JP3184053B2 - 電気式ディーゼル機関車の速度制御装置 - Google Patents
電気式ディーゼル機関車の速度制御装置Info
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/64—Electric machine technologies in electromobility
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微速域での電気式ディ
ーゼル機関車の速度制御装置に関する。
ーゼル機関車の速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直流直巻型電動機を使用した電気
式ディーゼル機関車の速度制御装置としては、図3に示
すような構成のものが採用されている。図3において、
1は動力源となるディーゼルエンジン、2はこのディー
ゼルエンジン1に機械的に結合された発電機で、この発
電機2には励磁機3が備えられている。
式ディーゼル機関車の速度制御装置としては、図3に示
すような構成のものが採用されている。図3において、
1は動力源となるディーゼルエンジン、2はこのディー
ゼルエンジン1に機械的に結合された発電機で、この発
電機2には励磁機3が備えられている。
【0003】また、4は発電機2により発電された交流
出力を直流に変換する整流器、5はこの整流器4の直流
出力により駆動する直流直巻電動機、6はこの直流直巻
電動機5により駆動される車輪に取付けられた速度検出
器である。
出力を直流に変換する整流器、5はこの整流器4の直流
出力により駆動する直流直巻電動機、6はこの直流直巻
電動機5により駆動される車輪に取付けられた速度検出
器である。
【0004】一方、7はディーゼルエンジン1と発電機
2の界磁を操作する励磁機3に指令を与えるコントロー
ラで、このコントローラ7はディーゼルエンジン1にエ
ンジン回転数を指令するエンジン回転数制御部8、図示
しない回転数検出器により検出されたディーゼルエンジ
ン1の回転数が入力されるエンジン負荷検出部9、この
エンジン負荷検出部9より入力されるロードレギュレー
ト信号と励磁機3の界磁電流検出信号に基づいて励磁機
3に界磁励磁指令を出力する発電機界磁の励磁制御部1
0、速度検出器6の出力信号により速度を検出する速度
検出部11及びこの速度検出部により検出された速度信
号と外部から与えられる速度指令に基づいてエンジン回
転数制御部8にエンジン回転変更指令を与える走行制御
部12を備えている。
2の界磁を操作する励磁機3に指令を与えるコントロー
ラで、このコントローラ7はディーゼルエンジン1にエ
ンジン回転数を指令するエンジン回転数制御部8、図示
しない回転数検出器により検出されたディーゼルエンジ
ン1の回転数が入力されるエンジン負荷検出部9、この
エンジン負荷検出部9より入力されるロードレギュレー
ト信号と励磁機3の界磁電流検出信号に基づいて励磁機
3に界磁励磁指令を出力する発電機界磁の励磁制御部1
0、速度検出器6の出力信号により速度を検出する速度
検出部11及びこの速度検出部により検出された速度信
号と外部から与えられる速度指令に基づいてエンジン回
転数制御部8にエンジン回転変更指令を与える走行制御
部12を備えている。
【0005】このような構成の電気式ディーゼル機関車
の速度制御装置において、コントローラ7は発電機2の
動力源であるディーゼルエンジン1の回転数を変化させ
て発電機2の出力電圧を変化させ、直流直巻電動機5の
回転トルクを変動させることにより速度制御を行う。
の速度制御装置において、コントローラ7は発電機2の
動力源であるディーゼルエンジン1の回転数を変化させ
て発電機2の出力電圧を変化させ、直流直巻電動機5の
回転トルクを変動させることにより速度制御を行う。
【0006】つまり、機関車の速度を増加させるにはデ
ィーゼルエンジン1の回転数を増加させ、発電機2の出
力電圧を上昇させることにより直流直巻電動機5のトル
クを増加させ、また逆に機関車の速度を減少させるには
ディーゼルエンジン1の回転数を減少させ、発電機2の
出力電圧を低下させることにより直流直巻電動機5のト
ルクを減少させて機関車の走行抵抗により速度を減少さ
せる。
ィーゼルエンジン1の回転数を増加させ、発電機2の出
力電圧を上昇させることにより直流直巻電動機5のトル
クを増加させ、また逆に機関車の速度を減少させるには
ディーゼルエンジン1の回転数を減少させ、発電機2の
