JP3184025B2 - 光ディスク装置及び光ディスク - Google Patents

光ディスク装置及び光ディスク

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JP3184025B2
JP3184025B2 JP27711393A JP27711393A JP3184025B2 JP 3184025 B2 JP3184025 B2 JP 3184025B2 JP 27711393 A JP27711393 A JP 27711393A JP 27711393 A JP27711393 A JP 27711393A JP 3184025 B2 JP3184025 B2 JP 3184025B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状媒体に光ビ
ームを照射することによって情報を光学的に記録・再生
可能な例えば光磁気ディスク装置等の光ディスク装置及
び光ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置である例えば光磁気ディ
スク装置は、記録媒体を内蔵するディスク状媒体である
光磁気ディスクを備えており、この光磁気ディスクに対
して光学ヘッドから光ビームを照射し、光磁気ディスク
からの反射光を取り込むことで光磁気ディスクに書き込
まれたデータ情報を再生する一方、光学ヘッドから光ビ
ームを光磁気ディスクに照射しながらコイルにより磁界
を印加することで、光磁気ディスク上にデータ情報を書
き込むようになっている。尚、上記光学ヘッドとして
は、ホログラムレーザを内蔵し、光ビームを複数に分割
して光磁気ディスクへと照射するものも知られている。
【0003】このような光磁気ディスク装置において
は、予めアドレス情報やクロック情報を光磁気ディスク
にフォーマットしておくことにより、データ記録前の光
磁気ディスクにおいても、光磁気ディスクを回転させる
スピンドルモータのCLV(Constant Linear Velocit
y)制御や、光学ヘッドの高速ランダムアクセスが容易
になる。
【0004】光磁気ディスクにアドレス情報やクロック
情報をプリフォーマットするための従来知られている方
法としては、ピット列によりプリフォーマットする方法
や、図7に示すように、グルーブ101をわずかにウォ
ブリングさせ、ウォブリングにてアドレス情報105等
をプリフォーマットする方法等がある。
【0005】ウォブリングにてアドレス情報105がプ
リフォーマットされている上記光磁気ディスク50の場
合、光磁気ディスク装置は、光ビームをこのグルーブ1
01上に照射して(図中、スポットS)ウォブリングの
検出信号を得て、この検出信号が一定周期となるように
CLV制御すると共に、その検出信号をFM復調してア
ドレス情報105を得るようになっている。そして、グ
ルーブ101上に光ビームを照射することで、グルーブ
101上にデータ情報103を記録したり、記録済のデ
ータ情報103を読み取ったりする。
【0006】一方、近年、情報のディジタル化やハイビ
ジョン対応などで、情報信号の高密度記録再生の要求が
高まっており、高密度記録再生のための方法のひとつと
して、図8に示すように、光磁気ディスク51のランド
106とグルーブ107の両方にデータ情報103を記
録する方法が考えられている。ところが、この場合、各
グルーブ107のピッチが従来と同じだとすると、半径
方向の記録密度は2倍になるので、従来通りの光ビーム
のスポット径ではデータ情報103、アドレス情報10
5等の各種情報を読み取ることができず、スポット径を
さらに小さくする必要がある。
【0007】しかしながら、スポット径を今以上にさら
に小さくすることは非常に困難を要し、現時点である程
度の限界に到達しているのが実情で、そこで、本願出願
人は、先に磁性膜の温度特性を利用した超解像技術(例
えば日経エレクトロニクスNo.571、P58参照)
等を用いることにより、光磁気ディスクの場合におい
て、高密度に記録された光磁気信号であるデータ情報1
03を従来の光ビームのスポット径でも読み取ることが
可能になる方法を提案している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
超解像技術を用いることで、光磁気信号であるデータ情
報103に対してはデータ記録トラックD(Da,D
b,…)(但し、便宜上、各トラックの中心線のみを一
点鎖線にて示す)のトラックピッチをつめて記録密度を
高めることが可能であるが、データ記録トラックDと共
に、アドレス情報トラックA(Aa,Ab,…)のトラ
ックピッチも狭まり、アドレス情報105やクロック情
報をピット列等の物理的な形状変化によりプリフォーマ
ットした場合、データ情報103の再生のように、磁性
膜の温度特性を利用することができないため、従来の光
ビームでは読み取ることができなくなるという問題が生
じる。
【0009】また、図7に示したグルーブ101をわず
かにウォブリングさせることで、アドレス情報105や
クロック情報をプリフォーマットしておく方法において
も、高密度記録再生の要求に応じて、グルーブ101と
ランド102の両方にデータ情報103を記録する方法
が考えられるが、これにおいては、ランド102での両
側のエッジのウォブリングの周期が異なるうえ、ランド
