JP3184122B2 - 微粒子懸濁水の処理装置 - Google Patents

微粒子懸濁水の処理装置

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JP3184122B2 JP18681597A JP18681597A JP3184122B2 JP 3184122 B2 JP3184122 B2 JP 3184122B2 JP 18681597 A JP18681597 A JP 18681597A JP 18681597 A JP18681597 A JP 18681597A JP 3184122 B2 JP3184122 B2 JP 3184122B2
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山 健 児 袖
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微粒子懸濁水の処理
装置に関するもので、詳しくは、各種産業排水中に含ま
れる微粒子を沈降させて処理するのに好適な微粒子懸濁
水の処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種産業排水、たとえば、ベントナイト
排水、粘土懸濁排水、水酸化第2鉄懸濁排水、パルプ廃
液、澱粉廃液、セメント廃液あるいはガラス基板研磨廃
液などの中に懸濁して含まれる微粒子は、水との分離が
極めて困難である。
【0003】たとえば、ベントナイト含有水は、周知の
ように、きわめて安定な微粒子懸濁水をつくるので、こ
の性質を利用して土木、建築などの工事に多量に用いら
れているが、不要となったベントナイト懸濁排水から水
とベントナイトとを分離することは極めて困難で、数日
間静置しても、また遠心分離機にかけても、透明な上澄
液を得ることはできない。
【0004】従来、このような排水中に無機系凝集剤お
よび有機系凝集剤から選ばれる1種または2種以上を添
加して、排水中に懸濁して含まれる微粒子を水と分離す
る処理が行なわれている。
【0005】このような無機系凝集剤として、例えば硫
酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、含鉄硫酸アル
ミニウム、鉄明礬、カリウム明礬、硫酸第2鉄、塩化第
2鉄などが用いられている。
【0006】他方、有機系凝集剤としては、例えばN−
ビニル−2−ピロリドン−アクリルアミド共重合体、ア
スパラギン酸とヘキサメチレンジアミンとの重合体など
のカチオン系凝集剤、たとえばポリアクリル酸ソーダ、
アルギン酸ナトリウムなどのアニオン系凝集剤などが用
いられている。
【0007】しかしながら、このような従来の凝集剤を
用いて処理した後の排水を遠心分離機にかけても、排水
から十分な量の透明な上澄液を分離して得ることはでき
った。
【0008】一方、近年になって塩基性カルシウム化合
物を添加して、微粒子を凝集することも行なわれてい
る。このような塩基系カルシウム化合物はスラリー状ま
たはペースト状で添加することもできるが、取扱いが簡
易なこともあって、粉体として用いることが一般的であ
る。
【0009】ここで、このように粉体の塩基性カルシウ
ム化合物を微粒子懸濁水に加える場合の添加量は、処理
対象となっている微粒子化合物の種類、性質などに応じ
て異なるが、例えば微粒子懸濁水の0.1〜1.0重量
%が好適である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、この
ような割合で粉体を添加する場合は、作業者が懸濁液に
目分量で加えたり、あるいは粉体の容器を上方に配置
し、その底部に孔を開けて粉体を自然落下で落とした
り、あるいは手で掻き出すなどして、合流させていた。
したがって、従来は懸濁水との混合量を適正な値にする
ことが困難であるばかりか、粉体の加減で沈降するのに
多大な時間がかかったり、さらには多量の懸濁水を連続
的に処理することができないという問題もあった。
【0011】一方、大型装置の中には粉体を自動供給す
るものも提供されているが、いずれも装置全体が大型
で、狭い場所に設置することが困難であった。また、コ
スト高になるという問題を有していた。
【0012】また、従来の反応槽では、粉体と微粒子懸
濁水とを反応槽内に導入して、反応槽内に配設された低
速度で回転する撹拌翼を備えた撹拌装置によって粉体を
混合していた。
【0013】従って、従来、懸濁水と粉体との混合が十
分でなく、反応に時間がかかり、その結果、微粒子が沈
降するのに時間がかかり過ぎてしまったり、あるいは処