出力電圧を低下させることにより直流直巻電動機5のト
ルクを減少させて機関車の走行抵抗により速度を減少さ
せる。
【0007】従って、この機関車を定速度走行させるに
は、目標速度に対してディーゼルエンジン1の回転数の
増加、減少り速度域を設定し、車輪に取付けられた速度
検出器7から得られる速度フィードバック信号により現
在の機関車の速度がどの速度領域にあるかによってコン
トローラ7はディーゼルエンジン1の回転数を変化さ
せ、速度を一定に保つように制御する。
は、目標速度に対してディーゼルエンジン1の回転数の
増加、減少り速度域を設定し、車輪に取付けられた速度
検出器7から得られる速度フィードバック信号により現
在の機関車の速度がどの速度領域にあるかによってコン
トローラ7はディーゼルエンジン1の回転数を変化さ
せ、速度を一定に保つように制御する。
【0008】ここで、コントローラ7の作用を具体的に
述べるに、走行制御部12に外部より速度指令が与えら
れると、この走行制御部12は速度検出部11によって
得られた現在速度と速度指令とを比較し、現在速度が指
令値より低い場合にはエンジン回転数の増加、高い場合
には減少指令をエンジン回転数制御部8にエンジン回転
数変更指令を与える。
述べるに、走行制御部12に外部より速度指令が与えら
れると、この走行制御部12は速度検出部11によって
得られた現在速度と速度指令とを比較し、現在速度が指
令値より低い場合にはエンジン回転数の増加、高い場合
には減少指令をエンジン回転数制御部8にエンジン回転
数変更指令を与える。
【0009】このエンジン回転数制御部8では、その指
令に従ってディーゼルエンジン1の回転数を制御する。
このとき、ある範囲でディーゼルエンジン1と発電機2
の出力特性の整合がとれずにディーゼルエンジン1の過
負荷となる場合がある。
令に従ってディーゼルエンジン1の回転数を制御する。
このとき、ある範囲でディーゼルエンジン1と発電機2
の出力特性の整合がとれずにディーゼルエンジン1の過
負荷となる場合がある。
【0010】このような場合には、エンジン負荷検出部
9によってロードレギュレート信号を発電機界磁の励磁
制御部10に入力することで、この励磁制御部10より
励磁機3に出される界磁励磁指令により発電機界磁を減
少させ、ディーゼルエンジン1が過負荷になることを防
止している。
9によってロードレギュレート信号を発電機界磁の励磁
制御部10に入力することで、この励磁制御部10より
励磁機3に出される界磁励磁指令により発電機界磁を減
少させ、ディーゼルエンジン1が過負荷になることを防
止している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような電
気式ディーゼル機関車の速度制御装置において、機関車
速度が0〜2km/hの微速領域になると、エンジン回
転数制御部8からディーゼルエンジン1にエンジン回転
数指令が出されてから実際に直流直巻電動機5が反応す
るまでのタイムラグが大きく、またディーゼルエンジン
1の回転数の精細な制御が困難なため、安定した速度制
御ができないという問題があった。
気式ディーゼル機関車の速度制御装置において、機関車
速度が0〜2km/hの微速領域になると、エンジン回
転数制御部8からディーゼルエンジン1にエンジン回転
数指令が出されてから実際に直流直巻電動機5が反応す
るまでのタイムラグが大きく、またディーゼルエンジン
1の回転数の精細な制御が困難なため、安定した速度制
御ができないという問題があった。
【0012】本発明は上記の問題点を解消するためにな
されたもので、機関車の微速域での精細な制御をタイム
ラグを少なくして行うことができ、しかも一定速度での
走行を行うことができる電気式ディーゼル機関車の速度
制御装置を提供することを目的とする。
されたもので、機関車の微速域での精細な制御をタイム
ラグを少なくして行うことができ、しかも一定速度での
走行を行うことができる電気式ディーゼル機関車の速度
制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により電気式ディーゼル機
関車の速度制御装置を構成するものである。請求項1に
対応する発明は、ディーゼルエンジンを駆動源とする発
電機により電動機を駆動して運転される電気式ディーゼ
ル機関車において、前記ディーゼルエンジンの回転数を
制御する制御手段と、前記ディーゼルエンジンの回転数
から検出されるエンジン負荷検出信号と前記発電機の界
磁電流の検出信号に基づいて前記発電機の界磁電流を制
