JP3183582U - 改良された熱交換器システムと方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】輻射加熱と輻射冷却の用途のための熱交換器が、ライナーに取り付けられたグラファイト・ヒート・スプレッダを提供する。
【解決手段】このライナーは、熱素子を収容するような形状の溝又は凹部を備えている。ヒート・スプレッダは、溝内に延在し、溝の形状に沿っている。1つの実施例において、スナップ・タブがライナーに一体成形され、熱素子を溝内に保持するために溝に向かって突出している。また、熱素子と係合するために、スナップ・タブがヒート・スプレッダの隙間空間を通って延在している。熱交換器とヒート・スプレダとライナーの形成方法も提供される。
【選択図】図1A

Description

本発明は、熱エネルギーを分配するための改良された熱交換器に関する。より具体的には、本発明は、熱素子と床又は壁との間の熱を分配又は吸収するために用いられる熱交換器に関する。
輻射熱と輻射冷却用途の熱交換器システムは従来知られている。輻射加熱システムは、例えば強制熱風や単体の暖房機といった従来の加熱システムを代替するものであって、電気的(例えば抵抗素子を用いたもの)又は流体的(例えば加熱又は冷却された流体、特に水を用いたもの)である。一般的な電気的輻射過熱システムは、適切な配線と付随する回路を備えた抵抗素子からなる。一般的な流体的輻射加熱システムは、水を加熱するためのボイラーと、ポンプと、供給パイプと、加熱すべき部屋の床に組み込まれた可撓性加熱パイプと、戻りパイプと、ボイラーを調節するためのサーモスタットからなる。流体的システムは、例えば土間や薄板や床下ステープルなどの用途向けに設計されたものがあり、輻射パネル協会のウェブサイト(www. radiantpanelassociation.org)に見ることができる。加熱された水は、ボイラーから吸い上げられ、供給パイプと加熱パイプと戻りパイプを通ってボイラーに戻される。これらのシステムには、他の加熱システムと較べて幾つかの有利な点があり、部屋を均一に加熱することができる。輻射流体加熱システムの熱源は、強制熱風や単体の暖房機や床板ヒーターのように局在していないので、加熱される水の温度は、所望の室温より僅かに高く設定すればよい。例えば、もし所望の室温が華氏70度の場合、約2倍の温度が必要な他の従来の加熱システムとは異なり、外気温に依存するものの、水は華氏約90度に加熱するだけである。
従来の輻射加熱システムは、目に見える暖房機や加熱グリルを用いることなく、加熱素子を床や壁内に配置して熱を分配するようにしている。一般的に、それらは例えば配管、特にPEX配管と称する例えば架橋ポリエチレンからなる強固な可撓性プラスチック配管を、例えばフローリング中間基板内に配することで、加熱素子を組み込んでいる。例えば、従来の輻射床加熱システムでは、配管は仕上がったフローリングの下の単一の連続的な水平のコンクリート平板内に埋め込むことができるが、ポリスチレン・フォームのようなより軽い材料を用いることもできる。暖められた水は配管を通って循環し、配管を通って循環する水の熱は、熱伝導によってコンクリート平板に移動する。コンクリートは、熱を貯え、輻射するので、部屋の中の人や物も空気と共に暖められ、空気のみを暖める場合よりコスト効率が良く、熱損失も少ない。また、このようなシステムは冷却した水をシステム内に流すことによって、冷却に用いることができる。このような冷却システムは、例えば壁や天井に埋め込まれる。
幾つかの従来の輻射加熱システムは、サブフロアを設け、サブフロアに配管を走らせ、次に単一の連続的なコンクリート又は石膏、例えばMaxxon社のTHERMA-FLOOR(登録商標)のような材料を配管周りに流しいれることによって形成する。例えばポリエチレン又はポリブチレンといった、温度の揺らぎによって膨張や収縮をしないという利点を有する合成材料が、一般的に配管に用いられる。コンクリートや石膏が固まると、システムに対して熱質量として作用する。コンクリートや石膏の床材は、液体状で全表面領域にわたって注ぎ込まれ、硬化して配管を包み込む。
次に必要なものは、熱伝達性能を改善し、熱素子の間に所望の温度勾配を提供する、部屋又は周囲の輻射温度制御のための改良した熱交換器装置である。また、改善した熱的性能を実現する熱交換器装置の製造方法も、必要である。
本発明の一態様は、熱素子と構造用アセンブリの間で熱を伝達するための熱交換器を提供する。構造用アセンブリには、床、壁、天井又は他の周囲、特にビル内の部屋との境界面が含まれる。熱交換器には、約0.6g/cc以上の密度と約10mm未満の厚さを有する膨張黒鉛の圧縮粒子の少なくとも1枚からなるヒート・スプレッダが含まれる。特定の実施例において、ヒート・スプレッダにはスプレッダ凹部が形成される。ライナーがヒート・スプレッダに取り付けられ、延長タブがライナーからヒート・スプレッダに向かって突出する。延長タブは、熱素子をスプレッダ凹部に保持するような形状をしている。
本発明の別の実施例は、熱素子と構造用アセンブリの間で熱を伝達するための熱交換器を提供する。熱交換器には、約0.6g/cc以上の密度と約140W/m*Kより大きい平面方向の熱伝導度を有する膨張黒鉛の圧縮粒子の少なくとも1枚からなるヒート・スプレッダが含まれる。ヒート・スプレッダは第一面と第二面を備えている。ライナーが第一面に取り付けられ、シート層が第二面に取り付けられている。シート層が、約10ミクロンと約50ミクロンの間の厚さを有している。1つの実施例において、シート層はポリエチレンでできている。
本発明のまた別の実施例は、熱素子からの熱エネルギーを周囲に分配するための熱交換器を提供する。熱交換器には、約1.0W/m*K未満の熱伝導度を有するパネルが含まれる。パネルは、熱素子を収容するためのパネル溝を備えている。ヒート・スプレッダがパネル上に設けられている。ヒート・スプレッダは、約140W/m*Kより大きい平面方向の熱伝導度を有する膨張黒鉛の圧縮粒子の少なくとも1枚からなる。ヒート・スプレッダには、パネル溝と結合するためのスプレッダ溝が形成されている。熱可塑性のライナーが、パネルとヒート・スプレッダの間に位置決めされている。ライナーは、スプレッダ溝に向かって突出した延長タブを有する。
本発明のまた別の実施例は、熱素子からの熱を周囲に伝達する折りたたみ可能な熱交換器パネル装置を提供する。熱交換器パネルは、内に第一表面溝を形成した第一ベースを備えている。第二ベースが、第一ベースに枢動可能に取り付けられている。第一ライナーが第一ベース上に設けられ、ヒート・スプレッダが第一ベースと第二ベースに設けられている。ヒート・スプレッダは、少なくとも1枚の膨張黒鉛の圧縮粒子を備えている。
本発明のまた別の実施例は、平面方向熱伝導度が約250W/m*Kで、厚さが約2ミリメートル未満の少なくとも一枚の可撓性グラファイト・シートを備えた熱交換器を提供する。熱可塑性ライナーが、その内にU字状の溝を有している。可撓性グラファイト・シートが、熱素子と熱可塑性ライナーの間のU字状溝に延在している。少なくとも1つのスナップ・タブが、熱可塑性ライナーと一体成形され、U字状の溝に突出している。
本発明のまた別の実施例は、熱交換器装置のための熱可塑性ライナーを形成する方法を提供する。この方法は、(a)第一厚さと第二厚さを有し、第二厚さが第一厚さより厚い滅可塑性ライナー・ブランクを設け、(b)内にライナー凹部チャンネルが形成された金型に熱可塑性ライナー・ブランクを位置決めし、第二厚さを有する領域がライナー凹部チャネルにくるように位置合わせし、(c)熱可塑性ライナー・ブランクをライナー凹部チャネルに押し付けて、熱可塑性ライナー・ブランクを熱可塑性ライナーに変形させ、熱可塑性ライナーがライナー凹部チャンネルと略同一形状の溝を有するようにする工程からなる。
本発明のまた別の実施例は、グラファイト・ヒート・スプレッダを形成する方法を提供する。(a)膨張黒鉛の圧縮粒子シートをスプレッダ溝型を有する雄型真空金型と対応する中央金型と内部筒状金型と外部筒状金型からなる雌型複式金型の間に位置付け、(b)中央金型を雄型真空金型に向かって押圧し、(c)スプレッダ溝型と部分的に位置合わせした第一内部筒状金型を雄型真空金型に向かって押圧し、(d)スプレッダ溝型と部分的に位置合わせした外部筒状金型を雄型真空金型に向かって押圧する工程からなる。
本発明のまた別の実施例は、(a)雌型熱成形金型に入った熱可塑性材料からなるライナー・ブランクを熱成形し、金型には少なくとも1つのライナー凹部チャネルが形成されており、雌型熱成形金型に保持された熱成形されたライナーを得て、(b)可撓性膨張黒鉛の圧縮粒子の1枚からなるスプレッダ・ブランクを予備成形し、雄型真空金型に保持された予備成形されたヒート・スプレッダを形成し、(c)予備成形されたヒート・スプレッダを入れた雄型真空金型を熱成形されたライナーを入れた雌型熱成形金型へ押圧して、予備成形されたヒート・スプレッダが熱可塑性ライナーと係合して結合するステップからなる熱交換器を形成する方法を提供する。
本発明のまた別の実施例は、ベース・パネルと、ベース・パネル上に設けられたベース・パネル・ヒート・スプレッダと、からなる熱交換器パネル装置を提供し、このヒート・スプレッダは、約0.6g/cc以上の密度と約10mm未満の厚さを有する膨張黒鉛の圧縮粒子の少なくとも1枚からなることを特徴としている。チャネル・パネルが、チャネル・パネル間隙を形成し、前記ヒート・スプレッダ上に設けられている。
本発明の多数の他の特徴や利点は、添付の図面と併せて以下の開示内容を読めば、当業者には容易に明らかになるであろう。
