JP2013131648A - 積載梱包具及び梱包方法 - Google Patents

積載梱包具及び梱包方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013131648A
JP2013131648A JP2011280514A JP2011280514A JP2013131648A JP 2013131648 A JP2013131648 A JP 2013131648A JP 2011280514 A JP2011280514 A JP 2011280514A JP 2011280514 A JP2011280514 A JP 2011280514A JP 2013131648 A JP2013131648 A JP 2013131648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
packing
cell module
substrate
loading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011280514A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Mizuo
和洋 水尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2011280514A priority Critical patent/JP2013131648A/ja
Priority to US14/368,128 priority patent/US20140367305A1/en
Priority to CN201280070316.7A priority patent/CN104125920A/zh
Priority to PCT/JP2012/078116 priority patent/WO2013094317A1/ja
Publication of JP2013131648A publication Critical patent/JP2013131648A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

【課題】運搬時の振動等によって最下段の太陽電池モジュールが撓んだ場合でも、太陽電池モジュールの下面がパレットの上面に接触若しくは衝突することを防止する。
【解決手段】太陽電池モジュール100を水平な状態で積み重ねて梱包する積載梱包具Aであって、矩形状の基板部1と、基板部1の上面の4隅にそれぞれ配置され、太陽電池モジュール100のコーナー部100aを載置して太陽電池モジュール100を水平な状態で支持する支持部材2とを備え、基板部1と支持部材2との間にスペーサ部材3が配置された構成としている。また、スペーサ部材3の上面に嵌合凸部32が形成され、支持部材2の下面に、前記嵌合凸部32に嵌合される嵌合凹部29が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、太陽電池モジュールを梱包する積載梱包具及びこの積載梱包具を用いた太陽電池モジュールの梱包方法に関する。
従来、太陽電池モジュールを水平な状態で積み重ねて梱包する積載梱包具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、光起電力モジュールの角部が載置される支持異形材が内側に突出するように形成された成形品部材を備えた差込みシステムが開示されている。成形品部材には、上側にほぞ(突部)が形成され、下側に空所が形成されている。この差込みシステムでは、4個の成形品部材が、それぞれ、1枚の光起電力モジュールの4つの角部を支持している。また、成形品部材のほぞは、その成形品部材の上方に配置される成形品部材の空所に差し込まれている。すなわち、この差込みシステムでは、成形品部材のほぞ−空所構造により、隣接する成形品部材が結合されることによって、成形品部材が垂直方向に積み重ねられており、積み重ねられる成形品部材により光起電力モジュールが支持されている。
