JP6023624B2 - 梱包体 - Google Patents

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本発明は、梱包材により自動車のアクセルビーム等の長尺な被梱包部品を梱包した梱包体に関する。
一般に、運搬時に梱包されることを必要とする自動車用部品としては、車輌懸架装置を構成するアクセルビームのように、水平方向に長さを有する主杆状部と主杆状部の両端に略上下方向に延びる副杆状部を備え、主杆状部を水平に把持した場合に副杆状部の自重で立ち上がり姿勢になるものがある。従来、この種の被梱包部品は、副杆状部を寝かせた状態の平置きにして、凹部が形成された保持部材に両端の副杆状部をそれぞれ嵌合させ、複数並べて梱包されていた(例えば下記特許文献1)。
特開2005−145509号公報
ところで、上記特許文献1の被梱包部品を寝かした状態で梱包するには、複数の作業者によって両端の副杆状部を保持して寝かせ、梱包材に嵌合させて収容した後、水平方向に配列することが必要となる。したがって、梱包が煩雑で作業効率悪く、複数人での対応が必要となるため人手も多く掛けなければならないという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みて、梱包作業を容易にしかつ作業の効率を高めることができる梱包材を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を提供している。
本発明の梱包体は、長尺の主杆状部の両端部側にこの主杆状部と交叉する方向に副杆状部が設けられた被梱包部品を、互いに平行に位置させて一方向に配列して一組の被梱包部品群を構成し、複数組の被梱包部品群を段積みして梱包する梱包体において、複数の前記被梱包部品群が、各被梱包部品の端部が前記一方向に交互に位置するようにオーバーラップさせて最下段に配置されるように、前記被梱包部品の前記副杆状部を下方から支持する一対の保持部材と、前記最下段の被梱包部品上に前記一方向に載置され、上段の前記被梱包部品群を構成する前記被梱包部品の前記副杆状部を下方から支持する一対の介挿部材とを備え、前記一対の介挿部材は、最下段の前記複数組の被梱包部品群におけるオーバーラップされた端部を跨ぐように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、被梱包部品群の各被梱包部品の副杆状部が一対の保持部材及び介挿部材に保持されるため、主杆状部を把持して被梱包部品を立ち上がり姿勢で保持し、その姿勢のまま各保持部材及び介挿部材に副杆状部を載置していくことで簡便に被梱包部品を保持部材及び介挿部材に梱包することができる。
また、最下段の被梱包部品群に介挿部材を配置して上段の被梱包部品群が積み上げられているため、介挿部材によって最下段の複数の被梱包部品群を更に固定することができる。
また更に、上段の被梱包部品群が最下段の複数の被梱包部品群に跨って積み上げられているため、最下段の複数の被梱包部品群同士の配置を上段の被梱包部品群により固定することができる。
本発明の前記上段には、前記被梱包部品群が複数組、各被梱包部品の端部が前記一方向に交互に位置するようにオーバーラップさせて配置され、前記オーバーラップした幅寸法が、前記最下段の前記複数の被梱包部品群の端部同士のオーバーラップした幅寸法よりも大きく設けられていてもよい。
この構成によれば、前記上段に複数組の被梱包部品群を積み上げることができ、上段のオーバーラップ幅が最下段のオーバーラップ幅よりも大きくなるように配置されているため、重量バランスを被梱包部品群間の中間部に位置させ、梱包状態を安定させることができる。
本発明の少なくとも前記上段には、位置決め部材が設けられていることが望ましい。
この構成によれば、少なくとも前記上段の複数組の被梱包部品群間を確実に位置決めすることができる。
