JP3183226U - 引違い戸用仮施錠装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】引違い戸用仮施錠装置100は、一の建具211における召合せ部の対向面を除く一側縁に当接される断面略L字状の当接部及び当該当接部に一端を接合される長尺状のレール部12を有する。さらに、鴨居の下端及び敷居の上端間の内法寸法と略同一の第1の支持手段と、レール部12を嵌入する貫通孔が穿設され、他の建具212における召合せ部の一側縁に嵌合される断面略コの字状の嵌合部21を有し、内法寸法と略同一の第2の支持手段20と、レール部12の長手方向に沿って摺動可能であり、施錠によりレール部12に固定される錠前30と、を備える。
【選択図】図1
Description
また、作業員からは、住まい手から作業場所以外の部屋に勝手に入ったという疑いをもたれることがあるので、トラブルを事前に避けるためにも、簡易的な鍵をつけたいという要望が多い。
また、住宅内の引違い戸に付ける錠は、ねじり錠、クレセント錠又はあおり止めなどのように、部屋の内側から施錠することによって、外部からの進入を防ぐものが多く、部屋の外部から施錠することができないという課題がある。
引違い戸用仮施錠装置100は、図1及び図6に示すように、建物の内部を仕切る引違い戸200の召合せ部201に仮設され、鴨居220の溝222及び敷居230の溝232に沿う建具210の水平移動を施錠により規制する道具であり、後述する第1の支持手段10、第2の支持手段20及び錠前30を備える。
また、本実施形態に係る引違い戸用仮施錠装置100は、第1の支持手段10の高さを微調節することができるため、鴨居220及び敷居230の経年劣化(木材の反り)に伴う鴨居220の下端221及び敷居230の上端231間の内法寸法差にも対応することができ、第1の支持手段10のレール部12と第2の支持手段20の後述する貫通孔21cとの位置合せも容易になるという作用効果を奏する。
このように、本実施形態に係る引違い戸用仮施錠装置100は、第1の調節部13が基材13a、ボルト13b、支持材13c及び緩衝材13dを備えることにより、ボルト13bを回動するだけで第1の支持手段10の高さを簡易に調節することができるという作用効果を奏する。
特に、本実施形態に係る引違い戸用仮施錠装置100は、ボルト13bに蝶ボルトを使用することにより、締緩作業を行う工具を必要とせず、ボルト13bの締め外しを簡易に行うことができる。
また、基材13aは、例えば、略中央に直径10mmの螺子孔を有する縦50mm、横30mm及び厚さ2.3mmの矩形状の金属板であり、横30mmの一辺が、当接部11の上端11a(下端11b)から20mmの位置に、当接部11の長手方向に対して略垂直に溶接される。
また、第1の調節部13は、当接部11及び基材13a間の接合を強固にするために、基材13aの縦50mmの一辺と当接部11とを連結する補強板13eが溶接される。
さらに、支持材13cは、例えば、厚さ3.2mmの鋼板であり、ボルト13bに溶接されると共に、厚さ15mmの硬質ゴムパッキンである緩衝材13dが表面に接着剤で接合されている。
なお、図2及び図4に示す支持材13c及び緩衝材13dは、円柱形状で図示しているが、この形状に限られるものではなく、例えば、緩衝材13dが縦70mm、横30mm及び厚さ15mmの矩形状の板状体であってもよい。
この場合には、第1の調節部13が配設されない当接部11の端部に緩衝材を装着しておくが、当該端部に当接する鴨居220又は敷居230を傷付けないためにも好ましい。
嵌合部21は、例えば、長さ1750mm及び厚さ3mmの略矩形状の金属板を、他の建具212の幅(一側縁212a(マス縁)の寸法)30mmに対応する内寸幅35mmと召合せ部201の重ね代に対応する幅20mmとそれ以外の幅45mmとなるように屈曲させることにより形成される。
また、嵌合部21の貫通孔21cは、例えば、嵌合部21の下端21bから1000mmの位置に、レール部12のレール12bの挿抜可能な幅3mmで穿設される。