特開2006−32978号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来の差込みシステムでは、矩形状の基板部である梱包用のパレット上に、成形品部材により支持された光起電力モジュールを積み重ねた場合、パレットの上面と最下段の成形品部材により支持された光起電力モジュールの下面との隙間が、成形品部材の支持異形材の厚みしかないため、運搬時の振動等によって最下段の光起電力モジュールが撓んだ場合、光起電力モジュールの下面がパレットの上面に接触若しくは衝突して光起電力モジュールが破損するといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、運搬時の振動等によって最下段の太陽電池モジュールが撓んだ場合でも、太陽電池モジュールの下面がパレットの上面に接触若しくは衝突することのない積載梱包具及び梱包方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の積載梱包具は、太陽電池モジュールを水平な状態で積み重ねて梱包する積載梱包具であって、矩形状の基板部と、前記基板部上面の4隅にそれぞれ配置され、前記太陽電池モジュールの角部を載置して前記太陽電池モジュールを水平な状態で支持する支持部材と、前記基板部と前記支持部材との間に配置されるスペーサ部材と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、基板部と支持部材との間にスペーサ部材を配置することで、基板部上面と最下段の支持部材に支持された太陽電池モジュールの下面との間に十分な隙間をあけることができる。これにより、運搬時の振動等によって最下段の太陽電池モジュールが撓んでも、太陽電池モジュールの下面が基板部の上面に接触若しくは衝突することを防止することができる。
また、本発明の積載梱包具によれば、前記スペーサ部材の上面に嵌合凸部が形成され、前記支持部材の下面に前記嵌合凸部に嵌合される嵌合凹部が形成された構成としている。
このような構成とすれば、スペーサ部材の上面に嵌合凸部を形成し、支持部材の下面に嵌合凹部を形成することで、スペーサ部材上に支持部材を載置したとき、嵌合構造によって支持部材の横ずれを防止することができる。
また、本発明の積載梱包具によれば、前記支持部材は、垂直方向に積み重ねられる基体部と、前記基体部の側面から水平方向に突出するように形成された支持部と、前記基体部の上端面に形成され、上下に隣接する一方の支持部材と係合するように構成された係合凸部と、前記基体部の下端面に形成され、上下に隣接する他方の支持部材の前記係合凸部が係合される係合凹部とを備え、前記支持部の下面に前記嵌合凹部が形成された構成としている。この構成によれば、支持部材を、横ずれを防止しつつ多段に積み重ねていくことが可能となる。
また、本発明の積載梱包具によれば、前記基板部上面の4隅にそれぞれ嵌合凸部が形成され、前記スペーサ部材の下面に前記嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部が形成された構成としている。このように、基板部の上面に嵌合凸部を形成し、スペーサ部材の下面に嵌合凹部を形成することで、基板部上にスペーサ部材を載置したとき、嵌合構造によってスペーサ部材の横ずれを防止する。
また、本発明の積載梱包具によれば、前記スペーサ部材は、前記基板部上面の4隅にそれぞれ配置された構成としている。
このような構成とすれば、スペーサ部材を基板部上面の4隅にそれぞれ配置する構成とすることで、スペーサ部材を小型化でき、材料コストも低減することができる。
また、本発明の積載梱包具によれば、前記スペーサ部材として、前記基板部上に載置された最下段の前記支持部材を用いること、すなわち兼用することが可能である。スペーサ部材として支持部材を用いることで、スペーサ部材を別途作製する必要がないことから、積載梱包具としての部材点数を減らすことができる。この場合、最下段の支持部材には太陽電池モジュールを載置せず、あくまでスペーサ部材として使用する。
また、本発明の積載梱包具によれば、水平に積み重ねられ前記太陽電池モジュールの対向する一組の縁部にそれぞれ横方向から嵌め合わせて前記太陽電池モジュールを保持する緩衝部材と、積み重ねられた最上段の前記太陽電池モジュール上に配置される天板と、前記基板部から前記天板までを巻き回して一体に結束する結束部材と、をさらに備え、最下段の前記緩衝部材は、高さ方向の厚みが前記スペーサ部材の厚み分だけ厚く形成された構成としている。最下段の緩衝部材の厚みをスペーサ部材の厚み分だけ厚くすることで、最下段の緩衝部材を安定して基板部上に載置可能とする。
また、本発明の積載梱包具によれば、前記緩衝部材には、外側面に前記結束部材を通す凹溝部が形成された構成としている。緩衝部材の外側面に結束部材を通す凹溝部を形成することで、結束後の緩衝部材の横ずれを防止する。
また、本発明の積載梱包具によれば、前記スペーサ部材は、前記基板部上面の周縁部に沿って配置される枠体形状とすることもできる。スペーサ部材を枠体形状とすることで、全体の強度を保持しつつ、基板部上へのスペーサ部材の配置作業が容易となる。
