JP3184205U - ワークの梱包体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワークを前後に並列して、安定した姿勢で梱包することが容易で、梱包材料を削減でき、作業性も向上するワークの梱包体を提供する。
【解決手段】両端が同方向に折曲された脚部10A,10Bを備えたアーチ状のワーク1を自立した姿勢で複数並列させて梱包するワークの梱包体において、ワークの両脚部の先端部を収容するとともにワークが自立姿勢となるように支持する収容支持部を複数有するロア梱包材4と、ワークの両脚部の基部を保持する保持部を複数有するアッパ梱包材5とからなり、ロア梱包材とアッパ梱包材とにはそれぞれ、連結するための連結手段が設けられ、アッパ梱包材はロア梱包材によって収容支持されたワークの脚部の保持に伴って、連結手段によりロア梱包材と連結するように構成される。
【選択図】図1
【解決手段】両端が同方向に折曲された脚部10A,10Bを備えたアーチ状のワーク1を自立した姿勢で複数並列させて梱包するワークの梱包体において、ワークの両脚部の先端部を収容するとともにワークが自立姿勢となるように支持する収容支持部を複数有するロア梱包材4と、ワークの両脚部の基部を保持する保持部を複数有するアッパ梱包材5とからなり、ロア梱包材とアッパ梱包材とにはそれぞれ、連結するための連結手段が設けられ、アッパ梱包材はロア梱包材によって収容支持されたワークの脚部の保持に伴って、連結手段によりロア梱包材と連結するように構成される。
【選択図】図1
Description
本考案は、車両用サスペンションメンバーのように1mを超える長さの金属製の主部とその両端が同方向に折曲された脚部とを備えたアーチ状(門状)のワークの梱包方法及び梱包体に関する。
車両用サスペンション、例えば後輪のサスペンションは、車両のコーナリング時の姿勢変化を少なくし、車両の挙動を安定化させる役割を有し、サスペンションメンバーを介して車体に組み付けられる。このようなサスペンションメンバーは、基本的な構造として、1mを超える長さの主部とその両端が同方向に折曲された脚部とを備えたアーチ状のものであり、金属製で重量があり、湾曲された立体形状のものである。
このようなサスペンションメンバーは、重量もあり、横に寝かせた状態で少なくとも主部大半を上下の発泡スチロール製梱包材で挟み込み、両脚部も梱包材で挟み込み、このように梱包したものを積み重ねて梱包箱や収容枠に収めていた。
上述した方法では、梱包材の材料を減少させるには適さず、かつ梱包時の取扱いも、重量があるために2つの脚部を2人の作業員がそれぞれ持って運ぶ必要があった。両脚部を立てた状態で梱包するのであれば、主部を一人の作業員がつかんで運ぶことができる。
ワークを立てた状態で梱包するという考え方は、特許文献1に開示されている。これは車両用ドアパネルを立てた状態で複数列にわたって梱包できるようにしたものであり、包装材料の削減、包装作業の簡素化を目的としている。より具体的には、切欠きを設けた柱状の発泡スチロール製の緩衝材を梱包箱の側板内側中間部の相対応する2面に、包装品(ドアパネル)の長手方向と直交するように固着し、梱包箱の底板内側の前記側板と接する相対応する両隅を含む複数箇所に前記緩衝材と平行に緩衝材を載置し、包装品(ドアパネル)を収納することにより固定させるとともに、包装品(ドアパネル)の上端部に包装品(ドアパネル)と直交させて緩衝材を連架して冠着させてなる梱包箱である。
また、同じように部品(ワーク)を立てた状態で複数列にわたって梱包するものとしては、特許文献2に記載のものも知られている。これは、発泡スチロール等の緩衝材を使用することなく、処分にも問題のない段ボールを使用しながら、ワークの品質等が低下することのない梱包体を提供するものであり、段ボール製の底面シートに設けられるワーク受部と、段ボール製の左右側面シートに設けられるワーク保持部によって複数のワークを並立状態で保持するようにしたワーク梱包体において、前記ワーク受部として、長手方向に対して複数の溝を有する段ボール製の位置決め用緩衝パッドを段ボール製の補強用緩衝パッドで補強して断面L字型の形状にし、前記ワーク保持部として、長手方向に対して複数の溝を有する段ボール製の保持用緩衝パッドを段ボール製の補強用緩衝パッドで補強して断面L字型の形状にしたものである。
