JP3082856U - 床板ユニット - Google Patents

床板ユニット

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JP3082856U JP2001004073U JP2001004073U JP3082856U JP 3082856 U JP3082856 U JP 3082856U JP 2001004073 U JP2001004073 U JP 2001004073U JP 2001004073 U JP2001004073 U JP 2001004073U JP 3082856 U JP3082856 U JP 3082856U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接合が容易で施工時間が短縮できる床板ユニッ
トであって、接合部が緊密で隙間が発生しなく気候の影
響等による熱膨張、収縮が発生しても隙間が発生しな
く、また床板ユニットを敷設する床面に発生する熱を放
熱し、室内温度を調整して床板ユニットの乾燥を保持す
ることのできる床板ユニットを提供する。 【解決手段】接合部材と、弾性部材と、導熱金属プレー
トとによって構成する。該木製プレートの長手方向の一
端縁部を凹状に、他端縁部を凸状に形成し、該凹状部と
凸状部を嵌合して2以上の床板ユニットを接合する。こ
の場合、位置決めブロックと係止プレートとによってな
る接合部材を接合する2枚の床板ユニットの間に設けて
緊密に接合させ、さらに弾性体の両端縁部に掛止部を形
成した弾性部材を該2枚の床板ユニットに跨設して接合
を補強する。また、該導熱金属プレートは、複数の嵌合
突起部を形成し、該木製プレートの上下面に溝部を形成
して、該溝部内に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は住居などの床面に敷設される床板ユニットに関するものであって、 特に複数枚接合して床面に敷設される木製の床板ユニットであって、接合の隙間 が発生しないように緊密に接合しあい、かつ施工の便利な床板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の床板で一般の家庭に見られるものは、例えば図1、図2に開示するよう に木製の床板ユニットを接着剤で貼着するか、もしくは釘によって固定して敷設 する。
【0003】 但し、貼着する場合は、接着剤の選択が難しい。仮に、接着剤の乾燥時間も含 めた施工の時間が長くなると、経済的効果の要件に符合しない。
【0004】 釘で固定する場合は、釘打ちの工程において不正確な動作が発生した場合、も しくは木目の影響を受けた場合、木製の床板ユニットは容易に亀裂が発生する。 また、このように釘打ちの不正確、もしくは木目の影響で亀裂が発生する以外に 、接合の緊密度についても、接着剤による貼着ほど強くはなく、その実用性に限 度がある。
【0005】 また、接着剤、もしくは釘などを介在させて固定した場合、木製の床板ユニッ トは、これを剥がして再度使用することができない。よって床板の一部が汚損、 破損した場合の部分的修理が難しく、新しい床板に交換する場合も作業が不便で ある。
【0006】 さらに、木製の床板ユニットは、熱膨張、もしくは収縮によって、それぞれの 床板の間に隙間が発生するという問題を有する。よって、平均気温が低く、多湿 な気候の地域において木製の床板ユニットを敷設する場合は、暖房機などで室内 の温度を高める必要があり、エネルギーの浪費に繋がる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術による木製の床板ユニットは、前述のように多数の欠点を具え、改 良が望まれている。本考案者は、このような欠点に鑑みて、斯業に長年従事した 経験と専業の技術、知識によって鋭意研究を重ね、この考案による床板の開発に 成功した。即ち、この考案による床板ユニットは、施工する場合、接着剤、もし くは釘などを使用することなく、床板ユニットの貼着、もしくは釘打ちの工程に 係る煩雑な手間を省き、短時間で容易に床板の接合を行うことができ、施工時間 が短縮されて経済的効果を得ることができる床板ユニットを提供することを課題 とする。
【0008】 またこの考案は、接合するそれぞれの床板ユニットの間に隙間が発生すること がなく、緊密な接合が得られるとともに、気候の影響などによる床板ユニットの 熱膨張、収縮から床板ユニット間に隙間が発生する現象を防ぐことのできる床板 ユニットを提供することを課題とする。