また、本発明の積載梱包具によれば、前記スペーサ部材は、前記基板部上面の周縁部のうち対向する2辺の縁部に沿って配置される長尺状の部材とすることもできる。スペーサ部材を長尺状の部材とすることで、全体の強度を保持しつつ、基板部上へのスペーサ部材の配置作業が容易となる。
また、本発明の梱包方法は、上記各構成の積載梱包具を用いて太陽電池モジュールを水平な状態で多段に積み重ねて梱包することを特徴としている。
本発明によれば、基板部上面と最下段の支持部材に支持された太陽電池モジュールの下面との間に十分な隙間をあけて太陽電池モジュールを多段に積み重ねて梱包することができる。このような梱包により、運搬時の振動等によって最下段の太陽電池モジュールが撓んでも、太陽電池モジュールの下面が基板部の上面に接触若しくは衝突することを防止することができる。
本発明によれば、基板部と支持部材との間にスペーサ部材を配置することで、基板部上面と最下段の支持部材に支持された太陽電池モジュールの下面との間に十分な隙間をあけることができる。これにより、運搬時の振動等によって最下段の太陽電池モジュールが撓んでも、太陽電池モジュールの下面が基板部の上面に接触若しくは衝突することを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る積載梱包具Aを用いて太陽電池モジュールを最終梱包する前の状態を示した斜視図である。 図1のB−B断面図(ただし、上部は図示省略)である。 図1に示す積載梱包具Aの分解斜視図である。 具体例1に係るスペーサ部材を斜め上方から見た斜視図である。 具体例1に係るスペーサ部材を斜め下方から見た斜視図である。 支持部材を斜め上方からみた斜視図である。 支持部材を斜め下方からみた斜視図である。 支持部材の他の構成例を示す斜め上方からみた斜視図である。 支持部材の他の構成例を示す斜め下方からみた斜視図である。 実施の形態の積載梱包具体を用いて太陽電池モジュールを多段に積み重ねて梱包していく手順を示す説明図である。 実施の形態の積載梱包具体を用いて太陽電池モジュールを多段に積み重ねて梱包していく手順を示す説明図である。 実施の形態の積載梱包具体を用いて太陽電池モジュールを多段に積み重ねて梱包していく手順を示す説明図である。 実施の形態の積載梱包具体を用いて太陽電池モジュールを多段に積み重ねて梱包していく手順を示す説明図である。 実施の形態の積載梱包具体を用いて太陽電池モジュールを多段に積み重ねて梱包していく手順を示す説明図である。 実施の形態の積載梱包具体を用いて太陽電池モジュールを多段に積み重ねて梱包していく手順を示す説明図である。 緩衝部材の斜視図である。 図12のC−C断面図(ただし、上部は図示省略)である。 実施の形態の積載梱包具体を用いて太陽電池モジュールを多段に積み重ねて梱包していく手順を示す説明図である。 実施の形態の積載梱包具体を用いて太陽電池モジュールを多段に積み重ねて梱包していく手順を示す説明図である。 実施の形態の積載梱包具体を用いて太陽電池モジュールを多段に積み重ねて梱包していく手順を示す説明図である。 実施の形態の積載梱包具体を用いて太陽電池モジュールを多段に積み重ねて梱包していく手順を示す説明図である。 実施の形態の積載梱包具体を用いて太陽電池モジュールを多段に積み重ねて梱包していく手順を示す説明図である。 他の構成例1に係るスペーサ部材の斜視図である。 他の構成例2に係るスペーサ部材の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る積載梱包具Aを用いて太陽電池モジュールを最終梱包する前の状態を示した斜視図、図2は、図1のB−B断面図、図3は、図1に示す積載梱包具Aの分解斜視図である。図1ないし図3を参照して、最終梱包前の積載梱包具Aの概略について説明する。
図1及び図2に示す積載梱包具Aは、太陽電池モジュールを水平な状態で積み重ねて梱包する積載梱包具であって、大別すると、矩形状の基板部1と、基板部1の上面の4隅にそれぞれ配置され、太陽電池モジュール100の角部100aを載置して太陽電池モジュール100を水平な状態で支持する支持部材2と、基板部1と最下段の支持部材2との間に配置されるスペーサ部材3と、を備えて構成されている。
このように、基板部1と支持部材2との間にスペーサ部材3を配置することで、基板部1の上面と最下段の支持部材2に支持された太陽電池モジュール100の下面との間に十分な隙間をあけることができる。これにより、運搬時の振動等によって最下段の太陽電池モジュール100が撓んでも、太陽電池モジュール100の下面が基板部1の上面に接触若しくは衝突することを防止することができる。