御する励磁制御手段と、前記電気式ディーゼル機関車の
速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段によ
り検出された電気式ディーゼル機関車の速度が微速域に
あるとき前記エンジン回転数制御手段にエンジン回転数
の固定指令を与えると共に、前記励磁制御手段に前記発
電機の出力電圧を変化させる界磁変更指令を与えて前記
電気式ディーゼル機関車の速度を制御する走行制御手段
とを備えたものである。
成するため、次のような手段により電気式ディーゼル機
関車の速度制御装置を構成するものである。請求項1に
対応する発明は、ディーゼルエンジンを駆動源とする発
電機により電動機を駆動して運転される電気式ディーゼ
ル機関車において、前記ディーゼルエンジンの回転数を
制御する制御手段と、前記ディーゼルエンジンの回転数
から検出されるエンジン負荷検出信号と前記発電機の界
磁電流の検出信号に基づいて前記発電機の界磁電流を制
御する励磁制御手段と、前記電気式ディーゼル機関車の
速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段によ
り検出された電気式ディーゼル機関車の速度が微速域に
あるとき前記エンジン回転数制御手段にエンジン回転数
の固定指令を与えると共に、前記励磁制御手段に前記発
電機の出力電圧を変化させる界磁変更指令を与えて前記
電気式ディーゼル機関車の速度を制御する走行制御手段
とを備えたものである。
【0014】請求項2に対応する発明は、ディーゼルエ
ンジンを駆動源とする発電機により電動機を駆動して運
転される電気式ディーゼル機関車において、前記ディー
ゼルエンジンの回転数を制御する制御手段と、前記ディ
ーゼルエンジンの回転数から検出されるエンジン負荷検
出信号と前記発電機の界磁電流の検出信号に基づいて前
記発電機の界磁電流を制御する励磁制御手段と、前記電
気式ディーゼル機関車の速度を検出する速度検出手段
と、この速度検出手段により検出された電気式ディーゼ
ル機関車の速度が微速域にあるとき前記エンジン回転数
制御手段にエンジン回転数の固定指令を与えると共に、
現在の電気式ディーゼル機関車の速度が予め設定された
複数の速度バンドのどの位置にあるかを判定し、該当バ
ンドの位置に応じて発電機の界磁電流を増加、維持、減
少すべく界磁変更指令を前記励磁制御手段に与えて前記
電気式ディーゼル機関車の速度を一定に制御する走行制
御手段とを備えたものである。
ンジンを駆動源とする発電機により電動機を駆動して運
転される電気式ディーゼル機関車において、前記ディー
ゼルエンジンの回転数を制御する制御手段と、前記ディ
ーゼルエンジンの回転数から検出されるエンジン負荷検
出信号と前記発電機の界磁電流の検出信号に基づいて前
記発電機の界磁電流を制御する励磁制御手段と、前記電
気式ディーゼル機関車の速度を検出する速度検出手段
と、この速度検出手段により検出された電気式ディーゼ
ル機関車の速度が微速域にあるとき前記エンジン回転数
制御手段にエンジン回転数の固定指令を与えると共に、
現在の電気式ディーゼル機関車の速度が予め設定された
複数の速度バンドのどの位置にあるかを判定し、該当バ
ンドの位置に応じて発電機の界磁電流を増加、維持、減
少すべく界磁変更指令を前記励磁制御手段に与えて前記
電気式ディーゼル機関車の速度を一定に制御する走行制
御手段とを備えたものである。
【0015】
【作用】上記請求項1に対応する発明の電気式ディーゼ
ル機関車の速度制御装置にあっては、電気式ディーゼル
機関車の速度が微速域になるとディーゼルエンジンを一
定の回転数に固定した状態で、発電機の界磁電流を増減
して発電機の出力電圧を変化させることにより、ディー
ゼルエンジンの回転数を操作せずに発電機の発電量が制
御できるので、電気式ディーゼル機関車を微速域で安定
した走行を行うことができる。
ル機関車の速度制御装置にあっては、電気式ディーゼル
機関車の速度が微速域になるとディーゼルエンジンを一
定の回転数に固定した状態で、発電機の界磁電流を増減
して発電機の出力電圧を変化させることにより、ディー
ゼルエンジンの回転数を操作せずに発電機の発電量が制
御できるので、電気式ディーゼル機関車を微速域で安定
した走行を行うことができる。
【0016】上記請求項2に対応する発明の電気式ディ
ーゼル機関車の速度制御装置にあっては、電気式ディー
ゼル機関車の速度が微速域になるとディーゼルエンジン
を一定の回転数に固定した状態で、現在の電気式ディー