理後の懸濁水中に微粒子が残存してしまい、懸濁水を連
続的に処理することができないという問題もあった。
【0014】また、従来、反応槽で反応した粉体と微粒
子懸濁水とを、さらに濃縮槽で反応させて沈降させる方
法としては、静置による沈降分離によって行っていたた
め、固液の比重差が小さい場合には、沈降分離に時間が
かかってしまい、装置全体の処理時間が長くなってい
た。
【0015】さらに、従来、反応槽で反応した粉体と微
粒子懸濁水とを、さらに濃縮槽で反応させて沈降させた
沈降物を濾過して、反応物残渣と濾過水とに分離する装
置として、遠心分離装置やフィルタープレスなどを用い
ていたが、いずれも装置が大型化し、しかも連続的に処
理するには不向きであった。
【0016】本発明は、このような実情に鑑み、簡単懸
濁液に粉体を定量的に混合して、反応、濃縮、濾過など
を連続的に実施することができ、単位時間当りの処理能
力の大きく、しかも、狭い場所に設置でき、安価な微粒
子懸濁水の処理装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
および目的を達成するために発明なされたものであっ
て、本発明の微粒子懸濁水の処理装置は、粒子懸濁水中
に含まれる微粒子を沈降させる粉体を収容し、かつ微粒
子懸濁水に含まれる微粒子の量に応じて一定量の粉体を
反応槽へ供給する粉体槽と、前記粉体槽から定量的に供
給された粉体と前記微粒子懸濁水とを所定の割合で予め
合流させてから反応させる反応槽と、前記反応槽で合流
させた粉体と微粒子懸濁水との混合液をさらに急速に反
応させ該混合液に含有される微粒子を沈降させるととも
に、該混合液の上澄液を分離して調整槽へ放出する濃縮
槽と、前記濃縮槽から分離した上澄液のpHを調整し、
この調整後の上澄液を外部へ排出する調整槽と、前記濃
縮槽で沈降させた沈降物をスクリーンを介して該スクリ
ーンの下方から密封吸引することにより、前記粉体と前
記微粒子との反応物残渣を固形物として前記スクリーン
上に取り残すとともに、前記スクリーンを介して吸引・
濾過された濾過水を前記調整槽に送出するようにした沈
降物濾過手段と、を備えた微粒子懸濁水の処理装置であ
って、前記粉体槽は、その下端部に排出口が設けられ、
この排出口に臨ませて粉体を略水平方向に搬送する搬送
路が形成され、該搬送路に粉体を強制的に搬送する搬送
手段が備えられており、さらにこの搬送路の途中に粉体
を排出する粉体出口とコンプレッサからの圧縮空気を導
入する圧縮空気導入口が配設され、該圧縮空気導入口か
ら搬送路内に圧縮空気を導入することにより、この圧縮
空気とともに搬送路内の粉体を粉体出口から導出するよ
うに構成されており、前記反応槽は、反応槽本体の上方
に、粉体と懸濁水を混合して反応槽内に導入する粉体混
合装置を備えており、該粉体混合装置が、前記反応槽の
上方に開口し、かつ上端が密閉された筒状の短管本体
と、 前記短管本体内に回転可能に配設された螺旋状のス
クリュー部材と、前記スクリュー部材の回転軸に連結さ
れたスクリュー駆動源と、前記短管の側方に開口するよ
うに形成された粉体導入口と、前記粉体導入口の下方の
位置に、前記短管側方に開口するように形成された懸濁
水導入口とから構成されており、前記駆動源によりスク
リュー部材を高速で回転しながら、前記粉体導入口より
粉体を導入するとともに、前記懸濁水導入口から懸濁水
を導入することによって、粉体と懸濁水とを短管内で高
速で瞬時に混合し、直接反応させて、反応槽内に導入す
るように構成されており、前記濃縮槽は、微粒子を含ん
だ懸濁水と、該微粒子懸濁水中に含まれる微粒子を凝集
して沈降させる粉体とを混合した溶液を取り込んで、前
記懸濁水中の微粒子を大粒化して下方に放出する固液分
離装置を備え、該固液分離装置が、笠状の第1の板体と
笠状の第2の板体とを所定間隔離間して上下に配置し、
これら第1の板体と第2の板体との間に前記混合した溶
液を流通させる通路を画成するとともに、これら第1、
第2の板体の互いに対向する内面のうち、いずれか一方
の板体の内面を粗面に形成し、いずれか他方の板体の内
面を鏡面に形成し、これら粗面と鏡面とで形成される通
路を流れる混合液の流れに流速の差を生じさせるように
構成されていることを特徴とする。
【0018】このような本発明によれば、懸濁液に粉体
を定量的に混合して、反応、濃縮、濾過などを連続的に
実施することができ、単位時間当りの処理能力の大き
く、しかも、狭い場所に設置でき、安価な微粒子懸濁水
の処理装置を提供できる。
【0019】
【0020】このように構成することによって、微粒子
