JP3184037B2 - ガス放電表示パネルの隔壁形成方法 - Google Patents

ガス放電表示パネルの隔壁形成方法

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JP3184037B2
JP3184037B2 JP4115694A JP4115694A JP3184037B2 JP 3184037 B2 JP3184037 B2 JP 3184037B2 JP 4115694 A JP4115694 A JP 4115694A JP 4115694 A JP4115694 A JP 4115694A JP 3184037 B2 JP3184037 B2 JP 3184037B2
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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガス放電表示パネル
の隔壁形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、直流型のガス放電表示パネル
において、表示セルの誤放電を防止するために隔壁を設
けた構造のものが提案されている。この隔壁形成法とし
ては、例えばスクリーン印刷法によるものやサンドブラ
スト法によるものがある。前者の方法では、隔壁パター
ンをスクリーン印刷した後に焼成して隔壁を形成する。
後者の方法では、厚膜ペーストを積層及び乾燥させ、然
る後に厚膜ペースト上にマスクパターンを形成する。そ
して隔壁を形成しない領域の厚膜ペーストをサンドブラ
スト法によりエッチング除去して、隔壁パターンを形成
する。然る後に隔壁パターンを焼成して隔壁を形成す
る。微細ピッチで隔壁を形成するには前者よりも後者の
方が有利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら直流型の
ガス放電表示パネルにおいては、表示セルの放電開始が
遅れるのを防止するための補助セルを表示セルに隣接さ
せて設け、この補助セルで生成したプライミング粒子を
表示セルへ供給するためのスリットを、隔壁に設ける。
この場合、隔壁の高さはスリットの有る箇所と無い箇所
とで異なる。
【0004】サンドブラスト法はエッチング対象に粒子
を吹き付けてエッチング対象のエッチングを行なう手法
であり、このため、サンドブラスト法による従来の隔壁
形成では、スリットの有る箇所と無い箇所とで高さの異
なる隔壁を形成することは極めて困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、表示セルの
誤放電を防止するためガス放電表示パネルの放電空間内
に設ける隔壁であって、補助セルで生成したプライミン
グ粒子を表示セルへ供給するためのスリットを有する隔
壁を形成するに当り、隔壁形成材料の下層ペーストを、
電極形成後の背面板上に面状に延在させるようにして積
層し、下層ペーストを乾燥させる工程と、スリットを形
成する領域は覆いスリットを形成しない領域は覆わない
ダミーパターンを、レジスト除去液により膨潤する性質
を有するレジストを形成材料として、乾燥した下層ペー
スト上に形成する工程と、隔壁形成材料の上層ペースト
を、スリットを形成しない領域の乾燥した下層ペースト
上に、ダミーパターンとほぼ同じ高さに面状に延在させ
るようにして積層し、上層ペーストを乾燥させる工程
と、隔壁を形成する領域は覆い隔壁を形成しない領域は
覆わないマスクパターンを、乾燥した上層ペースト上に
形成する工程と、隔壁を形成しない領域の下層及び上層
ペーストを、マスクパターンを介しサンドブラスト法に
より除去して、隔壁パターンを形成する工程と、ダミー
パターンとマスクパターンとを隔壁パターンから除去す
る工程と、隔壁パターンを焼成して、隔壁を形成する工
程とを含んで成ることを特徴とする。
【0006】
【0007】
【作用】第一発明によれば、ダミーパターンを下層ペー
スト上に形成し、その後、下層ペースト上に上層ペース
トを積層する。ダミーパターンは、スリットを形成する
領域を覆いスリットを形成しない領域は覆わない。従っ
て、上層ペーストを、スリットを形成する領域には積層
せずに、スリットを形成しない領域に積層することがで
きる。
【0008】またマスクパターンを上層ペースト上に形
成し、その後、上層及び下層ペーストを、マスクパター
ンを介しサンドブラスト法によりエッチングして、隔壁
パターンを形成する。マスクパターンは隔壁を形成する
領域は覆い隔壁を形成しない領域は覆わないので、隔壁
を形成しない領域の上層及び下層ペーストをエッチング
除去して隔壁を形成する領域に隔壁パターンを形成でき
る。しかも上層ペーストを、スリットを形成する領域に
は積層していないので、スリットを有する隔壁パターン
を形成できる。従ってこの隔壁パターンを焼成すること
により、スリットを有する隔壁を形成できる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【実施例】以下、図面を参照し、発明の実施例につき説
明する。尚、図面は発明が理解できる程度に概略的に示
してあるにすぎず、従って発明を図示例に限定するもの
ではない。
【0013】まず、第一発明の実施例につき説明する。