幅も周期がずれて変化するので、アドレス情報105等
を読み取ることができないという問題が生じる。
【0010】本発明は、上記の課題に鑑み成されたもの
で、その目的は、高密度記録再生の場合にも、従来の光
ビームにてアドレス情報やクロック情報の読み出しが可
能な高密度記録再生に対応した光ディスク装置及び光デ
ィスクを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る光ディス
ク装置は、上記の課題を解決するために、アドレス情報
がピット列にてプリフォーマットされたアドレス情報ト
ラックと各アドレス情報トラックのアドレス情報に対応
する複数のデータ記録トラックとが隣接して設けられ、
かつその複数のデータ記録トラックにて上記アドレス情
報トラックのアドレス情報を共有するディスク状媒体に
対して、そのアドレス情報トラックと複数のデータ記録
トラックとに光ビームを照射することによってデータ記
録トラックの情報を光学的に記録・再生する光ディスク
装置において、上記光ビームが、光ディスクの半径方向
に並ぶ複数のビームからなり、記録・再生を行うために
選択された1個のデータ記録トラックに応じて、上記複
数のビームにおける、アドレス情報トラックのアドレス
情報を読み取るべき光ビームのディスク半径方向の相対
的な位置関係を切り換える選択切換手段が設けられてい
ることを特徴としている。
【0012】請求項2に係る光ディスク装置は、上記の
課題を解決するために、請求項1記載の光ディスク装置
において、複数の光ビームが、メインビームとサブビー
ムとの互いに半径方向に並ぶ少なくとも2つのビームに
分割されたものであり、複数のデータ記録トラックのう
ち、いずれのデータ記録トラックの記録・再生を行う
合にも上記メインビームを用いることを特徴としてい
る。
【0013】請求項3に係る光ディスク装置は、上記の
課題を解決するために、請求項2記載の光ディスク装置
において、ディスク状媒体は、複数のデータ記録トラッ
クが、アドレス情報トラックの少なくとも両隣接に配置
される一方、光ビームが1つのメインビームとこのメイ
ンビームを半径方向において挟む2つのサブビームとか
らなり、第1のサブビームがアドレス情報トラックに位
置している場合には上記両隣接のうちの第1のデータ記
録トラックの記録・再生を行い、第2のサブビームがア
ドレス情報トラックに位置している場合には上記両隣接
のうちの第2のデータ記録トラックの記録・再生を行う
ことを特徴としている。
【0014】請求項4に係る光ディスク装置は、上記の
課題を解決するために、請求項1、2または3記載の光
ディスク装置において、複数のデータ記録トラックのう
ちの1つがアドレス情報トラック上に形成されているこ
とを特徴としている。
【0015】請求項5に係る光ディスクは、上記の課題
を解決するために、ピット列によって形成されたプリフ
ォーマット領域が周方向に離散的に存在し、周方向にお
ける上記プリフォーマット領域の間にはデータを記録す
るためのグルーブとランドとが形成され、グルーブとラ
ンドとの双方で情報の記録再生を行う光ディスクにおい
て、上記ピット列は、アドレス情報とディスクの回転制
御のためのクロック情報との両方を記録しており、上記
グルーブとこれに隣接する一方の上記ランドとのほぼ境
界に沿う位置に設けられていることを特徴としている。
【0016】請求項6に係る光ディスク装置は、上記の
課題を解決するために、請求項5に記載の光ディスクに
対して、隣接するグルーブとランドとに記録された情報
をピット列によって形成されたアドレス情報トラックの
アドレス情報にて共有して、そのアドレス情報トラック
と複数のグルーブまたはランドに光ビームを照射するこ
とによって情報を光学的に記録・再生する光ディスク装
置において、光ビームがグルーブまたはランドのいずれ
に対してサーボがかけられている場合も、上記 グルーブ
とランドとのほぼ境界に沿う位置に設けられた共通のピ
ット列を再生すると共に、ピット列に記録されたアドレ
ス情報とクロック情報とを、光ビームがグルーブに対し
てサーボがかけられているかまたはランドに対してサー
ボがかけられているかによって識別する識別手段を備え
ていることを特徴としている。
【0017】
【作用】本発明の請求項1乃至の光ディスク装置で
は、プリフォーマットされたアドレス情報を複数のデー
タ記録トラックで重複使用する。また、光ビームが、光
ディスクの半径方向に並ぶ複数のビームからなり、記録
・再生を行うために選択された1個のデータ記録トラッ
クに応じて、上記複数のビームにおける、アドレス情報
トラックのアドレス情報を読み取るべき光ビームのディ
スク半径方向の相対的な位置関係を切り換える選択切換
手段が設けられていることにより、各データ記録トラッ
クを識別し、重複するアドレス情報を区別するようにな
っている。
【0018】したがって、従来は、「1:1」であった
アドレス情報トラック:データ記録トラックとの比が、
「1:複数」の関係となるので、ディスク状媒体におけ
るデータ記録トラックの密度に比べて、アドレス情報ト
ラックの密度を小さくすることが可能となり、例えば、
前記した超解像技術を用いて高密度記録再生が図られ、
アドレス情報がピット列やウォブリングされたグルーブ
等にてプリフォーマットされるディスク状媒体であって
も、アドレス情報トラックのトラックピッチを従来の光
ビームでも読み取ることが可能な大きさにまで広げるこ