【0009】 また、この考案は、床板ユニットを敷設する床面に発生する熱を放熱し、室内 温度を調整して床板ユニットの乾燥を保持することのできる床板ユニットを提供 することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、木製プレートと、接合部材と、弾性部材と、導熱金属プレートとに よって、住居などの床面に敷設される床板ユニットを構成する。該木製プレート は長手方向の端縁部を接合面とし、該接合面となる一端縁部を凸状に形成し、か つ他端縁部を凹状に形成する。また、それぞれの接合面の下方には断面が凹状に 形成される段差部を長手方向に形成に形成するとともに、底面の適宜な位置には 、縦と、横方向の嵌着溝を形成する。さらに、該木製プレートの上下面の相対す る位置には、底面に複数の貫通孔を穿設した溝部を長手方向に複数形成する。
【0011】 また本考案では、該接合部材は位置決めブロックと、係止プレートとによって なり、該位置決めブロックは一側面に凸起した係止端縁部を一体に形成し、該係 止端縁部にゴムパッドを設ける。また該位置決めブロックには該係止プレートを 貫通させる貫通孔を穿設し、該貫通孔の内壁上面は鋸刃状面を形成する。該係止 プレートは上面を係止面とし、該位置決めブロックの内壁上面に形成した鋸刃状 面の鋸刃状に対応する鋸刃状面を形成するとともに、一端には垂直の掛止部を形 成する。
【0012】 また本考案では、該弾性部材は、両端縁部に掛止部をそれぞれ形成してなり、 前記該木製プレート底面の嵌着溝を利用して前記弾性部材を接合する床板ユニッ ト間に跨設する。
【0013】 さらに本考案では、該導熱金属プレートは、複数の放熱孔を穿設し、かつ該放 熱孔を穿設した位置に中空の嵌合突起部を一体に形成し、前記木製プレートの上 下面に形成された溝部内に設ける。
【0014】
【考案の実施の形態】
この考案は、住居などの床面に敷設される床板ユニット木製プレートとであっ て、接合部材と、弾性部材と、導熱金属プレートとによって構成する。該木製プ レートの両端縁部を接合面とし、該接合面となる一端縁部は凹状に、他端縁部は 凸状に形成し、該凹状部と凸状部を接合することによって、2以上の床板ユニッ トを接合して敷設する。この場合、位置決めブロックと係止プレートとによって なる接合部材を接合する2枚の床板ユニットの間に設けて緊密に接合させ、さら に弾性体の両端縁部に掛止部を形成した弾性部材を当該接合する2枚の床板ユニ ットに跨設して接合を補強する。また、該導熱金属プレートは、複数の嵌合突起 部を形成し、該木製プレートの上下面に溝部を形成して、該溝部内に固定する。 かかる床板ユニットの特徴と効果を説明するために、具体的な実施例を挙げ、 図示を参照にして以下に詳述する。
【0015】
【第1実施例】 図3は、この考案による床板ユニットの分解図である。図4は図3に開示する 床板ユニットを組み合わせた状態を示す斜視図である。図5は、図3の床板ユニ ットの断面図である。図示に開示するように、この考案による床板ユニットは、 例えば応接間、台所、浴室など一般の家庭の床面に敷設されるものであって、木 製プレート(1)と、接合部材(2)と、弾性性部材(211)と、導熱金属プ レート(3)とによってなる。
【0016】 該木製プレート(1)は矩形のプレート状に形成され、その長手方向の端縁部 は接合面(10)が形成され、該接合面(10)となる一端縁部は凸状に形成さ れ、他端縁部は凹状に形成される。該接合面(10)となる端縁部の凹状部の溝 の深さは、他端縁部の凸状部のせり出す幅よりやや深くし、木製プレート(1) の凸端縁部と、他の木製プレート(1)の凹状端縁とを接合した場合、該凹状部 の溝内に余剰の空間を設け、該余剰の空間を木製プレート(1)が気候などの影 響で膨張、もしくは収縮した場合の収納空間とする。 また、それぞれの接合面(10)の下方には断面が凹状に形成される段差部( 12)を長手方向に形成に形成し、2枚の木製プレート(1)を接合した場合、 それぞれの木製プレート(1)の段差部(12)によって、接合部材(2)を設 けるための溝部が形成される。
【0017】 また、木製プレート(1)の底面の適宜な位置には、縦と、横方向の嵌着溝( 11)を形成する。縦方向の嵌着溝(11)は、木製プレート(1)の長手方向 に延伸して形成され、横方向の嵌着溝(11)は、2枚の木製プレート(1)を 接合した場合に、対向する位置に形成される。また、木製プレート(1)の上下 面の対応する位置には長手方向に溝部(13)を形成し、該溝部(13)内に嵌 着孔(14)を穿設し、複数の嵌合突起部(4)を形成した導熱金属プレート( 3)を該溝部(13)内に設ける。