この実施例は、パルスメモリ駆動方式のカラー表示用直
流型ガス放電表示パネルの隔壁を形成する例であって、
以下、このガス放電表示パネルの作成工程の説明と共
に、この実施例につき説明する。図1〜図12は第一発
明の実施例の説明に供する工程図であって、ガス放電表
示パネルの作成工程を段階的に示す図である。
【0014】まず、隔壁形成材料の下層ペースト10
を、電極形成後の背面板12上に面状に延在させるよう
にして積層し、この下層ペースト10を乾燥させる。下
層ペースト10は隔壁を形成する領域全体にわたって面
状に延在する。
【0015】この実施例では、背面板12上に、表示陽
極14及び補助陽極16を形成する。例えば、Electro
Science Labolatries 社製 Niペースト #2554
を、スクリーン印刷法により所定の電極パターン形状で
背面板12上に印刷し、然る後、Niペーストを、乾燥
温度150℃で10分間乾燥させる。次いでNiペース
トを焼成温度580℃及びピーク保持時間10分で焼成
して、陽極14、16を形成する(図1(A)及び
(B))。陽極14、16の電極パターン形状は例えば
ストライプ状の形状である。ここではパルスメモリ駆動
方式の直流型ガス放電表示パネルを構成するため、2本
の表示陽極14を一対の電極Tとし、複数の電極対Tを
並列配置する。そして、隣接する電極対Tの間にそれぞ
れ補助陽極16を配置する。尚、直流型ガス放電表示パ
ネルのパルスメモリ駆動法としては、例えば特開昭63
−127290号公報に開示されている方法がある。
【0016】次いで下層ペースト10を、面状に延在さ
せるようにして表示陽極14及び補助陽極16上に積層
する。例えば、住友金属鉱山製 誘電体ペースト GL
P16062を下層ペースト10とする。この下層ペー
スト10を、スクリーン印刷法により陽極14、16上
にベタで印刷し、然る後、下層ペースト10を、乾燥温
度150℃で10分間乾燥させる。これら印刷及び乾燥
を繰り返し、所定の厚さ例えば200〜300μm程度
の厚さを有する、乾燥した下層ペースト10を得る(図
2(A)及び(B))。
【0017】次に、スリットを形成する領域は覆いスリ
ットを形成しない領域は覆わないダミーパターン18
を、乾燥した下層ペースト10上に形成する。
【0018】この実施例では、レジスト除去液により膨
潤する性質を有するレジスト例えば日本合成化学社製
ドライフィルムレジスト ALPHOを、ダミーパター
ン18の形成材料とする。そしてこのドライフィルムレ
ジストを、下層ペースト10上に貼り付けた後に露光及
び現像して、ダミーパターン18を形成する(図3
(A)及び(B))。スリットを形成しない領域のドラ
イフィルムレジストを除去し、スリットを形成する領域
に残存させたドライフィルムレジストから成るダミーパ
ターン18を得る。図3(A)中に、ダミーパターン1
8を、点を付して示す。ダミーパターン18の高さを、
設計上のスリット高さと同程度例えば50μm程度とす
る。
【0019】次に、隔壁形成材料の上層ペースト20
を、スリットを形成しない領域の乾燥した下層ペースト
10上に、面状に延在させるようにして積層し、この上
層ペースト20を乾燥させる。上層ペースト20はスリ
ットを形成する領域を除き、隔壁を形成する領域全体に
わたって面状に延在する。
【0020】この実施例では、住友金属鉱山製 誘電体
ペースト GLP16062を上層ペースト20の形成
材料とする。そしてこの上層ペースト20を、スクリー
ン印刷法により下層ペースト10上にベタ印刷し、然る
後、上層ペースト20を、乾燥温度150℃で10分間
乾燥させる。これら印刷及び乾燥を繰り返し、所定の高
さ或は厚さを有する、乾燥した上層ペースト20を得る
(図4(A)及び(B))。上層ペースト20を、ダミ
ーパターン18とほぼ同じ高さ従ってスリット設計上の
高さとほぼ同程度に、積層する。この際、上層ペースト
20の高さがダミーパターン18よりも若干高くなり、
従って上層ペースト20がダミーパターン18を覆うこ
とがあったとしても、ダミーパターン18はレジスト除
去液により膨潤するので、ダミーパターン18を覆う部
分の上層ペースト20を、ダミーパターン18の膨潤に
より破壊してダミーパターン18と共に除去できる。
【0021】次に、隔壁を形成する領域は覆い隔壁を形
成しない領域は覆わないマスクパターン22を、乾燥し
た上層ペースト20上に形成する。マスクパターン22
は耐サンドブラスト性を有する。
【0022】この実施例では、東京応化社製の耐サンド
ブラスト性を有するドライフィルムレジスト ORDY
L BF200を、マスクパターン22の形成材料とす
る。そしてこのドライフィルムレジストを、乾燥した上
層ペースト20上に貼り付けた後に露光及び現像して、
マスクパターン22を形成する(図5(A)及び
(B))。隔壁を形成しない領域のドライフィルムレジ
ストを除去し、隔壁を形成する領域に残存させたドライ
フィルムレジストから成るマスクパターン22を得る。
図示例では、スリットを形成する領域上をマスクパター
ン22で覆うようにしたので、ダミーパターン18は耐
サンドブラスト性を有していても有さなくとも良い。
尚、ダミーパターン18が耐サンドブラスト性を有する
場合は、スリットを形成する領域上をマスクパターン2
2で覆わなくとも良く、この場合はダミーパターン18