とができる。
【0019】また、本発明の請求項5の光ディスク及び
請求項6の光ディスク装置では、ピット列は、アドレス
情報とディスクの回転制御のためのクロック情報との両
方を記録しており、上記グルーブとこれに隣接する一方
の上記ランドとのほぼ境界に沿う位置に設けられてい
る。そして、ピット列にて記録されたアドレス情報をグ
ルーブ、ランドの記録トラックで重複使用する。また、
グルーブ、ランドのどちらにサーボがかかっているかに
よって記録トラックを識別するようになっている。
【0020】したがって、従来は、「1:1」であった
アドレス情報トラック:データ記録トラックとの比が、
「1:複数」の関係となるので、ディスク状媒体におけ
るデータ記録トラックの密度に比べて、アドレス情報ト
ラックの密度を小さくすることが可能となり、例えば、
前記した超解像技術を用いて高密度記録再生が図られ、
アドレス情報がピット列やウォブリングされたグルーブ
等にてプリフォーマットされるディスク状媒体であって
も、アドレス情報トラックのトラックピッチを従来の光
ビームでも読み取ることが可能な大きさにまで広げるこ
とができる。
【0021】
【実施例】〔実施例1〕 本発明の一実施例について図1ないし図3に基づいて説
明すれば、以下の通りである。
【0022】本実施例に係る光ディスク装置である光磁
気ディスク装置は、前記した超解像技術を用いること
で、光ビームのスポット径より小さいトラック幅を有す
るデータ記録トラックからのデータ情報の読み出しや、
データ情報の書き込みが可能となった、高密度記録再生
型の光磁気ディスク装置であり、図1に示す、記録媒体
1aを内蔵するディスク状媒体である光磁気ディスク1
を備えている。
【0023】この光磁気ディスク1には、図3に示すよ
うに、ピット列によりアドレス情報30やクロック情報
31がプリフォーマットされている。
【0024】前述したように、ピット列によりアドレス
情報やクロック情報等をプリフォーマットした場合、高
密度記録再生に対応してデータ記録トラックのトラック
ピッチを狭めると、アドレス情報トラックのトラックピ
ッチも狭まり、従来の光ビームのスポット径では、超解
像技術を適用できないこれらアドレス情報等を読み取る
ことができなかった。そこで、本実施例の光磁気ディス
ク1においては、図のように、1本のアドレス情報トラ
ックAbに対して、アドレス情報トラックAbと同一の
トラック上とその両側とに、3本のデータ記録トラック
Db1 ・Db2・Db3 をそれぞれ形成して(但し、便
宜上、各トラックの中心線のみを一点鎖線にて示す)、
3本のデータ記録トラックDb1 ・Db2 ・Db3 にて
1本のアドレス情報トラックAbのアドレス情報30を
重複使用することで、アドレス情報トラックA(Aa,
Ab,…)の本数を減らし、これにて、データ記録トラ
ックD(Da1 ,Da2 ,Da3 ,Db1 ,Db2
…)のトラックピッチを狭める一方、アドレス情報トラ
ックA(Aa,Ab,…)のトラックピッチのみを、従
来の光ビームのスポット径でも情報の読み出しが可能と
なる大きさまで広げて、従来の光ビームによる情報の読
み出しを図っている。尚、図中33は、サンプルサーボ
のためのウォブルピットである。
【0025】このような光磁気ディスク1を備えた光磁
気ディスク装置は、図1に示すように、光学ヘッド3、
スピンドルモータ4、コイル5、CLV制御回路22、
サーボ回路23、再生アンプ24、信号選択・切換部2
5、再生データ処理回路26、クロック情報検出回路2
7、絶対アドレス検出回路28、レーザドライバ29、
コイルドライバ19、コントローラ21等を備えてい
る。
【0026】光学ヘッド3は、情報の再生の際、コント
ローラ21にてレーザドライバ29の駆動が制御される
ことで、光磁気ディスク1に光を照射し、光磁気ディス
ク1からの反射光を取り込むようになっており、また、
この光学ヘッド3はコイル5と共に、コントローラ21
にてレーザドライバ29及びコイルドライバ19の各駆
動が制御されることで、記録すべきデータ情報32に応
じて、光ビームの出力やコイル5の磁界の強さや向きを
変えたりして、光磁気ディスク1の記録媒体1aへ、デ
ータ情報32の書き込みを行うようになっている。さら
に、記録と同様に、光学ヘッド3とコイル5とで、デー
タ情報32の消去も行うようになっている。
【0027】ここで、上記光学ヘッド3を図2を参照し
て詳細に説明する。光学ヘッド3は、サーボ検出用の図
示しない光検出器を内蔵したレーザ光源9とガラス板1
0とを一体化したホログラムレーザ8を備えている。図
示してはいないが、上記ガラス板10の両面には、レー
ザ光源9から出射された光ビームを3分割するためのグ
レーディングと、サーボ検出のための戻り光ビームを分
割、集束させるホログラムパターンとがそれぞれ刻まれ
ている。これにて、ホログラムレーザ8から出射される
光ビームは、光磁気ディスク1に照射される際、半径方
向に並ぶ3本の光ビームとなり、詳細には後述するが、
そのうち中央に位置するメインビームにてデータ情報3
2の記録・再生を行うと共に、メインビームとこのメイ
ンビームの両側に位置する2本のサブビームのいずれか
で、アドレス情報30やクロック情報31等を読み取る
ようになっている。
【0028】上記ホログラムレーザ8から出射された3
つの光ビームは、コリメートレンズ11にて平行光に整