ゼル機関車の速度が予め設定された複数の速度バンドの
どの位置にあるかを判定し、該当バンドの位置に応じて
発電機の界磁電流が増加、維持、減少すべく制御して発
電機の出力電圧を一定に保つようにしたので、電気式デ
ィーゼル機関車を微速域で安定した定速走行を行うこと
ができる。
ーゼル機関車の速度制御装置にあっては、電気式ディー
ゼル機関車の速度が微速域になるとディーゼルエンジン
を一定の回転数に固定した状態で、現在の電気式ディー
ゼル機関車の速度が予め設定された複数の速度バンドの
どの位置にあるかを判定し、該当バンドの位置に応じて
発電機の界磁電流が増加、維持、減少すべく制御して発
電機の出力電圧を一定に保つようにしたので、電気式デ
ィーゼル機関車を微速域で安定した定速走行を行うこと
ができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明による電気式ディーゼル機関車の速
度制御装置の構成例を示すもので、図3と同一部分には
同一符号を付して説明する。
する。図1は本発明による電気式ディーゼル機関車の速
度制御装置の構成例を示すもので、図3と同一部分には
同一符号を付して説明する。
【0018】図1において、1は動力源となるディーゼ
ルエンジン、2はこのディーゼルエンジン1に機械的に
結合された発電機で、この発電機2には励磁機3が備え
られている。
ルエンジン、2はこのディーゼルエンジン1に機械的に
結合された発電機で、この発電機2には励磁機3が備え
られている。
【0019】また、4は発電機2により発電された交流
出力を直流に変換する整流器、5はこの整流器4の直流
出力により駆動する直流直巻電動機、6はこの直流直巻
電動機5により駆動される車輪に取付けられた速度検出
器である。
出力を直流に変換する整流器、5はこの整流器4の直流
出力により駆動する直流直巻電動機、6はこの直流直巻
電動機5により駆動される車輪に取付けられた速度検出
器である。
【0020】一方、7はディーゼルエンジン1と発電機
2の界磁を操作する励磁機3に指令を与えるコントロー
ラで、このコントローラ7はディーゼルエンジン1にエ
ンジン回転数を指令するエンジン回転数制御部8、図示
しない回転数検出器により検出されたディーゼルエンジ
ン1の回転数が入力されるエンジン負荷検出部9、この
エンジン負荷検出部9より入力されるロードレギュレー
ト信号と励磁機3の界磁電流検出信号に基づいて励磁機
3に界磁励磁指令を出力する発電機界磁の励磁制御部1
0、速度検出器6の出力信号により速度を検出する速度
検出部11及びこの速度検出部により検出された速度信
号により機関車の現在速度が微速域にあると判定される
と、エンジン回転数制御部8にエンジン回転数固定指令
を与え、且つ外部から与えられる速度指令をもとに現在
速度が微速域の上限速度以上であるか、目的速度である
か、下限速度未満であるかによって発電機界磁の励磁制
御部10に界磁変更指令を与える走行制御部13を備え
ている。
2の界磁を操作する励磁機3に指令を与えるコントロー
ラで、このコントローラ7はディーゼルエンジン1にエ
ンジン回転数を指令するエンジン回転数制御部8、図示
しない回転数検出器により検出されたディーゼルエンジ
ン1の回転数が入力されるエンジン負荷検出部9、この
エンジン負荷検出部9より入力されるロードレギュレー
ト信号と励磁機3の界磁電流検出信号に基づいて励磁機
3に界磁励磁指令を出力する発電機界磁の励磁制御部1
0、速度検出器6の出力信号により速度を検出する速度
検出部11及びこの速度検出部により検出された速度信
号により機関車の現在速度が微速域にあると判定される
と、エンジン回転数制御部8にエンジン回転数固定指令
を与え、且つ外部から与えられる速度指令をもとに現在
速度が微速域の上限速度以上であるか、目的速度である
か、下限速度未満であるかによって発電機界磁の励磁制
御部10に界磁変更指令を与える走行制御部13を備え
ている。
【0021】次にこのように構成された電気式ディーゼ
ル機関車の速度制御装置の微速域での作用を述べる。い
ま、走行制御部13にて速度検出部1により検出された
機関車の速度が微速域にあると判定されると、この走行
制御部13よりエンジン回転数制御部8にエンジン回転
数固定指令を与える。従って、ディーゼルエンジン3は
一定の回転数に固定される。
ル機関車の速度制御装置の微速域での作用を述べる。い
ま、走行制御部13にて速度検出部1により検出された
機関車の速度が微速域にあると判定されると、この走行