はスリットを形成する領域を覆うマスクパターンとして
も機能する。
【0023】次に、隔壁を形成しない領域の下層ペース
ト10及び上層ペースト20を、マスクパターン22を
介しサンドブラスト法により除去して、隔壁パターン2
4を形成する。
【0024】この実施例では、不二製作所製 微細加工
用サンドブラストマシンを用いて不二製作所製 研磨用
SiC粒子 #600を、隔壁を形成しない領域に吹き
付ける。この研磨用粒子により、隔壁を形成しない領域
の上層ペースト20及び下層ペースト10を順次にエッ
チング除去し、隔壁を形成する領域に残存する上層ペー
スト20及び下層ペースト10から成る隔壁パターン2
4を得る(図6(A)及び(B))。
【0025】次に、ダミーパターン18とマスクパター
ン22とを隔壁パターン24から除去する。
【0026】この実施例では、東京応化社製 OSBR
用アルカリレジスト除去液を用いて、ダミーパターン1
8とマスクパターン22とを除去し、ダミーパターン1
8に対応する位置にスリット26を有する隔壁パターン
24を得る(図7(A)及び(B))。ダミーパターン
18はこのレジスト除去液により膨潤するので、ダミー
パターン18を覆う部分の上層ペースト20(図6
(B)中に符号aを付して示す部分)を、この膨潤によ
り破壊してダミーパターン18と共に除去できる。尚、
この実施例では、スリットを形成する領域上を、マスク
パターン22で覆うようにしたので、ダミーパターン1
8の膨潤により上層ペースト20の部分aを除去するよ
うにしたが、ダミーパターン18を耐サンドブラスト性
を有するダミーパターン18としスリットを形成する領
域上をマスクパターン22で覆わないようにした場合に
は、隔壁パターン24形成時のサンドブラストにより上
層ペースト20の部分aを除去できる。また上層パター
ン20の部分aは必ずしも除去しなくとも良く、従って
ダミーパターン18はレジスト除去液により膨潤しなく
とも良い。
【0027】次に、隔壁パターン24を焼成して、隔壁
28を形成する。この実施例では、隔壁パターン24
を、焼成温度510℃及びピーク保持時間10分で焼成
して、隔壁28を完成する(図8(A)及び(B))。
隔壁28は、表示セル30に対応する領域の表示陽極1
4を露出する窓30aを有する格子状の隔壁である。こ
の隔壁28を各電極対T毎に設け、各表示セル30を、
誤放電を生じないように空間的に分離する。またこれら
隔壁28を、隣接する電極対Tの間に補助陽極16を露
出させるように、離間配置し、表示セル30と補助セル
32とを隔壁28によって仕切る。表示セル30と補助
セル32との境界領域の隔壁28部分にスリット26を
設け、補助セル32で補助放電によりプライミング粒子
を生成し、このプライミング粒子をスリット26を介し
て表示セル30に供給する。プライミング粒子の作用に
より、表示セル30での放電開始遅れを防止できる。
【0028】尚、この実施例では、ダミーパターン18
とマスクパターン22とをレジスト除去液で除去した
が、その除去方法はこれに限定されない。例えば、ダミ
ーパターン18とマスクパターン22とを、レジスト除
去液で除去せずに、隔壁パターン焼成時の加熱により燃
焼させて、除去しても良い。
【0029】以上で、第一発明の実施例の説明は終了で
ある。以下は、この実施例で形成した隔壁28を有する
ガス放電表示パネルの作成工程に関わる説明である。
【0030】隔壁28を形成した後、隔壁28の開口2
8aを、蛍光体ペーストで埋め込み、この蛍光体ペース
トを乾燥させて蛍光体34を形成する。この例では、
緑、青及び赤色の蛍光を発する蛍光体粉末として、化学
オプトニクス社製の蛍光体粉末#P1G1、#KX50
1A及び#KX504、及び、樹脂ビークルとして奥野
製薬社製 スクリーンオイル#6009を用い、これら
蛍光体粉末及び樹脂ビークルを混合して緑色、青色及び
赤色の3色の蛍光体ペーストを調製する。そしてこれら
各色の蛍光体ペーストを、スクリーン印刷法により所定
の配置関係で隔壁28の開口28a内に充填して、開口
28aを蛍光体ペーストで埋め込む。然る後、蛍光体ペ
ーストを、乾燥温度150℃で10分間乾燥させて、乾
燥させた蛍光体ペーストから成る蛍光体34を得る(図
9(A)及び(B))。
【0031】次に、サンドブラスト法により、蛍光体3
4をエッチングして、各表示セル30に対応する領域の
表示陽極14を露出させる。この例では、隔壁28で用
いたと同様のサンドブラストマシン及び研磨用粒子を用
いて、蛍光体34をエッチングする。この際、蛍光体3
4の形成以前に形成した表示陽極14、補助陽極16及
び隔壁28は既に焼成してあるものであるので、これら
を耐サンドブラスト性を有するマスクで被覆しなくと
も、これらの損傷は非常に少ない。また背面板12を、
表示陽極14、補助陽極16及び隔壁28により被覆し
ておくことにより、背面板12の損傷を防止できる。蛍
光体34はすり鉢状にエッチングされる。その結果、隔
壁28の側壁部分に付着する部分の蛍光体34が残存
し、すり鉢の底に当る部分の蛍光体34が除去されてこ
の部分から表示陽極14を露出させることができる(図
10(A)及び(B))。
【0032】次に、表示陰極36を、前面板38上に形
成する。この例では、Electro Science Labolatories社
製 Niペースト #2554を、表示陰極36の形成