形された後、立ち上げミラー12にて光磁気ディスク1
上に導かれ、光学ヘッド3の上部に設けられた対物レン
ズ6にて光磁気ディスク1内の記録媒体1aの面上に集
束されて3つのスポット、即ち、メインビームに対応す
るメインスポットS1 、各サブビームに対応するサブス
ポットS2 ・S3 を形成する(図3参照)。
【0029】そして、光磁気ディスク1で反射されて戻
ってきた各光ビームは、ビームスプリッタ13にてホロ
グラムレーザ8方向とこれに直交するウォーラストンプ
リズム14方向とに分離され、ホログラムレーザ8方向
に分離された光ビームは、ホログラムレーザ8のホログ
ラムパターンにてサーボ検出用の光検出器に集光される
一方、ウォーラストンプリズム14方向に分離された光
ビームは、ウォーラストンプリズム14にて偏光方向に
よりさらに分離された後、45°ミラー15に導かれる
と共にスポットレンズ16にて集光され、さらに、反射
ミラー17に導かれて、光磁気信号検出用の検出器18
へと集光される。
【0030】再び図1に戻り、再生アンプ24は、光学
ヘッド3のサーボ検出用の光検出器や光磁気信号検出用
の検出器18により検出された各光ビームに対応する各
信号をそれぞれ増幅して信号選択・切換部25に転送す
るようになっている。
【0031】信号選択・切換部25は、コントローラ2
1の指示にしたがって、再生アンプ24から転送されて
きた各信号に対して信号選択・切換を実施し、光磁気信
号であるデータ情報32を読んでいる光ビーム(メイン
ビーム)からの信号を、再生データ信号処理回路26に
転送し、再生データ処理回路26は、転送されてきた信
号からデータ情報32を検出して、コントローラ21に
転送するようになっている。
【0032】一方、上記信号選択・切換部25は、クロ
ック情報31やアドレス情報30等を読んでいる光ビー
ムからの信号を、3本の光ビームのうちのいずれの光ビ
ームにて読み込まれたかを表す各光ビームに固有の情報
と共に、クロック情報検出回路27及び絶対アドレス検
出回路28にそれぞれ転送するようにもなっており、ク
ロック情報検出回路27は、信号選択・切換部25から
転送されたクロック信号を読んでいる光ビームからの信
号からクロック情報31を検出してCLV制御回路22
に転送し、CLV制御回路22は、これに基づいて光磁
気ディスク1を回転駆動するスピンドルモータ4の回転
をCLV制御するようになっている。
【0033】絶対アドレス検出回路28は、信号選択・
切換部25から転送されてきたアドレス情報30を読ん
でいる光ビームからの信号を、FM復調してアドレス情
報30を検出すると共に、このアドレス情報30と上記
信号に付加されて転送されてきた光ビームに固有の情報
とをコントローラ21に転送するようになっている。
【0034】コントローラ21は、レーザドライバ29
及びコイルドライバ19の駆動を制御する他に、選択切
換手段としての機能も有しており、即ち、絶対アドレス
検出回路28から転送されてきたアドレス情報30と、
これに付加して転送されてきた光ビームに固有の情報と
を対応させて、アドレス情報トラックAとデータ記録ト
ラックDの相対的位置関係から、検出されたデータ情報
32が、アドレス情報トラックAを共用するうちのどの
データ記録トラックDに対応するかを識別し、従来の1
本のデータ記録トラックDに対して1本のアドレス情報
トラックAが対応していた場合のように、各データ記録
トラック固有のアドレスを検出し、重複するアドレス情
報30を区別するようになっている。即ち、このコント
ローラ21と信号選択・切換部25とで、選択切換手段
が構成されている。
【0035】そして、こうして得られるアドレスから、
コントローラ21は、従来のものと同様に、光磁気ディ
スク1上の所定のデータ記録トラックD上に光学ヘッド
3の位置を認識し、サーボ回路23を介して光学ヘッド
3の図示しない移動機構、及び図示しないコイル5の移
動機構に指令して、光学ヘッド3及びコイル5を所定の
位置に移動させ、また、サーボ制御信号を生成し、これ
に基づいてもサーボ回路23を制御して、上記対物レン
ズ6を上下左右に駆動させて光集束位置を記録媒体1a
のデータ記録トラックD上に追従制御するようになって
いる。
【0036】尚、特に図示してはいないが、上記コント
ローラ21には、再生したデータを出力するためのデー
タ出力部、及び、記録すべきデータ情報32を外部から
入力するためのデータ入力部が接続されていることは言
うまでもない。
【0037】次に、上記構成の光磁気ディスク装置にお
いて、1本のアドレス情報トラックAを3本のデータ記
録トラックDにて共用してアドレス情報30を重複使用
し、アドレス情報30を読み取る光ビームの違いからア
ドレス情報トラックAと各データ記録トラックDとの相
対的な位置関係を見い出し、これにて重複するアドレス
情報30を区別する方法を、図3を参照して説明する。
【0038】例えば、今、図において上側に示すよう
に、光ビームの各スポットS1 ・S2・S3 が形成され
ているとすると、この時、アドレス情報トラックAb上
に形成されているサブスポットS2 にて、アドレス情報
30が読み取られ、中央のメインスポットS1 にて、デ
ータ記録トラックDb3 におけるデータ情報32が読み
取られる。この場合は、メインスポットS1 より外側に
位置するサブスポットS2 にてアドレス情報30を読み
