JP3183505U - 食品切断器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】女性や高齢者であっても小さな力で容易に硬くて大きな食品を切断出来る食品切断器具を提供する。
【解決手段】食品切断器具は、俎板と包丁の組み合わせで構成され、包丁はその先端に近い部分に切り欠き加工が為されてなり、俎板は包丁の刃が当たる部分に溝を有し且つ少なくとも隙間を有する2枚の板状の構成部分が接合され、該隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品には間隔を置いて夫々対向する位置に穴が穿たれており、該穴に棒状の部品を着脱可能に構成されてなる。
【選択図】図1
【解決手段】食品切断器具は、俎板と包丁の組み合わせで構成され、包丁はその先端に近い部分に切り欠き加工が為されてなり、俎板は包丁の刃が当たる部分に溝を有し且つ少なくとも隙間を有する2枚の板状の構成部分が接合され、該隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品には間隔を置いて夫々対向する位置に穴が穿たれており、該穴に棒状の部品を着脱可能に構成されてなる。
【選択図】図1
Description
本考案は、簡単且つ安全に硬くて大きな食品を切断出来る器具に関するものである。
従来から、硬くて大きな食品の切断、例えば大きな魚の頭を二つに割ることや、硬いカボチャの切断、或いは硬くなった鏡餅などの切断は非常に難しくまた危険でもあるため、様々に工夫した器具が用いられている。
硬くて大きな食品の切断、例えば大きな魚の頭を二つに割ることや、硬いカボチャの切断、或いは硬くなった鏡餅などの切断などは、特に女性や高齢者にとっては困難であるという課題があった。
本考案は、これらの課題を解決するために為されたものであって、硬くて大きな食品を切断出来る器具として俎板と包丁の組み合わせで構成され、包丁はその先端に近い部分に切り欠き加工が為されてなり、俎板は包丁の刃が当たる部分に溝を有し且つ少なくとも隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品が接合され、該隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品には間隔を置いて夫々対向する位置に穴が穿たれており、該穴に棒状の部品を着脱可能に構成されてなる。
使用時には、切断対象となる食品の大きさに合わせて、最も使い易い高さの該穴に棒状の部品を挿入し、その棒状の部品に包丁の切り欠き部分を引っ掛けるようにして、かかる棒状の部品と切り欠きの接点を支点として梃子の原理により包丁を押圧することによって、小さい力でも容易に硬くて大きな食品を切断することを可能ならしめるものである。
また、本考案の構成は、大きく硬いものを切断する経過の中で、包丁が食品に食い込んだ状態のまま包丁の先端の切り欠き部を棒状の部品から外し、棒状の部品の位置を下げてから再度棒状の部品に包丁の切り欠き部分を引っ掛け、押圧して行くことにより、段階的に効率よく大きく硬い食品を切断することが出来る。
本考案の食品切断器具は、硬くて大きな食品の切断、例えば大きな魚の頭を二つに割ることや、硬いカボチャの切断、或いは硬くなった鏡餅などの切断などの際に、特に女性や高齢者であっても小さな力で容易にこれらをも切断が出来るという利点がある。
以下、本考案を実施するための形態を図面を用いて説明する。
図1は、本考案に係る本考案に係る食品切断器具の基本的な構成を示す図面代用写真である。本考案は、硬くて大きな食品を切断出来る器具として俎板と包丁の組み合わせで構成され、包丁はその先端に近い部分に切り欠き加工が為されてなり、俎板は包丁の刃が当たる部分に溝を有し且つ少なくとも隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品が接合され、該隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品には間隔を置いて夫々対向する位置に穴が穿たれており、該穴に棒状の部品を着脱可能に構成された食品切断器具である。
硬くて大きな食品の切断、例えば大きな魚の頭を二つに割ることや、硬いカボチャの切断、或いは硬くなった鏡餅などの切断などは、特に女性や高齢者にとっては困難であるが、本考案の器具を用いることで特に女性や高齢者であっても小さな力で容易にこれらをも切断が出来るものである。
従来、硬くて大きな食品の切断のために様々な工夫が為されている。例えば特開2006−223822号公報に開示された方法は、包丁の先端を螺子止めして固定し、梃子の原理を応用して食品の切断を容易ならしめるものであるが、包丁の先端位置が固定されているため、食品の大きさに対応して切断することが出来なかった。
また、実用新案登録第3111491号公報に開示された方法は、包丁に穿たれた穴を二段の係合腕のいずれかに係合して梃子の原理を応用して食品の切断を容易ならしめるものであるが、包丁の左右方向のブレを止める効果がなく、特に出刃包丁などの和包丁の様な片刃のはものを用いると包丁が横に走って垂直に切断出来ないだけでなく、危険でもあった。
さらに実開昭61−35649号公報或いは実開昭61−39054号公報に開示された方法は、包丁の左右のブレを防ぐ効果があるが、梃子の原理を用いることが出来ず、小さな力で硬いものを切断することは出来なかった。
本考案はこれらに鑑みて為されたものであり、硬くて大きな食品を切断出来る器具として俎板と包丁の組み合わせで構成され、包丁はその先端に近い部分に切り欠き加工が為されてなり、俎板は包丁の刃が当たる部分に溝を有し且つ少なくとも隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品が接合され、該隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品には間隔を置いて夫々対向する位置に穴が穿たれており、該穴に棒状の部品を着脱可能に構成されてなる。
ここで、本考案に係る俎板、包丁及び隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品については、図1の図面代用写真により確認出来る。
俎板には、包丁を押し下げて行った際に刃が入り込む溝が備えられている。これは、包丁の先端部を固定して押し下げて行った際に、食品を切り離すためには包丁の手前の部分が俎板の表面より下まで来る必要があることに対応したものである。