材料とする。そしてこのNiペーストを、スクリーン印
刷法により所定の電極パターン形状で前面板38上に印
刷する。次いでNiペーストを、150℃で10分間乾
燥させ、然る後、Niペーストを、焼成温度580℃及
びピーク保持時間10分で焼成して、表示陰極36を形
成する(図11(A)及び(B))。表示陰極36の電
極パターン形状を例えばストライプ形状とし、複数の表
示陰極36を並列配置する。
【0033】次に、表示陽極14及び補助陽極16と表
示陰極36とを向き合わせるようにして、背面板12と
前面板38とを封着し、これら背面板12及び前面板3
8の間に放電ガスを封入して、ガス放電表示パネルを完
成する(図12)。このガス放電表示パネルは、前面板
38上に設けた表示陰極36と、表示陰極36と放電空
間を介し対向させて、背面板12上に設けた表示陽極1
4及び補助陽極16と、表示陰極36と表示陽極14及
び補助陽極16との間に形成される表示セル30及び補
助セル32と、表示セル30の誤放電を防止するため放
電空間を仕切る隔壁28とを備え、隔壁28は補助セル
32で生成したプライミング粒子を表示セル30へ供給
するためのスリット26を有して成る。
【0034】次に、第二発明の実施例につき説明する。
この実施例は、パルスメモリ駆動方式のカラー表示用直
流型ガス放電表示パネルの隔壁を形成する例であって、
以下、このガス放電表示パネルの作成工程の説明と共
に、この実施例につき説明する。図13〜図28は第二
発明の実施例の説明に供する工程図であって、ガス放電
表示パネルの作成工程を段階的に示す図である。
【0035】まず、隔壁形成材料の第一ペースト40
を、電極形成後の前面板42上に面状に延在させるよう
にして積層し、この第一ペースト40を乾燥させる。第
一ペースト40は後述する第一隔壁部分を形成する領域
全体にわたって面状に延在する。
【0036】この実施例では、前面板42上に、表示陰
極44を形成する。例えば、Electro Science Labolatr
ies 社製 Niペースト #2554を、スクリーン印
刷法により所定の電極パターン形状で前面板42上に印
刷し、然る後、Niペーストを、乾燥温度150℃で1
0分間乾燥させる。次いでNiペーストを焼成温度58
0℃及びピーク保持時間10分で焼成して、表示陰極4
4を形成する(図13(A)及び(B))。表示陰極4
4の電極パターン形状を例えばストライプ状とし、複数
の表示陰極44を並列配置する。
【0037】次いで表示セルに対応する表示窓領域は覆
い第一隔壁部分形成領域は覆わない保護パターン46
を、前面板42上に形成する。保護パターン46は耐サ
ンドブラスト性を有する。保護パターン46は必ずしも
形成しなくとも良いが、後工程でのサンドブラストによ
って表示窓となる領域の前面板42がすりガラス状に損
傷し、その結果、ガス放電表示パネルの表示品質が低下
する。これを防止するために保護パターン46を形成す
る。ここでは東京応化社製 ドライフィルムレジスト
ORDYL BF200を表示窓保護パターン46の形
成材料とする。このドライフィルムレジストを前面板4
2及び表示陰極44上に貼り付ける。然る後、ドライフ
ィルムレジストを露光及び現像して、保護パターン46
を形成する(図14(A)及び(B))。保護パターン
46を、各表示セルに対応する表示窓毎に分断して形成
する。図14(A)中、保護パターン46を点を付して
示す。尚、保護パターン46を、表示セルに対応する表
示窓領域は覆い第一隔壁部分形成領域は覆わないように
前面板42上に形成してあれば、それ以外の領域につい
ては保護パターン46で覆ってあっても覆っていなくと
も良い。保護膜パターン46を、表示陰極44で覆って
いない領域のうち、隔壁を形成する領域を除く領域を、
全体にわたって覆うように前面板42上に形成すれば、
前面板42の損傷を前面板全体にわたって防止できる。
【0038】次いで第一ペースト40を、面状に延在さ
せるようにして保護パターン46上に積層する。例え
ば、住友金属鉱山製 黒色誘電体ペースト GLP96
60を、第一ペースト40とする。そしてこの第一ペー
スト40をスクリーン印刷法により保護パターン46上
にベタで印刷し、然る後、第一ペースト40を、乾燥温
度150℃で10分間乾燥させる。これら印刷及び乾燥
を繰り返し、スリット設計上の高さと等しい厚さ例えば
50μm程度の厚さを有する、乾燥した第一ペースト4
0を得る(図15(A)及び(B))。
【0039】次に、スリット側の第一隔壁部分を形成す
る領域は覆い第一隔壁部分を形成しない領域とスリット
を形成する領域とは覆わない第一マスクパターン48
を、乾燥した第一ペースト40上に形成する。第一マス
クパターン48は耐サンドブラスト性を有する。
【0040】この実施例では、東京応化社製 ドライフ
ィルムレジスト ORDYL BF200を、第一マス
クパターン48の形成材料とする。そしてこのドライフ
ィルムレジストを、乾燥した第一ペースト40上に貼り
付けた後に露光及び現像して、第一マスクパターン48
を形成する(図16(A)及び(B))。第一隔壁部分
を形成しない領域のドライフィルムレジストを除去し、
第一隔壁部分を形成する領域に残存させたドライフィル
ムレジストから成る第一マスクパターン48を得る。図
16(A)中、第一マスクパターン48を点を付して示