熱交換器装置の一実施例を示す部分展開斜視図である。 図1Aに示した熱交換器装置の一実施例を示す部分展開詳細斜視図である。 熱交換器装置の一実施例を示す部分詳細斜視図である。 熱素子を含んだ熱交換器装置の一実施例を示す部分詳細斜視図である。 熱交換器装置の一実施例を示す斜視図である。 図3Aに示した熱交換器装置の一実施例を示す部分詳細平面図である。 下張り床の下の用途における熱交換器装置の一実施例を示す部分断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す部分展開断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す部分断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す部分断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す部分詳細断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す部分展開斜視図である。 図8の線B−Bの部分断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す部分展開斜視図である。 熱交換器装置の一実施例を備えた床アセンブリの一実施例を示す部分斜視図である。 熱交換器装置の一実施例を示す展開部分斜視図である。 熱交換器装置の一実施例を示す部分詳細断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す平面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す部分断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す部分詳細断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す平面図である。 図17Aに示した熱交換器装置の一実施例のコーナー部分を示す詳細平面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す部分展開詳細断面図である。 図18Aに示した熱交換器装置の一実施例を示す部分詳細断面図である。 熱素子を含んだ熱交換器装置の一実施例を示す詳細部分断面図である。 熱素子を含んだ熱交換器装置の一実施例を示す詳細部分断面図である。 図19Bに示した熱交換器装置の一実施例を示す詳細部分断面図である。 熱交換器装置のスプレッダ凹部の一実施例を示す詳細部分斜視図である。 図20Aに示した熱交換器装置を示す詳細部分断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す詳細部分斜視図である。 図20Cに示した熱交換器装置を示す詳細部分断面図である。 熱素子を含んだ熱交換器装置の一実施例を示す詳細部分斜視図である。 図20Eに示した熱交換器装置を示す詳細部分断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す詳細部分斜視図である。 図21Aに示した熱交換器装置を示す詳細部分断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す詳細部分斜視図である。 図21Cに示した熱交換器装置を示す詳細部分断面図である。 熱素子を含んだ熱交換器装置の一実施例を示す詳細部分斜視図である。 図21Eに示した熱交換器装置を示す詳細部分断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す斜視図である。 図22Aに示した熱交換器装置を示す詳細部分断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す詳細部分断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す詳細部分断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す詳細部分断面図である。 熱交換器装置の一実施例を示す斜視図である。 ヒート・スプレッダを予備成形する方法の例示的工程の一実施例の展開部分斜視図である。 ヒート・スプレッダを予備成形するための複式雌型金型の一実施例を示す展開部分斜視図である。 ヒート・スプレッダを予備成形する方法の例示的工程の一実施例の部分斜視図である。 雄型真空金型上の予備成形されたヒート・スプレッダの一実施例の部分斜視図である。 ライナーを熱成形するための雌型熱成形金型の一実施例の展開部分斜視図である。 ライナーを熱成形するための雌型熱成形金型の一実施例の詳細部分斜視図である。 可動性タブ型を備えた雌型熱成形金型の一実施例の詳細部分斜視図である。 熱成形されたライナーの一実施例を示す部分斜視図である。 ライナーを熱成形するための雌型熱成形金型の一実施例の展開部分斜視図である。 ヒート・スプレッダと熱可塑性ライナーの間の熱結合方法を実行するための金型の配置を示す図である。 熱交換器パネル装置の一実施例を示す部分断面図である。 熱交換器パネル装置の一実施例を示す部分断面図である。
以下の開示は、全体的に膨張黒鉛の圧縮粒子からなるシートを含んだヒート・スプレッダを有する熱交換器を記載している。
例えばグラファイト・シートやフォイルのような圧縮膨張黒鉛材料は、コヒーレントであり、良好な取り扱い強度を有し、圧搾ロールなどによって適切に圧縮されて、厚さが約0.05mmから3.75mmで、平均的な密度が約0.4から2.2g/cc以上である。実際上、「シート」であることを考慮すると、膨張黒鉛の圧縮粒子は、約0.6g/cc以上の密度と、本発明に要求される可撓性が必要で、約1.1g/cc以上、より好ましくは約1.5g/cc以上の密度を有するべきである。実際的な見地から、グラファイト・シートは約2.1g/cc未満の密度を有する。ここで「シート」という用語を用いているが、個別のシート以外に、連続的なロール状の材料も意味している。
本発明のヒート・スプレッダを構成するグラファイト・シートは、効率的な使用のためには、約140W/m*K以上のシートの平面と平行な方向の熱伝導率(「平面方向熱伝導度」と称す)が必要である。より有利には、グラファイト・シートの平面方向の熱伝導度は、約220W/m*K以上であり、もっとも有利には、約300W/m*K以上である。もちろん、平面方向熱伝導度が高いほど、本発明のヒート・スプレッダの熱拡散特性はより効率が高くなる。実際的な見地から、800W/m*K以下の平面方向熱伝導度を有する膨張黒鉛の圧縮粒子からなるシートが、必要なもののすべてである。「シートの平面と平行な方向の熱伝導率」や「平面方向熱伝導度」という表現をする理由は、膨張黒鉛の圧縮粒子からなるシートが2つの主表面を有するからであり、「シートの平面と平行な方向の熱伝導率」や「平面方向熱伝導度」は、膨張黒鉛の圧縮粒子からなるシートの主表面に沿った熱伝導度である。面貫通方向熱伝導度、即ち、シートの厚さ方向の熱伝導度は、約12W/m*K未満であり、より好ましくは約9W/m*K未満であり、0.1W/m*K未満である必要は無い。
次に図1Aを参照して、熱素子と構造体アセンブリの間で熱を伝達するための熱交換器10は、ヒート・スプレッダ18とライナー22を備えている。ヒート・スプレッダ18は全体的にライナー22の表面上に設けられている。幾つかの実施例において、構造体アセンブリは屋内と屋外の境界面を含み、例えば床、壁、天井、車道、歩道などである。幾つかの実施例において、熱交換器10は構造体アセンブリと接触するように位置し、即ち建物の部屋の下張り床の下や、下張り床の上、壁の後ろ、又は天井の上などであり、熱素子と構造体アセンブリの間の熱伝達、特に熱流束の流れを向上させるようになっている。他の実施例において、熱交換器10はアウトドア用途に用いられ、例えば熱素子と地表面の間の熱流束の流れを向上させる。熱交換器10は、垂直方向にも、水平方向にも、角度をつけた向きにでも用いることができる。熱交換器10は様々な寸法にすることができ、用途に応じて必要な寸法にすることができる。
ここで開示したグラファイト・シートと対照的に、全体的にアルミニウムからなる従来のヒート・スプレッダは、異方性の熱伝導度を示さず、一般的に面に平行な方向と面に垂直な方向の熱伝導度は、約160〜220W/m*Kの範囲にある。また、従来のアルミニウム・ヒート・スプレッダは、一般的に密度が約2.7g/ccである。
ヒート・スプレッダ18の幾つかの実施例で用いられるグラファイト・シートの追加の特徴として、シートの厚さは、約0.020mmと約10.0mmの間である。幾つかの実施例において、ヒート・スプレッダ18のグラファイト・シートの厚さは、約1.5mm未満である。ヒート・スプレッダ18の可撓性グラファイト・シートは、ロールでも提供され、所望の長さをフラットにして、所望の寸法で切断することができる。さらに、幾つかの実施例において、ヒート・スプレッダ18のグラファイト・シートは、無毒性で、RoHS(特定有害物質使用制限指令)に準拠しており、Underwriters Laboratories UL−94−VO燃焼性規格に従っており、グラファイト・シートを多くの居住用や商業用建物用途に適したものにしている。
再び図1Aを参照して、ヒート・スプレッダ18はライナー22に取り付けられる。ヒート・スプレッダ18をライナー22に接着剤を用いて貼り付けることも、熱接合工程を用いて直接ライナー22に結合することもできる。幾つかの実施例において、ライナー22は熱可塑性又は熱硬化性材料を含み、例えば、ポリエステル、ポリスチレン、ポリエチレン、又はこれらの混合物を含んでいる。一般的に、ライナー・ブランクに金型内で熱と圧力を加えることによる熱成形工程を用いて、ライナー22の形状が与えられる。別の実施例において、ライナー22は所望の形状に押出し成形される。ライナー22にはライナー凹部24が形成される。幾つかの実施例において、例えば図10の例に見られるように、ライナー22は複数のライナー凹部24を有している。図1Aに示されたライナー凹部24は、直線状に配向し、曲線状の断面形状を有しているが、ライナー凹部24は様々な長手方向の形状をとることができ、非線形又は曲線状の長手方向の形状や、例えばU字状の配向を有することができ、図示しない他の様々な断面形状をとることができる。
ライナー凹部24は、全体的に熱素子を収容するための形状をしている。熱素子には、電気抵抗加熱素子を含めることができる。他の実施例において、特に流体輻射加熱と流体輻射冷却の用途で、熱素子として、加熱又は冷却された液体又はガス溶媒を流してヒート・スプレッダ18へ熱を伝達したり吸収したりするチューブを含めることができる。
また図1Aを参照して、ヒート・スプレッダ18には少なくとも1つのスプレッダ溝又はスプレッダ凹部26を含めることができる。幾つかの実施例において、ヒート・スプレッダ18は複数のスプレッダ凹部26を備えている。スプレッダ凹部26の形状は、全体的にライナー凹部24に合致するようになっている。幾つかの実施例において、ヒート・スプレッダ18は可撓性があり、ライナー凹部24の形状に合致するように圧入される。幾つかの実施例において、スプレッダ凹部26には突起領域が形成され、ライナー凹部24に突出し、実質的にライナー凹部24でのライナー22表面と係合する。他の実施例において、ライナー凹部24まで延在したヒート・スプレッダ18の突起領域が、ライナー凹部24の表面と部分的にのみ係合する。