また、第2の支持手段20の高さを微調節することができるため、鴨居220及び敷居230の経年劣化(木材の反り)に伴う鴨居220の下端221及び敷居230の上端231間の内法寸法差にも対応することができ、第2の支持手段20のレール部12と後述する第2の支持手段20の貫通孔21cとの位置合せも容易になるという作用効果を奏する。
このように、本実施形態に係る引違い戸用仮施錠装置100は、第2の調節部22が基材22a、ボルト22b、支持材22c及び緩衝材22dを備えることにより、ボルト22bを回動するだけで第2の支持手段20の高さを簡易に調節することができるという作用効果を奏する。
特に、本実施形態に係る引違い戸用仮施錠装置100は、ボルト22bに蝶ボルトを使用することにより、締緩作業を行う工具を必要とせず、ボルト22bの締め外しを簡易に行うことができる。
このため、第2の調節部22における各部材の寸法並びに嵌合部21への取り付け位置及び方法は、第1の調節部13における各部材の寸法並びに当接部11への取り付け位置及び方法と同様であるので、説明を省略する。
この場合には、第2の調節部22が配設されない嵌合部21の端部に緩衝材を装着しておくが、当該端部に当接する鴨居220又は敷居230を傷付けないためにも好ましい。
なお、本実施形態に係る錠前30は、スライド錠のシリンダー錠(例えば、縦25mm、横25mm)であり、ロータの回転によりレール12bの鋸状歯から係脱する施錠片が内蔵される。
まず、作業者は、当接部11の上端11a及び/又は下端11bにある第1の調節部13のボルト13bを回転させて、鴨居220の下端221及び敷居230の上端231間の内法寸法より第1の支持手段10の高さを縮めた状態にする。
引き続き、作業者は、一の建具211の召合せ部201側の一側縁211a(マス縁)に第1の支持手段10の当接部11を当接させ、レール部12のレール12b及び当接部11の内側面間で一の建具211の他側縁211b(ドブ縁)を挟持させる。
引き続き、作業者は、他の建具212の召合せ部201側の一側縁212a(マス縁)と、第2の支持手段20の嵌合部21と、を嵌合させる。
最後に、作業者は、レール部12のレール12bに錠前30を通し、錠前30に付属する鍵で施錠するにより、施錠対象の部屋の出入を禁止することができる。
図8(a)は第2の実施形態に係る第1の支持手段の概略構成を示す斜視図であり、図8(b)は第2の実施形態に係る第2の支持手段の概略構成を示す斜視図である。図8において、図1乃至図7と同じ符号は、同一又は相当部分を示し、その説明を省略する。
なお、本実施形態に係る第1の調節部13(第2の調節部22)は、弾性材13g(弾性材22g)にコイルばねを用いており、コイルばねの螺旋の内部に棒状部材13f(棒状部材22f)の軸を軸通させる構成である。
11 当接部
11a 上端
11b 下端
12 レール部
12a 一端
12b レール
12c ビス
13 第1の調節部
13a 基材
13b ボルト
13c 支持材
13d 緩衝材
13e 補強板
13f 棒状部材
13g 弾性材
20 第2の支持手段
21 嵌合部
21a 上端
21b 下端
21c 貫通孔
22 第2の調節部
22a 基材
22b ボルト
22c 支持材
22d 緩衝材
22e 補強板
22f 棒状部材
22g 弾性材
30 錠前
100 引違い戸用仮施錠装置
200 引違い戸
201 召合せ部
202 戸先部
210 建具
211 一の建具
211a 一側縁
211b 他側縁
212 他の建具
212a 一側縁
212b 他側縁
220 鴨居
221 下端
230 敷居
231 上端
241 一の柱
242 他の柱
Claims (4)
- 建物の内部を仕切る引違い戸の召合せ部に仮設され、鴨居及び敷居の溝に沿う建具の水平移動を施錠により規制する引違い戸用仮施錠装置であって、
前記引違い戸の一の建具における前記召合せ部の対向面を除く側縁に当接される断面略L字状の当接部及び当該当接部に一端を接合される長尺状のレール部を有し、前記引違い戸の鴨居の下端及び敷居の上端間の内法寸法と略同一の第1の支持手段と、
前記レール部を嵌入する貫通孔が穿設され、前記引違い戸の他の建具における前記召合せ部の側縁に嵌合される断面略コの字状の嵌合部を有し、前記引違い戸の鴨居の下端及び敷居の上端間の内法寸法と略同一の第2の支持手段と、