基板部(以下、パレットともいう。)1は、上側基板11と下側基板12とが複数本の横桟13によって支持された2層構造となっており、この上側基板11と下側基板12との間の隙間が、後述する結束バンド7を通す穴、及び輸送コンテナ等への積み込み時にフォークリフトのフォークが差し込まれる穴となっている。
支持部材2は、太陽電池モジュール100を水平な状態で積み重ねて梱包するように構成されている。支持部材2は、上側基板11の上面(以下、パレット1の上面という。)に、4個のスペーサ部材3を介して4個取り付けられている。この4個のスペーサ部材3は、パレット1に対して位置決めされており、4個の支持部材2は、スペーサ部材3に対して位置決めされている。4個の支持部材2は、それぞれ、矩形状の太陽電池モジュール100の4つの角部(コーナー部)100aを支持している。
また、パレット1の上面にスペーサ部材3を介して取り付けられた4個の支持部材2には、垂直方向Zに複数(図1の例では、10個)の支持部材2が積み重ねられている。そして、各段の4個の支持部材2により、1枚の太陽電池モジュール100が支持されている。すなわち、図1の例では、パレット1上に、10枚の太陽電池モジュール100が水平な状態で積み重ねられている。
なお、パレット1上に積み重ねられた太陽電池モジュール100は、後述する天板6により最上段の太陽電池モジュール100の上面が覆われ、結束部材である例えばPP(ポリプロピレン)バンド等の結束バンド7によりパレット1に巻き付けられた状態で運搬される。
また、支持部材2により支持される太陽電池モジュール100は、フレームレスである。すなわち、支持部材2によりフレームレスの太陽電池モジュール100を多段に積載して梱包することができる。
図4Aは、スペーサ部材3を斜め上方から見た斜視図、図4Bは、スペーサ部材3を斜め下方から見た斜視図である。
スペーサ部材3は、略立方体形状をしており、パレット1上に載置される下面には、パレット1の上面の4隅に形成された嵌合凸部1a(図2及び図3参照)に嵌合される嵌合凹部31が形成され、上面には、支持部材2を嵌合固定するための嵌合凸部32が形成されている。このように、基板部1の上面に嵌合凸部1aを形成し、スペーサ部材3の下面に嵌合凹部31を形成することで、基板部1上にスペーサ部材3を載置したとき、この嵌合構造によってスペーサ部材3の横ずれを防止することができる。
このような形状のスペーサ部材3は、例えばPP(ポリプロピレン)やABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)等の樹脂による射出成形によって形成されていてもよいが、強度を重視するのであれば、鉄やステンレス等の金属材料で形成されていてもよい。
また、パレット1が木製である場合、嵌合凸部1aはパレット1自体の削り出し、または木片などで形成し、その木片をパレット1上に接着し、かつ、ねじや釘等によって強固に固定すればよい。また、パレット1が鉄製である場合には、バーリング加工によって、穴を開けた後、その穴の周囲を上方を押し上げるように加工するバーリング加工によって嵌合凸部を形成してもよい。
ただし、スペーサ部材3は、上記の嵌合構造ではなく、パレット1の4隅にネジ等によって直接固定されていてもよい。この場合には、パレット1の上面に嵌合凸部1aを形成する必要はない。
図5Aは、支持部材2を斜め上方からみた斜視図、図5Bは、支持部材2を斜め下方からみた斜視図である。
支持部材2は、太陽電池モジュール100のコーナー部100aを下から受け止める構造であり、平面視L字状に屈曲形成された基体部23と、この基体部23の内側壁面の下端部から該壁面に直交する方向に延設された四角形状の受け部(支持部)28とを備えている。
受け部28は、太陽電池モジュール100のコーナー部100aを下から受けるように形成されており、支持部材2全体の形状としては、縦断面略L字状に形成されている。
受け部28の下面には、スペーサ部材3の上面に形成された嵌合凸部32と嵌合するための嵌合凹部29が形成されている。
このように、スペーサ部材3の上面に嵌合凸部32を形成し、支持部材2の受け部28の下面に嵌合凹部29を形成することで、スペーサ部材3上に支持部材2を載置したとき、この嵌合構造によって支持部材2の横ずれを防止することができる。
基体部23は、垂直方向Zに積み重ねられるように構成されている。そのため、基体部23の上端面23a及び下端面23bには、上下に隣接配置される別の支持部材2の基体部23と順次嵌め合わせて係合するための係合凸部25及び係合凹部26がそれぞれ設けられている。係合凸部25は、基体部23の各片の上端面23aに1個ずつ、計2個設けられており、係合凹部26は、基体部23の各片の下端面23bに1個ずつ、計2個設けられている。ただし、係合凸部25及び係合凹部26の形成数はこれに限定されるものではない。