本発明の前記位置決め部材は、一の前記被梱包部品群と他の前記被梱包部品群とを支持する保持部材又は介挿部材との間に設けられていることが望ましい。
この構成によれば、最下段の複数組の被梱包部品群間及び前記上段の複数組の被梱包部品群間を確実に位置決めすることできる。
本発明の梱包材によれば、被梱包部品を把持した状態の立ち上がり姿勢のまま、梱包材に簡便に梱包することができるため、長尺の被梱包部品を作業効率良く梱包することができるという効果を奏する。
また、最下段の前記複数組の被梱包部品群上間に跨って介挿部材を介して被梱包部品群を配置することで、最下段の被梱包部品群同士を固定することができ、複数組の被梱包部品群を確実かつ安定的に梱包することができるという効果を奏する。
は、本発明の一実施形態として示した梱包体の正面図である。 は、本発明の一実施形態として示した梱包体を最下段とその上段とに分解して示した平面図である。 は、本発明の一実施形態として示した梱包材の被梱包部品を示す正面図である。 は、図2に示す介挿部材の配置状態の一部を示す斜視図である。 は、本発明の一実施形態として示した梱包体に用いられるトップ部材の一部を示す斜視図である。 は、本発明の一実施形態として示した梱包体の他の例を示す正面図である。
以下、図を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、本発明の梱包体1は、保持部材2A,2B・・及び介挿部材3A,3B・・とを有し複数の被梱包部品Wを梱包する梱包材4と、この梱包材4に梱包される複数の被梱包部品W,W・・とを備えている。
被梱包部品Wは、水平方向に長さを有する主杆状部5と主杆状部5の両端部側に略上下方向に(交叉する方向)延びる副杆状部6,6とを備えている。梱包材4は、副杆状部6の下方に向かって荷重が掛かる被梱包部品Wを好適に梱包するものである。被梱包部品Wの具体例としては、自動車の車輌懸架装置を構成するアクセルビーム等が挙げられる。以下、各図に示す本発明の梱包体1を構成する被梱包部品Wとして、アクセルビームを一例に用いて説明する。
図3に示すように、被梱包部品Wは、車両の幅方向を長手方向とする金属製の部材であり、水平に延びる主杆状部5の両端側に副杆状部6であるアーム部を略上下方向に延在させ、左右対称に形成されている。副杆状部6の上端側には、ブシュ(不図示)を介して車体に揺動可能に枢支されるようになっており、副杆状部6の下端側6pにはタイヤ8が支持されるようになっている。この被梱包部品Wは、主杆状部5を把持した際に、副杆状部6の荷重により副杆状部6が上下方向に向き、下端側6pが下方を向くようになっている。
図1,図2に示すように、保持部材2A,2Bは、断面視略矩形に形成された長尺の部材であり、それぞれの上面側に図1に示す被梱包部品Wの副杆状部6の下端側6pを嵌合可能とする嵌合凹所12a・・,嵌合凹所12b・・が長手方向に間隔をおいて複数形成されている。保持部材2Aは、被梱包部品Wの一端側の副杆状部6を嵌合させるようになっており、保持部材2Bは、被梱包部品Wの他端側の副杆状部6を嵌合させるようになっている。
図2に示すように、保持部材2C,2Dは、保持部材2A,2Bに平行に配置した際に、嵌合凹所13a,13bの形成位置が、矢印L1方向に直交する方向に視て保持部材2A,2Bの嵌合凹所12a,12bの間に位置するように形成されている点を除いて、保持部材2A,2Bと同様に形成されている。
これらの保持部材2A,2Bは、図1に示すように、副杆状部6,6同士の下端部6p,6p間の寸法分間隔をおいて、直方体形状の枠体21と底壁部22とを備えたケーシング20内に平行に配置されている。また、保持部材2C,2Dも同様に副杆状部6,6同士の下端部6p,6p間の寸法分間隔をおいて配置されているとともに、保持部材2Cが保持部材2A,2B間に、保持部材2Bが保持部材2C,2D間に位置するように配置されている。