懸濁水に含まれる微粒子の量に応じて、粉体の供給量を
正確に制御することが可能となり、懸濁水と粉体との混
合量を適正な割合にすることができ、微粒子が沈降する
時間を短縮でき、処理後の懸濁水中に微粒子が残存する
こともなく、懸濁水を連続的に処理することができる。
【0021】
【0022】このように構成することによって、懸濁水
と粉体とが短管内で高速で瞬時に混合し、直接反応して
粉体反応槽内に導入されるので、粉体反応槽内での懸濁
水と粉体との混合効果および凝集反応の反応効率を向上
することが可能である。
【0023】
【0024】さらに、このように構成することによっ
て、2つの板体間を通過していく微粒子含有の懸濁水の
流れに差が生じるので、微小な微粒子は転がりながら下
方に導かれ、それらの微粒子は次第に大きくなり、その
結果、沈降処理時間を短縮することができ、装置全体の
処理時間を短縮することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の微粒子懸濁水の
処理装置1を示した平面図で、図2はその側面図、図3
は、処理装置1の作動を説明する処理装置1全体の概略
図である。
【0026】図示しないが、被処理体である微粒子含有
の懸濁水、例えば、トンネルを掘削するシールド掘進機
などから生じた汚泥を含んだ懸濁水が、ドラム缶などに
貯留され、処理装置1の近傍に配置されている。
【0027】図1に示したように、この処理装置1は、
例えば、塩基性カルシウム等の凝集剤からなる粉体を貯
留した粉体槽2と、懸濁水と粉体とを反応させる反応槽
3と、この反応槽3内で混合させた懸濁水と粉体とをさ
らに反応させ、微粒子を下方に沈降させるとともに、上
方に残った上澄液を除々に排出する濃縮槽4と、前記濃
縮槽4で得られた上澄液を収容し、この上澄液を無害化
処理する調整槽5と、前記濃縮槽4で得られた沈下物か
らさらに水分を取り除くスクリーン装置6とから構成さ
れ、粉体槽2と反応槽3との間に、本発明に係る粉体定
量供給装置Aが設置されている。
【0028】上記粉体槽2は、図4に示したように上部
が開口した箱体であり、この粉体槽2内には、微粒子凝
集作用を有するたとえば塩基性カルシウムなどの粉体8
が収容され、蓋体により外部からの異物の侵入が防止さ
れている。一方、粉体槽2の下端部に、排出口12が形
成されている。なお、この排出口12は、粉体槽2の下
端部に数カ所散在して形成しても良く、中央部に集中し
て形成しても良い。
【0029】これらの排出口12に臨ませて、粉体定量
供給装置Aが設置されている。この粉体定量供給装置A
は、粉体槽2内に多量に収容された粉体を下流側に定量
的に切り出すためのもので、例えば、排出口12に臨ん
で設置されたシリンダー13と、このシリンダー13内
に回転自在に収納されたスクリュー14と、スクリュー
14を回転駆動させる歯車装置15とを具備している。
なお、この歯車装置15は、モータ15Aとモータ15
Aの駆動軸に設けられた歯車15B、この歯車15B
に歯合された歯車15Cとから構成される。
【0030】さらにシリンダー13の壁面には、図示し
ないコンプレッサーからの圧縮空気を導入するための圧
縮空気導入口16が形成され、この圧縮空気導入口16
と対向する側の壁面部には、粉体および圧縮空気の排出
口を形成する粉体出口形成部材17が設置されている。
この粉体出口形成部材17には、下流に通じる粉体出口
17Aが形成されている。さらに、この粉体出口17A
には、細管18が接続され、細管18の他端が上述した
反応槽3に接続されている。
【0031】ここで、図示しないコンプレッサからの圧
縮空気が圧縮空気導入口16からシリンダー13内に導
入されると、その圧縮空気は粉体出口17から排出さ
れようとする。そのとき、粉体出口17の近傍は空気
の流出により負圧となるので、圧縮空気の流れに引き込
まれて周囲の粉体がこの粉体出口から排出されることに
なる。したがって、粉体は圧縮空気とともに細管18内
へ導出され、さらに反応槽3へ供給されることになる。
なお、この圧縮空気は、連続的に圧送しても良いが、間
欠的に圧送しても良く、間欠的に圧送した場合には、こ
の粉体出口形成部材17内で粉体が詰まって閉塞する
が防止できる。また、粉体槽3内に、粉体を掻き混ぜ
るための攪拌機を挿入し、この攪拌機で必要に応じて掻
き混ぜても良い。
【0032】また、この粉体定量供給装置Aでは、歯車
装置15のモータ15Aの回転数、すなわちスクリュー
14の回転数を、調整することが可能であり、これによ
り、スクリュー14により単位時間当りに下流に送られ
る粉体の量が調整される。なお、これらの制御は、制御