特許文献1に記載のものは、箱形状をなすために構造が複数化し、この梱包装置自体の製作に手数がかかり、生産性が劣り、コスト高になる欠点があった。また、ドアパネルのような板状のものの梱包には適していても、サスペンションメンバーのような板状ではなく、湾曲した形状の立体物で重量があるものには適していなかった。
特許文献2に記載のものは、ワークを立てた状態で前後に並列させる手段は、段ボール製なので重量のあるサスペンションメンバーを立てて梱包するには強度不足であり、不向きなものであった。
そこで、本考案は、重量があって立体的なアーチ状のワークを立てた状態で、前後に並列して、安定した姿勢で梱包するのが容易で、梱包材料を削減でき、ワークの運搬などの取扱いも作業員1人で十分に行えるようにすることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本考案に係る梱包体は、両端が同方向に折曲された脚部を備えたアーチ状のワークを自立した姿勢で複数並列させて梱包するワークの梱包体において、ワークの両脚部の先端部を収容するとともにワークが自立姿勢となるように支持する収容支持部を複数有するロア梱包材と、ワークの両脚部の基部を保持する保持部を複数有するアッパ梱包材とからなり、該ロア梱包材とアッパ梱包材とにはそれぞれ、連結するための連結手段が設けられ、該アッパ梱包材は該ロア梱包材によって収容支持されたワークの脚部の保持に伴って、連結手段によりロア梱包材と連結するように構成されるものである。
本考案において、ロア梱包材およびアッパ梱包材は、所要の緩衝性と機械的強度を備えることを条件に任意の材料で作ることができる。好ましくは、成形型および軽量性の観点から発泡樹脂成形品であり、より好ましくは、熱可塑性樹脂の型内発泡成形品である。熱可塑性樹脂には、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂等)、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリカーボネート系樹脂、ポリ乳酸系樹脂などが挙げられる。なかでも、ポリスチレンとポリエチレンとを含む複合樹脂を用いることが好ましい。発泡体の倍率は、包装しようとする部品の重量や形状等を勘案して適宜設定すればよいが、緩衝性がよく、軽量で経済的である点から、好ましくは30〜50倍程度(0.033g/L〜0.025g/L)程度である。非発泡樹脂を用いた真空成形や射出成形によって作ることもできる。
これにより、ロア梱包材によって、ワークを自立姿勢で支持させ、アッパ梱包材によってワーク1を保持させながら、アッパ梱包材とロア梱包材とを連結させることができる。したがって、作業性がよく、作業員1人でも梱包作業を行うことができる。
好ましくは、上記アッパ梱包材は、梱包されたワークの並列方向と垂直に、かつワークの外側から取付けられる構造を有している。
すなわち、アーチ状のワークは、両端の脚部を有する主部が並行に複数配列されて梱包される。そして、ワークがロア梱包材によって収容支持されて自立した姿勢で支持された後、外側からアッパ梱包材が連結される。これにより、一度に複数の自立姿勢のワークを保持することが可能となる。
ここで、外側とは、両端の脚部の向かい合う側を内側として、ワークの並列方向と垂直な側をいう。
さらに好ましくは、上記連結手段として、ロア梱包材には底部から開口部に向かって壁部の幅が異なる凹溝が形成され、アッパ梱包材には凹溝に嵌合する幅が異なる凸状部が形成されている。これにより、アッパ梱包材が上下の振動に対して外れ難くなり、ロア梱包材と強固に連結される。
望ましくは、上記連結溝の外側端部は開いている。これにより、アッパ梱包材をロア梱包材に連結する作業は容易になり、複数のワークを保持させながら、ロア梱包材に連結することが可能となる。
また、上記ロア梱包材は、ワークの脚部の一端部を収容支持する第1の収容支持材と、他端を収容支持する第2の収容支持材とからなる。これにより、梱包材料を削減することができる。
本考案において、ロア梱包材およびアッパ梱包材は、所要の緩衝性と機械的強度を備えることを条件に任意の材料で作ることができる。好ましくは、成形型および軽量性の観点から発泡樹脂成形品であり、より好ましくは、熱可塑性樹脂の型内発泡成形品である。熱可塑性樹脂には、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂等)、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリカーボネート系樹脂、ポリ乳酸系樹脂などが挙げられる。なかでも、ポリスチレンとポリエチレンとを含む複合樹脂を用いることが好ましい。発泡体の倍率は、包装しようとする部品の重量や形状等を勘案して適宜設定すればよいが、緩衝性がよく、軽量で経済的である点から、好ましくは30〜50倍程度(0.033g/L〜0.025g/L)程度である。非発泡樹脂を用いた真空成形や射出成形によって作ることもできる。