以上の構成の下に、図1,図2に示すように、一対の保持部材2A,2Bは、複数個の被梱包部品W,W・・を立ち上がり姿勢で互いに平行に位置させて一方向(図1では紙面奥行き方向、図2では矢印L1方向)に配列させ、一組の被梱包部品群10Sを形成している。
そして、一対の保持部材2C,2Dは、図2に示すように、複数個の被梱包部品W,W・・を被梱包部品群10Sと同様に配列させるとともに、端部mが被梱包部品群10Sの各端部mと一方向(矢印L1方向)に交互に位置するようにオーバーラップさせて配置され、他の一組の被梱包部品群10Tを形成している。
図4に示すように、介挿部材3A,3Bは、断面視略矩形の長尺の部材であり、その上面側は図2に示す嵌合凹所12a,12bの位置及び向きを除いて保持部材2A,2Bと略同様に形成されている。介挿部材3A,3Bの嵌合凹所14a,14bは、図2に示す保持部材2A,2Bの嵌合凹所12a,12bを平面視して180度回転させた位置及び形状で形成されている。
また、介挿部材3C,3Dは、断面視略矩形の長尺の部材であり、その上面側は図2に示す嵌合凹所13a,13bの位置及び向きを除いて保持部材2C,2Dと略同様に形成されている。介挿部材3C,3Dの嵌合凹所15a,15bは、図2に示す保持部材2C,2Dの嵌合凹所13a,13bを平面視して180度回転させた位置及び形状で形成されている。
図4に示すように、介挿部材3Aの下面側には、介挿部材3Aが保持部材2A等と平行に図2に示すケーシング20内に配置された際に、図2に示す被梱包部品群10Tの各被梱包部品W,W・・に対応する位置に凹部16,16・・が形成されている。また介挿部材3Bの下面側には、介挿部材3Bが図2に示す保持部材2A等と平行にケーシング20内に配置された際に、図2に示す被梱包部品群10Sの各梱包部品W,W・・に対応する位置に凹部17,17・・が形成されている。
このようにして介挿部材3A,3Bは、図1に示すように、副杆状部6,6同士の下端部6p,6p間の寸法分間隔をおいて、ケーシング20内の図2に示す被梱包部品群10Tと被梱包部品群10Sとに跨って、これら被梱包部品群10T,10S上に配置されている。
図4に示すように、介挿部材3Cの下面側には、介挿部材3Aの凹部16と同一の凹部16が、介挿部材3Cが図2に示すケーシング20内に配置された際に被梱包部品群10Tの各被梱包部品W,W・・に対応する位置に形成されている。
また、介挿部材3Dの下面側には、介挿部材3Bの凹部17と同一の凹部17が、介挿部材3Dが図2に示すケーシング20内に配置された際に被梱包部品群10Sの各梱包部品W,W・・に対応する位置に形成されている。
このようにして介挿部材3A,3B及び介挿部材3C,3Dは、図1に示すように副杆状部6,6同士の下端部6p,6p間の寸法分間隔をおいて保持部材2A,2D間の内側に配置されている。すなわち、介挿部材3A,3B及び介挿部材3C,3Dは、図2に示すように、介挿部材3D,3B,3C,3Aの順に配置され、かつ、被梱包部品群10X,10Yの互いに重なる端部nの寸法(オーバーラップした幅寸法)を最下段30の端部mのオーバーラップした幅寸法よりも大きくオーバーラップさせることによって、最下段30の複数の被梱包部品群10S,10T上に複数の被梱包部品群10X,10Yを配置させている。
以上の構成により、介挿部材3A,3B及び介挿部材3C,3Dは、被梱包部品群10S,10Tの上方に架設されて、被梱包部品群10S,10Tを上方から固定しているとともに、これら被梱包部品群10S,10Tの上方に更に被梱包部品群10X,10Yを積み上げ、上段40を形成している。
なお、上段40の上端には、図1に示すように、トップ部材35が載置され、上段40の被梱包部品群10X,10Yを上方から押えて固定している。
