JP3183347U - 傾斜した縁を有す器 - Google Patents

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Abstract

【課題】底板の周囲に傾斜した縁を有す器において、複数枚の器を積み重ねた場合に底板表面にキズを付けないように傾斜した縁を有す器を提供する。
【解決手段】底板1の底面3には突出した脚を持たず平坦面とし、複数枚の器を積み重ねる場合には上側器が下側器の内部に嵌って、底板底面3が下側器の表面全体に均一に接するようにしている。また、底板1の四方には縁2a,2a,2b,2bを設けている。縁2a,2bは斜め上方に傾斜している。
【選択図】図1

Description

本考案は底面に脚を有すことなく、積み重ねた場合に表面にキズが付かないようにした器に関するものである。ここで、対象とする器は食べ物を入れる容器である場合、又はお盆も対象とする。
器にもその形態は色々あり、用途に応じて適した形態の器が使用される。そして、器は不使用の場合に小さいスペースに収める為に一般的に積み重ねて収納される。ところで、器の形態によっては積み重ねた場合に、底面に突出して設けた脚が器の表面に接することで該表面にキズが付く。1度や2度でキズ付くことはないが、長年にわたって同じ積み重ねを繰り返すならば、キズが表面化して器の外観が損なわれる。
図7は従来の一般的な器(お盆)であり、その外形は長方形と成っている。同図の(a)は平面図、(b)は底面図を表し、底板(イ)の四方周囲には縁(ロ)、(ロ)・・・が沿設されている。該縁(ロ)、(ロ)・・・は斜め上方へ傾斜し、該器は高さの低い平板状と成っている。
図7(b)には底面図を示すように、底板(イ)の各コーナーにL型の脚(ハ)、(ハ)・・・を突出している。そこで、この平板状の器を積み重ねる場合、脚(ハ)、(ハ)・・・は底板表面の各コーナーに接し、各コーナーにはキズが発生する。例えば、多数枚の器を積み重ねるならばその重量は大きく成り、最下段の器の底板(イ)のコーナーには脚(ハ)、(ハ)・・・が高い面圧で接し、この面圧にてキズが出来る。
図7に示す器では、上記縁(ロ)が斜め上方へ傾斜しているが、底板(イ)から垂直に起立した縁を形成している器も多い。該縁が底板から垂直に起立した器の場合、複数の器を積み重ねるならば、底面の脚は下側器の底板表面に接することはなく、脚は器の内部空間に嵌る位置決め手段として機能する。脚が下側の底板に接することはない為にキズの発生はないが、図7に示す高さが低くて斜め上方へ傾斜した縁を有す平板状の器であれば、該上側に位置する器の脚は下側器の底板表面に接してキズの発生を避けることは出来ない。
実開平5−18369号に係る「プラスチツク製漆器」は、簡単な構造で、見栄えを損なうことなく、漆器自身の滑り止めや振動に対する安定化を図り、また載置面との接触で摩耗損傷等が生じるのを確実に防ぐことが出来る。そこで、本体がプラスチックで成形された漆器において、その底面に弾性材からなる載置部を突設している。このように、載置部(脚)を弾性材で構成するならば、積み重ねた際に載置部が底板面に接してもキズ付くことはない。
しかし、器の底に別部材である弾性材で構成する載置部を取付けなくてはならず、器本体と共に載置部の射出成形をすることは出来ず面倒である。また、弾性材から成る載置部の耐久性は他の部位に比べて低く、しかも外れ落ちることもある。
実開平5−18369号に係る「プラスチツク製漆器」
このように、従来の器には上記のごとき問題がある。本考案が解決しようとする課題はこの問題点であって、多数枚(多数個)を積み重ねても器の底板表面にキズ付くことのない傾斜した縁を有す器を提供する。
本考案に係る器はその外形を四角形や円形などとし、その外形に関しては特に限定はしない。そして、底板の周囲には縁を有し、該縁の形状は外方向へ斜めに傾斜している。傾斜した縁を有すことで器の高さは低くて平板状と成っており、しかし、縁の形状は限定しない。そして、本考案では底板の底面に突出した脚を有しておらず、その為に底面は平坦面としている。
一方、内側から外に向いて僅かに傾斜した傾斜面を有す受け部を形成する場合もある。そして、本考案の器は積み重ねが出来る形状とし、しかも積み重ねた場合に底板の底面が下側器の底板表面に接するように成っている。すなわち、上側器は下側器の内部空間に嵌り、底面が下側器表面の全面にて接することが出来る。
本考案の器は底板の周囲に斜めに傾斜した縁を形成しているが、積み重ねることが出来る。器を積み重ねた場合、底板の上に載った状態となるが、底板表面に従来の器のようにキズが付くことはない。すなわち、本考案の器には底面に突出した脚はなく、該脚を介して下側の器底板表面に高い面圧が作用することはなく、その為にキズが付かない。そして、積み重ねた場合には上側器は下側器の内部に完全にはなって底面が接する為に、複数枚の器を積み重ねた場合の高さは低く収納スペースは小さくなる。