次に図1Aと図1Bを参照して、ライナー22にはライナー22から全体的にヒート・スプレッダ18に向かって突出したスナップ・タブ又は延長タブ30を含めることができる。より具体的には、図1Bに示された一つの実施例に見られるように、延長タブ30はライナー凹部24に突出している。幾つかの実施例において、ヒート・スプレッダ18には全体的に延長タブ30と位置合わせされたタブ隙間空間32が形成されている。タブ隙間空間32には、据え付け時や梱包時、船積み時及び/又は使用時のストレス集中を緩和するための曲率半径をそれぞれ有する内部コーナー34を含めることができる。丸められた内部コーナー34は、スプレッダ凹部26に沿って設けられた隣接したタブ隙間空間32の間に亀裂が成長するのも防ぐことができる。幾つかの実施例において、内部コーナー34は約1mmと約5mmの間の曲率半径を有している。幾つかの実施例において、図1Cに見られるように、ヒート・スプレッダ18がライナー22上に位置した際に、延長タブ30がタブ隙間空間32を通って少なくとも部分的にスプレッダ凹部26に突出する。1つの実施例において、延長タブ30はライナー22から外側に最大距離が約1〜約20mmの範囲で突出する。また別の実施例において、延長タブ30はライナー22から外側に約1〜約5mmの範囲で突出する。延長タブ30は、ライナー22上の他の様々な形状や位置をとることができる。延長タブ30は、ライナー凹部24の全長に渡って延在するわけではなく、延長タブ30はタブ幅を有している。幾つかの実施例において、タブ幅は約5〜50mmの間の範囲である。別の実施例において、タブ幅は約10〜約25mmの間の範囲である。
次に図2を参照して、熱素子14が熱交換器10に設けられている。1つの実施例において、熱素子14はプラスチック又はポリマーのチューブである。特に流体輻射用途において、熱素子14には、架橋ポリエチレン又はPEX配管を含めることができる。延長タブ30が熱素子14と係合することによって、熱素子14はスプレッダ凹部26内に保持される。幾つかの実施例において、延長タブ30は圧縮力を熱素子14に加え、熱素子14をスプレッダ凹部26に押圧し、熱素子14がヒート・スプレッダ18に対して押されることによって、ヒート・スプレッダ18と熱素子14の間の接触面積を増大させる。特にスプレッダ凹部26に沿った熱素子14とヒート・スプレッダ18の間の接触面積を増大させることで、熱素子14とヒート・スプレッダ18の間の熱流束の流れが改善される。幾つかの実施例において、延長タブ30によって加えられる熱素子14に対する圧縮力は、ライナー22とヒート・スプレッダ18の間の他の結合手段や取り付け手段無しに、ヒート・スプレッダ18をライナー22に固定するのに十分である。
次に図3Aを参照して、熱交換器10の1つの実施例では、ライナー22の上に位置したヒート・スプレッダ18と、全体的にヒート・スプレッダ18に向かってライナー22から突出した複数の延長タブ又はスナップ・タブ30を備えている。ヒート・スプレッダ18は、全体的に複数の延長タブ30と位置合わせされた複数のタブ隙間空間32を備えている。各延長タブ30は、ライナー22上に熱成形又は一体成形することができる。各延長タブ30は、熱素子14(図示せず)をスプレッダ凹部26に保持するために、スプレッダ凹部26内にまで延在している。1つの実施例において、図3Bに示すように、隣接するタブ隙間空間32は、空間分離距離38だけ分離されている。各タブ隙間空間32は、空間幅40を備えている。幾つかの実施例において、図3Aと3Bに示すように、空間分離距離38は空間幅40より小さい。他の実施例(図示せず)において、空間分離距離38は空間幅40と等しいか、より大きい。幾つかの実施例において、スプレッダ凹部26に沿って等間隔で間を空けて配置されたタブ隙間空間32を有する熱交換器10を備えることが望ましく、そこでの各空間分離距離38は空間幅40と等しいかより大きい。このような構成は、ヒート・スプレッダ18の隣接するタブ隙間空間32間に亀裂が発生し広がるのを防ぐことができる。例えば、ヒート・スプレッダ18は、ライナー22に取り付けられる前に、スプレッダ凹部26を有するように熱成形することができる。幾つかの実施例において、タブ隙間空間32は、スプレッダ凹部26を熱成形する前に、ヒート・スプレッダ18に形成される。等間隔に間を空けたタブ隙間空間32は、ヒート・スプレッダ18を熱成形する間、亀裂の発生を防ぐことができる。等間隔に間を空けたタブ隙間空間32は、熱素子14からヒート・スプレッダ18への熱伝達を向上させることもでき、局所的なホット・スポットやコールド・スポットを防いで、より均一な床温度勾配を提供する。さらに、等間隔に間を空けたタブ隙間空間32は、熱素子14を手でスプレッダ凹部26に押し込むことによって、非常に容易な取り付けを提供する。即ち、等間隔に間を空けることで、隣接するタブ間に設けられた熱素子14に加わる横方向曲げモーメントを減らすことができる。
図3Aに示すように、幾つかの実施例において、ヒート・スプレッダ18と一緒になったライナー22は、輻射流体温度制御用に下張り床の上又は下に用いられるパネル・モジュールを形成する。一般的に、ライナー22が所望の熱流束の方向と対向したヒート・スプレッダ18の側に来るように、熱交換器10は取り付けられる。例えば、図4に示すように、ヒート・スプレッダ18が下張り床とライナー22の間に来るように、熱交換器10を下張り床の下の床受け梁116の間に設けることもできる。この実施例において、所望の熱流束の方向は、ヒート・スプレッダ18から下張り床118に向かっている。同様な構成において、所望の熱流束の方向が壁又は天井に囲まれた部屋又は周囲に向かうように、熱交換器10を壁の梁の間、又は天井の垂木の間に設けることができる。図4に示した構成において、熱交換器10は、ステープル針、爪、ねじ、又は接着剤で直接下張り床118に接着するなどの様々な固定手段によって、下張り床に固定され、又は同様にして床板や天井に固定される。幾つかの実施例において、ライナー22は可撓性の熱可塑性材料を含んでおり、その可撓性が、床受け梁や支持梁や垂木の間に取り付けることを十分に容易にしている。
図5Aに示すように、複数の熱素子14を収容するために、又は1つの連続した熱素子14の複数の経路を収容するために、熱交換器10は、複数のライナー凹部24を有するライナー22と、複数のスプレッダ凹部26を有するヒート・スプレッダ18を備えることができる。複数の熱素子14又は複数の経路を有する1つの熱素子14を有する熱交換器10の幾つかの実施例において、隣接する熱素子14の間で十分な熱伝達を可能にする程度に十分に間隔を空けたスプレッダ凹部26を設けることが望ましい。グラファイトをヒート・スプレッダ材料に用いることの利点の一つは、ヒート・スプレッダ18の平面方向熱伝導度が向上することである。一般的に、従来のヒート・スプレッダよりヒート・スプレッダ18の平面方向熱伝導度を向上させることで、熱素子14間の間隔を大きくすることができて、材料コスト、作業コストを低減することができる。壁アセンブリから得られる温度分布による望ましくない位置変化を防ぐために、スプレッダ凹部26間の溝間間隔と熱素子14とは、幾つかの要素、即ちヒート・スプレッダ厚さ、ヒート・スプレッダの熱伝導度、対流溶媒流量、温度、そして熱素子の内径などに基づいて選択することができる。1つの実施例において、スプレッダ凹部26間の溝間間隔は、約5インチから20インチの間であって、約0.6g/cc以上の密度と約10mm未満の厚さを有するヒート・スプレッダ18に、広い範囲の動作条件にわたって所望の温度場を提供する。
次に図6を参照して、熱交換器10は、全体的にスプレッダ幅140を有するヒート・スプレッダ18と、全体的にライナー幅146を有するライナー22を備えている。図6に示すように、幾つかの実施例において、ライナー幅146はスプレッダ幅140より小さい。図6に示した実施例において、熱交換器10は、ヒート・スプレッダ18が下張り床118とライナー22の間に位置した、下張り床の下に取り付けられ、所望の熱流束の方向は、下張り床118に向かっている。類似の構成を、壁の後ろや天井の上、又は他の種類の境界界面に沿って取り付けることができ、熱流束の所望の方向が加熱又は冷却したい空間に向くように間隔を空けるように用いられ、図6に示した下張り床118は、壁、天井、又は他の境界表面を代表するものである。図6に示した実施例において、ヒート・スプレッダ18は隣接した床受け梁116の間の距離に略等しいスプレッダ幅140を備えている。当然のことながら、スプレッダ幅140は、床受け梁116の間の距離より小さく、かつライナー幅146より大きく設定できる。幾つかの用途において、ライナー幅146をスプレッダ幅140より小さなサイズに縮小することによって、取り付けが容易になり、温度性能に影響を及ぼすことなく材料コストを低減することができる。幾つかの実施例において、スプレッダ幅140より小さなライナー幅146を有するライナー22が、図1Bと1Cに示すように、ライナー22からライナー凹部24に向かって突出する一つ以上の延長タブ30も備えており、熱素子14をスプレッダ凹部26に固定している。図7を参照して、熱交換器10は、各ライナー幅146がスプレッダ幅140より小さな、複数のスプレッダ凹部26を有する1枚のヒート・スプレッダ18上に設けられた複数のライナー22も備えることができる。この構成は、隣接したライナー22間の不要なライナー材料を取り除くことができるので、熱交換器10の熱性能特性に重大な影響を与えることなく材料コストを低減することができる。当然のことながら、図6と7に示すように、幾つかの実施例において、熱交換器10はヒート・スプレッダ18に結合したライナー22を有するパネル・モジュールに設けることができ、パネルが容易に取り付けられるようになっている。この様なパネルは、所定の長さに切断することができる。幾つかの実施例において、ライナー22とヒート・スプレッダ18は、それぞれ約1.5mm未満の厚さを有する可撓性グラファイトと熱可塑性材料を備えているので、利用者は、従来の手工具を用いてパネルを所望の長さに切断できるので、従来の熱交換器システムと比較して比較的迅速で安価な取り付けが容易にできる。