また、俎板には前記の溝を挟んで両側に、包丁がその間隙に入るように対向された隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品が設置され、これらはビス等により俎板に固定されている。ここで、本実施例においては該板状の構成部分を有する部品はステンレス製のものを用いたが、十分な強度を有するものであればそのような素材で制作しても問題はない。また、その形状も間隙に包丁が入る略平行な部分を有すればどのような形でも問題ない。さらに、俎板との接合方法もビス止め、螺子止め等に限定されず、接着剤で固定する等の方法を用いても良い。
前記2枚の板状の構成部分を有する部品には間隔を置いて夫々対向する位置に穴が穿たれており、該穴に棒状の部品を着脱可能に構成されている。該穴に棒状の部品を装着し、これに包丁の切り欠き部を引っ掛けるようにして使用する。
図2は、本考案に係る食品切断器具のうち、包丁の切り欠き部を示す図面代用写真である。図面代用写真からわかるように、包丁には略U字型の切り欠きが備えられており、これを前記の棒状の部品に引っ掛け、梃子の原理を応用して小さな力で硬く大きな食品をも切断出来る。
図3は、本考案に係る食品切断器具のうち、多段の構成を示す図面代用写真である。使用時には、切断対象となる食品の大きさに合わせて、最も使い易い高さの該穴に棒状の部品を挿入し、その棒状の部品に包丁の切り欠き部分を引っ掛けるようにして、かかる棒状の部品と切り欠きの接点を支点として梃子の原理により包丁を押圧することによって、小さい力でも容易に硬くて大きな食品を切断することが可能になる。
また、大きく硬いものを切断する経過の中で、包丁が食品に食い込んだ状態のまま包丁の先端の切り欠き部を棒状の部品から外し、棒状の部品の位置を下げてから再度棒状の部品に包丁の切り欠き部分を引っ掛け、押圧して行くことにより、段階的に効率よく大きく硬い食品を切断することが出来る。
以上述べて来たように、本考案の食品切断器具は、硬くて大きな食品の切断、例えば大きな魚の頭を二つに割ることや、硬いカボチャの切断、或いは硬くなった鏡餅などの切断などの際に、特に女性や高齢者であっても小さな力で容易にこれらをも切断が出来、社会と産業に貢献しうるものである。。
Claims (6)
- 硬くて大きな食品の切断に用いる食品切断器具であって、
俎板と包丁の組み合わせで構成され、
包丁はその先端に近い部分に切り欠き加工が為されてなり、
俎板には少なくとも隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品が接合され、
該隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品には間隔を置いて夫々対向する位置に穴が穿たれており、
該穴に棒状の部品を着脱可能に構成されてなることを特徴とする、
食品切断器具。 - 該俎板は
包丁の刃が当たる部分に溝を有することを特徴とする、
請求項1記載の食品切断器具。 - 該隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品は
略平行に設置され、該間隙に包丁を差し込んで用いることを特徴とする、
請求項1記載の食品切断器具。 - 該隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品は
金属製であることを特徴とする、
請求項1記載の食品切断器具。 - 該隙間を有する2枚の板状の構成部分を有する部品は
俎板に強固に固定されてなることを特徴とする、
請求項1記載の食品切断器具。 - 該穴に着脱される棒状の部品は
金属製であることを特徴とする、
請求項1記載の食品切断器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013001135U JP3183505U (ja) | 2013-03-04 | 2013-03-04 | 食品切断器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013001135U JP3183505U (ja) | 2013-03-04 | 2013-03-04 | 食品切断器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3183505U true JP3183505U (ja) | 2013-05-23 |
Family
ID=50427461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013001135U Expired - Fee Related JP3183505U (ja) | 2013-03-04 | 2013-03-04 | 食品切断器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3183505U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9226504B2 (en) | 2010-09-09 | 2016-01-05 | Suncor Energy Inc. | Synergistic paraffinic oil and boscalid fungicides |
US9485988B2 (en) | 2008-06-26 | 2016-11-08 | Suncor Energy Inc. | Turfgrass fungicide formulation with pigment |
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2013
- 2013-03-04 JP JP2013001135U patent/JP3183505U/ja not_active Expired - Fee Related
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US9485988B2 (en) | 2008-06-26 | 2016-11-08 | Suncor Energy Inc. | Turfgrass fungicide formulation with pigment |
US9226504B2 (en) | 2010-09-09 | 2016-01-05 | Suncor Energy Inc. | Synergistic paraffinic oil and boscalid fungicides |
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