す。
【0041】次に、第一隔壁部分を形成しない領域及び
スリットを形成する領域の第一ペースト40を、第一マ
スクパターン48を介しサンドブラスト法により除去し
て、スリット50を有する第一ペーストパターン52を
形成する。
【0042】この実施例では、不二製作所製 微細加工
用サンドブラストマシンを用いて不二製作所製 研磨用
SiC粒子 #600を、隔壁を形成しない領域及びス
リットを形成する領域に吹き付ける。この研磨用粒子に
より、隔壁を形成しない領域及びスリットを形成する領
域の第一ペースト40をエッチング除去し、隔壁を形成
する領域に残存する第一ペースト40から成る第一ペー
ストパターン52を得る(図17(A)及び(B))。
【0043】次に、第一マスクパターン48を第一ペー
ストパターン52から除去する。この実施例では、東京
応化社製 OSBR用アルカリレジスト除去液を用い
て、第一マスクパターン48と保護パターン46とを除
去する(図18(A)及び(B))。
【0044】次に、第一ペーストパターン52を焼成し
て、第一隔壁部分54を形成する。この実施例では、第
一ペーストパターン52を、焼成温度510℃及びピー
ク保持時間10分で焼成して、スリット50を有する第
一隔壁部分54を完成する(図19(A)及び
(B))。
【0045】尚、この実施例では、第一マスクパターン
48及び保護パターン46をレジスト除去液で除去した
が、その除去方法はこれに限定されない。例えば、第一
ペーストパターン52焼成時の加熱により、第一マスク
パターン48及び又は保護パターン46を燃焼させて除
去するようにしても良い。
【0046】ここまでで前面板42側に形成する第一隔
壁部分54の形成工程を終了する。次に、背面板側に形
成する第二隔壁部分の形成工程について説明する。
【0047】まず、隔壁形成材料の第二ペースト56
を、電極形成後の背面板58上に面状に延在させるよう
にして積層し、この第二ペースト56を乾燥させる。第
二ペースト56は後述する第二隔壁部分を形成する領域
全体にわたって面状に延在する。
【0048】この実施例では、背面板58上に、表示陽
極60及び補助陽極62を形成する。例えば、Electro
Science Labolatries 社製 Niペースト #2554
を、スクリーン印刷法により所定の電極パターン形状で
背面板58上に印刷し、然る後、Niペーストを、乾燥
温度150℃で10分間乾燥させる。次いでNiペース
トを焼成温度580℃及びピーク保持時間10分で焼成
して、陽極60、62を形成する(図20(A)及び
(B))。陽極60、62の電極パターン形状は例えば
ストライプ状の形状である。
【0049】ここではパルスメモリ駆動方式の直流型ガ
ス放電表示パネルを構成するため、2本の表示陽極60
を一対の電極Tとし、複数の電極対Tを並列配置する。
そして、隣接する電極対Tの間にそれぞれ補助陽極62
を配置する。
【0050】次いで第二ペースト56を、面状に延在さ
せるようにして表示陽極60及び補助陽極62上に積層
する。例えば、住友金属鉱山製 誘電体ペースト GL
P16062を、第二ペースト56とする。そしてこの
第二ペースト56をスクリーン印刷法により陽極60、
62上にベタで印刷し、然る後、第二ペースト56を、
乾燥温度150℃で10分間乾燥させる。これら印刷及
び乾燥を繰り返し、所定の厚さ例えば200μm程度の
厚さを有する、乾燥した第二ペースト56を得る(図2
1(A)及び(B))。
【0051】次にスリットとは反対側の第二隔壁部分を
形成する領域は覆い第二隔壁部分を形成しない領域は覆
わない第二マスクパターン64を、乾燥した第二ペース
ト56上に形成する。第二マスクパターン64は耐サン
ドブラスト性を有する。
【0052】この実施例では、東京応化社製 ドライフ
ィルムレジスト ORDYL BF200を、第二マス
クパターン64の形成材料とする。そしてこのドライフ
ィルムレジストを、乾燥した第二ペースト56上に貼り
付けた後に露光及び現像して、第二マスクパターン64
を形成する(図22(A)及び(B))。第二隔壁部分
を形成しない領域のドライフィルムレジストを除去し、
第二隔壁部分を形成する領域に残存させたドライフィル
ムレジストから成る第二マスクパターン64を得る。図
22(A)中、第二マスクパターン64を点を付して示
す。
【0053】次に、第二隔壁部分を形成しない領域の第
二ペースト56を、第二マスクパターン64を介しサン
ドブラスト法により除去して、スリットを有さない第二
ペーストパターン66を形成する。
【0054】この実施例では、不二製作所製 微細加工
用サンドブラストマシンを用いて不二製作所製 研磨用
SiC粒子 #600を、第二隔壁部分を形成しない領
域に吹き付ける。この研磨用粒子により、第二隔壁部分
を形成しない領域の第二ペースト56をエッチング除去
し、第二隔壁部分を形成する領域に残存する第二ペース
ト56から成る第二ペーストパターン66を得る(図2
3(A)及び(B))。
【0055】次に、第二マスクパターン64を第二ペー
ストパターン66から除去する。この実施例では、東京
応化社製 OSBR用アルカリレジスト除去液を用い
て、第二マスクパターン64を除去する(図24(A)
及び(B))。
【0056】次に、第二ペーストパターン66を焼成し