盤80により調整される。
【0033】この場合、微粒子懸濁水の反応糟3への供
給流量を、図に示した流量計23によって測定して、
微粒子懸濁水の種類、濃度によって決められ、かつ予め
設定された流量に応じた電流値の電流を発生するように
して、制御盤80内に設けられた制御装置によって、こ
の電流値に応じて歯車装置15のモータ15Aに接続さ
れたインバータへの供給電圧を変化させることによっ
て、歯車装置15のモータ15Aの回転数、すなわち、
スクリュー14の回転数を制御して、粉体供給量を制御
するように構成されている。
【0034】なお、このように流量計23によって、歯
車装置15のモータ15Aに接続されたインバータへの
供給電圧を変化させる代わりに、図示しないが、微粒子
懸濁水を貯留したドラム缶などの貯留槽に、微粒子懸濁
水の濃度を測定する濃度測定装置を設けて、この濃度測
定結果に応じて、歯車装置15のモータ15Aに接続さ
れたインバータへの供給電圧を変化させることによっ
て、歯車装置15のモータ15Aの回転数、すなわち、
スクリュー14の回転数を制御して、粉体供給量を制御
するように構成してもよく、この場合には、微粒子懸濁
水の種類、濃度に応じて予め前述のように基準を設定す
る必要がないので、微粒子懸濁水の種類、濃度に応じた
適切量の粉体を自動的に反応槽3内に供給することがで
きる。
【0035】このように構成することによって、反応槽
へ供給される微粒子懸濁水に含まれる微粒子の量に応じ
て、この微粒子と反応して微粒子を沈降させる粉体を適
正な量だけ正確に連続的に反応槽へ供給することが可能
となる。
【0036】さらに、粉体槽2の側壁2Aの排出口近傍
には、粉体槽2内に投入された粉体が、粉体排出口近傍
で固まって排出口を閉塞するのを防止するために、圧縮
空気導入装置2Bからなる閉塞防止手段が設けられてい
る。この圧縮空気導入装置2Bは、図示しないコンプレ
ッサと接続されており、圧縮空気を圧縮空気導入ノズル
2Cから粉体槽2内に間欠的に導入して、粉体槽2の排
出口12近傍に固まった粉体を崩して、排出口12より
シリンダー13内に粉体を円滑に導入するようになって
いる。このように構成することによって、粉体槽12に
投入された粉体が、排出口12近傍で、いわゆるブリッ
ジ現象で固まって排出口12を閉塞して、安定した粉体
の供給を阻害するのを防止することができる。
【0037】一方、ドラム缶などに貯留された図示しな
い懸濁水は、図1および図5に示したように、反応槽3
に連通された吸引ポンプ10により吸引され、流量計2
3、可撓性の蛇腹管11を介して反応槽3内に取り入れ
られるようになっている。
【0038】また、懸濁水を反応槽3内に導入するため
に、該反応槽3の上部3Aには、粉体混合装置35が設
置され、この粉体混合装置35は、短管24を備えてお
り、この短管24の下端24Aが反応槽3の上方に開口
している。また、短管24内には、ダイナミックミキサ
ーと称される第1の撹拌機36の螺旋状のスクリュー部
材27が、ベアリング32、34を介して回転可能に配
設されている。
【0039】すなわち、このスクリュー部材27の回転
軸27Aは、その上部が短管24の上端のフランジ24
Dに固着された閉塞部材22の中心開口部22Aを貫通
してベアリング32に保持されている。また、回転軸2
7Aの上端27Bは、カップリング21を介して、モー
タ28の駆動軸28Aと連結されている。なお、モータ
28は、閉塞部材22に固着されたフレーム部材22A
に固定されている。また、図示しないが、閉塞部材22
の中心開口部22と回転軸27Aの上端27Bとの回
転摺動部には、シールリングを設けて気密性を保つのが
好ましい。
【0040】この第1の撹拌機36では、螺旋状のスク
リュー部材27がモータ28の駆動力で、例えば、10
00rpmの回転数で、高速に回転されるようになってい
る。一方、図6に示したように、この短管24には、粉
体定量供給装置Aの粉体出口に接続された細管18を接
続するための口部26が、短管24の側方上部に、この
短管24に対して斜め下方向に粉体導入口26Aが開口
するように設けられている。従って、この口部26の粉
体導入口26Aから供給される粉体は上方から斜め下方
に向かって導入されることになる。この場合、粉体導入
口26Aが、短管24内に斜め下方向きに開口するよう
に形成されているので、短管内が高速で回転するスクリ
ュー部材によって負圧となり、粉体導入口から粉体が導
入されやすくなるので、懸濁水と粉体との混合効果およ
び凝集反応の反応効率をより向上することができる。