例えば、図6A及び図6Bに示すように、係合凸部25を、基体部23の各片の上端面23aに2個ずつ、計4個設け、係合凹部26も、基体部23の各片の下端面23bに2個ずつ、計4個設けた構成としてもよい。この他にも、例えば基板部23の上端面23a及び下端面23bにそれぞれL字状に1個ずつ、計2個設けた構成とすることも考えられる。このような係合構造により、支持部材2を、横ずれを防止しつつ多段に積み重ねていくことができる。
このような形状の支持部材2は、例えばPP(ポリプロピレン)やABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)等の樹脂による射出成形によって形成されている。
次に、上記構成の積載梱包具Aを用いて太陽電池モジュール100を多段に積み重ねて梱包する梱包方法について、図7ないし図17を参照して説明する。なお、以下の梱包方法は、例えば自動機などにより行われる。
まず、図7に示すように、基板部1の4箇所の嵌合凸部1aにそれぞれスペーサ部材3の嵌合凹部31を嵌合して、スペーサ部材3を基板部1の4隅に配置する。次に、図8に示すように、1段目となる支持部材2の受け部28の下面に形成された嵌合凹部29を、スペーサ部材3の上面に形成された嵌合凸部32に嵌合して、1段目の支持部材2を配置する。次に、図9に示すように、1段目の各支持部材2に1段目の太陽電池モジュール100の4隅のコーナー部100aを載せるようにして載置する。次に、図10に示すように、1段目の各支持部材2の係合凸部25に2段目となる支持部材2の係合凹部26をそれぞれ嵌め合わせて係合する。次に、図11に示すように、2段目の各支持部材2に2段目の太陽電池モジュール100の4隅のコーナー部100aを載せるようにして載置する。以後、図10及び図11に示す手順を所定回数繰り返すことにより、図1に示すように、基板部1上に所定枚数の太陽電池モジュール100を多段に積載する。
なお、実施の形態では、太陽電池モジュール100のコーナー部100aは、図2に示すように、当該太陽電池モジュール100のコーナー部100aを支持する支持部材2の受け部28の上面と、その上段に配置された支持部材2の受け部28の下面とで挟持する構成としている。これにより、個々の太陽電池モジュール100が上下(垂直方向Z)にばたつくのを防止することができる。
この後、図12に示すように、積み重ねられた太陽電池モジュール100の長手方向に沿う両縁部100bの中央部に、太陽電池モジュール100の上下の撓みを防止するとともに、輸送時の振動等による上下のばたつきを防止するための緩衝部材5を嵌合して配置する。
緩衝部材5は、図13に示すように、側面視コ字状に形成されており、図12のC−C断面である図14に示すように、各太陽電池モジュール100の端部100bに嵌合することで、上下の緩衝部材5が隙間無く配置されるようになっている。なお、緩衝部材5の開口部側の端部は、太陽電池モジュール100の端部100bに嵌合し易いように、テーパ面に形成されている。また、最下段の緩衝部材5(5a)は、基板部1の上面1bに接触して、基板部1との間に隙間がないように配置される。すなわち、最下段の緩衝部材5aは、上側辺部51の厚みに比べて下側辺部52の厚みが、スペーサ部材3の厚み分だけ厚くなっている。このように、最下段の緩衝部材5aの厚みをスペーサ部材3の厚み分だけ厚くすることで、最下段の緩衝部材5aを安定して基板部1上に載置することができる。
また、緩衝部材5には、外側面に後述する結束部材である結束バンド7を通す凹溝部53が上下に貫通して形成されている。
そのため、図15に示すように、まずこの状態において、緩衝部材5の凹溝部53に通すようにして、基板部1(より具体的には、上側基板11)から最上段の太陽電池モジュール100までを結束バンド7で架け回し、一体に結束する。
このように、緩衝部材5の外側面に結束バンド7を通す凹溝部53を形成することで、結束後の緩衝部材5が横方向にずれるのを防止することができる。
次に、図16に示すように、最上段の太陽電池モジュール100の上面に、緩衝用として、太陽電池モジュール100の幅よりも広い幅に形成された例えば段ボールからなる天板6を配置する。
天板6は、太陽電池モジュール100の長手方向に沿う縁部100bの両側のコーナー部100aに配置されている支持構造体2の外側壁面同士を結ぶ直線Lに沿って折り曲げる折り曲げ部61を有している。従って、最上段の太陽電池モジュール100の上面に天板6を配置した状態で、図17に示すように、天板6の長手方向の両側の折り曲げ部61を支持構造体2の外側壁面同士を結ぶ直線Lに沿って下方に折り曲げる。