【0018】 接合部材(2)は、位置決めブロック(20)と、係止プレート(21)とに よってなり、該位置決めブロック(20)は、一側面が凸起して係止端縁部(2 2)を形成し、該凸起した係止端縁部(22)にはゴムパッド(23)を設ける 。 また、位置決めブロック(20)には、係止プレート(21)を貫通させる貫 通孔(24)を穿設し、該貫通孔(24)の内壁上面は鋸刃状に形成した係止面 (25)とする。係止プレート(21)は上面をプレート係止面(27)とし、 位置決めブロック(20)の内壁上面に形成した係止面(25)の鋸刃状に対応 する鋸刃状面を形成し、他端は垂直の掛止部(26)を形成する。 以上の構成による係止プレート(21)を位置決めブロック(20)の貫通孔 (24)に挿入した場合、係止プレート(21)は、プレート係止面(27)と 、位置決めブロック(20)の貫通孔(24)に形成した係止面(25)の作用 によって、一方向のみに動きが制限される。
【0019】 弾性部材(211)は、例えばこの実施例のようにコイルバネなどの弾性体の 両端縁部に掛止部(212)をそれぞれ形成してなり、2以上の木製プレート( 1)を接合した場合、接合した木製プレート(1)間に跨設し、弾性体の付勢力 によって接合の緊密度を補助する作用を有する。該掛止部(212)は木製プレ ート(1)の底面に形成した縦、横方向の嵌着溝(11)及び段差部(12)に それぞれ掛止される。
【0020】 導熱金属プレート(3)は、短冊状の金属プレートであって、複数の放熱孔( 30)を穿設し、該放熱孔(30)を穿設した位置に中空の嵌合突起部(4)を 一体に形成して、木製プレート(1)の上下面に形成された溝部(13)内に設 け、嵌合突起部(4)を該溝部(13)内に穿設した嵌着孔(14)内に嵌着さ せる。この場合、木製プレート(1)の上面に形成した溝部(13)内に設ける 導熱プレート(3)の嵌合突起部(4)は、木製プレート(1)の下面に形成し た溝(13)内に設ける導熱金属プレート(3)の嵌合突起部(4)に比して直 径を狭くし、該溝部(13)内の嵌着孔(14)内において、上下の嵌合突起部 (4)がオス、メスの関係を構成して互いに嵌合して導熱金属プレート(3)を 該溝部(13)内に固定する。 また、該上下嵌合突起部(4)の中空部が連通することによって、放熱孔(3 0)に放熱効果が具わる。また、導熱金属プレート(3)は、図8に開示するよ うに、一放熱孔(30)と一嵌合突起部(4)のみ形成して、同一溝部(13) 内に複数設けるようにしてもよい。
【0021】 以上の構造による木製プレート(1)などの部材を組み合わせてこの考案によ る床板ユニットを構成する場合は、第1の木製プレート(1)凸状の接合面(1 0)を第2の木製プレート(1)の凹状の接合面(10)に嵌着し、接合部材( 2)を設ける。 この場合、係止プレート(21)の一端の掛止部(26)を第1の木製プレー ト(1)の底面に形成した嵌着溝(11)内に嵌着し、位置決めブロック(20 )は第2の木製プレート(1)の段差部(12)に設ける。同時に、位置決めブ ロック(20)を押して、第2の木製プレート(1)の段差部(12)が、位置 決めブロック(20)の内壁上面に形成した係止面(25)と、これに対応する 係止プレートのプレート係止面(27)との作用によって位置決めされ、かつ緊 密に連結する効果が得られる。また、接合した木製プレート(1)間に弾性部材 (211)を跨設する。
【0022】 次いで、同様に第2の木製プレート(1)の一側面に第3の木製プレート(1 )を連結し、前記と同様に位置決めする。これら複数の木製プレート(1)は、 接合部材(2)と弾性部材(211)の作用によって、木製プレート(1)間に 隙間を生じることなく、緊密に連結することができ、かつその作業も容易で素早 く完成させることができる。
【0023】 導熱金属プレート(3)は、図3、図6に開示するように木製プレート(1) の上下面に形成された溝部(13)内に設け、オス、メスの関係を構成する上下 嵌合突起部(4)を該溝部(13)内において嵌合して導熱プレート(3)を該 溝部(13)内において緊密に固定する。