【0041】また、この短管24には、反応槽3に連通
された吸引ポンプ10に接続された蛇腹管11に取り付
けるために、口部25がその側方中央部に設けられてお
り、この口部25には、短管24内に開口する懸濁水導
入口25Aが形成されている。なお、この場合にも、懸
濁水導入口25Aが、短管内に斜め下方向きに開口する
ように形成すれば、懸濁水が短24内に導入されやす
くなり、懸濁水と粉体との混合効果および凝集反応の反
応効率をより向上することができる。
【0042】さらに、反応槽3の上部3Aには、この第
1の撹拌機36の側方に、図5に示したように、低速で
ゆっくり回転する第2の撹拌機29が設置されている。
この撹拌機29には、モータ29Aの駆動により回転す
る回転軸29Bが、反応槽3の高さの半分の高さより高
い位置まで延び、その先端に撹拌翼部材29Dが設けら
れている。
【0043】このように構成される反応槽3では、粉体
定量供給装置Aから圧縮空気とともに送られてくる粉体
が細管18を介して、粉体導入口26Aから短管24内
に勢い良く導入されるとともに、ドラム缶などに収容さ
れた懸濁水が、吸引ポンプ10の作用によって、蛇腹管
11を介して、懸濁水導入口25Aを介して懸濁水が同
時に供給される。これにより、粉体と懸濁水とが高速で
混合されながら、瞬時に直接反応し、反応槽3の底部近
傍に配設された傘状の邪魔板30に高速で衝突する。
【0044】したがって、粉体と懸濁水とが瞬時に混合
され、水和反応が促進されることになる。また、邪魔板
30に衝突された後も、第2の撹拌機29により低速で
ゆっくり撹拌される。なお、この第2の撹拌機29の周
囲には、反応槽3の上部中央より垂下して延設された円
筒形の隔壁によって囲まれており、これによって、撹拌
機29によってこの円筒形の隔壁内部の少量の容積の懸
濁水と粉体が撹拌されることになるので、全体として反
応槽3の内部の撹拌効果が促進されるようになってい
る。
【0045】また、この場合、反応槽3の内部には、図
示しないが、レベルセンサが設けられており、反応槽3
に供給される懸濁水と粉体の量が一定レベルまで達した
場合に、吸引ポンプ10、粉体定量供給装置Aを停止し
て、懸濁水と粉体とが過剰に供給されるのを防止するよ
うになっている。
【0046】このように、反応槽3内で一定時間タイマ
ーの管理下のもとで、粉体と反応された懸濁水は、槽下
面に設置されたドレンバルブ37から、配管38、吸引
ポンプ40を介してさらに下流の濃縮槽4へ供給され
る。
【0047】また、反応槽3内に配置されたレベルセン
サーによって、反応槽3内が空の状態となった後、再び
吸引ポンプ10、粉体定量供給装置Aを作動して、粉体
と懸濁水が反応槽3内に供給されるようになっている。
【0048】一方、濃縮槽4では、吸引ポンプ40の駆
動により、反応槽3の下面から取り出された懸濁水と粉
体との混合液が収容される。なお、この時点では、既に
粉体と懸濁水とは反応し始めて固形物からなる沈降物が
形成されつつある。そして、これらが濃縮槽4内に供給
される。
【0049】図11の拡大図に示したように、濃縮槽4
の上部内周面には、上澄液を分離するための隔壁体40
が設置されているが、この隔壁体40は槽上方部の周壁
からやや径内方側に入った位置に、周内壁を二重に取り
巻くように形成されている。
【0050】また、濃縮槽4では、本発明に係る固液分
離装置55が濃縮槽4の半分の高さ位置よりやや下方の
位置に設置されている。この固液分離装置55は、図
2、図7および図8に示したように、笠状の2つの板体
47、板体48を有し、これらが所定間隔離間して上下
に配置されている。上側に配置される一方の板体47の
上部には、円筒状の筒部47Aが具備され、この筒部4
7Aの側壁に、混合液を導入するための開口59が形成
されている。また、これら第1、第2の板体47、48
は、ステンレスからなる複数の固定片49で所定間隔置
きに連結され、これら隣接する固定片49間に液排出通
路50が形成されている。
【0051】このような固液分離装置55では、図9に
拡大して示したように、上側に配置される一方の板体4
7の接液側の内面に、突起51が全面に形成されてい
る。一方、下側に配置される他方の板体48には、この
ような突起は形成されていない。すなわち、互いに対面
する2つの板体のうち、第1の板体47の内面は、粗に
形成され、第2の板体48の内面は鏡面状に形成されて
いる。このような固液分離装置55における液排出通路
の幅Sは、20〜50mmの範囲が好適で、好ましく
は、25〜40mmの範囲である。
【0052】このように形成された固液分離装置55で