そして、この状態で、長手方向の両端から約1/3程度のところの2箇所を、基板部1(より具体的には、上側基板11)から天板6まで結束バンド7を架け回すようにして一体に結束する。
この後、図示は省略しているが、全体をフィルム状のシート(ラップ等)で包み込んで太陽電池モジュール梱包体を作製する。そして、このように作製した太陽電池モジュール梱包体をフォークリートによって輸送コンテナ内に積み込んで、目的地まで輸送することになる。
(天板6の他の構成例の説明)
図18は、天板6の他の構成例を示している。
この天板6は、太陽電池モジュール100の長手方向に沿う縁部100bの両側のコーナー部100aに配置されている支持部材2の外側壁面(すなわち、基体部23の外側壁面)同士を結ぶ直線Lに沿って折り曲げる折り曲げ部61を有し、この折り曲げ部61に、緩衝部材5に対峙する幅の間隔を存して一対の切り込み62が形成されている。
このように切り込みが形成された天板6の折り曲げ部61を、図19に示すように、支持構造体2の外側壁面同士を結ぶ直線Lに沿って下方に折り曲げる。
このとき、図19に示すように、切り込み62間の折り曲げ部61aは、緩衝部材5の外側縁部5aに沿って下方に折り曲げることができ、その両側の折り曲げ部61bは、支持構造体2の外側壁面同士を結ぶ直線Lに沿って折り曲げることができる。すなわち、緩衝部材5の外側縁部5aが支持構造体2の外側壁面同士を結ぶ直線Lから外側にはみ出している場合であっても、支持構造体2の外側壁面同士を結ぶ直線L及び緩衝部材5の縁部5aに沿って天板6の各折り曲げ部61a,61bをそれぞれ個別に密着させて折り曲げることができる。
(スペーサ部材2の他の構成例の説明)
図20Aは、スペーサ部材3の他の構成例1を示す斜視図である。
他の構成例1に係るスペーサ部材3は、基板部1の上面の周縁部に沿って配置される枠体形状となっており、各コーナー部の下面に、基板部1の嵌合凸部1aに対向して嵌合凹31(ただし、図20Aでは図示が省略されている。)が形成され、各コーナー部の上面に、支持部材2の嵌合凹部29が嵌合される嵌合凸部32が形成されている。このように、スペーサ部材3を枠体形状とすることで、基板部1周辺の強度を補強するとともに、基板部1上へのスペーサ部材3の配置作業が容易となる。
図20Bは、スペーサ部材3の他の構成例2を示す斜視図である。
他の構成例2に係るスペーサ部材3は、基板部1の上面の周縁部のうち対向する2辺(図20Bでは長辺側の2辺)の縁部に沿って配置された長尺状の部材となっており、両端部の下面に、基板部1の嵌合凸部1aに対向して嵌合凹31(ただし、図20Bでは図示が省略されている。)が形成され、両端部の上面に、支持部材2の嵌合凹部29が嵌合される嵌合凸部32が形成されている。なお、このようなスペーサ部材3は、短辺側の2辺に配置される構成であってもよい。このように、スペーサ部材3を長尺状の部材とすることで、基板部1周辺の強度を補強するとともに、基板部1上へのスペーサ部材3の配置作業が容易となる。
なお、上記実施の形態では、スペーサ部材3を支持部材2とは別構成として説明しているが、最下段の支持部材2をスペーサ部材3として兼用してもよい。すなわち、最下段の支持部材2には太陽電池モジュール100を載せず、2段目より上に太陽電池モジュール100を載置する構成とする。この場合、スペーサ部材を兼用する支持部材2は、基板部1にネジや釘等で直接固定されていてもよい。
これにより、最下段の太陽電池モジュール(すなわち、2段目の支持部材2によって支持されている太陽電池モジュール)100の下面と、基板部1の上面(より具体的には、上側基板11の上面)との間に十分な隙間ができるので、運搬時の振動等によって最下段の太陽電池モジュール100が撓んでも、太陽電池モジュール100の下面が基板部1の上面に接触若しくは衝突することを防止することができる。
なお、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
A 積載梱包具
1 基板部(パレット)
1a 嵌合凸部
2 支持部材
3 スペーサ部材
5 緩衝部材
5a 縁部
6 天板
7 結束バンド(結束部材)
11 上側基板
12 下側基板
13 横桟
23 基体部
23a 上端面
23b 下端面
25 係合凸部
26 係合凹部
28 受け部(支持部)
29 嵌合凹部
31 嵌合凹部
32 嵌合凸部
51 上側辺部
52 下側辺部
53 凹溝部
61,61a,61b 折り曲げ部
62 切り込み
100 太陽電池モジュール
100a コーナー部(角部)
100b 縁部

Claims (12)

  1. 太陽電池モジュールを水平な状態で積み重ねて梱包する積載梱包具であって、
    矩形状の基板部と、