【0024】 この考案による床板ユニットを実際に接合して敷設する場合、一枚の木製プレ ート(1)を基本プレートとし、接合部材(2)、及び弾性部材(21)によっ てその他木製プレート(1)を一枚ずつ順に嵌着して接合する。よって、基本プ レートとなる木製プレート(1)は、図7に開示する構造の接合部材(21)を 必要とする。 該接合部材(21)は、一端部に翼部(28)を設け、ネジ孔を穿設して固定 ネジで螺着するか、例えば両面接着テープなどで貼着して固定する。よって、基 本プレートとなる木製プレート(1)に接合プレート(21)を確実に固定する ことができ、次いで連結するそれぞれの木製プレート(1)を接合部材(2)と 、弾性部材(211)の作用で確実に連結し、隙間のない緊密な連結を達成する ことができる。 このため、煩雑な施工の工程を必要とせず、かなりの施工時間を効果的に節減 することができる。
【0025】 また、木製プレート(1)は、接合部材(2)と弾性部材(211)とによっ て隙間なく、緊密に結合していいるのみならず、接合部材(2)の位置決めブロ ックの一側面に形成した係止端縁部(22)によってさらに緊密に接合すること ができる。即ち、該凸起した係止端縁部(22)にはゴムパッド(23)を設け るため、係止プレート(21)のプレート係止面(27)が位置決めブロック( 20)の貫通孔(24)内の係止面に係止して完全に位置決めされる以前に、さ らに位置決めブロック(20)を押し圧して、より緊密に位置決めすることがで き、該係止端縁部(22)に設けたゴムパッド(23)の弾性によって、さらに 確実に固定することができる。
【0026】 また、導熱金属プレート(3)は、複数の放熱孔(30)と、中空の嵌合突起 部(4)を形成してなるため、冷熱空気の対流、及び金属材質の導熱特性によっ て、床板ユニットを敷設する床面の熱を室内に放散させる効果を具える。 よって、床板と床面との間に熱水の通過する金属管、もしくはその他熱エネル ギーの流通経路を配設し、木製プレート(1)の底面に設けた嵌合突起部(4) に接触させた場合、該熱水、もしくはその他熱エネルギーによる熱が放熱孔(3 0)と、導熱金属プレート (3)から室内に効果よく放出され、室内の温度を 調整することができるとともに、床板ユニットの乾燥を維持することができ、エ ネルギー資源を効果的に運用することができる。
【0027】
【第2の実施例】 図8にこの考案による床板ユニットの第2の実施例を開示する。図示よれば、 直接木製プレート(1’)上に複数の放熱孔(30’)を穿設して、金属導熱プ レート(3)を設けない。その他部材などは、いずれも第1の実施例と同様に構 成する。第2実施例による床板ユニットは、部材の点数を低減するとともに、施 工時に金属導熱プレート(3)を設ける工程を省くことができる。但し、放熱孔 (30’)の作用によって、同様に優れた放熱効果を具え、エネルギー資源を効 果的に運用することができる。
【0028】 以上は、この考案の好ましい実施例の開示であって、この考案の実施の範囲を 限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、変更であって、この考 案に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの考案の実用新案登録請求の 範囲に属するものとする。
【0029】
【考案の効果】
この考案の床板ユニットは、この考案による床板ユニットは、施工する場合、 接着剤、もしくは釘などを使用することなく接合することができる。よって、床 板ユニットの貼着、もしくは釘打ちの工程に係る煩雑な手間を省き、短時間で容 易に床板の接合を行うことができ、施工時間が短縮されて経済的効果が得られる とともに、接合するそれぞれの床板ユニットの間には隙間が発生することがなく 、緊密な接合が得られ、気候の影響などによる床板ユニットの熱膨張、収縮が発 生しても床板ユニット間に隙間が発生することを防ぐことができ、さらに、床板 ユニットを敷設する床面に発生する熱を放熱し、室内温度を調整して床板ユニッ トの乾燥を保持することのできるなどの優れた効果を具える。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の接着剤で貼着する木製の床板ユニットを
表わす斜視図である。
【図2】周知の釘で固定する木製の床板ユニットを表わ
す斜視図である。
【図3】この考案による床板ユニットの分解図である。
【図4】図3の床板ユニットを組み立て接合した状態を
示す説明図である。
【図5】図3の床板ユニットを組み立て接合した状態を
示す断面図である。
【図6】図3の床板ユニットを組み立て接合した状態を
示す斜視図である。
【図7】この考案による床板ユニットの木製プレートに
対する接合部材の固定方法を示す説明図である。
【図8】他の形態による床板ユニットの斜視図である。