は、一方の板体47の側壁に形成された開口59から混
合液が取り入れられると、先ず、勢い良く筒部47Aの
内壁に衝突する。そして、この筒部47A内を周方向に
回転しながら次第に下方に導かれ、第1の板体47と第
2の板体48とで形成された層状の通路内へと導かれ
る。
【0053】粉体が加えられた懸濁水が2つの板体4
7、48間を通過する際には、一方の板体47の近傍で
は、突起51が形成されているため流速が低下し、他方
の板体48の近傍では、流速が速くなる。したがって、
ここを流れる流体は、例えば図9の矢印Bで示したよう
に渦流となる。しかも、勢い良く導入される混合液は、
壁面に衝突しながら螺旋状に流れていく傾向を有してい
るので、混合液に含まれる微粒子は、種々の方向に回転
しながら流れていく。したがって、ここには造粒作用が
生じており、固形物の大粒化が促進される。これによ
り、微粒子の塊は大きくなって下方に放出され、濃縮槽
5の下層部に蓄積される。
【0054】一方、凝縮槽5では、微粒子から分離され
た溶液は上澄液となって上層部に集積される。このよう
な上澄液が隔壁体40に到達するまで増量すると、その
上澄液は隔壁体40を乗り越える。すなわち、オーバー
フローとなって溢れ出る。溢れ出た上澄液は、図11に
示したように壁面に形成した開口42を介して、下流に
配置された調整槽5内に自然落下で供給される。
【0055】なお、この場合、濃縮槽4の内部には、固
液分離装置55の近傍の高さに配置された第1レベルセ
ンサ4Aと、この第1レベルセンサ4Aよりも上方で隔
壁体40の下方に配置された第2レベルセンサ4Bが配
置されている。この第2レベルセンサ4Bは、微粒子を
含んだ液体を感知するセンサーであり、この液体がレベ
ルセンサ4Bを超える場合には、制御盤80内の制御装
置によって、吸引ポンプ40の駆動を停止して、反応槽
3から濃縮槽4へと懸濁水と粉体との混合液がこれ以上
流入して、微粒子を含んだ液体隔壁体40を乗り越えオ
ーバーフローとなって溢れ出て誤って調整槽5内に供給
されるのを防止するようになっている。また、第1レベ
ルセンサ4Aよりも液面が低下した場合には、吸引ポン
プ40が駆動され、反応槽3から濃縮槽4へと懸濁水と
粉体との混合液が流入するようになっている。なお、こ
の場合、この第2レベルセンサ4Bは、清澄な上澄液が
この第2レベルセンサ4Bを超える場合には反応せず、
吸引ポンプ40の駆動は停止されず、上記した上澄液の
オーバーフロー作用を阻害しないようになっている。
【0056】なお、このような濃縮槽4の液面管理は、
このようなレベルセンサを用いてもよいが、タイマーに
て管理しても良いことは勿論である。さらに、調整槽5
内では、濃縮槽4から送られてくる上澄液が次第に貯留
されるとともに、撹拌機60によりゆっくり撹拌され
る。また、調整槽5内には、前記濃縮槽4の場合と同様
に、隔壁体40が設置されている。
【0057】この調整槽5では、上澄液の化学的な諸性
質が判別され、所定の処置が施される。例えば、アルカ
リ度の高い懸濁水を処理している場合には、調整槽5内
のペーハを測定し、基準外にある場合は、薬液タンク6
2、63から必要な薬液が添加され、中和される。この
ようにして、調整槽5では、上澄液を一般の排水溝など
に捨てても良い状態になるまで処理され、その後、排出
口58を介して排水溝などに排出される。
【0058】一方、濃縮槽4の下層部に溜まった沈降物
は、ポンプ64の吸引力によりスクリーン装置6に圧送
される。スクリーン装置6は、図2および図10に示し
たように、動力装置81の駆動力で回転移動する無端ベ
ルトからなるスクリーンコンベア71、4本のシリンダ
69により上下動する箱体72、箱体72の下方にスク
リーンコンベア71の上方スクリーンコンベア71を介
して対峙するように配置され水溶液が貯留される上方が
開口された受け箱74、減圧タンク87、ブロア75、
バキュームポンプ76などを具備している。
【0059】上記箱体72の底面は開口しており、スク
リーンコンベア71は、ケーシング85内に収納されて
いる。また、ケーシング85には、連通管83が取り付
けられ、この連通管83はブロア77に連通している。
さらに、受け箱74には、連通管82の一端が取付ら
れ、この連通管82は、減圧タンク87内に開口してい
る。
【0060】このように構成されたスクリーン装置6で
は、動力装置81の駆動を停止してスクリーンコンベア
71を停止した状態で、シリンダ69の駆動で箱体72
が下方に移動させる。そして、箱体72の底面がスクリ
ーンコンベア71のメッシュ状の網目が形成された上方