取っているので、得られたデータ情報32が書き込まれ
ているデータ記録トラックDは、アドレス情報トラック
Abより内側のデータ記録トラックDb3 であると識別
して、これにて、重複するアドレス情報30でも区別す
ることができる。
【0039】また、図において中央に示すように、光ビ
ームの各スポットS1 ・S2 ・S3が形成されると、こ
の時、アドレス情報トラックAb上に形成されているメ
インスポットS1 にて、アドレス情報30が読み取られ
ると共に、データ記録トラックDb1 におけるデータ情
報32が読み取られる。この場合は、メインスポットS
1 にて、アドレス情報30を読み取っているので、得ら
れたデータ情報32が書き込まれているデータ記録トラ
ックDは、アドレス情報トラックAbと同一トラック上
の、データ記録トラックDb1 であると識別して、これ
にて、重複するアドレス情報30でも区別することがで
きる。
【0040】さらに、図において下側に示すように、光
ビームの各スポットS1 ・S2 ・S3 が形成されると、
この時、アドレス情報トラックAb上に形成されている
サブスポットS3 にて、アドレス情報30が読み取ら
れ、中央のメインスポットS1にて、データ記録トラッ
クDb3 におけるデータ情報32が読み取られる。この
場合は、メインスポットS1 より内側に位置するサブス
ポットS3 にてアドレス情報30を読み取っているの
で、得られたデータ情報32が書き込まれているデータ
記録トラックDは、アドレス情報トラックAbより外側
のデータ記録トラックDb2 であると識別して、これに
て、重複するアドレス情報30でも区別することができ
る。
【0041】このように、本実施例の光磁気ディスク装
置においては、光磁気ディスク1の1本のアドレス情報
トラックAのアドレス情報30を、3本のデータ記録ト
ラックDに対して重複使用し、3本の光ビームのうちの
いずれの光ビームにてアドレス情報30を読み取ったか
を判別することで、各データ記録トラックDとアドレス
情報トラックAとの半径方向に相対的な位置関係を見い
出し、この位置関係から各データ記録トラックDを識別
し、重複するアドレス情報30を区別するようになって
いる。したがって、図3に示したように、光磁気ディス
ク1における各データ記録トラックD(Da1 ,D
2 ,Da3 ,Db1 ,…)のトラックピッチが、高密
度記録再生に対応して狭められているにもかかわらず、
各アドレス情報トラックA(Aa,Ab,…)のトラッ
クピッチは、従来の大きなスポット径を有する光ビーム
でも読み取ることが可能なレベルとすることができ、こ
の結果、高密度記録再生の場合にも、従来の光ビームに
てアドレス情報30やクロック情報31の読み出しが可
能な高密度記録再生に対応した光ディスク装置が得られ
る。
【0042】尚、本実施例においては、光ビームを3本
のビームに分割した3ビームで説明しているが、これに
限定されるものではなく、2分割された2ビームでもよ
く、その場合はデータ記録トラックDがアドレス情報ト
ラックAの本数の2倍になり、また、4ビーム以上のも
のでも、その倍数が増えるだけで原理上可能である。
【0043】〔実施例2〕 本発明の他の実施例を、図4に基づいて説明すれば、以
下の通りである。尚、説明の便宜上、前記実施例にて示
した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を
付記し、その説明を省略する。
【0044】本実施例にかかる光磁気ディスク装置は、
図4に示すように、アドレス情報30等のプリフォーマ
ットが、グルーブ35をウォブリングさせることで成さ
れたディスク状媒体である光磁気ディスク2に対して、
ランド34とグルーブ35の両方にデータ情報32を記
録可能な高密度記録再生に対応したものである。
【0045】前述したように、従来の装置では、ランド
34のアドレス情報30を検出することができなかった
ので、ランド34にデータ情報32を記録することがで
きなかったが、本実施例の光磁気ディスク装置では、前
記実施例1の光磁気ディスク装置と同様に、アドレス情
報30の重複使用を図り、アドレス情報トラックAのア
ドレス情報30を共用する各データ記録トラックDをア
ドレス情報トラックとの相対的な位置関係から識別して
いるので、ランド34におけるアドレス情報30を、隣
接するグルーブ35のアドレス情報30と重複して使用
することができ、これにて、ランド34とグルーブ35
の両方にデータ32を記録することができるようになっ
ている。
【0046】例えば、今、図において上側に示すよう
に、光ビームの各スポットS1 ・S2・S3 が形成され
るとすると、アドレス情報トラックAb上に形成されて
いるサブスポットS2 にて、アドレス情報30を読み取
り、中央のメインスポットS1にて、ランド34に形成
されているデータ記録トラックDb2 におけるデータ情
報32を読み取る。また、図において下側に示すよう
に、光ビームの各スポットS1 ・S2 ・S3 が形成され
るとすると、グルーブ35にかかっているアドレス情報
トラックAb上に形成されているメインスポットS1
て、アドレス情報30を読み取ると共に、データ記録ト
ラックDb1 におけるデータ情報32を読み取る。
【0047】これにより、アドレス情報トラックAのト
ラックピッチを、従来の大きなスポット径を有する光ビ
ームでも読み取ることが可能なレベルとすることがで