トップ部材35は、図5に示すように、断面視略矩形の長尺の部材であり、上面35a及び側面35b,35b(図5では一方の側面のみを表示)に図1に示す固定バンドKを配する溝36が形成されているとともに、下面側に上段40に配列された被梱包部品W,W・・に嵌合させる凹部37,37・・が形成されている。
なお、保持部材2A〜2D,介挿部材3A〜3D及びトップ部材35の材料は、いずれも型内発泡成形された熱可塑性樹脂の発泡成形体であることが好ましい。熱可塑性樹脂には、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂等)、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテフタレート、ポリブチレンテフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリカーボネート系樹脂、ポリ乳酸系樹脂などが挙げられる。なかでも、ポリスチレンとポリエチレンとを含む複合樹脂を用いることが望ましい。
次に、梱包体1の組み立て方について説明する。
図1に示すように、梱包体1は、ケーシング20の底壁部22に複数対の保持部材2A,2B及び保持部材2C,2Dを配置する。
まず、保持部材2Aを、底壁部22の一端に配置し、保持部材2Bを保持部材2Aから被梱包部品Wの副杆状部6,6の下端側6p,6p間の距離をおいて保持部材2Aに平行に配置する。
次に、保持部材2Dを底壁部22の他端側に配置し、保持部材2Cを保持部材2Dから被梱包部品Wの副杆状部6,6の下端側6p,6p間の距離をおいて保持部材2Dに平行に配置する。
この際、ケーシング20の底壁部22の保持部材2A,2D間方向の寸法は、被梱包部品Wを長手方向に隣接配置させた寸法よりも短い寸法に形成されているため、保持部材2A,2B間と保持部材2C,2D間とが一部で重なるように、保持部材2Bを保持部材2C,2D間に位置させ、保持部材2Cを保持部材2A,2B間に位置させる。
このようにして保持部材2A〜2Dを配置した後、被梱包部品Wの水平方向に延びる主杆状部5を把持し持ち上げると、副杆状部6,6の自重によりその下端側6pが下方を向いて全体が立ち上がり姿勢となる。そこで、この姿勢のまま被梱包部品Wを図2に示すように保持部材2A,2Bの嵌合凹所12a、12bに嵌合させ載置し、被梱包部品群10Sを形成する。また、同様にして保持部材2C,2Dの各嵌合凹所13a,13bに被梱包部品Wを順次嵌合させて被梱包部品群10Tを形成する。
このようにして保持部材2A,2Bと保持部材2C,2Dとに被梱包部品Wを立ち上がり姿勢で配置すると、保持部材2A,2B間と保持部材2C,2D間とが一部で重なるように、保持部材2A,2C,2B,2Dがこの順で配置されているため、被梱包部品群10S,10Tを矢印L1方向(一方向)に視たときに、端部mにおいて被梱包部品群10S,10Tの各被梱包部品Wがオーバーラップし、交互に配列される。
上記のようにして被梱包部品群10S,10Tを備えた最下段30を形成した後、介挿部材3Dの凹部17(図4参照)を被梱包部品群10S上に配置して各被梱包部品Wに嵌合させ、更に、この介挿部材3Dから被梱包部品Wの図1に示す副杆状部6,6下端側6p,6p間の距離をおいて被梱包部品群10T上に介挿部材3Cを配置し、凹部16(図4参照)を各被梱包部品Wに嵌合させる。
また、介挿部材3Aを被梱包部品群10T上に配置して凹部16(図4参照)を各被梱包部品Wに嵌合させ、更に、この介挿部材3Aから被梱包部品Wの図1に示す副杆状部6,6下端側6p,6p間の距離おいて被梱包部品群10S上に介挿部材3Bを配置して凹部17(図4参照)を各被梱包部品Wに嵌合させる。
この際、介挿部材3A〜3Dは、全て被梱包部品群10S,10Tの両端を保持する保持部材2A,2D間の内側に配置するため、介挿部材3A,3B間と介挿部材3C,3D間の重なり(オーバーラップした幅寸法)が、最下段30の被梱包部品群10S,10Tの端部mの重なり寸法よりも大きくなるように配置される。