    前記基板部上面の4隅にそれぞれ配置され、前記太陽電池モジュールの角部を載置して前記太陽電池モジュールを水平な状態で支持する支持部材と、
    前記基板部と前記支持部材との間に配置されるスペーサ部材と、を備えていることを特徴とする積載梱包具。
  2. 請求項1に記載の積載梱包具であって、
    前記スペーサ部材の上面に嵌合凸部が形成され、前記支持部材の下面に前記嵌合凸部に嵌合される嵌合凹部が形成されていることを特徴とする積載梱包具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の積載梱包具であって、
    前記支持部材は、垂直方向に積み重ねられる基体部と、
    前記基体部の側面から水平方向に突出するように形成された支持部と、
    前記基体部の上端面に形成され、上下に隣接する一方の支持部材と係合するように構成された係合凸部と、
    前記基体部の下端面に形成され、上下に隣接する他方の支持部材の前記係合凸部が係合される係合凹部とを備え、
    前記支持部の下面に前記嵌合凹部が形成されていることを特徴とする積載梱包具。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の積載梱包具であって、
    前記基板部上面の4隅にそれぞれ嵌合凸部が形成され、前記スペーサ部材の下面に前記嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部が形成されていることを特徴とする積載梱包具。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の積載梱包具であって、
    前記スペーサ部材は、前記基板部上面の4隅にそれぞれ配置されていることを特徴とする積載梱包具。
  6. 請求項5に記載の積載梱包具であって、
    前記スペーサ部材として、前記基板部上に載置された最下段の前記支持部材を用いることを特徴とする積載梱包具。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の積載梱包具であって、
    水平に積み重ねられ前記太陽電池モジュールの対向する一組の縁部にそれぞれ横方向から嵌め合わせて前記太陽電池モジュールを保持する緩衝部材と、
    積み重ねられた最上段の前記太陽電池モジュール上に配置される天板と、
    前記基板部から前記天板までを巻き回して一体に結束する結束部材と、をさらに備え、
    最下段の前記緩衝部材は、高さ方向の厚みが前記スペーサ部材の厚み分だけ厚く形成されていることを特徴とする積載梱包具。
  8. 請求項7に記載の積載梱包具であって、
    前記緩衝部材には、外側面に前記結束部材を通す凹溝部が形成されていることを特徴とする積載梱包具。
  9. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の積載梱包具であって、
    前記スペーサ部材は、前記基板部上面の周縁部に沿って配置される枠体形状であることを特徴とする積載梱包具。
  10. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の積載梱包具であって、
    前記スペーサ部材は、前記基板部上面の周縁部のうち対向する2辺の縁部に沿って配置される長尺状の部材であることを特徴とする積載梱包具。
  11. 請求項9または請求項10に記載の積載梱包具であって、
    水平に積み重ねられ前記太陽電池モジュールの対向する一組の縁部にそれぞれ横方向から嵌め合わせて前記太陽電池モジュールを保持する緩衝部材と、
    積み重ねられた最上段の前記太陽電池モジュール上に配置される天板と、
    前記基板部から前記天板までを巻き回して一体に結束する結束部材と、をさらに備え、
    前記緩衝部材には、外側面に前記結束部材を通す凹溝部が形成されていることを特徴とする積載梱包具。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の積載梱包具を用いて太陽電池モジュールを水平な状態で多段に積み重ねて梱包することを特徴とする梱包方法。
JP2011280514A 2011-12-21 2011-12-21 積載梱包具及び梱包方法 Pending JP2013131648A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011280514A JP2013131648A (ja) 2011-12-21 2011-12-21 積載梱包具及び梱包方法