制御部13よりエンジン回転数制御部8にエンジン回転
数固定指令を与える。従って、ディーゼルエンジン3は
一定の回転数に固定される。
【0022】これと同時に、走行制御部13より発電機
界磁の励磁制御部10に界磁変更指令を与えることで、
この励磁制御部10は励磁機8の界磁を制御して発電機
4の出力をを変化させ、電動機6のトルクを操作する。
これによって機関車の微速度での速度制御が行われる。
界磁の励磁制御部10に界磁変更指令を与えることで、
この励磁制御部10は励磁機8の界磁を制御して発電機
4の出力をを変化させ、電動機6のトルクを操作する。
これによって機関車の微速度での速度制御が行われる。
【0023】ここで、機関車を微速域にて一定の速度で
走行させる場合の走行制御部13の処理機能について図
2を参照して説明する。図2(a)は微速域での機関車
速度を設定速度を示すもので、14は一定を保つための
目的速度、15は下限速度、16は上限速度である。
走行させる場合の走行制御部13の処理機能について図
2を参照して説明する。図2(a)は微速域での機関車
速度を設定速度を示すもので、14は一定を保つための
目的速度、15は下限速度、16は上限速度である。
【0024】また、図2(b)は機関車速度と界磁制御
との関係に基づく処理機能を示すものである。即ち、図
2(b)において、ステップS1にて界磁制御が開始さ
れると、ステップS2にて図1の速度検出器6からフィ
ードバックされる現在の機関車速度と上限速度16とを
比較し、現在の機関車速度が上限速度以上であれば、ス
テップS5に示すように界磁を減少させ、機関車速度が
上限速度未満であればステップS3にて機関車が停車中
か否かを判定する。そして、機関車が停車中であれば起
動時の走行抵抗を考慮してステップS8に示すように停
車時の界磁増加率で界磁制御を行う。
との関係に基づく処理機能を示すものである。即ち、図
2(b)において、ステップS1にて界磁制御が開始さ
れると、ステップS2にて図1の速度検出器6からフィ
ードバックされる現在の機関車速度と上限速度16とを
比較し、現在の機関車速度が上限速度以上であれば、ス
テップS5に示すように界磁を減少させ、機関車速度が
上限速度未満であればステップS3にて機関車が停車中
か否かを判定する。そして、機関車が停車中であれば起
動時の走行抵抗を考慮してステップS8に示すように停
車時の界磁増加率で界磁制御を行う。
【0025】また、停車中でなければ、ステップS4に
て現在速度と下限速度15とを比較し、現在速度が下限
速度以下であればステップS7に示すように界磁を増加
し、それより大きければステップS6に示すように界磁
を維持する。これらの処理を行うことにより、機関車の
速度を目的速度14に近付けることを繰返すことによっ
て一定の速度で走行させることができる。
て現在速度と下限速度15とを比較し、現在速度が下限
速度以下であればステップS7に示すように界磁を増加
し、それより大きければステップS6に示すように界磁
を維持する。これらの処理を行うことにより、機関車の
速度を目的速度14に近付けることを繰返すことによっ
て一定の速度で走行させることができる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、機関
車の微速域での精細な制御をタイムラグを少なくして行
うことができ、しかも一定速度での走行を行うことがで
きる電気式ディーゼル機関車の速度制御装置を提供でき
る。
車の微速域での精細な制御をタイムラグを少なくして行
うことができ、しかも一定速度での走行を行うことがで
きる電気式ディーゼル機関車の速度制御装置を提供でき
る。
【図1】本発明による電気式ディーゼル機関車の速度制
御装置の一実施例を記す回路構成図。
御装置の一実施例を記す回路構成図。
【図2】同実施例において、微速域での速度制御の作用
を説明するための機関車速度と行うべき界磁制御とフロ
ーチャートを示す図。
を説明するための機関車速度と行うべき界磁制御とフロ
ーチャートを示す図。
【図3】従来の電気式ディーゼル機関車の速度制御装置
を示す回路構成図。
を示す回路構成図。
1……ディーゼルエンジン、2……発電機、3……励磁
機、4……整流器、5……直流直巻電動機、6……速度
検出器、7……コントローラ、8……エンジン回転数制
御部、9……エンジン負荷検出部、10……発電機界磁
の励磁制御部、11……速度検出部、13……走行制御
部。
機、4……整流器、5……直流直巻電動機、6……速度
検出器、7……コントローラ、8……エンジン回転数制