そして、主杆状部5を把持して被梱包部品Wを立ち上がり姿勢にし、介挿部材3A,3Bの嵌合凹所14a,14bに副杆状部6,6を嵌合させ、被梱包部品群10Yを形成する。また同様にして、介挿部材3C,3Dの嵌合凹所15a,15bに被梱包部品Wの副杆状部6,6を嵌合させて、被梱包部品群10Xを形成し、上段40とする。
上記のようにして介挿部材3A,3Bと介挿部材3C,3Dとのそれぞれに被梱包部品Wを立ち上がり姿勢で載置すると、介挿部材3A,3B間と介挿部材3C,3D間とが重なるように、介挿部材3D,3B,3C,3Aがこの順で配置されているため、被梱包部品群10X,10Yを一方向(矢印L1方向)に見たときに、端部nにおいて最下段30の端部mのオーバーラップした幅寸法よりも大きくオーバーラップした幅寸法で被梱包部品群10X,10Yの各被梱包部品Wを配置させ、交互に配列され、梱包体1となる。
梱包体1には、図1に示すように、被梱包部品群10X,10Yの上端にトップ部材35を配し、更に固定バンドKを被梱包部品群10S,10X及び被梱包部品群10T,10Yのそれぞれの全体に巻回して固定しておく。
以上のようにして形成される梱包体1によれば、主杆状部5を把持し、副杆状部6,6の自重で被梱包部品Wを立ち上がる姿勢にした状態で、簡便に保持部材2A,2B及び保持部材2C,2Dに被梱包部品Wを嵌合させることができる。また、最下段30の被梱包部品群10S,10T上に介挿部材3A〜3Dを架設して、これら介挿部材3A〜3D上にも、保持部材2A,2Bと保持部材2C,2Dへの嵌合と同様に、被梱包部品Wを簡便に嵌合させることができる。従って、被梱包部品Wが荷重の大きいアクセルビーム等の長尺な自動車部品であっても、把持しやすい主杆状部5を把持した際の被梱包部品Wの自然な姿勢のままで梱包材4に梱包していくことができるため、作業者が一人でも簡便かつ作業効率良く被梱包部品Wを梱包することができるという効果が得られる。
また、最下段30の被梱包部品群10S,10Tが、その上端において介挿部材3A〜3Dを介して上段40の被梱包部品群10X,10Yにより押えられつつ固定されるので、梱包体1の梱包状態が安定的に保持されるという効果が得られる。特に、上段40の被梱包部品群10X,10Yが、それぞれ最下段30の被梱包部品群10S,10T間に跨って載置され、かつ、最下段30及び上段40の上下の被梱包部品W間に嵌合してこれらを固定する介挿部材3A〜3Dを介在させているため、被梱包部品群10S,10T,10X,10Y間の位置決めがより確実になり、梱包状態が一層確実となるという効果が得られる。
また、最下段30の被梱包部品群10S,10Tと上段40の被梱包部品群10X,10Yとが、梱包体1の中央部において端部m,nをオーバーラップさせて保持されているとともに、上段40のオーバーラップした幅寸法が最下段30のオーバーラップした幅寸法よりも大きく設けられているため、被梱包部品Wの荷重を梱包体1の中心かつ下方に向けることができる。従って、梱包体1の梱包状態がより安定的となるという効果が得られる。
以上が本発明の梱包体の一実施形態であるが、本発明は上記の実施形態で示されたものに限定されるものではなく、隣り合って配置させる被梱包部品群の数を適宜変更した梱包体としてもよい。
具体的には、図6に示すように、最下段30の上方に、被梱包部品群を一組のみ載置したものであってもよい。また、図示しないが、最下段30の被梱包部品群を端部を互いにオーバーラップさせて3組以上配置し、上段40の被梱包部品群を1組以上載置させたものであってもよい。
また、図1に示すように、介挿部材3A,3B・・の少なくともいずれか1つと底壁部22又は介挿部材3A,3B・・の少なくともいずれか一つとその下方又は上方に位置する被梱包部品Wとの間に支持部材50を嵌合させて、被梱包部品Wの立ち上がり姿勢を補強してもよい。