【図9】第2の実施例による床板ユニットの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 木製プレート 10 接合面 11 嵌着溝 12 段差部 13 溝部 14 嵌着孔 2 接合部材 20 位置決めブロック 21 係止プレート 211 弾性部材 212 掛止部 22 係止端縁部 23 ゴムパッド 24 貫通孔 25 係止面 26 掛止部 27 プレート係止面 28 翼部 3 導熱金属プレート 30 放熱孔 4 嵌合突起部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】住居などの床面に敷設される床板ユニット
    であって、木製プレートと、接合部材と、弾性部材と、
    導熱金属プレートとによって構成され、 該木製プレートは長手方向の端縁部を接合面とし、該接
    合面となる一端縁部は凸状に形成され、他端縁部は凹状
    に形成され、かつそれぞれの接合面の下方には断面が凹
    状に形成される段差部を長手方向に形成するとともに、
    底面の適宜な位置には、縦と、横方向の嵌着溝を形成
    し、該木製プレートの上下面の相対する位置には、底面
    に複数の貫通孔を穿設した溝部を長手方向に複数形成し
    てなり、 該接合部材は位置決めブロックと、係止プレートとによ
    ってなり、該位置決めブロックは一側面に凸起した係止
    端縁部を形成し、かつ該係止プレートを貫通させる貫通
    孔を穿設し、該貫通孔の内壁上面は鋸刃状の係止面を形
    成し、該係止プレートは上面を係止面として、該位置決
    めブロックの内壁上面に形成した鋸刃状面の鋸刃状に対
    応する鋸刃状面を形成するとともに、一端には垂直の掛
    止部を形成し、 該弾性部材は、両端縁部に掛止部をそれぞれ形成してな
    り、 該導熱金属プレートは、複数の嵌合突起部を形成し、該
    木製プレートの上下面に形成した該溝部内に設け、該嵌
    合突起部が該溝部の底面に穿設された貫通孔に嵌合する
    ことによって該溝部内に固定され、 該床板ユニットを構成する木製プレートの凹凸状の接合
    面を利用して2以上の床板ユニットを接合し、かつ前記
    接合部材を該木製プレートの段差部に設けるとともに、
    該木製プレート底面の嵌着溝を利用して前記弾性部材を
    接合する床板ユニット間に跨設することによって、該床
    板ユニットを緊密に接合して床板を構成することを特徴
    とする、 床板ユニット。
  2. 【請求項2】該接合部材の係止プレートの一端部に翼部
    を設け、かつ該翼部にネジ孔を穿設して該係止プレート
    を木製プレートにネジで螺着するか、もしくは例えば両
    面接着テープなどで貼着して固定することを特徴とす
    る、 請求項1に記載の床板ユニット。
  3. 【請求項3】前記木製プレートは、接合面となる一端縁
    部の凹状部の溝の深さは他端縁部の凸状部のせり出す幅
    よりやや深くし、該凹状部の溝内に、該木製プレートが
    気候などの影響で膨張、もしくは収縮した場合の収納空
    間となる余剰の空間を設けることを特徴とする、 請求項1に記載の床板ユニット。
  4. 【請求項4】前記位置決めブロックの一側面に凸起した
    形成された係止端縁部には、さらにゴムパッドを設ける
    ことを特徴とする、 請求項1に記載の床板ユニット。
  5. 【請求項5】前記導熱金属プレートは、複数の放熱孔を
    穿設し、かつ該放熱孔を穿設した位置に中空の嵌合突起
    部を一体に形成し、前記木製プレートの上下面に形成さ
    れた溝部内に該導熱金属プレートを設ける場合、該上下
    の嵌合突起部が互いに嵌合することによって、該放熱孔
    と上下嵌合突起部の中空部が連通することを特徴とす
    る、 請求項1に記載の床板ユニット。
  6. 【請求項6】前記導熱金属プレートは、一放熱孔と一嵌
    合突起部のみを形成して、同一溝部内に複数の導熱金属
    プレート設けることを特徴とする、 請求5に記載の床板ユニット。
  7. 【請求項7】前記木製プレートは、上下面に溝部を形成
    しないで、かつ導熱金属プレートを設けることなく、該
    木製プレートに直接複数の放熱孔を穿設することを特徴
    とする、 請求項1に記載の床板ユニット。
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