これにより、ロア梱包材によって、ワークを自立姿勢で支持させ、アッパ梱包材によってワーク1を保持させながら、アッパ梱包材とロア梱包材とを連結させることができる。したがって、作業性がよく、作業員1人でも梱包作業を行うことができる。
好ましくは、上記アッパ梱包材は、梱包されたワークの並列方向と垂直に、かつワークの外側から取付けられる構造を有している。
すなわち、アーチ状のワークは、両端の脚部を有する主部が並行に複数配列されて梱包される。そして、ワークがロア梱包材によって収容支持されて自立した姿勢で支持された後、外側からアッパ梱包材が連結される。これにより、一度に複数の自立姿勢のワークを保持することが可能となる。
ここで、外側とは、両端の脚部の向かい合う側を内側として、ワークの並列方向と垂直な側をいう。
さらに好ましくは、上記連結手段として、ロア梱包材には底部から開口部に向かって壁部の幅が異なる凹溝が形成され、アッパ梱包材には凹溝に嵌合する幅が異なる凸状部が形成されている。これにより、アッパ梱包材が上下の振動に対して外れ難くなり、ロア梱包材と強固に連結される。
望ましくは、上記連結溝の外側端部は開いている。これにより、アッパ梱包材をロア梱包材に連結する作業は容易になり、複数のワークを保持させながら、ロア梱包材に連結することが可能となる。
また、上記ロア梱包材は、ワークの脚部の一端部を収容支持する第1の収容支持材と、他端を収容支持する第2の収容支持材とからなる。これにより、梱包材料を削減することができる。
本考案によれば、ワークの両脚部の先端部を収容するとともにワークが自立姿勢となるように支持する収容支持部を複数有するロア梱包材と、ワークの両脚部の基部を保持する保持部を複数有するアッパ梱包材とからなるワーク梱包体を用いて、アッパ梱包材を脚部を保持させながら、ロア梱包材と連結させるので、ワークを自立した姿勢(立ち姿勢)で安定良く梱包することができ、梱包作業も容易かつ迅速に行える。
本考案によれば、両端が同方向に折曲された脚部を備えたアーチ状のワークを自立した姿勢で複数並列させて梱包するワークの梱包体において、ワークの両脚部の先端部を収容するとともにワークが自立姿勢となるように支持する収容支持部を複数有するロア梱包材と、ワークの両脚部の基部を保持する保持部を複数有するアッパ梱包材とからなり、該ロア梱包材とアッパ梱包材とにはそれぞれ、連結するための連結手段が設けられ、該アッパ梱包材は該ロア梱包材によって収容支持されたワークの脚部の保持に伴って、連結手段によりロア梱包材と連結するように構成されるので、梱包作業も作業員1人で行え、ワークを前後に並列して、安定した姿勢で梱包することができ、さらに梱包材料も削減することができる。本考案の梱包体による梱包方法も、1人で容易かつ確実に梱包することを可能としたものである。
以下に、本考案の実施形態について図面を参照にして説明する。
図1は、梱包状態における正面の簡略断面を示し、車両用サスペンションメンバー(ワーク)1の両脚部10A、10Bを立てた状態(すなわち、ワーク1を自立させた姿勢)で、前後方向に並列して梱包した状態を示す。ワーク1は、1mを超える長さの金属製主部1Aとその両端が同方向に折曲された脚部10A、10Bとを備えたアーチ状のものであり、防振ブッシュ1C、取付けプレート1D及び側板1Eも備えた湾曲した立体形状物である。図1の梱包状態では、パレット2上に位置決め設置された受け壁3の内部で左右一対のロア梱包材4と、同じく左右一対のアッパ梱包材5とでワーク1を保持している。また、ロア梱包材4の上面にアッパ梱包材5の下面を後述する連結手段9を介して連結してある。
図2は、平面略図であり、この例では、ワーク1を前後方向に12台並列して梱包してある。また、左右一対のロア及びアッパ梱包材4、5は、2組使用した。1つずつの梱包材4、5の長さは1070mmとし、左右一対の梱包材4、5で6台のワーク1を保持し、これを2組前後方向に並べた。また、アッパ梱包材5に打ち込まれる爪部材(C型鋼材)7を備えたバンド8で左右の梱包材4、5を結束してある。