の無端ベルト71Aを介して、その下方に配置された受
け箱74と当接させる。これにより、上方の無端ベルト
71Aが、箱体72の下端に配置されたシールリング
(図示せず)と受け箱74の上端に配置されたシールリ
ング(図示せず)で挟着されて、箱体72と受け箱74
とで形成された内部空間73が密封状態となる。この状
態で、濃縮槽4の下層部に溜まった沈降物が、ポンプ6
4の吸引力によりスクリーン装置6の箱体72内に導入
される。
【0061】つづいて、上記ブロア75を作動させると
ブロア75の吸引力により、箱体72と受け箱74とで
形成された内部空間73が内が負圧になるので、箱体7
2内の沈降物に含まれる水分が、上方の無端ベルト71
Aを通過して濾過され、この濾過水分が受け箱74内に
収容され、下方の減圧タンク87内に貯留されるように
なっている。この場合、バキュームポンプ76と減圧タ
ンク87の間には、逆止弁78が設けられており、減圧
タンク87内に調整槽5、ポンプ76を介して空気が流
入してこの吸引濾過作用を妨げないようになっている。
【0062】その後、ブロア75の作動を停止して、減
圧タンク87に連通したバキュームポンプ76を駆動さ
せて、減圧タンク87内に貯留された水分が、上述した
調整槽5内に戻される。
【0063】一方、箱体72内に圧送され、無端ベルト
71aを通過することのできなかった固形物は、この上
方の無端ベルト71A上に取り残される。ここに残され
る固形物の残渣は、懸濁水中の微粒子が粉体により固形
化された最終生成物である。
【0064】このように固形化された微粒子の塊は、シ
リンダ69の駆動で箱体72を上方位置に戻した後、ス
クリーンコンベア71の駆動により、一ピッチ分だけ一
方の端部側に運ばれる。
【0065】その後、上記した吸引濾過操作が繰り返さ
れるようになっている。なお、吸引濾過により上方の無
端ベルト71Aに残存した固形物は、スクリーンコンベ
ア71の一端側の駆動ローラ82の近傍で、上方の無端
ベルト71Aが下方の無端ベルト71Bとなる際に、剥
離されてその下方に配置されたコンテナ容器86に落下
するようになっている。
【0066】また、ケーシング85の下端には、スクラ
ッパー84が設置されており、このスクラッパー84に
より、微粒子の塊は下方の無端ベルト71Bの表面から
剥がされる。このスクラッパーは、例えば、搬送されて
くる無端ベルト71Bの表面を引っ掻くように配置され
る板状突起であり、その板状突起により剥がされた微粒
子の塊は下方に配置されるコンテナ容器86などに収容
される。また、スクラッパーで剥がしても、無端ベルト
71Bの表面に残存して目詰まりを起こすのを防止する
ために、無端ベルト71Bの内面側からブロア77を介
して圧縮空気を吹き付けて、固形物をさらに剥がすよう
になっている。
【0067】これにより、懸濁水の処理が完了し、懸濁
水の中に含まれていた微粒子が全て固形化され、コンテ
ナ内に収容される。以後、このような作業工程を繰り返
し行なうことにより、微粒子含有の懸濁水を連続的に処
理することができる。
【0068】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されないことは勿論であ
る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る微粒
子懸濁水の処理装置によれば、懸濁液に粉体を定量的に
混合して、反応、濃縮、濾過などを連続的に実施するこ
とができ、単位時間当りの処理能力の大きく、しかも、
狭い場所に設置でき、安価な微粒子懸濁水の処理装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の微粒子懸濁水の処理装置を示
した平面図である。
【図2】図2は、同処理装置の側面図である。
【図3】図3は、処理装置の作動を説明する処理装置全
体の概略図である。
【図4】図4は、粉体定量供給装置の要部断面図であ
る。
【図5】図5は、図1に示した反応槽の正面図である。
【図6】図6は、図5に示した反応槽の上部に設置され
た本発明の粉体混合装置の正面図である。
【図7】図7は、図2に示した濃縮槽内に収容された固
液分離装置の平面図である。
【図8】図8は、図7の断面図である。
【図9】図9は、図8に示した固液分離装置の作用を示
す断面図である。
【図10】図10は、図1に示したスクリーン装置の概
略図である。
【図11】図11は、図2に示した濃縮槽の部分拡大斜
視図である。
【符号の説明】