き、この結果、高密度記録再生の場合にも、従来の光ビ
ームにてアドレス情報30やクロック情報の読み出しが
可能な高密度記録再生に対応した光ディスク装置が得ら
れる。
【0048】尚、本実施例においては、光ビームを3本
のビームに分割した3ビームで説明しているが、原理上
は、2ビームで対応可能である。
【0049】〔参考例〕 本発明の参考例を、図5に基づいて説明すれば、以下の
通りである。尚、説明の便宜上、前記実施例にて示した
部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記
し、その説明を省略する。
【0050】本参考例にかかる光磁気ディスク装置は、
図5に示すように、アドレス情報30等のプリフォーマ
ットが、グルーブ35をウォブリングさせることで成さ
れたディスク状媒体である光磁気ディスク7に対して、
データ情報32を記録可能な高密度記録再生に対応した
ものであり、上記光磁気ディスク7においては、ランド
34上にのみ複数のデータ記録トラックD(Da1 ,D
2 ,Db1 ,…)が形成されている。
【0051】前述したように、従来の装置では、ランド
34のアドレス情報30を検出することができなかった
ので、ランド34にデータ情報32を記録することがで
きなかったが、本実施例の光磁気ディスク装置では、前
記実施例1の光磁気ディスク装置と同様に、アドレス情
報30の重複使用を図り、アドレス情報トラックAのア
ドレス情報30を共用する各データ記録トラックDをア
ドレス情報トラックとの相対的な位置関係から識別して
いるので、ランド34におけるアドレス情報30を、隣
接するグルーブ35のアドレス情報30と重複して使用
することができ、これにて、ランド34のみに複数本の
データ記録トラックD(Da1 ,Da2,Db1 ,…)
を形成して、データ情報32を記録することができる。
【0052】例えば、今、図において上側に示すよう
に、光ビームの各スポットS1 ・S2・S3 が形成され
るとすると、アドレス情報トラックAb上に形成されて
いるサブスポットS3 にて、アドレス情報30を読み取
り、中央のメインスポットS1にて、ランド34に形成
されているデータ記録トラックDb1 におけるデータ情
報32を読み取ることができる。
【0053】また、図において中央に示すように、光ビ
ームの各スポットS1 ・S2 ・S3が形成されるとする
と、アドレス情報トラックAa上に形成されているサブ
スポットS3 にて、アドレス情報30を読み取ると共
に、メインスポットS1 にてデータ記録トラックDa1
におけるデータ情報32を読み取ることができる。
【0054】さらに、図において下側に示すように、光
ビームの各スポットS1 ・S2 ・S3 が形成されるとす
ると、アドレス情報トラックAb上に形成されているサ
ブスポットS2 にてアドレス情報30を読み取ると共
に、メインスポットS1 にてデータ記録トラックDb2
におけるデータ情報32を読み取ることができる。
【0055】これにより、アドレス情報トラックAのト
ラックピッチを、従来の大きなスポット径を有する光ビ
ームでも読み取ることが可能なレベルとすることがで
き、この結果、高密度記録再生の場合にも、従来の光ビ
ームにてアドレス情報30やクロック情報の読み出しが
可能な高密度記録再生に対応した光ディスク装置を提供
できる。
【0056】尚、本参考例においては、光ビームを3本
のビームに分割した3ビームで説明しているため、グル
ーブ35の両側に隣接するデータ記録トラックDにの
み、アドレス情報30を重複使用するようになっている
が、例えば4ビーム以上に分割することで、一つのラン
ド34に記録されるデータ記録トラックDがさらに増
え、より一層、高密度記録再生に対応したものとするこ
とができる。
【0057】〔実施例3〕 本発明の他の実施例を、図6に基づいて説明すれば、以
下の通りである。尚、説明の便宜上、前記実施例、参考
例にて示した部材と同一の機能を有する部材には、同一
の符号を付記し、その説明を省略する。
【0058】前記各実施例、参考例においては、光ビー
ムを複数に分割し、いずれの光ビームにてアドレス情報
30を読み取るかによって、重複するアドレス情報30
を区別するようになっていたが、本実施例にかかる光磁
気ディスク装置は、ディスク状媒体である光磁気ディス
クの形状を、図6に示すようにすることで、1本の光ビ
ームにて、アドレス情報30を重複使用すると共に、ア
ドレス情報トラックAのアドレス情報30を共用する各
データ記録トラックDをアドレス情報トラックAとの相
対的な位置関係から識別して、重複するアドレス情報3
0を区別して、記録・再生を可能としている。
【0059】図に示すように、光磁気ディスク20は、
アドレス情報30等のプリフォーマットが、ピット列に
て成されており、ピット列によりプリフォーマットされ
ている光磁気ディスク20の接線方向において、アドレ
ス情報30やクロック情報間には、グルーブ35とラン
ド34とを有する区間があり、アドレス情報トラックA
の半径方向の位置は、隣接するグルーブ35とランド3
4とのほぼ中間に設定されている。
【0060】したがって、光ビームのスポットSが、グ
ルーブ35上にかかってデータ記録トラックDb2 上の
データ情報32を読み取るときも、ランド34上にかか
ってデータ記録トラックDb1 上のデータ情報32を読