ロア梱包材4はワーク1の両脚部10A、10Bの先端部を収容するとともに、ワーク1を自立させるためのものである。ロア梱包材4は、ワーク1の一方の脚部10Aを収容支持するロア梱包材4Aと他方の脚部10Bを収容支持するロア梱包材4Bとから構成されている。ロア梱包材4A、4Bはそれぞれ長手方向に延びる断面略矩形の形状を有する。ロア梱包材4Aには、脚部10Aの先端部11Aを収容して支持するための収容支持部41Aが形成されている。この収容支持部41Aはロア梱包材4Aの長手方向に所定の間隔をあけて複数並列に形成されている。また、ロア梱包材4Aの上面には、連結手段9として、外側(ロア梱包材4Aとロア梱包材4Bとが向かう側を内側とする)から長手方向に垂直な方向に向かってほぼ中央まで連結鉤溝91Aが複数個形成されている。この連結鉤溝91Aにより、ロア梱包材4Aは後述するアッパ梱包材5Aと連結される。
ロア梱包材4Bもまた脚部10Bの先端部11Bを収容して支持するための収容支持部41Bが形成されている。この収容支持部41Bはロア梱包材4Bの長手方向に所定の間隔をあけて複数並列に形成されている。ロア梱包材4Bの上面にも、上記連結手段9として、外側から長手方向に垂直な方向に向かってほぼ中央まで連結鉤溝91Aと同様の溝が複数個形成されている。
アッパ梱包材5は、ワーク1の両脚部10A、10Bの基部12A、12Bを収容するとともに、自立させたワークを保持するものでありロア梱包材4上に設置される。すなわち、アッパ梱包材5は、ワーク1の一方の脚部10Aの基部12Aを保持するためのアッパ梱包材5Aと他方の脚部10Bの基部12Bを保持するためのアッパ梱包材5Bとから構成されている。
アッパ梱包材5Aはロア梱包材4A上に積み重ねて連結される。したがって、アッパ梱包材5Aには、ロア梱包材4Aによって収容支持された脚部10Aを保持する位置に対応して、それぞれ脚部10Aの基部12Aを保持する保持部51Aが複数形成されている。また、アッパ梱包材5Aの下面には、上記連結手段9として、ロア梱包材4Aに形成された連結鉤溝91Aには嵌め込む凸状の連結鉤部92Aが複数形成されている。
同様にアッパ梱包材5Bは、ロア梱包材4B上に積み重ねて連結され、ロア梱包材4Bによって収容支持された脚部10Bを保持する位置に対応して、それぞれ脚部10Bの基部12Bを保持する保持部51Bが複数形成されている。また、アッパ梱包材5Bの下面には、上記連結手段9として、ロア梱包材4Bに形成された連結鉤溝には嵌め込む凸状の連結鉤部92Bが複数形成されている。
連結鉤溝91A(他方は図示せず)は、底部と開口部(上部)との溝幅が異なり、底部よりも開口部側の溝幅の方が小さく形成されている。また、連結鉤部92A、92Bは、凸状であるが、その先端(下部)の幅が基部(上部)の幅よりも大きく形成されている。これにより、連結鉤溝91A(他方は図示せず)に連結鉤部92A、92Bが嵌合することにより、輸送時に上下方向の振動があっても、ロア梱包材4とアッパ梱包材5とは外れ難くなる。
もちろん、この実施形態以外にも、連結鉤溝が底部から開口部にかけて溝幅が小さくなるようなテーパ状に傾斜させてもよく、連結鉤部が先端部から基部にかけて連結鉤部のテーパ角度と同程度のテーパ角度で形成されていてもよい。すなわち、本願考案の連結手段は、上下方向の振動によりロア梱包材とアッパ梱包材とが外れることを抑えるためのものであればよく、他の形状であってもよい。
もちろん、この実施形態以外にも、連結鉤溝が底部から開口部にかけて溝幅が小さくなるようなテーパ状に傾斜させてもよく、連結鉤部が先端部から基部にかけて連結鉤部のテーパ角度と同程度のテーパ角度で形成されていてもよい。すなわち、本願考案の連結手段は、上下方向の振動によりロア梱包材とアッパ梱包材とが外れることを抑えるためのものであればよく、他の形状であってもよい。
図3から図7を用いて、ワーク1の梱包方法を説明する。
パレット2に受け壁3を設置する前に、パレット2の上面にロア梱包材4Aおよび4Bを向い合わせて所定の間隔をあけて並列に配置する(図3)。そして、ワーク1の脚部10Aの先端部(下部)11Aがロア梱包材4Aの収容支持部41Aに収まるように、かつワーク1の脚部10Bの先端部(下部)11Bがロア梱包材4Bの収容支持部41Bに収まるように上から差し込む(図4)。すべてのロア梱包材4Aおよび4Bの収容支持部41A、41Bに、ワーク1の脚部10Aおよび10Bを差し込んだ後、アッパ梱包材5Aおよび5Bを設置する。アッパ梱包材5Aは、ワーク1の脚部10Aの基部(上部)12Aが保持部51Aに収まるようにかつ、連結鉤部92Aがロア梱包材4Aの連結鉤部91Aに嵌め込むように外側から内側に向かって、取付ける(図5)。同様に、アッパ梱包材5Bは、ワーク1の脚部10Bの基部(上部)12Bが保持部51Bに収まるようにかつ、連結鉤部92Bがロア梱包材4Bの連結鉤部に嵌め込むように外側から内側に向かって、取付ける(図6、図7)。すなわち、アッパ梱包材5はワーク1の上部を嵌め込むと同時にロア梱包材4に連結される。