て、第二隔壁部分68を形成する。この実施例では、第
二ペーストパターン66を、焼成温度510℃及びピー
ク保持時間10分で焼成して、第二隔壁部分68を完成
する(図25(A)及び(B))。
【0057】尚、この実施例では、第二マスクパターン
64をレジスト除去液で除去するようにしたが、その除
去方法はこれに限定されない。例えば、第二ペーストパ
ターン66焼成時の加熱により、第二マスクパターン6
4を燃焼させて除去するようにしても良い。
【0058】以上のようにして、スリット50を有する
第一隔壁部分54を、前面板42側に形成する工程と、
スリットを有さない第二隔壁部分68を、背面板58側
に形成する工程とを終了する。これら隔壁部分54及び
68は相対応する形状を有し、これら隔壁部分54及び
68を組み合わせることにより、表示セル70の誤放電
を防止するための隔壁を形成できる。
【0059】この実施例では、図25にも示すように、
第二隔壁部分68は表示セル70に対応する領域の表示
陽極60を露出する窓68aを有する格子状の隔壁であ
る。この第二隔壁部分68を各電極対T毎に設け、第二
隔壁部分68により、各表示セル70を誤放電を生じな
いように空間的に分離する。そして各第二隔壁部分68
を、隣接する電極対Tの間に補助陽極62を露出させる
ように、離間配置し、表示セル70と補助セル72とを
第二隔壁部分68によって仕切る。
【0060】また図19にも示すように、第一隔壁部分
54は表示セル70に対応する領域の表示陰極44を露
出する窓54aを有する格子状の隔壁である。この第一
隔壁部分54を第二隔壁部分68と相対応する位置に配
置し、第一隔壁部分54により各表示セル70を誤放電
を生じないように空間的に分離すると共に、第一隔壁部
分54により表示セル70と補助セル72とを仕切る。
そして表示セル70及び補助セル72の境界領域の第一
隔壁部分54にスリット50を設ける。補助セル72で
補助放電によりプライミング粒子を生成し、このプライ
ミング粒子をスリット50を介して表示セル70に供給
する。
【0061】次に、スリット50を有する第一隔壁部分
54とスリットを有さない第二隔壁部分68とを組み合
わせて、隔壁76を形成する。
【0062】この実施例では、隔壁76はカラー表示用
ガス放電表示パネルの隔壁であるので、隔壁形成前に蛍
光体72を形成する。このため、第二隔壁部分68の開
口68aを、蛍光体ペーストで埋め込み、この蛍光体ペ
ーストを乾燥させて蛍光体72を形成する。この例で
は、緑、青及び赤色の蛍光を発する蛍光体粉末として、
化学オプトニクス社製の蛍光体粉末#P1G1、#KX
501A及び#KX504、及び、樹脂ビークルとして
奥野製薬社製 スクリーンオイル#6009を用い、こ
れら蛍光体粉末及び樹脂ビークルを混合して緑色、青色
及び赤色の3色の蛍光体ペーストを調製する。そしてこ
れら各色の蛍光体ペーストを、スクリーン印刷法により
所定の配置関係で第二隔壁部分68の開口68a内に充
填して、開口68aを蛍光体ペーストで埋め込む。然る
後、蛍光体ペーストを、乾燥温度150℃で10分間乾
燥させて、乾燥させた蛍光体ペーストから成る蛍光体7
2を得る(図26(A)及び(B))。
【0063】次いでサンドブラスト法により、蛍光体7
2をエッチングして、各表示セル70に対応する領域の
表示陽極60を露出させる。この例では、第二隔壁部分
68の形成で用いたと同様のサンドブラストマシン及び
研磨用粒子を用いて、蛍光体72をエッチングする。こ
の際、蛍光体72の形成以前に形成した表示陽極60、
補助陽極62及び第二隔壁部分68は既に焼成してある
ので、これらを耐サンドブラスト性を有するマスクで被
覆しなくとも、これらの損傷は非常に少ない。また背面
板58を、表示陽極60、補助陽極62及び第二隔壁部
分68により被覆しておくことにより、背面板58の損
傷を防止できる。蛍光体72はすり鉢状にエッチングさ
れる。その結果、第二隔壁部分68の側壁部分に付着す
る部分の蛍光体72が残存し、すり鉢の底に当る部分の
蛍光体72が除去されてこの部分から表示陽極60を露
出させることができる(図27(A)及び(B))。
【0064】次いで表示陽極60及び補助陽極62と表
示陰極44とを向き合わせるようにして、背面板58と
前面板42とを封着する。この際、第二隔壁部分68と
第一隔壁部分54とを組み合わせて、隔壁76を形成す
る。然る後、これら背面板58及び前面板42の間に放
電ガスを封入して、ガス放電表示パネルを完成する(図
28(A)及び(B))。
【0065】このガス放電表示パネルは、前面板42上
に設けた表示陰極44と、表示陰極44と放電空間を介
し対向させて、背面板58上に設けた表示陽極60及び
補助陽極62と、表示陰極44と表示陽極60及び補助
陽極62との間に形成される表示セル70及び補助セル
72と、表示セル70の誤放電を防止するため放電空間
を仕切る隔壁76とを備え、隔壁76は補助セル32で
生成したプライミング粒子を表示セル70へ供給するた
めのスリット50を有して成る。
【0066】発明は上述した実施例にのみ限定されるも
のではなく、各構成成分の寸法、形状、配設位置、配設
個数、形成材料及びそのほかの条件を任意好適に変更で
きる。
【0067】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、第