US14/368,128 US20140367305A1 (en) 2011-12-21 2012-10-31 Supporting structure, loading and packing device, supporting base plate, and packing method
CN201280070316.7A CN104125920A (zh) 2011-12-21 2012-10-31 支承构造体、装载捆包装置、支承基板及捆包方法
PCT/JP2012/078116 WO2013094317A1 (ja) 2011-12-21 2012-10-31 支持構造体、積載梱包具、支持基板及び梱包方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011280514A JP2013131648A (ja) 2011-12-21 2011-12-21 積載梱包具及び梱包方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013131648A true JP2013131648A (ja) 2013-07-04

Family

ID=48908979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011280514A Pending JP2013131648A (ja) 2011-12-21 2011-12-21 積載梱包具及び梱包方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013131648A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160015897A (ko) * 2014-08-01 2016-02-15 주식회사 신본 열처리용 치구
JP2022158645A (ja) * 2021-04-02 2022-10-17 株式会社レイズ ホイール梱包用の緩衝体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160015897A (ko) * 2014-08-01 2016-02-15 주식회사 신본 열처리용 치구
KR101633425B1 (ko) * 2014-08-01 2016-06-24 주식회사 신본 열처리용 치구
JP2022158645A (ja) * 2021-04-02 2022-10-17 株式会社レイズ ホイール梱包用の緩衝体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013094317A1 (ja) 支持構造体、積載梱包具、支持基板及び梱包方法
WO2012153598A1 (ja) 梱包構造体、梱包方法および搬送方法
WO2014032336A1 (zh) 液晶显示模组包装缓冲结构
JP5901961B2 (ja) 支持構造体及び梱包方法
JP5868211B2 (ja) 積載梱包具及び梱包方法
CN104003050A (zh) 一种栈板及包装箱
US20160176569A1 (en) Blank and Method for Producing an External Packaging
JP5914229B2 (ja) パネル材の梱包用コーナー支持機構
JP2013131648A (ja) 積載梱包具及び梱包方法
JP2014031191A (ja) 梱包具
WO2012147532A1 (ja) 梱包構造体および梱包方法
JP5554280B2 (ja) ワーク用保護部材及びワークの搬送ユニット
JP5770511B2 (ja) 梱包材
JP2013129444A (ja) 保持構造体
JP2013154928A (ja) 太陽電池モジュール積載具及び太陽電池モジュール積載ユニット
JP5756007B2 (ja) 支持基板及び梱包方法
JP5063796B1 (ja) 梱包構造体および梱包方法
KR101218731B1 (ko) 롤 운반박스용 판넬 지지프레임 및 이를 이용한 롤 운반용기
JP2012188122A (ja) 太陽電池モジュールの多段積載具及びこの多段積載具を用いた太陽電池モジュールの多段積載方法
JP5401983B2 (ja) 組み立て式コンテナ
JP2013133161A (ja) 太陽電池モジュール積載ユニット
JP2018083641A (ja) 太陽電池モジュールの梱包構造及びスペース部材
JP2011207490A (ja) ワークの梱包体
CN217805876U (zh) 一种光伏组件的打包结构
JP5914228B2 (ja) パネル材の梱包用コーナー支持機構