み取るときも、アドレス情報トラックAbの同一のアド
レス情報30を読み出すようになる。そして、この場
合、ランド34とグルーブ35のいずれにサーボをかけ
ているかによって、アドレス情報トラックAと共用され
る各データ記録トラックDとの相対的な位置関係を識別
できる。
【0061】これにより、アドレス情報トラックAのト
ラックピッチを、従来の大きなスポット径を有する光ビ
ームでも読み取ることが可能なレベルとすることがで
き、この結果、高密度記録再生の場合にも、従来の光ビ
ームにてアドレス情報30やクロック情報の読み出しが
可能な高密度記録再生に対応した光ディスク装置が得ら
れる。
【0062】また、この場合、光ビームを複数に分割す
ることなく、重複するアドレス情報を区別することがで
きるので、光ビームを分割する構成でない装置にも比較
的簡単に適用できる。
【0063】
【発明の効果】本発明の請求項1乃至の光ディスク装
置では、以上のように、プリフォーマットされたアドレ
ス情報を複数のデータ記録トラックで重複使用する。ま
た、 ビームが、光ディスクの半径方向に並ぶ複数のビ
ームからなり、記録・再生を行うために選択された1個
のデータ記録トラックに応じて、上記複数のビームにお
ける、アドレス情報トラックのアドレス情報を読み取る
べき光ビームのディスク半径方向の相対的な位置関係を
切り換える選択切換手段が設けられていることにより、
各データ記録トラックを識別し、重複するアドレス情報
を区別するようになっている。
【0064】したがって、従来は、「1:1」であった
アドレス情報トラック:データ記録トラックとの比が、
「1:複数」の関係となるので、ディスク状媒体におけ
るデータ記録トラックの密度に比べて、アドレス情報ト
ラックの密度を小さくすることが可能となり、例えば、
前記した超解像技術を用いて高密度記録再生が図られ、
アドレス情報がピット列やウォブリングされたグルーブ
等にてプリフォーマットされるディスク状媒体であって
も、アドレス情報トラックのトラックピッチを従来の光
ビームでも読み取ることが可能な大きさにまで広げるこ
とができるという効果を奏する。
【0065】また、本発明の請求項5の光ディスク及び
請求項6の光ディスク装置では、以上のように、ピット
列は、アドレス情報とディスクの回転制御のためのクロ
ック情報との両方を記録しており、上記グルーブとこれ
に隣接する一方の上記ランドとのほぼ境界に沿う位置に
設けられている。そして、ピット列にて記録されたアド
レス情報をグルーブ、ランドの記録トラックで重複使用
する。また、グルーブ、ランドのどちらにサーボがかか
っているかによって記録トラックを識別するようになっ
ている。
【0066】したがって、従来は、「1:1」であった
アドレス情報トラック:データ記録トラックとの比が、
「1:複数」の関係となるので、ディスク状媒体におけ
るデータ記録トラックの密度に比べて、アドレス情報ト
ラックの密度を小さくすることが可能となり、例えば、
前記した超解像技術を用いて高密度記録再生が図られ、
アドレス情報がピット列やウォブリングされたグルーブ
等にてプリフォーマットされるディスク状媒体であって
も、アドレス情報トラックのトラックピッチを従来の光
ビームでも読み取ることが可能な大きさにまで広げるこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光磁気ディスク装置
のブロック構成図である。
【図2】上記光磁気ディスク装置に備えられた光学ヘッ
ドの構成図である。
【図3】上記光磁気ディスク装置に備えられる光磁気デ
ィスクの要部斜視図であり、光磁気ディスク上に形成さ
れたアドレス情報トラック・データ記録トラックと、光
磁気ディスク上に形成されるスポットとの関係を示す。
【図4】本発明の他の実施例の光磁気ディスク装置に備
えられる光磁気ディスクの要部斜視図であり、光磁気デ
ィスク上に形成されたアドレス情報トラック・データ記
録トラックと、光磁気ディスク上に形成されるスポット
との関係を示す。
【図5】本発明の参考例の光磁気ディスク装置に備えら
れる光磁気ディスクの要部斜視図であり、光磁気ディス
ク上に形成されたアドレス情報トラック・データ記録ト
ラックと、光磁気ディスク上に形成されるスポットとの
関係を示す。
【図6】本発明の他の実施例の光磁気ディスク装置に備
えられる光磁気ディスクの要部斜視図であり、光磁気デ
ィスク上に形成されたアドレス情報トラック・データ記
録トラックと、光磁気ディスク上に形成されるスポット
との関係を示す。
【図7】従来の光磁気ディスク装置に備えられる光磁気
ディスクの要部斜視図であり、光磁気ディスク上に形成
されたアドレス情報トラック・データ記録トラックと、
光磁気ディスク上に形成されるスポットとの関係を示
す。
【図8】従来の光磁気ディスク装置に備えられる光磁気
ディスクの要部斜視図であり、光磁気ディスク上に形成
されたアドレス情報トラック・データ記録トラックと、
光磁気ディスク上に形成されるスポットとの関係を示
す。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 2 光磁気ディスク 3 光学ヘッド 5 コイル 7 光磁気ディスク 20 光磁気ディスク 21 コントローラ(選択切換手段、識別手段) 25 信号選択・切換部(選択切換手段、識別手