一及び第二発明のガス放電表示パネルの隔壁形成方法に
よれば、スクリーン印刷法よりも微細ピッチで隔壁を形
成することができるサンドブラスト法を用いても、プラ
イミングスリットを有する隔壁を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第一発明の実施例の説明に供する平面
図及び(B)は(A)のI−I線に沿って取った断面図
であって、これら(A)及び(B)は同一工程段階を示
す。
【図2】(A)は第一発明の実施例の説明に供する平面
図及び(B)は(A)のII−II線に沿って取った断面図
であって、これら(A)及び(B)は同一工程段階を示
す。
【図3】(A)は第一発明の実施例の説明に供する平面
図及び(B)は(A)のIII −III 線に沿って取った断
面図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段階
を示す。
【図4】(A)は第一発明の実施例の説明に供する平面
図及び(B)は(A)のIV−IV線に沿って取った断面図
であって、これら(A)及び(B)は同一工程段階を示
す。
【図5】(A)は第一発明の実施例の説明に供する平面
図及び(B)は(A)のV−V線に沿って取った断面図
であって、これら(A)及び(B)は同一工程段階を示
す。
【図6】(A)は第一発明の実施例の説明に供する平面
図及び(B)は(A)のVI−VI線に沿って取った断面図
であって、これら(A)及び(B)は同一工程段階を示
す。
【図7】(A)は第一発明の実施例の説明に供する平面
図及び(B)は(A)のVII −VII 線に沿って取った断
面図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段階
を示す。
【図8】(A)は第一発明の実施例の説明に供する平面
図及び(B)は(A)のVIII−VIII線に沿って取った断
面図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段階
を示す。
【図9】(A)は第一発明の実施例の説明に供する平面
図及び(B)は(A)のIX−IX線に沿って取った断面図
であって、これら(A)及び(B)は同一工程段階を示
す。
【図10】(A)は第一発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のX−X線に沿って取った断面
図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段階を
示す。
【図11】(A)は第一発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXI−XI線に沿って取った断面
図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段階を
示す。
【図12】第一発明の実施例の説明に供する断面図であ
って、図10(B)のXII −XII線に沿って取った断面
に対応する断面を示す。
【図13】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXIII−XIII線に沿って取った
断面図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段
階を示す。
【図14】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXIV −XIV 線に沿って取った
断面図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段
階を示す。
【図15】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXV−XV線に沿って取った断面
図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段階を
示す。
【図16】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXVI −XVI 線に沿って取った
断面図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段
階を示す。
【図17】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXVII−XVII線に沿って取った
断面図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段
階を示す。
【図18】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXVIII−XVIII 線に沿って取
った断面図であって、これら(A)及び(B)は同一工
程段階を示す。
【図19】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXIX −XIX 線に沿って取った
断面図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段
階を示す。
【図20】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXX−XX線に沿って取った断面