次に図8を参照して、幾つかの実施例において、熱交換器10は、ヒート・スプレッダ18とライナー22と絶縁層154を備えることができる。この絶縁層154は、指向性の熱流束を絶縁層154から遠ざけるために、ライナー22の所望の熱流束の方向と反対側に、全体的に取り付けられる。1つの実施例において、絶縁層154は、ヒート・スプレッダ18の熱伝導率より低い熱伝導率を有する発泡ポリスチレン(EPS)材料を備えている。例えば、絶縁層154は、約2.0W/m*K未満の熱伝導率を有する材料から作ることができる。他の実施例において、絶縁層154は、約0.5W/m*K未満の熱伝導率を有している。絶縁層154の熱伝導率の技術的な下限値は存在しないが、実際上の下限値は、約0.025W/m*Kに達する。幾つかの実施例において、絶縁層154は熱交換器10の輪郭に沿った表面形状を備えている。幾つかの実施例において、ライナー凹部24やスプレッダ凹部26の長手方向と位置合わせされて、全体的に熱素子14を収容する形状を有する、少なくとも1つの絶縁凹部又は絶縁溝158を備えている。絶縁層154は、約5mmから約500mmの範囲の厚さを有することができる。絶縁層154の厚さの技術的な上限値は存在しないが、実際上の上限値は、約200mmに達する。しかし、幾つかの工業的用途において、絶縁層154の厚さが500mmを超えることがある。一つの実施例において、絶縁層154は、約20から約30mmの厚さを有する発泡ポリスチレン(EPS)で構成されている。ライナー22は、接着剤によって、又は熱接着で、絶縁層154と結合することができるし、幾つかの実施例においては、ライナー22は絶縁層154と全く結合せず、単に絶縁層154の上に載っているだけである。
次に図9を参照して、図8の線B−Bに沿った部分断面図が全体的に示されている。図9に示すように、ライナー22がヒート・スプレッダ18と絶縁層154の間に設けられている。この構成を有する熱交換器10は、下張り床の下や、下張り床の上に設けられた輻射流体加熱冷却用途を含む、様々な用途に用いることができる。例えば、図10に示すように、下張り床上構成を有する床アセンブリ150の1つの実施例を全体的に示す。この実施例において、絶縁層154は下張り床118の上に設けられている。下張り床118は、どのような建物又は材料表面でもよく、例えば削片板や木質複合材や合板やコンクリート、砂礫、金属又は他の種類の室内又は室外構造及び建築材料を含むが、これらに限定するものではない。絶縁層154は、1つの実施例において、中に絶縁凹部158を形成した発泡ポリスチレン(EPS)シートからなる絶縁パネルである。幾つかの実施例において、各絶縁凹部158は、発泡ポリスチレンの離散断面によって形成され、その端部は接触せず、むしろその間に間隙(図示せず)を形成している。熱交換器10は、全体的に絶縁層154の上に設けられている。熱交換器10は、ヒート・スプレッダ18とライナー22を備えている。ライナー22は、熱素子14を収容するための形状をした少なくとも1つのライナー凹部24を備えている。ライナー凹部24を囲む各ライナー領域は、絶縁凹部158に収容され、ライナー22が全体的に絶縁層154の表面形状に合致している。ヒート・スプレッダ18は、少なくとも一枚のグラファイト材料を備えており、ライナー22に対して設けられている。幾つかの実施例において、ヒート・スプレッダ18は接着剤で、又は熱接着的にライナー22と結合している。ヒート・スプレッダ18には、熱素子14を収容するための形状をしたスプレッダ凹部26が形成されている。熱素子14はスプレッダ凹部26に挿入される。外表面152がヒート・スプレッダ18の上に設けられる。幾つかの実施例において、追加の層が外表面152とヒート・スプレッダ18の間に設けられる。例えば、1つの実施例において、ヒート・スプレッダ18がカーペット又は木製フローリング材料で、追加の発泡クッション層を外表面152とヒート・スプレッダ18の間に設けることができる。幾つかの用途において、外表面152は部屋又は周囲とのいかなる境界面でもよく、例えば壁、天井、車道、歩道などである。また図10に示すように、幾つかの実施例において、熱素子14を固定するために、延長タブ30がタブ隙間空間32と位置合わせされている。外表面152は種々の材料で構成することができ、例えば床材料として、タイル、木材、カーペット、コンクリート、石材、大理石等があり、又は壁材料として、石積み壁、石膏ボード、木製パネル、織物、ボール紙などがあるが、これらに限定されるものではない。図11の部分切断斜視図に示すように、各コンポーネントは組み合わされて、床アセンブリ、壁アセンブリ、又は天井アセンブリ150を形成する。
図10の例示的実施例に示すように、床アセンブリ150に含まれるライナー22は、ヒート・スプレッダ表面全体を実質的に裏張りする熱可塑性材料からなる単一のライナー22である。他の実施例において、ライナー22は熱可塑性材料の連続的な1枚でなく、図6、7や12に示すように、代わりに複数の細長いライナー22である。この実施例の各ライナー22は、スプレッダ幅より小さなライナー幅を備え、そこに形成されたライナー凹部24を備えている。幾つかの実施例において、ライナー凹部24はライナー22内に熱成形される。他の実施例において、ライナー22は押出し成形でライナー凹部24を含む形状になる。ライナー22は、ヒート・スプレッダ18の凹部領域と係合する形状のライナー凹部24を含んだ細長い帯状をしている。図13に示すように、幾つかの実施例において、ライナーフランジ142が各ライナー凹部24から外側にフランジ幅144だけ水平方向に延在している。1つの実施例において、フランジ幅144は約5から約200mmの範囲にある。他の実施例において、フランジ幅は約15から約40mmの間である。この構成を用いることで、個々のライナー凹部24間に延在する余分なライナー材料が除去されるので、ライナー材料コストと全体的なシステムコストの両方を削減できる。ライナー凹部24を形成するライナー領域は、全体的に絶縁層154の絶縁凹部158に嵌合する。図12に示すように、幾つかの実施例において、絶縁層154は各絶縁凹部158の各側面に隣接した絶縁溝160を備えている。各絶縁溝160は、ライナー22、具体的にはライナーフランジ142を収容する形状を有しており、ライナー22が各絶縁凹部158と絶縁溝160に挿入された時に、絶縁層154の取り付け面148と略同一平面を構成するようになっている。各ライナー22を収容するための絶縁溝160を設けたことによって、図13に示すように絶縁層154とライナー22が組み合わされた時に、ヒート・スプレッダ18を設けるための略平坦な基板を形成する。この構成は、均一にフローリング又は他の表面を取り付けるための、又は壁アセンブリと係合するための、略均一なヒート・スプレッダ表面を形成する。
次に図14を参照して、1つの実施例において、熱交換器10はヒート・スプレッダ18の上に設けられたシート層又はカプセル封止層を備えている。幾つかの実施例において、ごみやほこりを含んだグラファイト粒子材料が、ヒート・スプレッダ18の表面上又は端部に存在する。幾つかの用途において、この粒子材料はヒート・スプレッダ18が取り付けられた環境を汚染する望ましくない破片やちりを発生させる。シート層50をヒート・スプレッダ18の表面に設けることで、熱交換器10の取り付け時や使用時に、グラファイト粒子材料によって環境が汚染されるのを防ぐことができる。この実施例において、図16に示すように、ヒート・スプレッダ18は第一面102と第二面104を備えている。ライナー22はヒート・スプレッダ18の第一面102に取り付けられ、シート層50はヒート・スプレッダ18の第二面104に取り付けられる。シート層50はシート層厚52を備えている。1つの実施例において、シート層厚52は約10から約50ミクロンである。また別の実施例において、シート層厚52は約12ミクロン以上である。幾つかの実施例において、約12.7ミクロンのシート層厚52が、構造的完全性を犠牲にすることなくヒート・スプレッダ18上に粒子状のごみを含ませないための十分なカプセル効果が発揮できる最小厚さである。幾つかの実施例において、シート層50は実質的に透明なポリエステル(PET)シート又はフィルムである。シート層50はヒート・スプレッダ18の第二面104と同様の広がりをもち、図15に示すように、幾つかの実施例において、スプレッダ凹部26にまで延在するシート層凹部106を形成している。シート層凹部106は全体的に熱素子14を収容するための形状をしている。図示しない別の実施例において、シート層50はスプレッダ凹部26を横断して、熱素子14とヒート・スプレッダ18の両方をカプセル封止する。
ヒート・スプレッダ18をライナー22とシート層50の間に完全に封入するために、シート層50はライナー22に対して封止することができる。1つの実施例において、図17Aに示すように、ヒート・スプレッダ18は第一外周縁60を備えている。図17Bと18Aに示すように、ライナー22は距離Aだけ第一外周縁60を越えて延在する第二外周縁62を備えている。図17Bと18Aに示すように、シート層50も距離Bだけ第一外周縁60を越えて延在する第三外周縁64を備えている。幾つかの実施例において、距離Aは距離Bより長い。第三外周縁64は第二外周縁62の内側に延在し、ライナー表面48に対して下向きに押圧されて、シート層50をライナー22に対して封止する。1つの実施例において、シート層50はライナー表面48及び/又はシート層表面70に置かれた接着剤によってライナー22と結合する。また、1つの実施例において、ライナー22とシート層50の間の空間を真空にすることができ、ヒート・スプレッダ18周りの封止性能を向上させることができる。別の実施例において、シート層50は熱成形工程の間にライナー22と熱結合される。幾つかの実施例において、距離Aは約5から8mmの間であり、距離Bは約3から約6mmの間である。また別の実施例において、距離Aを距離Bで割った比は、約1.1から約1.4の間である。幾つかの実施例において、シート層50はヒート・スプレッダ18を囲む連続的な封止を形成する。
次に図19Aを参照して、ヒート・スプレッダ18とライナー22を備えた改良された熱交換器10の1つの実施例を全体的に示す。ヒート・スプレッダ18はスプレッダ凹部26を備えている。熱素子14がスプレッダ凹部26に設けられている。熱素子14は直径Dを有している。幾つかの実施例において、特に熱素子14がポリマー又は金属のチューブの場合、直径Dは熱素子14の外径である。スプレッダ凹部26の内底からヒート・スプレッダ18の外表面104まで、スプレッダ凹部26は高さHを有する。熱交換器10は、全体的に高さHで直径Dを割ったもの又はD/Hに等しい凹部干渉比を有している。図19Aに示した実施例において、凹部干渉比は1未満であり、熱素子14の外表面はヒート・スプレッダ18の外表面104を越えない。この実施例において、基板又は他の材料(図示せず)がヒート・スプレッダ18の外表面104に対向して設けられた場合に、基板は熱素子14と直接的に接触しない。他の実施例において、凹部干渉比D割るHが約1.0に等しく、基板(図示せず)は、熱素子14と線接触する。また別の実施例において、図19Bに示すように、スプレッダ凹部26の高さHが熱素子14の直径Dより小さく、凹部干渉比が1.0より大きい。この実施例において、熱素子14は縦方向オフセット距離88の分だけヒート・スプレッダ18の外表面104より高くなっている。1つの実施例において、縦方向オフセットは約0.25から約1.5mmの間である。また別の実施例において、凹部干渉比は約15から約30の間である。