段) 28 絶対アドレス検出回路30 アドレス情報 31 クロック情報 32 データ情報 33 ウォブルピット 34 ランド 35 グルーブ Aa・Ab アドレス情報トラック Da・Db データ記録トラック 1 メインスポット(メインビーム) 2 サブスポット(第1のサブビーム) 3 サブスポット(第2のサブビーム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 知之 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 緒方 伸夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 乾 敏治 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−93646(JP,A) 特開 平6−96447(JP,A) 特開 平6−111480(JP,A) 特開 平7−14172(JP,A) 特開 平7−29186(JP,A) 特開 平6−176404(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アドレス情報がピット列にてプリフォーマ
    ットされたアドレス情報トラックと各アドレス情報トラ
    ックのアドレス情報に対応する複数のデータ記録トラッ
    クとが隣接して設けられ、かつその複数のデータ記録ト
    ラックにて上記アドレス情報トラックのアドレス情報を
    共有するディスク状媒体に対して、そのアドレス情報ト
    ラックと複数のデータ記録トラックとに光ビームを照射
    することによってデータ記録トラックの情報を光学的に
    記録・再生する光ディスク装置において、 上記光ビームが、光ディスクの半径方向に並ぶ複数のビ
    ームからなり、 記録・再生を行うために選択された1個のデータ記録ト
    ラックに応じて、上記複数のビームにおける、アドレス
    情報トラックのアドレス情報を読み取るべき光ビームの
    ディスク半径方向の相対的な位置関係を切り換える選択
    切換手段が設けられていることを特徴とする光ディスク
    装置。
  2. 【請求項2】複数の光ビームが、メインビームとサブビ
    ームとの互いに半径方向に並ぶ少なくとも2つのビーム
    に分割されたものであり、複数のデータ記録トラックの
    うち、いずれのデータ記録トラックの記録・再生を行う
    場合にも上記メインビームを用いることを特徴とする請
    求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】ディスク状媒体は、複数のデータ記録トラ
    ックが、アドレス情報トラックの少なくとも両隣接に配
    置される一方、 光ビームが1つのメインビームとこのメインビームを半
    径方向において挟む2つのサブビームとからなり、第1
    のサブビームがアドレス情報トラックに位置している場
    合には上記両隣接のうちの第1のデータ記録トラックの
    記録・再生を行い、第2のサブビームがアドレス情報ト
    ラックに位置している場合には上記両隣接のうちの第2
    のデータ記録トラックの記録・再生を行うことを特徴と
    する請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】複数のデータ記録トラックのうちの1つが
    アドレス情報トラック上に形成されていることを特徴と
    する請求項1、2または3記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】ピット列によって形成されたプリフォーマ
    ット領域が周方向に離散的に存在し、周方向における上
    記プリフォーマット領域の間にはデータを記録するため
    のグルーブとランドとが形成され、グルーブとランドと
    の双方で情報の記録再生を行う光ディスクにおいて、 上記ピット列は、アドレス情報とディスクの回転制御の
    ためのクロック情報との両方を記録しており、上記グル
    ーブとこれに隣接する一方の上記ランドとのほぼ境界に
    沿う位置に設けられていることを特徴とする光ディス
    ク。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の光ディスクに対して、隣
    接するグルーブとランドとに記録された情報をピット列
    によって形成されたアドレス情報トラックのアドレス情
    報にて共有して、そのアドレス情報トラックと複数のグ
    ルーブまたはランドに光ビームを照射することによって
    情報を光学的に記録・再生する光ディスク装置におい
    て、 光ビームがグルーブまたはランドのいずれに対してサー
    ボがかけられている場合も、上記グルーブとランドとの
    ほぼ境界に沿う位置に設けられた共通のピット列を再生
    すると共に、 ピット列に記録されたアドレス情報とクロック情報と
    を、光ビームがグルーブに対してサーボがかけられてい
    るかまたはランドに対してサーボがかけられているかに
    よって識別する識別手段を備えていることを特徴とする
    光デイスク装置。
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