記処理室側の直径よりも実質的
    に大きい逆テーパ状であることを特徴とする、プラズマ
    処理装置のプラズマ光の検出窓。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔の前記処理室側の周縁部が曲
    線を有することを特徴とする、請求項1に記載のプラズ
    マ処理装置のプラズマ光の検出窓。
  3. 【請求項3】 処理室内に生成するプラズマの発光スペ
    クトルを、終点検出器の光受容部に透過するプラズマ処
    理装置のプラズマ光の検出窓であって、 前記処理室の壁部に2以上の貫通孔を設け、前記貫通孔
    の光受容部側に、少なくともその貫通孔の底部に対応す
    る部分が透明である透明部材を、前記処理室の外壁に気
    密に取り付け、前記貫通孔の前記終点検出器側の直径
    が、前記処理室側の直径よりも実質的に大きい逆テーパ
    状であることを特徴とする、プラズマ処理装置のプラズ
    マ光の検出窓。
  4. 【請求項4】 前記貫通孔の前記処理室側の周縁部が曲
    線を有することを特徴とする、請求項3に記載のプラズ
    マ処理装置のプラズマ光の検出窓。
  5. 【請求項5】 前記検出窓の光透過部は、前記処理室内
    の光を集光して、前記終点検出器の光受容部に導くこと
    が可能であることを特徴とする、請求項1〜のいずれ
    かに記載のプラズマ処理装置のプラズマ光の検出窓。
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