1.0より大きな凹部干渉比D割るHを有する熱交換器10では、熱素子14が表面面104上に設けられた追加の層によって、全体的に圧縮されることになる。例えば、1つの実施例において、図19Cに示すように、基板110が1.0より大きな凹部干渉比を有するヒート・スプレッダ18の表面104の上に位置している。基板110は、壁アセンブリで、床パネルが下張り床の上にある構成で、熱交換器10は下張り床の上に設けられている。他の実施例において、基板110は下張り床であり、下にくる構成であって、熱交換器10は床受け梁の間の下張り床の下に設けられる。また別の実施例において、基板110は例えば発泡クッション層のような中間層であり、熱交換器10と床層の間に位置する。図19Cに示すように、熱素子14は、初期位置112から圧縮位置114まで基板110によって圧縮される。熱素子14の圧縮は、熱素子14が変形可能なチューブ、例えばプラスチック又はポリマーチューブで、圧縮性を有する実施例において可能である。基板110による熱素子14の圧縮は、熱素子14をヒート・スプレッダ18に対して押圧することによって、熱素子14とヒート・スプレッダ18の間の熱伝達を向上させる。例えば、幾つかの実施例において、熱素子14は、熱素子14の全長にわたってスプレッダ凹部26の形状に沿って延在せず、代わりに局所的な間隙や分離領域(図示せず)が、熱素子14又はスプレッダ凹部26の幾何学的なばらつきによって生じる。しかし、1.0より大きな凹部干渉比によって基板110で熱素子14を圧縮することで、熱素子14を間隙や分離領域内に圧入することになり、熱素子14とヒート・スプレッダ18の接触面積を増加させる。増加した接触面積は、少なくとも熱素子14とヒート・スプレッダ18の間の熱流束の流れを増大させることによって、ヒート・スプレッダ性能を向上させる。また、熱素子14の圧縮は、熱素子14と基板110の間の接触面積も増加させ、熱流束の所望の方向への熱伝達をさらに増大させる。
幾つかの実施例において、ヒート・スプレッダ18はライナー22上に設けられ、ライナー22は延長タブ30を備えているが、ヒート・スプレッダ18は図1Bに示すタブ隙間凹部を備えていない。代わりに、幾つかの実施例において、ヒート・スプレッダ18はライナー凹部24に挿入されて、全体的にヒート・スプレッダ18の輪郭に一致する。ヒート・スプレッダ18にタブ隙間空間32を備えることなくヒート・スプレッダ18をライナー凹部24に挿入する理由は、熱素子14とヒート・スプレッダ18の間で熱伝達を提供する一方で、熱素子14をスプレッダ凹部26に保持するための固定手段を提供するためである。例えば、図1Bと図2に示すタブ隙間空間32を備えた一つの実施例では、タブ隙間空間32が延長タブ30の侵入を可能にするために、ヒート・スプレッダ18の一部を除去することが必要である。ヒート・スプレッダ18の一部を除去することは、幾つかの用途において、局所的に熱素子14からヒート・スプレッダ18への熱伝達を減少させる。幾つかの用途において、そこで望まれるのは、ライナー22から突出した熱素子14を固定するための延長タブ30が、ヒート・スプレッダ18の大きな部分を除去することなく延長タブ30のための間隙を提供することである。次に図20Aを参照して、ヒート・スプレッダ18はライナー凹部24の輪郭に合致するように設けられたスプレッダ凹部26を備えている。ヒート・スプレッダ18の下の延長タブ30は、ヒート・スプレッダ18をスプレッダ凹部26に向かって押圧して、スプレッダ・タブ28を形成している。図20Aの線20B−20Bに沿った断面図として、図20Bはヒート・スプレッダ18とライナー22の間の間隙130を示している。これは、ヒート・スプレッダ18が延長タブ30の近傍で完全にはライナー凹部24を埋めることができないからである。間隙130を取り除くために、長手方向の細穴又は切り込み46をヒート・スプレッダ18のスプレッダ凹部26に形成することができる。図20Cに示すように、細穴46はヒート・スプレッダ18がより完全にライナー22の輪郭に沿うことを許容する。図20Cと図20Cの線20D−20Dに沿った断面図である図20Dに示すように、延長タブ30の近傍でライナー22に対して局所的にヒート・スプレッダ18を押圧すると、細穴間隙86が形成される。図20Cに示すように、細穴間隙86からライナー22の小さな領域が露出する。図20Eに示すように、ヒート・スプレッダ18がスプレッダ・タブ28の近傍でライナー22との接触を維持しながら、熱素子14をスプレッダ凹部26に挿入することができる。図20Eの線20F−20Fに沿った断面図である図20Fを参照して、熱素子14がスプレッダ凹部26内に設けられると、ヒート・スプレッダ18は延長タブ30とスプレッダ・タブ28の下の領域で、熱素子14とライナー22に挟まれる。従って、延長タブ30周りの領域で、ヒート・スプレッダ18は熱素子14との熱的接触を維持し、幾つかの用途で熱交換性能が向上する。
同様に、次に図21A〜21Fに示した実施例を参照して、U字状切り込み42を、ヒート・スプレッダ18の延長タブ30と重なった領域に形成することができる。この実施例において、U字状切り込み42は延長タブ30の周囲に延在し、U字状切り込み42の長手方向部分は、スプレッダ凹部26の内部に位置している。図21Cと図21Cの線21D−21Dに沿った断面図である図21Dに示すように、U字状切り込み42にはヒート・スプレッダ18に取り付けられ、延長タブ30と重ね合わされるフラップ44が形成される。図21Eに示すように、熱素子14をスプレッダ凹部26内に設けた時に、フラップ44は熱素子14とライナー22の間に挟まれる。図21Eの線21F−21Fに沿った断面図である図21Fに示すように、フラップ間隙84がスプレッダ凹部26に形成され、熱素子14が挿入された時に部分的にライナー22を露出させる。この構成において、図21Fに示すように、ヒート・スプレッダ18は延長タブ30の近傍で熱素子14との熱的接触を維持し、幾つかの用途において熱交換器10の熱的性能が向上する。幾つかの用途において、取り付け時に、ユーザーによって細穴46やU字状切り込み42は形成することができる。ここに記載し、図20A〜20F又は図21A〜21Fに示した熱交換器構成の実施例は、図4〜19Cに示した実施例も含めて、これまでに示した熱交換器の実施例に置き換えて使用可能である。
次に図22Aを参照して、熱交換器パネル200の1つの実施例を全体的に示す。熱交換器パネル200は、第一表面溝206が形成された第一ベース202を備えている。幾つかの実施例において、第一ベース202は木材又は木質複合材料で構成されている。他の実施例において、第一ベース202は他の固形材料、例えば積層合板やプラスチック又はポリスチレン・フォームなどを含めることができるが、これらに限定するものではない。第一表面溝206は、溝かんな、のこぎり、又は他の切断道具を用いて第一ベース202に形成することができる。2つのベース部材の間に間隙を形成することによっても、第一表面溝206を形成することができる。1つの実施例において、図22Aと22Bに示すように、第一表面溝206は矩形断面の溝形状を備えることができる。丸状や湾曲状など、他の第一表面溝206形状を用いることもでき、例えば第一表面溝206は、ヒート・スプレッダ18の輪郭に沿う必要はない。
図22Aに示すように、特定の実施例において、第一ライナー204が第一ベース202に設けられる。幾つかの実施例において、第一ライナー204は約0.25mmから約5mmの間の厚さを有する熱成形プラスチック・シートである。第一ライナー204は、第一ベース202上の第一ライナー204に延在する第一突出領域208を備えている。幾つかの実施例において、図22Bに示すように、第一突出領域208は、第一表面溝206を部分的にのみ埋めている。第一ライナー204の第一突出領域208には、第一ライナー凹部210が形成されている。
第一ヒート・スプレッダ212が、第一ライナー204上に設けられている。第一ヒート・スプレッダ212は、少なくとも1枚の膨張黒鉛の圧縮粒子を備えている。1つの実施例において、第一ヒート・スプレッダ212は約0.6g/ccより大きな密度と約10mm未満の厚さの可撓性グラファイト・シートを備えている。幾つかの実施例において、第一ヒート・スプレッダ212は、第一ヒート・スプレッダ212の両側に設けられた第一と第二封止層を備えている。幾つかの実施例において、各封止層は、約10から約100ミクロンの厚さを有し、第一ヒート・スプレッダ212の各側に積層されるポリエチレン・テレフタレート(PET)フィルムを備えている。また別の実施例において、第一と第二封止層はそれぞれ約25ミクロンの平均厚さを有するPETシートを備えている。第一ヒート・スプレッダ212は、第一ライナー204に接着剤で結合することができる。図22Bに示すように、第一ヒート・スプレッダ212は第一ライナー凹部に延在する第二突出領域214を備えている。幾つかの実施例において、第二突出領域214は、実質的に第一ライナー凹部210の形状に沿う形状をしている。他の実施例において、第二突出領域214は、完全に第一ライナー凹部を埋めることなく、分離間隙が第一ヒート・スプレッダ212と第一ライナー204の間に存在することを許容している。図22Aに示すように、第二突出領域214に第一スプレッダ凹部216が形成されている。図22Bに示すように、第一スプレッダ凹部216は、全体的に熱素子14を収容するための形状をしている。幾つかの実施例において、特に第一表面溝206に隣接した領域で第一ライナー204は第一ベース202に完全に接触してはおらず、第一ベース202と第一ライナー204の間に間隙が形成されている。幾つかの実施例において、第一ライナー204には弾性熱可塑性材料を含めることができて、第一ヒート・スプレッダ212の上にフローリング面が設けられた時に、第一ライナー204は202に対して下向きに押圧されて、第一ライナー204の弾性力が第一ヒート・スプレッダ212を第一ライナー204から遠ざける向きに押圧して、第一ヒート・スプレッダ212とその上に設けられたフローリング面との間の熱的接触を向上させる。第一ヒート・スプレッダ212と第一ライナー204は、例えば釘、針、ねじ又は接着剤を含む様々な固定部材によって、第一ベース202に取り付けることができる。