御部、9……エンジン負荷検出部、10……発電機界磁
の励磁制御部、11……速度検出部、13……走行制御
部。
Claims (2)
- 【請求項1】 ディーゼルエンジンを駆動源とする発電
機により電動機を駆動して運転される電気式ディーゼル
機関車において、前記ディーゼルエンジンの回転数を制
御する制御手段と、前記ディーゼルエンジンの回転数か
ら検出されるエンジン負荷検出信号と前記発電機の界磁
電流の検出信号に基づいて前記発電機の界磁電流を制御
する励磁制御手段と、前記電気式ディーゼル機関車の速
度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段により
検出された電気式ディーゼル機関車の速度が微速域にあ
るとき前記エンジン回転数制御手段にエンジン回転数の
固定指令を与えると共に、前記励磁制御手段に前記発電
機の出力電圧を変化させる界磁変更指令を与えて前記電
気式ディーゼル機関車の速度を制御する走行制御手段と
を備えたことを特徴とする電気式ディーゼル機関車の速
度制御装置。 - 【請求項2】 ディーゼルエンジンを駆動源とする発電
機により電動機を駆動して運転される電気式ディーゼル
機関車において、前記ディーゼルエンジンの回転数を制
御する制御手段と、前記ディーゼルエンジンの回転数か
ら検出されるエンジン負荷検出信号と前記発電機の界磁
電流の検出信号に基づいて前記発電機の界磁を制御する
励磁制御手段と、前記電気式ディーゼル機関車の速度を
検出する速度検出手段と、この速度検出手段により検出
された電気式ディーゼル機関車の速度が微速域にあると
き前記エンジン回転数制御手段にエンジン回転数の固定
指令を与えると共に、現在の電気式ディーゼル機関車の
速度が予め設定された複数の速度バンドのどの位置にあ
るかを判定し、該当バンドの位置に応じて発電機の界磁
電流を増加、維持、減少すべく界磁変更指令を前記励磁
制御手段に与えて前記電気式ディーゼル機関車の速度を
一定に制御する走行制御手段とを備えたことを特徴とす
る電気式ディーゼル機関車の速度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22056294A JP3184053B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 電気式ディーゼル機関車の速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22056294A JP3184053B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 電気式ディーゼル機関車の速度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0888904A JPH0888904A (ja) | 1996-04-02 |
JP3184053B2 true JP3184053B2 (ja) | 2001-07-09 |
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ID=16752941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22056294A Expired - Fee Related JP3184053B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 電気式ディーゼル機関車の速度制御装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3184053B2 (ja) |
Cited By (1)
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CN105383315A (zh) * | 2015-12-11 | 2016-03-09 | 长沙广义变流技术有限公司 | 一种内燃机车新型供电系统和内燃机车 |
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1994
- 1994-09-14 JP JP22056294A patent/JP3184053B2/ja not_active Expired - Fee Related
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