図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段階を
示す。
【図21】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXXI −XXI 線に沿って取った
断面図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段
階を示す。
【図22】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXXII−XXII線に沿って取った
断面図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段
階を示す。
【図23】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXXIII−XXIII 線に沿って取
った断面図であって、これら(A)及び(B)は同一工
程段階を示す。
【図24】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXXIV−XXIV線に沿って取った
断面図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段
階を示す。
【図25】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXXV −XXV 線に沿って取った
断面図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段
階を示す。
【図26】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXXVI−XXVI線に沿って取った
断面図であって、これら(A)及び(B)は同一工程段
階を示す。
【図27】(A)は第二発明の実施例の説明に供する平
面図及び(B)は(A)のXXVII−XXVII 線に沿って取
った断面図であって、これら(A)及び(B)は同一工
程段階を示す。
【図28】第二発明の実施例の説明に供する断面図であ
って、図25(B)のXXVIII−XXVIII線に沿って取った
断面に対応する断面を示す。
【符号の説明】
10:下層ペースト 12、58:背面板 14、60:表示陽極 16、62:補助陽極 18:ダミーパターン 20:上層ペースト 22:マスクパターン 24:隔壁パターン 26、50:プライミングスリット 28、76:隔壁 30、70:表示セル 32、72:補助セル 34、74:蛍光体 36、44:表示陰極 38、42:前面板 40:第一ペースト 46:保護パターン 48:第一マスクパターン 52:第一ペーストパターン 54:第一隔壁部分 56:第二ペースト 64:第二マスクパターン 66:第二ペーストパターン 68:第二隔壁部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 恭子 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−45191(JP,A) 特開 平4−123744(JP,A) 特開 平4−259733(JP,A) 特開 平4−274141(JP,A) 特開 平4−282531(JP,A) 特開 平2−301934(JP,A) 実開 平5−6654(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 9/02 H01J 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示セルの誤放電を防止するためガス放
    電表示パネルの放電空間内に設ける隔壁であって、補助
    セルで生成したプライミング粒子を前記表示セルへ供給
    するためのスリットを有する隔壁を形成するに当り、 隔壁形成材料の下層ペーストを、電極形成後の背面板上
    に面状に延在させるようにして積層し、該下層ペースト
    を乾燥させる工程と、 スリットを形成する領域は覆いスリットを形成しない領
    域は覆わないダミーパターンを、レジスト除去液により
    膨潤する性質を有するレジストを形成材料として、乾燥
    した下層ペースト上に形成する工程と、 隔壁形成材料の上層ペーストを、前記スリットを形成し
    ない領域の乾燥した下層ペースト上に、前記ダミーパタ
    ーンとほぼ同じ高さに面状に延在させるようにして積層
    し、該上層ペーストを乾燥させる工程と、 隔壁を形成する領域は覆い隔壁を形成しない領域は覆わ
    ないマスクパターンを、乾燥した上層ペースト上に形成
    する工程と、 前記隔壁を形成しない領域の下層及び上層ペーストを、
    前記マスクパターンを介しサンドブラスト法により除去
    して、隔壁パターンを形成する工程と、 前記ダミーパターンとマスクパターンとを前記隔壁パタ
    ーンから除去する工程と、 前記隔壁パターンを焼成して、隔壁を形成する工程とを
    含んで成ることを特徴とするガス放電表示パネルの隔壁
    形成方法。
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