熱交換器パネル200の一態様は、構造的な負荷を支持可能な木材又は類似の材料からなる第一ベース202を提供する。1つの用途において、熱交換器パネル200は床受け梁に直接取り付けられるモジュラーパネルを提供して、直接搭載された熱交換器を有する下張り床を形成する。また別の実施例において、熱交換器パネル200は既存の下張り床に、下張り床の上に搭載する構成で、直接取り付けることができる。熱交換器パネル200は、構造的な負荷に耐える部材を提供する第一ベース202を備えたモジュラー・アセンブリを設けることができるので、このような装置を用いることで、時間と取り付けコストの節約を実現することができる。
再び図22Aを参照して、幾つかの実施例において、少なくとも1つのスナップ・タブ218が第一ライナー204に一体形成されている。幾つかの実施例において、スナップ・タブ218は熱成形プラスチックで、第一ライナー204と一体成形されている。スナップ・タブ218は、第一ライナー204から外向きに第一ヒート・スプレッダ212に向かって突出している。1つの実施例において、第一ヒート・スプレッダ212にスナップ・タブ218と位置合わせされた第一タブ間隙空間220が形成されており、スナップ・タブ218は第一タブ間隙空間220を通って第一スプレッダ凹部216まで延在している。スナップ・タブ218は、全体的に熱素子14を第一スプレッダ凹部216内に固定するための形状をしている。幾つかの実施例において、細穴46やU字状切り込み42を、少なくとも1つの第一タブ間隙空間220の代わりに用いることができる。同様に、幾つかの実施例において、細穴46やU字状切り込み42と共に、第一タブ間隙空間220を用いることができる。
さらに図22Aを参照して、第二ベース228を枢軸可能に第一ベース202に取り付けて、折り畳み可能な熱交換器パネル200を形成することができる。幾つかの実施例において、第二ベース228は上述の第一ベース202を構成する材料と同様の材料で構成することができる。1つの実施例において、図22Fに示すように、第二ベース228は、第一と第二ベース202,228の間を延在するブリッジによって、第一ベース202に対して折り曲げることができる。折り畳んだ熱交換器パネル200は、下張り床の上に設置するタイプや下張り床の下に設置するタイプの流体輻射加熱及び冷却用途を含めた、様々な用途で利用可能である。熱交換器パネル200を折り畳むことは、パネル装置全体の寸法を削減することによって、船積み、取り扱い、取り付け性能を向上させることができる。第一と第二ベース202,228は、第一と第二ベース202,228の間に延在するヒンジ又はブリッジによって、互いに対して折り畳み可能である。1つの実施例において、図22Cに示すように、第一ヒート・スプレッダ212は第一と第二ベース202,228の間の間隙を横断するように延在して、ヒート・スプレッダ・ブリッジ224を形成する。幾つかの実施例において、ヒート・スプレッダ・ブリッジ224は第一ヒート・スプレッダ212の可撓性グラファイトを備えている。幾つかの実施例において、熱交換器パネル200の折り畳みと曲げ戻しが容易になるように、グラファイト・シートは第一と第二ベース202,228の間の領域で予め曲げられている。また、幾つかの実施例において、追加の柔軟性又は強度を付与するために、ポリエチレン・テレフタレート(PET)の第一と第二層が、第一ヒート・スプレッダ212の両側に設けられている。また、図22Cに示すように、第二ライナー226を第二ベース228と第一ヒート・スプレッダ212の間の第二ベース228に設けることができる。この実施例において、第一ヒート・スプレッダ212は、第一と第二ベース202、228を連続的に横断している。幾つかの実施例において、第二ベース228には第二表面溝234が形成されて、その中を第二ライナー226が延在している。第二スプレッダ凹部232が全体的に熱素子14を収容するための形状をして、第二表面溝234内に延在している。次に図22Dを参照して、別の実施例において、ヒンジ層222が第一と第二ベース202、208の間に延在している。幾つかの実施例において、ヒンジ層222は、可撓性の織物又は布材料を備えている。図22Dに示した実施例において、ヒンジ層222はヒート・スプレッダ・ブリッジ224の下に設けられているか、又は第一ヒート・スプレッダ212と第一、第二ベース202、208の間に設けられている。図22Eに示すように、別の実施例において、第二ヒート・スプレッダ230が第二ベース228上の第二ライナー226の上に位置し、ヒンジ層222が第一と第二ベース202、228の間の枢軸接続を提供する。この実施例において、第一ヒート・スプレッダ212は第一と第二ベース202、228の間の連続的なブリッジを提供しない。また別の実施例において(図示せず)、ヒンジ層222は第一と第二ライナー204、226に接着されて、第一と第二ベース202、228の間で折り曲げ可能な接続を提供している。図22Dに示すように、熱交換器パネル200は自身に対して折り曲げ可能である。図22Dに示す折り曲げ可能なパネルの1つの態様は、折り曲げられた時に、第一と第二ベース202、228が折り曲げられたパネルの外表面を形成する。この構成は、梱包や船積み、貯蔵及び/又は取り付け時に、第一ヒート・スプレッダ212を保護することができる。熱交換器パネル200の1つの実施例は、第一ヒート・スプレッダ212を第一ベース202の上部に持ってくることで、第一ベース202の厚みを最大化して、第一ベース202が熱絶縁材料からなる場合に、その第一ベース202の絶縁効果をさらに向上させる。ベース間に設けた追加のヒンジ層によって、追加のベースを枢軸自在に設けることができ、そのようなアコーディオン・スタイル構成において、各ヒンジ層は隣接したヒンジ層に対して折り曲げることができて、輸送や取り扱い及び/又は取り付けを容易にする。
ヒート・スプレッダを予備形成する方法
本発明の別の実施例は、熱交換器装置で用いるためのヒート・スプレッダの製造方法を提供する。1つの実施例において、グラファイト・シートが熱可塑性ライナーに取り付けられる前に、上述のヒート・スプレッダの形状に予備形成される。1つの実施例において、グラファイト・シート又はスプレッダ・ブランクは、一枚の膨張黒鉛の圧縮粒子を備えている。幾つかの実施例において、グラファイト・シートは約10mmより小さい厚さを備えており、他の実施例において、約5mmより小さい厚さを備えている。1つの実施例において、グラファイト・シートは約2mmより小さい厚さである。全体的に図23に示すように、グラファイト・シート又はスプレッダ・ブランク312は、雄型真空金型314と対応する雌型金型316の間に設けられている。図23は、部分的斜視図であって、実際のスプレッダ・ブランクと成形装置は、より大きな長手方向及び/又は横方向の寸法を有している。
雄型真空金型314は、全体的に雄型真空金型314の本体から外側に延在した1つ以上のスプレッダ溝形成部分318を備えている。雄型真空金型314は、そこからスプレッダ溝形成部分318が延在する1つ以上の真空又は圧力ポートを金型の側面に備えている。各真空ポートは、スプレッダ・ブランク312を雄型真空金型314の表面に保持するためにスプレッダ・ブランク312に対して局所的に加えられる吸引力や減圧力を通す開口部を備えている。図23に示すように、一つの実施例において、スプレッダ・ブランク312は予備形成前にスプレッダ・ブランク312に形成された予備形成タブ間隙空間332を備えている。次に図24を参照して、グラファイト・ヒート・スプレッダを予備形成するために用いられる雌型金型316の1つの実施例を、展開した又は分離した位置で全体的に示す。雌型金型316は、5つの部分を備えている:中央金型320、第一内側チューブ金型322、第二内側チューブ金型324、第一外側チューブ金型326、そして第二外側チューブ金型328である。各部分は、全体的にスプレッダ溝形成部分318が延在する雄型真空金型314の表面に対して垂直な方向に移動自在になっている。雌型金型316の各部分は、全体的に垂直方向に動くが、水平方向には動かない。一つの実施例において、雌型金型316の各部分は、油圧シリンダー及び/又は圧縮バネを用いて移動自在になっている。
グラファイト・ヒート・スプレッダを形成する方法は、幾つかの工程から構成される。図23に示すように、スプレッダ・ブランク312が雄型真空金型314と雌型金型316の間に位置付けられる。1つの実施例において、スプレッダ・ブランク312は予め切断された表面にギザギザのあるグラファイト・スプレッダ材料である。スプレッダ・ブランク312は、その中に切り抜き又はタブ間隙空間332を備えている。1つの実施例において、スプレッダ・ブランク312を各金型と位置合わせするために、中央金型320の中心線に沿って設けられた位置合わせピン(図示せず)が用いられる。次に金型は一体に移動して、各金型が全体的にスプレッダ・ブランク312の表面と接触するようにする。幾つかの実施例において実質的に平坦で、他の実施例において湾曲した輪郭や他の幾何学的特徴を備えた中央金型320が上方に移動して、スプレッダ・ブランク312をスプレッダ溝形成部分318の間で雄型真空金型314に対して押圧する。図25に示すように、中央部分が平坦に押圧されると、自由端部が金型空間に引き込まれる。切り離し工程において、2つの内側チューブ金型322、324が上方に移動して、スプレッダ・ブランク312を各スプレッダ溝形成部分318の側面や底面に対して押圧し、自由端部が金型空間にさらに引き込まれるようになる。切り離し工程において、各外側チューブ金型326、328は雄型真空金型314に向かって移動して、グラファイト・ヒート・スプレッダを形成し、予備形成工程を完了する。次に、真空又は減圧が雄型真空金型314上の1つ以上のポートを通して加えられて、雄型真空金型314に対してヒート・スプレッダを保持しつつ、雌型金型316の各部分がヒート・スプレッダ表面から離脱して、図26に示すように解放自在の真空シールによって雄型真空金型314に固定された予備形成されたヒート・スプレッダが得られる。また図26に示すように、予備形成されたヒート・スプレッダ334は、そこに形成されたタブ隙間空間332を備えている。1つの実施例において、雄型真空金型314は各タブ隙間空間332と位置合わせした切り抜き隙間も備えていて、次に続く工程の間、各延長タブに隙間を許容している。
ライナーを熱成形する方法