本発明に係る傾斜した縁を有す長方形の器で、(a)は平面図、(b)は底面図。 図1(a)のA−A断面拡大図。 本考案の器を積み重ねた場合の一部断面図。 縁を示す具体例で、(a)は一定高さの縁、(b)は滑らかな山形の縁。 本考案に係る傾斜した縁を有す円形の器で、(a)は平面図、(b)は断面図。 コーナーに傾斜面を有す受け部を設けた底面。 底面に脚を形成している従来の長方形の器。
図1は本考案に係る器を示す具体例であり、(a)は平面図、(b)は底面図である。同図に示す器はその外形を長方形とし、長方形の底板1は平坦な表面4を有し、該底板1の四方には縁2a,2a,2b,2bを設けている。縁2a,2bは図1(a)のA−A断面拡大図を図2に示しているように斜め上方に傾斜している。
図1(b)は本考案の器を示す底面図であるが、底板1の底面3には従来のような脚をコーナーに有しておらず、全体が平坦面と成っている。ただし、模様としての細かい凹凸面とする場合はある。従って、器を積み重ねる場合、上側の器底面3は下側器表面4と全面に亘って接することになり、該表面4に局部的に接することはない。その為に、底板1の表面4には従来のような脚によるキズは発生しない。
図3は器を積み重ねた場合の一部断面を示しているが、このように上側器歯下側器の内部空間に嵌り、そして底面に脚がないことで、底面は下側器の表面に接し、また縁の底面は上面に接することになり、局部的な接触はしない。すなわち、器全面が互いに接する状態で積み重ねられ、上側器が下側器の内部に嵌ることで積み重ね高さは低く成る。
図4は縁2の形状を示す具体例であり、同図の(a)に示す縁2はその高さを一定とし、(b)に示す縁2は中央部を高く成っている。すなわち、滑らかな山形の縁2を形成している。底板1に対して傾斜している限り、同図に示す以外の形状の縁2とすることは自由である。
図5は円形器を表している。この円形器の場合も、円形の底板5の周囲にはリング状の縁6が形成され、該縁6は前記長方形の器の場合と同じように斜め上方へ傾斜している。そして、この円形器の底板5の表面7は平坦面と成っており、同じく底面8も平坦面を形成している。すなわち、底面8に突出した脚を有しておらず、その為に積み重ねた場合には、底板5の底面8は下側器の表面7に接し、外周の傾斜した縁6も互いに接することが出来る。
従って、該上側の円形器は下側器の内部に嵌り、多数枚を積み重ねる場合であっても、最も下段の器には大きな荷重が作用することになるが、全面でもって接することで表面7にはキズが付くことはない。一方、本考案では上記の通り、底面8に脚を持たない器である。しかし、僅かに傾斜した高さの低い受け部を形成する場合がある。
図6はこの受け部9を示す拡大図であり、(a)は底面3のコーナー部を表し、(b)は(a)のB−B断面拡大図である。該受け部9は底面3から僅かに傾斜した傾斜面10を有し、該傾斜面10は二等辺三角形とし、三角形の頂点11が最も高くなっている。ここで、傾斜面10の傾斜角度Θはごく僅かであって、図6(b)は分かり易くする為に誇張した図になっている。
この受け部9を底面3の各コーナーに形成した器は、積み重ねた場合に上記頂点11が下側器表面4のコーナーに接する。しかし、積み重ねる器の枚数が多くなって頂点11に作用する荷重が大きく成るならば、弾性変形して頂点11の周りが接することが出来、表面4のコーナーにキズが発生することはない。
1 底板
2 縁
3 底面
4 表面
5 底板
6 縁
7 表面
8 底面
9 受け部
10 傾斜面
11 頂点

Claims (2)

  1. 底板の周囲に傾斜した縁を有す器において、底板の底面には突出した脚を持たず平坦面とし、複数枚の器を積み重ねる場合には上側器が下側器の内部に嵌って、底板底面が下側器の表面全体に均一に接するようにしたことを特徴とする傾斜した縁を有す器。
  2. 上記底面に僅かに傾斜した受け部を形成した請求項1記載の傾斜した縁を有す器。









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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10507417A (ja) * 1994-10-13 1998-07-21 ソロ カップ カンパニー プラスチックプレートの製造方法
JP2011502892A (ja) * 2007-11-01 2011-01-27 ディクシー コンスーマー プロダクツ エルエルシー アーチ形の底板と急唆な周縁の切り替え部とを有する圧板紙食器

Patent Citations (2)

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