本実施形態のように、被梱包部品Wの形状が主杆状部5の両端から上下方向に副杆状部6,6とが延びる形状であるため、図1及び図4に示すように、介挿部材3A,3C間に位置決め部材51が装着されることにより、梱包体1が図2に示す矢印L2方向の揺れに対して強固に位置決めすることができる。
すなわち、介挿部材3Aは、被梱包部品群10Tの被梱包部品Wの副杆状部6の上端内側(中央方向側)の凹部16に、介挿部材3Dは、被梱包部品群10Sの各被梱包部品Wの副杆状部6の上端内側(中央方向側)の凹部17に、それぞれ嵌合されている。
そのため、矢印L2方向に対しては、被梱包部品群10Yは、介挿部材3Aを介して被梱包部品群10Tと共に保持部材2Dによってケーシング20の壁部によって押えられる。また、被梱包部品群10Sは、介挿部材3Dを介して被梱包部品群10Xと共に介挿部材3Cにより位置決め部材51を介して介挿部材3Aによって受け止められる。
同様に、矢印L2方向に対しては、被梱包部品群10Xは、介挿部材3Dを介して被梱包部品群10Sと共に保持部材2Aによってケーシング20の壁部で押えられる。また、被梱包部品群10Tは、介挿部材3Aを介して被梱包部品群10Yと共に介挿部材3Aによって位置決め部材51を介して、介挿部材3Cによって受け止められる。
すなわち、梱包体1の全体における下段の両端を押えることにより、上段においては下段の両端で揺れの移動を受け止めるように位置決め部材51を配置すればよい。
また、図1,図4に示すように、互いに隣り合う被梱包部品群10S,10T又は被梱包部品群10X,10Yを保持する保持部材2B,2C間,介挿部材3A,3C及び介挿部材3B,3D間の少なくともいずれかの間にこれらの間を位置決めする位置決め部材51が支持されていてもよい。
1 梱包体
2A〜2D 保持部材
3A〜3D 介挿部材
4 梱包材
5 主杆状部
6 副杆状部
10S 被梱包部品群
10T 被梱包部品群
10X 被梱包部品群
10Y 被梱包部品群
20 ケーシング
30 最下段
40 上段
51 位置決め部材
m,n 端部
L1 一方向
W 被梱包部品

Claims (4)

  1. 長尺の主杆状部の両端部側にこの主杆状部と交叉する方向に副杆状部が設けられた被梱包部品を、互いに平行に位置させて一方向に配列して一組の被梱包部品群を構成し、複数組の被梱包部品群を段積みして梱包する梱包体において、
    複数の前記被梱包部品群が、各被梱包部品の端部が前記一方向に交互に位置するようにオーバーラップさせて最下段に配置されるように、前記被梱包部品の前記副杆状部を下方から支持する一対の保持部材と、
    前記最下段の被梱包部品上に前記一方向に載置され、上段の前記被梱包部品群を構成する前記被梱包部品の前記副杆状部を下方から支持する一対の介挿部材とを備え、
    前記一対の介挿部材は、最下段の前記複数組の被梱包部品群におけるオーバーラップされた端部を跨ぐように配置されていることを特徴とする梱包体。
  2. 前記上段には、前記被梱包部品群が複数組、各被梱包部品の端部が前記一方向に交互に位置するようにオーバーラップさせて配置され、前記オーバーラップした幅寸法が、前記最下段の前記複数の被梱包部品群の端部同士のオーバーラップした幅寸法よりも大きく設けられていることを特徴とする請求項1に記載の梱包体。
  3. 少なくとも前記上段には、位置決め部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の梱包体。
  4. 前記位置決め部材は、一の前記被梱包部品群と他の前記被梱包部品群とを支持する保持部材又は介挿部材との間に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の梱包体。
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