本発明のまた別の実施例は、開示された熱交換器に用いるためのライナーの形成方法を提供する。全体的に図27を参照して、ライナーを形成するための工程は、ライナー・ブランク402を雌型熱成形金型404の上に置くことを提供する。幾つかの実施例において、雌型熱成形金型404はその上に設けられた1つ以上の真空又は圧力ポートを備えている。各真空ポートは、開放自在にライナー・ブランク402を雌型熱成形金型404の表面に保持するための吸引力又は減圧力がそこを通ってライナー・ブランク402に加えられる開口部を備えている。雌型熱成形金型404は、1つ以上のライナー凹部チャネル406も備えている。各ライナー凹部チャネル406は、全体的に図1Aに示すライナー凹部24を形成するための所望の形状を有している。幾つかの実施例において、雌型熱成形金型404は、図1Bに例を示す各延長タブ30を形成するための1つ以上のタブ形成部408も備えている。
ライナーを形成するための方法は、ライナー・ブランク402を雌型熱成形金型404に対して位置付ける工程を提供する。ライナー・ブランク402は、雌型熱成形金型404の表面上の1つ以上の真空ポート(図示せず)を通って加えられる減圧によって保持される。ライナー形成工程の1実施例において、個別の成形構造がライナー・ブランク402に対して押圧され、ライナー・ブランク材料が各成形凹部に押し込められて、熱交換器のためのライナーの所望の形状を形成する。ライナー形成工程の別の実施例において、ライナー・ブランク402と雌型熱成形金型404の間に加えられた負圧が、さらに減圧されて、ライナー・ブランク402を変形させ、各ライナー凹部チャネル406のほうへ引っ張ることによって、熱素子を収容するための形状をした1つ以上のライナー凹部を備えた所望の形状を有するライナーが形成される。幾つかの実施例において、ライナー・ブランクは、熱成形工程の前、又はその間に所定の材料の軟化温度まで加熱することができて、ライナー・ブランク402の所望の形状への塑性変形を容易にする。ライナー・ブランク402は、ポリスチレン、ポリエチレン、又は他の熱可塑性材料を含むが、これらに限定されるものではない先に議論したライナー材料のどれかを備えることができる。1つの実施例において、ライナー・ブランク402は変形工程前に約60℃から約180℃の成形温度にまで予備加熱され、ここで成形温度はライナー・ブランク材料の軟化点を示している。また別の実施例において、ライナー・ブランク402は約100℃から約150℃の成形温度にまで予備加熱される。
熱可塑性ライナーを形成する方法の1つの実施例で用いられる雌型熱成形金型404は、図27に示すタブ形成部408を備えている。図1Bに示すように、全体的にライナー・ブランク402が塑性変形してライナー凹部チャネル406を埋めると、ライナー・ブランク材料がタブ形成部408を包んで、ライナー22内に延長タブ30が一体成形される。ライナー・ブランク材料がタブ形成部408の裏面まで形状に沿って延在すると、タブ形成部408は延長タブ30の裏側まで延在しているので、完成したライナーをライナー凹部チャネル406から引き離すのが困難になる。この問題を克服するために、移動自在のタブ形成部408を有する雌型熱成形金型をここに開示する。図28Aを参照して、タブ形成部408がタブ形成部溝414を通って雌型熱成形金型404に延在している。図28Aに示すように、タブ形成部408は第一の成形位置を備えている。成形位置において、タブ形成部408はライナー凹部チャネル406にまで延在している。ライナーの熱成形時に、図28Bに示すように、タブ形成部408はライナー凹部チャネル406から離れる方向に回転して、延長タブ30が一体形成されたライナー又はライナーを有する熱交換器装置を取り外すことができるようになっている。幾つかの実施例において、タブ形成部408はバネによってタブ形成部溝414内の成形位置に弾性的に位置し、熱成形されたライナー又は熱交換器を取り外す時に、図28Aに示す成形位置にまで戻るようになっている。
再び図27を参照して、1つの実施例において、ライナー・ブランク402は、均一なライナー・ブランク厚さ416を有する熱可塑性材料である。ライナー・ブランク402を雌型熱成形金型404内で熱成形すると、均一に平坦なライナー材料が圧力下で変形して、図29に示す熱成形ライナー凹部424を形成する。1つの実施例において、約0.25mmから約2.0mmの間の均一な厚みを有する実質的に平坦なライナー・ブランク402が熱成形されて熱成形ライナー422を形成すると、各熱成形ライナー凹部424には略平坦なライナー本体厚さ416より薄い最小ライナー凹部厚さ426が形成される。例えば、1つの実施例において、略平坦なライナー・ブランク402の均一な厚さ416は、約1.0から約1.5mmの間であり、ライナー熱成形工程後の最小凹部厚さ426は、約0.5から約0.9mmの間である。
一般的に、最小ライナー凹部厚さ426は、ヒート・スプレッダと熱素子を支持するために十分な厚さでなければならない。従って、適切な最小ライナー凹部厚さ426を得るために、熱成形ライナー422の略平坦な領域より多くのライナー材料が必要である。平坦な領域がライナー材料の比較的大きな割合を占めるので(幾つかの実施例において、総ライナー材料の最大90%)、幾つかの用途において、略平坦なライナー本体の厚さを減らす一方で、ヒート・スプレッダと熱素子を支持するために十分な最小ライナー凹部厚さ426を得ることが望ましい。
図30を参照して、非均一な厚さを有するライナー・ブランク402を示す。ライナー・ブランク402は、略平坦なライナー本体を形成する領域に対応した第一厚さ416と、各熱成形ライナー凹部424を形成するより厚い領域420に対応した第二厚さ418を有している。この実施例において、ライナー・ブランク402は所望の第一と第二厚さ416、418を有するように形成される押出し熱可塑性材料を備えている。一般的に、第一厚さ416より厚い第二厚さ418を有するライナー・ブランク402を用いて、より厚い領域は各ライナー凹部チャネル406と位置合わせされることで、最小ライナー凹部厚さ426と略等しい第一厚さ416を有する熱成形ライナー422を得ることができる。1つの実施例において、第一厚さ416が約0.4mmから約0.8mmの間で、第二厚さ418が約1.0mmから約1.5mmの間のものを用いて、第一厚さ416が最小ライナー凹部厚さ426と略等しい熱成形ライナー422を得ることができ、その時の両方の厚さは、約0.4mmから0.8mmの間である。また別の実施例において、第一厚さ416を第二厚さ418で割った比が約0.4から約0.6の間のライナー・ブランク402が用いられる。この構成は、ライナー材料コストと廃棄材料を低減する一方で、ヒート・スプレッダと熱素子の両方を支持するために十分な剛性を提供する。様々な初期厚さを有するライナー・ブランクを用いた熱可塑性ライナーを形成するこの方法は、図3Aに示すライナー22が完全にヒート・スプレッダ18の背面を覆う構成と、図12に示すライナー22がヒート・スプレッダ18の背面を部分的にのみ覆う構成の両方に適用することができる。
熱成形ライナー422の最適な実施例では、熱成形ライナー凹部424に熱素子を保持するために設けられた一つ以上のクリップを備えている。このクリップは、ライナー22に一体成形されるか、熱成形ライナー422に取り付けられるか、熱成形ライナー422の内面に隣接して設けられるか、又はこれらの組み合わせから構成される。代替的に、クリップは延長タブ30に沿って設けられるか、又は延長タブ30の代わりに設けられる。また追加の実施例は、クリップに隣接して設けられるか、より好ましくはクリップに取り付けられる、好ましくは膨張黒鉛の圧縮粒子からなるグラファイト・ヒート・スプレッダの一切れを備えている。
熱交換器の結合方法
本発明の別の実施例は、全体的に図3Aに示す熱交換器10の形成方法を提供する。より具体的には、図26に示す予備形成されたヒート・スプレッダ334を、図29に示す熱成形ライナー422と結合させる工程を提供する。再び図26を参照して、減圧力によって脱着自在に雄型真空金型314に固定された予備形成されたヒート・スプレッダ334を示す。熱成形ライナー422を雌型熱成形金型404から取り外すに先立って、予備形成されたヒート・スプレッダ334がまだ固定されている雄型真空金型314を、図31に示すように、対向する雌型熱成形金型404と位置合わせする。この構成から、ヒート・スプレッダは少なくとも2つの方法でライナーと結合することができる。第一に、予備形成されたヒート・スプレッダ334が熱成形ライナー422を構成する熱可塑性材料の軟化点近傍まで加熱される。幾つかの実施例において、雄型真空金型314も加熱することができて、例えば予備形成されたヒート・スプレッダ334と雄型真空金型314のアセンブリを、雌型熱成形金型404との位置合わせに先立って、オーブンに共に配置することができる。
さらに熱結合工程を用いて、雄型真空金型314を雌型熱成形金型404に対して押圧しながら、予備形成されたヒート・スプレッダ334と熱成形ライナー422の両方を熱可塑性ライナー材料の軟化点近傍まで加熱することによって、予備形成されたヒート・スプレッダ334を熱成形ライナー422に結合することができる。圧縮されたアセンブリを冷却することによって、予備形成されたヒート・スプレッダ334は熱成形ライナー422と熱結合し、例えば流体輻射下張り床上又は下張り床下の加熱及び冷却といった熱伝達用途に適した熱交換器の1つの実施例を形成する。
また、ヒート・スプレッダをライナーに結合させるために、図31の構成から始める接着剤結合工程も採用することができる。接着剤結合工程の1つの実施例において、予備形成されたヒート・スプレッダ334の露出された表面に、脱着自在に雄型真空金型314に保持されながら、接着剤が塗布される。続いて、雄型真空金型314が雌型熱成形金型404に対して押圧されて、接着剤でヒート・スプレッダがライナーと結合する。
上述の方法と対応する図面は、全体的に熱可塑性ライナーが完全にヒート・スプレッダ18の背面を覆っているが、これらの方法は、図12に例示的に示すような熱可塑性ライナーがヒート・スプレッダの背面を部分的にのみ覆っているような他の実施例にも等しく適用可能である。