その後、バンド8を用いて、梱包材4、5を結束し受け壁3はパレット2に設置する。
パレット2に受け壁3を設置する前に、パレット2の上面にロア梱包材4Aおよび4Bを向い合わせて所定の間隔をあけて並列に配置する(図3)。そして、ワーク1の脚部10Aの先端部(下部)11Aがロア梱包材4Aの収容支持部41Aに収まるように、かつワーク1の脚部10Bの先端部(下部)11Bがロア梱包材4Bの収容支持部41Bに収まるように上から差し込む(図4)。すべてのロア梱包材4Aおよび4Bの収容支持部41A、41Bに、ワーク1の脚部10Aおよび10Bを差し込んだ後、アッパ梱包材5Aおよび5Bを設置する。アッパ梱包材5Aは、ワーク1の脚部10Aの基部(上部)12Aが保持部51Aに収まるようにかつ、連結鉤部92Aがロア梱包材4Aの連結鉤部91Aに嵌め込むように外側から内側に向かって、取付ける(図5)。同様に、アッパ梱包材5Bは、ワーク1の脚部10Bの基部(上部)12Bが保持部51Bに収まるようにかつ、連結鉤部92Bがロア梱包材4Bの連結鉤部に嵌め込むように外側から内側に向かって、取付ける(図6、図7)。すなわち、アッパ梱包材5はワーク1の上部を嵌め込むと同時にロア梱包材4に連結される。
その後、バンド8を用いて、梱包材4、5を結束し受け壁3はパレット2に設置する。
上述したロア及びアッパ梱包材4、5は、発泡スチロールのような緩衝機能を備えた素材から形成され、保持する対象のワーク1の形状に倣った保持部4A、5Aをモールド成型しておく。図示した実施形態では、左右一対のロア及びアッパ梱包材4、5で6台のワーク1を保持するようにしたが、ワーク1の重量、大きさによっては保持する台数は変わる。
上述したような梱包手順では、最初にワーク1をロア梱包材4で保持させる場合、作業員は、脚部1Bを下げた状態でワーク1の主部1Aをつかんで運ぶことができ、主部1Aをつかんだ状態で脚部1Bをロア梱包材4に上方から差し込んで保持させることができる。仮に、ワーク1を横に寝かせて梱包しようとすると、作業員が2人でそれぞれの脚部1Bをつかんで行なわなければならなくなり、作業効率が悪くなる。
1 ワーク
1A 主部
1B 脚部
4 ロア梱包材
41A、41B 収容支持部
5 アッパ梱包材
51A、51B 収容支持部
9 連結手段
1A 主部
1B 脚部
4 ロア梱包材
41A、41B 収容支持部
5 アッパ梱包材
51A、51B 収容支持部
9 連結手段
Claims (5)
- 両端が同方向に折曲された脚部を備えたアーチ状のワークを自立した姿勢で複数並列させて梱包するワークの梱包体において、
ワークの両脚部の先端部を収容するとともにワークが自立姿勢となるように支持する収容支持部を複数有するロア梱包材と、
ワークの両脚部の基部を保持する保持部を複数有するアッパ梱包材とからなり、
該ロア梱包材とアッパ梱包材とにはそれぞれ、連結するための連結手段が設けられ、
該アッパ梱包材は該ロア梱包材によって収容支持されたワークの脚部の保持に伴って、連結手段によりロア梱包材と連結するように構成されることを特徴とするワークの梱包体。 - 上記アッパ梱包材は、梱包されたワークの並列方向と垂直に、かつワークの外側から取付けられる構造を有している請求項1に記載のワークの梱包体。
- 上記連結手段として、ロア梱包材には底部から開口部に向かって壁部の幅が異なる凹溝が形成され、アッパ梱包材には凹溝に嵌合する幅が異なる凸状部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のワークの梱包体。
- 上記連結溝の外側端部は開いていることを特徴とする請求項3に記載のワークの梱包体。
- 上記ロア梱包材は、ワークの脚部の一端部を収容支持する第1の収容支持材と、他端を収容支持する第2の収容支持材とからなることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のワークの梱包体。
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