1・・・・処理装置 2・・・・粉体槽 3・・・・反応槽 4・・・・濃縮槽 5・・・・調整槽 6・・・・スクリーン装置 12・・・・排出口 14・・・・スクリュー(搬送手段) 16・・・・圧縮空気導入口 17A・・・・粉体出口 24・・・・短管 25A・・・・懸濁水導入口 26A・・・・粉体導入口 27・・・・スクリュー部材 28・・・・モータ 35・・・・粉体混合装置 36・・・・第1の撹拌機 47・・・・第1の通路 47A・・・・筒部 48・・・・第2の通路 49・・・・固定片 71・・・・スクリーンコンベア 72・・・・箱体 74・・・・受け箱 87・・・・減圧タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 1/52 C02F 1/52 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 21/01 B01D 21/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粒子懸濁水中に含まれる微粒子を沈降
    させる粉体を収容し、かつ微粒子懸濁水に含まれる微粒
    子の量に応じて一定量の粉体を反応槽へ供給する粉体槽
    と、 前記粉体槽から定量的に供給された粉体と前記微粒子懸
    濁水とを所定の割合で予め合流させてから反応させる反
    応槽と、 前記反応槽で合流させた粉体と微粒子懸濁水との混合液
    をさらに急速に反応させ該混合液に含有される微粒子を
    沈降させるとともに、該混合液の上澄液を分離して調整
    槽へ放出する濃縮槽と、 前記濃縮槽から分離した上澄液のpHを調整し、この調
    整後の上澄液を外部へ排出する調整槽と、 前記濃縮槽で沈降させた沈降物をスクリーンを介して該
    スクリーンの下方から密封吸引することにより、前記粉
    体と前記微粒子との反応物残渣を固形物として前記スク
    リーン上に取り残すとともに、前記スクリーンを介して
    吸引・濾過された濾過水を前記調整槽に送出するように
    した沈降物濾過手段と、を備えた微粒子懸濁水の処理装
    置であって、 前記粉体槽は、 その下端部に排出口が設けられ、この排出口に臨ませて
    粉体を略水平方向に搬送する搬送路が形成され、該搬送
    路に粉体を強制的に搬送する搬送手段が備えられてお
    り、さらにこの搬送路の途中に粉体を排出する粉体出口
    とコンプレッサからの圧縮空気を導入する圧縮空気導入
    口が配設され、該圧縮空気導入口から搬送路内に圧縮空
    気を導入することにより、この圧縮空気とともに搬送路
    内の粉体を粉体出口から導出するように構成されてお
    り、 前記反応槽は、 反応槽本体の上方に、粉体と懸濁水を混合して反応槽内
    に導入する粉体混合装置を備えており、該粉体混合装置
    が、前記反応槽の上方に開口し、かつ上端が密閉された
    筒状の短管本体と、 前記短管本体内に回転可能に配設された螺旋状のスクリ
    ュー部材と、 前記スクリュー部材の回転軸に連結されたスクリュー駆
    動源と、 前記短管の側方に開口するように形成された粉体導入口
    と、 前記粉体導入口の下方の位置に、前記短管側方に開口す
    るように形成された懸濁水導入口とから構成されてお
    り、 前記駆動源によりスクリュー部材を高速で回転しなが
    ら、前記粉体導入口より粉体を導入するとともに、前記
    懸濁水導入口から懸濁水を導入することによって、粉体
    と懸濁水とを短管内で高速で瞬時に混合し、直接反応さ
    せて、反応槽内に導入するように構成されており、 前記濃縮槽は、 微粒子を含んだ懸濁水と、該微粒子懸濁水中に含まれる
    微粒子を凝集して沈降させる粉体とを混合した溶液を取
    り込んで、前記懸濁水中の微粒子を大粒化して下方に放
    出する固液分離装置を備え、該固液分離装置が、 笠状の第1の板体と笠状の第2の板体とを所定間隔離間
    して上下に配置し、これら第1の板体と第2の板体との
    間に前記混合した溶液を流通させる通路を画成するとと
    もに、これら第1、第2の板体の互いに対向する内面の
    うち、いずれか一方の板体の内面を粗面に形成し、いず
    れか他方の板体の内面を鏡面に形成し、これら粗面と鏡
    面とで形成される通路を流れる混合液の流れに流速の差
    を生じさせるように構成されていることを特徴とする微
    粒子懸濁水の処理装置。
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