次に図32に示す1つの実施例を参照して、本発明の熱交換器パネル200は、上にベース・パネル・ヒート・スプレッダ132を有するベース・パネル122を備えている。幾つかの実施例において、ベース・パネル・ヒート・スプレッダ132は、可撓性グラファイトを一枚備えている。幾つかの実施例において、ベース・パネル・ヒート・スプレッダ132は、密度が約0.6g/ccより大きく、厚さが約10mm未満の膨張黒鉛の圧縮粒子からなる一枚以上のシートを備えている。幾つかの実施例において、ベース・パネル・ヒート・スプレッダ132は、接着剤、針、釘、ねじ、又は他の様々な機械的又は接着的固定手段を用いて、ベース・パネル122に固定することができる。第一と第二チャネル・パネル124、126がベース・パネル・ヒート・スプレッダ132の上に設けられて、チャネル・パネル間隙138が第一と第二チャネル・パネル124、126の間に形成される。幾つかの実施例において、各チャネル・パネル124、126は、釘、ネジ、又は針によって直接チャネル・パネル124、126からベース・パネル・ヒート・スプレッダ132を貫通してベース・パネル122へ接続することによって、ベース・パネル・ヒート・スプレッダ132に取り付けることができる。幾つかの実施例において、ベース・パネル122、第一チャネル・パネル124、又は第二チャネル・パネルは、合板を含めた木材又は木質複合材料を備えている。他の実施例において、ベース・パネル122、第一チャネル・パネル124、又は第二チャネル・パネルは、コンクリート、石、プラスチック又は他の複合材料を含めた、但しこれらに限定されない構造的又は建築的材料を備えることができる。幾つかの実施例において、第一と第二チャネル・パネル124、126は、パネル溝138を有する一枚の連続的なパネルから延在することができる。図32に示すように、熱素子14はパネル溝138内に設けて、ベース・パネル・ヒート・スプレッダ132と接触させることができる。
次に、図33に示す熱交換器パネル200の1つの実施例を参照して、ベース・パネル122が、その上に設けられたベース・パネル・ヒート・スプレッダ132を備えている。1つの実施例において、ベース・パネル・ヒート・スプレッダ132は可撓性グラファイト・シートである。第一チャネル・パネル124がベース・パネル122の上に設けられている。第一チャネル・パネル・ヒート・スプレッダ134が第一チャネル・パネル124とベース・パネル・ヒート・スプレッダ132の間の第一チャネル・パネル124に設けられて、第一チャネル・パネル・ヒート・スプレッダ134がベース・パネル・ヒート・スプレッダ132と熱的に接触するようになっている。同様に、1つの実施例において、第二チャネル・パネル126が第二チャネル・パネル126とベース・パネル・ヒート・スプレッダ132の間に設けられた第二チャネル・パネル・ヒート・スプレッダ136を備えていて、第二チャネル・パネル・ヒート・スプレッダ136がベース・パネル・ヒート・スプレッダ132と熱的に接触するようになっている。図33の1つの実施例に示すように、第一チャネル・パネル・ヒート・スプレッダ134は第一チャネル・パネル124の第一間隙端162の周りに延在して、第一チャネル・パネル・ヒート・スプレッダ134がチャネル・パネル間隙138と略対向するようになっている。別の実施例において、第二チャネル・パネル・ヒート・スプレッダ136が第二チャネル・パネル126の第二間隙端164周りに延在して、第二チャネル・パネル・ヒート・スプレッダ136がチャネル・パネル間隙138と略対向するようになっている。また図33に示すように、熱素子14がベース・パネル・ヒート・スプレッダ132、第一チャネル・パネル・ヒート・スプレッダ134、及び/又は第二チャネル・パネル・ヒート・スプレッダ136と熱的に接触している。幾つかの実施例において、図19Bと図19Cに示すように、熱素子14は圧縮されるように設けることができる。幾つかの実施例において、ベース・パネル・ヒート・スプレッダ132、第一チャネル・パネル・ヒート・スプレッダ134、及び/又は第二チャネル・パネル・ヒート・スプレッダ136は、例えばポリエチレン又はポリエチレン・テレフタレートのようなポリマー材料からなり、少なくとも約10ミクロン厚で少なくとも1つの表面上に設けられた少なくとも一層を備えている。
このように、本発明に係る新規で有用な熱交換器と方法の特定の実施例を記載してきたが、このような内容は、以下の請求項を除き、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。

Claims (14)

  1. 約0.6g/cc以上の密度と約10mm未満の厚さを有する膨張黒鉛の圧縮粒子の少なくとも1枚からなり、スプレッダ凹部を形成するヒート・スプレッダと、
    前記ヒート・スプレッダに取り付けられたライナーと、
    前記ライナーから前記ヒート・スプレッダに向かって突出する延長タブと、
    を備えた、熱素子と壁アセンブリの間で熱移動をさせるための熱交換器であって、
    前記延長タブが、前記熱素子を前記スプレッダ凹部に保持するように位置決めされていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記ヒート・スプレッダ内にタブ隙間空間が形成され、
    前記延長タブが前記タブ隙間空間を通り前記スプレッダ凹部内に突出していることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記熱交換器が、前記スプレッダ凹部に沿って前記ヒート・スプレッダ内に形成されたU字状の切り込みを更に備え、
    前記ヒート・スプレッダ内の前記U字状の切り込みに、フラップが形成され、
    前記熱素子が前記スプレッダ凹部に位置決めされた時に、前記ライナーと前記熱素子の間の延長タブに前記フラップが重なり、
    前記フラップが、熱素子と熱接触することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  4. 前記熱交換器が、
    前記ライナーから前記スプレッダ凹部に沿って突出する、それぞれライナーと一体形成された複数の延長タブと、
    前記ヒート・スプレッダ内に複数形成されたタブ隙間空間と、を更に備え、
    前記熱素子を前記スプレッダ凹部にしっかり固定するために、複数の前記延長タブの1つずつが、複数の前記タブ隙間空間の1つを通って突出するように、各タブ隙間空間が複数の前記延長タブと位置合わせされていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  5. 前記熱交換器が、
    外径寸法がDの、前記スプレッダ凹部に設けられた熱素子と、
    前記ヒート・スプレッダ内に形成された高さHのスプレッダ凹部と、を更に備え、
    HでDを割った比である凹部干渉比が、約1.0より大きいことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  6. 約0.6g/cc以上の密度と約140W/m*K以上の平面方向の熱伝導度を有する膨張黒鉛の圧縮粒子の少なくとも1枚からなり、第一面と第二面を有するヒート・スプレッダと、
    前記ヒート・スプレッダの前記第一面に取り付けられたライナーと、
    前記ヒート・スプレッダの前記第二面に取り付けられたシート層と、
    を備えた、熱素子と壁アセンブリの間で熱移動をさせるための熱交換器であって、
    前記シート層が、約10ミクロンと約50ミクロンの間の厚さを有していることを特徴とする熱交換器。
  7. 前記ヒート・スプレッダが、第一外周端を有し、
    前記ライナーが、前記第一外周端より距離Aだけ大きな第二外周端を有し、
    前記シート層が、前記第一外周端より距離Bだけ大きな第三外周端を有し、
    距離Bが距離Aより小さいことを特徴とする請求項6に記載の熱交換器。
  8. 約1.0W/m*K未満の熱伝導度を有し、熱素子を収容するためのパネル溝を備えたパネルと、
    パネル上に設けられ、約140W/m*Kより大きい平面方向の熱伝導度を有する膨張黒鉛の圧縮粒子の少なくとも1枚からなり、前記パネル溝と結合するためのスプレッダ溝が形成されたヒート・スプレッダと、
    前記パネルと前記ヒート・スプレッダの間に位置決めされ、前記スプレッダ溝に向かって突出した延長タブを有する熱可塑性のライナーと、
    を備えた前記熱素子からの熱エネルギーを周囲に分配するための熱交換器。
  9. 前記ヒート・スプレッダに形成されたタブ隙間空間をさらに備え、
    前記延長タブが前記タブ隙間空間を通って突出していることを特徴とする請求項8に記載の熱交換器。
  10. 内に第一表面溝を形成した第一ベースと、
    前記第一ベースに枢動可能に取り付けられた第二ベースと、
    前記第一ベース上に設けられた第一ライナーと、
    前記第二ベース上に設けられた第二ライナーと、
    少なくとも1枚の可撓性グラファイトを備え、前記第一ベースと前記第二ベースに設けられ、前記第一ベースと前記第二ベースの間に可撓性ブリッジを形成するヒート・スプレッダと、
    を備えた熱素子からの熱を周囲に伝達する折りたたみ可能な熱交換器パネル。
  11. 少なくとも1つのスナップ・タブと位置合わせされた第一タブ隙間空間が前記ヒート・スプレッダに形成され、
    前記少なくとも1つのスナップ・タブが、前記タブ隙間空間を通って前記スプレッダ凹部まで延在していることを特徴とする請求項10に記載の熱交換器パネル。
  12. 平面方向熱伝導度が約250W/m*Kより大きくで、厚さが約2ミリメートル未満の少なくとも一枚の可撓性グラファイト・シートと、
    U字状の溝を有する熱可塑性ライナーと、
    前記熱可塑性ライナーと一体成形され、前記U字状の溝に突出した少なくとも1つのスナップ・タブと、
    を備えた熱素子からの熱を周囲に伝達させるための熱交換器装置であって、
    前記可撓性グラファイト・シートが、前記熱素子と前記熱可塑性ライナーの間の前記U字状溝に延在していることを特徴とする熱交換器装置。
  13. ベース・パネルと、
    約0.6g/ccより大きい密度と約10mm未満の厚さを有する膨張黒鉛の圧縮粒子の少なくとも1枚からなり、前記ベース・パネル上に設けられたベース・パネル・ヒート・スプレッダと、
    チャネル・パネル間隙を形成し、前記ヒート・スプレッダ上に設けられたチャネル・パネルと、
    を備えた熱交換器パネル装置。
  14. 熱素子及び前記ベース・パネル・ヒート・スプレッダと熱接触しながら係合する、前記チャネル・パネルと前記ベース・パネル・ヒート・スプレッダの間に設けられたチャネル・パネル・ヒート・スプレッダを更に備えたことを特徴とする請求項13に記載の熱交換器パネル装置。
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