前記レール部の長手方向に沿って摺動可能であり、施錠によりレール部に固定される錠前と、
を備えることを特徴とする引違い戸用仮施錠装置。 - 前記請求項1に記載の引違い戸用仮施錠装置において、
前記当接部及び嵌合部が、前記引違い戸の鴨居の下端及び敷居の上端間の内法寸法より短い長尺状の部材であり、
前記第1の支持手段が、前記当接部の上端及び/又は下端近傍に配設され、前記引違い戸の鴨居の下端及び敷居の上端間の内法寸法に合わせて当該第1の支持手段の高さを調節可能にする第1の調節部を備え、
前記第2の支持手段が、前記嵌合部の上端及び/又は下端近傍に配設され、前記引違い戸の鴨居の下端及び敷居の上端間の内法寸法に合わせて当該第2の支持手段の高さを調節可能にする第2の調節部を備えることを特徴とする引違い戸用仮施錠装置。 - 前記請求項2に記載の引違い戸用仮施錠装置において、
第1の調節部が、螺子切りされた貫通孔を有し、前記当接部に接合される基材と、当該基材の貫通孔に螺合するボルトと、当該ボルトの先端部に接合される支持材と、当該支持材に接合される緩衝材と、を備え、
第2の調節部が、螺子切りされた貫通孔を有し、前記嵌合部に接合される基材と、当該基材の貫通孔に螺合するボルトと、当該ボルトの先端部に接合される支持材と、当該支持材に接合される緩衝材と、を備えることを特徴とする引違い戸用仮施錠装置。 - 前記請求項2に記載の引違い戸用仮施錠装置において、
第1の調節部が、貫通孔を有し、前記当接部に接合される基材と、当該基材の貫通孔に摺動可能に軸通し、一端が当該貫通孔より大きい棒状部材と、当該棒状部材の他端に接合される支持材と、当該支持材に接合される緩衝材と、前記基材及び棒状部材の他端間に挟装される弾性材と、を備え、
第2の調節部が、貫通孔を有し、前記嵌合部に接合される基材と、当該基材の貫通孔に摺動可能に軸通し、一端が当該貫通孔より大きい棒状部材と、当該棒状部材の他端に接合される支持材と、当該支持材に接合される緩衝材と、前記基材及び棒状部材の他端間に挟装される弾性材と、を備えることを特徴とする引違い戸用仮施錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013000869U JP3183226U (ja) | 2013-02-19 | 2013-02-19 | 引違い戸用仮施錠装置 |
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JP2013000869U JP3183226U (ja) | 2013-02-19 | 2013-02-19 | 引違い戸用仮施錠装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3183226U true JP3183226U (ja) | 2013-05-09 |
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ID=50427213
Family Applications (1)
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JP2013000869U Expired - Lifetime JP3183226U (ja) | 2013-02-19 | 2013-02-19 | 引違い戸用仮施錠装置 |
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JP (1) | JP3183226U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114320082A (zh) * | 2022-01-13 | 2022-04-12 | 山东银盾金属制品有限公司 | 一种防烟密封的防盗金库门 |
-
2013
- 2013-02-19 JP JP2013000869U patent/JP3183226U/ja not_active Expired - Lifetime
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